JP2815553B2 - スチルカメラ一体型ビデオカメラ - Google Patents

スチルカメラ一体型ビデオカメラ

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JP2815553B2
JP2815553B2 JP7106269A JP10626995A JP2815553B2 JP 2815553 B2 JP2815553 B2 JP 2815553B2 JP 7106269 A JP7106269 A JP 7106269A JP 10626995 A JP10626995 A JP 10626995A JP 2815553 B2 JP2815553 B2 JP 2815553B2
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    • G03B17/48Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
    • HELECTRICITY
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    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/671Focus control based on electronic image sensor signals in combination with active ranging signals, e.g. using light or sound signals emitted toward objects

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチルカメラ一体型ビデ
オカメラに係り、特に磁気テープを記録媒体とするビデ
オカメラと、銀塩フィルムよりなる写真フィルムを記録
媒体とするスチルカメラとを一体構造とすると共に、一
方のカメラの距離測定装置により他方のカメラの合焦制
御(フォーカス制御)を行えるよう構成したスチルカメ
ラ一体型ビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁気テープに動画像を磁気記
録するビデオカメラと、写真フィルムに静止画像を露光
するスチルカメラとは、夫々単独の商品として開発され
ていた。ところが、同じ被写体をビデオカメラで撮像す
ると共に、スチルカメラでも撮影しようとする場合、ビ
デオカメラとスチルカメラとを両方とも持ち歩くことに
なって面倒であるばかりか、スチルカメラを使用する際
にはビデオカメラによる撮像を中断しなければならなか
った。
【0003】そこで、ビデオカメラとスチルカメラとを
一体化したスチルカメラ一体型ビデオカメラが開発され
つつある。このようなスチルカメラ一体型ビデオカメラ
としては、特開昭63−261242号公報により開示
されたものがある。この公報のものは、箱状に形成され
たハウジングを正面から見てハウジングの左側にスチル
カメラが設けられ、ハウジングの右側にビデオカメラが
設けられた構成となっている。
【0004】また、AF(オートフォーカス)コンパク
トカメラのAF機構(自動焦点機構)については、PS
D(位置検出ダイオード)を使用したものが周知であ
る。さらに、ビデオカメラ用AF機構については、NH
K発行(1965年)の「山登りサーボ方式によるテレ
ビカメラの自動焦点調節」NHK技術研究17,No.1,
P.21 等の方式がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいては、ス
チルカメラ用レンズの取付位置とビデオカメラ用レンズ
の取付位置とが左右に離間しているため、次に挙げるよ
うな問題があった。 ファインダ、スチルカメラ用レンズ、ビデオカメラ
用レンズの各取付位置が異なるため、パララックス(視
差)が生ずる。そのため、例えばビデオカメラにより撮
像されたモニタ画像を見ながらスチルカメラで撮影する
ような場合、あるいは光学ビューファインダを見ながら
ビデオカメラで撮像するような場合にはパララックス
(視差)によるピントのずれが生ずる。 ビデオカメラのAF機構とスチルカメラのAF機構
とは、別個の機構が採用されているので、ビデオカメラ
により撮像された画像がハウジングの背面に設けられた
液晶モニタに表示される構成の場合、液晶モニタを見な
がらスチルカメラの画角を決めようとしても、必ずしも
同一の対象物(被写体)にピントが合っているとは限ら
ない。 ビデオカメラのAF機構では、画像信号の高域成分
を最大にするようなアルゴリズムが使用されているの
で、例えば暗い被写体を撮像する場合のように画像信号
の振幅が極めて小さい場合や、淡い模様の壁等のように
コントラスト(明暗比)のない場合には、焦点が合いに
くくなる。 ビデオカメラのAF機構では、一般に時定数が長い
ので、ストロボを発光させて瞬時に測距することができ
ない。特に暗いところでストロボを使用してビデオカメ
ラで撮像した画像を画像メモリに記憶させる場合、スト
ロボが発光する直前にビデオカメラのAF機構が作動し
て被写体に合焦させることは不可能であった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
スチルカメラのAF機構又はビデオカメラのAF機構を
使用してスチルカメラ及びビデオカメラのフォーカス制
御が行えるように構成したスチルカメラ一体型ビデオカ
メラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
被写体までの距離を測定する第1の距離測定装置を有
し、該被写体を撮像した動画像の画像信号を磁気テープ
に記録するビデオカメラと、被写体までの距離を測定す
る第2の距離測定装置を有し、該被写体の静止画像を写
真フィルムに露光するスチルカメラとを一体構造とした
スチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前記第1又
は第2の距離測定装置により測定された前記被写体まで
の測距データに基づいて前記ビデオカメラ及びスチルカ
メラの双方の自動焦点制御を行うことを特徴とするもの
である。
【0008】また、請求項2の発明は、上記請求項1記
載のスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前記ス
チルカメラに設けられた距離測定装置により測定された
測距データに基づいて前記ビデオカメラの自動焦点制御
を行うように切り換える切換手段を有することを特徴と
するものである。
【0009】また、請求項3の発明は、被写体を撮像し
た動画像の画像信号を磁気テープに記録するビデオカメ
ラと、該被写体の静止画像を写真フィルムに露光するス
チルカメラとを一体構造とし、該画像信号を記憶する画
像メモリを有するスチルカメラ一体型ビデオカメラにお
いて、前記スチルカメラに設けられた距離測定装置によ
り測定された測距データに基づいて撮像された画像信号
を前記画像メモリに記憶させる手段を有することを特徴
とするものである。
【0010】また、請求項4の発明は、上記請求項1記
載のスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、前記第
2の距離測定装置の距離測定方向を前記ビデオカメラの
撮像方向に変化させる測定方向調整手段を有することを
特徴とするものである。また、請求項5の発明は、被写
体までの距離を測定する第1の距離測定装置を有し、被
写体を撮像した動画像の画像信号を磁気テープに記録す
るビデオカメラと、該被写体までの距離を測定する第1
の距離測定装置を有し、該被写体の静止画像を写真フィ
ルムに露光するスチルカメラと、該ビデオカメラで撮像
した画像を表示する表示装置を一体構造としたスチルカ
メラ一体型ビデオカメラにおいて、前記ビデオカメラの
作動時あるいは前記表示装置の作動時、前記第2の距離
測定装置による距離測定方向を前記表示装置の画面中央
に撮像される位置に変化させる測距方向調整手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記請求項1の発明によれば、第1又は第2の
距離測定装置により測定された被写体までの測距データ
に基づいてビデオカメラ及びスチルカメラの双方の自動
焦点制御を行うことができるので、例えばビデオカメラ
により撮像された画像が表示された表示部をスチルカメ
ラのファインダとして使用する場合には、スチルカメラ
に設けられた第2の距離測定装置により測定された測距
データに基づいてビデオカメラの自動焦点制御を行うよ
うにして距離測定装置のパララックスによるピントのず
れを無くすことが可能になる。また、光学ビューファイ
ンダを見ながら撮影すると共にビデオカメラで撮像する
ような場合も、フィルムに記録された映像とビデオカメ
ラの画像とが同じ被写体にピントが合うようにフォーカ
ス制御することができる。
【0012】上記請求項2の発明によれば、スチルカメ
ラに設けられた距離測定装置により測定された測距デー
タに基づいてビデオカメラの自動焦点制御を行うように
切り換える切換手段を有するため、例えばビデオカメラ
により撮像された画像が表示された表示装置をスチルカ
メラのファインダとして使用する場合には、距離測定装
置をビデオカメラのものからスチルカメラのものに切り
換えことができる。
【0013】上記請求項3の発明によれば、スチルカメ
ラに設けられた距離測定装置により測定された測距デー
タに基づいて撮像された画像信号を画像メモリに記憶さ
せるため、対象物が暗いときやコントラストがない被写
体でも正確な測距が可能になり、ストロボを使用して撮
像された画像を画像メモリに記憶させることができる。
【0014】上記請求項4の発明によれば、スチルカメ
ラに設けられた第2の距離測定装置の距離測定方向をビ
デオカメラの撮像方向に変化させる測定方向調整手段を
有するため、ビデオカメラに設けられた第1の距離測定
装置により測距することができない場合でもスチルカメ
ラに設けられた第2の距離測定装置の測距データを使用
してビデオカメラの自動焦点制御を行うことができる。
【0015】上記請求項5の発明によれば、ビデオカメ
ラの作動時あるいは表示装置の作動時、第2の距離測定
装置による距離測定方向を表示装置の画面中央に撮像さ
れる位置に変化させる測距方向調整手段を有するため、
ビデオカメラに設けられた第1の距離測定装置により測
距することができない場合でも表示装置の画面中央に撮
像される被写体までの距離をスチルカメラに設けられた
第2の距離測定装置により正確に測定することができ、
画面中央に写された被写体までの正確な自動焦点制御を
行うことができるので、スチルカメラの撮影画面も同一
被写体に合焦する。
【0016】
【実施例】図1及び図2に本発明によるスチルカメラ一
体型ビデオカメラの一実施例を示す。尚、図1はスチル
カメラ一体型ビデオカメラの外観斜視図であり、図2は
スチルカメラ用の距離測定装置を示す斜視図である。1
0はビデオカメラの本体で、その前面左側にはビデオカ
メラのレンズ11が設けられ、背面には液晶ディスプレ
イ(LCD)12が設けられている。また、ビデオカメ
ラ本体10の上面には、ビデオカメラ用撮像スイッチ釦
13、ビデオカメラ用電源スイッチ14、及びビデオカ
メラの各機能を操作するための各種操作釦15が配設さ
れている。
【0017】そして、ビデオカメラ本体10の内部に
は、ビデオカメラ用レンズ11により写された被写体ま
での距離を測定する第1の距離測定装置が内蔵されてい
る。尚、この第1の距離測定装置は、合焦により結果的
に距離データを得るものであるが、これは周知のビデオ
カメラ用AF機構であるため、その詳細な構成について
は、ここでは省略する。
【0018】また、ビデオカメラ本体10の前面右側に
はスチルカメラ本体20が取り付けられると共に、スチ
ルカメラの光学ビューファインダ21が設けられてい
る。スチルカメラ本体20にはスチルカメラ用レンズ2
2,測距用赤外発光素子23,測距用赤外受光素子2
4,ストロボ25等が設けられている。また、ビデオカ
メラレンズ11の下方には、スチルカメラ用のシャッタ
釦16とスチルカメラ用の電源スイッチ17とが配設さ
れている。
【0019】測距用赤外発光素子23及び測距用赤外受
光素子24は、第2の距離測定装置26を構成してお
り、この距離測定装置26により測定された測距データ
に基づいて後述するように赤外線AF機構(自動焦点機
構)がレンズ22をフォーカス方向に移動させる。この
スチルカメラ用のAF機構は、コンパクトカメラ等で一
般的に使用されており、測距用赤外発光素子23で赤外
光が発光されてから被写体に反射して測距用赤外受光素
子24で受光したときの位置ずれを計測し、三角測量の
原理により被写体までの距離を求めるようになってい
る。
【0020】また、スチルカメラ本体20は、スチルカ
メラ本体20の前面に回動可能に取り付けられた蓋27
に設けられている。そして、蓋27を回動させることに
より、スチルカメラ本体20の裏側が露出し、スチルカ
メラ本体20の裏側に設けられたフィルム装着部(図示
せず)にフィルムを装着することができると共に、ビデ
オカメラ本体10のカセット装着部(図示せず)に磁気
テープカセットを装着することができる。
【0021】上記測距用赤外発光素子23と測距用赤外
受光素子24とは、図2に示されるように測距方向調整
機構30により測距方向を調整されるようにX,Y方向
に回動可能に設けられている。本実施例では、測距用赤
外発光素子23と測距用赤外受光素子24とが同一のハ
ウジング31に収納されており、箱状に形成されたハウ
ジング31の前面に測距用赤外発光素子23の発光部と
測距用赤外受光素子24の受光部とが位置するように設
けられている。
【0022】また、ハウジング31は、左右側面をベー
ス32上に起立するブラケット33の軸33aにより上
下方向(Y方向)に回動可能に支持されている。ハウジ
ング31の右方のベース32上には、ハウジング31を
上下方向(Y方向)に駆動する減速装置付きモータ(ギ
ヤ−ドモータ)34が配設されている。従って、ハウジ
ング31はブラケット33の軸33a及びモータ34の
軸34aを中心に回動するようになっている。
【0023】また、ベース32の下方には、ベース32
を左右方向(X方向)に駆動する減速装置付きモータ
(ギヤ−ドモータ)35が配設されている。モータ35
の軸35aは、ベース32の下面に結合されており、ベ
ース32はモータ35の軸35aを中心に回動すること
ができる。従って、測距方向調整機構30は、モータ3
4によりハウジング31を上下方向(Y方向)に変化さ
せ、モータ35によりハウジング31を左右方向(X方
向)に変化させて距離測定方向を調整することができ
る。すなわち、測距用赤外発光素子23及び、測距用赤
外受光素子24は、スチルカメラにより被写体36を撮
影する場合には、発光方向及び受光方向がレンズ22の
撮影方向を向くようにX,Y方向の向きが調整され、ビ
デオカメラで撮像する場合には、発光方向及び受光方向
がビデオカメラレンズ11の撮像方向を向くようにX,
Y方向の向きが調整されるようになっている。
【0024】そのため、スチルカメラ用の距離測定装置
26をビデオカメラ用の距離測定装置としても使用する
ことが可能になる。ビデオカメラのAF機構では、例え
ば暗い被写体を撮像する場合のように画像信号が極めて
小さい場合や、淡い模様の壁等のようにコントラスト
(明暗比)のない場合には、焦点が合いにくくなり、あ
るいはストロボを発光させるときに瞬時に測距すること
ができない。しかしながら、本実施例のスチルカメラ一
体型ビデオカメラでは、後述するようにビデオカメラの
AF機構で自動焦点制御が行えない場合でも、測距用赤
外発光素子23及び測距用赤外受光素子24により測定
された測距データ(被写体36までの距離)に基づいて
ビデオカメラのレンズ11のAF制御が行われる。
【0025】図3は本発明のスチルカメラ一体型ビデオ
カメラのブロック図である。尚、図3においては、スチ
ルカメラのレンズ22やシャッタ機構等の光学部分、及
び回転ドラムやテープカセット等の磁気記録部分が省略
されている。ビデオカメラでは、被写体の像がレンズ1
1、絞り37を介してCCD(電荷結合素子)イメージ
センサ(以下「CCD」という)38に結像する。レン
ズ11はCCD38のフォーカスレンズであり、通常、
9枚位のレンズ群より構成されているが、本実施例では
説明の便宜上1枚のレンズで示してある。
【0026】41はスチルカメラ用距離測定装置26を
構成する測距用赤外発光素子23、測距用赤外受光素子
24を制御するAF(オートフォーカス)制御回路であ
る。測距用赤外発光素子23はAF制御回路41からの
指令により赤外光42を発光する。このようにして測距
用赤外発光素子23から発光された赤外光42は、発光
部のレンズ(図示せず)によりスポット状に収束され、
直径10mmのビームとなって被写体36に照射され
る。
【0027】そして、被写体36で反射した赤外光43
は、測距用赤外受光素子24で受光される。AF制御回
路41では、受光素子上の反射入射光の位置ずれに基づ
いて被写体36までの距離を演算する。44はスチルカ
メラ用コンピュータで、AF制御回路41、レンズ22
を駆動するAFモータ45、絞りを駆動するAE(オー
トアイリス)モータ46、フィイルムの巻取り・巻き戻
しを行うR/Wモータ47、AE(自動露光)ユニット
48、ストロボ25を制御する。AEユニット48は、
例えば光導電効果を有するCdS(硫化カドミウムセ
ル)などからなる光センサを有する。
【0028】スチルカメラ用コンピュータ44は、測距
のための制御パルスをAF制御回路41に出力し、AF
制御回路41から上記測距用赤外発光素子23、測距用
赤外発光素子23により測定された測距データが入力さ
れると、その測距データに基づいてAFモータ45を駆
動制御する。これにより、スチルカメラのレンズ22は
フォーカス方向に移動して被写体36に対してピントが
合う位置に調整される。
【0029】また、スチルカメラ用コンピュータ44
は、AEユニット48から照度に応じた検出信号が入力
されると、AEモータ46を駆動してスチルカメラの絞
り(図示せず)を適正値に調整すると共に、照度が所定
値以下であるときにはストロボ25を発光させる。そし
て、シャッタ釦16が押下されると、シャッタ機構(図
示せず)がスチルカメラ用コンピュータ44により指示
されたシャッタ速度で開閉動作し、レンズ22から入射
した像がフィルムに記録される。
【0030】49はビデオカメラ用コンピュータで、上
記スチルカメラ用コンピュータ44とシリアル信号線を
介して接続されており、スチルカメラ用コンピュータ4
4と相互に測距データ等のデータ交換を行う。そして、
ビデオカメラ用コンピュータ49は、電源がオンになっ
ている場合には、シリアル信号線を介してスチルカメラ
の各機構を制御する。
【0031】レンズ11を介して静止画を電子的に記録
する場合には、CCD38の出力が読み取り回路50か
らの信号により所定時間毎にカメラ信号処理回路51に
入力される。そして、ビデオカメラ用コンピュータ49
は、CCD38から得られた画像信号の高周波成分が最
高になるようにビデオカメラ用AF機構(図示せず)を
駆動制御してレンズ11をフォーカス方向に移動させ
る。
【0032】52はCCD38から出力された画像信号
を記憶する画像メモリであり、53はスチルカメラ用コ
ンピュータ44からの静止画記録信号(FREEZE)
により画像メモリ52に対し画像信号を記憶させる指示
を出力するメモリ制御回路である。従って、画像メモリ
52は、静止画記録信号の立ち上がりによりCCD38
からの画像信号を取り込み静止画として記憶する。
【0033】尚、画像メモリ52に画像信号を取り込む
タイミングは、フィイルム感光及びストロボ25の最大
発光タイミングに合うようにスチルカメラ用コンピュー
タ44により設定されるようになっている。54は動画
・静止画切り替えスイッチで、ビデオカメラ用コンピュ
ータ49からの切り替え信号により、カメラ信号処理回
路51又は画像メモリ52に接続されるように切り替わ
る。55はビデオ信号処理回路で、動画・静止画切り替
えスイッチ54を介してカメラ信号処理回路51又は画
像メモリ52から読み込んだ動画又は静止画を液晶ディ
スプレイ(LCD)12に表示させる。
【0034】スチルカメラのフィルムの巻き上げが始ま
ると同時に動画・静止画切り替えスイッチ54により液
晶ディスプレイ(LCD)12の画面を画像メモリ52
から読み込んだメモリ画面に切り替わる。このメモリ画
面は、フィルム巻き上げ時間にスチル画像記録と巻き上
げ音ミュート記録をして磁気テープ(図示せず)に磁気
記録される。このように、スチル写真を撮影した瞬間を
数秒静止させて磁気記録を行うことにより、このカット
を写真のように残すことができる。
【0035】スチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて
は、通常、ビデオカメラで撮像する場合、十分な明るさ
があればビデオカメラの距離測定装置により被写体36
までの距離を正確に測定することができるので、その測
距データに応じた位置にレンズ11を移動させることに
なる。ここで、レンズ11を介して撮像された画像信号
を画像メモリ52に記憶させる場合の使用例について説
明する。 インスタントカメラ機能 このインスタントカメラ機能は、スチルカメラ本体20
にフィルムを装着して撮影すると、撮影された瞬間の映
像が静止画として液晶ディスプレイ12に表示される機
能である。そして、液晶ディスプレイ12に表示された
映像の画像信号を画像メモリ52又は磁気テープに記憶
させる。尚、この機能は、フィルムを装着しない状態で
もスチルカメラ用のシャッタ釦16が押下されると、そ
の瞬間の映像を液晶ディスプレイ12に表示させること
ができる。 ストロボ記録機能 このストロボ記録機能は、スチルカメラのストロボ25
を1回又は周期的に発光させてストロボ撮影すると共
に、その瞬間の映像を液晶ディスプレイ12に表示さ
せ、且つ画像メモリ52又は磁気テープに記憶させる機
能である。尚、ストロボ25は充電に約3秒かかるの
で、3秒ごとに撮像して、ストロボ25の発光により撮
像された画像を記録することができる。
【0036】また、上記ビデオカメラのAF機構では、
前述したようにCCD38からの高周波出力が最大にな
るようにレンズ11をフォーカス方向に移動させるた
め、夜中などの暗いときや、壁などのコントラストのな
い被写体で合焦しにくい、あるいは測距時のレスポンス
が遅い等の問題があった。これらの問題は、スチルカメ
ラに設けられた赤外線方式の距離測定装置26により測
定された測距データを利用してビデオカメラのレンズ1
1をフォーカス方向に移動させることにより解消するこ
とができる。
【0037】ところが、ビデオカメラ用レンズ11とス
チルカメラ用レンズ22とは、前述したように左右方向
及び上下方向に離間しているため、例えば液晶ディスプ
レイ12に表示された画像を見ながらスチルカメラで撮
影しようとすると撮影された映像が液晶ディスプレイ1
2の表示とずれることになる。また、光学ビューファイ
ンダ21を見ながら撮影すると共にビデオカメラで撮像
するような場合も、フィルムに記録された映像とビデオ
カメラの画像とがずれることになる。従って、距離測定
装置26の測距方向は、通常スチルカメラの撮影方向
(正面方向)を向いているため、ビデオカメラの撮像方
向とずれている。
【0038】図4(A)は10m離間した位置での各レ
ンズ11,22の中心のずれ(パララックス)を示し、
図4(B)は1m離間した位置での各レンズ11,22
の中心のずれ(パララックス)を示している。尚、図4
(A)(B)において、A点はレンズ11の光軸の位置
を示し、B点はレンズ22の光軸の位置を示している。
【0039】このように被写体36から10m離間した
位置でのパララックスは、比較的小さく図4(A)に示
すようにレンズ11,22の中心のずれが小さい。しか
しながら、被写体36から1mに接近した位置でのパラ
ラックスは、比較的大きく図4(B)に示すようにレン
ズ11,22の中心のずれが大きい。従って、被写体3
6までの距離が小さくなるにつれてパララックスは大き
くなり、被写体36との距離が接近するほど画像メモリ
52に記憶された画像とスチルカメラで撮影された映像
とのずれも大きくなる。
【0040】また、本実施例では、ビデオカメラ用レン
ズ11と光学ビューファインダ21とがほぼ同じ高さに
設けられているので、例えば光学ビューファインダ21
を見ながらビデオカメラで撮像する場合、パララックス
は左右方向のみとなる。例えばビデオカメラの距離測定
装置では、夜中などの暗いときや、壁などのコントラス
トのない被写体で合焦しにくい、あるいは測距時のレス
ポンスが遅くなる。そのような場合、ビデオカメラ用コ
ンピュータ49は、スチルカメラの距離測定装置26に
より測定された被写体36の測距データに基づいてビデ
オカメラ用レンズ11を合焦位置に移動させる。
【0041】その際、液晶ディスプレイ12をファイン
ダとして撮像するため、被写体36はレンズ11の正面
に位置するが、距離測定装置26の発光方向、受光方向
からはずれた位置にある。そこで、本実施例では、前述
した測距方向調整機構30のモータ35を駆動させて測
距用赤外発光素子23及び測距用赤外受光素子24を有
する距離測定装置26をビデオカメラ用レンズ11側
(本実施例では、右側)に回動させる。尚、距離測定装
置26を水平方向に回動させる際、距離測定装置26の
回動角度は被写体36までの距離に応じて予め決められ
ている。
【0042】このように本発明のスチルカメラ一体型ビ
デオカメラでは、上記インスタントカメラ機能又はスト
ロボ記録機能により画像メモリ52等に画像を記憶させ
る場合、スチルカメラの距離測定装置26により測定さ
れた測距データをビデオカメラの距離測定装置の補助と
して使用することにより従来ビデオカメラで撮像するこ
とができなかった状況でも画像メモリ52に所望の画像
を記憶させることが可能になる。
【0043】図5は距離測定装置26を右方向に回動さ
せる様子を示す平面図である。本実施例では、距離測定
装置26の回動させる際の測定距離が∞,10m,
3m,1mといった具合に設定されており、各距離
に対応する回動角度が予め設定されている。従って、距
離測定装置26は測距方向調整機構30のモータ35の
駆動により所定角度ずつ回動してレンズ11の光軸B上
に位置する被写体36までの距離を測定する。
【0044】そして、距離測定装置26は、測距用赤外
発光素子23から発光された赤外光が被写体36に反射
して測距用赤外受光素子24で検出されることにより測
距データを出力することができる。例えば、被写体36
が10m以上離間していたときは、距離測定装置26を
どの位置に回動させても測距データが∞となる。また、
被写体36が10m,3m,1mのいずれかに有るとき
は、被写体36に反射した赤外光を測距用赤外受光素子
24で受光したときの測距データが最小値となるため、
当該最小値の測距データが出力される。
【0045】ここで、上記ビデオカメラ用コンピュータ
49が実行する処理につき説明する。図6は被写体まで
の距離を測定する際に実行される処理のフローチャート
である。上記ビデオカメラ用コンピュータ49は、イン
スタントカメラ機能又はストロボ記録機能が設定された
状態でシャッタ釦16が押下されると、図6のステップ
S1(以下「ステップ」を省略する)において、ビデオ
カメラのAF機構に設けられた距離測定装置が被写体ま
での距離を測定可能かどうかをチュックする。
【0046】被写体の明るさが十分あってビデオカメラ
のAF機構により被写体までの距離を測定できるとき
は、S2に進み、ビデオカメラのAF機構により測定さ
れた測距データを出力する。しかし、S1において、ビ
デオカメラのAF機構により測距しても暗いときや、被
写体と背景とのコントラストがない場合には被写体に合
焦しにくいので、S3に進み、スチルカメラのAF機構
に切り替えて距離測定装置26で測定された測距データ
に基づいてビデオカメラ用のレンズ11のフォーカス制
御を行う。
【0047】次のS4では、距離測定装置26の発光・
受光方向がレンズ11の光軸上1mの距離に合うように
距離測定装置26の測定方向を変更する。すなわち、測
距方向調整機構30のモータ35を駆動させてベース3
2と共に距離測定装置26をレンズ11の光軸方向に回
動させ、測定方向がレンズ11から1mの位置に一致し
たときモータ35を停止させる。そして、距離測定装置
26の測距用赤外発光素子23から1mの位置に向けて
赤外光を発光させる。
【0048】次のS5では、被写体36からの反射光を
受光したかどうかをチェックしており、例えばレンズ1
1から1mの位置に被写体36がある場合には、測距用
赤外受光素子24で被写体36からの反射光を受光でき
る。そのため、被写体36からの反射光を受光した場合
は、S6に進み、測距データ=1mを出力する。また、
S5において、測距用赤外受光素子24が反射光を受光
しなかった場合には、被写体36がその位置にないので
S7に進み、測距方向調整機構30のモータ35を駆動
させて距離測定装置26を左方向に回動させ、距離測定
装置26の測定方向がレンズ11から3mの位置に一致
したときモータ35を停止させる。そして、距離測定装
置26の測距用赤外発光素子23から3mの位置に向け
て赤外光を発光させる。
【0049】次のS8では、被写体36からの反射光を
受光したかどうかをチェックする。被写体36がレンズ
11から3mの位置にある場合には、被写体36からの
反射光を受光できるため、S9に進み、測距データ=3
mを出力する。また、S8において、測距用赤外受光素
子24が反射光を受光しなかった場合には、被写体36
がその位置にないのでS10に進み、測距方向調整機構
30のモータ35を駆動させて距離測定装置26の測定
方向をレンズ11から10mの位置に変更する。そし
て、距離測定装置26の測距用赤外発光素子23から1
0mの位置に向けて赤外光を発光させる。
【0050】次のS11では、被写体36からの反射光
を受光したかどうかをチェックする。被写体36がレン
ズ11から10mの位置にある場合には、被写体36か
らの反射光を受光できるため、S12に進み、測距デー
タ=10mを出力する。また、S11において、測距用
赤外受光素子24が反射光を受光しなかった場合には、
被写体36がその位置にないのでS13に進み、測距方
向調整機構30のモータ35を駆動させて距離測定装置
26の測定方向をレンズ11から無限大の方向(この場
合、正面方向)に変更する。そして、距離測定装置26
の測距用赤外発光素子23から正面方向に向けて赤外光
を発光させる。
【0051】次のS14では、被写体36からの反射光
を受光したかどうかをチェックする。被写体36がレン
ズ11から10m以上離れた位置にある場合には、被写
体36からの反射光を測距用赤外受光素子24で受光す
ることができない。そのため、S14で反射光が受光さ
れた場合には、S15に進み、エラーを出力して上記S
4に戻り、S4以降の測距処理を再度実行する。
【0052】しかし、S14で反射光が受光されなかっ
た場合には、S16に進み、測距データ=∞を出力す
る。そして、次のS17では、上記距離測定装置26に
より測定された測距データに基づいてビデオカメラ用の
レンズ11のフォーカス制御を行う。そのため、レンズ
11は、被写体36が暗いとき、あるいは被写体と背景
とのコントラストがない場合でも被写体36に合焦する
位置に移動し、ピントが合うように自動的に焦点制御が
行われる。
【0053】また、被写体36の後に物が置いてある場
合には、複数の測距データが出力されることになる。そ
の場合には、複数の測距データのうち小さい方の測距デ
ータを被写体36までの距離としてレンズ11のフォー
カス制御を行う。そのため、被写体36の背景に応じて
測距データが選択され、正確なピント合わせが行われ
る。
【0054】このように、ビデオカメラのAF機構によ
り測距できない場合には、スチルカメラのAF機構に切
り替えて距離測定装置26で測定された測距データに基
づいてビデオカメラ用のレンズ11のフォーカス制御を
行うことできるため、被写体36が暗いとき、あるいは
被写体と背景とのコントラストがない場合でもビデオカ
メラのピント合わせを行える。そのため、前述したイン
スタントカメラ機能あるいはストロボ記録機能により撮
像された画像を画像メモリ52に記憶させることができ
る。そして、画像メモリ52に記憶された画像は、スチ
ルカメラで撮影された映像と同じピント合わせとなって
いるので、同一の被写体を同じように記録することがで
きる。
【0055】また、上記のように距離測定装置26の測
距方向がレンズ11の光軸B上となるように調整される
ため、液晶ディスプレイ12に表示された画面中央の距
離が測距される。そのため、ビデオカメラのAF機構に
より測距できない場合でも液晶ディスプレイ12をファ
インダとして使用して撮像することができるので、光学
ビューファインダ21を使用する場合のように合焦点の
パララックスが生ずることがない。
【0056】従って、液晶ディスプレイ12をスチルカ
メラのファインダとして使用する場合には、スチルカメ
ラの距離測定装置26により測定された測距データに基
づいてビデオカメラの自動焦点制御を行うようにしてパ
ララックスによるピントのずれを補正することができ
る。このようにスチルカメラの距離測定装置26の測定
方向を変えながら距離測定装置26により測定された測
距データに基づいてレンズ11をフォーカス方向に移動
させることにより、本実施例のスチルカメラ一体型ビデ
オカメラでは、ビデオカメラ用レンズ11とスチルカメ
ラ用レンズ22とのパララックス(視差)が生ずる場合
や、ビデオカメラ用距離測定装置とスチルカメラ用距離
測定装置との不一致が生ずる場合や、ビデオカメラのA
F機構で目標焦点位置が定まらない場合、暗いときに上
記ストロボ記録を行う場合でも画像メモリ52に所望の
画像を記憶させることができる。
【0057】また、上下方向においても、パララックス
がある構成の場合には、距離測定装置26を上記水平方
向の場合と同様に予め設定された各距離に対応する上下
方向の角度に回動して測距が行われ、被写体36への距
離が測定される。尚、上記実施例では、スチルカメラの
AF機構により測定された測距データに基づいてビデオ
カメラのAF機構をフォーカス制御するようにしたが、
これに限らず、ビデオカメラのAF機構により測定され
た測距データに基づいてスチルカメラのAF機構をフォ
ーカス制御するようにしても良い。
【0058】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
第1又は第2の距離測定装置により測定された被写体ま
での測距データに基づいてビデオカメラ及びスチルカメ
ラの双方の自動焦点制御を行うことができるので、例え
ばビデオカメラにより撮像された画像が表示された表示
部をスチルカメラのファインダとして使用する場合に
は、スチルカメラに設けられた第2の距離測定装置によ
り測定された測距データに基づいてビデオカメラの自動
焦点制御を行うようにして距離測定装置のパララックス
によるピントのずれを補正することができる。また、光
学ビューファインダを見ながら撮影すると共にビデオカ
メラで撮像するような場合も、フィルムに記録された映
像とビデオカメラの画像とが同じ被写体にピントが合う
ようにフォーカス制御することができる。
【0059】また、上記請求項2の発明によれば、スチ
ルカメラに設けられた距離測定装置により測定された測
距データに基づいてビデオカメラの自動焦点制御を行う
ように切り換える切換手段を有するため、例えばビデオ
カメラにより撮像された画像が表示された表示装置をス
チルカメラのファインダとして使用する場合には、距離
測定装置をビデオカメラのものからスチルカメラのもの
に切り換えことができ、暗い被写体や背景とのコントラ
ストがない被写体を撮像する場合でもピント合わせを行
うことができる。
【0060】また、上記請求項3の発明によれば、スチ
ルカメラに設けられた距離測定装置により測定された測
距データに基づいて撮像された画像信号を画像メモリに
記憶させるため、対象物が暗いときやコントラストがな
い被写体でも正確な測距が可能になり、ストロボを使用
して撮像された画像を画像メモリに記憶させることがで
きる。
【0061】また、上記請求項4の発明によれば、スチ
ルカメラに設けられた第2の距離測定装置の距離測定方
向をビデオカメラの撮像方向に変化させる測定方向調整
手段を有するため、ビデオカメラに設けられた第1の距
離測定装置により測距することができない場合でもスチ
ルカメラに設けられた第2の距離測定装置の測距データ
を使用してビデオカメラの自動焦点制御を行うことがで
きる。
【0062】また、上記請求項5の発明によれば、ビデ
オカメラの作動時あるいは表示装置の作動時、第2の距
離測定装置による距離測定方向を表示装置の画面中央に
撮像される位置に変化させる測定方向調整手段を有する
ため、ビデオカメラに設けられた第1の距離測定装置に
より測距することができない場合でも表示装置の画面中
央に撮像される被写体までの距離をスチルカメラに設け
られた第2の距離測定装置により正確に測定することが
でき、画面中央に写された被写体までの正確な自動焦点
制御を行うことができるので、スチルカメラの撮影画面
も同一被写体に合焦する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるスチルカメラ一体型ビデオカメラ
の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】スチルカメラ用の距離測定装置の測定方向を変
更する測距方向調整機構の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明になるスチルカメラ一体型ビデオカメラ
のブロック図である。
【図4】被写体までの距離に応じたスチルカメラとビデ
オカメラのパララックスを示す図である。
【図5】スチルカメラ用の距離測定装置の測定方向を変
更する際の動作を説明するための平面図である。
【図6】ビデオカメラ用コンピュータが実行する処理を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ビデオカメラ本体 11,22 レンズ 12 液晶ディスプレイ 13 ビデオカメラ用撮像スイッチ釦 16 スチルカメラ用シャッタ釦 20 スチルカメラ本体 21 光学ビューファインダ 23 測距用赤外発光素子 24 測距用赤外受光素子 25 ストロボ 30 測距方向調整機構 34,35 減速装置付きモータ 36 被写体 38 CCDイメージセンサ 41 AF制御回路 44 スチルカメラ用コンピュータ 49 ビデオカメラ用コンピュータ 52 画像メモリ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/48 G02B 7/28 H04N 5/232

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離を測定する第1の距離
    測定装置を有し、該被写体を撮像した動画像の画像信号
    を磁気テープに記録するビデオカメラと、被写体までの
    距離を測定する第2の距離測定装置を有し、該被写体の
    静止画像を写真フィルムに露光するスチルカメラとを一
    体構造としたスチルカメラ一体型ビデオカメラにおい
    て、 前記第1又は第2の距離測定装置により測定された前記
    被写体までの測距データに基づいて前記ビデオカメラ及
    びスチルカメラの双方の自動焦点制御を行うことを特徴
    とするスチルカメラ一体型ビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載のスチルカメラ一体型
    ビデオカメラにおいて、 前記スチルカメラに設けられた距離測定装置により測定
    された測距データに基づいて前記ビデオカメラの自動焦
    点制御を行うように切り換える切換手段を有することを
    特徴とするスチルカメラ一体型ビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体を撮像した動画像の画像信号を磁
    気テープに記録するビデオカメラと、該被写体の静止画
    像を写真フィルムに露光するスチルカメラとを一体構造
    とし、該画像信号を記憶する画像メモリを有するスチル
    カメラ一体型ビデオカメラにおいて、 前記スチルカメラに設けられた距離測定装置により測定
    された測距データに基づいて撮像された画像信号を前記
    画像メモリに記憶させる手段を有することを特徴とする
    スチルカメラ一体型ビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1記載のスチルカメラ一体型
    ビデオカメラにおいて、 前記第2の距離測定装置の距離測定方向を前記ビデオカ
    メラの撮像方向に変化させる測定方向調整手段を有する
    ことを特徴とするスチルカメラ一体型ビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 被写体までの距離を測定する第1の距離
    測定装置を有し、被写体を撮像した動画像の画像信号を
    磁気テープに記録するビデオカメラと、該被写体までの
    距離を測定する第1の距離測定装置を有し、該被写体の
    静止画像を写真フィルムに露光するスチルカメラと、該
    ビデオカメラで撮像した画像を表示する表示装置を一体
    構造としたスチルカメラ一体型ビデオカメラにおいて、 前記ビデオカメラの作動時あるいは前記表示装置の作動
    時、前記第2の距離測定装置による距離測定方向を前記
    表示装置の画面中央に撮像される位置に変化させる測距
    方向調整手段を有することを特徴とするスチルカメラ一
    体型ビデオカメラ。
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