JPH08214200A - 複合カメラ - Google Patents

複合カメラ

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Publication number
JPH08214200A
JPH08214200A JP7037675A JP3767595A JPH08214200A JP H08214200 A JPH08214200 A JP H08214200A JP 7037675 A JP7037675 A JP 7037675A JP 3767595 A JP3767595 A JP 3767595A JP H08214200 A JPH08214200 A JP H08214200A
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JP
Japan
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optical system
mirror
image
finder
camera
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JP7037675A
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English (en)
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Hideo Tamamura
秀雄 玉村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強固にカメラを確保できることにより撮影時
の手振れの発生が少なく、全体として小型になる撮影光
学系と、さらに撮影光学系と関連してカメラを小型にす
る構成のファインダーを有する動画画像撮影と静止画像
撮影が同時にできる複合カメラを得ること。 【構成】 撮影光学系は、静止画像を形成する第1光学
系、該第1光学系の後方に斜設した半透明ミラー、該第
1ミラーの反射面と略直交する反射面を有する第2ミラ
ー、該第1ミラー、第2ミラーで偏向された光軸に沿っ
て位置する第2光学系、及び該第2光学系の結像面に位
置し、カメラ後方に撮像面を向けた撮像素子を有し、フ
ァインダーは画像を表示する表示面を有する液晶表示手
段と接眼光学系を有し、該撮影光学系の光軸は略1つの
平面内にあり、該平面は該液晶表示手段の表示面と交差
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合カメラに関し、特に
静止画像を感光体、例えば銀塩フィルムに記録する静止
画像撮影機能と、動画画像を撮像素子(CCD )上に形成
し、該撮像素子から出力する動画画像情報を記録媒体
(磁気テープ)に記録する動画画像撮影機能とを1つの
筐体内に収納した例えばスチルカメラ付ビデオカメラ等
の複合カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動画画像と静止画像とを撮影しよ
うとすれば撮影者はビデオカメラとスチルカメラを個別
に持ち、夫々を使い分けなければならなかった。
【0003】この不便さを解決するものとして、静止画
像を銀塩フィルムに記録するスチルカメラの撮影機能
(静止画像撮影機能)と、動画画像を撮像素子(CCD )
の撮像面上に結像し、その電気信号を記録媒体(磁気テ
ープ)に記録するビデオカメラの撮影機能(動画画像撮
影機能)とを有した複合カメラが知られている。例えば
米国特許3,546,378 号ではビデオ動画撮影系の撮像素子
の前方に可動の反射ミラーを置き、これを切り換えるこ
とによって光路を静止画像の撮影系へ導く複合カメラが
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では反射ミラーにより光路を切り換えて静止画像
(スチル写真)と動画画像(ビデオ映像)のいずれかを
撮影する構成であるので、ビデオ映像を撮影中にスチル
写真を撮影することはできない。
【0005】スチル写真とビデオ映像の画角が異なって
いるので撮影に当たってはそのつど夫々の撮影範囲を確
認しなければならない不便さがある。
【0006】スチルカメラの機能とビデオカメラの機能
を合体するに当たって全体の小型化を達成する構成は明
らかにされていない。
【0007】スチルカメラをカメラ筐体の上部に構成
し、ファインダーを上方から覗くように構成しているの
で、動画撮影の際、本体を持って移動しながら撮影する
には極めて操作性が悪い。等の問題があった。
【0008】更に、一般的に複合カメラを構成しようと
すれば、カメラの大きさがレンズ交換式の一眼レフカメ
ラより大きくなり易いが、特にビデオカメラの機能を組
み込む為にカメラの形状がビデオカメラの形状に近くな
り、これによってファインダー光軸がスチルカメラ光軸
と掛け離れて、手振れが出易い問題が生じる。
【0009】これについて説明する。現在一般的なビデ
オカメラを用いて撮影する際には、通常、図7に示す撮
影姿勢を取る。即ち左手でカメラを下から支え、右手で
レリーズボタンを押す。
【0010】この時前方より見て撮影者の体の中心軸C
0 に対してカメラの重心C1 が左方にずれている為に右
手の指によるレリーズ力が下方に加わった時、左手を回
転させようと働く力が加わる。この回転力は左手の肘か
らカメラ重心迄の距離Sの長さが長い程不利になる。こ
れは荷物を身体の中心から遠くで持つのが非常に辛いこ
とと同じである。ビデオカメラ程度の重さでも身体から
離して持つと、長時間持っていれば必ず手が震えてくる
ものである。
【0011】特に、僅かの手振れも問題になる銀塩フィ
ルムを使用する静止画像の撮影時にはカメラが身体の中
心からずれることは大きい問題となる。従って複合カメ
ラの場合、カメラを撮影者の中心軸C0 近くで強固に確
保できる形状とすることが重要なこととなる。
【0012】本発明はかかる課題を解決するものであ
る。
【0013】本発明の目的は、動画画像撮影と静止画像
撮影が同時にでき、静止画像と動画画像の撮影画角が同
じであり、カメラ背面の略中央にファインダーの接眼レ
ンズを配置して、カメラを撮影者の中心軸近くで強固に
確保でき、全体として小型になる撮影光学系と、さらに
撮影光学系と関連してカメラを小型にする構成のファイ
ンダーを有する複合カメラを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の複合カメラは、 (1−1) ファインダーによって被写体を照準し、撮
影光学系によって静止画像を銀塩フィルム上に形成し
て、これを記録する静止画像撮影手段と、該撮影光学系
によって撮像素子上に動画画像を形成し、該撮像素子か
ら出力する動画画像情報を記録媒体に記録する動画画像
撮影手段を有する複合カメラにおいて、該撮影光学系
は、静止画像を形成する第1光学系、該第1光学系の後
方に斜設した半透明反射面より成る第1ミラー、該第1
ミラーの反射面と略直交する反射面を有する第2ミラ
ー、該第1ミラー、第2ミラーで偏向された光軸上に位
置し、該銀塩フィルム上に記録される静止画像と略同じ
画角の動画画像を形成する第2光学系、及び該第2光学
系の結像面に位置し、カメラ後方に撮像面を向けた該撮
像素子を有し、該ファインダーは該動画画像情報を表示
する表示面を有する液晶表示手段と接眼光学系を有し、
該撮影光学系の光軸は略1つの平面内にあり、該平面は
該液晶表示手段の表示面と交差すること等を特徴として
いる。
【0015】特に、 (1−1−1) 前記液晶表示手段の表示面は前記第1
光学系の光軸と略平行であり、且つ前記平面と略直交し
ており、該表示面に表示された動画画像情報の像を斜設
したファインダーミラーと前記接眼光学系によって観察
している。 (1−1−2) 前記第2ミラーと前記ファインダーミ
ラーとを略平行に配置し、該第2ミラーとファインダー
ミラーの間の直上にファインダーを回転する為の可動機
構を設置している。 (1−1−3) 前記ファインダーを収納するファイン
ダー筐体中の側面に前記液晶表示手段を駆動する回路部
品を設置した回路基板を設置し、該ファインダー筐体の
下部に視度調整手段を設置している。 (1−1−4) 前記ファインダー筐体中の側面に設置
する回路基板のうち、高圧電源を有する回路素子を設置
した回路基板は前記記録媒体の収納部から遠い側に設置
していること 等を特徴としている。
【0016】更に、本発明の複合カメラは、 (1−2) 第1光学系によって物体の静止画像を感光
体上に形成して記録する静止画像撮影手段、該第1光学
系と該第1光学系の像面側に設けたハーフミラー、そし
て第2光学系によって該感光体に記録される静止画像と
略同じ画角の該物体の動画画像を撮像素子上に形成して
記録媒体に記録する動画画像撮影手段、該撮像素子を介
して得られる動画画像を表示面に表示して観察するファ
インダー手段とを有し、該第1光学系と第2光学系そし
てファインダー手段の光軸が略同一平面上に位置するよ
うに設置したこと等を特徴としている。
【0017】
【実施例】図1は本発明の実施例1の外観斜視図であ
る。図2は実施例1の垂直断面図、図3は実施例1の水
平断面図、図4は本発明の実施例1の平面図である。な
お、断面図はいずれも撮影レンズの光軸をよぎる面につ
いて示している。
【0018】これらの図を用いて実施例1の構成を説明
するが、先ず撮影光学系について説明する。
【0019】図2において、50、51は夫々レンズ系
であり、2つのレンズ系でもってズームレンズを構成し
ている。52は静止画像撮影用の絞りである。そしてレ
ンズ系50、51及び静止画像撮影用の絞り52等でも
って撮影レンズ(第1光学系)2を構成している。撮影
レンズ2は像面Pに被写体の像を形成し、この位置にあ
る感光体(銀塩フィルム)Fに静止画像を記録する。3
00aは撮影レンズ2の光軸である。撮影レンズ2、感
光体F等は静止画像撮影手段の一要素を構成している。
【0020】撮影レンズ2の後方には第1ミラー(反射
部材)100を斜設している。この第1ミラー100は
半透明薄膜ミラーであり、撮影レンズ2から像面Pに向
かう結像光の一部を上方へ反射する。
【0021】300bは第1ミラー100によって上方
へ分岐した光軸であり、該光軸300bに沿ってフィー
ルドレンズ53を設置している。フィールドレンズ53
の中心面は像面Pと略等価の位置にあり、第1ミラー1
00で反射された結像光はフィールドレンズ53の中心
面に空中像53aを結像する。
【0022】フィールドレンズ53の上方には第2ミラ
ー105を設置している。第2ミラー105の反射面は
第1ミラー100の反射面と略直交しており、光軸30
0bを前方へ偏向して光軸300cとしている。第2ミ
ラー105の前方には、折り曲げられた光軸300c上
に縮小レンズ(第2光学系)54を設け、更にその前方
(物体側)には撮像素子(CCD) 200を設けている。従
って撮像素子200の撮像面200aはカメラの後方
(像面側)へ向いている。
【0023】縮小レンズ54はフィールドレンズ53上
に形成された空中像53aからの光束を受けて、撮像面
200a上に空中像53aの縮小像を形成する。この
時、撮像面200a上に得られる画像は銀塩フィルムF
上に記録される画像と略同じ画角を有する像になるよう
に縮小レンズ54を設定している。
【0024】撮像素子200は撮像面200a上に結像
した画像を電気信号に変換してファインダーや記録手段
(記録媒体)へ出力する。なお、縮小レンズ54はその
中にビデオ動画撮影用の絞り54aを有する。
【0025】なお、第1ミラー100、フィールドレン
ズ53、第2ミラー105、縮小レンズ54、撮像素子
200、ビデオ動画撮影用の絞り54a、記録手段等は
動画画像撮影手段の一要素を構成している。
【0026】以上が撮影光学系の構成である。撮影光学
系は以上のように静止画像を形成する撮影レンズ2から
ミラーによって光路を分岐し、動画画像を撮影する縮小
レンズ54及び撮像素子200を撮影レンズ2の直上に
略平行に配置する構成をとっているので複合カメラ全体
を小型にするに適している。このとき3つの光軸300
a,300b,300cは略1つの平面内に位置してい
る。
【0027】本実施例は自動焦点検出装置を備えてい
る。図2において111はサブミラーであり、第1ミラ
ー100の後方にあって撮影光の一部を自動焦点検出手
段110へと導光し、静止画像撮影時に光路中より退避
する。
【0028】本実施例における自動焦点検出手段110
は公知の位相差ズレ検出方式で、撮影レンズ2の瞳面上
の異なる複数領域を通過した光束により生じる複数像の
光量分布を比較して像面Pに対するデフォーカス量とデ
フォーカスの方向を検知する。そしてカメラ制御部を介
して撮影レンズ2の中のフォーカスレンズを駆動して合
焦状態を得る。なお、自動焦点検出手段の構成として
は、固体撮像素子200からの高周波信号を利用するボ
ケ方式による自動焦点検出の構成をとっても良い。又、
両方式を複合したものでも良い。
【0029】次にファインダーについて説明する。本実
施例のファインダーは所謂電子ビューファインダーの構
成をとっている。図2中、400は小型液晶ユニット
(液晶表示手段)であり、バックライト光源を備えてい
てその表示面400aに固体撮像素子200より取り込
んだ画像を表示する。401は接眼レンズ(接眼光学
系)であり、表示面400aに表示された画像を拡大し
てカメラの前方に虚像を形成し、観察者はこれによって
固体撮像素子200からの映像信号をモニターする。4
09は保護窓であり、ゴミがファインダー中へ入るのを
防いでいる。
【0030】なお、小型液晶ユニット400、接眼レン
ズ401等はファインダー手段の一要素を構成してい
る。
【0031】小型液晶ユニット400、接眼レンズ40
1及び不図示の液晶駆動回路基板、視度調整機構等によ
ってファインダーユニット6が構成されている。402
は回転軸(可動機構)であり、ファインダーユニット6
は回転軸402を支軸として回転する。
【0032】接眼レンズの光軸(ファインダーの光軸)
6aはファインダーユニット6が非回転時には撮影レン
ズ2の光軸300aと略平行である。一般的にはファイ
ンダーの光軸6aは撮影光学系の光軸300a,300
b,300cを含む面と略平行である。さらに本発明の
複合カメラを安定的にカメラを構えることができる通常
の一眼レフカメラの形状に近付ける為には、ファインダ
ーの光軸6aを前記撮影光学系の光軸300a,300
b,300cを含む平面と合致させ、接眼レンズ401
をカメラ背面の略中央に配置することが望ましい。少な
くともファインダーの小型液晶ユニット400の表示面
400aを前記の平面と交差する範囲に位置すれば一眼
レフカメラと略同様に複合カメラを撮影者の中心軸近く
で強固に確保できる。
【0033】その他の部分について説明する。図1にお
いて、1は鏡筒部、3はデッキ部であり、ビデオ映像を
記録する磁気テープ(記録媒体)を収納し、通常ここを
持ってホールドする。5は撮像素子部、7はホールド用
ベルト、8及び9はズーム用スイッチ、10は静止画像
撮影用のレリーズボタン、11は表示部でカウンター等
を表示する。12はマイクロホンである。
【0034】図2において70は背蓋ユニットであり、
開閉自在に設けており、銀塩フィルムFを装填する時に
開閉する。本実施例では135タイプの銀塩フィルムを
用いているが、これに限るものでは無く、ドロップイン
タイプのものや円盤タイプ等のフィルムであっても良
い。71は遮光板であり、半透明薄膜ミラー100を使
っているので光線洩れを防ぐ為に設けてあり、撮影時の
み退避する。120は銀塩フィルムFの直前に配置され
る公知のシャッター装置、600は2次電池であり、本
カメラの全ての部分に電力を供給する共通単一電源であ
り、カメラの下部に脱着可能に取り付けている。
【0035】図3において、4はカメラ制御部、101
は銀塩フィルムパトローネ、102はスプール、Fは銀
塩フィルムである。
【0036】図4において、13は後面に位置している
ビデオ動画撮影用のトリガーボタンである。このトリガ
ーボタン13は押す毎にON又はOFF に切り替わるタイプ
のトリガーボタンである。
【0037】本実施例の動作について説明する。撮影者
はファインダーユニット6によって固体撮像素子200
で取り込んでいる画像をモニターしながら、動画撮影を
希望する時にトリガーボタン13を押す。これによって
ビデオ動画の撮影が開始され、その信号が磁気テープに
記録される。
【0038】なお、この時は静止画像撮影用の絞り52
は常に解放状態に維持されており、縮小レンズ54の中
のビデオ動画撮影用の絞り54aのみで露出制御され、
さらに必要に応じて撮像素子の蓄積時間や信号処理系の
ゲインを変えて適正露光を得る。
【0039】ビデオ動画の撮影を終了したい時には再び
トリガーボタン13を押せば良い。
【0040】ビデオ動画撮影中、もしくは撮影休止中に
静止画像を撮影したい時には静止画像撮影用のレリーズ
ボタン10を押す。これによって静止画像撮影用の絞り
52は静止画像撮影に適する径まで絞り込まれ、サブミ
ラー111及び遮光板71が退避し、然る後シャッター
装置120が作動して銀塩フィルムFの上に画像を記録
する。
【0041】動画撮影及び/又は静止画像撮影の際、カ
メラの制御部4は各部分を制御して所定のシーケンスで
もって各部分を動作させる。
【0042】本実施例は以上の構成により、 ビデオ動画撮影中でも静止画像を撮影できる。 静止画像とビデオ画像と同じ画面となっているの
で、ファインダーの表示画像の範囲がいずれの撮影にお
いても撮影できる。 ファインダーの接眼レンズ401がカメラ背面の略
中央に位置し、通常の一眼レフカメラと同様にカメラを
構えた際にはカメラが撮影者の顔に対向することにな
り、カメラを両手で構えればカメラを撮影者の中心線C
0 近くで強固に確保できる。これによって撮影時の手振
れは大幅に軽減される。 撮影レンズ2の直上に縮小レンズ54及び撮像素子
200を略平行に配置する構成を取ったので、撮影光学
系全体をコンパクトに構成できる。更に第2ミラー10
5の設置部分の後方にファインダーユニット6を設けた
のでカメラの斜面スペースを有効に利用でき、全体とし
て複合カメラの小型化を達成している。
【0043】図5は本発明の実施例2の垂直断面図であ
る。本実施例が実施例1と異なる部分はファインダーに
ファインダーミラー410を入れて小型液晶を下向きに
配置した点である。
【0044】図中、小型液晶ユニット400はファイン
ダーユニット6が非回転時にはその表示面400aが撮
影レンズ2の光軸300aに略平行に、且つ表示面40
0aが撮影光学系の光軸300a,300b,300c
を含む平面と直交、交差するように配置している。小型
液晶ユニット400の下部にはファインダーミラー41
0を斜設し、表示面400aに表示された画像を接眼レ
ンズ401の方向へ反射している。接眼レンズ401は
実施例1と同様に表示面400aに表示された画像の虚
像をカメラ前方に形成する。
【0045】小型液晶ユニット400、ファインダーミ
ラー410、接眼レンズ401等はファインダー手段の
一要素を構成している。
【0046】図6は実施例2のファインダーユニット6
の構造の概略説明図である。図中、400は小型液晶ユ
ニットであり、バックライト光源を有している。410
は反射ミラー、401は接眼レンズであり、ホルダー4
03にホールドされている。ホルダー403は2本の軸
404、405にスライド可能に軸支されている。ホル
ダー403は軸部403aを有し、視度調節レバー40
6の溝406aと嵌合している。視度調節レバー406
を矢印方向へ動かすことで溝406aが動く為にそれに
嵌合しているホルダー403の軸部403aが矢印と直
角方向へ動かされ、接眼レンズ401が前後して視度調
整が出来る。
【0047】なお、ホルダー403、軸404、40
5、視度調節レバー406、接眼レンズ401等は視度
調整手段の一要素を構成している。
【0048】409は保護窓であり、ゴミがファインダ
ー中へ入るのを防いでいる。
【0049】407、408は,液晶駆動用の回路基板
であり、液晶を駆動する為の高圧電源を有する回路素子
を設けた回路基板408とその他の液晶駆動回路素子を
設けた回路基板407とに別れている。
【0050】以上の構成要素の内、回路基板407及び
408はファインダーユニット6のファインダー筐体中
の両側面に配置して、カメラの小型化に寄与している。
又視度調節機構はファインダー筐体の下部に設置してい
る。
【0051】高圧電源部はビデオ動画記録時にノイズが
入り易いので、回路基板408はここから極力ノイズが
入らないようにデッキ部3から遠い側(カメラ後部から
見て左側)に配置することが望ましい。
【0052】ファインダーユニット6の回転機構は該ユ
ニットの非回転時に第2ミラー105と、これに略平行
に近接して配置されるファインダーミラー410の間の
直上部に設けている。
【0053】本実施例では、小型液晶ユニット400を
下向きに配置し、ファインダーミラー410を使用する
ことでファインダー手段の全長寸法Lが実施例1より短
くなり、カメラ全長を短くして実施例1より更に小型化
を達成している。
【0054】その他の効果は実施例1と同じである。
【0055】なお、本発明において第1光学系と第2光
学系そしてファインダー手段の光軸が略同一平面上に位
置するように設置するということは、ファインダーの光
軸6aを撮影光学系の光軸300a,300b,300
cを含む平面と略合致させ、接眼レンズ401をカメラ
背面の略中央に配置することを意味する。少なくともフ
ァインダーの小型液晶ユニット400の表示面400a
を前記の平面と交差する範囲に位置することを意味し、
これによって通常の一眼レフカメラと略同様に撮影者の
中心軸近くで複合カメラを強固に確保することができ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上の構成により、動画画像撮
影と静止画像撮影が同時にでき、静止画像と動画画像の
撮影画角が同じであり、カメラ背面の略中央にファイン
ダーの接眼レンズを配置して、カメラを撮影者の中心軸
近くで強固に確保でき、全体として小型になる撮影光学
系と、さらに撮影光学系と関連してカメラを小型にする
構成のファインダーを有する複合カメラを達成してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の外観斜視図
【図2】 本発明の実施例1の垂直断面図
【図3】 本発明の実施例1の水平断面図
【図4】 本発明の実施例1の平面図
【図5】 本発明の実施例2の垂直断面図
【図6】 本発明の実施例2のファインダーユニットの
構造説明図
【図7】 従来のカメラにおける手ぶれ発生の要因の説
明図
【符号の説明】
1 鏡筒部 2 撮影レンズ 3 デッキ部 4 カメラ制御部 5 撮像素子部 6 ファインダーユニット 7 ホールド用ベルト 8、9 ズームスイッチ 10 静止画像撮影用のレリーズボタン 11 表示部 12 マイクロホン 50、51 レンズ系 52 静止画像撮影用の絞り 53 フィールドレンズ 53a 空中像 54 縮小レンズ 54a ビデオ動画撮影用の絞り 100 第1ミラー 105 第2ミラー 111 サブミラー 120 シャッター装置 200 撮像素子(CCD) 300a,300b,300c 光軸 400 小型液晶ユニット 400a 表示面 401 接眼レンズ 402 回転軸 410 ファインダーミラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダーによって被写体を照準し、
    撮影光学系によって静止画像を銀塩フィルム上に形成し
    て、これを記録する静止画像撮影手段と、 該撮影光学系によって撮像素子上に動画画像を形成し、
    該撮像素子から出力する動画画像情報を記録媒体に記録
    する動画画像撮影手段を有する複合カメラにおいて、 該撮影光学系は、静止画像を形成する第1光学系、該第
    1光学系の後方に斜設した半透明反射面より成る第1ミ
    ラー、該第1ミラーの反射面と略直交する反射面を有す
    る第2ミラー、該第1ミラー、第2ミラーで偏向された
    光軸上に位置し、該銀塩フィルム上に記録される静止画
    像と略同じ画角の動画画像を形成する第2光学系、及び
    該第2光学系の結像面に位置し、カメラ後方に撮像面を
    向けた該撮像素子を有し、 該ファインダーは該動画画像情報を表示する表示面を有
    する液晶表示手段と接眼光学系を有し、該撮影光学系の
    光軸は略1つの平面内にあり、該平面は該液晶表示手段
    の表示面と交差することを特徴とする複合カメラ
  2. 【請求項2】 前記液晶表示手段の表示面は前記第1光
    学系の光軸と略平行であり、且つ前記平面と略直交して
    おり、該表示面に表示された動画画像情報の像を斜設し
    たファインダーミラーと前記接眼光学系によって観察し
    ていることを特徴とする請求項1の複合カメラ。
  3. 【請求項3】 前記第2ミラーと前記ファインダーミラ
    ーとを略平行に配置し、該第2ミラーとファインダーミ
    ラーの間の直上にファインダーを回転する為の可動機構
    を設置していることを特徴とする請求項1又は2の複合
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記ファインダーを収納するファインダ
    ー筐体中の側面に前記液晶表示手段を駆動する回路部品
    を設置した回路基板を設置し、該ファインダー筐体の下
    部に視度調整手段を設置していることを特徴とする請求
    項1、2又は3の複合カメラ。
  5. 【請求項5】 前記ファインダー筐体中の側面に設置す
    る回路基板のうち、高圧電源を有する回路素子を設置し
    た回路基板は前記記録媒体の収納部から遠い側に設置し
    ていることを特徴とする請求項4の複合カメラ。
  6. 【請求項6】 第1光学系によって物体の静止画像を感
    光体上に形成して記録する静止画像撮影手段、該第1光
    学系と該第1光学系の像面側に設けたハーフミラー、そ
    して第2光学系によって該感光体に記録される静止画像
    と略同じ画角の該物体の動画画像を撮像素子上に形成し
    て記録媒体に記録する動画画像撮影手段、該撮像素子を
    介して得られる動画画像を表示面に表示して観察するフ
    ァインダー手段とを有し、 該第1光学系と第2光学系そしてファインダー手段の光
    軸が略同一平面上に位置するように設置したことを特徴
    とする複合カメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060776A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Olympus Imaging Corp ビューファインダーシステム及びそれを備えた撮像装置

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JP2010060776A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Olympus Imaging Corp ビューファインダーシステム及びそれを備えた撮像装置

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