JP2622583B2 - フィルムカメラにおけるスチルビデオ機構組込み構造 - Google Patents

フィルムカメラにおけるスチルビデオ機構組込み構造

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JP2622583B2
JP2622583B2 JP63153612A JP15361288A JP2622583B2 JP 2622583 B2 JP2622583 B2 JP 2622583B2 JP 63153612 A JP63153612 A JP 63153612A JP 15361288 A JP15361288 A JP 15361288A JP 2622583 B2 JP2622583 B2 JP 2622583B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はフィルムカメラにおけるスチルビデオ機構組
込み構造に関し、詳しくは通常のフィルムカメラにスチ
ルビデオ機構を組込むことにより共通の撮影レンズでス
チルビデオ撮影を可能とするものに関する。
〈従来の技術〉 近年、従来の銀塩フィルムを感光させて光学画層を記
録する所謂フィルムカメラに代わって、被写体からの光
学画像を撮像素子により電気画像信号に変換し、この電
気画像信号を従来のフィルムに相当する磁気ディスク等
のメモリに記憶するよう構成したスチルビデオカメラが
開発されており、メモリに記憶された電気画像信号をモ
ニタで再生して見たり、プリント装置でプリントアウト
させたりするようになっている(特開昭59−183582号公
報等参照)。
このようなスチルビデオカメラでは、スチルビデオ専
用機としてのものもあるが、従来のフィルムカメラの光
学系(撮影レンズ)をスチルビデオに流用できるため
に、フィルムカメラのフィルム装填用の裏蓋を取り除い
て、代わりにスチルビデオ機構(スチルビデオパック)
を装着できるようにしたものがある。
このようなフィルムカメラに対するスチルビデオ機構
の組込み例を、第2図に示してある。ここで、フィルム
カメラ1は、所謂2眼レフカメラであって、撮影レンズ
2系とは独立した光学ファインダー3を備えていると共
に、シャッタ(レンズシャッタ)4が付設された撮影レ
ンズ2のフィルム結像面2aにフィルムが装填されるよう
にフィルム用レール面5が設定されている。銀塩フィル
ムは、図示しない裏蓋に弾性付勢されて支持される圧板
により前記フィルム用レール面5に押圧されて結像面2a
に位置決めされ装着されるようになっている。
かかるフィルムカメラ1の裏蓋は着脱自在に構成さ
れ、図では裏蓋の代わりにスチルビデオ機構6が装着さ
れている。スチルビデオ機構6は、リレーレンズ7と、
このリレーレンズ7の後側所定位置に配設された撮像素
子8とを主な構成部品としており、この他各種ドライバ
回路、A/D変換器,記録回路,磁気ディスク駆動回路等
を備える。
前記リレーレンズ7は、撮影レンズ2と同一光軸上に
配設されて、撮影レンズ2によるフィルム結像面2aと撮
像素子8の配設位置とのズレ並びにフィルム受光面積と
撮像素子8の受光面積との差を補正して撮像素子8の受
光面に光学画像を結像させるものであり、第2図に示す
例ではリレーレンズ7の前端が結像面2aよりも後側に配
設されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記のようにフィルムカメラ1の裏蓋の代
わりにスチルビデオ機構6を装着した場合には、フィル
ムカメラ1として用いるときよりもスチルビデオ機構6
の厚みだけ後側に出っ張ることが避けられない。このた
め、フィルムカメラ1における光学ファインダー3の接
眼レンズの位置が、スチルビデオ機構6の出っ張り分だ
け奥まることになって、光学ファインダー3を覗くこと
が困難になるため、第2図に示すように、スチルビデオ
機構6側に光学ファインダー3系用のリレーレンズ9を
設けて、スチルビデオ機構6の後端面で光学ファインダ
ー3が覗けるようにアイポイントを後に移動させる必要
がある。
特に、第3図に示すようなフォーカルプレーンシャッ
タ10が設けられるレンズ交換式1眼レフカメラの場合、
フォーカルプレーンシャッタ10が開閉できるようにする
ためには、リレーレンズ7をフォーカルプレーンシャッ
タ10よりも後側に配設する必要があってリレーレンズ7
の配置が規制され、リレーレンズ7と撮像素子8との間
隔がスチルビデオ機構6の厚みに大きく影響し、スチル
ビデオ機構6による出っ張りを小さくすることが困難で
あると共に、大きな出っ張りによってアイポイントを大
きく後ろに移動させる必要があるという問題があった。
尚、第3図において、11はファインダ用のペンタプリ
ズム、12は撮影レンズ2の光軸上に配設されてペンタプ
リズム11に向けて光学画像を屈折させるクイックリター
ンミラーである。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、フィ
ルムカメラに対してスチルビデオ機構を組込んだときの
スチルビデオ機構の出っ張りを極力少なくして、カメラ
のコンパクト化を果たすことができると共に、アイポイ
ントの移動を回避し得るスチルビデオ機構の組込み構造
を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、撮影レンズの結像面に撮影フィ
ルムが装着されるよう構成されたフィルムカメラに対し
てスチルビデオ機構を着脱自在に組込む構造であって、
リレーレンズと、該リレーレンズと一体に設けられ撮像
素子とを含んで構成されるスチルビデオ機構が、前記リ
レーレンズが前記結像面よりも撮影レンズ側に突出して
配設されるようフィルムカメラに組込まれ、前記撮影レ
ンズからの光学画像が前記リレーレンズを介して前記撮
像素子に結像するよう構成されると共に、前記フィルム
カメラに設けられたフォーカルプレーンシャッタが前記
スチルビデオ機構の組込み時に開放状態を維持するよう
構成した。
〈作用〉 かかる構成によれば、スチルビデオ機構のリレーレン
ズがフィルム装着面である撮影レンズの結像面(フィル
ム結像面)よりも撮影レンズ側に突出するように組込ま
れるために、リレーレンズの後側に備えられた撮像素子
も撮影レンズに近い側に配設されることになり、結果、
結像面からのリレーレンズの突出量に応じてスチルビデ
オ機構によるカメラ後側の出っ張りを少なくすることが
可能である。
更に、スチルビデオ機構の組込み時にフォーカルプレ
ーンシャッタを開放状態に維持すれば、フォーカルプレ
ーンシャッタよりも撮影レンズに近い側にリレーレンズ
を突出させることが可能であり、たとえフォーカルプレ
ーンシャッタが設けられるものであっても、これによっ
てリレーレンズの配設位置が規制されることを回避で
き、より撮影レンズに近い位置にリレーレンズを配設で
きる。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、第2図及び第3図に示した従来例と同一要素には同
一符号を付してある。
第1図に示す実施例は、レンズ交換式1眼レフである
フィルタカメラ1に、スチルビデオ機構6を組込んだ実
施例を示す。
この場合、フィルムカメラ1はレンズ交換時のフィル
ム感光を回避すべく、カメラ本体側の結像面2a前側近傍
にフォーカルプレーンシャッタ10を備えると共に、ペン
タプリズム11に向けて光学画像を屈折させるクィックリ
ターンミラー12が備えられている。前記フォーカルプレ
ーンシャッタ10及びクイックリターンミラー12は、レリ
ーズボタンをトリガーとする撮影時にのみフィルム結像
面2aへの光学画像の通過を許容するものである。従っ
て、通常はフォーカルプレーンシャッタ10よりも撮影レ
ンズ2に近い側にスチルビデオ機構6のリレーレンズ7
を配設することはできないが、本実施例では、スチルビ
デオ機構6の組込み時には、前記フォーカルプレーシャ
ッタ10を開放状態に維持するように構成されていると共
に、クイックリターミラー12がリレーレンズ7の先端外
周部で押し退けられるようにしてある。
即ち、フィルムカメラ1に対するスチルビデオ機構6
の組込み時に、フィルムカメラ1側に設けたスイッチ15
をスチルビデオ機構6側に設けた突起部16が押圧するよ
うにしてあり、これによりスチルビデオ機構6の組込み
を途中で検出し、リレーレンズ7の先端がフォーカルプ
レーンシャッタ10に至る前にフォーカルプレーンシャッ
タ10が退避して、リレーレンズ7の挿入が許容されるよ
うにしてある。そして、開放状態に維持されたフォーカ
ルプレーンシャッタ10を通過してリレーレンズ7の先端
外周部がクイックリターンミラー12に当接すると、リレ
ーレンズ7によってクイックリターンミラー12が押し上
げられて、クイックリターンミラー12は撮影レンズ2の
光軸に対して平行な状態を維持する。
尚、スチルビデオ機構6の組込みによるフォーカルプ
レーンシャッタ10の退避は、電気的制御でも良いし、ス
チルビデオ機構6の組込みに連動した機械的なものであ
ても良い。また、フィルムカメラ1の裏蓋が取り除かれ
ると、自動的にフォーカルプレーンシャッタ10が開放状
態に維持されるようにしても良い。更に、フォーカルプ
レーンシャッタ10の退避(開放)を指示するスイッチを
フィルムカメラ1側に設けて、撮影者がこれを操作する
ようにしても良いが、上記のようにスチルビデオ機構6
の組込みに伴って自動的に行われるようにすることが望
ましい。
このようにして、リレーレンズ7をフォーカルプレー
ンシャッタ10及びクイックリターンミラー12を退避させ
て結像面2aよりも撮影レンズ2に近い位置まで挿入させ
れば、このリレーレンズ7と一体に設けられる撮像素子
8の位置も撮影レンズ2に近くなり、結果、カメラの後
方出っ張りを少なくできるものである。従って、フォー
カルプレーンシャッタ10を備えたフィルムカメラ1にお
いて、スチルビデオ機構6の組込みによるカメラ後方出
っ張りを小さくして、カメラのコンパクト化を図ること
ができると共に、アイポイントの移動も回避できる。
尚、前述のようにスチルビデオ機構6の組込み時にフ
ォーカルプレーンシャッタ10及びクイックリターンミラ
ー12を退避させるようにすると、光学画像が常時撮像素
子8に露光することになってしまうので、第1図に示す
ようにリレーレンズ7と撮像素子8との間にメカニカル
シャッタ17を設けるか、撮像素子8に電子シャッタ機能
を持たせるようにする。
また、このときクイックリターンミラー12が跳ね上が
ってしまうため、ファインダー3な見えなくなる。この
ため、スチルビデオ機構6に、撮像素子8からの信号を
モニタ表示する表示装置を備えるようにすることが望ま
しい。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、フィムルカメ
ラに対してスチルビデオ機構を組込んだときに、リレー
レンズがフィルム結像面よりも撮影レンズ側に突出して
配設されるように構成すると共に、スチルビデオ機構の
組込み時にフォーカルプレーンシャッタを開放状態に維
持するようにしたので、前記フォーカルプレーンシャッ
タよりも撮影レンズに近い位置にリレーレンズを配設で
き、スチルビデオ機構の後方出っ張りを極力少なくでき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すスチルビデオ機構が組込
まれたフィルムカメラの側面断面図、第2図及び第3図
はそれぞれ従来例を示すカメラ側面断面図である。 1……フィルムカメラ、2……撮影レンズ 2a……結像面、3……光学ファインダー 5……レール面、6……スチルビデオ機構 7……リレーレンズ、8……撮像素子、10……フォーカ
ルプレーンシャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−150234(JP,A) 実開 昭60−28749(JP,U) 実開 昭63−157722(JP,U) 実開 昭62−147973(JP,U) 実開 昭63−72973(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの結像面に撮影フィルムが装着
    されるよう構成されたフィルムカメラに対してスチルビ
    デオ機構を着脱自在に組込む構造であって、 リレーレンズと、該リレーレンズと一体に設けた撮像素
    子とを含んで構成されるスチルビデオ機構が、前記リレ
    ーレンズが前記結像面よりも撮影レンズ側に突出して配
    設されるようフィルムカメラに組込まれ、前記撮影レン
    ズからの光学画像が前記リレーレンズを介して前記撮像
    素子に結像するよう構成されると共に、前記フィルムカ
    メラに設けられたフォーカルプレーンシャッタが前記ス
    チルビデオ機構の組込み時に開放状態を維持するよう構
    成したことを特徴とするフィルムカメラにおけるスチル
    ビデオ機構組込み構造。
JP63153612A 1988-06-23 1988-06-23 フィルムカメラにおけるスチルビデオ機構組込み構造 Expired - Lifetime JP2622583B2 (ja)

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