JPH06294388A - スクロール圧縮装置 - Google Patents

スクロール圧縮装置

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JPH06294388A
JPH06294388A JP10744893A JP10744893A JPH06294388A JP H06294388 A JPH06294388 A JP H06294388A JP 10744893 A JP10744893 A JP 10744893A JP 10744893 A JP10744893 A JP 10744893A JP H06294388 A JPH06294388 A JP H06294388A
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JP
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scroll
oil
compression
lubricating oil
compressor
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JP10744893A
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Kazuya Sato
里  和哉
Jisuke Saito
治助 斎藤
Michio Yasuzuka
三千雄 安塚
Katsutake Tsuchiya
勝毅 土屋
Toshiyuki Ebara
俊行 江原
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/021Control systems for the circulation of the lubricant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04C2240/00Components
    • F04C2240/40Electric motor
    • F04C2240/403Electric motor with inverter for speed control

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数変換装置にて電動要素の駆動周波数を
制御されるスクロール圧縮機を用いたスクロール圧縮装
置において、電動要素の駆動周波数が低い場合の圧縮機
の性能を向上させる。 【構成】 スクロール圧縮機2の電動要素23の駆動周
波数をインバータ43で制御する。スクロール圧縮機2
からの吐出ガス中の潤滑油を分離する油分離器3を設け
る。油分離器3内の潤滑油をスクロール圧縮要素22の
吸入位置SPに導入するための給油回路11を設ける。
インバータ43が出力する駆動周波数が所定の低い値と
なった場合に、給油回路11により吸入位置SPに潤滑
油を供給する開閉弁12と弁制御回路44を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数変換装置によっ
て制御されるスクロール圧縮機を用いたスクロール圧縮
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種スクロール圧縮機は、例え
ば特開平3−246388号公報(F04C18/0
2)に示されている。即ち、スクロール圧縮機は、密閉
容器内に回転軸を有する電動要素と、この電動要素で駆
動され、鏡板に渦巻き状のラップを立設させた揺動スク
ロールと、この揺動スクロールに向かい合ってかみ合う
鏡板に渦巻き状のラップを立設させた固定スクロールか
ら成るスクロール圧縮要素とを収納し、前記固定スクロ
ールと揺動スクロールとで形成された複数の圧縮空間を
外方から内方へ向かって次第に縮小させて圧縮を行うよ
う、前記揺動スクロールを固定スクロールに対して公転
しながら旋回させることにより、スクロール圧縮要素の
吸入位置から吸い込んだ冷媒ガスを圧縮して固定スクロ
ール中心部にある吐出孔から吐出するものである。
【0003】また、スクロール圧縮機内には潤滑油が封
入されており、スクロール圧縮要素の圧縮空間を形成す
る両スクロールのラップと鏡板間の摺動部、及び両スク
ロールのラップ接触部位のシール性は、この潤滑油によ
って確保されている。そして、係る潤滑油は圧縮冷媒ガ
スに混じって冷媒回路内に吐出され、冷媒回路内を循環
した後、スクロール圧縮機の密閉容器内に再び吸い込ま
れることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクロ
ール圧縮機の電動要素の駆動周波数を、例えばインバー
タ装置等の周波数変換装置にて制御するものにあって
は、駆動周波数が低くなると、単位時間当たりの吸込ガ
ス流量が低下してその流速も低下するため、密閉容器内
に吸い込まれた冷媒ガス中に含まれる潤滑油が、スクロ
ール圧縮要素の吸入位置に至る以前に分離して滴下し、
スクロール圧縮要素の吸入位置における潤滑油の量が減
少してしまう。
【0005】このように、スクロール圧縮要素の吸入位
置への潤滑油の量が減少すると、圧縮空間をシールする
のに必要な潤滑油の供給が不足することになる。また、
駆動周波数が低くなると、圧縮空間を形成するラップと
鏡板間の摺動部、及びラップ接触部位の摺速も低下する
ため、圧縮空間のシールに必要な油膜の形成も困難とな
り、結果的に圧縮空間を形成するためのシール性が低下
するため、圧縮空間からの圧縮ガスの漏れが増加し、体
積効率が悪化して圧縮機の性能が低下する問題がある。
【0006】ところで、例えば特開平4−121479
号公報(F04C18/02)では、スクロール圧縮機
の吐出側にオイルセパレータ(油分離器)を設け、この
オイルセパレータ内で分離された油を油返し管にて圧縮
機の吸込管に帰還させる構成を採っているが、常時高圧
のオイルセパレータから油が圧縮機の吸込管に返される
ため、油を返す必要がない状態(駆動周波数が高い状
態)でも余分な油が吸込管に供給されると共に、電動要
素の駆動周波数が低いときには、吸込管に供給された油
はスクロール圧縮要素の吸入位置に至る以前に密閉容器
内で分離滴下してしまうため、やはり潤滑油の供給不足
が発生してしまう問題があった。
【0007】本発明は、周波数変換装置にて電動要素の
駆動周波数を制御されるスクロール圧縮機を用いたスク
ロール圧縮装置において、特に、電動要素の駆動周波数
が低い場合の圧縮機の性能を向上させることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスクロール圧縮
装置1は、密閉容器21内に固定スクロール27及び揺
動スクロール28から成るスクロール圧縮要素22と、
揺動スクロール28を駆動する電動要素23とを収納
し、両スクロール27、28にて形成された複数の圧縮
空間37を外方から内方に向かって次第に縮小させて圧
縮を行うよう、揺動スクロール28を固定スクロールに
対して公転しながら旋回させるスクロール圧縮機2を用
いたものであって、電動要素23の駆動周波数を制御す
る周波数変換装置(インバータ)43と、スクロール圧
縮機2からの吐出ガス中の潤滑油を分離する油分離器3
と、この油分離器3内の潤滑油をスクロール圧縮要素2
2の吸入位置SPに導入するための給油回路11と、周
波数変換装置(インバータ)43が出力する駆動周波数
が所定の低い値となった場合に、給油回路11により前
記吸入位置SPに潤滑油を供給する流路制御装置(開閉
弁12、弁制御回路44)とを具備したものである。
【0009】
【作用】本発明のスクロール圧縮装置1によれば、周波
数変換装置(インバータ)43の出力する駆動周波数に
よりスクロール圧縮機2の電動要素23が駆動される
と、揺動スクロール28は固定スクロール27に対して
公転しながら旋回させられ、両スクロール27、28に
て形成された複数の圧縮空間37は外方から内方に向か
って次第に縮小されるので、スクロール圧縮要素22の
吸入位置SPから圧縮空間37内に吸い込まれた冷媒ガ
スは圧縮されてスクロール圧縮機2より吐出される。ス
クロール圧縮機2から吐出されたガス冷媒は、先ず油分
離器3に流入し、そこで冷媒内に混入した潤滑油が分離
されると共に、冷凍装置R内を循環した冷媒ガスは再び
スクロール圧縮機2の密閉容器21内に吸い込まれる。
そして、電動要素23の駆動周波数が低下すると、単位
時間当たりの吸込ガス流量が低下し、その流速も低下し
て行く。
【0010】一方、周波数変換装置(インバータ)43
の出力する駆動周波数が所定の低い値となると、流路制
御装置(開閉弁12、弁制御回路44)が給油回路11
により、油分離器3内の潤滑油をスクロール圧縮要素2
2の吸入位置SPに供給する。従って、電動要素23の
駆動周波数が低下し、密閉容器21内に吸い込まれた冷
媒ガス中に含まれる潤滑油が、スクロール圧縮要素22
の吸入位置SPに至る以前に分離滴下するようになり、
且つ、圧縮空間37のシールに必要な油膜の形成が困難
な状態となっても、流路制御装置(開閉弁12、弁制御
回路44)により給油回路11を介して油分離器3内の
潤滑油が直接スクロール圧縮要素22の吸入位置SPに
供給されるので、係る低駆動周波数条件下においても、
圧縮空間37のシール性が確保されるようになり、それ
によって圧縮空間37からの圧縮ガスの漏れを減少さ
せ、体積効率を向上させて、スクロール圧縮機2の性能
低下を防止することができるようになる。
【0011】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明のスクロール圧縮装置1の構成を説明
する図、図2はスクロール圧縮装置1を含む冷凍装置R
の冷媒回路図である。図2において冷凍装置Rは、スク
ロール圧縮機2と、油分離器3と、凝縮器4と、レシー
バータンク10と、膨張弁5と、蒸発器6とから構成さ
れており、スクロール圧縮機2の吐出管2Dに接続され
た吐出側配管7に前記油分離器3が接続され、この油分
離器3の冷媒出口に前記凝縮器4の入口側が配管接続さ
れている。この凝縮器4の出口側にレシーバータンク1
0が接続され、レシーバータンク10の出口に膨張弁5
が接続されている。
【0012】膨張弁5の出口側は蒸発器6に配管接続さ
れ、蒸発器6の出口側は吸込側配管8にてスクロール圧
縮機2の吸込管2Sに接続されている。前記油分離器3
の油出口には給油回路11の入口が接続されており、こ
の給油回路11の出口は後に詳述する如くスクロール圧
縮機2内に引き込まれている。そして、この給油回路1
1には、流路制御装置としての開閉弁12とキャピラリ
チューブ13が直列に介設されている。
【0013】次に図1において、21はスクロール圧縮
機2の密閉容器で、この密閉容器21内には上側にスク
ロール圧縮要素22が、下側にこのスクロール圧縮要素
22を駆動する電動要素23がそれぞれ収納されてい
る。24はフレームで、このフレーム24の中央部には
電動要素23の回転軸25を軸支する軸受部26が設け
られている。
【0014】スクロール圧縮要素22は、固定スクロー
ル27と揺動スクロール28とで構成されている。固定
スクロール27は密閉容器21内を高圧室29と低圧室
30とに区画する円板状の鏡板31と、この鏡板31の
一方の面周縁に突出された環状壁32と、この環状壁3
2で囲まれて鏡板31に立設されたインボリュート状ま
たはこれに近似する曲線から成る渦巻き状のラップ33
とで構成されている。そして、固定スクロール27は環
状壁32及びラップ33の突出方向を下方として設けら
れている。
【0015】揺動スクロール28は円板状の鏡板34
と、この鏡板34の一方の面に立設されたインボリュー
ト状またはこれに近似する曲線から成る渦巻き状のラッ
プ35と、鏡板34の他方の面の中央に突設されたピン
部36とで構成されている。そして、揺動スクロール2
8はラップ35の突出方向を上方として、このラップ3
5が固定スクロール27のラップ33に向かい合ってか
み合うようにし、内部に複数の三日月状圧縮空間37が
形成されるようにしている。更に、この圧縮空間37は
外方から内方へ向かって次第に縮小され、吸入位置SP
にて吸入した冷媒ガスを圧縮して行き、鏡板31の中央
に形成した吐出口38から高圧室29に吐出するよう構
成されている。
【0016】39は回転軸25の先端に設けられて揺動
スクロール28のピン部36内に挿入された駆動部で、
この駆動部39の中心は回転軸25の軸心と偏心して設
けられている。また、40は固定スクロール27に対し
て揺動スクロール28が自転しないように円軌道上を公
転させるオルダムリングである。
【0017】フレーム24の外周部には、図3に示す如
くスクロール圧縮要素2の吸入位置SPに冷媒ガスを導
くための吸込通路41が複数設けられている。また、前
記吸込管2Sはフレーム24の下方で密閉容器21内の
低圧室30に連通する位置に取り付けられている。更
に、吐出管2Dは密閉容器21内の高圧室29に連通し
て取り付けられ、吐出側配管7を介して前記油分離器3
に接続されている。
【0018】前記給油回路11は二方に分岐されて密閉
容器21内に引き込まれており、図3の如くスクロール
圧縮要素22の2か所の吸入位置SPにおいて開放して
いる。また、43は前記電動要素23の駆動周波数を出
力する周波数変換装置としてのインバータであり、例え
ば蒸発器6によって冷却される空間の温度に基づき、当
該空間の温度が設定温度に近づくように例えば0HZ〜
120HZの範囲で駆動周波数を変更し、電動要素23
の回転数を制御する。更に、44はインバータ43が出
力する駆動周波数を入力して前記開閉弁12の開閉を制
御する流路制御装置としての弁制御回路であり、インバ
ータ43の出力する駆動周波数が例えば40HZより高
い場合には開閉弁12を閉じ、40HZ以下に低下した
場合に開放するものである。そして、以上のスクロール
圧縮機2、油分離器3、給油回路11、開閉弁12、キ
ャピラリチューブ13、インバータ43及び弁制御回路
44にて本発明のスクロール圧縮装置1が構成される。
【0019】このように構成されたスクロール圧縮装置
1において、インバータ43が出力する駆動周波数によ
りスクロール圧縮機2の電動要素23が回転すると、回
転軸25を介して揺動スクロール28が駆動される。即
ち、揺動スクロール28は、そのピン部36に挿入され
た駆動部39(回転軸25の軸心に対して偏心してい
る)により駆動され、オルダムリング40で固定スクロ
ール27に対して自転しないように円軌道上を公転しな
がら旋回させられる。そして、固定スクロール27と揺
動スクロール28とはこれらのラップ33、35間に形
成された圧縮空間37を外方から内方に向かって次第に
縮小させて行く。一方、吸込管2Sから密閉容器21内
の低圧室30に流入した冷媒ガスは、フレーム24外周
の吸込通路41を通ってスクロール圧縮要素22の吸入
位置SPから圧縮空間37に導かれるので、冷媒は揺動
スクロール28の旋回により外方から内方に向かって次
第に圧縮されて行く。そして、圧縮された冷媒ガスは鏡
板31中央の吐出孔38から高圧室29に吐出される。
高圧室29内に吐出された冷媒ガスは吐出管2Dから密
閉容器21外に吐出される。
【0020】ここで、スクロール圧縮機2の密閉容器2
1内には潤滑油が封入され、密閉容器21内下端の低圧
室30内に貯溜されており、回転軸25内の図示しない
ポンプ通路を通って揺動スクロール28のスラスト面に
供給される。また、潤滑油は吐出孔38から吐出される
冷媒ガスに混じって吐出管2Dから吐出され、油分離器
3に流入してそこで大部分は下方に分離される。油分離
器3を出たガス冷媒と分離し切れなかった潤滑油は凝縮
器4に流入し、そこで、空冷されて凝縮液化され、レシ
ーバータンク10を経て膨張弁5に至る。液冷媒は膨張
弁5にて絞られ、減圧されて蒸発器6に流入し、そこで
蒸発する。この冷媒の蒸発により周囲から吸熱し、それ
によって蒸発器6は冷却作用を発揮する。蒸発器6を出
た低温冷媒及び潤滑油は吸込側配管8を経てスクロール
圧縮機2の吸込管2Sに吸引される。吸込管2Sから密
閉容器21内に吸い込まれた冷媒ガス及び潤滑油は、前
述同様に吸込通路41を通ってスクロール圧縮要素22
の吸入位置SPより圧縮空間37に導入されることにな
る。
【0021】ここで、蒸発器6によって冷却される空間
の温度が設定温度に低下したことにより、インバータ4
3が駆動周波数を低下させると、電動要素23の回転数
が減少する。それによって密閉容器21に帰還する単位
時間当たりの吸込ガス流量も低下し、その流速も低下す
るため、密閉容器21内に吸い込まれた冷媒ガス中に含
まれる潤滑油は分離し易くなり、スクロール圧縮要素2
2の吸入位置SPに至る以前に低圧室30下部に滴下す
るようになる。
【0022】一方、インバータ43が出力する駆動周波
数が前記40HZに低下すると、弁制御回路44が開閉
弁12を開放するので、給油回路11を通って油分離器
3内の潤滑油が密閉容器21内に導入され、図3に矢印
で示す如くスクロール圧縮要素22の吸入位置SPに直
接供給されて両スクロール27、28間に補給される。
このとき、潤滑油の供給量はキャピラリチューブ13に
て制限され、それによって余分な潤滑油の供給が防止さ
れる。
【0023】このように、本発明によれば電動要素23
の駆動周波数が低下し、密閉容器21内に吸い込まれた
冷媒ガス中に含まれる潤滑油が、スクロール圧縮要素2
2の吸入位置SPに至る以前に分離滴下するようになる
と共に、圧縮空間37のシールに必要な油膜の形成が困
難な状態となっても、弁制御回路44により開閉弁12
が開放され、給油回路11を介して油分離器3内の潤滑
油が直接スクロール圧縮要素22の吸入位置SPに供給
されるので、係る低駆動周波数条件下においても、圧縮
空間37のシール性が確保されるようになり、それによ
って圧縮空間37からの圧縮冷媒ガスの漏れを減少さ
せ、体積効率を向上させて、スクロール圧縮機2の性能
低下を防止することができるようになる。
【0024】また、弁制御回路44は常時潤滑油をスク
ロール圧縮機2に導入するものではなく、電動要素23
の駆動周波数が高く吸入ガスの流速が早い状態では開閉
弁12を閉じているので、余分な潤滑油をスクロール圧
縮要素22に吸い込ませることによって生ずる圧縮機2
の運転効率の低下を解消することができる。尚、実施例
における数値はそれに限られるものではなく、スクロー
ル圧縮機2の能力に応じて種々変更可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、周波
数変換装置が出力するスクロール圧縮機の電動要素の駆
動周波数が所定の低い値となると、流路制御装置が給油
回路により、油分離器内の潤滑油をスクロール圧縮要素
の吸入位置に供給するので、低駆動周波数条件下におけ
る圧縮空間のシール性が確保されるようになり、それに
よって圧縮空間からの圧縮ガスの漏れを減少させ、体積
効率を向上させて、スクロール圧縮機の性能低下を防止
することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクロール圧縮装置の構成を説明する
図である。
【図2】本発明のスクロール圧縮装置を含む冷凍装置の
冷媒回路図である。
【図3】スクロール圧縮機の平断面図である。
【符号の説明】
1 スクロール圧縮装置 2 スクロール圧縮機 3 油分離器 11 給油回路 12 開閉弁 21 密閉容器 22 スクロール圧縮要素 23 電動要素 27 固定スクロール 28 揺動スクロール 43 インバータ 44 弁制御回路 R 冷凍装置 SP 吸入位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F04C 29/02 361 A 6907−3H (72)発明者 土屋 勝毅 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 江原 俊行 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に固定スクロール及び揺動ス
    クロールから成るスクロール圧縮要素と、前記揺動スク
    ロールを駆動する電動要素とを収納し、両スクロールに
    て形成された複数の圧縮空間を外方から内方に向かって
    次第に縮小させて圧縮を行うよう、前記揺動スクロール
    を固定スクロールに対して公転しながら旋回させるスク
    ロール圧縮機を用いたスクロール圧縮装置において、前
    記電動要素の駆動周波数を制御する周波数変換装置と、
    前記スクロール圧縮機からの吐出ガス中の潤滑油を分離
    する油分離器と、この油分離器内の潤滑油を前記スクロ
    ール圧縮要素の吸入位置に導入するための給油回路と、
    前記周波数変換装置が出力する駆動周波数が所定の低い
    値となった場合に、前記給油回路により前記吸入位置に
    潤滑油を供給する流路制御装置とを具備したことを特徴
    とするスクロール圧縮装置。
JP10744893A 1993-04-09 1993-04-09 スクロール圧縮装置 Pending JPH06294388A (ja)

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Cited By (5)

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