JP2626794B2 - 単ロールによる直接鋳造方法 - Google Patents

単ロールによる直接鋳造方法

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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0611Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は溶融金属から直接に線若しくは薄板等を製造
する直接鋳造方法に関し、詳しくは単ロールによる線若
しくは薄板等の直接鋳造方法に関する。
(従来の技術) 近年、溶融金属を急冷凝固させて微細結晶質の線材や
薄板又は金属箔等の材質特性の優れた材料を製造する方
法の実用化が積極的に推進されている。
この急冷凝固材料の用途としてはトランス材料、磁気
シールド材、ステンレス触媒等の多用途開発が進められ
ており、現状の小規模生産から多量生産技術の確率が急
務となっている。
多量生産を確立するためには、単位時間当りの生産能
率向上に合せて急冷凝固鋳造設備の長時間安定稼働が大
切な要件となる。しかし、単ロール式急冷凝固鋳造設備
を長時間運転すると急冷凝固ロールにロール疵が発生
し、これに起因して製品の特性劣化や疵欠陥が生じるこ
ととなる。
この理由から、長時間運転を行うには、ロール表面性
状の安定維持技術が必須となる。そこで、この対策とし
てロール表面をオンラインで研削する方法や、特開昭62
−166058号公報及び特開昭62−166059号公報に開示され
ているように、ロール研磨とともに表面粗度を良好にし
たり、溶融金属とぬれ性の良いメッキ膜を形成したりし
て品質向上を図ることが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、オンライン研削法ではいかに研削粉の
除去を行っても、ロール回転が例えば15〜35m/secと速
いために研削粉がロール表面に残留し、逆にピンホール
等の欠陥を招来することになる。又、特開昭62−166058
号公報及び特開昭62−166059号公報に開示されているよ
うに表面粗度を良好にしたりメッキ膜を形成したりして
も、長時間の稼働に伴ってこの効果は減少し、前記オン
ライン研削法と同様の問題点を有する。
そこで本発明は、線若しくは薄板等の急冷凝固鋳造の
長時間稼働を実現し、しかも何ら鋳造品質を損なうこと
のない鋳造方法を提供する。
(課題を解決するための手段) 本発明は、溶融金属をノズルから回転中の単ロール表
面に押しだし、該ロール表面で急冷して凝固させる直接
鋳造方法において、該溶融金属の押しだしノズル幅に対
しロール幅を少なくとも2倍とし、該ロールの急冷稼働
面を所定の鋳造間隔毎に変位させつつ鋳造するととも
に、変位させた後の前回急冷稼働面の研削と研削粉の除
去を行い、研削段差を10μ以下とすることを特徴とする
単ロールによる直接鋳造方法である。
以下、本発明の単ロールによる直接鋳造方法について
述べる。
本発明者等は単ロールにより溶融金属を急冷凝固させ
て直接鋳造するに際して、実用化及び経済的な製造の
ためには長時間の連続鋳造が可能であること、長時間
鋳造を行っても鋳片欠陥の増加あるいは材質特性の劣化
を生じないことを条件とし、この条件を満足するために
は、溶融金属を急冷凝固させる単ロールの急冷稼働面の
疵及び粗度を初期条件に維持すればよいことを知見し
た。本発明はこれ等の知見に基くものである。
第1図には、本発明における急冷稼働面の変位につい
て示す。
第1図(a)に示すように、溶融金属容器1に給湯さ
れた溶融金属はノズル2から押しだされて単ロール軸3
を介して回転する単ロール4に滴下され、急冷凝固す
る。急冷凝固帯は後面の巻取機5によって薄板8として
巻取られるか、あるいは単ロール4の高速回転によって
直接寸断されて小片となって材料受け(図示せず)に集
積されつつ製造される。
この単ロール4による急冷凝固は、同一の急冷稼働面
で5〜10分間以上継続すると表面にロール疵が発生し、
鋳片にこの疵が転写されて表面欠陥、あるいはこの疵に
起因した材質特性の低下等が生ずる。そこで溶融金属容
器1と巻取機5を同調シフトさせるか、あるいは単ロー
ル4のみをシフトさせるかのいずれかによって、単ロー
ル4のAゾーンからBゾーン、更にはCゾーンへと、所
定鋳造間隔毎に単ロール4の急冷稼働面を変位させつつ
連続鋳造する。
第1図(b)には線材9の鋳造の場合を示すが、この
場合も前記と同様の手順で行う。
このように、所定鋳造間隔毎に急冷稼働面を変位更新
することによって、常に初期条件での鋳造が可能とな
り、連続化による生産能率や歩留の向上と鋳造材の欠陥
発生防止や特性劣化等の防止が可能となるが、この急冷
稼働面の変位だけでは、各ゾーンを1回使用しただけで
終わりである。そこで本発明は、急冷稼働面の変位に加
えて非稼働時の研削を行うこととした。
すなわち、第2図に本発明の直接鋳造方法の例を示す
ように、単ロール4のA〜Cゾーンにかけて急冷稼働面
を所定鋳造間隔毎に変位させるが、このA〜Cゾーンの
変位とともに、現在非稼働となっている前回の急冷稼働
面を研削機6で研削し、研削粉をブラシロール7で除去
しつつ変位鋳造と研削を繰り返し行う。このシフトによ
る変位鋳造と研削の組合せによって、常に単ロール4の
急冷稼働面の疵あるいは粗度を初期条件の状態に維持し
て繰り返し鋳造できる。
また、シフトによる変位鋳造を行うにはノズル2と単
ロール4の幅方向の相対移動速度が重要であり、移動速
度をVN、ロール回転速度をVRとすればVN<0.05VRを満足
しなければ鋳造中にノズルからの湯の供給がスムーズに
いかず、薄板や線が破断したり、表面性状劣化が生じた
りする。さらに、移動速度VN<0.001VRとすることが好
ましい。
さらにまた、単ロール4を研削しつつ変位を繰り返す
と、単ロール4の表面に第3図(a)、(b)に示すよ
うな段差10を伴うことになる。この段差は従来の知見で
は薄板の表面性状を良好に保つうえからあってはならな
いものであるが、本発明ではこの段差はA⇔B、B⇔C
ともに10μ以下になるように各ゾーンにおける鋳造と研
削を繰り返し行う。
例えばAゾーンで研削厚み3μ以下に相当する所定鋳
造間隔が5〜10分である場合、この所定鋳造間隔だけ鋳
造を行ってBゾーンに変位させる。次にBゾーンで鋳造
中に研削機6でAゾーンを3μ研削する。同様の要領で
さらにBゾーンからCゾーンへと変位させ、この時点で
Bゾーンも研削機6をシフトさせて研削する。
この段差を10μ以下とする理由は、例えば、トランス
用アモルファス薄板では急冷体厚みの均一性及び平坦度
が品質上の重要な項目の一つであるように、薄板の均一
な厚さ及び平坦度を確保するとともに、薄板の亀裂や破
断発生を防止するためであり、この理由から段差はさら
に3μ以下とすることが好ましい。
このように、変位鋳造と前回急冷稼働面の順次研削に
より単ロール4の全幅を活用した長時間鋳造ができる。
この結果、生産能率が向上するとともに、単ロール4の
稼働面を常に初期条件(疵及び粗度)に維持できること
から、鋳造品の欠陥防止と材質特性の安定化が可能とな
る。
(実施例) 次に、本発明を実施してトランス用アモルファス箔帯
を製造した例について説明する。
トランス用アモルファス箔帯を表1及び表2に示す条
件で、ノズル幅の2倍以上の幅を有する単ロールを備え
た第2図に示す装置を用いて鋳造した。
その結果、従来は10分間が限界であった鋳造が300分
間連続鋳造でき、しかも品質は何ら初期のものと変化な
く、大幅な能率向上と品質安定化が可能となった。ま
た、表面性状は5分で変位させたものがより好ましい結
果が得られた。
(発明の効果) 本発明により製品の品質を損なうことなく、長時間の
連続鋳造が可能となる。その結果、大幅な生産性向上、
コスト切下げが達成でき、単ロール急冷凝固技術の工業
化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における急冷稼働面の変位について示す
図であり、(a)は薄板の鋳造の場合を示す斜視図、
(b)は線材の鋳造の場合を示す斜視図である。 第2図は急冷稼働面の変位と研削を併用する本発明の直
接鋳造方法を示す図である。 第3図は第2図の単ロール表面の研削段差を示す説明図
である。 1……溶融金属容器、2……ノズル、3……単ロール
軸、4……単ロール、5……巻取機、6……研削機、7
……ブラシロール、8……薄板、9……線材、10……段
差、11……ロール軸心。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融金属をノズルから回転中の単ロール表
    面に押しだし、該ロール表面で急冷して凝固させる直接
    鋳造方法において、該溶融金属の押しだしノズル幅に対
    しロール幅を少なくとも2倍とし、該ロールの急冷稼働
    面を所定の鋳造間隔毎に変位させつつ鋳造するととも
    に、変位させた後の前回急冷稼働面の研削と研削粉の除
    去を行い、研削段差を10μ以下とすることを特徴とする
    単ロールによる直接鋳造方法。
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