JP2627583B2 - リヤブレーキ取付構造 - Google Patents

リヤブレーキ取付構造

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JP2627583B2
JP2627583B2 JP3078184A JP7818491A JP2627583B2 JP 2627583 B2 JP2627583 B2 JP 2627583B2 JP 3078184 A JP3078184 A JP 3078184A JP 7818491 A JP7818491 A JP 7818491A JP 2627583 B2 JP2627583 B2 JP 2627583B2
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brake
case
transmission case
unit
unit swing
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裕 町田
一興 浮穴
昭夫 矢々崎
恵 岡田
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Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/10Frames characterised by the engine being over or beside driven rear wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニットスイング式エ
ンジンにおけるリヤディスクブレーキ取付構造に関す
る。
【0002】
【従来技術】ユニットスイング式エンジンを搭載した自
動二輪車においては、実開昭62-181490 号公報に示され
るようにユニットスイングケースにブレーキ装置が取付
けられるのが一般的であった。同公報に示されたブレー
キ取付構造を図1に示し簡単に説明する。図1は、ユニ
ットスイングケース01の後部およびその近傍を示した要
部側面図であり、ユニットスイングケース01の前端は車
体フレームに枢支されて、後端は上下に揺動可能であ
り、後端と車体フレームとの間には緩衝器02が架設され
ている。
【0003】かかるユニットスイングケース01の後端に
おいて、ブラケット03がボルト04によって固着され、こ
のブラケット03にディスクブレーキによる制動手段05が
スライドピン06によって支持されている。07はブレーキ
ディスクであり、後輪と一体に回転するブレーキディス
ク07を制動手段05のパッドが挟むようにして制動する。
【0004】
【解決しようとする課題】このように従来のブレーキ装
置はユニットスイングケース01にブラケット03を介して
取付けられるものであったので、ユニットスイングケー
スに特にブレーキ装置の取付構造を必要とし、リヤディ
スク化を面倒なものとしていた。
【0005】また近年自動二輪車においては、同じ基本
エンジンで複数の機種への適用が考えられているが、制
動手段についても基本エンジンにディスクブレーキ仕様
とドラムブレーキ仕様いずれも適用されることが望まし
い。しかるにユニットスイング式エンジンの場合、従来
は前記したようにディスクブレーキによる制動手段をユ
ニットスイングケースに取付けていたが、これをドラム
ブレーキ仕様にも適用しようとなると、大物のスイング
ケース自体を新たにドラムブレーキ用のものに作りかえ
なければならない。特に該ユニットスイング式エンジン
の形態を採る小型・軽量・安価な車両においては、ユニ
ットスイングケースの如き大きな物を新たに用意するの
は極めて不合理である
【0006】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、リヤディスク化が容易で、かつド
ラムブレーキ仕様の制動手段への変更適用が簡単にでき
合理的なリヤディスクブレーキ取付構造を供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、ユニットスイング式エン
ジンを搭載した自動二輪車において、エンジンユニット
と一体に形成されるユニットスイングケース内にエンジ
ン出力を後輪側に伝達するベルトを収納し、前記ユニッ
トスイングケースを挟んで前記ベルトと反対側から車軸
方向にミッションケースを着脱可能に前記ユニットスイ
ングケースの後輪側に取付けミッション室を形成し、前
記ミッションケースにリヤブレーキ装置を取付けること
を特徴とするリヤブレーキ取付構造とした。
【0008】ミッションケースにリヤディスクブレーキ
装置を集約的に取付けることが可能であり、リヤディス
ク化を容易とする。またスイングケースより小さなミッ
ションケースをドラムブレーキ仕様のものに変えれば大
物のスイングケースはそのままにドラムブレーキ仕様に
簡単に変更適用することができる。
【0009】
【実 施 例】以下図2ないし図10に図示した本発明の
一実施例について説明する。本実施例は、スクータ型自
動二輪車100 に適用した例であり、図2は同スクータ型
自動二輪車100 の全体側面図である。
【0010】スクータ型自動二輪車100 は、ヘッドパイ
プ101 から二又に別れて下方へ延出した左右一対のメイ
ンパイプ102 が水平に屈曲して後方へ向い、次いで斜め
上方へ屈曲して立上り部103 を形成し後端において湾曲
して左右パイプが一体に連結して、車体フレームを構成
している。
【0011】ヘッドパイプ101 には、ステアリングステ
ム104 が嵌入され、その上端にハンドル105 が支持さ
れ、下端はフロントフォーク106 に連接され、同フロン
トフォーク106 に前輪107が軸支されている。
【0012】一方メインパイプ102の立上り部103
の下方にユニットスイング式エンジンのパワーユニット
10が揺動自在に配設され、メインパイプ102との間
に緩衝器118が介装され、パワーユニット10の後端
には後輪111が軸支されている。
【0013】パワーユニット10はユニットスイングケー
ス1に覆われており、ユニットスイングケース1の上部
にはエアクリーナ112 やキャブレター113 が配設されて
いる。またメインパイプ102 の左右水平部間には燃料タ
ンク114 が嵌装され、立上り部103 にはパワーユニット
10の上方位置にヘルメットボックス115 が嵌装されて、
ヘルメットボックス115 の上方は開閉自在にシート116
が設けられ蓋を兼ねている。
【0014】図3ないし図7はディスクブレーキ仕様の
ユニットスイング式エンジンのパワーユニット10につい
て示しており、そのうち図3は該パワーユニット10の側
面図であり、図4は図3におけるIV−IV線断面図であ
る。
【0015】パワーユニット10は、前側のエンジンユ
ニット11、中央のベルト伝達機構12および後側のミ
ッションユニット13、リヤホイール14がユニットス
イングケース(L側ケース)1によって一体となって揺
動自在に車体に枢支されている。ユニットスイングケー
ス1は、前側においてクランクケース部1aを形成して
おり、エンジンユニット11の前方へ若干斜め上向きに
突設されたシリンダ15、シリンダ15内のピストン1
6とコンロッド17を介して連接されたクランク軸1
8、クランク軸18の右側端に配設されたACジェネレ
ータ19等をクランクケース部1aがR側ケース36と
ともに一部を覆いながら支持している(図3参照)。
【0016】ユニットスイングケース1は、このクラン
クケース部1aの左側から後方へ延出してスイングアーム
部1bを形成しており、スイングアーム部1bはクランク軸
18の左側端に設けられたドライブプーリ20と後方のドリ
ブン軸23にクラッチ35を介して設けられたドリブンプー
リ21および両プーリ20、21間に架渡されたVベルト22の
右側側壁をなし、左側はスイングケースカバー2によっ
て覆われる。そしてスイングアーム部1bの前端下方にお
いて前方に突出したブラケット1dがメインパイプ102 の
立上り部103 より下方に突設されたブラケット103aにリ
ンク117 を介して連接されている。
【0017】ユニットスイングケース1の後部は、ミッ
ションケース部1cを形成しており、ミッションケース部
1cの右側に取付けられるミッションケース3との間にミ
ッション室4を構成し、同ミッション室4内においてド
リブン軸23の右端が嵌挿され、同ドリブン軸23の右端の
小径ギア24と中間軸26の大径ギア25とが噛合し、中間軸
26の小径ギア27と車軸29の大径ギア28とが噛合して減速
機構が構成されている。
【0018】ミッションケース3の右側に突出した車軸
29にハブ30が嵌合されている。ハブ30から右側へ突出し
たボルト31の頭部にリヤホイール14が嵌挿されナット32
で螺着緊締されるとともに、ハブ30の左側にはブレーキ
ディスク33がボルト34によって螺着されている。
【0019】ユニットスイングケース1のミッションケ
ース部1cの右側に取付けられるミッションケース3は、
図4、図5に示すように右側に凹出してミッション室4
を形成しており、内面にドリブン軸23、中間軸26支持用
の凹部3a、3bと車軸29を貫通支持する円孔3cが形成さ
れ、周縁の数箇所に雌ねじ3dが設けられている。
【0020】ミッションケース3の雌ねじ3dに対応して
ユニットスイングケース1のミッションケース部1cには
円孔が穿設され、ミッションケース3をユニットスイン
グケース1のミッションケース部1cに右側から当てが
い、左側からボルト5により円孔を貫通して雌ねじ3dに
螺合しユニットスイングケース1にミッションケース3
を簡単に固定することができる。
【0021】ミッションケース3の周縁部のうちユニッ
トスイングケース1のミッションケース部1cより外側へ
2箇所ほどはみ出しており、そのうち上方へはみ出した
突出部3eと後方へはみ出した突出部3fにそれぞれ円孔3
g、3hが穿設されている。両突出部3e、3f間にブラケッ
ト6が右側から当てがわれて架設される。
【0022】ブラケット6は、図6および図7に示すよ
うに、中央が屈曲した連結部6aの前後両端に前記ミッシ
ョンケース3の突出部3e、3fの円孔3g、3hに対応する雌
ねじ6b、6cが形成され、前端雌ねじ6b部より上方かつ右
側へ膨出した膨出部6dに左側面から長尺に穿設された円
孔6eが形成され、一方後端雌ねじ6c部より若干前方に寄
って上方へ突出した突出部6fによって前記膨出部6dとの
間に矩形の空間6hが形成され、該突出部6fに円孔6gが穿
設されている。
【0023】かかるブラケット6をミッションケース3
の後方上部に右側から当接し、雌ねじ6b、6cと円孔3g、
3hに一致させてボルト40を嵌挿し螺着してミッションケ
ース3にブラケット6を取り付ける。
【0024】ブラケット6の前側の膨出部6dの円孔6eお
よび後側の突出部6fの円孔6gにスライドピン7、8が嵌
挿されて、スライドピン7、8を介してキャリパー9が
左右に摺動可能に支持される。キャリパー9は、ブラケ
ット6の連結部6aの上方の矩形空間6hにブレーキディス
ク33の上方を跨いで配設され、前方への突出片9aの先端
の円孔9bに基端部を固着されたスライドピン7が右方向
へ突設されていて、同スライドピン7がブラケット6の
前側の円孔6eに摺動自在に嵌挿されて前側を支持され、
後側は下方へ突出した突出部9cに穿設された円孔9dに前
記ブラケット6の後側円孔6gに基端部を固着されて左側
へ突設されたスライドピン8が嵌挿されて支持される。
【0025】したがってキャリパー9は前後のスライド
ピン7、8によってブラケット6に対し左右に摺動自在
に支持される。前側のスライドピン7には、ブラケット
6とキャリパー9との間にブーツ7aが被せられ、後側の
スライドピン8にはキャリパー9の突出部9cの円孔9dよ
り左側へ露出した部分にブーツ8aが被せられている。こ
うしてブレーキディスク33の両側に跨がって配設された
キャリパー9は、ブレーキディスク33の左右両側にパッ
ド9e、9fが設けられて、ピストン9gの作動でパッド9e、
9fがブレーキディスク33を挟み制動する。
【0026】以上のようにディスクブレーキ仕様のパワ
ーユニット10は、ユニットスイングケース1にミッショ
ンケース3を取付けミッションケース3にブラケット6
を介してキャリパー9が取付けられている。このように
ユニットスイングケース1とは別個のミッションケース
3にリヤブレーキ系機能を集約的に取付け、リヤディス
クブレーキのキャリパー9をミッションケース3に取付
けることでリヤディスク化が極めて容易になった。
【0027】またこのパワーユニット10のユニットスイ
ング式エンジンにドラムブレーキを取付けてドラムブレ
ーキ仕様とする場合は、ユニットスイングケース1はそ
のままにミッションケースをドラムブレーキ用のものに
変えればよいものとなっている。
【0028】図8はドラムブレーキ仕様としたときのパ
ワーユニット50の側面図であり、図9は図8における
IX−IX線断面図、図10は図8におけるX−X線断
面図である。前記パワーユニット10とは、ミッション
ケース51およびブレーキ機構とが異なるだけである。
【0029】ミッションケース51は、ユニットスイング
ケース1のミッションケース部1cの右側面に対応して形
成されており、したがってミッションケース3と、概ね
同じ形状をなし、ユニットスイングケース1のミッショ
ンケース部1cに設けられた複数の取付円孔に対応してや
はり雌ねじ51aが形成されていて左側からボルト52によ
って螺着される。該ミッションケース51によりユニット
スイングケース1のミッションケース部1cとの間にミッ
ション室が形成され、その内部のミッション機構は同様
である。
【0030】しかし図10に示すようにミッションケー
ス51の車軸29を貫通支持する円孔51bより斜め後
方位置に円孔51cが穿設されて、同円孔51cにブレ
ーキカム53が回動自在に嵌合されるようになってい
る。また図10に示すようにミッションケース51にお
いて車軸29に関しブレーキカム53と対称な位置にア
ンカーピン54が嵌着されている。
【0031】ミッションケース51より外側へ突出した車
軸29にはホイールハブ兼ブレーキドラム55が嵌合されて
おり、アンカーピン54に軸支されたブレーキシューの外
周を覆っている。ブレーキカム53の右端はカム53aが形
成されブレーキシューの端部に当接しており、左端には
ブレーキカムレバー56が基端部を嵌着されており、ブレ
ーキカムレバー56の先端にはブレーキロッド57が固着さ
れている。なおハブ兼ブレーキドラム55の外周に突設さ
れた複数のボルト58にリヤホイール59の円孔を嵌合して
ナット60で螺着し、リヤホイール59をハブ55に緊締す
る。
【0032】ドラムブレーキ仕様のパワーユニット50は
以上のような構造となり、ミッションケース51に支持さ
れたブレーキカム53を作動することでカム53aがブレー
キシューを外側へ開き、ブレーキドラム55にブレーキラ
イニングを当接して摩擦により制動をかける。
【0033】以上のように本実施例に係るディスクブレ
ーキ取付構造は、小型のミッションケース3を変えるだ
けでドラムブレーキ仕様に変更することができ、同じユ
ニットスイング式エンジンにおいてブレーキ仕様を簡単
に変えることができ、合理的なエンジン形態を実現でき
る。
【0034】前記ディスクブレーキ仕様の場合、キャリ
パー本体がスライドするものであったが、キャリパー本
体を固定としてブラケットを介さずに直接ミッションケ
ースに取り付けることも可能である。この場合のキャリ
パーは対向ピストン方式のもので、かかるキャリパーを
取り付けた場合を図11ないし図13に図示する。
【0035】ミッションケース71は、前記ディスクブレ
ーキ仕様のときのミッションケース3とほぼ同じ形状を
してユニットスイング1のミッションケース部1cに右
側から固定されるが、ミッションケース71の周縁部のう
ちユニットスイング1のミッションケース部1cより外
側へはみ出した突出部71a,71bのうち一方の突出部71
aの位置が前記ミッションケース3と僅かに異なり、後
方に移っている。
【0036】各突出部71a,71bには円孔71c,71dが
穿設されて、同円孔71c,71dにボルト72が各々貫通し
て直接キャリパー73を固定支持するようになっている。
【0037】すなわちキャリパー73は、円孔71c,71d
に対応して雌ねじ部73aを有し、2本のボルト72が左側
からそれぞれ円孔71c,71dを貫通して雌ねじ部73aに
螺合してミッションケース71に直接緊締される。こうし
てミッションケース71の前後の突出部71a,71b間に架
設されたキャリパー73は、ブレーキディスク74の上方を
跨ぐように配設される。
【0038】なおミッションケース71より右側に突出し
た車軸75にハブ76が嵌合され、ハブ76から右側へ突設さ
れたボルト77にリヤホイール78が嵌挿されナット79で螺
着緊締される。
【0039】かかるハブ76の左側にブレーキディスク74
がボルト80によって螺着され、一体に回転するようにな
っている。
【0040】このブレーキディスク74を跨ぐキャリパー
73は、ブレーキディスク74の両側部にブレーキディスク
74を挟んで互いに対向してピストン81,82が設けられ、
両ピストン81,82のヘッド部に接する裏板83,84を有す
る摩擦パッド85,86がブレーキディスク74の両側に配設
されている。摩擦パッド85,86の裏板83,84はキャリパ
ー73の両側部間に架設されたハンガーピン87に摺動自在
に吊設されている。
【0041】したがってキャリパー73の左右シリンダに
圧油が供給されると、左右のピストン81,82が互いに近
づき、摩擦パッド85,86を押圧して摩擦パッド85,86が
ブレーキディスク74を挟み制動をかけることができる。
【0042】このようにキャリパー本体を固定した対向
ピストン方式のキャリパーでも僅かに形状を異にするミ
ッションケース71に直接取付けて使用することができ、
組立工数を減らしコストダウンを図ることができる。
【0043】なお図11および図13に図示するように、ユ
ニットスイングケース1にはミッションケース部1c上部
に緩衝器118 の下端部がボルト119 により取付けられ、
その緩衝器118 の左側に位置するエアクリーナ112 はそ
の底壁後部から下方へ突設されたブラケット112aがユニ
ットスイング1のミッションケース部1cの左側面より膨
出した膨出部1dにボルト120 により螺着されて支持され
ている。そしてブラケット112aは、ユニットスイングケ
ース1への螺着部よりさらに下方へ若干延出して、その
延出部112bとユニットスイングケース1との間に空隙を
形成していて、キャリパー73から延出したブレーキホー
ス88がこの空隙を通ってユニットスイングケース1の上
辺部に沿って途中一部ホルダー89に係止されて前方に向
かっている。
【0044】次に上記例と同様キャリパーがブラケット
を介さず直接にミッションケースに取付けられるもの
で、かつキャリパー本体が摺動するものについて説明す
る。図14および図15はその実施例を示すものである。
【0045】ミッションケース90は、その外周に相隣り
あう突出部90a、90bを有し、同突出部90a、90bに基
端部を固着されてスライドピン91、92が右側へ突設して
おり、同スライドピン91、92にキャリパー93のスライド
部93aの円孔を摺動自在に嵌挿して支持されるようにし
ている。このようにキャリパー取付部がキャリパーのス
ライド部を兼用する構造にしてミッションケース90に直
接キャリパー93が支持されるようにすることができ、低
コスト化を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は、ユニットスイングケースと別
体のミッションケースにリヤディスクブレーキ装置を取
付けたことで、リヤディスクブレーキをミッションケー
スに集約的に取付けが可能でリヤディスク化を容易とし
ている。また小型のミッションケースを変えればドラム
ブレーキ仕様に簡単に変更できるので合理的かつ理想的
なエンジン形態を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブレーキ取付構造を示す要部側面図であ
る。
【図2】本発明に係る一実施例のスクータ型自動二輪車
の全体側面図である。
【図3】同実施例のパワーユニットの側面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】ミッションケースおよびキャリパーの取付構造
を示す側面図である。
【図6】ブラケットの側面図である。
【図7】図5のVII −VII 線断面図である。
【図8】ドラムブレーキ仕様のパワーユニットの側面図
である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】図8のX−X線断面図である。
【図11】別のディスクブレーキ仕様のパワーユニットの
側面図である。
【図12】図11のXII−XII線断面図である。
【図13】同要部後面図である。
【図14】別実施例のリヤディスクブレーキ装置の側面図
である。
【図15】図14のXV−XV線断面図である。
【符号の説明】
1…ユニットスイングケース、2…スイングケースカバ
ー、3…ミッションケース、4…ミッション室、5…ボ
ルト、6…ブラケット、7,8…スライドピン、9…キ
ャリパー、10…パワーユニット、11…エンジンユニッ
ト、12…ベルト伝達機構、13…ミッションユニット、14
…リヤホイール、15…シリンダ、16…ピストン、17…コ
ンロッド、18…クランク軸、19…ACジェネレータ、20
…ドライブプーリ、21…ドリブンプーリ、22…Vベル
ト、23…ドリブン軸、24,25…ギア、26…中間軸、27,
28…ギア、29…車軸、30…ハブ、31…ボルト、32…ナッ
ト、33…ブレーキディスク、34…ボルト、35…クラッ
チ、36…R側ケース、40…ボルト、50…パワーユニッ
ト、51…ミッションケース、52…ボルト、53…ブレーキ
カム、54…アンカーピン、55…ハブ兼ブレーキドラム、
56…ブレーキカムレバー、57…ブレーキロッド、58…ボ
ルト、59…リヤホイール、60…ナット、71…ミッション
ケース、72…ボルト、73…キャリパー、74…ブレーキデ
ィスク、75…車軸、76…ハブ、77…ボルト、78…リヤホ
イール、79…ナット、80…ボルト、81,82…ピストン、
83,84…裏板、85,86…摩擦パッド、87…ハンガーピ
ン、88…ブレーキホース、89…ホルダー、90…ミッショ
ンケース、91,92…スライドピン、93…キャリパー。10
0 …スクータ型自動二輪車、101 …ヘッドパイプ、102
…メインパイプ、103 …立上り部、104 …ステアリング
ステム、105 …ハンドル、106 …フロントフォーク、10
7 …前輪、111 …後輪、112 …エアクリーナ、113 …キ
ャブレター、114 …燃料タンク、115 …ヘルメットボッ
クス、116 …シート、117 …リンク、118 …緩衝器、11
9 ,120 …ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 恵 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−98687(JP,A) 実開 昭62−181490(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットスイング式エンジンを搭載した
    自動二輪車において、エンジンユニットと一体に形成されるユニットスイング
    ケース内にエンジン出力を後輪側に伝達するベルトを収
    納し、 前記ユニットスイングケースを挟んで前記ベルトと反対
    側から車軸方向にミッションケースを着脱可能に前記ユ
    ニットスイングケースの後輪側に取付けミッション室を
    形成し、 前記ミッションケースにリヤブレーキ装置を取付けるこ
    とを特徴とするリヤブレーキ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記リヤブレーキ装置は、ディスクブレ
    ーキ装置であることを特徴とする請求項1記載のリヤブ
    レーキ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記リヤブレーキ装置は、ドラムブレー
    キ装置であることを特徴とする請求項1記載のリヤブレ
    ーキ取付構造。
JP3078184A 1991-01-23 1991-03-19 リヤブレーキ取付構造 Expired - Lifetime JP2627583B2 (ja)

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JP3078184A JP2627583B2 (ja) 1991-01-23 1991-03-19 リヤブレーキ取付構造

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JP3-21351 1991-01-23
JP2135191 1991-01-23
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JPH04292291A JPH04292291A (ja) 1992-10-16
JP2627583B2 true JP2627583B2 (ja) 1997-07-09

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ID=26358393

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