JP2622610B2 - ギャップ自動調整機能を持つシリアル・プリンタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ギャップ自動調整機能を持つシリアル・プ
リンタの改良に関するものである。

〔従来の技術〕

ギャップ自動調整機能を持つシリアル・プリンタは、
従来より知られている。ギャップ自動調整機能とは、印
字ヘッドの先端と用紙との間の距離を調整する機能であ
る。印字ヘッドと用紙との間の距離を一定にするために
は、用紙を挿入した状態の下において、印字ヘッドをプ
ラテンに向けて移動させ、両者が衝突した後、印字ヘッ
ドを逆方向に一定距離だけ移動させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、ギャップ自動調整を行う場合、インク・リ
ボンが用紙上に存在しているので、印字ヘッドの先端を
インク・リボンおよび用紙を介してプラテンに衝突させ
ると、用紙が汚れてしまう。

本発明は、この点に鑑みて創作されたものであって、
ギャップ自動調整機能を持つシリアル・プリンタにおい
て、ギャップ自動調整を行う際に、用紙がインク・リボ
ンによって汚されないようにすることを目的としてい
る。

〔課題を解決するための手段〕

そしてそのため、請求項１のギャップ自動調整機能を
もつシリアル・プリンタは、 印字ヘッドとプラテンまたはプラテン上の用紙との衝
突を検知するセンサを有し、センサが衝突を検知するま
で印字ヘッドを順方向に回転させ、そこから印字ヘッド
を逆方向に回転させ、センサが衝突を検知しなくなる最
初の位置から更に所定の距離だけ印字ヘッドを逆方向に
回転させるギャップ調整機能を持つシリアル・プリンタ
であって、 第１のキャリア案内軸（27）と、 第１のキャリア案内軸（27）に平行であって且つ所定
の方向に移動可能な第２のキャリア案内軸（23）と、 第２のキャリア案内軸（23）を駆動するためのギャッ
プ・モータ（31）と、 第１のキャリア案内軸（27）上をスライドできると共
に第１のキャリア案内軸（27）を中心として回転可能な
キャリア（20）と、 プラテン（30）と、 キャリア（20）のリボン・カセット取付腕に回動可能
に取り付けられたリボン・カセット（26）と、 キャリア（20）の印字ヘッド取付腕に固着された印字
ヘッド（９）と、 キャリア（20）のローラ取付部に、第２のキャリア案
内軸（23）の対向する２つの側面の内のリボン・カセッ
ト（26）から遠い方の側面に接するようにして、軸着さ
れた第１の回転ローラ（21）と、 キャリア（20）のローラ取付部に移動可能に取り付け
られたローラ支持座と、 第２のキャリア案内軸（23）の対向する２つの側面の
内のリボン・カセット（26）から近い方の側面に接する
ようにして、ローラ支持座上に軸着された第２の回転ロ
ーラ（22）と、 第２の回転ローラ（22）を第２のキャリア案内軸（2
3）に対して押し付けるためのバネと、 ローラ支持座に設けられたリボン・カセット押圧用ピ
ン（24a）とを具備し、 印字ヘッド（９）をプラテン（30）に向けて動かす途
中において、リボン・カセット押圧ピン（24a）でリボ
ン・カセット（26）の端を押し、印字ヘッド（９）がプ
ラテン又は用紙を介してプラテンに衝突したときには、
リボン・カセット（26）のインク・リボン（26a）が印
字ヘッド（９）の中心線上から外れるようにした ことを特徴とするものである。

請求項２のギャップ自動調整機能を持つシリアル・プ
リンタは、 印字ヘッドとプラテンまたはプラテン上の用紙との衝
突を検知するセンサを有し、センサが衝突を検知するま
で印字ヘッドを順方向に回転させ、そこから印字ヘッド
を逆方向に回転させ、センサが衝突を検知しなくなる最
初の位置から更に所定の距離だけ印字ヘッドを逆方向に
回転させるギャップ調整機能を持つシリアル・プリンタ
であって、 第１のキャリア案内軸（27）と、 第１のキャリア案内軸（27）に平行であって且つ所定
の方向に移動可能な第２のキャリア案内軸（23）と、 第２のキャリア案内軸（23）を駆動するためのギャッ
プ・モータ（31）と、 第１のキャリア案内軸（27）上をスライドできると共
に第１のキャリア案内軸（27）を中心として回転可能な
キャリア（20）と、 プラテン（30）と、 キャリア（20）のリボン・カセット取付腕に回動可能
に取り付けられたリボン・カセット（26）と、 キャリア（20）の印字ヘッド取付腕に取り付けられた
印字ヘッド（９）と、 キャリア（20）のローラ取付部に、第２のキャリア案
内軸（23）の対向する２つの側面の内のリボン・カセッ
ト（26）から遠い方の側面に接するようにして、軸着さ
れた第１の回転ローラ（21）と、 キャリア（20）のローラ取付部に移動可能に取り付け
られたローラ支持座と、 第２のキャリア案内軸（23）の対向する２つの側面の
内のリボン・カセット（26）から近い方の側面に接する
ようにして、ローラ支持座上に軸着された第２の回転ロ
ーラ（22）と、 第２の回転ローラ（22）を第２のキャリア案内軸（2
3）に対して押し付けるためのバネと、 一端がキャリア（20）に回動可能に取り付けられ、他
端がリボン・カセット（26）と接触するリボン・シフト
・レバー（33）と、 リボン・シフト・レバー（33）を回動させるためのリ
ボン・シフト・モータ（34）と、 プリンタ制御回路（１〜4,5,8,10）と を具備し、 リボン・カセット（26）は、複数の異なる色のトラッ
クを持つインク・リボン（26a）を収納し、 プリンタ制御回路（１〜4,5,8,10）は、 先ずインク・リボン（26a）が印字ヘッド（９）の先
端から外れた位置になるように、リボン・シフト・モー
タ（34）を回転し、 次に吸入されたプラテン上の用紙（32）と印字ヘッド
（９）のギャップが設定値になるように、ギャップ・モ
ータ（31）を制御し、 最後にインク・リボン（26a）の選択された印字色の
トラックが印字ヘッド（９）の先端の直下に位置するよ
うに、リボン・シフト・モータ（34）を回転させる処理
を行う ことを特徴とするものである。

〔実施例〕

第１図はインバクト・プリンタ装置の概要を示す図で
ある。同図において、１はROM、２はマイクロプロセッ
サ、３はRAM、４はI/Oポート、５はセンサ・アンプ、６
はセンサ、８はヘッド・ドライブ回路、９は印字ヘッ
ド、10はモータ・ドライブ回路、11はモータをそれぞれ
示している。

ROM1の中には、制御プログラムが格納されている。マ
イクロプロセッサ２は、制御プログラムを実行する。RA
M3の中には、各種のバッファや作業域，レジスタ域，フ
ラグなどが存在する。I/Oポート４は、データを出力し
たり、データを取り込んだりするものである。センサ・
アンプ５は、センサ６の出力を増幅するものである。セ
ンサ６は、印字ヘッド９がプラテン又は用紙を介してプ
ラテンに衝突したときに高レベル信号を出力し、そうで
ない場合には低レベル信号を出力する。ヘッド・ドライ
ブ回路８は、I/Oポート４から出力されたヘッド・ドラ
イブ信号を増幅するものである。印字ヘッド９は、複数
のヘッド・ピンと、ヘッド・ピンを駆動する駆動コイル
の複数個とを有している。モータ・ドライブ回路10は、
モータ・ドライブ信号を増幅するものである。モータ11
は、ギャップ・モータやキャリア・モータ，改行モータ
等を代表している。

第２図は本発明の１実施例の構成図である。同図
（ａ）は側面図を示し、同図（ｂ）は上面図を示す。同
図において、６はセンサ、９は印字ヘッド、20はキャリ
ア、21と22はローラ、23は軸、24は遮蔽板、24aはピ
ン、25はバネ、26はリボン・カセット、26aはインク・
リボン、27は軸、28はバネ、29は用紙押さえ、30はプラ
テン、31はギャップ・モータ、32は用紙をそれぞれ示し
ている。

キャリア20は、軸27の回りを回転することができると
共に、軸27の上をスライドすることが出来る。キャリア
20の上にはローサ21が取り付けられ、また、板体が取り
付けられている。この板体の上に、ローラ22が取り付け
られ、この板体の先端に遮蔽板24が取り付けられ、更に
板体にピン24aが取り付けられている。この板体の一端
は取付杆によりキャリア20に回転自在に取り付けられ、
取付杆の回りにコイル・バネが設けられている。このコ
イル・バネによって、ローラ22は軸23に押し付けられ
る。キャリア20には、リボン・カセット取付腕が設けら
れ、このリボン・カセット取付腕に着脱自在にリボン・
カセット26が取り付けられている。また、キャリア20に
はヘッド取付腕が設けられ、このヘッド取付腕に印字ヘ
ッド９が固定的に取り付けられている。ギャップ・モー
タ31が回転すると、カム（図示せず）が回転し、このカ
ム回転によって軸23が第２図（ａ）に示すように左右に
移動する。ギャップ・モータ31として、パルス・モータ
が使用される。プラテン30はフレームに固定的にとりつ
けられており、上下に移動することが出来ない。バネ25
は時計方向に回転させる力をリボン・カセット26に作用
させ、バネ28は反時計方向に回転させる力をリボン・カ
セット26に作用させる。

軸23がＢ方向に移動すると、キャリア20は軸27を支店
として時計方向に回転する。キャリア20が回転すると、
バネ28の一端に付圧された用紙押さえ29が用紙を介して
プラテン30に衝突した後、ピン24aがＢ方向に動き出
す。その後、ピン24aがリボン・カセット26を押し、リ
ボン・カセット26は支点Ｃを軸として時計方向に回転す
る。リボン・カセット26が支点Ｃを軸として時計方向に
回転すると、インク・リボン26aは印字ヘッド９の中心
線上から外れる。更に軸23をＢ方向に回転させると、用
紙押さえ29は支点Ｄを軸として回転する。軸23を更にＢ
方向に移動させると、遮蔽板24はセンサ６の中に入り、
センサ６は高レベル信号を出力する。即ち、センサ６が
高レベル信号を出力したと言うことは、印字ヘッドがプ
ラテンまたは用紙を介してプラテンに衝突したことを意
味している。印字ヘッドがプラテンまたは用紙を介して
プラテンに衝突するときは、既にインク・リボン26aが
印字ヘッド９の中心線上から外れているので、インク・
リボン26aにより用紙32が汚されることはない。

第３図は本発明の１実施例におけるヘッド・ギャップ
の調整フローを示す図である。

用紙を挿入する。

キャリア20が時計方向に回転するように、パルス・
モータ（ギャップ・モータ）を回転する。

バネＢ（28）に抗してリボン・カセット26が時計方
向に回転する。

センサ６がオンか否かを調べ、オンの場合にはに
進み、オンでない場合はに戻る。

パルス・モータを更に順方向に数パルス分だけ回転
する。

パルス・モータを逆回転する。

センサ６がオフか否かを調べ、オフの場合にはに
進み、オフでない場合にはに戻る。

パルス・モータを更にＮパルス分だけ逆回転させ
る。

バネＢの作用により、リボン・カセット26は通常位
置に復帰する。

第４図は本発明の他の実施例を示す構成図である。同
図（ａ）は側面図を示し、同図（ｂ）は上面図を示す。
同図において、６はセンサ、９は印字ヘッド、20はキャ
リア、21と22はローラ、23は軸、24は遮蔽板、25はバ
ネ、26はリボン・カセット、26aはインク・リボン、27
は軸、29は用紙押さえ、30はプラテン、31はギャップ・
モータ、32は用紙、33はリボン・シフト・レバー、34は
リボン・シフト・モータをそれぞれ示している。

第４図の実施例はキャリア20の昇降については、第２
図の実施例と同じである。第４図の実施例においては、
インク・リボン26aは、黒，青，赤，黄の４本のトラッ
クを有している。リボン・シフト・レバー33は、取付杆
によってキャリア20に回転自在に取付けられている。リ
ボン・シフト・モータ34を回転すると、リボン・シフト
・レバー33は取付杆を軸として時計方向／反時計方向に
回転する。リボン・シフト・レバー33は例えば反時計方
向に回転すると、リボン・カセット26はバネ25に抗して
支点Ｃを軸として反時計方向に回転する。リボン・シフ
ト・レバー33が位置１に存在する場合には印字ヘッド９
の先端はインク・リボン26aの黒トラックを叩き、リボ
ン・シフト・レバー33が位置２に存在する場合には印字
ヘッド９の先端はインク・リボン26aの青トラックを叩
き、リボン・シフト・レバー33が位置３に存在する場合
には印字ヘッド９の先端はインク・リボン26aの赤トラ
ックを叩き、リボン・シフト・レバー33が位置４に存在
する場合には印字ヘッド９の先端はインク・リボン26a
の黄トラックを叩き、リボン・シフト・レバー33が位置
５に存在する場合には印字ヘッドの先端にはインク・リ
ボン26aが存在しないようにされる。

第５図は本発明の他の実施例におけるヘッド・ギャッ
プの調整フローを示す図である。

リボン・シフト・レバー33を位置５に位置決めす
る。

用紙を挿入する。

キャリア20が時計方向に回転するように、パルス・
モータ（ギャップ・モータ）を回転する。

センサ６がオンか否かを調べ、オンの場合にはに
進み、オンでない場合にはに戻る。

パルス・モータを更に順方向に数パルス分だけ回転
する。

パルス・モータ逆回転する。

センサ６がオフか否かを調べ、オフの場合にはに
進み、オフでない場合にはに戻る。

パルス・モータを更にＮパルス分だけ逆回転させ
る。

リボン・シフト・レバー33を指定色位置に位置決め
する。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、請求項１の発明は、
ギャップ自動調整の際にリボン転写の発生がなくなると
言う効果を有するとともに、ギャップ・モータの回転に
よって印字ヘッドの昇降およびリボン・カセット押圧用
ピンの作用により印字ヘッド先端からのインク・リボン
の退避を行っているので、構造が簡単であると言う効果
を有している。

請求項２の発明は、ギャップ自動調整の際にリボン転
写の発生がなくなると言う効果を有するとともに、リボ
ン・シフト・モータおよびリボン・シフト・レバーによ
って印字色の選択および印字ヘッド先端からのインク・
リボンの退避を行っているので、構造か簡単であると言
う効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図はインパクト・プリンタ装置の概要を示す図、第
２図は本発明の１実施例の構成図、第３図は本発明の一
実施例におけるヘッド・ギャップの調整フローを示す
図、第４図は本発明の他の実施例を示す構成図、第５図
は本発明の他の実施例におけるヘッド・ギャップの調整
フローを示す図である。 １……ROM、２……マイクロプロセッサ、３……RAM、４
……I/Oポート、５……センサ・アンプ、６……セン
サ、８……ヘッド・ドライブ回路、９……印字ヘッド、
10……モータ・ドライブ回路、11……モータ、20……キ
ャリア、21と22……ローラ、23……軸、24……遮蔽板、
24a……ピン、25……バネ、26……リボン・カセット、2
6a……インク・リボン、27……軸、28……バネ、29……
用紙押さえ、30……プラテン、31……ギャップ・モー
タ、32……用紙、33……リボン・シフト・レバー、34…
…リボン・シフト・モータ。

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】印字ヘッドとプラテンまたはプラテン上の
   用紙との衝突を検知するセンサを有し、センサが衝突を
   検知するまで印字ヘッドを順方向に回転させ、そこから
   印字ヘッドを逆方向に回転させ、センサが衝突を検知し
   なくなる最初の位置から更に所定の距離だけ印字ヘッド
   を逆方向に回転させるギャップ調整機能を持つシリアル
   ・プリンタであって、 第１のキャリア案内軸（27）と、 第１のキャリア案内軸（27）に平行であって且つ所定の
   方向に移動可能な第２のキャリア案内軸（23）と、 第２のキャリア案内軸（23）を駆動するためのギャップ
   ・モータ（31）と、 第１のキャリア案内軸（27）上をスライドできると共に
   第１のキャリア案内軸（27）を中心として回転可能なキ
   ャリア（20）と、 プラテン（30）と、 キャリア（20）のリボン・カセット取付腕に回動可能に
   取り付けられたリボン・カセット（26）と、 キャリア（20）の印字ヘッド取付腕に固着された印字ヘ
   ッド（９）と、 キャリア（20）のローラ取付部に、第２のキャリア案内
   軸（23）の対向する２つの側面の内のリボン・カセット
   （26）から遠い方の側面に接するようにして、軸着され
   た第１の回転ローラ（21）と、 キャリア（20）のローラ取付部に移動可能に取り付けら
   れたローラ支持座と、 第２のキャリア案内軸（23）の対向する２つの側面の内
   のリボン・カセット（26）から近い方の側面に接するよ
   うにして、ローラ支持座上に軸着された第２の回転ロー
   ラ（22）と、 第２の回転ローラ（22）を第２のキャリア案内軸（23）
   に対して押し付けるためのバネと、 ローラ支持座に設けられたリボン・カセット押圧用ピン
   （24a）とを具備し、 印字ヘッド（９）をプラテン（30）に向けて動かす途中
   において、リボン・カセット押圧ピン（24a）でリボン
   ・カセット（26）の端を押し、印字ヘッド（９）がプラ
   テン又は用紙を介してプラテンに衝突したときには、リ
   ボン・カセット（26）のインク・リボン（26a）が印字
   ヘッド（９）の中心線上から外れるようにした ことを特徴とするギャップ自動調整機能を持つシリアル
   ・プリンタ。
2. 【請求項２】印字ヘッドとプラテンまたはプラテン上の
   用紙との衝突を検知するセンサを有し、センサが衝突を
   検知するまで印字ヘッドを順方向に回転させ、そこから
   印字ヘッドを逆方向に回転させ、センサが衝突を検知し
   なくなる最初の位置から更に所定の距離だけ印字ヘッド
   を逆方向に回転させるギャップ調整機能を持つシリアル
   ・プリンタであって、 第１のキャリア案内軸（27）と、 第１のキャリア案内軸（27）に平行であって且つ所定の
   方向に移動可能な第２のキャリア案内軸（23）と、 第２のキャリア案内軸（23）を駆動するためのギャップ
   ・モータ（31）と、 第１のキャリア案内軸（27）上をスライドできると共に
   第１のキャリア案内軸（27）を中心として回転可能なキ
   ャリア（20）と、 プラテン（30）と、 キャリア（20）のリボン・カセット取付腕に回動可能に
   取り付けられたリボン・カセット（26）と、 キャリア（20）の印字ヘッド取付腕に取り付けられた印
   字ヘッド（９）と、 キャリア（20）のローラ取付部に、第２のキャリア案内
   軸（23）の対向する２つの側面の内のリボン・カセット
   （26）から遠い方の側面に接するようにして、軸着され
   た第１の回転ローラ（21）と、 キャリア（20）のローラ取付部に移動可能に取り付けら
   れたローラ支持座と、 第２のキャリア案内軸（23）の対向する２つの側面の内
   のリボン・カセット（26）から近い方の側面に接するよ
   うにして、ローラ支持座上に軸着された第２の回転ロー
   ラ（22）と、 第２の回転ローラ（22）を第２のキャリア案内軸（23）
   に対して押し付けるためのバネと、 一端がキャリア（20）に回動可能に取り付けられ、他端
   がリボン・カセット（26）と接触するリボン・シフト・
   レバー（33）と、 リボン・シフト・レバー（33）を回動させるためのリボ
   ン・シフト・モータ（34）と、 プリンタ制御回路（１〜4,5,8,10）と を具備し、 リボン・カセット（26）は、複数の異なる色のトラック
   を持つインク・リボン（26a）を収納し、 プリンタ制御回路（１〜4,5,8,10）は、 先ずインク・リボン（26a）が印字ヘッド（９）の先端
   から外れた位置になるように、リボン・シフト・モータ
   （34）を回転し、 次に吸入されたプラテン上の用紙（32）と印字ヘッド
   （９）のギャップが設定値になるように、ギャップ・モ
   ータ（31）を制御し、 最後にインク・リボン（26a）の選択された印字色のト
   ラックが印字ヘッド（９）の先端の直下に位置するよう
   に、リボン・シフト・モータ（34）を回転させる処理を
   行う ことを特徴とするギャップ自動調整機能を持つシリアル
   ・プリンタ。