JP2625805B2 - 静電潜像現像用トナーおよびその製造方法 - Google Patents

静電潜像現像用トナーおよびその製造方法

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JP2625805B2 JP63010125A JP1012588A JP2625805B2 JP 2625805 B2 JP2625805 B2 JP 2625805B2 JP 63010125 A JP63010125 A JP 63010125A JP 1012588 A JP1012588 A JP 1012588A JP 2625805 B2 JP2625805 B2 JP 2625805B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は静電潜像現像用トナーに関するものである。
詳しく述べると本発明は、電子写真、静電記録、および
静電印刷における静電潜像を現像するにおいて、OHP用
あるいはフルカラー用として十分な投光性を示し鮮明な
投影画像あるいは彩色画像を与える静電潜像現像用トナ
ーに関するものである。
(従来の技術) 電子写真、静電記録、および静電印刷における静電潜
像の現像は、感光体上に形成された静電潜像に対し、摩
擦帯電されたトナーを静電的に吸着させ可視化すること
により行なわれている。
このような静電潜像の現像において用いられるトナー
を帯電させる方法としては、二成分現像方式では、一般
にキャリアと呼ばれる物質と混合・撹拌して荷電を付与
することが知られている。また一成分現像方式でも、現
像スリーブやトナー規制ブレード、あるいは感光体など
との接触により荷電を付与することが知られている。い
ずれの方法によっても、トナーに均一な荷電が与えられ
ていなければ、現像および転写の際に問題が生じる。
例えば、従来、トナーとしては、一般に顔料を熱可塑
性樹脂中に混合溶融混練して一様な分散体にした後、、
冷却固化し、粉砕・分級してトナー粒子を得るいわゆる
粉砕法によって製造されたものが知られている。また、
重合性単量体、重合開始剤、および着色剤などを混合分
散し、水中で重合させる懸濁法によって得られたものな
ども知られている。しかしながら、これらの方法によっ
て得られたトナーにおいてはいずれも樹脂中に配合され
た着色剤がトナー粒子の表面一部露出することとなり、
この着色剤が帯電性に影響を与えるために、着色剤の種
類、量の変化により帯電性が変化し、そのために、トナ
ーの帯電量の分布が広くなり、またそれに伴ないトナー
の飛散、カブリの問題が生じてくるものであった。また
粉砕法によるトナーにおいては、トナーの各組成物が均
一に分散されているかどうかにより、トナーの帯電量分
布のバラツキの度合が異なってくる。このため、トナー
の各組成物を各トナーにおいて均一に分散させることが
重要な課題となっている。
また近年、静電潜像現像用トナーとしては、トナーの
高精細、高画質化あるいは多様化するトナーの機能、用
途に対応するため、機能分離ないしは表面形状の改良を
目的として複合構造化されたトナーも各種提唱されてい
る。
例えば、特開昭61−275767号にはコア粒子の表面に磁
性体および/または着色剤からなる層、さらにフッ素含
有モノマー、アミノ基含有モノマー、ニトロ基含有モノ
マーのうちから選ばれる少なくとも1種のモノマーを含
有するモノマーの重合体からなるカプセル層を湿式で積
層してなるトナーが、また特公昭59−38583号には、核
体粒子の表面に乳化重合によって形成された微小粒子か
らなる被覆層を湿式で設けてなるトナーが、さらに特開
昭62−226162号には着色熱可塑性樹脂表面に湿式で微小
樹脂粒子を付着させた後、加熱処理を施したトナーが示
されている。これらのトナーにおいては、いずれもトナ
ーの電気的特性が主としてその表面部に依存することに
着目し、着色剤、磁性体などを含有する芯粒子の表面に
樹脂微粒子を付着させ、該樹脂層の物性あるいは表面形
状によって安定した帯電性を図ろうとするものである。
しかしながらこれらのトナーにおいて芯粒子表面に湿式
で付着させた樹脂層は、特開昭62−226162号に示される
電子顕微鏡写真からも明らかなように、その粒子形状を
保持したまま核体粒子に固着されていた微小樹脂粒子か
ら形成されるものであり、従って樹脂層は完全に芯粒子
の表面を覆うものではない(すなわち、緻密質のもので
はない。)。このため、このような構成のトナーにおい
ても、芯粒子中における着色剤、磁性粉などの影響によ
り安定した荷電性が得られない虞れが大きく、殊にトナ
ーが苛酷な温度条件下で保存ないしは使用された場合に
おいては、微小樹脂粒子同志の間隙から芯粒子を構成す
る成分がトナー表面に侵出し、さらに大きな影響を及ぼ
すこととなる。なお、このように芯粒子成分がトナー表
面に侵出すると、トナー同志の凝集をも同時にもたらす
という問題も生じるものであった。
ところで、前述のごとき静電潜像の現像において、可
視化された画像をさらにオーバーヘッドプロジェクター
(OHP)などのような光学投影装置を用いて投影画像と
する場合には投影面において彩色性を示す必要があり、
また三色分解露光と減色法三原色(あるいは黒を含む4
色)のカラートナーの組合せによって原画の色再現を図
るいわゆるフルカラーコピーとする場合には多様な中間
色を再現する必要があり、いずれも定着後透明度の高い
トナー層を形成する必要がある。
従って、このような用途に用いられる静電潜像現像用
トナーにおいては、定着後に透明度の高いトナー層を形
成するために、定着用樹脂としてトナーに含まれる樹脂
を均一に溶融させる必要がある。
このため合成樹脂の分子量を小さく、また分子量分布
を狭くして粘度の低いシャープメルトのものとすること
は極めて有効であると考えられる。しかしながら、この
ような特性を有する合成樹脂は、一般に脆く、定着用樹
脂として、前記したような従来の粉砕法あるいは懸濁法
のトナーにおいて用いようとすると、複写装置中などに
おける撹拌時において容易に粉砕されてしまい、トナー
の粒径分布にバラツキが生じ、帯電量分布の広がりによ
るカブリ、トナーの飛散、感光体上の汚染などの問題が
生じてくるものであった。さらに粉砕法によって得る場
合においては、樹脂成分が脆いため、製造時の収率が極
めて悪いものとなり、コスト面でも問題となるものであ
った。また前記したような樹脂微粒子による樹脂層を有
するトナーの芯粒子に用いたとしても該樹脂微粒子がそ
れぞれ独立したものであり樹脂層が保形性を有するもの
ではないために、同様に容易に粉砕されてしまうもので
あった。
さらに、トナー中に含まれる樹脂を均一に溶融させ透
明度の高いトナー層を形成するためおよびより高い定着
性を得るためには、合成樹脂の軟化点をより低いものと
することが望まれるが、このような低軟化点の合成樹脂
はその耐熱性ないしは耐環境性の面からすると当然に良
好なものとは言えず、定着用樹脂として前記したような
従来の粉砕法あるいは懸濁法のトナーにおいて用いよう
とすると、トナーの取り扱い中ないしは貯蔵中に容易に
ケークするか凝集するものとなり、また前記したような
樹脂微粒子による樹脂層を有するトナーの芯粒子に用い
たとしても、上記したような低分子量、低分子量分布化
による高流動性も加わって、取り扱い中ないしは貯蔵中
に表面に芯粒子成分が容易に侵出し、仮にケークあるい
は凝集を起こさないとしても、前記したような侵出芯成
分による帯電性への影響が生じることとなり、実質的に
使用することが不可能であった。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明は上記したような問題点を解消してな
る新規な静電潜像現像用トナーを提供することを目的と
する。本発明はさらに、優れた透光性を発揮し得ると同
時に、定着性および耐熱性に優れた静電潜像現像用トナ
ーを提供することを目的とする。本発明はまた、定着し
た帯電性を有すると同時に各粒子間における帯電性が均
一なものとなる静電潜像現像用トナーを提供することを
目的とする。本発明はさらに、ライン再現性などの点に
おける高精細化、キメ、網点再現性、階調性、解像力な
どの点における高画質化に十分に対応する帯電性、現像
量、クリーニング性、流動性などの粉体特性を有する静
電潜像現像用トナーを提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記諸目的は、少なくとも着色剤および熱可塑性樹脂
からなる芯粒子、ならびに少なくとも合成樹脂からなり
前記芯粒子の外表面を被覆成膜化した外殻層から構成さ
れる静電潜像現像用トナーにおいて、前記芯粒子に使用
される熱可塑性樹脂の軟化点が150℃以下、数平均分子
量1000〜15000、分子量分布Mw/Mnが3以下であり、かつ
静電現像用トナー自体の粒径の変動係数が15%未満であ
り、形状係数SF1が150以下であることを特徴とする静電
潜像現像用トナーにより達成される。
上記諸目的はまた、少なくとも着色剤および軟化点15
0℃以下、数平均分子量1000〜15000、分子量分布Mw/Mn3
以下である熱可塑性樹脂からなる芯粒子表面に、合成樹
脂からなる微粒子を静電気的に付着させる工程と、付着
した微粒子の表面を機械的剪断力によって溶融し成膜化
した外殻層を形成する工程と、この外殻層上に荷電制御
剤を溶融固着する工程とからなることを特徴とする静電
潜像現像用トナーの製造方法により達成される。
以下、本発明を実施態様に基づきより詳細に説明す
る。
本発明の静電潜像現像用トナーは、熱可塑性樹脂を主
成分としてなる樹脂粒子を芯材として積層構造を有する
ものである。
しかして本発明の静電潜像現像用トナーにおいては、
この芯材に使用される熱可塑性樹脂の軟化点が150℃以
下、より好ましくは130℃以下、数平均分子量1000〜150
00、より好ましくは2000〜9000、分子量分布Mw/Mnが3
以下、より好ましくは2.5以下であることを第1の特徴
とする。
このように本発明の静電潜像現像用トナーにおいて
は、定着用樹脂として機能する芯粒子を構成する熱可塑
性樹脂の分子量を小さく、また分子量分布を狭く限定し
て粘度の低いシャープメルトなものとし、かつ軟化点を
低いものとしてより良好な溶融特性を付与し、定着時に
おける該熱可塑性樹脂の均一な溶融をもたらし、定着後
十分な透光性を示す透明度の高いトナー層を形成するも
のである。なお、上記のごとき分子量、分子量分布なら
びに軟化点の範囲は、OHP用ないしはフルカラー用とし
て十分な透光性を発揮し得るのに必要とされる特性とし
て、本発明者らの鋭意研究の結果見い出されたものであ
って、この範囲を逸脱するものと比較して後述する実施
例においても示されるように、透光性において極めて顕
著な差異をもたらすものとなる。なお、芯粒子を構成す
る熱可塑性樹脂は、分子量、分子量分布および軟化点が
上述の範囲に入るものであれば、その他の物性には特に
限定されるものではないが、溶融粘性η100℃が104〜10
6ポイズであるとより優れた透光性が得られるものとな
る。
このような物性を有する熱可塑性樹脂の種類として
は、通常トナーにおいて結着剤として凡用されているも
のであれば、特に限定されるものではないが、上記した
ように低分子量で、極めて分子量分布の狭い高流動性の
ものとしては、以下に示すような各種ビニル系モノマー
による単独重合体または共重合体が好ましく例示され
る。すなわちビニル系モノマーとしては、例えば、スチ
レン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチル
スチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチル
スチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチ
ルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシス
チレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレ
ン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン等の
スチレンおよびその誘導体が挙げられ、その中でもスチ
レンが最も好ましい。他のビニル系モノマーとしては、
例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレ
ン、なのでエチレン不飽和モノオレフィン類、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、弗化ビニルなどのハ
ロゲン化ビニル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
ベンゾエ酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルエステル
類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、
アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α
−クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸
n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデ
シル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル
などのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミ
ドなどのような(メタ)アクリル酸誘導体、ビニルメチ
ルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチル
エーテルなどのビニルエーテル類、ビニルメチルケト
ン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケト
ンなどのビニルケトン類、N−ビニルピロール、N−ビ
ニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニル
ピロリドンなどのN−ビニル化合物、ビニルナフタリン
類を挙げることができる。
また本発明の静電潜像現像用トナーにおいて、芯粒子
として用いられる、上記したような熱可塑性樹脂を主成
分としてなる樹脂粒子は、粉砕法によるもの、乳化重
合、懸濁重合などの造粒重合法によるもの、懸濁法、ス
プレードライ法などの湿式造粒法によるものなどトレー
粒子の製法として公知の方法によって得られるものであ
ればいずれでもよいが、芯粒子の形状、粒径分布が最終
的トナー粒子の形状、粒径分布を大きく左右し、トナー
粒子の流動性、帯電量などに影響を与えるために、芯粒
子としての樹脂粒子は、望ましくは球形度の高い、かつ
粒径分布の狭い粒子であることが好ましく、乳化重合、
懸濁重合などの造粒重合法により得られるものが好まし
い。特に、このような造粒重合法のうち、シード重合と
して知られる方法を用いて造粒すると、容易に球形度の
高く粒径分布の狭いものが得られ、かつ重合度の制御も
容易であることから極めて望ましい樹脂粒子となるもの
である。このシード重合とは、特公昭57−24369号公報
などに示されるように、重合性モノマーの一部と重合開
始剤を水系媒体あるいは乳化剤を添加してなる水系媒体
中に添加して撹拌乳化し、その後重合性モノマー残部を
徐々に滴下して微小な粒子を得、この粒子を種として、
重合性モノマー液滴中で重合を行なうものである。
しかして、この芯材として用いられる樹脂粒子は、そ
の粒径の変動係数が10%未満、さらに望ましくは8%未
満であるものが用いられる。また積層構造を形成して最
終的なトナー粒子として高い球形度を得るために芯材と
して用いられる樹脂粒子も当然に球形であるもの、すな
わち球状係数SF1が120以下、好ましくは115以下のもの
が用いられる。
なお、このようにして得られる樹脂粒子中には着色剤
を配合することも、あるいは着色剤を配合せず得られた
樹脂粒子表面に着色剤層を形成することも可能である。
従って、前記のごとき造粒重合法においては、重合性モ
ノマー中に着色剤を溶解ないしは分散させて着色剤を含
有する樹脂粒子を造粒することも可能であるが、より均
一な樹脂粒子を安定して得られるためには着色剤は添加
しないことが望まれる。
なお、上記のごとき重合性モノマーを重合して所望の
樹脂粒子を得る場合に用いられる重合開始剤としては任
意の重合開始剤、特に油溶性重合開始剤が通常の温度範
囲で用いられる。重合開始剤の具体例としては、2,2′
−アゾビスイソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−2,4
−ジメチルバレロニトリル、2,2′−アゾビス−4−メ
トキシ−2,4−ジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合
物、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、デカノ
ニルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ステ
アロイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t
−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ベン
ゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチ
レート、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、t
−ブチルヒドロパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ
キサイド、クメンヒドロパーオキサイドなどの過酸化物
などが挙げられる。これらの重合開始剤の使用量はモノ
マー100重量部に対して0.01〜10重量部、より好ましく
は0.5〜5重量部である。すなわち、0.01重量部より少
ないと重合速度が遅く、一方、10重量部より多いと重合
のコントロールが困難となるためである。
本発明の静電潜像現像用トナーにおいては、上記のよ
うな樹脂粒子の表面には、必要に応じて、着色剤層が形
成されている。
なお、樹脂粒子の表面に着色剤を含む着色剤層を形成
する方法としては、特に限定されるものではなく、芯材
となる樹脂粒子表面に、着色剤のみを湿式あるいは乾式
的にファンデルワールス力および静電気力の作用により
付着させた後、熱あるいは機械的衝撃力などにより母体
粒子に付着固定化させることも、あるいはまた着色剤を
熱可塑性樹脂微粒子とともに付着固定化させるないしは
着色剤を含有する合成樹脂微粒子を付着固定化させるこ
とも、また着色剤として染料を用いることも可能であ
る。
本発明の静電潜像現像用トナーにおいて用いられる着
色剤としては、以下に示すような、各種、各色の顔料、
染料が使用可能である。
黄色顔料としては、C.I.10316(ナフトールエロー
S)、C.I.11710(ハンザエロー10G)C.I.11660(ハン
ザエロー5G)、C.I.11670(バンザエロー3G)、C.I.116
80(バンザエローG)、C.I.11730(ハンザエローG
R)、C.I.11735(ハンザエローA)、C.I.11740(ハン
ザエローRN)、C.I.12710(ハンザエローR)、C.I.127
20(ピグメントエローL)、C.I.21090(ベンジジンエ
ロー)、C.I.121095(ベンジジンエローG)、C.I.2110
0(ベンジジンエローGR)、C.I.20040(パーマネントエ
ローNCG)、C.I.21220(バルカンファストエロー5)、
C.I.21135(バルカンファストエローR)などがある。
赤色系顔料としては、C.I.12055(スターリンI)、
C.I.12075(パーマネントオレンジ)、C.I.12175(リソ
ールファストオレンジ3GL)、C.I.12305(パーマネント
オレンジGTR)、C.I.11725(ハンザエロー3R)、C.I.21
165(バルカンファストオレンジGG)、C.I.21110(ベン
ジジンオレンジG)、C.I.12120(パーマネントレッド4
R)、C.I.1270(パラレッド)、C.I.12085(ファイヤー
レッド)、C.I.12315(ブリリアントファストスカーレ
ット)、C.I.12310(パーマネントレッドF2R)、C.I.12
335(パーマネントレッドF4R)、C.I.12440(パーマネ
ントレッドFRL)、C.I.12460(パーマネントレッドFRL
L)、C.I.12420(パーマネントレッド4FRH)、C.I.1245
0(ライトファストレッドトーナーB)、C.I.12490(パ
ーマネントカーミンFB)、C.I.15850(ブリリアントカ
ーミン6B)などがある。また青色顔料としては、C.I.74
100(無金属フタロシアニンブルー)、C.I.74160(フタ
ロシアニンブルー)、C.I.74180(ファーストスカイブ
ルー)などがある。
これらの着色剤は、単独であるいは複数組合せて用い
ることができるが、トナー粒子中に含まれる合成樹脂10
0重量部に対して、1〜20重量部、より好ましくは1〜1
0重量部使用することが望ましい。すなわち、20重量部
より多いとトナーの定着性が低下し、一方、1重量部よ
り少ないと所望の画像濃度が得られない虞れがあるため
である。
本発明の静電潜像現像用トナーは積層構造を有するも
のであり、その内部構造としては上記したように、着色
剤を含有してなる樹脂粒子よりなる芯材、あるいは樹脂
粒子よりなる芯材およびその表面に形成された着色剤層
などといった各種の態様を取り得るが、しかしてその最
外表面には、いずれの態様においても、このような内部
構造を被覆成膜化した外殻層としての合成樹脂被覆層が
形成されているものであり、これを第2の特徴とするも
のである。
前記したように本発明の静電潜像現像用トナーにおい
て、芯材を構成する樹脂粒子中に含まれる熱可塑性樹脂
は、定着後高い透明性を有するトナー層を形成するため
に、分子量が低く、分子量分布が極めて狭くかつ軟化点
の低いものとされており、脆くかつ耐熱性の低いもので
あるが、このように内部構造を被覆成膜化した合成樹脂
被覆層が形成されているために、貯蔵ないしは使用時に
加わる熱により、芯材が溶融したとしてもトナー粒子表
面に芯材成分が侵出してくる虞れはなく、溶融樹脂によ
るトナーの凝集あるいは侵出した芯材成分による帯電
性、感光体汚染への影響がなくなる。また帯電性を付与
するための撹拌時に、芯材のみでは破壊されてしまうよ
うな剪断力が働いたとしても合成樹脂被覆層により覆わ
れているためにカケなどによる粒径の変化が生じる虞れ
もなく、安定した帯電性、現像性、耐感光体汚染性を示
すものとなる。
さらに、このように内部構造を被覆成膜化した合成樹
脂被覆層を形成すると、内部に存在する着色剤層ないし
は芯材の構成にほとんど影響されることなく、外殻層で
ある合成樹脂被覆層の構成によって、帯電極性、帯電
性、現像性、耐熱性等を決定することができ、芯粒子に
含まれる着色剤の種類、量等が変化しても安定したかつ
各トナー粒子間において均一な荷電性を付与することが
できるためである。
このように内部構造を被覆成膜化した合成樹脂被覆層
を形成する方法としては、芯材あるいは着色剤層を形成
された芯材と該芯材に対して小粒径、より具体的には約
1/5以下の微小粒子(すなわち、合成樹脂微小粒子、合
成樹脂微小粒子および荷電制御剤微小粒子、あるいは荷
電制御剤を含有する合成樹脂微小粒子)を適当な配合比
で機械的に混合し、ファンデルワールス力および静電気
力の作用により前記芯材あるいは着色剤層を形成してな
る芯材の周囲に均一に微小粒子を付着させた後、微小粒
子を例えば衝撃力などにより生じる局部的温度上昇によ
り微小粒子を軟化させ製膜する方法が好ましく挙げられ
る。なお、ここで使用される外殻層形成用樹脂微粒子
は、平均粒径が0.05〜3μm、好ましくは0.1〜1μm
であり、かつ粒径分布の変動係数が20%以下、好ましく
は、15%以下のものが使用される。平均粒径が0.05μm
より小さい粉体は製造上むずかしく、また3μmより大
きいと、または、変動係数が20%より大きいと、芯粒子
の表面を被覆成膜化することが難しくなる。このような
方法によると、前記したような樹脂粒子からなる芯材の
形状および粒径分布を実質的に変化させることなく、ま
た芯材となる樹脂粒子に含まれる熱可塑性樹脂より合成
樹脂被覆層に含まれる合成樹脂のほうが軟化点の高いも
のであったとしても、容易に芯粒子の外表面を実質的に
完全に覆う外殻層を形成できるものである。またこのよ
うにして得られるトナー粒子の表面性状は芯粒子および
外殻層形成粒子の組成、物性(粒径、熱的特性およびゲ
ル化成分等)を選ぶことにより、さらに処理条件、処理
回数を適宜選択することにより平滑性・表面粗度を変化
させることができる。トナー粒子の流動性、クリーニン
グ性および帯電性などの特性の面から球状でかつその表
面に微小な凹凸を有する形態が望ましい。なお、このよ
うな方法において好適に用いられ得る装置としては、高
速気流中衝撃法を応用したハイブリダイゼーションシス
テム((株)奈良機械製作所製)、オングミル(ホソカ
ワミクロン(株)製)、メカノミル(岡田精工(株)
製)などがある。
しかしながら、合成樹脂被覆層の形成方法としては、
上記のごとき方法に何ら限定されるものではない。
この合成樹脂被覆層に含まれる合成樹脂としては、任
意のものでもよく、例えば、例えば、以下に示されるよ
うなモノマーを重合することによって得られる、スチレ
ン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、オレフィン系樹
脂、ポリエステル樹脂、アミド系樹脂、カーボネート樹
脂、ポリエーテル、ポリスルフォンなどのような熱可塑
性樹脂、あるいばエポキシ樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹
脂などのような熱硬化性樹脂並びにこれらの共重合体お
よびポリマーブレンドなどが用いられる。なお、合成樹
脂被覆層に含まれる「合成樹脂」とは、例えば熱可塑性
樹脂におけるように完全なポリマーの状態にあるものの
みならず、熱硬化性樹脂におけるようにオリゴマーない
しはプレポリマーの状態のものも含むものであり、さら
にポリマーに一部プレポリマー、架橋剤などを含んだも
のなども含まれるものである。
このような合成樹脂を構成するモノマーとして具体的
には以下に挙げるようなものがある。すなわちビニル系
モノマーとしては、前記したようなスチレン系モノマ
ー、エチレン不飽和モノオレフィン系モノマー、ハロゲ
ン化ビニル系モノマー、ビニルエステル系モノマー、α
−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル系モノマー、
(メタ)アクリル酸誘導体系モノマー、ビニルエーテル
系モノマー、ビニルケトン系モノマー、N−ビニル化合
物系モノマー、ビニルナフタリン系モノマーを挙げるこ
とができる。またポリエステル樹脂を得るモノマーとし
て、二塩基性酸としてはテレフタル酸、イソフタル酸、
アジピン酸、マレイン酸、コハク酸、セバチン酸、チオ
グリコール酸、ジグリコール酸などを挙げることがで
き、グリコール類としては、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)ベンゼン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、プ
ロピレングリコール等を挙げることができる。またアミ
ド樹脂を得るモノマーとして、カプロラクタム、さらに
二塩基性酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ア
ジピン酸、マレイン酸、コハク酸、セバチン酸、チオグ
リコール酸などを挙げることができ、ジアミン類として
は、エチレンジアミン、ジアミノエチルエーテル、1,4
−ジアミノベンゼン、1,4−ジアミノブタンなどを挙げ
ることができる。
ウレタン樹脂を得るモノマーとして、ジイソシアネー
ト類としては、p−フェニレンジイソシアネート、p−
キシレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイ
ソシアネートなどを挙げることができ、グリコール類と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどを
挙げることができる。
尿素樹脂を得るモノマーとして、ジイソシアネート類
としては、p−フェニレンジイソシアネート、p−キシ
レンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシ
アネートなどを挙げることができ、ジアミン類として
は、エチレンジアミン、ジアミノエチルエーテル、1,4
−ジアミノベンゼン、1,4−ジアミノブタンなどを挙げ
ることができる。
またエポキシ樹脂を得るモノマーとして、アミン類と
しては、エチルアミン、ブチルアミン、エチレンジアミ
ン、1,4−ジアミノベンゼン、1,4−ジアミノブタン、モ
ノエタノールアミンなどを挙げることができ、ジエポキ
シ類としては、ジグリシジルエーテル、エチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル、ハイドロキノンジグリシジルエーテルな
どを挙げることができる。
合成樹脂被覆層を形成する合成樹脂としては、上記し
たようなモノマーを単独であるいは複数種組会わせて重
合させてなる合成樹脂を用いることができるが、さらに
以下に示すような含窒素極性官能基あるいは弗素を有す
るモノマー成分の重合体、上記したようなモノマーと以
下に示すような含窒素極性官能基あるいは弗素を有する
モノマー成分との共重合体、あるいはまた上記したよう
なモノマーを重合させてなる重合体と以下に示すような
含窒素極性官能基あるいは弗素を有するモノマー成分の
重合体とのポリマーブレンドを用いてもよい。このよう
に極性基を導入してなる合成樹脂を合成樹脂被覆層に用
いると、この合成樹脂自体が荷電制御の働きをするため
に、外殻層に特に後述するような荷電制御剤を添加しな
くてもある程度の帯電性を付与することが可能となる。
含窒素極性官能基は正荷電制御に有効であり、含窒素
極性官能基を有するモノマーとしては、下記一般式
(I) (式中、R1は水素またはメチル基、R2およびR3は水素ま
たは炭素数1〜20のアルキル基、Xは酸素原子または窒
素原子、Qはアルキレン基またはアリレン基である。) で表わされるアミノ(メタ)アクリル系モノマーがあ
る。
アミノ(メタ)アクリル系モノマーの代表例として
は、N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレー
ト、p−N,N−ジメチルアミノフェニル(メタ)アクリ
レート、p−N,N−ジエチルアミノフェニル(メタ)ア
クリレート、p−N,N−ジプロピルアミノフェニル(メ
タ)アクリレート、p−N,N−ジブチルアミノフェニル
(メタ)アクリレート、p−N−ラウリルアミノフェニ
ル(メタ)アクリレート、p−N−ステアリルアミノフ
ェニル(メタ)アクリレート、p−N,N−ジメチルアミ
ノベンジル(メタ)アクリレート、p−N,N−ジエチル
アミノベンジル(メタ)アクリレート、p−N,N−ジプ
ロピルアミノベンジル(メタ)アクリレート、p−N,N
−ジブチルアミノベンジル(メタ)アクリレート、p−
N−ラウリルアミノベンジル(メタ)アクリレート、p
−N−ステアリルアミノベンジル(メタ)アクリレート
などが例示される。さらに、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジメチルア
ミノフェニル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジエ
チルアミノフェニル(メタ)アクリルアミド、p−N,N
−ジプロピルアミノフェニル(メタ)アクリルアミド、
p−N,N−ジブチルアミノフェニル(メタ)アクリルア
ミド、p−N−ラウリルアミノフェニル(メタ)アクリ
ルアミド、p−N−ステアリルアミノフェニル(メタ)
アクリルアミド、p−N,N−ジメチルアミノベンジル
(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジエチルアミノベ
ンジル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジプロピル
アミノベンジル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジ
ブチルアミノベンジル(メタ)アクリルアミド、p−N
−ラウリルアミノベンジル(メタ)アクリルアミド、p
−N−ステアリルアミノベンジル(メタ)アクリルアミ
ド等が例示される。
弗素原子は負荷電制御に有効であり、弗素含有モノマ
ーとしては特に制限はないが、例えば、2,2,2−トリフ
ルオロエチルアクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロ
プロピルアクリレート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフル
オロアミルアクリレート、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフ
ルオロデシルアクリレートなどのフルオロアルキル(メ
タ)アクリレートが好ましく例示される。このほかトリ
フルオロクロルエチレン、弗化ビニリデン、三弗化エチ
レン、四弗化エチレン、トリフルオロプロピレン、ヘキ
サフルオロプロペン、ヘキサフルオロプロピレンなどの
使用が可能である。
なお、合成樹脂被覆層を形成する合成樹脂の物性とし
ては特に限定されるものではないが、望ましくは、トナ
ー粒子のより高い耐熱性を達成するためにガラス転移温
度が50〜200℃、より好ましくは55〜70℃のものである
ことが望まれる。
また合成樹脂被覆層を形成する合成樹脂の量は、着色
剤剤を含有する芯材あるいは、着色剤層を形成してなる
芯材などの内部構造体100重量部に対して5〜50重量
部、好ましくは10〜30重量部である。すなわち、合成樹
脂被覆層を形成する合成樹脂の量が5重量部より少ない
と内部構造体をを完全に合成樹脂被覆層により覆うこと
が困難となり、芯材を構成する合成樹脂が侵出してトナ
ーの凝集を招く、あるいは着色剤成分がトナー粒子の表
面に露出して、安定で均一な帯電性を阻害する虞れが生
じるためであり、一方50重量部を越えるものであると均
一な合成樹脂被覆層を形成することができず、トナーの
粒径分布を拡げたり、あるいは粒子形状を変化させたり
して帯電特性、現像量などの特性を劣化させる虞れがあ
るためである。
本発明の静電潜像現像用トナーにおいては、このよう
な内部構造を被覆成膜化した合成樹脂被覆層に荷電制御
剤を添加することもできる。
この場合、荷電制御剤は、トナー粒子の最外表面部で
ある外殻層に局在させることができるために、極めて少
量の荷電制御剤にてより有効な荷電制御を行なえ、有色
の荷電制御剤を用いてもカラー画像として鮮明で色の濁
りもなく、また例えば、高画質化に伴ないより小粒径の
ものとしても十分な帯電性を付与することができるもの
である。また、このように荷電制御剤を用いて帯電性を
付与した場合、帯電量の立ち上がりが速くこのため撹拌
時間の違いに左右されることなく、安定した帯電量分布
を得ることができ、画質の向上により有利である。な
お、荷電制御剤は、外殻層を構成するに合成樹脂に混在
させて存在させることも、外殻層表面部に存在させるこ
とも、あるいはまたその両方に存在させることもできる
が、外殻層表面部のみに局在化させることが好まし
い。。荷電制御剤を外殻層の表面部に付着させる態様に
おいては、前記したような方法により上記のごとく形成
された外殻層表面に付着させた後、機械的衝撃力などに
より固着させればよい。しかしながら、もちろんこのよ
うな方法に限定されるものではない。
合成樹脂被覆層に含まれる荷電制御剤としては、摩擦
帯電により正または負の荷電を与え得るものであれば、
特に限定されず有機あるいは無機の各種のものが用いら
れ得る。
正荷電制御剤としては、例えば、ニグロシンベースEX
(オリエント化学工業(株)製)、第4級アンモニウム
塩P−51(オリエント化学工業(株)製)、ニグロシン
ボントロンN−01(オリエント化学工業(株)製)、
スーダンチーフシュバルツBB(ソルベントブラック3:Co
lor Index 26150)、フェットシュバルツHBN(C。I.N
O.26150)、ブリリアントスピリッツシュバルツTN(フ
ァルベン・ファブリッケン・バイヤ社製)、ザボンシュ
バルツX(ファルベルケ・ヘキスト社製)、さらにアル
コキシ化アミン、アルキルアミド、モリブデン酸キレー
ト顔料などが挙げられ、また、負荷電制御剤としては、
例えば、オイルブラック(Color Index 26150)、オイ
ルブラックBY(オリエント化学工業(株)製)、ボント
ロンS−22(オリエント化学工業(株)製)、サリチル
酸金属錯体E−81(オリエント化学工業(株)製)、チ
オインジゴ系顔料、銅フタロシアニンのスルホニルアミ
ン誘導体、スピロンブラックTRH(保土谷化学工業
(株)製)、ボントロンS−34(オリエント化学工業
(株)製)、ニグロシンSO(オリエント化学工業(株)
製)、セレスシュバルツ(R)G(ファルベン・ファブ
リケン・バイヤ社製)、クロモーゲンシュバルツETOO
(C.I.NO.14645)、アゾオイルブラック(R)(ナショ
ナル・アニリン社製)などが挙げられる。
これらの荷電制御剤は、単独であるいは複数種組合せ
て使用することができるが、合成樹脂被覆層に添加する
荷電制御剤の添加量は、合成樹脂被覆層を形成する合成
樹脂100重量部に対して0.001〜10重量部、好ましくは0.
001〜5重量部である。すなわち、添加量が0.001重量部
未満であるとトナー粒子表面部に存在する荷電制御剤の
量が少ないため、トナーの帯電量が不足し、一方、10重
量部を越えるものであると合成樹脂被覆層より帯電制御
剤が剥離し、キャリアの表面にスペント化したり現像剤
中に混入して耐刷性を劣化させたりする虞れがあるため
である。
しかしながら、本発明の静電潜像現像用トナーにおい
て、このような荷電制御剤あるいは前記したような極性
基含有樹脂は必ずしも添加する必要はなく、一成分系の
ものにおいては、現像スリーブ、トナー規制ブレード等
に、また二成分系のものにおいてはキャリアにトナーと
の十分な荷電差を有するものを用いれば、所望の荷電に
トナーを帯電させることができる。
本発明の静電潜像現像用トナーは、上記のごとき構成
の積層構造を有するものであり、安定した帯電性、定着
性、耐熱性等を発揮し、優れた透明性を有するトナー層
を形成するものであるが、さら望ましくは最終的に得ら
れるトナー粒子の形状特性として、粒径の変動係数が15
%未満でかつ形状係数SF1が150以下であることが好まし
い。すなわち、このようにトナー粒子を極めて球形度の
高いかつ粒径分布の狭いものとした場合、トナー粒子の
小粒径化を図っても、高い流動性と安定したかつ均一な
帯電特性を付与することができ、カブリ、トナーの飛散
などの問題を生じることなく安定した現像性を付与する
ことができるものである。
なお本明細書において用いられる粒径の変動係数と
は、粒径のバラツキの尺度(%)を表わすものであっ
て、粒径における標準偏差(σ)を平均粒径で割ったも
のであり、以下のようにして求められるものである。す
なわち、まず走査型電子顕微鏡にて写真を撮影し、無作
為に100粒子を選択し、その粒子径を測定する。この測
定結果に基づき標準偏差(σ)および平均粒径を求め
る。なお、本発明で使用する標準偏差(σ)は、n個の
粒子径の測定を行なったときの、各測定値の平均値から
の差の2乗を(n−1)で割った値の平方根で表され
る。すなわち、次式で示される。
ただし、x1,x2…xnは試料粒子の粒子径の測定値、x
はn個の各測定値の平均値である。このようにして得ら
れた標準偏差(σ)を平均粒子径()で割り、100を
掛けた値を変動係数とした。
また本明細書において用いられる形状係数SF1とは、
粒子の長径/短径の差(歪み性)を示すパラメータとし
て使用され、一般に粉体粒子の球形度を示すものであっ
て、以下に示されるような式により定義される。なお本
明細書に示される各値はイメージアナライザー(日本レ
ギュレータ社製、ルーゼックス5000)により測定された
ものである。
(式中、面積とは粉体の投影面積の平均値を示し、最大
長とは粉体の投影像における最大長の平均値を示す。) 従って、トナー粒子の形状が真球に近いほどこの形状
係数SF1の値が100に近い値となるものである。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。
スチレン−アクリル樹脂微小粒子の製造例1 攪拌機、コンデンサー、不活性ガス導入管、温度計を
取り付けた3の四つ口フラスコ中において、分散液と
して、スチレンモノマー70重量部、n−ブチルメタクリ
レート25重量部、n−ブチルアクリレート5重量部に重
合開始剤過酸化ベンゾイル1.5重量部を用い、分散媒と
しては蒸溜水1000ccに適量の完全ケン化ポリビニルアル
コール(重合度約1000)2%およびドデシルベンゼンス
ルホン酸ソーダ1%を加えたものを用いて、それらを液
槽に調合し、混合分散手段として特殊機化工業(株)製
「TKオートホモミクサー」を用いて、タービンを1500rp
mから段階的に回転数を上昇させながら12000rpmで混合
分散を行なった。この分散混合液を最終回転数で攪拌を
継続しながら、80℃で4時間加熱し重合を行なった。
重合終了後、遠心脱水機で過し、純水で8回洗浄
後、真空乾燥し解砕し、数平均分子量Mn7000、分子量分
布Mw/Mn=2.3、ガラス転移点65℃、軟化点120℃変動係
数13%、形状係数FS1=109の粒径0.5μmのスチレン−
アクリル樹脂微小粒子を得た。
スチレン−アクリル樹脂微小粒子の製造例2 スチレン−アクリル樹脂微小粒子の製造例1において
仕込み原料としてスチレンモノマー50重量部、n−ブチ
ルメタクリレート30重量部、エチルアクリレート20重量
部、重合開始剤過酸化ベンゾイル0.3重量部を用いる以
外は同様な方法でスチレン−アクリル樹脂微小粒子を得
た。得られた微小粒子は、数平均分子量Mn7000、分子量
分布Mw/Mn=2.6、ガラス転移点45℃、軟化点95℃変動係
数12%、形状係数SF1=110の粒径0.3μmのものであっ
た。
スチレン−アクリル樹脂微小粒子の製造例3 スチレン−アクリル樹脂微小粒子の製造例1において
仕込み原料として以下に示すものを加えた以外は同様な
組成、方法でスチレン−アクリル樹脂微小粒子を得た。
得られた微小粒子は、数平均分子量Mn7500、分子量分布
Mw/Mn=2.5、ガラス転移点64℃、軟化点122℃、変動係
数14%、形状係数SF1=113の粒径0.8μmのものであっ
た。
2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート 15 重量部 2,2−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル) 0.5
重量部 トナーの製造例a シード重合法により得られた単分散球状のスチレン−
n−ブチルメタアクリレートの共重合体ポリマー(平均
粒径:7μm、変動係数:8%、形状係数SF1=108、ガラス
転移温度:50℃、軟化点:128℃、Mn:6000、Mw/Mn:2.
5)]100重量部とフタロシアニン顔料(CI74160)3重
量部を10ヘンシェルミキサーに入れ1500rpmの回転数
で2分間混合攪拌しポリマー粒子の表面に顔料を付着さ
せた。次に奈良機械ハイブリダイゼーションシステムNH
S−1型を用い、9000rpmで3分間の処理を行い、顔料を
ポリマー粒子表面に固定化した。
さらに上記顔料を処理したポリマー粒子100重量部と
上記スチレン−アクリル樹脂粒子の製造例1で得た微粒
子10重量部に対し上記と同様の処理を行ない樹脂被覆層
を設けた。さらにここで得られたポリマー粒子100重量
部に対し、負の荷電制御剤クロム錯体塩型染料E−81
(オリエント化学工業(株)製)0.5重量部を上記と同
様の処理を行うことにより、E−81をトナー表面に固着
させ、実施例1のトナーである平均粒径8.4μm、変動
係数8%、形状係数SF1=131のトナーaを得た。
トナーの製造例b トナーの製造例aにおいて、顔料をブリリアントカー
ミン6B(CI 15850)3重量部に代える以外は同様の組
成、製造方法を用いて、実施例2のトナーである平均粒
径8.2μm、変動係数8%、形状係数SF1=132のトナー
bを得た。
トナーの製造例c トナーの製造例aにおいて、顔料をベンジジンイエロ
ー(CI 21090)3重量部に代える以外は同様の組成、製
造方法を用いて、実施例3のトナーである平均粒径8.5
μm、変動係数5%、形状係数SF1=132のトナーcを得
た。
トナーの製造例d トナーの製造例aにおいて、負の荷電制御剤を正の荷
電制御剤P−51(オリエント化学(株)製)1.0重量部
に代える以外は同様の組成、製造方法を用いて、実施例
4のトナーである平均粒径8.5μm、変動係数8%、形
状係数SF1=132のトナーdを得た。
トナーの製造例e トナーの製造例aにおいて、芯材として用いるシード
重合法により得られた粒子を数平均分子量Mn=10000、
分子量分布Mw/Mn=4、ガラス転移点63℃、軟化点130
℃、変動係数5%、形状係数SF1=104、平均粒径7μm
であるものに代える以外は同様の組成、製造方法を用い
て、比較例1のトナーである平均粒径8.1μm、変動係
数8%、形状係数FS1=131のトナーeを得た。
トナーの製造例f トナーの製造例aにおいて、スチレン−アクリル樹脂
微小粒子としてスチレン−アクリル樹脂微小粒子の製造
例1で得られた微小粒子に代えて製造例2で得られた微
小粒子を用いる以外は同様の組成、製造方法を用いて、
実施例5のトナーである平均粒径8.5μm、変動係数8
%、形状係数SF1=132のトナーfを得た。
トナーの製造例g トナーの製造例aにおいて、スチレン−アクリル樹脂
微小粒子としてスチレン−アクリル樹脂微小粒子の製造
例1で得られた微小粒子に代えて製造例3で得られた微
小粒子20重量部を用いる以外は同様の組成、製造方法を
用いて、実施例6のトナーである平均粒径9.1μm、変
動係数9%、形状係数SF1=139のトナーgを得た。
キャリアの製造成分 重量部 ポリエステル樹脂(軟化点123℃、 ガラス転移点65℃、AV23、OHV40) 100 Fe−Zn系フェライト微粒子 MFP−2(TDK(株)製) 500 カーボンブラック (三菱化成工業(株)製、AM#8) 2 上記材料をヘンシェルミキサーにより十分混合、粉砕
し、次いでシリンダ部180℃、シリンダヘッド部170℃に
設定した押し出し混練機を用いて、溶融、混練した。混
練物を放置冷却後、フェザーミルを用いて粗粉砕し、さ
らにジェットミルで微粉砕した後、分級機を用いて分級
し、平均粒径60μmのキャリアAを得た。
諸特性に対する評価の方法 このようにして得られた実施例1〜6および比較例1
のトナーa〜gに対して以下に述べるように諸特性の評
価を行なった。なお、トナーa〜gそれぞれ100重量部
に対してコロイダルシリカR−972(日本アエロジル
(株)製):0.1重量部で後処理を行い、諸特性に対する
評価に用いた。
帯電量(Q/M)および飛散量 ここで表面処理されたトナー2gと上記に示すキャリア
28gと50ccのポリ瓶に入れ回転架台にのせて1200rpmで回
転させたときのトナーの帯電量の立ち上がりを調べるた
めに、3分、10分、30分間攪拌後の帯電量を測定し、ま
たその時の飛散量を調べた。
飛散量測定は、デジタル粉塵計P5H2型(柴田化学
(株)製)で測定した。前記粉塵計とマグネットロール
とを10cm離れたところに設置し、このマグネットロール
の上に現像剤2gをセットした後、マグネットを2000rpm
で回転させたとき発塵するトナーの粒子を前記粉塵計が
粉塵として読み取って、1分間のカウント数cpmで表示
する。帯電量および飛散量の測定結果を第1表に示す。
画出し評価 第2表に示す所定のトナー及び上記キャリアをトナー
/キャリア=7/93の割合で混合し、2成分系現像剤を調
整した。この現像剤を用い、実施例1〜3、5および
6、比較例1に対してはEP−570Z(ミノルタカメラ
(株)製)の、実施例4に対してはEP−470Z(ミノルタ
カメラ(株)製)の定着器をオイル塗布方式に改良して
用いて初期の画出し評価(及び耐刷テスト)を行い、第
2表に示す各種画像評価を行った。
1)画像上のかぶり 前記した通り各種トナー及びキャリアのの組み合せに
おいて、上記複写機を用いて画出しを行った。画像上の
かぶりについては、白地画像上のトナーかぶりを評価
し、ランク付けを行った。△ランク以上で実用上使用可
能であるが、○以上が望ましい。
2)透光性 透光性は以下に述べる定着性テストの際に得たOHPシ
ート上の定着画像において行ない、OHPプロジェクター
にて投影した際の投影像における色の鮮やかさを目視に
より評価した。
3)耐刷テスト 実施例1〜3、5および6、比較例1に対しては上記
EP−570Zを、実施例4に対してはEP−470Zを用いて10万
枚の耐刷テストを行った。このときのトナー帯電量とか
ぶりを評価した。
4)定着性テスト また、初期画像を紙とOHPシート上にコピーし定着性
の評価を行った。定着強度は砂消しゴムを用いて、20回
以上こすっても画像が乱れなかったものを◎、15回〜20
回を○、5〜15回を△、それ以下を×とした。結果を第
2表に示す。
耐熱テスト 各トナーを50ccポリビンに5g入れ、50℃の環境下に24
時間保管した後の凝集性で判断しランク付けを行った。
△以上で実用上可能であるが、○以上が好ましい範囲で
ある。結果を第1表に示す。
(発明の効果) 以上述べたように本発明は、少なくとも着色剤および
熱可塑性樹脂からなる芯粒子、ならびに少なくとも合成
樹脂からなり前記芯粒子の外表面を被覆成膜化した外殻
層から構成される静電潜像現像用トナーにおいて、前記
芯粒子に使用される熱可塑性樹脂の軟化点が150℃以
下、数平均分子量1000〜15000、分子量分布Mw/Mnが3以
下であり、かつ静電現像用トナー自体の粒径の変動係数
が15%未満であり、形状係数SF1が150以下であることを
特徴とするものであり、OHP用、フルカラー用として優
れた透光性を示し、鮮明な有色画像を得ることができ
る。またこのような優れた透光性を有するにもかかわら
ず、優れた耐熱性ならびに形状安定性を有し、かつ安定
かつ均一な帯電量を有するために、トナーの凝集、ある
いは画像状のカブリ、トナーの飛散などの問題も生じる
ことなく安定した現像性を示すものである。
加えて本発明の静電潜像画像用トナーにおいて、トナ
ー形状が前記したように球形度が高くかつ粒径分布の狭
いものである場合においては、小粒径化しても、高い流
動性、良好なハンドリング性を示し、画質の向上が望め
るものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 央一 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭58−205161(JP,A) 特開 昭62−205367(JP,A) 特開 昭61−275766(JP,A) 特開 昭61−275767(JP,A) 特開 昭59−64854(JP,A) 特開 昭60−117255(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも着色剤および熱可塑性樹脂から
    なる芯粒子、ならびに少なくとも合成樹脂からなり前記
    芯粒子の外表面を被覆成膜化した外殻層から構成される
    静電潜像現像用トナーにおいて、前記芯粒子に使用され
    る熱可塑性樹脂の軟化点が150℃以下、数平均分子量100
    0〜15000、分子量分布Mw/Mnが3以下であり、かつ静電
    現像用トナー自体の粒径の変動係数が15%未満であり、
    形状係数SF1が150以下であることを特徴とする静電潜像
    現像用トナー。
  2. 【請求項2】荷電制御剤が前記外殻層上に溶融固着され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    静電潜像現像用トナー。
  3. 【請求項3】前記芯粒子の粒径の変動係数が10%未満、
    形状係数SF1が120以下であり、前記外殻層を構成する合
    成樹脂が変動係数20%未満の微粒子であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の静電潜像現像用トナ
    ー。
  4. 【請求項4】少なくとも着色剤および軟化点150℃以
    下、数平均分子量1000〜15000、分子量分布Mw/Mn3以下
    である熱可塑性樹脂からなる芯粒子表面に、合成樹脂か
    らなる微粒子を静電気的に付着させる工程と、付着した
    微粒子の表面を機械的剪断力によって溶融し成膜化した
    外殻層を形成する工程と、この外殻層上に荷電制御剤を
    溶融固着する工程とからなることを特徴とする静電潜像
    現像用トナーの製造方法。
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