JP2621574B2 - スクロール形流体機械 - Google Patents

スクロール形流体機械

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JP2621574B2 JP2116361A JP11636190A JP2621574B2 JP 2621574 B2 JP2621574 B2 JP 2621574B2 JP 2116361 A JP2116361 A JP 2116361A JP 11636190 A JP11636190 A JP 11636190A JP 2621574 B2 JP2621574 B2 JP 2621574B2
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順英 樋口
浩哉 高田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷媒の圧縮機等として利用されるスクロー
ル形流体機械に関する。
(従来の技術) 従来、特開昭55-107093号公報に開示され且つ第4図
に示すように、可動スクロール(O)の鏡板に、圧縮途
中の中間圧力室(M)に開口する貫通穴(H)を設け
て、密閉ケーシング(K)の内部を中間圧力に保持する
と共に、モータ(E)の下部に位置する底部油溜(W)
と各スクロール(O)(F)に至る吸入通路(L)との
間に、キャピラリーチューブで構成する減圧機構(V)
をもつ油供給管(T)を接続し、ケーシング(K)側の
中間圧力と吸入通路(L)側の低圧圧力との差圧により
圧縮室(C)に油インジェクションを行い、スクロール
摺動面でのシールや潤滑又は冷却等を行うようにしてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、以上のものでは、密閉ケーシング(K)の
内部つまり油供給管(T)における油の押出し側が中間
圧力とされるため、油の注入側の低圧圧力との間の差圧
は、密閉ケーシング(K)内に高圧の吐出ガスを開放す
る高圧ドーム形のものに比べて比較的小さくでき、この
ため、油供給管(T)を介した圧縮室(C)への過剰な
給油をある程度防止することができる。
しかし、前記ケーシング(K)の内部を中間圧力に保
持するため、可動スクロール(O)の鏡板に貫通穴
(H)を開口しなければならず構造が複雑になるし、
又、油供給管(T)の出入口の差圧は高圧ドーム形に比
べては過大にならないが、該供給管(T)は単に減圧機
構(V)を備えるだけで、その油の流通面積は常時一定
となるため、モータ(E)をインバータ等により低速運
転する場合には、単位時間あたりに圧縮室(C)に吸わ
れる冷媒流量が減少して、相対的に給油量が不足し、逆
に高速運転する場合には、冷媒流量の増大により給油量
が過剰気味となり、運転条件に適合した適正な給油が行
えない問題がある。
本発明の目的は、構造簡易な高圧ドーム形のものにお
いて、低速及び高速の各運転条件に適合した適正な給油
が行えるスクロール形流体機械を提供することにある。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明では、上記目的を達成するため、底部
に油溜(10)をもつ高圧ドーム形の密閉ケーシング
(1)に、一対のスクロール(2)(3)と、インバー
タ制御回路(40)により制御される可変速モータ(4)
を内装したスクロール形流体機械を前提構成とし、該構
成において、前記油溜(10)と前記スクロール(2,3)
における吸入通路(5)との間に、減圧機構(6)と、
流量制御弁(7)とをもつ油供給管(8)を接続すると
共に、前記流量制御弁(7)を、前記インバータ制御回
路(40)の周波数出力信号に応じた電気信号を受信する
弁開度制御手段(70)によって低速時に大開度に又高速
時に小開度に制御するようにしたのである。
又、上記前提構成において、油溜(10)とスクロール
(2,3)における中間圧力室(9)との間に、減圧機構
(6)と、流量制御弁(7)とをもつ油供給管(8)を
接続すると共に、前記流量制御弁(7)を、前記インバ
ータ制御回路(40)の周波数出力信号に応じた電気信号
を受信する弁開度制御手段(70)によって低速時に大開
度に又高速時に小開度に制御するようにしたのである。
(作用) 低速時、前記インバータ制御回路(40)の周波数出力
信号に応じて弁開度制御手段(70)により流量制御弁
(7)が大開度に制御され、油供給管(8)から比較的
多量の油をスクロール(2)(3)に供給でき、摺動面
での給油補償が行えると共に、高速時には弁開度制御手
段(70)により前記流量制御弁(7)が小開度に制御さ
れることにより、その過剰な給油を抑制して適正量の給
油が行えるのである。
又、油供給管(8)を中間圧力室(9)に接続する場
合には、同様に低速及び高速の各運転条件に適合した適
正な給油が行えると共に、吸入通路(5)に油を供給す
るものに比べて、油による吸入ガスの加熱を防止でき、
入力の増加を抑制できる利点も得られる。
(実施例) 第1図に示すものは圧縮機としたスクロール形流体機
械であって、底部に油溜(10)をもつ高圧ドーム形の密
閉ケーシング(1)の上部に、ハウジング(11a)(11
b)を介して、鏡板(A,B)に渦巻体(a,b)を各々突設
した固定スクロール(2)と可動スクロール(3)とを
内装すると共に、その下部に、ステータ(41)とロータ
(42)とをもち、ターミナル(43)を介してインバータ
制御回路(40)に接続される可変速モータ(4)を内装
している。
そして、吸入管(12)から渦巻外周部の吸入ポート
(13)に取込む低圧の吸入ガスを、各渦巻(a,b)間に
画成する圧縮室(14)で圧縮し、圧縮後の高圧ガスを、
渦巻中心部の吐出穴(15)から前記ケーシング(1)内
に開放し、トップに設ける吐出管(16)から外部に取出
すようにしている。
尚、駆動軸(17)内には給油通路(18)を備え、オイ
ルピックアップ(19)を介して主軸受(20)や偏心ピン
軸受(21)等に給油するようにしている。
以上の構成で、前記油溜(10)と、前記スクロール
(2,3)における吸入通路(5)を構成する前記吸入管
(12)内との間に、キャピラリーチューブから成る減圧
機構(6)と、低速時に大開度に又高速時に小開度に制
御する流量制御弁(7)とをもつ油供給管(8)を接続
する。
前記流量制御弁(7)は、電動式比例制御弁等をもっ
ているものであり、前記インバータ制御回路(40)の周
波数出力信号に応じた電気信号を弁開度制御手段(70)
に入力し、第2図に示すように、モータ(4)の低速時
には大きな開度により油量を増大させ、高速時には小さ
な開度で油量を比例的に減少させるように制御するもの
である。
以上の構成によれば、冷媒流量が少なく給油が不足す
る低速時には、油供給管(8)から比較的多量の油が供
給されて、低速時の給油補償が行えると共に、給油が過
剰となる高速時には、その過剰な給油を抑制でき、運転
条件に適合した適正な給油が行えるのである。
又、以上のものでは、油供給管(8)を圧縮室(14)
の前段部に位置する吸入通路(5)に接続したが、第3
図に示すように、前記スクロール(2,3)における中間
圧力室(9)、つまり吸入行程が完了して圧縮行程がや
や進み、中間的な圧力値とされる前記圧縮室(14)に、
連通穴(91)を開口すると共に、この連通穴(91)に継
手管(92)を介して前記油供給管(8)の端部を接続す
るようにしてもよい。
この場合にも、弁開度制御手段(70)により低速時に
大開度に又高速時に小開度に流量制御弁(7)を制御し
て、上記同様、運転条件に適合した適正な給油が行える
と共に、吸入通路(5)に油を供給するものに比べて、
油による吸入ガスの加熱を防止でき、入力の増加を抑制
できて、能力を改善できる利点も得られる。
(発明の効果) 以上、本発明では、構造簡易な高圧ドーム形でありな
がら、低速時には油供給管(8)から比較的多量の油を
スクロール(2)(3)に供給できて給油補償が行える
と共に、高速時には過剰な給油を抑制でき、運転条件に
適合した適正量の給油が行えるのである。
又、油供給管(8)を中間圧力室(9)に接続する場
合には、同様に低速及び高速の各運転条件に適合した適
正な給油が行えると共に、吸入通路(5)に油を供給す
るものに比べて、油による吸入ガスの加熱を防止でき、
入力の増加を抑制できて能力を改善できる利点も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるスクロール形流体機械の第1実
施例を示す断面図、第2図は圧縮機回転数と給油量との
関係を示す図、第3図は同第2実施例を示す要部断面
図、第4図は従来例の断面図である。 (1)……密閉ケーシング (2)……スクロール (3)……スクロール (4)……可変速モータ (5)……吸入通路 (6)……減圧機構 (7)……流量制御弁 (8)……油供給管 (9)……中間圧力室 (10)……油溜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に油溜(10)をもつ高圧ドーム形の密
    閉ケーシング(1)に、一対のスクロール(2)(3)
    と、インバータ制御回路(40)により制御される可変速
    モータ(4)を内装したスクロール形流体機械におい
    て、前記油溜(10)と前記スクロール(2,3)における
    吸入通路(5)との間に、減圧機構(6)と、流量制御
    弁(7)とをもつ油供給管(8)を接続すると共に、前
    記流量制御弁(7)を、前記インバータ制御回路(40)
    の周波数出力信号に応じた電気信号を受信する弁開度制
    御手段(70)によって低速時に大開度に又高速時に小開
    度に制御していることを特徴とするスクロール形流体機
    械。
  2. 【請求項2】底部に油溜(10)をもつ高圧ドーム型の密
    閉ケーシング(1)に、一対のスクロール(2)(3)
    と、インバータ制御回路(40)により制御される可変速
    モータ(4)を内装したスクロール形流体機械におい
    て、前記油溜(10)と前記スクロール(2,3)における
    中間圧力室(9)との間に、減圧機構(6)と、流量制
    御弁(7)とをもつ油供給管(8)を接続すると共に、
    前記流量制御弁(7)を、前記インバータ制御回路(4
    0)の周波数出力信号に応じた電気信号を受信する弁開
    度制御手段(70)によって低速時に大開度に又高速時に
    小開度に制御していることを特徴とするスクロール形流
    体機械。
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