JP2619761B2 - 汚水マスと通水管の接続方法 - Google Patents

汚水マスと通水管の接続方法

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JP2619761B2
JP2619761B2 JP3358540A JP35854091A JP2619761B2 JP 2619761 B2 JP2619761 B2 JP 2619761B2 JP 3358540 A JP3358540 A JP 3358540A JP 35854091 A JP35854091 A JP 35854091A JP 2619761 B2 JP2619761 B2 JP 2619761B2
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実 西畑
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淀コンクリート工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水流入管と汚水排水
管によってなる通水管を汚水マスに接続する汚水マスと
通水管の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すコンクリート製の汚水マス1
に対して、汚水流入管2Aと汚水排水管2Bによってな
る通水管2を接続する従来の方法は、汚水マス1に形成
した通水管接続孔3Aに塩化ビニールなどの合成樹脂製
汚水流入管2Aの接続端部2aを挿入したのち、通水管
接続孔3Aの内周と接続端部2aの外周によって囲まれ
た環状空間4Aにモルタル5を充填して養生固化させる
工程によってなされ、汚水マス1に形成した通水管接続
孔3Bに塩化ビニールなどの合成樹脂製汚水排水管2B
の接続端部2bを挿入したのち、通水管接続孔3Bの内
周と接続端部2bの外周によって囲まれた環状空間4B
にモルタル5を充填して養生固化させる工程によってな
される。
【0003】しかし、樹脂製の汚水流入管2Aおよび汚
水排水管2Bそれぞれの接続端部2a,2bと環状空間
4A,4Bに充填されたモルタル5との接着性が悪く、
かつ、接続端部2a,2bとモルタル5との境界部から
漏水するおそれを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、通水管の接続端部とモルタルとの接着性が悪いた
めに、両者の境界部から漏水するおそれがある点であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、汚水流入空間
部側大径部と反汚水流入空間部側小径部を有する段付き
通水管接続孔が貫通形成された汚水マスに、樹脂製通水
管を接続する汚水マスと通水管の接続方法であって、前
記段付き通水管接続孔に樹脂製の通水管の接続端部を挿
入する第1の工程と、前記汚水流入空間部側から前記接
続端部に弾性シールリングを外嵌して前記段付き通水管
接続孔の段差面に当接させる第2の工程と、胴部の外周
に接着剤をバインダーとして砂もしくは小石を結合した
部材によってなる環状層を形成した樹脂製のスリーブを
接着剤の介在状態で前記接続端部に外嵌接着して、該ス
リーブと前記段差面とで前記弾性シールリングを挟着す
る第3の工程と、前記第2の工程または第3の工程後
に、前記弾性シールリングの周辺部に接着剤を塗布する
接着剤塗布工程と、前記段付き通水管接続孔の汚水流入
空間部側大径部の内周と前記スリーブ外周部の環状層の
外周によって囲まれた環状空間にモルタルを充填して養
生固化させる第4の工程と、からなることを特徴とし、
環状層によって接着性の悪い前記通水管の接続端部とモ
ルタルとの接触を避けて、接続端部とモルタルとの境界
部の隙間の発生を防止してシール性の向上させる目的を
達成した。
【0006】
【作用】本発明によれば、通水管の接続端部とスリーブ
間のシール性は、両者間に介在する接着剤によって確保
できる。また、スリーブと通水管接続孔の段差面間のシ
ール性は、弾性シールリングおよび接着剤塗布工程によ
って塗布された接着剤によって確保できる。さらに、モ
ルタルに対して接着性のよい環状層が接触するので、環
状層に対するモルタルの着性がよくなり、両者間の境
界部のシール性を高めることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、前記従来例と同一もしくは相当部分には、
同一符号を付して説明する。図1は、コンクリート製の
汚水マス1を示し、その周壁の下部両側には、外部と汚
水流入空間部6とを連通させる段付き通水管接続孔3
A,3Bが水平軸線を有して貫通形成されている。段付
き通水管接続孔3A,3Bは、汚水流入空間部側大径部
3A1,3B1と、段差面3Xを介して汚水流入空間部
側大径部3A1,3B1に連続する反汚水流入空間部側
小径部3A2,3B2を備えている。また、前記汚水流
入空間部側大径部3A1,3B1の内面は、汚水流入空
間部6側に向かって漸次縮径されるテーパになってい
る。
【0008】つぎに、汚水マスに対する通水管の接続手
順について説明する。まず、図2に示すように、塩化ビ
ニールなどの樹脂製汚水流入管2Aの接続端部2aを段
付き通水管接続孔3Aに挿入する。つぎに、図3に示す
ように、接続端部2aに対して、汚水流入空間部6側か
らゴム製チューブによってなる弾性シールリング7を外
嵌して、段付き通水管接続孔3Aの段差面3Xに当接さ
せる。一方、図4および図5に示すスリーブ8の外周に
環状層9を形成した部材を用意しておく。スリーブ8
は、汚水流入管2Aと同じ塩化ビニールなどの合成樹脂
によって成形され、一端にフランジ8Aが形成されてい
るとともに、胴部8Bの外周円周方向2箇所に、軸方向
にのびるリブ8b,8bを突設してある。なお、これら
のリブ8b,8bは、必ずしも必要としない。環状層9
は、接着材をバインダーとして砂もしくは小石を結合し
た部材、つまり、塩化ビニールなどの合成樹脂よりもモ
ルタルに対する接着性のよい部材によって構成されてお
り、胴部8Bの外周全面に一様な厚さで一体に形成され
ている。
【0009】図6に示すように、接着剤10を汚水流入
管2Aの接続端部2aの表面に塗布したのち、スリーブ
8を接続端部2aに外嵌して段差面3X側に適宜押圧保
持し、接続端部2aにスリーブ8を接着する。これによ
り、スリーブ8のフランジ8Aの軸方向外端面と通水管
接続孔3Aの段差面3Xによって弾性シールリング7を
挟着して弾性変形させる。ついで、弾性シールリング7
の周辺部に接着剤11を塗布して、弾性シールリング7
とスリーブ8および通水管接続孔3Aの段差面3Xとの
接着性を高める。なお、接着剤11を塗布する作業は、
前述の接続端部2aに対して弾性シールリング7を外嵌
した直後に行ってもよい。前記接着剤10,11が乾燥
固化したのちに、図7に示すように、段付き通水管接続
孔3Aの汚水流入空間部側大径部3A1の内周とスリー
ブ8外周部の環状層9の外周によって囲まれた環状空間
4Aにモルタル5を充填して養生固化させることで、汚
水マス1の段付き通水管接続孔3Aに対する通水管2の
一方、つまり汚水流入管2Aの接続が完了する。なお、
汚水マス1の段付き通水管接続孔3Bに対する通水管2
の他方、つまり汚水排水管2B(図8参照)の接続は、
前記段付き通水管接続孔3Aと同様の工程によって行わ
れるので、その説明は省略する。図中、12はインバー
トを示す。
【0010】このように、汚水流入管2Aの接続端部2
aおよび汚水排水管2Bの接続端部2bとスリーブ8間
のシール性は、両者2a,2b、8間に介在する接着剤
10によって確保できる。また、スリーブ8と通水管接
続孔3A,3Bの段差面3X間のシール性は、弾性シー
ルリング7および接着剤塗布工程によって塗布された接
着剤11によって確保できる。さらに、スリーブ8の外
周部に形成されている環状層9がモルタル5に接触する
ので、環状層9に対するモルタル5の接着性がよくなる
から、境界部のシール性を高めることができる。また、
段付き通水管接続孔3Aの汚水流入空間部側大径部3A
1の内周とスリーブ8外周部の環状層9の外周によって
囲まれた環状空間4Aにモルタル5を充填して固化させ
ることにより、スリーブ8のフランジ8Aの軸方向外端
面と通水管接続孔3Aの段差面3Xによって弾性シール
リング7を挟着して弾性変形によるシール性などの前記
シール性を、前記の接続状態で維持、確保することがで
きる。特に、前記実施例においては、汚水流入空間部側
大径部3A1,3B1の内面を、汚水流入空間部6側に
向かって漸次縮径されるテーパにしていることから、汚
水流入空間部側大径部3A1の内周とスリーブ8外周部
の環状層9の外周によって囲まれた環状空間4Aに存在
する固化したモルタル5は、前記環状空間4A内に確実
に維持される。また、前記実施例においては、弾性シー
ルリング7をゴム製チューブで説明しているが、該弾性
シールリング7が弾性変形によるシール性を発揮するこ
とができるものであれば、その材質及びその構造は問わ
ない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通水管の
接続端部とスリーブ間のシール性を両者間に介在する接
着剤によって確保し、スリーブと通水管接続孔の段差面
間のシール性を弾性シールリングおよび接着剤塗布工程
によって塗布された接着剤によって確保し、スリーブの
外周部に形成されている環状層とモルタル間の良好な
性によって、環状層とモルタルとの境界部のシール性
を高めることができるので、従来の通水管の接続方法と
比較して、シール性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 汚水マスの縦断側面図である。
【図2】 汚水流入管の接続端部を段付き通水管接続孔
に挿入した状態を示す拡大横断平面図である。
【図3】 弾性シールリングの外嵌状態を示す拡大横断
平面図である。
【図4】 環状層を形成したスリーブの拡大縦断側面図
である。
【図5】 図4のア−ア線断面図である。
【図6】 スリーブの外嵌状態を示す拡大横断平面図で
ある。
【図7】 汚水流入管の接続完了状態物を示す拡大横断
平面図である。
【図8】 従来の接続方法による接続状態を示す縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 汚水マス 2 通水管 2A 汚水流入管 2a 汚水流入管の接続端部 2B 汚水排水管 2a 汚水排水管の接続端部 3A,3B 段付き通水管接続孔 3A1,3B1 汚水流入空間部側大径部 3A2,3B2 反汚水流入空間部側小径部 3X 段差面 4A,4B 環状空間 5 モルタル 6 汚水流入空間部 7 弾性シールリング 8 スリーブ 9 環状層 10 接着剤 11 接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水流入空間部側大径部と反汚水流入空
    間部側小径部を有する段付き通水管接続孔が貫通形成さ
    れた汚水マスに、樹脂製通水管を接続する汚水マスと通
    水管の接続方法であって、前記段付き通水管接続孔に樹
    脂製の通水管の接続端部を挿入する第1の工程と、前記
    汚水流入空間部側から前記接続端部に弾性シールリング
    を外嵌して前記段付き通水管接続孔の段差面に当接させ
    る第2の工程と、胴部の外周に接着剤をバインダーとし
    て砂もしくは小石を結合した部材によってなる環状層を
    形成した樹脂製のスリーブを接着剤の介在状態で前記接
    続端部に外嵌接着して、該スリーブと前記段差面とで前
    記弾性シールリングを挟着する第3の工程と、前記第2
    の工程または第3の工程後に、前記弾性シールリングの
    周辺部に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、前記段付
    き通水管接続孔の汚水流入空間部側大径部の内周と前記
    スリーブ外周部の環状層の外周によって囲まれた環状空
    間にモルタルを充填して養生固化させる第4の工程と、
    からなることを特徴とする汚水マスと通水管の接続方
    法。
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