JP2620663B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP2620663B2 JP20818191A JP20818191A JP2620663B2 JP 2620663 B2 JP2620663 B2 JP 2620663B2 JP 20818191 A JP20818191 A JP 20818191A JP 20818191 A JP20818191 A JP 20818191A JP 2620663 B2 JP2620663 B2 JP 2620663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号記録媒体に記録さ
れた信号を光学的に読み出す為の光ピックアップ装置に
おける対物レンズを駆動する為の対物レンズ駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対物レンズを駆動する対物レンズ
駆動装置としては、例えば特開昭62−204438号
公報に示されている。前記公報に示されている対物レン
ズ駆動装置は、それぞれの面がN極及びS極に着磁され
た板状であるとともに、駆動コイルが装着されたレンズ
ホルダーを挾んで対向する一対の永久磁石に、それぞれ
ヨークを付設し、それらのヨークのそれぞれの端部を連
結する様に磁性材のプレートを配設し、前記ヨーク及び
プレートにより前記レンズホルダーを囲む様に構成され
ている。この様にすることにより前記永久磁石の一方の
磁極面と該永久磁石に略直角に配置されているプレート
間に円弧状の磁束が発生されるので、その磁束が貫く様
に、かつ所定方向に電流が流れる様に駆動コイルをレン
ズホルダーに装着することにより該レンズホルダーに保
持される対物レンズを駆動することが出来る。すなわ
ち、永久磁石から発生される磁束を集中させる為にヨー
クの一部を配設する部分を前記レンズホルダー内部に形
成する必要がないので、該レンズホルダーを小型にする
ことが出来、対物レンズ駆動装置自体を小型化するのに
好適であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対物レンズ
駆動装置において、磁気回路は、従来接着剤やネジによ
りフレームに固定されていたが、接着剤を用いる方法
は、接着剤が他の部分に付いたり、接着剤が硬化する間
に接着される部品の位置をずれさせてしまう危惧があ
り、一方、ネジを用いる方法は、部品点数が増えるとと
もに、ネジ穴の位置合わせを行う必要があり、作業性に
問題があった。
【0004】また、磁気回路は、複数の部品により形成
されていたので、磁気回路自体の組み立て作業に複数の
工程を必要とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の点に鑑
みて成されたもので、磁性体により構成された金属板に
レンズホルダーを包囲するべく構成されるヨーク部分
と、レンズホルダーを弾性的に支持する為の支持部材が
固定されるフレーム部分とを一体的に設け、プレス加工
によりヨーク及びフレームを一体的に形成するととも
に、対物レンズ以外の各種の光学部品が組み込まれた光
学ブロックベースに枢支される被支持部を前記ヨーク部
分に設けている。
【0006】
【作用】本発明は、磁性体により構成された金属板を用
いることにより磁石に付設される磁気回路のヨークとな
り得るようにするとともに、前記金属板にヨーク部分の
他にフレーム部分を形成することでプレス加工によりヨ
ーク及びフレームを一体的に形成するようにしている。
この場合、対物レンズを除く各種の光学部品が組み込ま
れる光学ブロックベースと連結させる部分を前記フレー
ム部分に形成しにくいので、その連結部分を前記ヨーク
部分に形成している。そして、前記連結部分を光学ブロ
ックベースに枢支されるようにして対物レンズの傾きが
調整できるようにしている。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る対物レンズ駆動装置の完
成状態を示す平面図である。同図において、1は対物レ
ンズ2が装着されているレンズホルダーであり、前記レ
ンズホルダー1には該レンズホルダー1の側面を包囲す
るように巻回されたフォーカシングコイル3と、前記レ
ンズホルダー1の上面から下面を回って再び上面に戻る
ように対物レンズ2を挾んで2組巻回されたトラッキン
グコイル4とが装着されている。
【0008】はレンズホルダー1に装着されたフォー
カシングコイル3及びトラッキングコイル4を貫く磁束
を発生する磁気回路である。前記磁気回路は、レンズ
ホルダー1を挾んで同一の磁極面が対向される一対の永
久磁石6及び7と、その一対の永久磁石6及び7の対向
面とならない他方の磁極面にそれぞれ付設されるととも
に、前記一対の永久磁石6及び7を含めてレンズホルダ
ー1を包囲するべく形成されたヨーク8とから構成され
ている。
【0009】9a,9bはヨーク8と一体的に形成され
たフレームであり、それぞれ一対の永久磁石6及び7が
付設されるヨーク8の部分から連設されている。
【0010】10はレンズホルダー1を磁気回路の磁
界中に弾性的に支持する為の複数本のワイヤーである。
それらのワイヤー10は、それぞれ一端がフレーム9a
にネジ止めされたプリント基板11に半田付けにより固
定されているとともに、それぞれ他端がフレーム9bに
融着により取付けられた合成樹脂製の支持部材12に各
ワイヤー10に対応して形成されている複数の孔(図示
せず)に挿入されることにより張架されている。そし
て、前記複数本のワイヤー10は、それぞれ中間部がレ
ンズホルダー1に設けられた取付部1aに半田付けによ
り固定されている。
【0011】図1の対物レンズ駆動装置において、ヨー
ク8及びフレーム9a,9bは磁性体により構成された
軟鉄等の金属板を用いて一体的に形成される。
【0012】図2は、ヨーク8及びフレーム9a,9b
を形成する金属板をプレス加工により切り抜いた状態を
示すもので、その金属板にはヨーク8を構成する部分と
して一対の永久磁石6及び7がそれぞれ付設される第1
ヨーク部分13a,13bと、前記第1ヨーク部分13
a,13b同志をそれぞれ連結する第2ヨーク部分14
a,14bとが形成されているとともに、フレーム9
a,9bをそれぞれ構成するフレーム部分15a,15
bが形成されている。
【0013】図2の如く切り抜かれた金属板を、破線で
示す部分をプレス加工によりそれぞれ直角に折曲するこ
とにより図3に示す平面図及び図4に示す正面図に示す
如く、ヨーク8及びフレーム9a,9bが一体的に形成
される。この場合、図2において破線が一重の部分を内
側に折り返し、破線が二重の部分を外側に折り返す。
【0014】次に、対物レンズ駆動装置の組み立て方法
に付いて説明する。
【0015】まず、各部品を個別に以下の準備を行う。
【0016】レンズホルダー1に対物レンズ2、フォー
カシングコイル3及びトラッキングコイル4を装着して
おく。また、前述した如く、ヨーク8及びフレーム9
a,9bを形成しておき、ヨーク8に一対の永久磁石6
及び7を接着する。ここで、ヨーク8には、各永久磁石
6及び7の所定の一方向の位置決めを行う為の突起8
a,8bが形成されており、前記各永久磁石6及び7の
接着を容易に行えるようにしてある。
【0017】また、フレーム9bに支持部材12を融着
しておく。また、プリント基板11に各ワイヤー10の
一端をそれぞれ半田付け固定する。
【0018】このように各部品の準備が行われたら、ま
ず、レンズホルダー1を磁気回路の一対の永久磁石6
及び7の間に配置する。その後、各ワイヤー10のプリ
ント基板11に固定されていない他端をそれぞれ支持部
材12の対応する孔に挿入するとともに、前記プリント
基板11をフレーム9aにネジ16により固定し、各ワ
イヤー10を張架する。ここで、前記各ワイヤー10
は、それぞれレンズホルダー1の各取付部1aに隣接し
て配置される。その為、前記各ワイヤー10をそれぞれ
対応した取付部1aに半田付けすることが出来る。この
半田付けによりレンズホルダー1を各ワイヤー10の中
間部に固定し、前記レンズホルダー1を変位可能に支持
することにより組み立ては完了する。
【0019】この完成状態において、一対の永久磁石6
及び7は、それぞれ同一磁極面がレンズホルダー1を挾
んで対向するように配置されているので、前記各永久磁
石6及び7がそれぞれヨーク8に付設される磁極面も同
一磁極となる。その為、前記ヨーク8は、レンズホルダ
ー1に対向する各永久磁石6及び7の対向磁極面と対極
の極性に磁化されるので、前記対向磁極面をN極にする
と、該対向磁極面からそれぞれ発生される磁束の多く
は、ヨーク8の各永久磁石6及び7が付設されていない
辺に向って円弧状に進行する。
【0020】ここで、各永久磁石6及び7の対向磁極面
において、レンズホルダー1に巻装されるフォーカシン
グコイル3と各トラッキングコイル4とは、互いに直交
しており、前記対向磁極面からそれぞれ発生される磁束
は、ほとんどが前記フォーカシングコイル3及び各トラ
ッキングコイル4を直交して貫く成分であるので、前記
フォーカシングコイル3及び各トラッキングコイル4に
それぞれ制御電流を供給することによりレンズホルダー
1をフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動す
ることが出来る。
【0021】図1の如く、完成された対物レンズ駆動装
置は、フレーム9a,9bにそれぞれ設けられた孔17
a,17bを貫通させて図5に示す如く、各ネジ18
a,18bにより各種の光学部品(図示せず)が組み込
まれた光学ブロックベース19にネジ止め固定される。
この場合、一方のネジ18aにスプリング20を挿通さ
せて該スプリング20により付勢力を与え、対物レンズ
駆動装置のガタ付きを防止している。
【0022】ところで、対物レンズ駆動装置は、ヨーク
8の各永久磁石6及び7が付設されていない2つの辺の
下部により光学ブロックベース19に支持されるように
構成されている。そして、前記ヨーク8の下部には、図
4に示す如く、円弧状の円弧部21が形成されており、
一方、前記光学ブロックベース19には、図5に示す如
く、支持部分にヨーク8の前記円弧部21を枢支するべ
くV字状の支持部22が形成されている。その為、対物
レンズ駆動装置を前記光学ブロックベース19に対して
容易に傾けることが出来、対物レンズ2の光軸調整を行
うことにより信号記録媒体(図示せず)上に照射される
光スポットに生じるコマ収差を最小にする調整を行うこ
とが出来る。この場合、2つのネジ18a,18bの螺
合度合により前記角度調整を行う。
【0023】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、磁性
体により構成された金属板にヨーク部分とフレーム部分
とを一体的に設け、プレス加工によりヨーク及びフレー
ムを一体的に形成するようにしているので、磁気回路の
位置決めが確実であり、組み立てが容易な対物レンズ駆
動装置が提供出来る。また、本発明に依れば、対物レン
ズを除く各種の光学部品が組み込まれた光学ブロックベ
ースに枢支される被支持部をヨーク部分に設けるように
したので、ヨーク部分とフレーム部分とを一体的に形成
する為の金属板の切り抜き形状を簡単にすることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す組み立て完成状態の平
面図である。
【図2】本発明の主要部分であるヨーク及びフレーム部
分を形成する為の金属板の形状を示す平面図である。
【図3】図2の金属板を折曲した状態を示す平面図であ
る。
【図4】図2の金属板を折曲した状態を示す正面図であ
る。
【図5】本発明に係る対物レンズ駆動装置を光学ブロッ
クベースに固定した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 レンズホルダー 2 対物レンズ 磁気回路 6,7 永久磁石 8 ヨーク 9a,9b フレーム 10 ワイヤー 11 プリント基板 12 支持部材 13a,13b 第1ヨーク部分 14a,14b 第2ヨーク部分 15a,15b フレーム部分 19 光学ブロックベース 21 円弧部 22 支持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが装着されているとともに、
    駆動コイルが取付けられているレンズホルダーと、該レ
    ンズホルダーを挾んで同一の磁極面が対向して配置され
    ている一対の磁石、及び該一対の磁石の対向面側でない
    磁極面が付設され、前記一対の磁石を含めて前記レンズ
    ホルダーを包囲するべく形成されたヨークから構成され
    ている磁気回路とを備え、前記レンズホルダーをフレー
    ムに変位可能に弾性的に支持して前記磁気回路で形成さ
    れる磁界中に前記レンズホルダーを配置することにより
    駆動コイルに流される制御信号に応じて対物レンズを駆
    動させる対物レンズ駆動装置であって、磁性体により構
    成された金属板にヨーク部分とフレーム部分とを一体的
    に設け、プレス加工によりヨーク及びフレームを一体的
    に形成するとともに、対物レンズを除く各種の光学部品
    が組み込まれた光学ブロックベースに枢支される被支持
    部を前記ヨーク部分に設けたことを特徴とする対物レン
    ズ駆動装置。
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