JP2621717B2 - 受信バースト同期回路 - Google Patents

受信バースト同期回路

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JP2621717B2
JP2621717B2 JP3306737A JP30673791A JP2621717B2 JP 2621717 B2 JP2621717 B2 JP 2621717B2 JP 3306737 A JP3306737 A JP 3306737A JP 30673791 A JP30673791 A JP 30673791A JP 2621717 B2 JP2621717 B2 JP 2621717B2
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良彦 武
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信バースト同期回路に
関し、特に2相DPSK(diffential phase-shift key
ing;差分位相シフトキーイング)バースト信号を使用す
るマイクロ波着陸装置用航空機搭載受信機に用いられる
受信バースト同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の受信バースト同期回路は、図3に
示すようにローパスフィルタ31(以下、LPFとい
う)、コンパレータ32、差分変換部33、同期信号検
出部34、サンプリング・クロック抽出部35およびI
Dコード・デコーダ36から構成されている。入力端子
IN1に取り込まれる2相DPSK受信バースト信号の
復調信号Sdは、図4に示すようにキャリア・リカバリ
CR、ユニーク・ワードUWおよびIDコードCIDから
なるプリアンブル・ワードPWと、データDo とから構
成される。TSはタイムスロット・ナンバである。この
2相DPSK復調信号Sd は、バターワース型LPF3
1によつてS/N比が改善され、その後コンパレータ3
2で2値化される。コンパレータ32の出力信号は、排
他的オアゲート37と1タイムスロット遅延回路38か
らなる差分変換部33でPSK(phase-shift keying;
位相シフトキーイング)信号に変換され、同期信号検出
部34に送られる。この同期信号検出部34は、タップ
付き遅延素子39とユニーク・ワード検出回路40から
なり、この同期信号検出部34においてユニーク・ワー
ドUWから同期ビットパルスPs が検出される。
【0003】サンプリング・クロック抽出部35では、
同期ビットパルスPs を入力して、この同期ビットパル
スPs の前縁から1/2タイムスロット遅れたタイミン
グで、同期信号検出部34のタップ付き遅延素子39か
ら出力されるデータDo をサンプリングするためのサン
プリング・クロックSckを発生する。このサンプリング
・クロックSckを作成する手順はつぎの通りである。ま
ず、同期ビットパルス前縁検出器41が同期ビットパル
スPs の前縁を検出して、トリガ信号を出力する。1/
2タイムスロット遅延回路42では、このトリガ信号を
1/2タイムスロット分遅延した遅延トリガ信号を出力
する。RSフリップフロップ43は、遅延トリガ信号を
入力してリセットタイマ44によりリセットされるまで
の間、サンプリングクロック信号発生器45をイネーブ
ル状態とする。このサンプリング・クロック発生回路4
5は、遅延トリガ信号を入力してリセットスタートし、
クロックを16分周してサンプリングクロックSckを作
成する。IDコード・デコーダ36では、データDo
サンプリング・クロックSckのタイミングで取り込ん
で、出力端子群OUT1からデコーデッド・パルス信号
を出力し、出力端子OUT2からデータ信号を出力す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の受信バ
ースト同期回路では、マルチパス・フェージングなどの
伝送路歪みを受けた2相DPSK受信バースト信号を、
バターワース型LPF31でS/N比を改善し、ユニー
ク・ワードUWから同期ビットパルスPs を検出して、
同期ビットパルスPs の前縁から1/2タイムスロット
遅延した固定のタイミングにより、後続するIDコード
IDおよびデータDo をサンプリングするためのサンプ
リング・クロックSckを発生させていた。
【0005】この構成によると、バターワース型LPF
31においてS/N比の改善が充分に行なわれないとと
もに、伝送路歪みを受けた受信バースト信号の各タイム
スロットのNRZ(nonreturn to zero)ビットパルス幅
が狭くなるため、同期ビットパルスPs の前縁から固定
したタイミングでサンプリング・クロックSckを発生さ
せると、あとに続くビットサンプリングを誤る可能性が
あり、ビットエラーの発生頻度が高くなるという問題点
があった。
【0006】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、PSK受
信バースト信号のS/N比を改善できるとともに、ビッ
トエラーの低減を図れる受信バースト同期回路を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、PSKバースト信号を復調するための受信
バースト同期回路において、伝送路歪みを受けた受信P
SKバースト信号を波形等価するマッチド・フィルタ
と、このマッチド・フィルタにより波形等価した出力を
2値変換するコンパレータと、このコンパレータから出
力されるPSKバースト信号のプリアンブル・ワードに
含まれるユニーク・ワードから1ビット分のNRZ同期
信号を抽出する同期信号検出部と、この同期信号検出部
で抽出した1ビット分のNRZ同期信号のビットパルス
の幅を計測し、上記ユニーク・ワードに続くPSKバー
スト信号中のIDコードおよびデータの各ビットを、N
RZ同期信号のビットパルスの中間点付近に対応させて
サンプリングするためのサンプリング・クロックを作成
するサンプリング・クロック抽出部とを有し、好ましく
は上記同期信号検出部がタップ付き遅延素子とユニーク
・ワード検出器とにより構成され、上記サンプリング・
クロック抽出部が1ビット分のNRZ同期信号のビット
パルスの幅を計測するNRZ同期信号ビット幅計測器
と、サンプリング・クロックのソースクロックを発生す
るサンプリング・クロック発生器と、このサンプリング
・クロック発生器から出力されるソースクロックの位相
を、上記NRZ同期信号ビット幅計測器の出力に基づい
て移相し、サンプリング・タイミングを同期ビットパル
スの中間点付近に対応させるためのサンプリング・クロ
ックを出力するサンプリング・クロック移相器とにより
構成される。
【0008】
【作用】上述した構成によれば、受信PSKバースト信
号をマッチド・フィルタを通すことにより、S/N比を
改善できる。またNRZ同期信号のビットパルスの中間
点付近の位相に対応したサンプリング・タイミングにお
いてIDコード以降のビットを取り込めるので、各ビッ
トの中間点付近でのデータサンプリングが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明による受信バースト同期回路の
具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1に
データレートが15.625kBPS(bits per secon
d)の2相DPSK復調信号用の受信バースト同期回路の
ブロック系統図を示し、図2にこの受信バースト同期回
路の一実施例の回路構成を示す。これらの図で、マルチ
フェージングなどの伝送路歪みを受けた2相DPSK受
信バースト信号の復調信号Sd は、マッチド・フィルタ
1を通過することでS/N比が改善され、その後コンパ
レータ2で2値化される。このコンパレータ2の出力信
号は、16ビットシフトレジスタ8を4段に構成したタ
ップ付き遅延素子7とユニーク・ワード検出器9とから
なる同期信号検出部3に入力され、ユニーク・ワードU
WからNRZ同期ビットパルスPs が検出される。この
同期ビットパルスPs は、NRZ同期信号ビット幅計測
器10、サンプリング・クロック発生回路17およびサ
ンプリング・クロック移相器19から構成される次段の
サンプリング・パルス抽出部4に送られる。
【0010】NRZ同期信号ビット幅計測器10は、ア
ンドゲード11、D型フリップフロップ12、オアゲー
ト13、4ビットカウンタ14、4入力ナンドゲート1
5および3ビットのラッチ16から構成され、アンドゲ
ート11には同期信号検出部3からの同期ビットパルス
s と、4ビットカウンタ14の各出力が取り込まれる
4入力ナンドゲート15の出力とが入力される。4ビッ
トカウンタ14は、後述するバイナリカウンタ18に同
期して、アンドゲート11の出力によってカウンタ動作
を行なう。D型フリップフロップ12にはアンドゲート
11の出力が入力され、このD型フリップフロップ12
の出力とアンドゲート11の出力とが入力されるオアゲ
ート13によって4ビットカウンタ14のクリア信号が
作られる。ラッチ16には4ビットカウンタ14の第4
出力がクロックとして入力され、このラッチ16により
バイナリカウンタ18からの3ビットの出力がラッチさ
れる。
【0011】サンプリング・クロック発生回路17は、
2MHzのクロックが端子IN2から入力されるバイナ
リカウンタ18から構成され、このサンプリング・クロ
ック発生回路17でサンプリング・クロックSckのソー
スクロックである15.625kHzのクロック信号が
作られる。サンプリング・クロック移相器19は、8ビ
ットシフトレジスタ20とマルチプレクサ21とから構
成される。ここで、バイナリカウンタ18で作られた2
50kHzのクロック信号が、16ビットシフトレジス
タ8、4ビットカウンタ14、D型フリップフロップ1
2および8ビットシフトレジスタ20にそれぞれ供給さ
れる。
【0012】このサンプリング・クロック抽出部4で
は、NRZ同期信号ビット幅計測器10において4ビッ
トカウンタ14をバイナリカウンタ18に同期させなが
ら同期ビットパルスPs の幅が計測されることで、同期
ビットパルスPs の幅が250kHzのクロックで8カ
ウント以上のとき、同期ビットパルスPs の幅の約半分
遅延したタイミングでサンプリング・クロック移相器1
9から、サンプリング・クロックSckが発生される。こ
のサンプリング・クロックSckは、DPSK信号をPS
K信号に変換する差分変換部5に供給される。
【0013】この差分変換部5は、D型フリップフロッ
プ22、排他的オアゲート23およびD型フリップフロ
ップ24から構成され、タップ付き遅延素子8から出力
されるデータDo がサンプリング・クロックSckによっ
てラッチされたあとに、PSK信号に変換される。
【0014】変換されたPSK信号は、差分変換部5の
インバータ25によって反転されたサンプリング・クロ
ックSckのタイミンクで、IDコード・デコーダ6に取
り込まれる。このIDコード・デコーダ6は、7ビット
シフトレジスタ26とIDデコーダ27により構成され
る。これによりIDデコーダ27に接続される出力端子
群OUT1からデコーデット・パルス信号が取り出され
るとともに、7ビットシフトレジスタ26に接続される
出力端子OUT2からデータ信号が取り出される。
【0015】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、要旨の範囲内で種々の変更実施が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ルチパスフェージングなどの伝送路歪みを受けた受信P
SKバースト信号をマッチド・フィルタを使用すること
により、従来のバターワース型LPFよりもさらに3d
BS/N比を改善できる。また伝送路歪みを受けたPS
Kバースト信号のプリアンブル・ワードに含まれるユニ
ーク・ワードから抽出されるNRZの同期ビットパルス
の中間点付近の位相に対応したサンプリング・タイミン
グにおいてIDコード以降のビットが取り込まれるた
め、各ビットの中間点位相でデータサンプリングが可能
となり、ビットエラーの低減が図れるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信バースト同期回路の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】具体的な受信バースト同期回路を示すブロック
図である。
【図3】2相DPSK受信バースト信号のフォーマット
を示す図である。
【図4】従来の2相DPSK受信バースト同期回路の例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 マッチド・フィルタ 2 コンパレータ 3 同期信号検出部 4 サンプリング・クロック抽出部 5 差分変換器 6 IDコード・デコーダ 7 タップ付き遅延素子 9 ユニーク・ワード検出器 10 NRZ同期信号ビット幅計測器 17 サンプリング・クロック発生器 19 サンプリング・クロック移相器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PSKバースト信号を復調するための受
    信バースト同期回路において、 伝送路歪みを受けた受信PSKバースト信号を波形等価
    するマッチド・フィルタと、 このマッチド・フィルタにより波形等価した出力を2値
    変換するコンパレータと、 このコンパレータから出力されるPSKバースト信号の
    プリアンブル・ワードに含まれるユニーク・ワードから
    1ビット分のNRZ同期信号を抽出する同期信号検出部
    と、 この同期信号検出部で抽出した1ビット分のNRZ同期
    信号のビットパルスの幅を計測し、上記ユニーク・ワー
    ドに続くPSKバースト信号中のIDコードおよびデー
    タの各ビットを、NRZ同期信号のビットパルスの中間
    点付近に対応させてサンプリングするためのサンプリン
    グ・クロックを作成するサンプリング・クロック抽出部
    とを有することを特徴とする受信バースト同期回路。
  2. 【請求項2】 上記同期信号検出部がタップ付き遅延素
    子とユニーク・ワード検出器とにより構成され、 上記サンプリング・クロック抽出部が1ビット分のNR
    Z同期信号のビットパルスの幅を計測するNRZ同期信
    号ビット幅計測器と、サンプリング・クロックのソース
    クロックを発生するサンプリング・クロック発生器と、
    このサンプリング・クロック発生器から出力されるソー
    スクロックの位相を、上記NRZ同期信号ビット幅計測
    器の出力に基づいて移相し、サンプリング・タイミング
    をNRZ同期信号のビットパルスの中間点付近に対応さ
    せるためのサンプリング・クロックを出力するサンプリ
    ング・クロック移相器とにより構成されることを特徴と
    する請求項1記載の受信バースト同期回路。
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