JP2545813Y2 - 対物レンズ支持装置 - Google Patents

対物レンズ支持装置

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JP2545813Y2
JP2545813Y2 JP4689692U JP4689692U JP2545813Y2 JP 2545813 Y2 JP2545813 Y2 JP 2545813Y2 JP 4689692 U JP4689692 U JP 4689692U JP 4689692 U JP4689692 U JP 4689692U JP 2545813 Y2 JP2545813 Y2 JP 2545813Y2
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objective lens
frame
mounting plate
lens holder
mounting
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千佳士 吉永
利夫 酒巻
光彦 内田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光学的に信号を読み出
す為、あるいは書き込む為の光ピックアップ装置におけ
る対物レンズを変位自在に支持する対物レンズ支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ビームを用いて光学的に信号を読み出
す為、あるいは書き込む為の光ピックアップ装置は、対
物レンズが保持されるレンズホルダーをフレームに変位
自在に支持する対物レンズ支持装置を備えており、該対
物レンズ支持装置を用いて光ビームを信号記録媒体の信
号面上に合焦させるフォーカシング制御及び光ビームを
信号記録媒体の信号面の信号トラックに追従させるトラ
ッキング制御が行える様に構成されている。
【0003】その様な対物レンズ支持装置としては、例
えば実開昭61−86824号公報に示されている。前
記対物レンズ支持装置は、4本のワイヤーのそれぞれ一
端をフレームに固定し、他端をフレームに穿設された孔
に挿入して前記各ワイヤーをフレームの両端間に張架す
ると共に、前記各ワイヤーのそれぞれの中間部にレンズ
ホルダーを固定して対物レンズを変位自在に支持してい
る。この様にワイヤー等の伸縮性に乏しい架設部材をフ
レームの両端間に張架して対物レンズを支持する対物レ
ンズ支持装置は、前記架設部材の長さ方向における対物
レンズの変位が妨げられ、前記架設部材の長さ方向と直
交する方向における対物レンズの変位がほとんど妨げら
れないので、フォーカシング制御及びトラッキング制御
を行う為の2方向においては、対物レンズの安定した動
きが期待出来る。
【0004】ところで、前述した公報の対物レンズ支持
装置は、各ワイヤーの一端がそれぞれ半田付け固定され
る基板を、ネジを締着することでフレームに固定するこ
とにより各ワイヤーの一端を間接的にフレームに固定す
る構成にすると共に、前記基板をネジ止めする部分を軸
として前記基板をフレームに対して回転可能に成し、前
記基板を回転させることにより各ワイヤーの一端の固定
位置を調整してトラッキング方向における対物レンズの
姿勢制御を行うことが出来る。その為、前記対物レンズ
支持装置は、トラッキング方向における対物レンズの姿
勢制御の為の微調整を容易に行うことが出来る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記公報の
対物レンズ支持装置は、基板をネジが締着される一点に
よりフレームに取付ける構成であり、前記基板を回転さ
せることにより対物レンズの姿勢制御を行うが、前記基
板を回転させる際に基板に生じる歪みの為にワイヤーの
固定端の位置がズレ、対物レンズの姿勢制御の調整に支
障を来たすという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の問題点
に鑑みて成されたもので、可撓性を有すると共に、取付
具により一点で締着されることによりフレームに取付け
られる取付板と、一端がそれぞれ前記取付板に固定さ
れ、前記フレームに架設されると共に、対物レンズが保
持されるレンズホルダーを前記フレームに変位自在に支
持する為の複数の架設部材とを備え、前記取付具により
取付板がフレームに締着される部分を該取付板の中央部
とすると共に、前記取付板の中央部が少なくとも一部の
周縁部より低くなる様にフレームの取付板の取付面に高
低差を設けている。
【0007】
【作用】本考案は、レンズホルダーをフレームに変位自
在に支持する為の各架設部材の一端を取付具を用いてフ
レームに取付けられる取付板にそれぞれ固定すると共
に、取付具を締着する部分を軸として前記取付板をフレ
ームに対して回転出来る様にし、各架設部材の一端の固
定位置を調整可能にすることにより対物レンズのトラッ
キング方向の姿勢制御が行える対物レンズ支持装置にお
いて、前記取付具により取付板がフレームに締着される
部分を該取付板の中央部とすると共に、前記取付板の中
央部が少なくとも一部の周縁部より低くなる様にフレー
ムの取付板の取付面に高低差を設け、前記取付具を締着
することにより取付板をフレームに取付けた状態におい
て、該取付板の周縁部に当接力を印加し、前記取付板を
あらかじめ撓ませて腕曲させることにより取付板に生ず
る歪みの影響を打ち消し、また、前記当接力を摩擦力と
し、前記取付板が調整後に不要に回転されることを防止
させるものである。
【0008】
【実施例】図1は本考案に係る対物レンズ支持装置の完
成状態を示す平面図である。同図において、1は対物レ
ンズ2が装着されているレンズホルダーであり、前記レ
ンズホルダー1には該レンズホルダー1の側面を包囲す
るように巻回されたフォーカシングコイル3と、前記レ
ンズホルダー1の上面から下面を回って再び上面に戻る
ように対物レンズ2を挾んで2組巻回されたトラッキン
グコイル4とが装着されている。
【0009】はレンズホルダー1に装着されたフォー
カシングコイル3及びトラッキングコイル4を貫く磁束
を発生する磁気回路である。前記磁気回路は、レンズ
ホルダー1を挾んで同一の磁極面が対向される一対の永
久磁石6及び7と、その一対の永久磁石6及び7の対向
面とならない他方の磁極面にそれぞれ付設されるととも
に、前記一対の永久磁石6及び7を含めてレンズホルダ
ー1を包囲するべく形成されたヨーク8とから構成され
ている。
【0010】9a,9bはヨーク8と一体的に形成され
たフレームであり、それぞれ一対の永久磁石6及び7が
付設されるヨーク8の部分から連設されている。
【0011】10はレンズホルダー1の上下各面に2本
ずつ対物レンズ2から等間隔のバランスの採れた位置に
架設され、レンズホルダー1を磁気回路の磁界中に弾
性的に支持する為の4本のワイヤーである。それらのワ
イヤー10は、それぞれ一端がフレーム9aにネジ止め
されたプリント基板11に半田付けにより固定されてい
るとともに、それぞれ他端がフレーム9bに融着により
取付けられた合成樹脂製の支持部材12に各ワイヤー1
0に対応して形成されている各孔(図示せず)に挿入さ
れることにより張架されている。そして、前記各ワイヤ
ー10は、それぞれ中間部がレンズホルダー1に設けら
れた取付部1aに半田付けにより固定されている。
【0012】図1の対物レンズ支持装置において、ヨー
ク8及びフレーム9a,9bは磁性体により構成された
軟鉄等の金属板を用いて一体的に形成される。
【0013】図2は、ヨーク8及びフレーム9a,9b
を形成する金属板をプレス加工により切り抜いた状態を
示すもので、その金属板にはヨーク8を構成する部分と
して一対の永久磁石6及び7がそれぞれ付設される第1
ヨーク部分13a,13bと、前記第1ヨーク部分13
a,13b同志をそれぞれ連結する第2ヨーク部分14
a,14bとが形成されているとともに、フレーム9
a,9bをそれぞれ構成するフレーム部分15a,15
bが形成されている。
【0014】図2の如く切り抜かれた金属板を、破線で
示す部分をプレス加工によりそれぞれ直角に折曲するこ
とにより図3に示す平面図及び図4に示す正面図に示す
如く、ヨーク8及びフレーム9a,9bが一体的に形成
される。この場合、図2において破線が一重の部分を内
側に折り返し、破線が二重の部分を外側に折り返す。
【0015】ところで、フレーム9aのプリント基板1
1がネジ止めされる取付面には、中央部にネジ止めの為
のネジ孔16が形成されているとともに、4隅に金属板
の折り返しによりそれぞれ突部17が形成されている。
そして、前記各突部17は、プリント基板11を取付け
た際にプリント基板11の周縁部に当接される位置に形
成されている。
【0016】次に、対物レンズ支持装置の組み立て方法
に付いて説明する。
【0017】まず、各部品を個別に以下の準備を行う。
【0018】レンズホルダー1に対物レンズ2、フォー
カシングコイル3及びトラッキングコイル4を装着して
おく。また、前述した如く、ヨーク8及びフレーム9
a,9bを形成しておき、ヨーク8に一対の永久磁石6
及び7を接着する。ここで、ヨーク8には、各永久磁石
6及び7の所定の一方向の位置決めを行う為の突起8
a,8bが形成されており、前記各永久磁石6及び7の
接着を容易に行えるようにしてある。
【0019】また、フレーム9bに支持部材12を融着
しておく。また、プリント基板11に各ワイヤー10の
一端をそれぞれ半田付け固定する。
【0020】このように各部品の準備が行われたら、ま
ず、レンズホルダー1を磁気回路の一対の永久磁石6
及び7の間に位置する。その後、各ワイヤー10のプリ
ント基板11に固定されていない他端をそれぞれ支持部
材12の対応する孔に挿入するとともに、前記プリント
基板11をフレーム9aにネジ18により固定し、各ワ
イヤー10を張架する。ここで、前記各ワイヤー10
は、それぞれレンズホルダー1の各取付部1aに隣接し
て配置される。その為、前記各ワイヤー10をそれぞれ
対応した取付部1aに半田付けすることが出来る。この
半田付けによりレンズホルダー1を各ワイヤー10の中
間部に固定し、前記レンズホルダー1を変位可能に支持
することにより組み立ては完了する。
【0021】この様にして対物レンズ支持装置の組み立
てが完了したら、その後、以下の調整作業を行う。
【0022】ここで、プリント基板11を固定する為の
ネジ18は、ワッシャー19を介して各ワイヤー10の
張架方向と同一方向にフレーム9aに締着されており、
ネジ18の締着状態において、プリント基板11を面方
向に回転させると、その回転方向にレンズホルダー1を
ねじることが出来る。その為、対物レンズ2の姿勢制御
の調整は、ネジ18の締着状態でプリント基板11を面
方向に回転させ、フレーム9aに対して各ワイヤー10
のそれぞれの一端の固定位置を変位させることにより各
ワイヤー10の配置位置のバラツキやレンズホルダー1
への対物レンズ2の装着位置のバラツキ等で生じる対物
レンズ2のトラッキング方向の傾きの補正が行われる。
【0023】ところで、フレーム9aのプリント基板1
1がネジ止めされる取付面には、4隅にそれぞれ突部1
7が形成されているので、プリント基板11をフレーム
9aに取付ける際に前記突部17がプリント基板11の
4隅に当接される。ここで、前記プリント基板11は、
ガラスエポキシ系の基板であり、可撓性を備えると共
に、撓められた際に十分な復元力が発生されるので、ネ
ジ18の締着が行われると、前記プリント基板11が撓
められると共に、各突部17が当接される部分の当接力
が増大する。そして、プリント基板11を撓めることに
よりその撓み度合より小さい変形を打ち消すことが出
来、プリント基板11は各突部17に当接される部分と
ネジ止めされる部分が設定どおりに位置決めされる。そ
の為、調整の為にプリント基板11を回転させても該プ
リント基板11が更に撓められることはなく、対物レン
ズ2の位置がズレることが防止出来る。
【0024】また、プリント基板11の各突部17が当
接される部分の当接力が増大されることにより前記プリ
ント基板11には、ネジ18の締着による回転方向の動
きを抑制する摩擦力が増大し、ネジ止めの際にプリント
基板11が回転されることにより対物レンズ2のトラッ
キング方向の調整がズレることを抑制することが出来
る。
【0025】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案に依れば、フレ
ームの取付板が取付けられる取付面に高低差を設け、前
記取付板を取付ける為の取付具を締着した際に前記取付
板を撓ませる様にしているので、取付板に生じる歪みの
影響を打ち消すことが出来、取付板の歪みに影響せずに
対物レンズの姿勢制御が行え、かつ、取付具の締着時に
前記取付板が不要に回転するのを抑制する摩擦力が増大
され、対物レンズのトラッキングコイル方向の調整ズレ
を抑制した対物レンズ支持装置が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のヨーク及びフレーム部分を形成する為の
金属板の形状を示す平面図である。
【図3】図2の金属板を折曲した状態を示す平面図であ
る。
【図4】図2の金属板を折曲した状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 レンズホルダー 2 対物レンズ 磁気回路 9a,9b フレーム 10 ワイヤー(架設部材) 11 プリント基板(取付板) 17 突部 18 ネジ(取付具)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、可撓性を有すると共に、取
    付具により一点で締着されることにより、前記フレーム
    に取付けられる取付板と、対物レンズが保持されるレン
    ズホルダーと、一端がそれぞれ前記取付板に固定され、
    前記フレームに架設されると共に、前記レンズホルダー
    を前記フレームに変位自在に支持する為の複数の架設部
    材とを備え、前記取付具により取付板がフレームに締着
    される部分を該取付板の中央部とすると共に、前記取付
    板の中央部が少なくとも一部の周縁部より低くなる様に
    フレームの取付板の取付面に高低差を設けたことを特徴
    とする対物レンズ支持装置。
JP4689692U 1992-07-06 1992-07-06 対物レンズ支持装置 Expired - Lifetime JP2545813Y2 (ja)

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JPH0611112U JPH0611112U (ja) 1994-02-10
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