JP2623367B2 - 三次元形状測定装置の校正方法 - Google Patents

三次元形状測定装置の校正方法

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高之 大幡
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世古口 言彦
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、光切断法による三次元形状測定装置にお
けるカメラの校正方法に関する。
〈従来の技術〉 光切断法を利用して被測定物の三次元形状を測定する
方法は周知であり、被測定物にスリット光を照射し、被
測定物の表面に生ずる光切断線の形状をスリット光の光
源に対して一定の位置に配置されたカメラで撮像し、得
られた光切断像のデータをコンピュータで処理すること
によって被測定物の形状を求めている。カメラとしては
例えばCCDカメラが用いられるが、撮像された被測定物
の像情報はレンズを通してCCDに伝えられるため、レン
ズの性能は測定精度に大きな影響を与える。
〈発明が解決しようとする課題〉 レンズの性能を左右する収差には、単色光の場合でも
球面収差、非点収差、像面湾曲、コマ及び歪曲収差など
があり、しかもそれらが互いに影響を及ぼし合うためレ
ンズの組み合わせで対処するには限界があり、収差を完
全になくすことは非常に困難であった。
この発明はこのような問題点に着目し、得られた画像
内の位置を元の空間内の位置に換算する変換テーブルを
用いることによって、精度よく測定できるようにするこ
とを目的としてなされたものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、この発明では、スリッ
ト光が照射される平面状空間に一致して配置される板状
であって、線分の交点によって形成され、且つ上記平面
状空間における実座標上の位置が既知である校正点を複
数個備えた校正器を用い、この校正器を上記平面状空間
内で移動させながらカメラで繰り返し撮像することによ
って得られる撮像画面中の各校正点の画面内座標(U−
V座標)と、各撮像時における各校正点の上記平面状空
間内での実座標(Z−Y座標)との対応関係を求め、こ
の対応関係から画面内座標をアドレスにして上記平面状
空間内の実座標を求める画面内座標−実座標変換テーブ
ルを作成して測定に供するようにしている。
〈作用〉 校正器をスリット光が照射される平面状空間内で移動
させながら撮像することにより、この空間内の実際の位
置、すなわち実座標が、カメラで撮像した場合に得られ
る撮像画面内の位置、すなわち画面座標のどこにそれぞ
れ対応するかが検出できる。従って、検出された実座標
と画面内座標との対応関係のデータから、画面内座標を
アドレスにした画面内座標−実座標変換テーブルを作成
することによりカメラの校正がなされたことになり、こ
れを用いて測定すれば歪のある撮像画面からでも実際の
位置を正確に知ることができる。
〈実施例〉 次に図示の一実施例について説明する。第1図は校正
手順の要領を説明した図、第2図は校正器の形状の一例
を示す図、第3図は撮像画面の一例を示す図、第4図は
校正点演算の説明図である。
図において、1はスリットレーザ光源、2はCCDカメ
ラ、3は校正器、4は測定台であり、X、Y及びZは被
測定物(図示せず)の移動方向、これに直交する水平方
向及びこれらに垂直な上下方向の直交座標軸をそれぞれ
示している。
スリットレーザ光源1は測定台4のX時の原点の真上
に配置されたものであって、周知のように内部に例えば
ロッドレンズ等が組み込まれており、極めて薄く、しか
もZ−Y軸で構成される平面に平行な空間に沿って扇状
に広がるスリットレーザ光11を発射できるように構成さ
れている。
CCDカメラ2は撮像画面を例えばテレビジョンと同様
なビデオ画像に変換して出力するものであり、スリット
レーザ光源1に対して所定の位置関係を保ち、スリット
レーザ光11で照射される平面状空間が撮影視野に入るよ
うに配置されている。なお、カメラは測定精度向上と測
定範囲拡大のために光源を中心として複数台設けられる
のが普通であり、この実施例ではCCDカメラ2が光源1
を挟んで2台設けられている。
校正器3は上縁が鋸歯状となった薄い板状のもので、
複数個の線分が折れ曲がって連なった山及び谷の各交点
が校正点31となっており、測定台4上にY軸に沿ってス
リットレーザ光源1の真下に配置される。校正器3の形
状は既知であるから、各校正点31のZ−Y座標における
位置も既知である。
なお、図示の校正器3の形状は一例であり、実座標
(ここではZ−Y座標)上の位置が既知である校正点が
複数個備えられていればよい。また、中央の平らな部分
32は、これを撮影した場合に得られる撮像画面内で各校
正点31が何番目のものであるかを容易に確定できるよう
にするための基準用として設けられたものであり、これ
は他の手段に置き換えることもできる。
校正作業は、上述のような校正器3をCCDカメラ2で
撮像し、この測定装置に備えられているコンピュータで
データを処理することによって行われる。
測定台4上に配置された校正器3の上縁にはスリット
レーザ光11が当たっており、これをCCDカメラ2で撮像
すると第3図のようなビデオ画像3′が得られる。そこ
で、この画面内座標をU−V座標とすると、その時の各
校正点31のZ−Y座標とビデオ画像3′の各校正点31′
のU−V座標との対応関係は次のような手順で検出する
ことができる。
すなわち、CCDカメラ2の映像を画像処理した場合、
各線分は点の集まりとなって第4図のように線分Aは点
の連続として表示され、それぞれの点の位置はビデオ画
像3′の信号から特定できるから、まずそのU−V座標
を算出し、次に最小二乗法によって各点の座標から線分
Aの方程式を導き出す。同様に線分Bの方程式を導き、
それぞれの方程式から交点ABのU−V座標を求め、この
演算を一つのビデオ画像3′の全部の交点について行
う。校正器3の各校正点31のZ−Y座標は校正器3の形
状と測定台4上における位置から判明しており、その位
置データを適宜入力することにより、ビデオ画像3′中
のすべての校正点31′の各U−V座標を簡単に実際の座
標、すなわちZ−Y座標に置き換えることができる。
ここで、画面内座標はビデオ画像3′が走査線を横切
る状態となるようにU軸を走査線の方向に一致させてあ
る。従って、各点の座標計算を走査線上の位置に対応さ
せて行うことができてプログラムが簡単となり、処理を
リアルタイムで行うことが容易となる利点があるが、原
理的にはV軸を走査線の方向に一致させても問題はな
く、校正に不都合はない。
以上は校正器3の一つの位置における測定であり、図
示しない移動機構で校正器3を少しずつZ軸に沿って上
方に移動させながらこの手順を繰り返し行う。これによ
り、スリットレーザ光11で照射される平面状空間内のZ
−Y座標とCCDカメラ2で撮像した画像のU−V座標と
の対応関係が検出でき、Z−Y座標をアドレスにしたU
−V座標のテーブルが作成されるので、これを基にして
逆にU−V座標をアドレスにしたZ−Y座標のテーブ
ル、すなわちU−V座標からZ−Y座標を求める画面内
座標−実座標変換テーブルを作成し、コンピュータの記
憶装置に適宜記憶させておくのである。
この校正測定作業は、想定される被測定物の大きさに
対応した測定対象域の全範囲について2台のカメラ2に
ついてそれぞれ行う。こうして得られた変換テーブルを
被測定物の形状を測定する際に用いることにより、各カ
メラ2のレンズの収差による誤差や個体差による歪の影
響は除去され、しかも画面内のU−V座標から直ちに被
測定物表面の測定点のZ−Y座標をリアルタイムで求め
ることが可能となる。
なお、変換テーブルの中間値は補間法を適用して求め
ることができ、その精度は校正測定作業に際して校正器
3を少しずつ移動させる距離で決まるので、要求される
精度に応じて移動距離を選定すればよい。また、校正器
3上に形成できる校正点31の数には限度があるので、Y
軸方向の測定精度を向上させるためには校正器3を実線
矢印のように上下に移動させるだけでなく、破線矢印の
ようにY軸方向にも移動させて校正測定を行えばよく、
これで実質的な校正点31の数が増加して精度を向上する
ことができる。
〈発明の効果〉 上述の実施例から明らかなように、この発明の方法
は、スリット光が照射される平面状空間に一致して配置
される板状であって、線分の交点によって形成され、且
つ上記平面状空間における実座標上の位置が既知である
校正点を複数個備えた校正器を用い、これをカメラで撮
像して各校正点の撮像画面における画面内座標を検出す
るという手順を、校正器を測定対象域の空間内で移動さ
せながら繰り返し行い、検出された実座標と画面内座標
との対応関係のデータから、画面内座標を実座標に換算
する画面内座標−実座標変換テーブルを作成して測定に
供するようにしたものである。
従って、レンズの収差に起因する歪の影響が除去され
て、歪のある撮像画面からでも本来の測定対象空間にお
ける実際の位置を正確に知ることが可能となり、高価な
レンズでもなくせない収差の問題を簡単に解決して測定
精度を大幅に向上することができる。
また、各校正点が線分の交点によって形成されている
校正器を用いているので、校正器の形状が単純なため製
作が容易であると共に、校正測定時のデータ処理を簡単
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の校正手順の要領を説明した図、第2
図は校正器の形状の一例を示す図、第3図は撮像画面の
一例を示す図、第4図は校正点演算の説明図である。 1……スリットレーザ光源、2……CCDカメラ、3……
校正器、3′……ビデオ画像、11……スリットレーザ
光、31,31′……校正点。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物に1個のスリット光を照射し、被
    測定物の表面に生ずる光切断線の形状をスリット光の光
    源に対して一定の位置に配置されたカメラで撮像して被
    測定物の三次元形状を測定する光切断法による三次元形
    状測定装置において、 スリット光が照射される平面状空間に一致して配置され
    る板状であって、線分の交点によって形成され、且つ上
    記平面状空間における実座標上の位置が既知である校正
    点を複数個備えた校正器を用い、この校正器を上記平面
    状空間内で移動させながらカメラで繰り返し撮像するこ
    とによって得られる撮像画面中の各校正点の画面内座標
    (U−V座標)と、各撮像時における各校正点の上記平
    面状空間内での実座標(Z−Y座標)との対応関係を求
    め、この対応関係から画面内座標をアドレスにして上記
    平面状空間内の実座標を求める画面内座標−実座標変換
    テーブルを作成して測定に供することを特徴とする三次
    元形状測定装置の校正方法。
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