JP2620765B2 - 縦型拡散炉用ボート - Google Patents

縦型拡散炉用ボート

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JP2620765B2
JP2620765B2 JP62223567A JP22356787A JP2620765B2 JP 2620765 B2 JP2620765 B2 JP 2620765B2 JP 62223567 A JP62223567 A JP 62223567A JP 22356787 A JP22356787 A JP 22356787A JP 2620765 B2 JP2620765 B2 JP 2620765B2
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JP
Japan
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boat
cassette
mother
sic
diffusion furnace
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JP62223567A
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Inventor
文昭 松岡
良信 棚田
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東芝セラミックス株式会社
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱拡散、アニール、減圧CVD処理等を行う
縦型拡散炉用ボートに関する。
[従来の技術] 従来、複数の半導体ウェーハを水平かつ多段に載置す
る縦型拡散炉用ボートは、石英ガラス質又はSi−SiC質
等の材料によって形成されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の石英ガラス質の材料からな
るボートによれば、耐熱性に劣るため、半導体ウェーハ
の大口径化等に対処すべくボートを大型にした場合、使
用温度における軟化変形が激しい問題がある。
一方、Si−SiC質の材料からなるボートによれば、耐
熱衝撃性に劣るため、ボートを複雑形状にした場合、半
導体ウェーハを反応管から出し入れする際にボートが熱
衝撃によって割れ易い問題がある。
そこで、本発明は、石英ガラス質とSi−SiC質等の材
料の長所を損なうことなく、夫々の短所を補って変形量
が少なく、かつ耐熱衝撃性に優れた縦型拡散炉用ボート
を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決するため、本発明は、複数の半導体
ウェーハを水平かつ多段に載置する石英ガラス質のカセ
ットボートと、該カセットボートを吊持して搭載するSi
−SiC又はSi−SiC質のマザーボートとからなるものであ
る。
[作 用] 上記手段によれば、カセットボートは、石英ガラス質
からなり、かつその数及びマザーボートの搭載段数を半
導体ウェーハの載置数に応じて増やすことにより小型化
可能となると共にマザーボートに吊下げ式で搭載されて
曲げ荷重が作用しない一方、マザーボートは、Si−SiC
又はSi−SiC質からなり、かつカセットボートを搭載す
るだけの簡単な形状となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図及び第2図はそれぞれ一実施例の縦型拡散炉用
押上げ式ボートの側面図及び平面図である。
図中1はSi−SiC又はSi−SiC質の材料によって形成さ
れたマザーボートで、後述するカセットボートを吊持し
て搭載し、ボートローダによって反応管(共に図示せ
ず)内に押上げられるものである。そして、マザーボー
ト1は、円板状の基板2と、基板2の周辺部に立設した
支柱3と、基板2の上方に水平に位置させて支柱3に植
設した複数の係止板4とからなり、各係止板4の端部に
は、後述のカセットボートを吊持するための切欠き5が
設けられている。
カセットボート6は、複数の半導体ウェーハ7を水平
かつ多段に載置するもので、石英ガラス質の材料によっ
て形成されており、半導体ウェーハ7を載置するため、
多数の溝(図示せず)を相対する位置に刻設した平行か
つ垂直な複数の支持棒8と、各支持棒8の上下端部に固
着した端板9a,9bと、上方の端板9aに固着した係止ボタ
ン10とからなる。カセットボート6の係止ボタン10は、
カセットボート6をマザーボート1に吊持するため、そ
の係止板4の切欠き5に係合されるものであり、半導体
ウェーハ7を搭載した状態のカセットボート6の重心の
上方に取付けられている。
上記構成の押上げ式ボートによれば、カセットボート
6が石英ガラス質の材料からなるので、形状が複雑とな
っても熱衝撃によって破損することがなく、かつカセッ
トボート6の数及びマザーボート1の搭載段数を半導体
ウェーハ7の載置数に応じて増やすことによりカセット
ボート6の小型化が可能となると共に、カセットボート
6が吊下げ式で曲げ荷重が作用しないので、高温での変
形量を少なくすることができる。
又、マザーボート1がSi−SiC又はSi−SiC質の材料か
らなるので、変形がない上、カセットボート6を多段に
搭載するだけの簡単な形状となるので、熱衝撃によって
破損することが少なくなる。
したがって、この押上げ式ボートは、全体として変形
量が少なく、かつ耐熱衝撃性に優れたものとなる。
第3図は比較例の縦型拡散炉用吊下げ式ボートの側面
図である。
図中11はSi−SiC又はSi−SiC質の材料によって形成さ
れたマザーボートで、後述するカセットボートを搭載
し、ボートローダによって反応管(共に図示せず)内に
吊下げられるものである。そして、マザーボート11は、
ボートローダに係止される係止ボタン12を備えた基板13
と、基板13の端部に垂設したブラケット14と、基板13の
下方に水平に位置させてブラケット14に取付けた複数の
棚板15とからなり、各棚板15の中央部上には、後述のカ
セットボートの位置決めをするための突起16が設けられ
ている。
カセットボート17は、複数の半導体ウェーハ7を水平
かつ多段に載置するもので、石英ガラス質の材料によっ
て形成されており、半導体ウェーハ7を載置するため、
多数の溝(図示せず)を相対する位置に刻設した平行か
つ垂直な複数の支持棒18と、各支持棒18の上下端部に固
着した端板19a,19bとからなり、下方の端板19bの下面中
央部には、前記マザーボート11の棚板15の突起16と嵌合
う凹部20が設けられている。
上記実施例及び比較例の縦型拡散炉用ボートについ
て、実機使用したところ、比較例のものは、従来のボー
トに比べ、耐用回数の向上は見られるものの、22回のサ
イクルでボートのウェーハ支持棒の変形が顕著となった
が、実施例のものは、50回のサイクルでも問題が生じな
かった。
なお、カセットボート6を吊下げ式とするのは、マザ
ーボート1を押上げ式とする場合に限らず、マザーボー
トを吊下げ式とする場合にも適用できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、カセットボートが、石
英ガラス質からなるので、形状が複雑となっても熱衝撃
によって破損することがなく、かつカセットボートの数
及びマザーボートの搭載段数を半導体ウェーハの載置数
に応じて増やすことによりカセットボートの小型化が可
能となると共にマザーボートに吊下げ式で搭載されて曲
げ荷重が作用しないので、高温での変形量を少なくする
ことができる。
又、マザーボートが、Si−SiC又はSi−SiC質からなる
ので、変形がない上、カセットボートを多段に搭載する
だけの簡単な形状となるので、熱衝撃によって破損する
ことが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を説明するもので、第1図及び第2
図は一実施例の縦型拡散炉用ボートの側面図及び平面
図、第3図は比較例の縦型拡散炉用ボートの側面図であ
る。 1……マザーボート、6……カセットボート 7……半導体ウェーハ、11……マザーボート 17……カセットボート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の半導体ウェーハを水平かつ多段に載
    置する石英ガラス質のカセットボートと、該カセットボ
    ートを吊持して搭載するSi−SiC又はSi−SiC質のマザー
    ボートとからなる縦型拡散炉用ボート。
JP62223567A 1987-09-07 1987-09-07 縦型拡散炉用ボート Expired - Lifetime JP2620765B2 (ja)

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JPS6466933A JPS6466933A (en) 1989-03-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3951587A (en) * 1974-12-06 1976-04-20 Norton Company Silicon carbide diffusion furnace components
JPS6112024A (ja) * 1984-06-27 1986-01-20 Fujitsu Ltd 縦型加熱炉

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