JP2620084B2 - Vtrのビデオヘツド駆動装置 - Google Patents

Vtrのビデオヘツド駆動装置

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JP2620084B2
JP2620084B2 JP62167180A JP16718087A JP2620084B2 JP 2620084 B2 JP2620084 B2 JP 2620084B2 JP 62167180 A JP62167180 A JP 62167180A JP 16718087 A JP16718087 A JP 16718087A JP 2620084 B2 JP2620084 B2 JP 2620084B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオテープレコーダ(以下、VTRとい
う)に関するもので、特に異速度再生時の画面品質を改
善するために、ビデオヘツドを磁気テープの幅方向へ移
動させるようにしたビデオヘツド駆動装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第4図は従来のこの種VTRのビデオヘツド駆動装置を
示す縦断面図である。
同図において、(1)は円筒状のヨークで、軟鋼など
の磁性材料で作られ、内周面に所定巾の環状の磁極(1
a)が形成されている。(2)は軟鋼などの磁性材料で
作られた下部蓋体で、上記ヨーク(1)の下部開口を印
篭嵌合部(A)に嵌合されて閉塞しており、その底面中
央部には本装置をVTRの回転ドラム等に取付けるための
ねじ穴(3)が形成されている。(4)は軟鋼などの磁
性材料で作られた上部蓋体で、上記ヨーク(1)の上部
開口を印篭嵌合部(B)に嵌合されて閉塞している。な
お、互いに嵌合してほぼ密閉された上記ヨーク(1)、
下部蓋体(2)および上部蓋体(4)からなる磁気回路
を形成する容器(7)は、漏れ磁束を集磁して減少させ
る機能を有し、内部に収容する後述するビデオヘツド駆
動装置の磁気シールドを兼用している。
(5a),(5b)はたとえばフエライト磁石等からなる
円柱状の一対の永久磁石、(6)は磁性材料からなる円
柱状のポールピースで、上記両永久磁石(5a),(5a)
間に同心的に重合定着された状態で、上記容器(7)内
のほぼ中心部に固定されている。
(8)は外周に駆動コイル(9)を巻装した円筒状の
ボビンで、表面を樹脂で薄くコーテイングした紙箔を、
所定直系で1ターン巻回して硬化させ、第7図の斜視図
にも示すように、スリツト(8a)を形成したこのボビン
(8)の外周に駆動コイル(9)を巻回したものであ
る。(10),(11)は一対のジンバル式の板ばねで、そ
れぞれの円形周縁部は上記ヨーク(1)と、これの上下
部開口にそれぞれ印篭嵌合される下部蓋体(2)および
上部蓋体(4)とによつて互いに平行に挾持されてい
る。また、上記板ばね(10),(11)は厚さ約0.1mmの
チタン、銅合金などの金属板で作られている。さらに、
この板ばね(10),(11)には、第5図(A)および
(B)に示すように、それぞれの多数の円弧状スリツト
(10a),(11a)と、中心穴(10b),(11b)とが設け
られ、さらに上段の一方の板ばね(10)には、たとえ
ば、単結晶フエライトからなるビデオヘツド(12)を取
付けるための舌片(10c)が形成されている。(13)は
たとえばシアノアクリレート系、エポキシ系、または変
性アクリル系(紫外線硬化併用型)の接着剤で、上記一
対の板ばね(10),(11)と、これの中心穴(10b),
(11b)に嵌合させた上記ボビン(8)の上部の下部と
を第6図に示すように一体接合するためのもので、この
接着剤(13)によつて板ばね(10),(11)に一体的に
保持された上記ボビン(8)の駆動コイル(9)の外周
面と、上記ヨーク(1)の磁極(1a)の内周面との間に
は、第4図に示すように所定の磁気ギヤツプ(G)が形
成されている。(14)は上記容器(7)の所定位置に形
成された透孔で、ビデオヘツド(12)を取付けた一方の
板ばね(10)の舌片(10c)を、ボビン(8)の軸方向
に移動自在に突出させるために設けられたもので、上記
磁気回路を形成する容器(7)、駆動コイル(9)を巻
装したボビン(8)、ジンバル式板ばね(10),(11)
および永久磁石(5a),(5b)によつて電磁駆動装置
(20)を構成している。
なお、外部から加えられる制御信号により、ビデオヘ
ツドを磁気テープの幅方向に所定量変移させて記録トラ
ツク上をビデオヘツドが走査するように駆動し、磁気テ
ープの送り速度にかかわりなく、質の良い再生を行なう
ことができるVTRのビデオヘツド駆動装置の基本的な発
明については、本件出願人による特許出願である昭和61
年特許願第300385号の明細書および図面に詳細に記載し
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように、従来のVTRのビデオヘツド駆動装置に
おいて、駆動コイル(9)を巻回したボビン(8)は紙
箔によつて作られているため、表面に樹脂をコーテイン
グしていてもVTRの設置環境における温度変化および湿
度変化に伴なう吸湿、乾燥により伸縮し、このボビン
(8)の軸方向、つまり磁気テープ(図示せず)の幅方
向にも大きく膨脹および収縮する。したがつて、このボ
ビン(8)と一体をなす一方の板ばね(10)の舌片(10
c)に取付けられたビデオヘツド(12)は、磁気テープ
の幅方向に変移するが、この変移量が、磁気テープのト
ラツク幅を越えると、再生性能が低下し鮮明な画像が得
られない欠点がある。また、上記従来のボビン(8)は
表面を樹脂で薄くコーテイングした紙箔で作られている
ため、剛性が弱く、特に縁部に反り生じ易く、このボビ
ン(8)に一対のジンバル式の板ばね(10),(11)の
中心穴(10b),(11b)を挿入する作業が困難になるこ
とが多い。さらに、ボビン(8)の外周に接着剤(13)
によつて一体接合するジンバル式の板ばね(10),(1
1)は、その厚さが約0.1mmできわめて薄く、ボビン
(8)と、板ばね(10),(11)との接触面積が極端に
小さいため、接着強度が著しく弱く、磁気テープの送り
速度に応じてビデオヘツドを磁気テープの幅方向に頻繁
に反覆移動させる板ばね(10),(11)がボビン(8)
から剥離し易く、ビデオヘツド駆動装置として信頼性と
耐久性に欠ける問題点がある。また、上記従来のボビン
(8)にはスリツト(8a)が形成されているため、デイ
スペンサ等により接着剤(13)をノズルからボビン
(8)の外周に環状に塗布するとき、ノズルが上記スリ
ツト(8a)に引つかかつて、円滑な塗布ができない欠点
もある。
さらに、磁気テープとビデオヘツドは記録再生時は常
に摺動しているため、ビデオヘツドと板ばねとボビンの
移動部は常に磁気テープから外乱を受けることになり、
ボビンの制御方向と直交する方向の回転軸回りのボビン
全体の固有振動数が低いと、外乱に対して振動が大きく
発生する場合もある。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、ボビンと板ばねの結合強度を高めて、装
置の信頼性および耐久性の向上を図るとともに、外乱に
対する耐振動性も確保できるVTRのビデオヘッド駆動装
置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るVTRのビデオヘッド駆動装置は、内周
面に磁極を有した円筒状のヨーク、上部蓋体および下部
蓋体とからなり磁気回路を構成するとともに所定の位置
に透孔を有した容器と、上記容器の内面部に外周縁部の
少なくとも一部が固定された略同心円板状の2つの板ば
ねと、この板ばねのいずれか一方の内周縁部近傍より外
周方向に延出して設けられ、上記容器の透孔より突出す
舌状片の上に配設されたビデオヘッドと、上記2つの板
ばねの内心円部に挿入され板ばねの内周縁部に固着され
ることにより、揺動可能に保持されたボビンと、上記2
つの板ばねの間にあって上記ヨークの内周面に設けられ
た磁極と対向し、上記ボビンの略中央部に巻回されたコ
イルとを備え、このコイルに印加される制御電流に基づ
いて上記ボビンを移動させることにより上記ビデオヘッ
ドを磁気テープの幅方向に駆動制御するビデオヘッド駆
動装置において、ボビンはその外周に上記2つの板ばね
の内周縁部を固着するための突起部を一体的に形成し、
かつ、この突起部の少なくとも一方は板ばねの内周縁部
よりコイル側に設けたものである。
[作用] この発明によれば、ボビンの外周部に一体的に形成さ
れた突起部の存在により、ボビンとこれを揺動可能に保
持する板ばねとの接着面積が増加し、両者の結合強度を
高めることができる。
さらに、突起部をコイル側に設けることにより、ボビ
ンの制御方向と直交する方向の回転軸回りのボビン全体
の固有振動数を高くし、外乱振動に対する耐振動性の劣
化を防止できる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図は、この発明の一実施例によるVTRのビデオヘ
ツド駆動装置を示す縦断面図であり、同図において、第
4図に示す従来のものと同一または相当部分には、同一
の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
第1図において、(15)は外周に駆動コイル(9)を
巻装したボビンで、成形加工法により、たとえばエポキ
シ樹脂系のプラスチツクで、厚さ0.1mm〜0.3mmの円筒状
に成形され、その外周に駆動コイル(9)を巻回してい
る。(16)はフランジ状の一対の突起で、上記ボビン
(15)の両端部外周に、成形加工時に一体成形され、そ
の厚さはボビン(15)の外周の挿入される板ばね(1
0),(11)の溝との関係から0.4mm以下がよい。この突
起(16)はボビン(15)とは板ばね(10),(11)との
接触面積を増加させるために設けられたもので、この突
起(16)と、ボビン(15)の外周と、板ばね(10),
(11)とは接着剤(13)によつて、第2図にも示すよう
に一体に接合されている。
なお、上記ボビン(15)のプラスチツクの材料として
は、上記エポキシ樹脂系に限定されるものでなく、薄肉
成形性、寸法安定性、接着性、耐熱性および剛性が優れ
ているポリカーボネイト(PC)、液晶ポリマー、ポリス
チレンブレンドの変性ポリフエニレンオキサイド(PP
O)、またはポリブチレンテレフタレート(PBT)を用い
てもよい。
なお、、第3図(A)および(B)は、この発明の他
の実施例を示すもので、第3図(A)、上記突起(16)
をボビン(15)の軸方向に連続して形成したものであ
り、また第3図(B)は、上記突起(16)を上記一実施
例のように、ボビン(15)の周方向に連続して形成した
フランジ状でなく、ボビン(15)の両側に円弧状に形成
したもので、何れも、その作用効果は上記一実施例と同
様であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のVTRのビデオヘッド駆動装
置によれば、ボビンはその外周に上記2つの板ばねの内
周縁部を固着するための突起部を一体的に形成し、か
つ、この突起部の少なくとも一方は板ばねの内周縁部よ
りコイル側に設けたので、ボビンとこれを揺動可能に保
持する板ばねとの接着面積が増加して両者の結合強度を
高めることができるとともに、さらに、外乱振動に対す
るボビン全体の耐振動性の劣化を防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるVTRのビデオヘツド
駆動装置の縦断面図、第2図はボビンと板ばねの拡大断
面図、第3図(A)および(B)はこの発明の他の実施
例によるボビンと駆動コイルを示す縦断面図と平面図、
第4図は従来のVTRのビデオヘツド駆動装置を示す縦断
面図、第5図(A)および(B)は板ばねの平面図、第
6図は一体に接合されたボビンと板ばねの縦断面図、第
7図は駆動コイルを巻装したボビンの斜視図である。 (9)……駆動コイル、(12)……ビデオヘツド、(1
5)……ボビン、(15)……突起、(20)……電磁駆動
装置。 なお、図中、同一符号は、同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木目 健治朗 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電 機株式会社電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−138414(JP,A) 実開 昭56−63197(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面に磁極を有した円筒状のヨーク、上
    部蓋体および下部蓋体とからなり磁気回路を構成すると
    ともに所定の位置に透孔を有した容器と、 上記容器の内面部に外周縁部の少なくとも一部が固定さ
    れた略同心円板状の2つの板ばねと、 上記板ばねのいずれか一方の内周縁部近傍より外周方向
    に延出して設けられ、上記容器の透孔より突出する舌状
    片の上に配設されたビデオヘッドと、 上記2つの板ばねの内心円部に挿入され板ばねの内周縁
    部に固着されることにより、揺動可能に保持されたボビ
    ンと、 上記2つの板ばねの間にあって上記ヨークの内周面に設
    けられた磁極と対向し、上記ボビンの略中央部に巻回さ
    れたコイルとを備え、 上記コイルに印加される制御電流に基づいて上記ボビン
    を移動させることより、上記ビデオヘッドを磁気テープ
    の幅方向に駆動制御するビデオヘッド駆動装置におい
    て、 上記ボビンはその外周に上記2つの板ばねの内周縁部を
    固着するための突起部を一体的に形成し、かつ、上記突
    起部の少なくとも一方は板ばねの内周縁部より上記コイ
    ル側に設けたことを特徴とするVTRのビデオヘッド駆動
    装置。
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