JP2620589B2 - β−ケトエステルまたはβ−アミドの環状アセタールまたは環状ケタールを含有するポジ型フォトレジスト組成物 - Google Patents

β−ケトエステルまたはβ−アミドの環状アセタールまたは環状ケタールを含有するポジ型フォトレジスト組成物

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JP2620589B2
JP2620589B2 JP7192409A JP19240995A JP2620589B2 JP 2620589 B2 JP2620589 B2 JP 2620589B2 JP 7192409 A JP7192409 A JP 7192409A JP 19240995 A JP19240995 A JP 19240995A JP 2620589 B2 JP2620589 B2 JP 2620589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、β−ケトエステル
またはβ−アミドの環状アセタールまたは環状ケタール
と光分解の条件下で酸を遊離する化合物とを組み合わせ
て含有する組成物に関するものである。本発明の上記組
成物はポジ画像形成および印刷版、プリント回路、集積
回路または銀を含まない写真用フィルム等の製造に使用
できる。
【0002】
【従来の技術】ポジ型フォトレジスト系は既知の技術で
ある。この系の一つは、放射線露光で酸を遊離する化合
物A、さらに酸の影響下で反応が進行する化合物Bおよ
び所望により結合剤とからなる。画像は、フォトレジス
ト系を基材に塗布し、塗布した基材に対し選択された部
分に放射線を露光することにより形成される。化合物A
は露光された部分で分解し、プロトン酸またはルイス酸
を生じる。次にこの酸は化合物Bの化学反応を引き起こ
す。化合物Bは結合剤の溶解阻害剤として作用し、すな
わち結合剤は全く溶解しないか、または適当な溶媒(現
像液)中でわずかに溶解するのみである。この分解の
後、化合物Bはこの特性を失い、露光された部分は現像
液に溶解し、一方、層の非露光部分はそのまま残る。上
記の原理に従って作用するポジ型フォトレジスト系は例
えば西ドイツ国特許公開公報第2718254号または
米国特許第3779778号明細書に明記されている。
この特許の中で使用されている溶解阻害剤は特別なアセ
タールまたはケタールである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の種類の画像形成
系には、形成後の画像の品質に影響を与える多くのパラ
メーターがある。そのようなパラメーターは例えばフォ
トレジストの分光感度または光重合の量子収率(変性し
た溶解阻害剤の数/吸収された放射線量)、基材への露
光されていない層の接着または層の露光された部分と露
光されない部分との溶解度の差および現像液等である。
ポシ型フォトレジストに使え、しかも一方では0.5な
いし10μmの非常に薄い層を、他方では100μmま
での非常に厚い層を得ることを可能にする組成物を供給
することは特に要望されている。さらに、露光された部
分と露光されなかった部分との溶解度の差ができるだけ
大きくなることを可能にする系が要望されている。そこ
で、本発明は、そのような要望に応えることができるポ
ジ型フォトレジスト用の組成物の提供を課題としてなさ
れたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、次
式I:
【化2】 〔式中、RおよびRは互いに独立して水素原子、炭
素原子数1ないし8のアルキル基、フェニル基、ナフチ
ル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素
原子数7ないし14のアリールアルキル基または炭素原
子数7ないし14のアルキルアリール基を表し、これら
の有機基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ
基、ニトロ基、シアノ基およびアミノ基からなる群から
選択される1ないし3個の基で置換されていてもよく、
、R、R、R、RおよびRは互いに独立
して水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基
を表し、Xは次式:−0−または−NR−(式中、R
は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基
を表す)で表される基を表し、nはゼロまたは1を表
し、mは2、3または4を表し、そしてQは原子価mの
脂肪族基、脂環式基、芳香族基、芳香脂肪族基または5
もしくは6員の複素環式基を表し、分子内に種々のエス
テルまたはアミド基が存在する場合には、上記定義の範
囲内の基RないしRは異なっていてもよく、そして
nがゼロである場合は、端の2つの炭素原子は直接結合
し5員の複素環式基を形成する〕で表される化合物、お
よび (b)化学線を露光した場合に酸を遊離する化合物、か
らなる、アルカリ水溶液で現像可能なポジ型フォトレジ
スト組成物に関するものである。
【0005】本発明の上記組成物はさらに、付加的な成
分(c)として結合剤を含有してもよい。
【0006】まず、本発明において使用される上記式I
で表される化合物について説明する。R1 およびR2
炭素原子数1ないし8のアルキル基を表す場合は、直鎖
または分岐鎖のアルキル基である。そのような基は、例
えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、第2ブチル基、n−ペンチル基、
イソアミル基、n−ヘキシル基またはn−オクチル基で
ある。直鎖アルキル基が好ましく、メチル基が特に好ま
しい。さらに、R1 はフェニル基および水素原子が好ま
しい。R2 は好ましくは水素原子である。R3 ないしR
8 が炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す場合は、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基
またはn−ブチル基であってよく、メチル基が好まし
い。R3 ないしR8 は好ましくは水素原子である。
【0007】RおよびRが炭素原子数5ないし7の
シクロアルキル基を表す場合は、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基またはシクロヘプチル基であってよく、
シクロヘキシル基が特に好ましい。RおよびRが炭
素原子数7ないし14のアリールアルキル(アルアルキ
ル)基を表す場合は、ベンジル基、α−メチルベンジル
基、α,α−ジメチルベンジル基または2−フェニルエ
チル基であってよく、ベンジル基が好ましい。Rおよ
びRが炭素原子数7ないし14のアルキルアリール
(アルカリール)基を表す場合は、o−、m−またはp
−トリル基、キシリル基またはメシチル基であってよ
く、トリル基が好ましい。RおよびRがハロゲン原
子、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基
およびアミノ基からなる群から選択される1ないし3個
の基で置換された有機基を表す場合は、2−ヒドロキシ
エチル基、2−または3−ヒドロキシプロピル基、2
−、3−または4−ヒドロキシフェニル基、2−クロル
エチル基または2−ブロムエチル基、2−、3−または
4−クロルフェニル基、2−、3−または4−クロルベ
ンジル基、2−、3−または4−ニトロフェニル基、2
−、3−または4−シアノフェニル基および2−、3−
または4−アミノフェニル基であってよい。
【0008】Qは2価、3価または4価の有機基であ
る。2価の有機基Qは例えば次式:−O−または−S−
で表されるような異原子を基中に介在した直鎖または分
岐鎖アルキレン基からなる。炭素原子数2ないし18の
直鎖または分岐鎖アルキレン基である次式:Cn 2n
(式中、nは2ないし18を表す)で表されるものが好
ましく、炭素原子数2ないし12の直鎖アルキレン基が
特に好ましい。このタイプの基は例えばエチレン基、ト
リメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、
ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン
基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレ
ン基またはドデカメチレン基である。
【0009】適当な2価の有機基Qはまた、置換または
非置換シクロアルキレン基である。アルキル基で置換さ
れたシクロアルキレン基のアルキル部分は、例えば次
式:−CH2 −C6 10−CH2 −で表される基のよう
に鎖の一部を形成していても、また、次式:−(C
3 )C6 8 (CH3 )−で表される基のように水素
原子の位置で置換基を形成していてもよい。好ましい有
機基はシクロヘキシレン基から誘導される基、すなわち
1,2−、1,3−または1,4−シクロヘキシレン基
であり、また、ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ンから2個のヒドロキシ基を脱離したものの誘導体でも
ある。相当する1,4−シクロヘキシレン誘導体が特に
好ましい。
【0010】Qの可能な2価の有機基は置換または非置
換単環アリーレン基でもある。そのような例はo−、m
−またはp−フェニレン基またはビス(ヒドロキシメチ
ル)フェニル誘導体から2個のヒドロキシ基を脱離した
ものから誘導される化合物である。最後に示した基の好
ましい例は、相当する1,3−または1,4−誘導体で
ある。2価の芳香族基Qはまた、縮合または直線状に融
合した数個の芳香族基を含有する化合物を包含する。こ
れらの化合物は、特に次式:
【化3】 (式中、Yは次式:−CH2 −、−C(CH3 2 −、
−O−、−S−、−SO2 −または−CO−で表される
基を表す)で表される化合物を包含する。2価の複素環
式基Qは、例えばフラン、ピラン、チオフェンまたはs
−トリアジンから誘導される。
【0011】3価の有機基Qは、例えば一般式:Cn
2n-1で表される3価の飽和脂肪族基である。そのような
基は3ないし9個の炭素原子を含む。式Iの分子の残り
の部分への結合は別々の炭素原子を介する。好ましい基
は、グリセロールまたはトリメチロールプロパンから誘
導される。しかし、3価の基は脂環式基または芳香族基
をも含んでよい。このタイプの好ましい基は1,3,5
−トリメチロールベンゼンから、または相当する水素添
加シクロヘキサン誘導体からも誘導される。
【0012】4価の有機基Qは、例えば一般式:Cn
2n-2で表される4価の飽和脂肪族基である。そのような
基は4ないし9個の炭素原子を含む。この基の好ましい
例はペンタエリトリトールから誘導される。式Iの分子
の残りの部分への結合は別々の炭素原子を介する。しか
し、4価の基は芳香族基または脂環式基をも含んでよ
い。このタイプの好ましい基は、1,2,4,5−テト
ラメチロールベンゼンもしくは3,3’,4,4’−テ
トラメチロールベンゾフェノンから、または相当する
1,1’,2,2’−誘導体からも誘導される。しか
し、4価の基は上記の芳香族テトラメチロール化合物の
相当する水素添加脂環式誘導体から誘導されてもよい。
【0013】式Iで表される化合物の中で好ましいもの
は、R1 およびR2 が互いに独立して水素原子、炭素原
子数1ないし4のアルキル基またはフェニル基を表し、
3、R4 、R5 およびR6 が互いに独立して水素原子
またはメチル基を表し、Xが次式:−O−または−NH
−で表される基を表し、nがゼロ、mが2または3を表
し、Qが原子価mの脂肪族基、脂環式基または芳香脂肪
族基を表す化合物である。
【0014】式Iで表される化合物の中でさらに好まし
いものは、R1 およびR2 が互いに独立して水素原子、
メチル基またはフェニル基を表し、R3 、R4 、R5
よびR6 が水素原子を表し、Xが次式:−O−または−
NH−で表される基を表し、nがゼロ、mが2を表し、
Qが炭素原子数2ないし18のアルキレン基、キシリレ
ン基およびヘキサヒドロキシリレン基からなる群から選
択される2価の基を表す化合物である。
【0015】式Iで表される化合物の中で特に好ましい
ものは、R1 およびR2 が互いに独立して水素原子、メ
チル基またはフェニル基を表し、R3 、R4 、R5 およ
びR 6 が水素原子を表し、Xが次式:−O−または−N
H−で表される基を表し、nがゼロ、mが3を表し、Q
がトリメチロールプロパンまたはグリセロールからアル
コールを脱離して誘導される基を表す化合物、そしてR
1 およびR2 が互いに独立して水素原子、メチル基また
はフェニル基を表し、R3 、R4 、R5 およびR6 が水
素原子を表し、Xが次式:−O−または−NH−で表さ
れる基を表し、nがゼロ、mが4を表し、Qがペンタエ
リトリトールからアルコールを脱離して誘導される基を
表す化合物である。
【0016】式Iで表される化合物の中でとりわけ好ま
しいものは、nがゼロを表す化合物、およびmが2また
は3を表す化合物である。その他の好ましいものは、上
記式I中、R1 がメチル基を表し、そしてR2 ないしR
8 が水素原子を表す化合物である。式Iで表されるエス
テル、すなわちXが次式:−O−で表される基を表す化
合物が最も好ましい。
【0017】式Iで表されるβ−アセタールエステルま
たはアミドはそれ自体は公知の方法で製造される。一つ
の変法において、下に示す反応式1のように、式11で
表されるβ−ケトエステルまたはアミドを式IIIで表
されるジオールと反応させると、相当するアセタールま
たはケタールが生成する:
【化4】 (式中、RないしR、XおよびQの基とmおよびn
の文字は上で定義したものと同じ意味を表す。)
【0018】この反応は酸触媒の存在下で行われる。そ
のような触媒の例は、無機酸例えば塩酸、硫酸、硝酸ま
たはリン酸であり、有機酸例えばp−トルエンスルホン
酸である。上記反応は溶媒の存在下または不在下で行わ
れる。溶媒は通常有機不活性溶媒である。そのような溶
媒の例はハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンまたは塩化ベ
ンゼン、および芳香族溶媒、例えばベンゼン、トルエン
またはキシレンである。特定の反応を行うための溶媒の
選択は、各々の反応物に依存し、そして当業者により通
常の実験により決定され得る。
【0019】式IIで表されるβ−ケトエステルまたは
アミドおよび式IIIで表されるジオールはそれ自体公
知の化合物である。あるものは市販されており、また、
少なくとも有機化学の通常の反応により製造できる。例
えば、式IIで表される化合物は適当なアルコールまた
はアミンとジケテンとを反応させることにより製造でき
る。式Iで表される化合物を得る別の可能な方法は下の
反応式2に示したように、式IVで表されるβ−アセタ
ールまたはβ−ケタールエステルと式Vで表される多価
アルコールとのエステル交換、または式IVで表される
エステルを式Vで表される多価アミンでアミド化するこ
とからなる:
【化5】 (式中、R1 ないしR8 、XおよびQの基とmおよびn
の文字は上で定義したものと同じ意味を表す。Rは1価
の炭化水素基、好ましくは炭素原子数1ないし4のアル
キル基、最も好ましくはメチル基またはエチル基を表
す。)
【0020】反応式2に示したエステル交換またはアミ
ド化はそれ自体公知のものであり、そして通常塩基また
は酸触媒、例えば水酸化ナトリウム水溶液の存在下で行
われる。反応式1に示したアセタール化と同様に、この
反応も溶媒の存在下または不在下で行われ得る。式Vで
表される出発物質はそれ自体公知であり、あるものは市
販されている。式IVで表されるエステルは反応式1に
略記した方法で製造することができる。
【0021】既に記載したように、式Iで表される化合
物はポジ型フォトレジストの製造に用いることができ
る。従って、本発明は、(a)上で定義したような式I
で表される化合物、(b)化学線を露光した場合酸を遊
離する化合物、および(c)所望により結合剤とからな
る組成物に関するものである。式Iで表されるβ−アセ
タールまたはβ−ケタールの量は組成物の全量に対して
通常5ないし50重量%である。好ましくは10ないし
40重量%である。
【0022】露光に際して酸を形成または分離する感光
性化合物は数多く知られている。それらは例えばジアゾ
タイプを製造する際に使用されるジアゾニウム塩、既知
の陽画複写組成物に使用されるo−キノンジアジドまた
は放射線に対しての暴露でハロゲン化水素酸を形成する
ハロゲン化合物である。このタイプの化合物は例えば米
国特許第3515552号、同第3536489号およ
び同第3779778号並びに西ドイツ国特許公開公報
第2718259号、同第2243621号および同第
2610842号明細書に開示されている。
【0023】本発明の組成物の適当な感光性成分(b)
はまた、ヨードニウム塩またはスルホニウム塩からなる
群から選択される陽イオン光開始剤である。そのような
化合物は、例えば「紫外線硬化,科学と技術 (UV-Curin
g, Science and Technology)」(エス.ピー.パパス編
集,テクノロジー・マーケティング社,米国コネチカッ
ト州スタンフォード,ウエストオーバーロード642)
に記載されている。特にジアリールヨードシル塩が使用
されてもよい。そのような化合物は例えば欧州特許出願
EP−A106797号明細書に開示されている。感光
性化合物としてのスルホキソニウム塩を使用することも
可能である。そのような塩は例えば欧州特許第3596
9号明細書または欧州特許出願EP−A44274号お
よび同54509号明細書に開示されている。特に適当
なスルホキソニウム塩は例えば欧州特許出願EP−A1
64314号明細書に開示されている脂肪族スルホキソ
ニウム塩である。特に有用な化合物はまた、化学線に露
光するとスルホン酸を形成するものである。そのような
化合物はそれ自体公知であり、英国特許出願第2120
263号、欧州特許出願EP−A84515号、同37
152号および同58638号並びに米国特許第425
8121号および同第4371605号に開示されてい
る。
【0024】感光性酸供与体(b)として使用される塩
は、好ましくは有機溶媒に可溶なものである。最も好ま
しくは、これらの塩は酸錯体、例えばヒドロフルオロホ
ウ酸またはヘキサフルオロリン酸との分離生成物であ
る。感光性混合物の性質および組成に応じて、本発明の
組成物中の感光性成分(b)の量を広範囲にわたり変え
ることができる。成分(b)の量が全固体重量の約0.
1ないし10重量%で良好な結果が得られる。10μm
以上の厚い層には、酸供与体の使用を相当して少なくす
ることが望ましい。酸供与体を放射感受性成分の全固体
重量の0.2ないし5重量%使用することが好ましい。
【0025】結合剤(c)は本発明のポジ型フォトレジ
ストに添加されてもよい。そのような添加は感光性組成
物が液体または低粘性混合物である場合は、いつでも特
に必要とされる。結合剤(c)の量は、化合物(a)、
(b)および(c)の全重量の30ないし90重量%、
好ましくは60ないし90重量%であってよい。結合剤
の選択は、用途および必要条件、例えば水性または水性
/有機性溶媒系での現像能または基材への付着に従って
行われる。
【0026】適当な結合剤(c)は例えばアルデヒド、
好ましくはアセトアルデヒドまたはフルフルアルデヒ
ド、さらに好ましくはホルムアルデヒドとフェノールと
から誘導されるノボラックである。これらの結合剤のフ
ェノール部分は、好ましくはフェノール自身またはハロ
ゲン化フェノール、例えば1または2個の塩素原子で置
換された化合物、好ましくはp−クロルフェノール、ま
たは1もしくは2個の炭素原子数1ないし9のアルキル
基で置換されたフェノール、例えばo−、m−、p−ク
レゾール、キシレノール、p−第三ブチルフェノールま
たはp−ノニルフェノールである。ノボラックのフェノ
ール成分として、好ましくはp−フェニルフェノール、
レゾルシノール、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタ
ンまたは2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パンであってよい。これらノボラックのフェノール性ヒ
ドロキシ基を有するものはクロル酢酸、イソシアネー
ト、エポキシまたは無水カルボン酸との反応により変性
させることもできる。
【0027】さらに適当な結合剤は例えば無水マレイン
酸とスチレンまたはビニルエーテルまたは1−アルケン
とのコポリマー、並びにアクリル酸またはメタクリル酸
のエステルとエチレン系不飽和酸、例えばメタクリル酸
またはアクリル酸とのコポリマーである。結合剤として
アルカリ可溶性物質を使用することは好ましい。例えば
ノボラック(上記のように変性されていないもの、また
は変性されたもの)またはアクリレートおよびメタクリ
レートのコポリマー、例えばメチルメタクリレート/エ
チルアクリレート/メタクリル酸のコポリマーである。
さらに、ジアゾケトンをベースとするポジ系では通常行
われるように補助的な樹脂をこれらのアルカリ可溶性結
合剤に加えてもよい。これらの補助的な樹脂は例えばポ
リビニルアセテート、ポリアクリレート、ポリ(アルキ
ルメタクリレート)またはポリ(アルキルアクリレー
ト)(ここでアルキル基は炭素原子数1ないし20のも
のを意味する)、ポリビニルエーテルまたはポリビニル
ピロリドンのようなビニルポリマーである。しかし、一
般的にこれら樹脂の添加量はアルカリ可溶性結合剤の全
重量に対して20重量%以下である。
【0028】本発明の組成物は、さらに通常の改質剤、
例えば安定剤、顔料、染色剤、充填剤、定着剤、均展
剤、湿潤剤および可塑剤を含有してもよい。施用に際し
て組成物を適当な溶媒に溶解してもよい。本発明の組成
物は、あらゆる基材、例えば木材、布地、紙、陶磁器
(セラミックス)、ガラス、プラスチック(例えばポリ
エステル,ポリエチレンテレフタレート,ポリオレフィ
ンまたは酢酸セルロース,好ましくはフィルムであるも
の)、並びに金属(アルミニウム,銅,ニッケル,鉄,
亜鉛,マグネシウムまたはコバルト)、およびケイ素お
よび二酸化ケイ素への塗布剤としての使用には極めて適
しており、この基材上で、画像様に露光することにより
画像を形成することが望ましい。塗布された基材は本発
明のもう一つの目的を構成する。
【0029】すなわち、本発明は、(a)上で定義され
た感光性組成物を基材に塗布する工程、(b)塗布した
基材に対して予め規定されたパターンに化学線を露光す
る工程、および(c)露光した基材を現像する工程から
なるポジ画像形成方法にも関するものである。塗布した
基材は例えば組成物の溶液または懸濁液で処理すること
により製造することができる。
【0030】溶媒および濃度の選択は、組成物の性質お
よび用いられる塗布方法に主に依存している。溶液は公
知の塗布方法、例えば遠心処理、浸潤、ナイフ塗布、流
し塗、ハケ塗、スプレーおよびローラー塗により基材に
均一に施用される。感光性層を一時的な可撓性支持体に
施用し、次に最終的基材に施用することも可能であり、
例えば積層による塗布移送による銅張り回路板に塗布す
ることも可能である。
【0031】感光性組成物の添加(層の厚さ)および基
材(層の支持体)の性質は所望する適用分野によって決
定される。本発明の組成物の特に有利な点は、層の厚さ
を広い範囲で変えることができることである。この層の
厚さの範囲は、約0.5μmないし100μm以上であ
る。10μmを越える層厚のものはナフトキノンジアジ
ドをベースとする従来のポジ型フォトレジスト系の使用
では、もはや不可能である。
【0032】本発明の組成物のエレクトロニクス分野
(ガルバノレジスト,放電レジスト,はんだ止めレジス
ト)におけるフォトレジストとして、印刷版、例えばオ
フセット版またはシルクスクリーン印刷フォーム、モー
ルドエッチングの製造用として、または集積回路製造用
のミクロレジストとして使用可能である。可能な基材お
よび塗布した基材の製造条件はそれぞれ異なる。例え
ば、ポリエステルのシート、酢酸セルロース、プラスチ
ック塗布紙は写真による情報の記録に使用される。特に
処理されたアルミニウムは、オフセットフォームおよび
プリント回路製造用の銅張り積層板に使用される。写真
基材およびオフセットフォームの層の厚さは約0.5な
いし10μmであり、そしてプリント回路の層の厚さは
1ないし約100μmである。
【0033】基材に塗布された後、基材にフォトレジス
トの層を製造するために、乾燥により溶媒は通常除去さ
れる。基材の通常の画像様の露光の後、フォトレジスト
の露光された部分は現像液で洗浄除去される。現像液の
選択はフォトレジストの性質、特に使用された結合剤の
性質または光分解の生成物の性質に依存している。現像
液は有機溶媒または溶媒の混合物に添加された塩基の水
溶液から構成されていてもよい。現像液として塩基の水
溶液を使用することは好ましい。塗布した基材の露光し
なかった部分でのβ−アセタールまたはβ−ケタールエ
ステル(または相当するアミド)の分解を起こし、結果
としてフォトレジストの層全体が脱離するので、酸は使
用できない。
【0034】特に適当な現像液はナフトキノンアジド層
の現像に使用された水溶性アルカリ溶液である。これら
は特にアルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ金属リン酸塩お
よびアルカリ金属水酸化物の水溶液を包含する。少量の
湿潤剤および/または有機溶媒をこれらの溶液に添加し
てもよい。現像液に添加できる典型的な有機溶媒は例え
ばシクロヘキサン、2−エトキシエタノール、トルエ
ン、アセトンおよびそれら2種または2種以上の混合物
である。典型的な水性/有機性現像液系はブチルセロソ
ルブ/水(最大含水量:30重量%)に基づいたもので
ある。
【0035】「予め規定されたパターンに化学線を露光
する」という表現は、予め規定されたパターンを有する
フォトマスク、例えば写真の透明画を通しての露光およ
び画像を形成するための塗布した基材の表面を理論制御
により動かされるレーザー光線への露光を意味すると理
解されるであろう。
【0036】本発明の組成物の感光性は通常紫外部(約
200nm)ないし約600nmに及び、このように非
常に広い範囲である。適当な光源は非常に多くの変化に
富んだものからなる。点光源および反射ランプ配列も適
当である。例えば、炭素アーク、キセノンアーク、ハロ
ゲン原子(金属ハロゲン化物ランプ)でドープ処理され
てもよい水銀蒸気ランプ、蛍光ランプ、アルゴングロー
ランプ、電子フラッシュランプおよび写真投光ランプで
ある。ランプと画像基材との距離は、用途およびランプ
の種類に依存して実質的に変えてよく、例えば2cmな
いし150cmである。特に適した光源はレーザー光源
であり、例えば457、476、488、514、52
8nmに強力な放出線を示すアルゴンイオンレーザーま
たはクリプトンイオンレーザーである。このようなタイ
プの露光ではレーザー光線は直接層に像を描くので感光
性ポリマー層と接触させるフォトマスクはもはや必要で
はない。本発明の組成物の高感受性は、この点において
非常に有利で、比較的低強度での高速記録を可能にす
る。この方法は電子工業用のプリント回路、平版オフセ
ット版またはレリーフ印刷版および写真画像記録基材を
製造するために使用される。
【0037】感光性組成物は、電磁スペクトルの特定の
範囲内でスペクトル感受性を増加させる増感剤を含有し
てもよい。そのような増感剤は例えばミヒラーケトン、
ベンゾフェノン、チオキサントンまたは芳香族炭化水
素、例えばアントラセン、ピレンまたはペリレンであ
る。
【0038】電子線の放射は画像形成の別の方法であ
る。電子線は本発明の組成物を分解および架橋すること
もでき、もし露光されない部分が溶媒によって、または
原画なしの露光および現像によって除去されるならば、
ネガ画像を完全に形成する。低強度および/または高速
記録において電子線はより高い溶解度を示すという差異
をもたらす。すなわち、層の露光された部分が現像液に
より除去される。もし、この過程が電子線で行われる
と、適当な酸供与体は、可視および近紫外光として知ら
れる高感度光分解線に加えて、吸収範囲が電磁スペクト
ルのより短波長側にあり、それ故に太陽光線に対し、よ
り低い感光性を示す。これの有利な点は、記録基材を光
の排除なしに扱うことができること、および基材の貯蔵
安定性が改善されることである。そのような出発材料は
例えばトリブロムメチルフェニルスルホン、2,2’,
4,4’,6,6’−ヘキサブロムジフェニルアミン、
ペンタブロムエタン、2,3,4,5−テトラクロルア
ニリン、ペンタエリトリトールテトラブロミド、クロフ
ェン樹脂W、すなわちクロルターフェニル樹脂または塩
化パラフィンである。本発明の組成物は利用範囲が非常
に広い。特に高分解能写真平版画像形成を望む場合に使
用される。
【0039】従って、本発明は印刷版、プリント回路ま
たは集積回路製造用および銀を含有しない写真用フィル
ム製造用のポジ型フォトレジストとして、上で定義した
ような組成物の適用にも関するものである。さらに、本
発明は、該組成物により得られた印刷版、プリント回
路、集積回路または銀を含有しない写真用フィルムにも
関するものである。
【0040】
【実施例】
製造実施例 実施例1
【化6】 攪拌棒、蒸留塔および窒素ガス注入口を備えた反応装置
中でエチルアセトアセテートエチレンアセタール52
2.6g(3モル)、1,10−デカンジオール17
4.3g(1モル)およびシアン化カリウム7.0gか
らなる混合物を140℃に加熱し、生じたエチルアルコ
ールを窒素ガスを弱く通して140℃で5時間蒸留除去
する。反応混合物を冷却後、トルエン300mlで希釈
し、炭酸ナトリウムの飽和水溶液および塩化ナトリウム
の飽和溶液で洗浄し、炭酸カリウム上で乾燥する。溶媒
をロータリーエバポレーターで除去し、残留物を150
℃高真空中に2時間保持し、その間に過剰のエチルアセ
トアセテートアセタールを蒸留除去すると(蒸留物約1
50g)、上記反応式のように反応が進行し、褐色油状
の所望のアセタールジエステル409g(収率95%)
を得る。
【0041】元素分析値 理論値:C61.37%,H8.90% 実測値:C61.12%,H8.96% 薄層クロマトグラフィー 吸着剤:シリカゲル 展開溶媒:塩化メチレン/メタノール=95/5(体積
比) 呈色試薬:過マンガン酸カリウム溶液 結果:主スポット(生成物)1個および二次生成物の淡
いスポット1個。1 H−NMRスペクトル(100MHz;CDCl3 ) δ値(ppm)1.5(s+m,22H);2.7
(s,4H);4.0(s+m,12H)。
【0042】実施例2
【化7】 アセト酢酸エチルエチレンアセタール20.9g(0.
12モル)、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロ
ヘキサンシス体・トランス体混合物(トランス体80
%)7.2g(0.04モル)、シアン化カリウム0.
28gを用い、実施例1の手順で行うと、上記反応式の
ように反応が進行し、褐色油状の所望のアセタールジエ
ステル11.6g(収率72%)を得る。
【0043】元素分析値 理論値:C59.93%,H8.05% 実測値:C60.15%,H8.06% 薄層クロマトグラフィー 結果:主スポット1個および二次生成物の淡いスポッ
ト。1 H−NMRスペクトル(100MHz;CDCl3 ) δ値(ppm)1.5(s+m,16H);2.7
(s,4H);4.0(s+m,12H)。
【0044】実施例3
【化8】 アセト酢酸エチルエチレンアセタール10.45(0.
06モル)、1,4−ベンゼンジメタノール2.76g
(0.02モル)、シアン化カリウム0.13gを用
い、実施例1の手順で行うと、上記反応式のように反応
が進行し、黄色油状の所望のアセタールジエステル6.
25g(収率79%)を得る。
【0045】元素分析値 理論値:C60.90%,H6.64% 実測値:C61.47%,H6.68% 薄層クロマトグラフィー 結果:主スポット1個および二次生成物の淡いスポッ
ト。1 H−NMRスペクトル(100MHz;CDCl3 ) δ値(ppm)1.5(s,6H);2.7(s,4
H);4.0(s,8H);5.1(s,4H);7.
3(s,4H)。
【0046】実施例4
【化9】 アセト酢酸エチルエチレンアセタール10.45(0.
06モル)、1,3−ベンゼンジメタノール2.76g
(0.02モル)、シアン化カリウム0.13gを用
い、実施例1の手順で行うと、上記反応式のように反応
が進行し、黄色油状の所望のアセタールジエステル6.
15gを得る。
【0047】元素分析値 理論値:C60.90%,H6.64% 実測値:C61.27%,H6.74% 薄層クロマトグラフィー 結果:主スポット1個および二次生成物の淡いスポッ
ト。1 H−NMRスペクトル(100MHz;CDCl3 ) δ値(ppm)1.5(s,6H);2.7(s,4
H);4.0(s,8H);5.1(s,4H);7.
3(s,4H)。
【0048】実施例5
【化10】 ベンゾイル酢酸エチルエチレンケタール18.90
(0.08モル)、トリメチロールプロパン2.68g
(0.02モル)、シアン化カリウム0.17gを用
い、実施例1の手順で行うと、上記反応式のように反応
が進行し、褐色樹脂である所望のアセタールトリエステ
ル10.0g(収率71%)を得る。
【0049】元素分析値 理論値:C66.47%,H6.29% 実測値:C67.01%,H6.21%1 H−NMRスペクトル(100MHz;CDCl3 ) δ値(ppm)0.5−2.0(m);3.0(s+
m);3.5−5.0(m);5.9(s);7.3
(m)。
【0050】実施例6
【化11】 ベンゾイル酢酸エチルエチレンケタール27.35g
(0.12モル)、エチレングリコール3.10g
(0.05モル)およびナトリウムメトキシドのメタノ
ール溶液(30%)0.74gを用い、実施例1の手順
で行うと、上記反応式のように反応が進行し、無色油状
の所望のアセタールジエステル17.5g(収率79
%)を得る。
【0051】元素分析値 理論値:C65.15%,H5.92% 実測値:C65.32%,H5.88% 薄層クロマトグラフィー 結果:主スポット1個および二次生成物の淡いスポット
2個。1 H−NMRスペクトル(100MHz;CDCl3 ) δ値(ppm)3.0(m,4H);3.5−4.8
(m,12H);7.3(m,10H)。
【0052】実施例7
【化12】 1,12−ジアミノドデカン20.0g(0.10モ
ル)のエチルアルコール150ml中の溶液を0℃に冷
却し、これに冷却しながら約1時間かけてジケテン1
8.0g(0.21モル)を滴下して添加する。この白
色懸濁液をエチルアルコール150mlで希釈し、濾過
する。濾過残渣はエチルエルコール250mlを用い、
熱し、再び結晶化させ、乾燥させ(真空中45℃24時
間)、融点155ないし156℃の無色結晶であるビス
(アセトアセトアミド)30g(収率81%)を得る。 元素分析値 理論値:C65.19%,H9.85%,N7.60% 実測値:C65.25%,H9.73%,N7.57%
【0053】
【化13】 (a)で得られたビス(アセトアセトアミド)29.5
g(0.08モル)、エチレングリコール11.9g
(0.19モル)、p−トルエンスルホン酸0.16
g、クロルベンゼン30ml、ベンゼン15mlの混合
物を水分離器中で8時間還流する(4時間後、エチレン
グリコール2mlをさらに添加する)。反応物を室温ま
で冷却し、懸濁液を濾過する。濾過固体を乾燥させ(真
空中80℃で4時間)、融点92ないし103℃の無色
結晶である所望のアセタールジアミド34.0g(収率
93%)を得る。
【0054】元素分析値 理論値:C63.13%,H9.71%,N6.14% 実測値:C63.18%,H9.71%,N6.03% 薄層クロマトグラフィー 吸着剤:シリカゲル 展開溶媒:塩化メチレン/メタノール=95/5(体積
比) 呈色試薬:ヨウ素 結果:主スポット(生成物)1個1 H−NMRスペクトル(100MHz;CDCl3 ) (a)δ値(ppm)1.1(m);2.1(s);
2.8−3.5(m) (b)δ値(ppm)1.1(m,26H);2.6
(s,4H);3.3(m,4H);4.0(s,8
H);6.5(s(ブロード),2H)。
【0055】使用実施例 使用される現像液の成分 現像液A: ・メタケイ酸ナトリウム五水和物 75.0g ・スプロニック(Supronic, 登録商標)B50〔ABM
ケミカルズ社,英国チェシャー州SK61PQ/GB,
ストックポート〕;非イオン性湿潤剤 0.4g ・脱イオン水 925g 現像液B:現像液A+水=4+1(体積比) 現像液C:現像液A+水=1+1(体積比)
【0056】実施例I 塗布溶液: ・アルノボール(Alnovol,登録商標)PN430(ヘキ
スト社製のノボラック)のエチルグリコールアセテート
中25%溶液 8.00g ・実施例1のアセタールジエステルのエチルグリコール
アセテート中の25%溶液 2.00g ・次式:
【化14】 で表される化合物 0.125g ・オラゾールレッドB染色剤(チバガイギー) 0.0
125g
【0057】アプリケーターで陽極処理し電気分解的に
粗面にしたアルミニウムシート(オフセット版基材)に
対し、上記塗布溶液を厚さ20μmの湿潤フィルム状に
塗布し、このフィルムを80℃で15分間乾燥する。こ
れにより4g/m2 の乾燥塗膜を得る。露光をオフセッ
ト版複写(UGRAウエッジ,スイス国)では通例であ
る試験用ウエッジを通して行う。光源は5000ワット
の金属ハロゲン化物ランプ(シルバニアM061)で、
真空フレームから65cmの距離とする。露光した塗膜
は綿毛で静かに擦ることにより現像液Cで現像する。 結果: 露光時間:60秒 現像時間:20℃,現像液Cで30秒 ハーフトーン・ウエッジ・ステップ:1ないし3段目が
除去され、4ないし6段目が侵食された。露光されない
表面は現像液C中で4分後も侵食されない。
【0058】実施例IIないしVI 露光試験を実施例Iに記載したように試験用ウエッジを
通して行う。しかし、別のアセタールジエステルを使用
した。結果を表1にまとめて示す。
【表1】
【0059】実施例VII 本実施例はプリント回路板製造用に銅板に塗布したもの
を示す。 塗布溶液:実施例Iで製造した塗布溶液を使用する。こ
の溶液を清浄な銅張りプリント回路板にアプリケーター
を用いて塗布する(20μm湿潤フィルム)。次にこの
塗膜を80℃で15分間乾燥する。露光は実施例Iに記
載した器具を用い、ストーファー感受性ガイドを通して
60秒間行われる(光学濃度の増加は0.15)。 結果: 露光時間:60秒 現像時間:20℃,現像液Cで6秒 ハーフトーン・ステップ:1ないし4段目が除去され、
5ないし7段目が侵食された。 現像されたレジスト画像は通常の溶液(例えば塩化第二
鉄溶液)中で銅を除去したエッチングのエッチングマス
クとして使用することができる。
【0060】実施例VIII 本実施例は銅板に厚い層(50μm)の製造およびその
加工を示す。 塗布溶液: ・アルノボール(Alnovol,登録商標)PN430のエチ
ルグリコールアセテート中50%溶液 4.00g ・実施例1のアセタールジエステルのエチルグリコール
アセテート中の50%溶液 1.00g ・次式:
【化15】 で表される化合物 0.125g ・オラゾールレッドB染色剤(チバガイギー) 0.0
125g
【0061】銅張りプリント回路板にアプリケーターを
用いて上記塗布溶液を実施例1のように塗布する(10
0μm湿潤フィルム)。塗布したものを100℃で30
分間乾燥する。感光層は約50μmの厚さである。露光
は実施例1に記載した光源を使用して行う。ストーファ
ーテストウエッジ(実施例VII)をパターン発生器お
よび導電性パターンとして使用する。 結果: 露光時間:60秒 現像時間:20℃,現像液Cで4分 ハーフトーン・ステップ:1ないし5段目が除去され、
6ないし7段目が侵食された。 現像されたレジスト画像は例えば半添加法用のガルバノ
レジストに使用することができる。50μmの厚さの層
に対し、60秒という短い露光時間は注目に値する。
【0062】実施例IX 本実施例は、酸供与体としてジフェニルヨードニウムヘ
キサフルオロホスフェートの代わりに2−(4−メトキ
シスチリル)−4,6−ビストリクロルメチル−s−ト
リアジン(西ドイツ国特許公開公報第2243621号
の実施例1)を使用する以外は、実施例Iと同様の手順
で行う。光源は75cmの距離にある2000ワットの
金属ハロゲン化物ランプである。 結果: アセタールジエステル:実施例Iに同じ 乾燥塗布物:4.6g/m 露光時間:60秒 現像液:現像液A 現像時間:180秒 ハーフトーン・ウエッジ:1ないし3段目が除去され、
4ないし5段目が侵食された。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)次式I: 【化1】 〔式中、RおよびRは互いに独立して水素原子、炭
    素原子数1ないし8のアルキル基、フェニル基、ナフチ
    ル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、炭素
    原子数7ないし14のアリールアルキル基または炭素原
    子数7ないし14のアルキルアリール基を表し、これら
    の有機基はハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ
    基、ニトロ基、シアノ基およびアミノ基からなる群から
    選択される1ないし3個の基で置換されていてもよく、 R、R、R、R、RおよびRは互いに独立
    して水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基
    を表し、 Xは次式:−0−または−NR−(式中、Rは水素
    原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す)
    で表される基を表し、 nはゼロまたは1を表し、 mは2、3または4を表し、そして Qは原子価mの脂肪族基、脂環式基、芳香族基、芳香脂
    肪族基または5もしくは6員の複素環式基を表し、 分子内に種々のエステルまたはアミド基が存在する場合
    には、上記定義の範囲内の基RないしRは異なって
    いてもよく、そしてnがゼロである場合は、端の2つの
    炭素原子は直接結合し5員の複素環式基を形成する〕で
    表される化合物、および (b)化学線を露光した場合に酸を遊離する化合物、 からなる、アルカリ水溶液で現像可能なポジ型フォトレ
    ジスト組成物。
  2. 【請求項2】 付加的な成分(c)として結合剤を含有
    する請求項1記載のポジ型フォトレジスト組成物。
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