JP2621816B2 - 記録ユニットにおける記録紙切断機構 - Google Patents

記録ユニットにおける記録紙切断機構

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JP2621816B2
JP2621816B2 JP6295061A JP29506194A JP2621816B2 JP 2621816 B2 JP2621816 B2 JP 2621816B2 JP 6295061 A JP6295061 A JP 6295061A JP 29506194 A JP29506194 A JP 29506194A JP 2621816 B2 JP2621816 B2 JP 2621816B2
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賢一 大川
晃 花嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ユニットにおける
記録紙切断機構に係り、とくにファクシミリ装置又はプ
リンタ等の記録ユニットにおける記録紙切断機構(詳し
くは、ロール状記録紙をカットする切断機構)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置等における記録
ユニットでは、例えば図3に示すように、ロール状記録
紙50が回転自在に保持されており、ロール状記録紙5
0から繰り出された記録紙52はその発色面がラインサ
ーマルヘッド54の記録ラインに対向した状態でプラテ
ンローラ56で押圧駆動され、記録後に外部へ排出され
るようになっている。そして、排出された記録紙52は
切断機構58で各ページ単位で切断されるようになって
いる。
【0003】切断機構58は、ロール状記録紙50の幅
方向に沿って配置された長板状の固定刃60と、この固
定刃60の下面に固着され長手方向に沿うガイド溝62
を有するガイド部材64と、固定刃60の下面に長手方
向に沿って設けられると共に端部に従動ギヤが固定され
た送りねじ66と、この送りねじ66に嵌挿されると共
にガイド溝62に係合された連結部材68と、この連結
部材68に設けられ送りねじ66のねじ溝に係合する位
置決めピン70と、固定刃60との間で記録紙を剪断可
能に設けられた円板状の刃本体72を有する移動刃74
とから構成されており、移動刃74と位置決めピン70
はそれぞれ連結部材68に固定されている。
【0004】送りねじ66のねじ溝は角ねじないしボー
ルねじ態様に形成されており、従動ギヤを介して送りね
じ66が回転駆動されると、ねじ溝への位置決めピン7
0の係合によって連結部材68が移動し、固定刃60と
移動刃74との間のハサミ作用で記録紙52が切断され
る。なお、移動刃74の移動手段としては、送りねじ方
式の他にワイヤ方式が採用されているが、送りねじ方式
では送りが確実で切断精度に優れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の記
録ユニットでは、各ページ単位で切断された記録紙52
の後端52aが,次ページを切断するために移動する移
動刃74の刃本体72に接触していわゆるカッタジャム
を発生させ易い。これは、この種の切断機構の構成に起
因するもので、不可避的なものとなっている。
【0006】カッタジャムが生じた場合、従来のもので
は、各構成要素が一連に固定されているため、巻き込ま
れた記録紙をその構成のままの状態で取り除かなくては
ならず、作業スペースが限定されるなど、送りねじ方式
ではジャム処理作業が面倒且つ困難であった。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明は、送りねじによる切断
精度の利点を享受できると共にカッタジャムを容易に処
理でき、同時に使用性向上を図った記録ユニットにおけ
る記録紙切断機構を提供することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、ロール状記
録紙の幅方向に沿って配置される長板状の固定刃と、こ
の固定刃の長手方向に沿うガイド溝を有するガイド部材
と、固定刃の長手方向に沿って設けられると共に端部に
従動ギヤを有する送りねじと、この送りねじに嵌挿され
ると共にガイド溝に係合される連結部材と、この連結部
材に設けられ送りねじのねじ溝に係合する位置決めピン
と、連結部材に固定刃との間で記録紙を剪断可能に設け
られる移動刃とが備えている。そして、位置決めピン
が、前述した送りねじのねじ溝から任意に退避可能に設
けられている、という構成を採っている。これによって
前述した目的を達成しようとするものである。
【0009】また、位置決めピンについては、送りねじ
の軸方向と垂直方向に摺動可能に設けられていると共に
弾性部材で常時前記ねじ溝に係合する方向に付勢されて
いる構成とすることができる。
【0010】また、従動ギヤと該従動ギヤに噛み合う駆
動ギヤのいずれか一方が軸方向にスライド可能に設けら
れた構成とすることができる。
【0011】また、移動刃については、連結部材に着脱
可能に設けられている構成とすることができ、更にま
た、固定刃とガイド部材が一枚の板材から一体成形され
ている構成とすることができる。
【0012】
【作用】まず、カッタジャムが生じた場合、位置決めピ
ンが送りねじのねじ溝から退避させられ、連結部材及び
移動刃がジャム処理に邪魔にならないように、送りねじ
の軸方向に移動させられる。また、従動ギヤと駆動ギヤ
のいずれか一方がスライドさせられて噛み合いが外さ
れ、手動で送りねじが回転させられて巻き込まれた記録
紙が取り出される。また、移動刃を連結部材から外すこ
とによって作業空間が拡げられる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。
【0014】図示しないファクシミリ装置等の記録ユニ
ットには、ロール状記録紙2が回転自在に保持されてお
り、このロール状記録紙2から繰り出された記録紙4
は、その発色面をラインサーマルヘッド6の記録ライン
に対向させて搬送されるようになっており、記録紙4の
搬送並びに記録ラインへの圧着は、ラインサーマルヘッ
ド6の上面に対向配置されたプラテンローラ8によって
なされる。記録後の記録紙4はプラテンローラ8で切断
機構10へ導かれる。
【0015】切断機構10には、ロール状記録紙2の幅
方向に沿って平行配置された矩形で且つ長板状の固定刃
12と、この固定刃12の下面に長手方向に平行に設け
られたガイド部材14と、同じく固定刃12の下面に長
手方向に平行に設けられて回転可能に支持された送りね
じ16と、この送りねじ16に嵌挿された連結部材18
と、この連結部材18を送りねじ16に噛み合わせるた
めの位置決めピン20と、固定刃12との間で記録紙4
を切断する移動刃22とから構成されており、送りねじ
16の一端には、図示しない駆動ギヤと噛み合う従動ギ
ヤ24が軸方向にスライド可能に設けられている。
【0016】この例の場合、固定刃12とガイド部材1
4は、一枚の板材から折曲加工によって一体成形されて
おり、図2に示すように、ガイド部材14には長手方向
に延びるガイド溝26が形成されている。送りねじ16
は、角ねじ又はボールねじ態様に形成されており、ねじ
溝28は左右双方が形成されている。従って、送りねじ
16の同一方向の回転で連結部材18及び移動刃22は
往復動する。無論、送りねじ16の正逆転の切替えで往
復動するようにしてもよい。
【0017】連結部材18の背面には、ガイド部材14
のガイド溝26に係合する凸部30が形成されており、
これによって連結部材18の回り止めが維持された安定
した移動が得られるようになっている。
【0018】位置決めピン20は、ねじ溝28に係合す
る係合頭部20aと、胴部20bとから概略構成されて
おり、連結部材18に形成された収容凹部32に送りね
じ16の軸に垂直方向に摺動可能に設けられている。位
置決めピン20の胴部20bには、弾性部材としてコイ
ルバネ34が嵌挿されており、このコイルバネ34は、
胴部20bの前部に形成されたフランジ20cと収容凹
部32の開口端との間で移動を規制されている。また、
胴部20bの後端には、連結部材18の外面に突出する
操作部20dが形成されている。位置決めピン20は、
常時係合頭部20aがねじ溝28に係合するようにコイ
ルバネ34で付勢されている。弾性部材としてはバネの
他にゴム部材等を使用することができる。
【0019】移動刃22は、フレーム36と、このフレ
ーム36に回転可能に支持された円板状の刃本体38と
から構成されている。また、移動刃22の下面には係合
凸部40が形成されていると共に、これに対応して連結
部材18の上面には係合凹部42が形成され、移動刃2
2を任意に着脱できるようになっている。なお、係合凸
部40と係合凹部42はこの例に限定されるものではな
く、着脱機能を満足する範囲で相対的に形成されるもの
である。
【0020】次に、切断機構10の動作を説明する。
【0021】図示しない駆動ギヤによって従動ギヤ24
に回転力が伝達されると、送りねじ16が同期回転し、
連結部材18及び移動刃22が軸方向に移動する。移動
刃22の移動によって、固定刃12と刃本体38との間
のハサミ作用、すなわち剪断作用によって記録紙4が所
定の位置で切断される。
【0022】移動刃22の移動に伴って、カッタジャム
が生じた場合、図2に二点鎖線で示すように、操作部2
0dが摘まれて位置決めピン20が外方へ引き出され
る。これによって位置決めピン20の係合頭部20aが
送りねじ16のねじ溝28から退避し、連結部材18は
送りねじ16に対してフリーな状態となる。かかる状態
で連結部材18が送りねじ16の端に手で移動させられ
る。これによって、作業空間が広く、且つ、単純構成に
なり、ジャム処理が容易となる。位置決めピン20の操
作部20dを放すことによって、ねじ溝28との係合が
コイルバネ34の付勢力で自動的に復帰する。また、必
要に応じて移動刃22が連結部材18から外され、作業
空間の拡大化が図られる。
【0023】また、従動ギヤ24を軸方向にスライドさ
せると、駆動ギヤとの噛み合いが外れ、これによって送
りねじ16は手動回転が可能となる。これによっても巻
き込まれた記録紙4を容易に取り出すことができる。
【0024】また、この例では、固定刃12とガイド部
材14を一体成形しているので、製造が容易であると共
に製造コストのダウンを図ることができる。
【0025】なお、上記例では各構成要素を特定の形状
で示したが、これに限定されるものではなく、上述のジ
ャム処理の容易化を達成し得る範囲で適宜に設計変更可
能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、カッタジャムが生じた場合、ジャ
ムの原因部分を容易に移動して処理作業空間を広く且つ
簡易な構造にできるので、或いは又送りねじの駆動を排
除して任意に手動回転できるので、ジャム処理を容易に
行うことができるという従来にない優れた記録ユニット
における記録紙切断機構を提供することができる。
【0027】また、固定刃とガイド部材を一枚の板材か
ら一体成形するので、製造が容易であり、製造コストの
低下も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概要斜視図である。
【図2】図1内に開示した位置決めピン部位における一
部省略の断面図である。
【図3】従来例を示す概要側面図である。
【符号の説明】
2 ロール状記録紙 12 固定刃 14 ガイド部材 16 送りねじ 18 連結部材 20 位置決めピン 22 移動刃 24 従動ギヤ 26 ガイド溝 28 ねじ溝 34 コイルバネ(弾性部材)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状記録紙の幅方向に沿って配置さ
    れる長板状の固定刃と、この固定刃の長手方向に沿うガ
    イド溝を有するガイド部材と、前記固定刃の長手方向に
    沿って設けられると共に端部に従動ギヤを有する送りね
    じと、この送りねじに嵌挿されると共に前記ガイド溝に
    係合される連結部材と、この連結部材に設けられ前記送
    りねじのねじ溝に係合する位置決めピンと、前記連結部
    材に前記固定刃との間で前記記録紙を剪断可能に設けら
    れる移動刃とが備えられた記録ユニットにおける記録紙
    切断機構において、 前記位置決めピンが、前記送りねじのねじ溝から任意に
    退避可能に設けられていることを特徴とした記録ユニッ
    トにおける記録紙切断機構。
  2. 【請求項2】 前記位置決めピンが、前記送りねじの軸
    方向と垂直方向に摺動可能に設けられていると共に,弾
    性部材で常時前記ねじ溝に係合する方向に付勢されてい
    ることを特徴とした請求項1記載の記録ユニットにおけ
    る記録紙切断機構。
  3. 【請求項3】 前記従動ギヤと該従動ギヤに噛み合う駆
    動ギヤのいずれか一方が、噛み合いが外れる範囲に亘っ
    て軸方向にスライド可能に設けられていることを特徴と
    した請求項1又は2記載の記録ユニットにおける記録紙
    切断機構。
  4. 【請求項4】 前記移動刃が、前記連結部材に着脱可能
    に設けられていることを特徴とした請求項1又は2記載
    の記録ユニットにおける記録紙切断機構。
  5. 【請求項5】 前記固定刃とガイド部材とが、一枚の板
    材に基づいて一体成形されていることを特徴とした請求
    項1又は2記載の記録ユニットにおける記録紙切断機
    構。
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