JPH08194957A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
- Publication number
- JPH08194957A JPH08194957A JP257595A JP257595A JPH08194957A JP H08194957 A JPH08194957 A JP H08194957A JP 257595 A JP257595 A JP 257595A JP 257595 A JP257595 A JP 257595A JP H08194957 A JPH08194957 A JP H08194957A
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- Japan
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- center
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ピックアップ装置に関し、プリント基板上
のコイル線固定の半田により重心調整が行えるようにし
て、別部品の重りを廃止して部品点数および製造工程の
工数削減を行い、低価格化を実現することを目的とす
る。 【構成】 対物レンズ1を保持するホルダ2に設けられ
た駆動コイル6、7の始端あるいは終端部E1、前記ホ
ルダ2に固定されたプリント基板11の導電パタ−ン1
2a、12bへ接続する半田接続点9の位置あるいは半
田量をホルダ2の重心位置に対して対物レンズ1の光軸
方向にアンバランスになるよう設定し、ホルダ2の光軸
方向の重心位置調整を行うことにより、重心調整用の別
部品の重りを廃止する。
のコイル線固定の半田により重心調整が行えるようにし
て、別部品の重りを廃止して部品点数および製造工程の
工数削減を行い、低価格化を実現することを目的とす
る。 【構成】 対物レンズ1を保持するホルダ2に設けられ
た駆動コイル6、7の始端あるいは終端部E1、前記ホ
ルダ2に固定されたプリント基板11の導電パタ−ン1
2a、12bへ接続する半田接続点9の位置あるいは半
田量をホルダ2の重心位置に対して対物レンズ1の光軸
方向にアンバランスになるよう設定し、ホルダ2の光軸
方向の重心位置調整を行うことにより、重心調整用の別
部品の重りを廃止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状の記録媒体
に光スポットを投影して、光学的に情報を記録/再生す
るディスクプレ−ヤの光ピックアップ装置に関するもの
で、特に、対物レンズが固定されたホルダの前記対物レ
ンズの光軸方向の重心の調整手段に特徴を有する。
に光スポットを投影して、光学的に情報を記録/再生す
るディスクプレ−ヤの光ピックアップ装置に関するもの
で、特に、対物レンズが固定されたホルダの前記対物レ
ンズの光軸方向の重心の調整手段に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスクプレ−ヤの小型化、低価
格化に伴い、光ピックアップ装置にもその要求が高まっ
てきた。
格化に伴い、光ピックアップ装置にもその要求が高まっ
てきた。
【0003】以下に従来の光ピックアップの装置につい
て説明する。図3は従来の光ピックアップの装置の構成
を示すものであり、図4はその側面図である。図3およ
び図4において、1は対物レンズであり、この対物レン
ズ1は樹脂よりなるホルダ2により保持されている。ホ
ルダ2には、トラッキングコイル6と、フォ−カシング
コイル7が互いに直角をなすように巻装されている。ま
たホルダ2の両側面には、導電パタ−ン12a、12b
をそれぞれ有するプリント基板11がそれぞれ取付けら
れており、この両プリント基板11上の導電パタ−ン1
2a、12bのそれぞれの1つに前記トラッキングコイ
ル6およびフォ−カシングコイル7のコイル線の始端あ
るいは終端がそれぞれ半田接続点9にて固定されてい
る。4はリン青銅等よりなる弾性変形可能な金属線であ
り、その一端は固定部5にて半田により固定されてお
り、その他端はプリント基板11上の前記導電パタ−ン
12a、12bにそれぞれ対物レンズ1の光軸方向Zに
所定の間隔だけ離されるように半田接続点10にて固定
され、この4本の金属線4によりホルダ2は対物レンズ
1の光軸方向Zおよびその光軸に直角な方向Xに移動可
能に固定部5に保持されている。
て説明する。図3は従来の光ピックアップの装置の構成
を示すものであり、図4はその側面図である。図3およ
び図4において、1は対物レンズであり、この対物レン
ズ1は樹脂よりなるホルダ2により保持されている。ホ
ルダ2には、トラッキングコイル6と、フォ−カシング
コイル7が互いに直角をなすように巻装されている。ま
たホルダ2の両側面には、導電パタ−ン12a、12b
をそれぞれ有するプリント基板11がそれぞれ取付けら
れており、この両プリント基板11上の導電パタ−ン1
2a、12bのそれぞれの1つに前記トラッキングコイ
ル6およびフォ−カシングコイル7のコイル線の始端あ
るいは終端がそれぞれ半田接続点9にて固定されてい
る。4はリン青銅等よりなる弾性変形可能な金属線であ
り、その一端は固定部5にて半田により固定されてお
り、その他端はプリント基板11上の前記導電パタ−ン
12a、12bにそれぞれ対物レンズ1の光軸方向Zに
所定の間隔だけ離されるように半田接続点10にて固定
され、この4本の金属線4によりホルダ2は対物レンズ
1の光軸方向Zおよびその光軸に直角な方向Xに移動可
能に固定部5に保持されている。
【0004】これによって、金属線4および導電パタ−
ン12a、12bを介して前記コイル6、7に所定の駆
動電流が供給され、マグネット3の磁気を受け、トラッ
キング、フォ−カス方向にホルダ2が駆動される。この
時、対物レンズ1を含むホルダ2の光軸方向Zの重心位
置を、ホルダ2を支持している2本の金属線4の中央に
設定しないと、ホルダ2にロ−リングが発生する。しか
し、一般に対物レンズ1は、その機能目的からZ方向の
一方にホルダ2より突出して配置する必要があるため重
心は2本の金属線4の中央に設定し難い。このため、特
公平6−5580に示す如く、ホルダ2の対物レンズ1
と対向する面に重り8を取付けて重心が2本の金属線4
の中央に設定されるように調整されている。
ン12a、12bを介して前記コイル6、7に所定の駆
動電流が供給され、マグネット3の磁気を受け、トラッ
キング、フォ−カス方向にホルダ2が駆動される。この
時、対物レンズ1を含むホルダ2の光軸方向Zの重心位
置を、ホルダ2を支持している2本の金属線4の中央に
設定しないと、ホルダ2にロ−リングが発生する。しか
し、一般に対物レンズ1は、その機能目的からZ方向の
一方にホルダ2より突出して配置する必要があるため重
心は2本の金属線4の中央に設定し難い。このため、特
公平6−5580に示す如く、ホルダ2の対物レンズ1
と対向する面に重り8を取付けて重心が2本の金属線4
の中央に設定されるように調整されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、光ピッ
クアップ装置の低価格化の要望に伴い、部品点数や製造
工程の削減が重要となってきているが、前記の従来構成
では、Z方向の重心調整を行うため別部品の重り8が必
要となり、部品点数の増加を招くとともに、製造工程の
工数の増加になり、低価格化の妨げとなっていた。
クアップ装置の低価格化の要望に伴い、部品点数や製造
工程の削減が重要となってきているが、前記の従来構成
では、Z方向の重心調整を行うため別部品の重り8が必
要となり、部品点数の増加を招くとともに、製造工程の
工数の増加になり、低価格化の妨げとなっていた。
【0006】本発明は前記問題点に着目したものであ
り、光ピックアップ装置の低価格化を実現する具体構成
を提供することを目的とする。
り、光ピックアップ装置の低価格化を実現する具体構成
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の光ピックアップ装置は、プリント基板に駆動
コイル線を固定する半田の位置あるいは半田量により、
前記光軸方向Zの重心位置調整を行うことを特徴として
いる。
に本発明の光ピックアップ装置は、プリント基板に駆動
コイル線を固定する半田の位置あるいは半田量により、
前記光軸方向Zの重心位置調整を行うことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】前記構成によれば、駆動コイルの接続に不可欠
な半田接点の位置あるいは半田量の調整により光軸方向
Zの重心位置調整を行うための別部品の重りが廃止でき
るので、部品点数及び製造工程が削減でき、光ピックア
ップ装置の低価格化が実現できる。
な半田接点の位置あるいは半田量の調整により光軸方向
Zの重心位置調整を行うための別部品の重りが廃止でき
るので、部品点数及び製造工程が削減でき、光ピックア
ップ装置の低価格化が実現できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1、図2において、図3および図
4に示した従来例と同一の構成部品には同一の符号を付
している。
しながら説明する。図1、図2において、図3および図
4に示した従来例と同一の構成部品には同一の符号を付
している。
【0010】従来例との差異は、重り8を廃止して、ト
ラッキングコイル6とフォ−カシングコイル7の両駆動
コイルの始端と終端をプリント基板11上の導電パタ−
ン12a、12bとを接続する半田接続点9を半田接続
前の対物レンズ1を含むホルダ2のZ方向の重心に対し
てZ方向にアンバランスになるように設定し、半田接続
後におけるホルダ2のZ軸方向の重心が、金属線4の導
電パタ−ンへの半田接続点10の中央に位置するように
構成したことである。この構成によれば、導電パタ−ン
12a、12bの半田接続点(半田ランド)の位置ある
いはその半田ランドの大きさを変化せしめるのみで、重
心調整用の別部品を必要とせず、かつ新たな作業を追加
することなく、ホルダ2の重心調整が出来るものであ
る。なお、実施例では駆動コイルと導電パタ−ン12
a、12bの半田接続点9のみをアンバランスになるよ
う設定したが、金属線4と導電パタ−ン12a、12b
との半田接続点10をも含めた全接続点9、10全体で
アンバランスに設定すれば良いものである。
ラッキングコイル6とフォ−カシングコイル7の両駆動
コイルの始端と終端をプリント基板11上の導電パタ−
ン12a、12bとを接続する半田接続点9を半田接続
前の対物レンズ1を含むホルダ2のZ方向の重心に対し
てZ方向にアンバランスになるように設定し、半田接続
後におけるホルダ2のZ軸方向の重心が、金属線4の導
電パタ−ンへの半田接続点10の中央に位置するように
構成したことである。この構成によれば、導電パタ−ン
12a、12bの半田接続点(半田ランド)の位置ある
いはその半田ランドの大きさを変化せしめるのみで、重
心調整用の別部品を必要とせず、かつ新たな作業を追加
することなく、ホルダ2の重心調整が出来るものであ
る。なお、実施例では駆動コイルと導電パタ−ン12
a、12bの半田接続点9のみをアンバランスになるよ
う設定したが、金属線4と導電パタ−ン12a、12b
との半田接続点10をも含めた全接続点9、10全体で
アンバランスに設定すれば良いものである。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明の光ピックアップ装
置は、プリント基板導電パタ−ンに駆動コイル線および
金属線を固定する半田位置あるいは半田量の少なくとも
1つをアンバランスにすることにより、光軸方向(Z方
向)の重心位置調整を行うもので、重心調整用の別部品
の重りを廃止し、部品点数や製造工程を削減し、光ピッ
クアップ装置の低価格化を実現出来る。
置は、プリント基板導電パタ−ンに駆動コイル線および
金属線を固定する半田位置あるいは半田量の少なくとも
1つをアンバランスにすることにより、光軸方向(Z方
向)の重心位置調整を行うもので、重心調整用の別部品
の重りを廃止し、部品点数や製造工程を削減し、光ピッ
クアップ装置の低価格化を実現出来る。
【図1】本発明の光ピックアップ装置の一実施例を示す
平面図
平面図
【図2】同実施例の側面図
【図3】従来の光ピックアップ装置を示す平面図
【図4】同従来例の側面図
1 対物レンズ 2 ホルダ 3 マグネット 4 金属線 5 固定部 6 トラッキングコイル 7 フォ−カシングコイル 8 重り 9 半田接続点 10 半田接続点 11 プリント基板 12a、12b 導電パタ−ン
Claims (1)
- 【請求項1】対物レンズを保持するホルダと、そのホル
ダに固定されたフォ−カシングコイルとトラッキングコ
イルと、前記両コイルの始端あるいは終端とそれぞれ半
田接続された導電パタ−ンを有し、前記ホルダの対向す
る両側面にそれぞれ固定されたプリント基板と、一端が
固定部に固定され、他端部が前記対物レンズの光軸方向
に所定の間隔をもって前記導電パタ−ンに半田接続され
ており、前記ホルダを前記光軸方向および光軸に直角方
向に移動可能に保持する4本の金属線とを有し、その金
属線および前記導電パタ−ンを介して前記両コイルに駆
動電流を印加する光ピックアップ装置において、前記導
電パタ−ン上の半田接続の位置と半田量の少なくとも一
方を、その半田接続前のホルダの前記光軸方向の重心に
対して前記光軸方向にアンバランスに設定し、半田接続
後における前記ホルダの前記光軸方向の重心が前記両金
属線の導電パタ−ンの半田接続点の中間に位置するよう
構成した光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP257595A JPH08194957A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP257595A JPH08194957A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194957A true JPH08194957A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11533180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP257595A Pending JPH08194957A (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08194957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100474767B1 (ko) * | 2002-08-06 | 2005-03-10 | 엘지전자 주식회사 | 광픽업 액츄에이터 |
JP2006012399A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Samsung Electronics Co Ltd | 光ピックアップアクチュエータとその製造方法、並びにそれを適用した光ピックアップと光記録及び/または再生機器 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP257595A patent/JPH08194957A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100474767B1 (ko) * | 2002-08-06 | 2005-03-10 | 엘지전자 주식회사 | 광픽업 액츄에이터 |
JP2006012399A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Samsung Electronics Co Ltd | 光ピックアップアクチュエータとその製造方法、並びにそれを適用した光ピックアップと光記録及び/または再生機器 |
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