JP2626104B2 - 循環式トイレ汚物処理剤 - Google Patents

循環式トイレ汚物処理剤

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JP2626104B2 JP32951889A JP32951889A JP2626104B2 JP 2626104 B2 JP2626104 B2 JP 2626104B2 JP 32951889 A JP32951889 A JP 32951889A JP 32951889 A JP32951889 A JP 32951889A JP 2626104 B2 JP2626104 B2 JP 2626104B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、循環式トイレ汚物処理剤に関する。即ち、
循環式トイレ汚物を清掃するときに、青色色素を用いク
リーン感を付与し使用後に無色、無臭化処理を効率的に
行なえる循環式トイレ汚物処理剤に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点] 従来、トイレ汚物処理剤としては、(1)次亜塩素酸
ソーダを主とした殺菌剤を主剤とした処理剤、(2)グ
リオキザールやグルタルアルデヒドを消臭剤、及び
(3)その他が、あるが、いずれも青色色素を添加した
りしたものではない。このうち、(1)のものは、次亜
塩素酸ソーダ特有の刺激臭があり、屎尿の量が増える
と、悪臭を抑制できない。更に、青色色素を漂白、分解
する効果があるので、クリーン感を付与する目的で着色
することができない。それに対して、(2)のものは、
従来製品のように、グリオキサールやグルタルアルデヒ
ドを主剤にしたものとしては、液体製品が多く、容器の
工夫や作業時間の手間が多いものである。また、屎尿に
添加して前半は、ある程度の悪臭を抑制するが、経時的
に安定して、消臭効果を保持することが、困難であり、
クリーン感を付与するために色素を添加するにしても、
その配合や色相を維持することが困難とされていた。
本発明は、グルタルアルデヒド系を処理剤であるが、
従来技術で問題点となっていたa.消臭効果の長時間の安
定化の改善、b.青色色相によりクリーン感を付与させる
工夫、c.粉末製品又は固型製品として作業性を改善する
工夫、を解決した実用的な循環式トイレ汚物処理物を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするものは、青色色素、有機酸、炭酸
水素ナトリウム、無水芒硝、グルタルアルデヒド、ライ
ススターチ、香料から構成される循環式トイレ汚物処理
剤である。そして、具体的には、青色色素1〜4重量
部、有機酸6〜24重量部、炭酸水素ナトリウム3〜12重
量部、無水芒硝10〜50重量部、グルタルアルデヒド10〜
60重量部、ライススターチ20〜100重量部、香料20重量
部以下から構成される粉末又は固型製品の循環式トイレ
汚物処理剤である。
本出願人は、特願昭63−141520号(特開昭1−310,79
7号公報)、63−160961号(特開平2−14798号公報)、
63−236361号(特開平2−86896号公報)、63−303948
号(特開平2−152,594号公報)を出願しているが、前
の2つは、菌自体の悪臭や汚物の分解が終了するまでの
悪臭をカバーするためには、残香性の高い香料を含有
し、ゼオライト粉末に悪臭源を吸着させるものであり、
このような香料成分の添加量も多く、コスト的に問題で
ある。また、3番目の出願では、清涼飲料水や乳酸発酵
製品を必要とするためにハンドリングが問題である。ま
た、最後に出願した発明では、、有機物汚物を菌によっ
て分解し、微生物によって分離し切れずに発生するアン
モニアや硫化水素などの悪臭源を化学薬品で処理し、菌
自体の悪臭をも化学薬品で、その育成をコントロール
し、即ち、活発な増殖を若干抑制し、香料成分量も少量
或いはなくても良いものである。
本発明によると、青色色素、有機酸、炭酸水素ナトリ
ウム、無水芒硝、グルタルアルデヒド、ライススター
チ、香料から構成されるものである。
青色色素は、トイレ汚物に青色を着色し、クリーン感
を与えるものである。尚、この色素は、排水処理の際
に、活性汚泥処理で消失する必要がある。色素として
は、酸性色素、塩基性色素など何でも用いることがで
き、青色1号、青色2号、メチレンブルー、フタロシア
ニンブルーなど粉体であれば、何でも良い。この他に、
クチナシやスピルリナ系などの天然色素を用いることが
できる。青色色素の割合は、1〜4重量部の範囲であ
り、1重量部未満では、色調が弱く、クリーン感が発揮
されない。また、4重量部を超えると、排水処理時に、
活性汚泥中の原生動物を死滅させて、浄化能力を低下さ
せ、且つ、色素は残留し、好ましい結果とならない。
有機酸は、トイレ汚物のアンモニアなどの悪臭源を抑
制すると、同時にトイレ汚物のpHがアルカリ側に移行し
て、便器基材の腐食を起こさないようにする。具体的に
は、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸などが好適
である。有機酸の含有割合は、6〜24重量部の範囲であ
る。6重量部未満では、トイレ汚物の悪臭抑制に不充分
である。24重量部を超えると、トイレ汚物が酸性とな
り、便器器材を腐食させ、好ましくない。
炭酸水素ナトリウムは、トイレ汚物のpHを略中性に保
ち、便器やタンクなどの器材の腐食を防止するものであ
る。そして、その含有割合は、3〜12重量部の範囲であ
る。3重量部未満では、pH調整が不充分であり、12重量
部を超えるとpHがアルカリ側へ移行して、トイレ汚物用
容器やタンクなど器材腐食の原因となる 無水芒硝は、本発明の処理剤の保存安定生を高めるた
めに、吸湿性の大きい有機酸や、本発明で用いている液
体成分の水分吸収剤として必要である。無水芒硝の含有
割合は、10〜50重量部である。10重量部未満では有機酸
の吸湿ブロックができなく、50重量部を超えると、吸湿
防止用としては、量が多過ぎて、コスト的に不利にな
る。
グルタルアルデヒドは、トイレ汚物が発生する悪臭を
固定し無臭化するために必要である。但し、個体又は粉
体で用いることができず、通常は、25〜50の水溶液の型
で用いるため、粉体とするためには、この水分を吸着す
る担体を必要とする。グルタルアルデヒドの含有割合
は、10〜60重量部範囲である。10重量部未満では、トイ
レ汚物中又は発生する悪臭源を充分に吸着できなくな
る。
ライススターチは、グルタルアルデヒド自体やグルタ
ルアルデヒドに含有される水分及び香料の液体分を吸着
し、又は吸蔵し、経時的に除去放出する担体として用い
らライススターチは、その粒度や比表面積及び表面形態
がこれらの目的に合致しており、特に、消臭剤の中心で
あるグルタルアルデヒドを吸着、又は吸蔵し、経時的に
徐々に放出して消臭させるため、消臭効果の長期的に維
持するために、有効である。ライススターチの含有割合
は、20〜100重量部の範囲である。20重量部未満では、
グルタルアルデヒド自体又は含有する水分を吸着し、切
れないことになる。また、100重量部を超えると、処理
剤としての量がかさみ、コスト的に不利になるものであ
る。
香料は、トイレを使用するヒトにクリーン感う付与す
るために、ある程度は必要である。一般には、一般に
は、アビエチン酸の誘導体、ラウリルメタアクリレー
ト、葉緑素などを用いる。香料は、20重量部を超える
と、香りが強過ぎて、不快感を与えるので、20重量部以
下の量割合で必要である。
更に、本発明の処理剤において、構成要素に界面活性
剤、特に、気泡性のあるもの、を添加してはいけない。
その理由は、排水処理の際に、活性汚泥中でエアレーシ
ョンを行なうが、その際に、エアレーション初期に、青
色色素で着色された気泡が発生し、実際に、消色された
時点でも、この気泡は、青色のまま残存するため、好ま
しくないことが挙げられる。
このような配合により、また、上記のような構成の本
発明の循環式トイレ汚物処理剤が得られる。
更に、本発明の循環式トイレ汚物処理剤は、悪臭を発
生する化学工場等の排水処理にも利用できる。
次に、本発明のトイレ汚物処理剤について具体例によ
り説明するが、本発明は、次の実施例に限定されるもの
ではない。
[実施例] [処理剤の製造] 実施例1として、メチレンブルー1重量部、クエン酸
12重量部、炭酸水素ナトリウム6重量部、無水芒硝12重
量部、グルタルアルデヒド40重量部、ライススターチ80
重量部、ラウリルメタアクリレート5重量部を、めのう
鉢で10分間混合、粉砕し、粉体の処理剤試料を得た。
実施例2として、メチレンブルー1.5重量部、リンゴ
酸10重量部、炭酸水素ナトリウム5重量部、無水芒硝20
重量部、グルタルアルデヒド50重量部、ライススターチ
70重量部、ラウリルメタアクリレート2重量部を、めの
う鉢で10分間混合、粉砕し、粉体の処理剤試料を得た。
[清浄試験] 上記で得られた循環式トイレ汚物処理剤実施例1と2
の試料について、次の試験を行なった。
A、電車のトイレを想定し、最初の張り込み水100重量
部に対して、本発明の循環式トイレ汚物処理剤を0.7重
量部添加し、電車トイレを4日間使用することを想定し
て、ヒトの尿と大便を19:1の重量割合で混合した汚水を
50重量部づつ1回/日、合計200重量部添加し、その間
に、35℃で振盪を続け、1日毎に色相と臭気について、
観察する。
B、Aの試験で得られた3種の汚水を東京都下水道局か
ら入手した活性汚泥を用いて、その汚水100重量部、水1
00重量部、活性汚泥100重量部を加え、混合し、エアレ
ーションを2時間行なった。その後に、底にマジックイ
ンキで×印を付けた1のメスシリンダーに試験液に上
清液を入れ、各上清液の透明度を比較した。これらの結
果を第1表に示す。
第1表には、本発明のトイレ処理剤の効果を未使用及
び従来使用の次亜塩素酸ソーダを含む処理剤の例と比較
して、示してある。
第1表から分かるように、比較例に示した他社品は、
2日間しかクリーン感が得られず、活性汚泥処理後の上
清液の物性も、好ましくないのに比較して、本発明の処
理剤は、極めてすぐれた性能を示すことが分かる。即
ち、メスシリンダーに試験液の上清液を入れ、各上清液
の透明度を比較したところ、本発明のトイレ処理剤を使
用したものが、最も透明度が高く、他の3例は、差がな
かった。
従って、本発明の循環式汚物処理剤は、活性汚泥の浄
化能力をも向上させたものと推定される。
[発明の効果] 本発明の循環式トイレ汚物処理剤は、次のような消臭
効果を奏することにより、トイレ汚物処理剤として、著
しく有効なものである。
即ち、 第1に、このトイレ汚物処理剤の消臭効果の中心とな
るグルタルアルデヒドは、ライススターチに吸着、吸蔵
されていて、水中で簡単に溶出せず、長時間で徐々に溶
出して、その効果を示すため消臭効果を極めて長く維持
できる。
第2に、短時間での消臭性は、香料のマスキングと、
有機酸の相乗効果を利用してカバーしている。
第3に、青色色素の添加量を全体の構成要素やその配
分割合で厳密にコントロールしているので、青色の色相
を長時間保持でき、且つ、活性汚泥処理時の原生動物の
育成、増殖を妨害しないので、充分な浄化処理が行なわ
れる。また、青色提示により、クリーン感を発揮してい
る。
第4に、粉末製品であるので、ハンドリングが容易で
ある。
以上のように、本発明のトイレ汚物処理剤は、長時間
にわたり、消臭効果や青色色相によるクリーン感付与を
示現されることができ、且つ排水処理工程を妨害しない
ので、産業上極めて有意義である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】青色色素、有機酸、炭酸水素ナトリウム、
    無水芒硝、グルタルアルデヒド、ライススターチ、香料
    から構成されることを特徴とする循環式トイレ汚物処理
    剤。
  2. 【請求項2】青色色素1〜4重量部、有機酸6〜24重量
    部、炭酸水素ナトリウム3〜12重量部、無水芒硝10〜50
    重量部、グルタルアルデヒド10〜60重量部、ライススタ
    ーチ20〜100重量部、香料20重量部以下から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の循環式トイレ汚物処
    理剤。
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