JP2624868B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2624868B2
JP2624868B2 JP2087025A JP8702590A JP2624868B2 JP 2624868 B2 JP2624868 B2 JP 2624868B2 JP 2087025 A JP2087025 A JP 2087025A JP 8702590 A JP8702590 A JP 8702590A JP 2624868 B2 JP2624868 B2 JP 2624868B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種書替可能型光ディスク等の書替可能な
記録媒体に、容量が一定である情報群と容量が可変であ
る情報群とを混在させて記録再生する情報記録再生装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、音楽情報等の連続情報が、光学的に検出可能な
微小ピットによりディジタル信号として記録された、い
わゆるコンパクトディスク(以下、CDと呼ぶ)が広く使
用されている。このCDは再生専用のCDプレーヤにより再
生が行われるようになっている。
第10図及び第11図は、CDで用いられる信号フォーマッ
トを説明するための略図である。第10図に示すように、
記録信号の1フレーム31aはフレームの先頭を示すフレ
ーム同期信号31bと、データの付加情報であるサブコー
ド31c(詳細後述)と、主情報である24バイトデータに
エラー検出訂正用パリティ符号を付加したデータフィー
ルド31dにより構成される。なお、データフィールド31d
におけるデータは、後述するCIRC(Cross Interleaved
Reed Solomon Code)と呼ばれる非完結型3インタリー
ブを伴ったエラー検出訂正方式によりエラーの検出及び
訂正が行われる。
第11図に示すように、98フレーム(1セクタ32a(1
サブコーディングフレーム)を構成する)分のサブコー
ド31cが1つのサブコーディングブロック32cを成し、こ
のサブコーディングブロック32cによりトラック番号
(データが音楽情報の場合は曲番号と呼ばれる)及びデ
ィスク上の絶対アドレス情報等が示される。なお、フレ
ーム同期信号32b及びデータフィールド32dは、それぞれ
第10図のフレーム同期信号31b及びデータフィールド31d
が98フレーム分集合した状態を示している。
1セクタ32aの長さ、つまり、セクタ長が、例えば、1
3.3〔ms〕であれば、75セクタで1秒となる。この時、
ディスク上のセクタ番号は時間を基準として“分":
“秒":“1秒内のセクタ番号(即ち、00〜74のいずれか
の値)”の組合せにより表わすことができ、このセクタ
番号はディスク最内周から順次増加する連続した時間情
報及び位置情報を成している。
第9図はCDにおけるディスク上の領域配置を示す模式
図である。ディスク33は音楽情報等の主情報及び上記サ
ブコードによるセクタ番号が含まれる主情報記録領域33
aと、上記主情報記録領域33aに記録された各々の主情報
に関する付加情報、例えば、トラック番号及びトラック
の記録開始セクタ番号がサブコードで示されるTOC(Tab
le Of Contents)領域33bにより構成されている。
上記のフォーマットにより、CDプレーヤにおいては、
ディスク33の装填時に上記TOC領域33bのサブコード情報
を読み出すことにより、各々の主情報の数(音楽情報の
場合、曲数に相当)及びその記録開始位置のセクタ番号
を認識し、以後の再生指示に対して所望のトラックへの
アクセスが、上記TOC領域33bから読み出したサブコード
情報と、主情報記録領域33aに記録されたサブコードに
よるセクタ番号との照合を行うことにより、速やかに実
行される。
上記のCDは、記録が線速度一定(CLV(Constant Line
ar Verocity))方式で行われるため、記録密度がディ
スク33上のどの半径位置でも一定であり、これにより、
記録容量の向上を図ることができる。実際のCDプレーヤ
においては、再生時に、上記の信号フォーマットで記録
されたCDからの再生信号中の、例えば、フレーム同期信
号の間隔が基準長となるようにディスク33の回転制御を
行うことにより、CLV制御が実現される。
一方、近年開発が進められている光磁気ディスク等の
書替可能型光ディスクに音楽情報又はコンピュータ情報
等の各種情報を記録して使用する際に、従来のCD又はCD
−ROM(Compact DiskRead Only Memory)との間で再生
方式を共通化し、互換性を有する情報記録再生装置を提
供することが望ましい。
この場合、特に未記録の光ディスクにおいては、上記
CDの信号フォーマットによるサブコードを用いた絶対ア
ドレス又はCLV制御に用いることのできるフレーム同期
信号等が存在しないため、記録に先立った任意のセクタ
位置へのアクセス動作が行えないとともに、記録並びに
再生時に必要なCLV制御が不可能となる。
そこで、前記サブコードによる記録に代わる絶対アド
レスの記録方式として、絶対アドレスをバイフェーズマ
ーク変調した後、各ビットが“0"か“1"かに応じて光デ
ィスクの案内溝をディスク半径方向の内側又は外側に偏
倚させるか、もしくは案内溝の幅を変更するようにした
ものが提案されている(特開平1−39632号公報参
照)。
その場合、バイフェーズマーク変調による絶対アドレ
スの周波数帯域と、EFM(Eight to Fourteen Moduratio
n)変調を行った記録情報の周波数帯域とを相違させて
おけば、両者を互いに分離して再生することが可能であ
り、記録情報がない領域に対しても案内溝の偏倚等によ
り記録した上記絶対アドレスを用いてアクセス動作が可
能である。又、CLV制御についても上記絶対アドレスの
再生キャリア成分を用いることにより、正確な速度制御
が可能であり、このCLV制御は記録中においても実施可
能である。
上記のようなCDと互換性を有した書替可能型光ディス
クは、特に一般家庭において、音楽情報を始め、文字情
報、画像情報等の多種多用な情報を高密度で記録可能な
情報記録媒体として期待できる。
例えば、上記の書替可能型光ディスクを、音声情報の
記録が可能な電子スチルカメラの記録媒体として使用す
ることが考えられる。
従来、各静止画像に対するコメント等を録音する録音
機能を有する電子スチルカメラとしては、記録媒体に、
いわゆるフロッピーディスクを使用したものが知られて
いる。そこで、記録媒体として、書替可能型光ディスク
を使用する場合も、ディスク上での画像及び音声情報の
配置に関してフロッピーディスクの場合と同様の構成と
することが考えられる。
その場合、画像及び音声情報の配置方式として、第12
図に示すように、記録領域に画像情報記録領域I1・I2…
(容量は時間換算で、例えば、1画面当たり3〜4秒程
度)及び音声情報記録領域A1・A2…(例えば、1画面当
たり10秒程度)を交互に記録するとともに、1画面当た
りの音声情報記録領域A1・A2…の容量を一定とすること
が考えられる。
ところが、その場合、実際の音声情報が音声情報記録
領域A1・A2…より短くなって、記録領域の利用効率が低
下したり、逆に記録したい音声情報が音声情報記録領域
A1・A2…内に収まらない等の不具合が生じがちである。
特に音声情報を全く記録しない場合は、利用効率が著し
く低下することになる。
そこで、第13図に示すように、画像情報記録領域I1・
I2…及び音声情報記録領域A1・A2…を交互に配置すると
ともに、音声情報記録領域A1・A2…の容量を可変し、そ
れぞれの静止画像に対し所望の長さだけ音声情報を記録
できるように構成することも考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、その場合、記録領域の利用効率は向上する
ものの、音声情報の書替を行う場合、後方に記録された
画像情報を保護する必要上、元の音声情報以上の長さに
することができないという制約が生じる。
又、音声情報が不要になって消去した場合、元々音声
情報記録領域A1・A2…となっていた空白領域の長さが一
定でないため、この領域を仮に画像情報の記録に使用す
る場合も利用効率が低下し、アドレス管理も煩雑になる
という問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本願請求項1に係る発明の情報記録再生装置は、上記
の課題を解決するために、一端側から次第に大きくなる
ようにブロック番号が付与された複数のブロックからな
る書替可能型記録媒体に、容量が一定である情報群(例
えば、電子スチルカメラにおける画像情報)と容量が可
変である情報群(例えば、電子スチルカメラにおける音
声情報)とを混在させて記録再生を行う記録データの書
替可能な情報記録再生装置において、容量が一定である
情報はブロック番号の大きいブロックから順次記録する
一方、容量が可変の情報はブロック番号の小さいブロッ
クから順次記録するように制御する記録制御手段を備え
ていると共に、容量が一定である情報に対して、少なく
ともその一定の容量毎に、非完結型インタリーブを伴っ
たエラー検出訂正方式によるエラー訂正を可能とする付
加データを付与する付加データ付与手段を備えているこ
とを特徴とするものである。
本願請求項2に係る発明の情報記録再生装置は、上記
の課題を解決するために、請求項1記載の情報記録再生
装置において、容量が一定の情報と容量が可変の情報の
各々の記録位置を示す領域管理情報を記録媒体に記録す
る領域管理情報記録手段を備えていることを特徴とする
ものである。
〔作 用〕
上記の請求項1に係る発明の構成によれば、容量が可
変の情報群はそれらのみで連続させて記録する一方、容
量が一定の情報群はそれらのみで連続させて記録するよ
うにしたので、例えば、可変の情報群のみを一括して消
去した場合には、空白領域が連続的に生じる。従って、
その後、上記空白領域に容量が一定の情報を効率良く記
録することができる。
又、容量が可変の情報はブロック番号の小さいブロッ
クから順次に記録し、容量が一定の情報はブロック番号
の大きいブロックから次第にブロック番号の小さいブロ
ックに移行するように記録するようになっているので、
空白領域は、容量が可変の情報群と容量が一定の情報群
の間の一箇所に生じるのみであり、その結果、記録領域
の有効利用が実現できる。
又、容量が一定である情報に対しては少なくともその
一定の容量毎に、非完結型インタリーブを伴ったエラー
検出訂正方式によるエラー訂正を可能とする付加データ
を付与するようにしたので、連続的に複数画面を記録し
た場合においても、一定の容量毎に付加データが付与さ
れることになる。
この結果、記録データを書き替える際に、その一定容
量毎の書き替えが可能となり、かつ書き替えによる空白
領域が生じない。したがって、書き替え時における記録
媒体の利用効率を高めることができる。
又、上記の請求項2に係る発明の構成によれば、容量
が一定の情報と容量が可変の情報の各々の記録位置を示
す領域管理情報を記録媒体に記録するようにしたので、
この領域管理情報を用いて、容量が一定の情報と容量が
可変の情報との両方の領域管理を行うことができる。こ
のため、記録時及び書き替え時とも、確実に記録領域の
有効利用が実現できる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第8図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
第7図に示すように、書替可能型記録媒体としての光
磁気ディスク1には、その内周側端部にTOC領域1aが設
けられるとともに、TOC領域1aより外周寄りの大部分の
領域が情報記録領域1bとされている。情報記録領域1bに
は、例えば、画像及び音声情報が記録される一方、TOC
領域1aには、情報記録領域1bに記録された各情報に関す
る付加情報、例えば、各情報毎の開始ブロック位置及び
終了ブロック位置等が記録されるようになっている。
第8図に示すように、光磁気ディスク1におけるTOC
領域1a及び情報記録領域1bには予め螺旋状の案内溝2・
2…(便宜上ハッチングで示す)がディスク半径方向に
所定の間隔を隔てて形成されている。そして、ディスク
上の絶対アドレス(アドレス)は、バイフェーズマーク
変調後、各ビットが“1"であるか“0"であるかに対応し
て、案内溝2・2…を光磁気ディスク1の半径方向の外
側又は内側に偏倚させることにより記録されている。上
記の絶対アドレスは、ディスク上の位置を表すととも
に、CLV制御等を行う際の回転制御情報としても利用さ
れる。なお、本実施例における絶対アドレスは、上記CD
フォーマットにおける各セクタに対応しているので、以
下、絶対アドレスを物理セクタ番号と呼ぶ。
本実施例の情報記録再生装置は、音声情報の記録が可
能な電子スチルカメラに組み込まれて使用される例を示
す。第6図のブロック図において、本情報記録再生装置
は、光磁気ディスク1を支持して回転させるスピンドル
モータ3と、記録及び再生時に光磁気ディスク1にレー
ザ光を照射する光ヘッド4と、記録時に光磁気ディスク
1に磁界を印加するコイル5を備えている。
本情報記録再生装置は、いわゆる磁界変調方式で記録
を行うように構成され、かつ、記録済の情報の上に新た
な情報を重ねて記録するオーバーライトが行えるように
なっている。上記情報記録再生装置は、図示しない撮像
素子からの画像情報を入力するための入力端子6a、図示
しないマイクロフォンからの音声情報を入力するための
入力端子6b、画像及び音声情報がそれぞれ出力される出
力端子6c・6d、並びに本情報記録再生装置と上記撮像素
子及びマイクロフォン等電子スチルカメラの各部を制御
する上位コントローラとの間での制御信号の入出力を行
うための端子6eを備えている。
画像(静止画像)情報の記録の際には、入力端子6aか
らインターフェース18に入力された画像情報が、ディジ
タルデータfとして切替回路19に送られる。切替回路19
では、インターフェース18からのディジタルデータfと
付加データ付与手段としてのセクタデータ生成回路20か
らの付加データe(後述)とが切り替えられ、ディジタ
ルデータfに付加データeが付加されたディジタルデー
タhが記録信号処理回路7に供給される。
記録信号処理回路7では、ディジタルデータhに対し
てエラー検出訂正用パリティの生成付加が行われるとと
もにサブコード生成回路17からのサブコード情報が付加
された後、EFM変調され、更に、フレーム同期信号が付
加されてコイルドライバ8に供給されるようになってい
る。コイルドライバ8は供給された信号に基づいて、コ
イル5を駆動し、それと同時に光ヘッド4から光磁気デ
ィスク1にレーザ光が照射されることにより、信号の記
録が行われるものである。なお、ここでの信号フォーマ
ットは、例えば、従来例として前記第10図及び第11図に
示したものと同様とすることができる。
一方、音声情報の記録を行う際には、入力端子6bから
入力される音声情報がインターフェース18を介してディ
ジタルデータfとして切替回路19に供給され、この場
合、セクタデータ生成回路20からの付加データeは付加
されず、ディジタルデータfがそのままディジタルデー
タhとして記録信号処理回路7に供給されて、以下、上
記と同様の手順で記録処理が行われるものである。
又、光ヘッド4で再生された画像又は音声情報は再生
アンプ10により増幅され、事前記録情報検出回路11と再
生信号処理回路15とに送られる。事前記録情報検出回路
11は、例えば、帯域通過フィルタとPLLにより構成さ
れ、帯域通過フィルタにより抽出された再生信号中の事
前記録情報に対し、PLLによって同期したクロックが生
成されるようになっている。そして、絶対アドレスのバ
イフェーズマーク変調信号からなる前記事前記録情報に
同期したクロックがCLV制御回路9に供給される。
CLV制御回路9では、事前記録情報検出回路11からの
上記同期クロックと、内部に保有している基準周波数と
の比較を行い、その差信号でスピンドルモータ3の回転
制御を行うようになっている。これにより、正確なCLV
制御が実現される。又、事前記録情報検出回路11で抽出
された再生信号中の事前記録情報は、アドレス検出回路
12へ供給される。
アドレス検出回路12は、例えば、バイフェーズマーク
復調回路及びアドレスデコーダからなり、事前記録情報
検出回路11で抽出された事前記録情報のバイフェーズマ
ーク復調を行った後、アドレスデコーダによりディスク
上の位置情報、すなわち、物理セクタ番号(絶対アドレ
ス)にデコードされて、この物理セクタ番号が記録再生
用コントローラ13に供給される。
再生信号処理回路15では再生アンプ10から供給される
再生信号中の光磁気信号成分からEFM復調が行われ、更
に、エラー検出訂正用パリティを用いたエラー検出訂正
処理が行われる。そして、再生処理済の画像又は音声情
報がインターフェース18及び出力端子6c又は6dを介して
テレビジョン等のディスプレイ及び音声出力部に出力さ
れる。
再生信号処理回路15でEFM復調されたサブコード情報
はサブコード検出回路16へ供給され、サブコード検出回
路16で認識されたサブコード情報が、記録制御手段とし
ての役割を有する記録再生用コントローラ13に供給され
る。記録再生用コントローラ13は、前記した上位コント
ローラから端子6e及びインターフェース18を介して記録
・再生の指示を受けるようになっている。又、記録再生
用コントローラ13はアドレス検出回路12からの物理セク
タ番号を受けて光磁気ディスク1上の光ヘッド4の位置
を認識し、光ヘッド4及びコイル5の移動機構(図示せ
ず)により光ヘッド4及びコイル5を所定の位置に移動
させるアクセス機能を有する。
更に、領域管理情報記録手段としての記録再生用コン
トローラ13は、サブコード検出回路16から供給されるサ
ブコード情報を選択してTOCメモリ14に記憶し、又は、
インターフェース18を介して与えられる上位コントロー
ラからのTOC内容に係る情報等をTOCメモリ14に記憶した
り、或いはTOCメモリ14の内容の読出が行えるようにな
っている。
又、TOCメモリ14内のサブコード情報は必要に応じて
サブコード生成回路17に供給され、ここで、サブコード
が生成されて記録信号処理回路7でEFM変調されて、コ
イルドライバ8に供給される。これにより、TOCメモリ1
4内のサブコード情報が光磁気ディスク1のTOC領域1aに
記録される。
第1図(a)において、光磁気ディスク1の情報記録
領域1bは、例えば、8セクタ毎に1ブロックを構成して
ブロック単位で情報の記録・再生が行われるようになっ
ており、各ブロックには、光磁気ディスク1の内周側か
ら次第に大きくなるようにB0・B1…等のブロック番号が
付与されている(第5図参照)。
本実施例では、データ容量が一定の画像情報を記録す
る画像情報記録領域I1・I2…が情報記録領域1bにおける
外周側、つまり、ブロック番号の大きい側から順次配置
される一方、データ容量が可変の音声情報を記録する音
声情報記録領域A1・A2…は情報記録領域1bにおける内周
側、つまり、ブロック番号の小さい側から順次配置され
るようになっている。なお、各画像情報記録領域I1・I2
…において、画像情報はブロック番号の小さいブロック
から順次記録される。
上記の情報配置により、画像情報及び音声情報のいず
れもが記録されない空白領域は、画像情報記録領域I1・
I2…と音声情報記録領域A1・A2…との間の1箇所に生じ
るのみであるので、情報記録領域1bの利用効率を高める
ことができる。
又、一旦、記録した音声情報を書き替えたい場合は、
第1図(b)に示すように、記録済の全ての画像に関す
る音声情報を一括して書き替えれば良い。ここで、A1′
・A2′…は書替後の各音声情報記録領域を示している。
更に、音声情報が不要になった場合は、連続的に記録
された音声情報群を容易に一括消去することができ、消
去により生じた連続的な空白領域は画像情報の記録に使
用できる。
次に、第2図を用いて本情報記録再生装置により画像
情報を光磁気ディスク1に記録する場合のアドレス制御
につき説明する。同図中Iは情報記録領域1bのブロック
構成、IIは各ブロックのセクタ構成を示している。同図
中Iのように、各ブロックにはB22500、B22501、…、B2
2563…等のブロック番号が付与されるとともに、同図中
IIのように、各ブロック内の個々のセクタには、時間を
基準として“分":“秒":“1秒内のセクタ番号(本実施
例では1秒内に75セクタが含まれるため、00〜74のいず
れかの値)”の組合せからなる物理セクタ番号が付与さ
れている。各ブロックのデータdgは8セクタで構成さ
れ、情報記録領域1bの最も内周側に位置するブロックに
は、ブロック番号B0(第5図)が付与され、かつ、この
ブロック番号B0のブロックの先頭セクタには、例えば、
物理セクタ番号(01:00:00)が与えられている。
画像信号の記録に際して、上位コントローラからイン
ターフェース18を介して記録再生用コントローラ13に与
えられる所定ブロック番号範囲の記録指令に対し、記録
再生用コントローラ13は上記所定ブロック番号範囲が実
際の物理セクタ番号のいずれの値に対応するかの演算を
行う。第2図の具体例を用いて説明すれば、以下の通り
である。
例えば、1枚目の画像の画像情報da1を記録する画像
情報記録領域I1として、上記コントローラからブロック
番号B22500〜B22563のブロックが指定された場合、ブロ
ック当たりのセクタ数は“8"となっており、又、上記の
如く、ブロック番号B0のブロックの先頭の物理セクタ番
号は(01:00:00)で与えられることが予め定められてい
るので、記録を開始するブロック番号B22500のブロック
の先頭の物理セクタ番号は、(01:00:00)+ブロック番
号(22500)×セクタ数(8)=(41:00:00)となり、
容易にブロック番号B22500のブロックの先頭の物理セク
タ番号を求めることができる。このようにしてブロック
番号B22500のブロックの物理セクタ番号が求まると、当
該ブロックへのアクセス動作を実行する。
ところで、本実施例では1ブロックが8セクタで構成
されているが、この8セクタのうち、実際に画像情報da
1を記録するのは、有効セクタddを構成する中央の4セ
クタのみで、各ブロックにおける先頭の2セクタ及び末
尾の2セクタには、それぞれ前部付加データd1及び後部
付加データd2を記録するようになっている。
上記前部付加データd1及び後部付加データd2は、前記
CIRCによる非完結型インタリーブを用いて記録・再生を
行うに際し、有効セクタddに記録されたデータに再生エ
ラーが生じた場合、これを検出・訂正するための誤り訂
正用パリティを含んだダミーデータであって、各ブロッ
クに前部付加データd1及び後部付加データd2を付加する
ことにより、ブロック単位で情報の書替を行っても各ブ
ロックの有効セクタddのデータが正確に再生できるもの
である。
上記のように、ブロック番号B22500(第3図(a)参
照)の先頭セクタの物理セクタ番号を演算して、そこに
アクセスした後、この物理セクタ番号のセクタ以降に、
セクタデータ生成回路20により与えられる前部付加デー
タd1(同図(d))及び後部付加データd2とからなる付
加データe(同図(b))と、インターフェース18を介
して与えられる1枚目の画像情報da1を有効セクタddに
相当する4セクタのサイズに分割した第1番目の分割デ
ータD1(同図(c))からなるディジタルデータfとが
切替回路19により逐次切り替えられて所望の情報記録が
行われる。
上記したブロック番号B22500のブロックの記録手順を
今1度説明すると、まず、物理セクタ番号(41:00:00)
のセクタからの2セクタに記録すべき前部付加データd1
がセクタデータ成形回路20より与えられ、切替回路19を
介して記録信号処理回路7に供給されて光磁気ディスク
1の情報記録領域1bに記録される(第3図中期間t1)。
引続き、インターフェース18を介して与えられる画像
情報da1の内、上記有効セクタddのサイズに相当する第
1番目の分割データD1の記録用セクタ群として、(41:0
0:02)のセクタより4セクタ分与えられ、切替回路19を
介して記録信号処理回路7に供給されて記録される(期
間t2)。
その後、(41:00:06)のセクタより2セクタに相当す
る後部付加データd2がセクタデータ生成回路20により与
えられ、切替回路19を介して記録信号処理回路7へ供給
されて記録される(期間t3)。
以上の動作により1ブロック分の記録が完了し、以後
連続してブロック番号B22501乃至B22563のブロックがt4
乃至t9に示す動作を経て記録される。
その後、2枚目の画像情報da2を記録する際には、画
像情報記録領域I2のブロック範囲は、その終了ブロック
が1枚目の画像の画像情報記録領域I1の開始ブロックよ
り1つ手前のブロックとされるとともに、ブロック数が
画像情報記録領域I1と等しくなるように設定され、それ
に応じて物理セクタ番号の演算が行われる。3枚目以降
の画像の画像情報記録領域I3・I4…についても、1枚の
画像当たりのブロック数が一定となり、かつ、記録され
るブロック群のブロック番号が次第に小さくなるように
ブロック範囲が設定されて、それに応じて物理セクタ番
号が演算される。
なお、記録を行った画像情報da1の領域管理について
は、上位コントローラが領域管理情報そのものに所定の
ブロックを割り当て、前記と同様の動作を経て記録して
も良いし、又は、記録再生用コントローラ13及びTOCメ
モリ14を経てサブコード生成回路17で所定のフォーマッ
トに変換後、記録信号処理回路7へ供給して記録を行っ
ても良い。後者の方式の場合、通常領域管理情報の記録
領域としてTOC領域1aが使用される。
ところで、画像情報da1・da2…の記録に際して、第2
図に示すように、ブロック毎に前部付加データd1と後部
付加データd2を付加する代わりに、第4図に示すよう
に、各画像情報da1・da2…が記録されるブロック群の内
の先頭のブロックのみに前部付加データd1を付加すると
ともに、末尾のブロックのみに後部付加データd2を付加
して、残りのブロックには画像情報da1・da2…を連続的
に記録するようにしても良い。この場合、例えば、1枚
目の画像情報da1の記録はB22532のブロックで終了し、
これにより、情報記録領域1bの利用効率を高めることが
できる。
次に、第5図を用いて、音声情報の記録動作につき説
明する。なお、第5図中Iはブロック領域、IIはセクタ
構成を示し、上記の如く、1ブロックのデータdgが8セ
クタで構成されている。又、IIIは記録すべき音声情報
を示している。
まず、上位コントローラによりインターフェース18を
介して記録再生用コントローラ13に与えられる所定のブ
ロック番号のブロックからの記録指令に対し、記録再生
用コントローラ13は実際の物理セクタ番号に変換する演
算を行う。具体的に第5図の例により説明すれば、以下
の通りである。
例えば、1枚目の画像に対応する音声情報db1を記録
する音声情報記録領域A1(第1図(a)参照)は、情報
記録領域1bにおける最もブロック番号の小さいブロック
番号B0のブロックから開始される。ブロック番号B0のブ
ロックの先頭セクタの物理セクタ番号は(01:00:00)で
与えられることが予め定められているので、記録再生用
コントローラ13は、当該物理セクタ番号のセクタへのア
クセス動作を実行する。
その後、入力端子6bからインターフェース18を介して
入力される音声情報db1が切替回路19を介してディジタ
ルデータhとして記録信号処理回路7に供給されること
により、(01:00:00)の物理セクタ番号以降に、音声情
報db1が連続して記録される。すなわち、音声情報db1の
記録に際しては、1ブロックの8セクタ全てが該当セク
タとなり、前部付加データ及び後部付加データは付加さ
れない。
音声情報db1の記録終了は、上位コントローラからイ
ンターフェース18を介して記録終了の指示が記録再生用
コントローラ13に与えられることにより行われる。第5
図の例では、音声情報db1の記録がブロック番号B74のブ
ロックで終了する。その場合、2枚目の画像用の音声情
報db2を記録する音声情報記録領域A2は後続するブロッ
ク番号B75のブロックから開始され、音声情報記録領域A
2への記録に際して、ブロック番号B75のブロックの先頭
のセクタの物理セクタ番号が上記と同様に演算される。
なお、以下、3枚目以降の画像用の音声情報記録領域A3
・A4…の先頭のセクタの物理セクタ番号も同様に演算さ
れる。
記録した音声情報db1・db2…の領域管理については、
上位コントローラからの指示により、領域管理情報とし
て記録再生用コントローラ13及びTOCメモリ14を経てサ
ブコード生成回路17で所定のフォーマットに変換後、記
録信号処理回路7へ供給されて記録が行われる。この場
合は、領域管理情報の記録領域として、TOC領域1aが使
用される。
以上のようにして記録された画像情報da1・da2…又は
音声情報db1・db2…の再生は、上位コントローラからの
再生指令及び再生を行うべき領域のブロック番号がイン
ターフェース18を介して記録再生用コントローラ13に送
られることにより、上記同様の物理セクタ番号への変換
を行った後、必要なアクセス動作を経て実施される。
画像情報da1・da2…を再生する場合は、第2図の例で
説明すれば、光ヘッド4からの再生信号が再生アンプ10
で増幅され、再生信号処理回路15で再生信号中の光磁気
信号成分に対しEFM復調が行われ、更に、エラー検出訂
正用パリティを用いたエラー検出訂正処理が行われる。
ここでのエラー検出訂正動作では、第2図における前部
付加セクタに記録された前部付加データd1及び後部付加
セクタに記録された後部付加データd2からなる付加デー
タeをも使用して有効セクタddの再生処理が行われる。
そして、再生処理済の信号データの内、有効セクタddに
相当する4セクタの分割データD1、D2…のみが各ブロッ
ク毎にインターフェース18及び出力端子6cを介して出力
されるようになっている。
又、音声情報db1・db2…を再生する場合は、第5図の
例で説明すれば、光ヘッド4からの再生信号が再生アン
プ10で再生され、再生信号処理回路15で再生信号中の光
磁気信号成分に対しEFM復調が行われ、更に、エラー検
出訂正パリティを用いたエラー検出訂正処理が行われた
後、インターフェース18及び出力端子6dを介して出力さ
れる。
なお、上記の実施例では、容量が一定の情報として電
子スチルカメラにおける画像情報を、容量が可変の情報
として電子スチルカメラにおける音声情報を挙げて説明
したが、これに限らず、容量が一定の情報と容量が可変
の情報とを混在させて記録する場合に本発明は有効であ
る。
又、上記の実施例では、1ブロックを8セクタで構成
したが、これは説明の便宜上使用した数値であって、必
要に応じてブロックサイズを種々に変更することができ
る。
絶対アドレス(物理セクタ番号)は、事前記録されて
認識可能な情報であれば、例えば、ピット形式等、いか
なる形態のものであっても良い。
更に、上記実施例では光磁気方式によるディスク状の
記録媒体を用いて説明したが、他の書替可能型記録媒体
にも適用可能であり、又、ディスクの形態に限らず、テ
ープ状もしくはカード状の記録媒体であっても、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲内で実施可能である。
〔発明の効果〕
本願請求項1に係る発明の情報記録再生装置は、以上
のように、書替可能型記録媒体に、容量が一定である情
報群と容量が可変である情報群とを混在させて記録、及
び記録データの書き替えする際に、容量が一定である情
報はブロック番号の大きいブロックから順次記録する一
方、容量が可変の情報はブロック番号の小さいブロック
から順次記録するように制御する記録制御手段を備えて
いると共に、容量が一定である情報に対して、少なくと
もその一定の容量毎に、非完結型インタリーブを伴った
エラー検出訂正方式によるエラー訂正を可能とする付加
データを付与する付加データ付与手段を備えている構成
である。
これにより、容量が可変の情報群はそれらのみで連続
させて記録する一方、容量が一定の情報群はそれらのみ
で連続させて記録するようにしたので、例えば、容量が
可変の情報群のみを一括して消去した場合には、空白領
域が連続的に生じる。従って、その後、上記空白領域に
容量が一定の情報を効率良く記録することができる。
又、容量が可変の情報はブロック番号の小さいブロッ
クから順次に記録し、容量が一定の情報はブロック番号
の大きいブロックから次第にブロック番号の小さいブロ
ックに移行するように記録するようになっているので、
空白領域は容量が可変の情報群と容量が一定の情報群の
間の一箇所に生じるのみであり、その結果、領域媒体の
利用効率を高めることができる。
又、容量が一定である情報に対しては少なくともその
一定の容量毎に、非完結型インタリーブを伴ったエラー
検出訂正方式によるエラー訂正を可能とする付加データ
を付与するようにしたので、連続的に複数画面を記録し
た場合においても、一定の容量毎に付加データが付与さ
れることになる。
この結果、記録データを書き替える際に、その一定容
量毎の書き替えが可能となり、かつ書き替えによる空白
領域が生じない。したがって、書き替え時における記録
媒体の利用効率を高めることができるという効果を奏す
る。
本願請求項2に係る発明の情報記録再生装置は、以上
のように、請求項1記載の情報記録再生装置において、
容量が一定の情報と容量が可変の情報の各々の記録位置
を示す領域管理情報を記録媒体に記録する領域管理情報
記録手段を備えている構成である。
これにより、容量が一定の情報と容量が可変の情報の
各々の記録位置を示す領域管理情報を記録媒体に記録す
るようにしたので、この領域管理情報を用いて、容量が
一定の情報と容量が可変の情報との両方の領域管理を行
うことができる。
このため、記録時及び書き替え時とも、確実に記録領
域の有効利用が実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図(a)は情報記録領域における画像及び音声情報
の配置を示す説明図である。 同図(b)は音声情報の書替を行った場合の情報の配置
を示す説明図である。 第2図は画像情報を記録する場合のブロック構成、セク
タ構成を示す説明図である。 第3図は画像情報を記録する場合の情報の流れを示すタ
イムチャートである。 第4図は画像情報を記録する場合の他のブロック構成、
セクタ構成を示す説明図である。 第5図は音声情報を記録する場合のブロック構成、セク
タ構成を示す説明図である。 第6図は情報記録再生装置のブロック構成図である。 第7図は光磁気ディスクの概略平面図である。 第8図は同拡大平面図である。 第9図乃至第13図は従来例を示すものである。 第9図はコンパクトディスクの概略平面図である。 第10図はコンパクトディスクのフレーム信号フォーマッ
トを示す模式図である。 第11図はコンパクトディスクのセクタフォーマットを示
す模式図である。 第12図及び第13図はそれぞれ従来の電子スチルカメラに
おける画像及び音声情報の配置を示す説明図である。 1は光磁気ディスク(書替可能型記録媒体)、13は記録
再生用コントローラ(記録制御手段、領域管理情報記録
手段)、20はセクタデータ生成回路(付加データ付与手
段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺島 重男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−255874(JP,A) 特開 平1−194171(JP,A) 特開 昭62−177750(JP,A) 特開 平2−46569(JP,A) 特開 昭63−14380(JP,A) 特開 平1−159874(JP,A) 特開 平3−104056(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側から次第に大きくなるようにブロッ
    ク番号が付与された複数のブロックからなる書替可能型
    記録媒体に、容量が一定である情報群と容量が可変であ
    る情報群とを混在させて記録再生を行う記録データの書
    替可能な情報記録再生装置において、 容量が一定である情報はブロック番号の大きいブロック
    から順次記録する一方、容量が可変の情報はブロック番
    号の小さいブロックから順次記録するように制御する記
    録制御手段を備えていると共に、 容量が一定である情報に対して、少なくともその一定の
    容量毎に、非完結型インタリーブを伴ったエラー検出訂
    正方式によるエラー訂正を可能とする付加データを付与
    する付加データ付与手段を備えていることを特徴とする
    情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】容量が一定の情報と容量が可変の情報の各
    々の記録位置を示す領域管理情報を記録媒体に記録する
    領域管理情報記録手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の情報記録再生装置。
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