JP2621355B2 - 高分子ゲル電解質組成物 - Google Patents
高分子ゲル電解質組成物Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオン伝導性を有する高分子ゲル電解質組成
物に関する。さらに詳しくは、室温で10-3S・cm-1以上
の高いイオン伝導性と透明性を有し、機械的強度(可と
う性)、耐熱性が優れた薄膜状態に成形可能な固体状電
解質であり、固体電解質電池及びエレクトロクロミツク
表示素子(ECD)などの電解質として好適に使用できる
新規な高分子ゲル電解質に関する。
物に関する。さらに詳しくは、室温で10-3S・cm-1以上
の高いイオン伝導性と透明性を有し、機械的強度(可と
う性)、耐熱性が優れた薄膜状態に成形可能な固体状電
解質であり、固体電解質電池及びエレクトロクロミツク
表示素子(ECD)などの電解質として好適に使用できる
新規な高分子ゲル電解質に関する。
イオン伝導性材料の用途分野としては、一次電池,二
次電池,電解コンデンサ,センサ,ECDなどの電子部品と
して幅広い用途に利用できるものである。
次電池,電解コンデンサ,センサ,ECDなどの電子部品と
して幅広い用途に利用できるものである。
従来、イオン伝導性材料は、水または有機溶媒に電解
質を溶解して溶液状にして用いているため、漏液の問題
があつた。この耐漏液性を改良し、高信頼性の固体電解
質電池及びECD等の開発のために液体有機電解質並の高
いイオン伝導率を有し、機械的強度(可とう性)が優
れ、耐熱性の良好な固体電解質の開発が望まれている。
そのため近年、電解質の固体化研究が盛んに行なわれて
いる。
質を溶解して溶液状にして用いているため、漏液の問題
があつた。この耐漏液性を改良し、高信頼性の固体電解
質電池及びECD等の開発のために液体有機電解質並の高
いイオン伝導率を有し、機械的強度(可とう性)が優
れ、耐熱性の良好な固体電解質の開発が望まれている。
そのため近年、電解質の固体化研究が盛んに行なわれて
いる。
無機系固体電解質としては、リチウム、銀などのハロ
ゲン化物をはじめとする各種化合物(特開昭54−12930
号公報)が知られている。また、有機固体電解質とし
て、クラウンエーテルとハロゲン化アルカリ金属の錯体
系、ポリエチレンオキサイドをマトリツクスとしてアル
カリ金属塩を複合させた系(ソリツドステートアイオニ
クス)(Solid State Ionics;3/1,389(1981))、ポリ
アクリロニトリルとLiClO4及びエチレンカーボネートと
の複合膜(ジヤーナルオブポリマーサイエンス)(J.Po
lym.Sci.),A2,21,939(1983))等の報告がある。
ゲン化物をはじめとする各種化合物(特開昭54−12930
号公報)が知られている。また、有機固体電解質とし
て、クラウンエーテルとハロゲン化アルカリ金属の錯体
系、ポリエチレンオキサイドをマトリツクスとしてアル
カリ金属塩を複合させた系(ソリツドステートアイオニ
クス)(Solid State Ionics;3/1,389(1981))、ポリ
アクリロニトリルとLiClO4及びエチレンカーボネートと
の複合膜(ジヤーナルオブポリマーサイエンス)(J.Po
lym.Sci.),A2,21,939(1983))等の報告がある。
しかしながら、いずれも室温におけるイオン伝導率は
10-8〜10-5S・cm-1であり、液体有機電解質(以下、電
解液と略記、10-3〜10-2S・cm-1)に対してイオン伝導
率が極めて小さい。
10-8〜10-5S・cm-1であり、液体有機電解質(以下、電
解液と略記、10-3〜10-2S・cm-1)に対してイオン伝導
率が極めて小さい。
一方、電解液にゲル化剤(ジベンジリデンソルビトー
ル化合物等)を添加して、電解液をゲル化させ、耐漏液
性を改良するとともに高イオン伝導性を得る等の報告
(特開昭49−70139号公報、同60−163373号公報等)が
ある。しかしながら、従来のゲル化物は加温(60℃以
上)により液状化すること、脆弱で機械的強度が劣るこ
と、透明性(光線透過率)が劣る等の欠点がある。特に
表示素子への応用において、透過型ECD等には固体電解
質が無色透明であることも重要な課題である。
ル化合物等)を添加して、電解液をゲル化させ、耐漏液
性を改良するとともに高イオン伝導性を得る等の報告
(特開昭49−70139号公報、同60−163373号公報等)が
ある。しかしながら、従来のゲル化物は加温(60℃以
上)により液状化すること、脆弱で機械的強度が劣るこ
と、透明性(光線透過率)が劣る等の欠点がある。特に
表示素子への応用において、透過型ECD等には固体電解
質が無色透明であることも重要な課題である。
本発明者らはかかる問題点を解決すべく鋭意検討した
結果、固体電解質電池及びECD素子などの電解質として
好適に使用できる下記の高分子ゲル電解質組成物を提供
するに至つた。
結果、固体電解質電池及びECD素子などの電解質として
好適に使用できる下記の高分子ゲル電解質組成物を提供
するに至つた。
すなわち、本発明は、(a)重合性ビニルモノマーを
重合してなるマトリツクスポリマーと、(b)電解質塩
化合物と、(c)有機溶媒と、(d)核置換基として−
COOR基(Rは、炭素数1〜20の炭化水素基を示す。)を
少なくとも1個有する1,3:2,4−ジベンジリデンソルビ
トール誘導体とを含有してなる高分子ゲル電解質組成物
を提供するものである。
重合してなるマトリツクスポリマーと、(b)電解質塩
化合物と、(c)有機溶媒と、(d)核置換基として−
COOR基(Rは、炭素数1〜20の炭化水素基を示す。)を
少なくとも1個有する1,3:2,4−ジベンジリデンソルビ
トール誘導体とを含有してなる高分子ゲル電解質組成物
を提供するものである。
本発明の(a)成分のマトリツクスポリマーに用いら
れる重合性ビニルモノマーとしては、具体的には、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル;(メタ)アクリロニ
トリル等の不飽和ニトリル;スチレン等の芳香族オレフ
イン;塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル化合物;N−ビ
ニルピロリドン、N−ビニルピペリドン等のN−ビニル
ラクタム;(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸の
ヒドロキシエチルもしくはヒドロキシプロピルエステル
等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;(メ
タ)アクリルアミド;グリセリンのモノ(メタ)アクリ
レート;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト;アルコキシポリエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート等を挙げることができる。
れる重合性ビニルモノマーとしては、具体的には、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル;(メタ)アクリロニ
トリル等の不飽和ニトリル;スチレン等の芳香族オレフ
イン;塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル化合物;N−ビ
ニルピロリドン、N−ビニルピペリドン等のN−ビニル
ラクタム;(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸の
ヒドロキシエチルもしくはヒドロキシプロピルエステル
等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;(メ
タ)アクリルアミド;グリセリンのモノ(メタ)アクリ
レート;ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト;アルコキシポリエチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート等を挙げることができる。
これらの重合性ビニルモノマーを重合開始剤を用いて
重合させることにより(a)成分のマトリツクスポリマ
ーを得ることができる。
重合させることにより(a)成分のマトリツクスポリマ
ーを得ることができる。
高イオン伝導性を得るためには、ポリアルキレングリ
コール(メタ)アクリレート、アルコキシポリアルキレ
ングリコール(メタ)アクリレート及びシロキサン変性
ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート等のア
ルキレンオキサイド基を含有するモノマーを重合(及び
共重合)して得られるポリマーであることが好ましい。
コール(メタ)アクリレート、アルコキシポリアルキレ
ングリコール(メタ)アクリレート及びシロキサン変性
ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート等のア
ルキレンオキサイド基を含有するモノマーを重合(及び
共重合)して得られるポリマーであることが好ましい。
本発明の組成物において使用される(b)成分の電解
質塩化合物としては、周期律表第I族および/またはII
族の金属塩、アルミニウム塩、4級アンモニウム塩、4
級ホスホニウム塩等が用いられる。具体的には、LiCl
O4,LiBF4,LiPF6,LiAsF6,LiCF3SO3、KPF6,KCNS,NaPF6,Al
Cl3,AgClO4,(C2H5)4NBr,(C4H9)4NClO4,(C4H9)4PB
r等から選ばれた少なくとも1種または2種以上が用い
られる。
質塩化合物としては、周期律表第I族および/またはII
族の金属塩、アルミニウム塩、4級アンモニウム塩、4
級ホスホニウム塩等が用いられる。具体的には、LiCl
O4,LiBF4,LiPF6,LiAsF6,LiCF3SO3、KPF6,KCNS,NaPF6,Al
Cl3,AgClO4,(C2H5)4NBr,(C4H9)4NClO4,(C4H9)4PB
r等から選ばれた少なくとも1種または2種以上が用い
られる。
本発明の組成物において使用される(c)成分の有機
溶媒としては、N−メチルホルムアミド、N,N′−ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリジノン等のアミド
溶媒、N−メチルオキサゾリジノン等のカルバメート溶
媒、N,N′−ジメチルイミダゾリジノン等のユレア溶
媒、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等のラク
トン溶媒、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、ブチレンカーボネート等のカーボネート溶媒、エ
チレングリコール、メチルセロソルブ等のアルコール溶
媒、スルホラン、3−メチルスルホラン等のスルホラン
溶媒、アセトニトリル、3−メトキシプロピオニトリル
等のニトリル溶媒、トリメチルホスフエート等のホスフ
エート溶媒、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン、1,3−ジオキソラン等のエーテル溶媒及びヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素溶媒の単独あるい
は混合溶媒を例示することができる。また、上記有機溶
媒と水との混合溶媒も使用することができる。これらの
中でもプロピレンカーボネート、エチレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、スルホラン、3−メチルスル
ホラン、グライム類等の非プロトン性の高誘電率有機溶
媒を用いることが高イオン伝導性を得る目的で特に好ま
しい。
溶媒としては、N−メチルホルムアミド、N,N′−ジメ
チルホルムアミド、N−メチルピロリジノン等のアミド
溶媒、N−メチルオキサゾリジノン等のカルバメート溶
媒、N,N′−ジメチルイミダゾリジノン等のユレア溶
媒、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等のラク
トン溶媒、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネ
ート、ブチレンカーボネート等のカーボネート溶媒、エ
チレングリコール、メチルセロソルブ等のアルコール溶
媒、スルホラン、3−メチルスルホラン等のスルホラン
溶媒、アセトニトリル、3−メトキシプロピオニトリル
等のニトリル溶媒、トリメチルホスフエート等のホスフ
エート溶媒、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン、1,3−ジオキソラン等のエーテル溶媒及びヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素溶媒の単独あるい
は混合溶媒を例示することができる。また、上記有機溶
媒と水との混合溶媒も使用することができる。これらの
中でもプロピレンカーボネート、エチレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、スルホラン、3−メチルスル
ホラン、グライム類等の非プロトン性の高誘電率有機溶
媒を用いることが高イオン伝導性を得る目的で特に好ま
しい。
本発明の電解質組成物において、(d)成分として用
いられるソルビトール化合物は、D−ソルビトールとベ
ンズアルデヒド類とを酸触媒下、脱水縮合反応を行なう
ことにより得られる。ベンズアルデヒド類は、ソルビト
ール1モルに対し2モル反応させるが、その際、ベンズ
アルデヒド類の少なくとも1モル以上は、核置換基とし
て−COOR置換基を少なくとも1個有するp−ホルミル安
息香酸エステル等のベンズアルデヒド類である。
いられるソルビトール化合物は、D−ソルビトールとベ
ンズアルデヒド類とを酸触媒下、脱水縮合反応を行なう
ことにより得られる。ベンズアルデヒド類は、ソルビト
ール1モルに対し2モル反応させるが、その際、ベンズ
アルデヒド類の少なくとも1モル以上は、核置換基とし
て−COOR置換基を少なくとも1個有するp−ホルミル安
息香酸エステル等のベンズアルデヒド類である。
−COOR基のベンゼン核での置換位置は、オルト位、メ
タ位、パラ位のいずれでもよいが、パラ位のものが入手
が容易で好ましい。
タ位、パラ位のいずれでもよいが、パラ位のものが入手
が容易で好ましい。
エステル基の残基Rは、炭素数1〜20の炭化水素基で
あり、アルキル基、アリール基、アラルキル基のいずれ
でも良いが、低級アルキル基であるものが好ましい。
あり、アルキル基、アリール基、アラルキル基のいずれ
でも良いが、低級アルキル基であるものが好ましい。
(d)成分の1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール
誘導体の具体例としては、 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
ベンジリデンソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−メチルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−エチルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−メトキシベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−クロルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−カルバモイルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−N,N−ジメチルカルバモイルベンジリデン)ソル
ビトール 1,3−ベンジリデン−2,4−(p−メトキシカルボニルベ
ンジリデン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−メトキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−エトキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−プルポキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−ブトキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−ヘキシルオキシカルボニルベンジ
リデン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−シクロヘキシルオキシカルボニル
ベンジリデン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−フエノキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 等を挙げることができる。
誘導体の具体例としては、 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
ベンジリデンソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−メチルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−エチルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−メトキシベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−クロルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−カルバモイルベンジリデン)ソルビトール 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−
(p−N,N−ジメチルカルバモイルベンジリデン)ソル
ビトール 1,3−ベンジリデン−2,4−(p−メトキシカルボニルベ
ンジリデン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−メトキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−エトキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−プルポキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−ブトキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−ヘキシルオキシカルボニルベンジ
リデン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−シクロヘキシルオキシカルボニル
ベンジリデン)ソルビトール 1,3:2,4−ビス(p−フエノキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール 等を挙げることができる。
これらの中でも、核置換基が1個又は夫々のベンゼン
核に1個ずつ有するものが好ましく、又、他の置換基を
有しないもの及び他の置換基を有する場合には、アルキ
ル又はアルコキシ置換基であるものが好ましい。
核に1個ずつ有するものが好ましく、又、他の置換基を
有しないもの及び他の置換基を有する場合には、アルキ
ル又はアルコキシ置換基であるものが好ましい。
本発明において、高イオン伝導性と透明性を有し、機
械的強度(可とう性)、耐熱性の優れた固体状電解質を
得るためには、(a)成分に用いられる重合性ビニルモ
ノマーの割合は(b)成分及び(c)成分よりなる電解
液に対し、5重量%〜50重量%、好ましくは10重量%〜
30重量%含有するように調製することが好ましい。
械的強度(可とう性)、耐熱性の優れた固体状電解質を
得るためには、(a)成分に用いられる重合性ビニルモ
ノマーの割合は(b)成分及び(c)成分よりなる電解
液に対し、5重量%〜50重量%、好ましくは10重量%〜
30重量%含有するように調製することが好ましい。
(d)成分のソルビトール化合物の割合は上記電解液
に対し、0.5重量%〜10重量%、好ましくは1重量%〜
5重量%含有するように調製することが好ましい。
に対し、0.5重量%〜10重量%、好ましくは1重量%〜
5重量%含有するように調製することが好ましい。
一方、上記電解液において用いられる(b)成分の電
解質塩化合物の割合は、(c)成分の有機溶媒に対し、
5重量%〜30重量%、好ましくは10重量%〜25重量%含
有するように調製することが好ましい。
解質塩化合物の割合は、(c)成分の有機溶媒に対し、
5重量%〜30重量%、好ましくは10重量%〜25重量%含
有するように調製することが好ましい。
本発明の高分子ゲル電解質組成物の製造方法として
は、重合性ビニルモノマーを電解液及びソルビトール化
合物の存在下に重合させ固体状電解質組成物を得る方法
がある。
は、重合性ビニルモノマーを電解液及びソルビトール化
合物の存在下に重合させ固体状電解質組成物を得る方法
がある。
すなわち、ソルビトール化合物を電解液に添加し、加
温溶解した均一な溶液中に重合性ビニルモノマーを添加
混合し、さらに重合開始剤として、過酸化物、アゾ化合
物等のラジカル重合開始剤あるいは光(UV)重合開始剤
を添加した均一な溶液を流延法あるいは注型法により膜
状物等に成形し、60〜90℃の加熱下、または光(UV)照
射により重合させ、固体状電解質組成物の薄膜を得る。
温溶解した均一な溶液中に重合性ビニルモノマーを添加
混合し、さらに重合開始剤として、過酸化物、アゾ化合
物等のラジカル重合開始剤あるいは光(UV)重合開始剤
を添加した均一な溶液を流延法あるいは注型法により膜
状物等に成形し、60〜90℃の加熱下、または光(UV)照
射により重合させ、固体状電解質組成物の薄膜を得る。
他の製造方法としては、あらかじめ重合性ビニルモノ
マーを重合させてマトリツクスポリマーを合成し、該ポ
リマー中に電解液及びソルビトール化合物を添加混合す
る方法がある。具体的には、重合性ビニルモノマーを溶
媒中に溶解し、通常のラジカル重合開始剤を添加し、不
活性雰囲気下、40〜80℃にて4〜16hr、加熱撹拌してマ
トリツクスポリマーを合成し、膜状物に成形した後、該
マトリツクスポリマーの膜状物を、ソルビトール化合物
を加温溶解させた電解液中に浸漬して、高分子ゲル電解
質組成物の薄膜を製造することもできる。
マーを重合させてマトリツクスポリマーを合成し、該ポ
リマー中に電解液及びソルビトール化合物を添加混合す
る方法がある。具体的には、重合性ビニルモノマーを溶
媒中に溶解し、通常のラジカル重合開始剤を添加し、不
活性雰囲気下、40〜80℃にて4〜16hr、加熱撹拌してマ
トリツクスポリマーを合成し、膜状物に成形した後、該
マトリツクスポリマーの膜状物を、ソルビトール化合物
を加温溶解させた電解液中に浸漬して、高分子ゲル電解
質組成物の薄膜を製造することもできる。
本発明の高分子ゲル電解質組成物は、無色透明でか
つ、室温で1mS・cm-1以上の高いイオン伝導性を示し、
機械的強度(可とう性)が優れ、加温(〜120℃)に対
し液状化することのない耐熱性の良好な固体状電解質膜
が得られ、特に固体電解質電池、ECD素子及び電解コン
デンサ等の電解質として好適に利用できるものである。
つ、室温で1mS・cm-1以上の高いイオン伝導性を示し、
機械的強度(可とう性)が優れ、加温(〜120℃)に対
し液状化することのない耐熱性の良好な固体状電解質膜
が得られ、特に固体電解質電池、ECD素子及び電解コン
デンサ等の電解質として好適に利用できるものである。
以下に実施例をもつて本発明を説明する。これらの例
では本発明の範囲について限定をするものではない。
では本発明の範囲について限定をするものではない。
尚イオン伝導度の測定はつぎの方法で行なつた。試料
の高分子ゲル電解質組成物の膜状物の厚さをマイクロメ
ータで測定したのち、固体状電解質の両面に直径6mmの
円形状の金メツキ測定用電極を密着し、この全体を25℃
に温度制御された窒素雰囲気内に設置して、LCRメータ
(横河ヒユーレツトパツカード社製、4274A,4275A)に
より102〜106Hzの交流を印加し、複素インピーダンス法
により伝導度を測定した。
の高分子ゲル電解質組成物の膜状物の厚さをマイクロメ
ータで測定したのち、固体状電解質の両面に直径6mmの
円形状の金メツキ測定用電極を密着し、この全体を25℃
に温度制御された窒素雰囲気内に設置して、LCRメータ
(横河ヒユーレツトパツカード社製、4274A,4275A)に
より102〜106Hzの交流を印加し、複素インピーダンス法
により伝導度を測定した。
また、耐熱性の評価法としては、所定のセルを110℃
雰囲気下に20時間設置した後、室温(20〜25℃)に4時
間設置するヒートサイクルテストを実施し、外観(変
色、状態等)異常の有無を目視した。
雰囲気下に20時間設置した後、室温(20〜25℃)に4時
間設置するヒートサイクルテストを実施し、外観(変
色、状態等)異常の有無を目視した。
実施例1 (1) 1,3−(p−メトキシカルボニルベンジリデ
ン)−2,4−ベンジリデンソルビトールの製造 200mlのフラスコにD−ソルビトール36.4g(0.2モ
ル)、水24ml、ベンズアルデヒド21.2g(0.2モル)及び
p−トルエンスルホン酸−水和物2.3g(0.012モル)を
入れ、窒素雰囲気下、35℃にて6時間撹拌した。20℃ま
で冷却した後、白色のクリーム状反応液に水100ml及び
水酸化ナトリウム0.5gを入れ、室温にて撹拌した。この
白色スラリーを過して得られた白色固体を水及びエー
テルにて十分に洗浄し、乾燥して2,4−ベンジリデンソ
ルビトールの白色粉末46.4gを得た。(収率85.9%) 次に、デイーンスターク型分留管及び強力な撹拌機を
装着した2のフラスコに2,4−ベンジリデンソルビト
ール46.4g(0.17モル)、p−ホルミル安息香酸メチル2
7.9g(0.17モル)、ベンゼン800ml及びp−トルエンス
ルホン酸−水和物0.32g(1.7ミリモル)を入れ、窒素雰
囲気下、ベンゼン還流温度(77℃)にて6時間、加熱撹
拌した。反応中、分留管に留出してきた水は必要に応
じ、抜き出した。反応後室温まで冷却した後、白色ゲル
状反応液に、水300ml及び水酸化ナトリウム70mgを加え
て室温にて撹拌した。この白色スラリーを過して得ら
れた白色固体を約70℃の温水及び、エタノールで十分に
洗浄し、乾燥して目的の1,3−(p−メトキシカルボニ
ルベンジリデン)−2,4−ベンジリデンソルビトールの
白色粉末65.8gを得た(例1)。(収率92.0%)(D−
ソルビトールよりの通算収率79.0%) (2) 高分子ゲル電解質組成物の製造 γ−ブチロラクトン(GBL)3.03g(高分子ゲル電解質
に対する組成重量比として60.5wt%)に過塩素酸リチウ
ム(LiClO4)の0.6g(12wt%)を溶解した電解液中に、
上記ソルビトール化合物(例1)の0.075g(1.5wt%)
を添加混合し、70℃にて3時間加温して完全に溶解させ
た。次いで重合性ビニルモノマーとして、メトキシポリ
エチレングリコールメタクリレート(n≒23)(MPEG
M)の1.3g(26.0wt%)を該溶液中に添加混合するとと
もに、重合開始剤としてパープチル(PBO、日本油脂
製)4mgを添加して均一な溶液とした。
ン)−2,4−ベンジリデンソルビトールの製造 200mlのフラスコにD−ソルビトール36.4g(0.2モ
ル)、水24ml、ベンズアルデヒド21.2g(0.2モル)及び
p−トルエンスルホン酸−水和物2.3g(0.012モル)を
入れ、窒素雰囲気下、35℃にて6時間撹拌した。20℃ま
で冷却した後、白色のクリーム状反応液に水100ml及び
水酸化ナトリウム0.5gを入れ、室温にて撹拌した。この
白色スラリーを過して得られた白色固体を水及びエー
テルにて十分に洗浄し、乾燥して2,4−ベンジリデンソ
ルビトールの白色粉末46.4gを得た。(収率85.9%) 次に、デイーンスターク型分留管及び強力な撹拌機を
装着した2のフラスコに2,4−ベンジリデンソルビト
ール46.4g(0.17モル)、p−ホルミル安息香酸メチル2
7.9g(0.17モル)、ベンゼン800ml及びp−トルエンス
ルホン酸−水和物0.32g(1.7ミリモル)を入れ、窒素雰
囲気下、ベンゼン還流温度(77℃)にて6時間、加熱撹
拌した。反応中、分留管に留出してきた水は必要に応
じ、抜き出した。反応後室温まで冷却した後、白色ゲル
状反応液に、水300ml及び水酸化ナトリウム70mgを加え
て室温にて撹拌した。この白色スラリーを過して得ら
れた白色固体を約70℃の温水及び、エタノールで十分に
洗浄し、乾燥して目的の1,3−(p−メトキシカルボニ
ルベンジリデン)−2,4−ベンジリデンソルビトールの
白色粉末65.8gを得た(例1)。(収率92.0%)(D−
ソルビトールよりの通算収率79.0%) (2) 高分子ゲル電解質組成物の製造 γ−ブチロラクトン(GBL)3.03g(高分子ゲル電解質
に対する組成重量比として60.5wt%)に過塩素酸リチウ
ム(LiClO4)の0.6g(12wt%)を溶解した電解液中に、
上記ソルビトール化合物(例1)の0.075g(1.5wt%)
を添加混合し、70℃にて3時間加温して完全に溶解させ
た。次いで重合性ビニルモノマーとして、メトキシポリ
エチレングリコールメタクリレート(n≒23)(MPEG
M)の1.3g(26.0wt%)を該溶液中に添加混合するとと
もに、重合開始剤としてパープチル(PBO、日本油脂
製)4mgを添加して均一な溶液とした。
上記調製液の一部をポリエステルフイルムとガラス板
で作製した巾2cm、長さ5cm、厚み1mmの空間を有するセ
ル内(セル内面側にポリエステルフイルムを使用し、ス
ペーサーとして10mmのシリコンシートを使用)に注入
し、窒素雰囲気下、80℃で16時間重合を行ないシート状
の高分子ゲル電解質組成物を得た。得られた組成物の特
性を表1に示す。
で作製した巾2cm、長さ5cm、厚み1mmの空間を有するセ
ル内(セル内面側にポリエステルフイルムを使用し、ス
ペーサーとして10mmのシリコンシートを使用)に注入
し、窒素雰囲気下、80℃で16時間重合を行ないシート状
の高分子ゲル電解質組成物を得た。得られた組成物の特
性を表1に示す。
実施例2 ベンズアルデヒドの代りにp−トルアルデヒドを用い
て実施例1−(1)と同様にして得られた1,3−(p−
メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−(p−メチ
ルベンジリデン)ソルビトール(例2)(1.2wt%)を
用い、75℃にて3時間加温して完全に溶解した他は実施
例1と同様にして固体状電解質膜を得た。得られた組成
物の特性を表1に示す。
て実施例1−(1)と同様にして得られた1,3−(p−
メトキシカルボニルベンジリデン)−2,4−(p−メチ
ルベンジリデン)ソルビトール(例2)(1.2wt%)を
用い、75℃にて3時間加温して完全に溶解した他は実施
例1と同様にして固体状電解質膜を得た。得られた組成
物の特性を表1に示す。
実施例3 1,3:2,4−ビス(p−メトキシカルボニルベンジリデ
ン)ソルビトール(例3)を用い、加温及び熱重合温度
を90℃にかえた他は実施例2と同様にして固体状電解質
膜を得た。得られた組成物の特性を表1に示す。
ン)ソルビトール(例3)を用い、加温及び熱重合温度
を90℃にかえた他は実施例2と同様にして固体状電解質
膜を得た。得られた組成物の特性を表1に示す。
比較例1 1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール(DBS)0.60g
(12wt%)を用いた他は実施例1と同様にして固体状電
解質膜を製造した。得られた組成物の特性を表1に示
す。(尚、電解液をゲル化させるには10wt%以上のDBS
添加量を要した。) 比較例2 ソルビトール化合物を用いなかつた他は、実施例1と
同様にして固体状電解質膜を製造した。得られた組成物
の特性を表1に示す。
(12wt%)を用いた他は実施例1と同様にして固体状電
解質膜を製造した。得られた組成物の特性を表1に示
す。(尚、電解液をゲル化させるには10wt%以上のDBS
添加量を要した。) 比較例2 ソルビトール化合物を用いなかつた他は、実施例1と
同様にして固体状電解質膜を製造した。得られた組成物
の特性を表1に示す。
比較例3 γ−ブチロラクトン3.8g(76wt%)に過塩素酸リチウ
ム0.6g(12wt%)を溶解した電解液中に、DBS0.60g(12
wt%)を添加し、70℃にて3時間加温して完全に溶解さ
せた。次いで上気調製液の一部を実施例1と同様にして
所定のセルに注入し、室温に冷却して1昼夜放置してゲ
ル状電解質膜を製造した。得られた組成物の特性を表1
に示す。ゲルは白濁状態の脆弱なゲルで機械的強度が劣
るとともに、再加温(60℃以上)で液状化した。
ム0.6g(12wt%)を溶解した電解液中に、DBS0.60g(12
wt%)を添加し、70℃にて3時間加温して完全に溶解さ
せた。次いで上気調製液の一部を実施例1と同様にして
所定のセルに注入し、室温に冷却して1昼夜放置してゲ
ル状電解質膜を製造した。得られた組成物の特性を表1
に示す。ゲルは白濁状態の脆弱なゲルで機械的強度が劣
るとともに、再加温(60℃以上)で液状化した。
実施例4 実施例1において、メトキシポリエチレングリコール
メタクリレート(MPEGM、26wt%)のかわりに2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート(HEMA、13wt%)を用い、
モノマー/溶媒重量比の(30/70)を(15/85)にかえた
他は実施例1と同様にして固体状電解質膜を得た。得ら
れた組成物の特性を表2に示す。
メタクリレート(MPEGM、26wt%)のかわりに2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート(HEMA、13wt%)を用い、
モノマー/溶媒重量比の(30/70)を(15/85)にかえた
他は実施例1と同様にして固体状電解質膜を得た。得ら
れた組成物の特性を表2に示す。
実施例5 実施例3において、メトキシポリエチレングリコール
メタクリレート(MPEGM、26wt%)のかわりにN−ビニ
ルピロリドン(NVP、26wt%)を用いた他は実施例3と
同様にして固体状電解質膜を得た。得られた組成物の特
性を表2に示す。
メタクリレート(MPEGM、26wt%)のかわりにN−ビニ
ルピロリドン(NVP、26wt%)を用いた他は実施例3と
同様にして固体状電解質膜を得た。得られた組成物の特
性を表2に示す。
実施例6 重合性ビニルモノマーとして、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート(HEMA、10.4wt%)とメトキシポリエチ
レングリコールメタクリレート(MPEGM、6.9wt%)の2
種のモノマーを用い、電解質塩化合物としてトリフルオ
ロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)用いるととも
にモノマー/溶媒重量比を(20/80)とした他は実施例
1と同様にして固体状電解質膜を得た。得られた組成物
の特性を表2に示す。
メタクリレート(HEMA、10.4wt%)とメトキシポリエチ
レングリコールメタクリレート(MPEGM、6.9wt%)の2
種のモノマーを用い、電解質塩化合物としてトリフルオ
ロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)用いるととも
にモノマー/溶媒重量比を(20/80)とした他は実施例
1と同様にして固体状電解質膜を得た。得られた組成物
の特性を表2に示す。
実施例7 実施例6において、γ−ブチロラクトン(GBL、69.2w
t%)のかわりにプロピレンカーボネート(PC、69.2wt
%)を用いた他は実施例6と同様にして固体状電解質膜
を得た。得られた組成物の特性を表2に示す。
t%)のかわりにプロピレンカーボネート(PC、69.2wt
%)を用いた他は実施例6と同様にして固体状電解質膜
を得た。得られた組成物の特性を表2に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 10/40 H01G 9/02 331 (72)発明者 宇恵 誠 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭49−70139(JP,A) 特開 昭60−163373(JP,A) 特開 昭58−180488(JP,A) 特開 平1−203389(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】(a)重合性ビニルモノマーを重合してな
るマトリツクスポリマーと、(b)電解質塩化合物と、
(c)有機溶媒と、(d)核置換基として−COOR基(R
は、炭素数1〜20の炭化水素基を示す。)を少なくとも
1個有する1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール誘導
体とを含有してなる高分子ゲル電解質組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138659A JP2621355B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 高分子ゲル電解質組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138659A JP2621355B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 高分子ゲル電解質組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01309205A JPH01309205A (ja) | 1989-12-13 |
JP2621355B2 true JP2621355B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=15227137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63138659A Expired - Fee Related JP2621355B2 (ja) | 1988-06-06 | 1988-06-06 | 高分子ゲル電解質組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2621355B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
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---|---|---|---|---|
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JP3292885B2 (ja) * | 1990-03-16 | 2002-06-17 | 株式会社リコー | 固体電解質、それを含む電気化学素子及び固体電解質の形成方法 |
EP0592684A4 (en) * | 1992-04-06 | 1995-12-13 | Yuasa Battery Co Ltd | Cell |
EP0649153B1 (en) * | 1993-10-19 | 1999-05-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Ion-conductive polymer electrolyte and electrolytic capacitor using the same |
US5526224A (en) * | 1994-05-23 | 1996-06-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Ion-conductive polymer electrolyte and electrolytic capacitor using the same |
WO2018127236A1 (zh) * | 2017-01-05 | 2018-07-12 | 西南化工研究设计院有限公司 | 一种(2s,3r,4s)-2,3,4,5-四羟基-戊醛的制备方法 |
CN108276377A (zh) * | 2017-01-05 | 2018-07-13 | 西南化工研究设计院有限公司 | 一种合成2,4-o-苄烯-d-山梨醇的方法 |
CN114512716B (zh) * | 2022-01-20 | 2023-02-21 | 中南大学 | 一种凝胶电解质及其前驱电解液的制备和应用 |
-
1988
- 1988-06-06 JP JP63138659A patent/JP2621355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01309205A (ja) | 1989-12-13 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |