JP2618778B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents

竪型粉砕機

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JP2618778B2
JP2618778B2 JP28092491A JP28092491A JP2618778B2 JP 2618778 B2 JP2618778 B2 JP 2618778B2 JP 28092491 A JP28092491 A JP 28092491A JP 28092491 A JP28092491 A JP 28092491A JP 2618778 B2 JP2618778 B2 JP 2618778B2
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rotary table
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casing
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和利 久家
百合夫 笠井
和樹 蔵成
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転テーブルと粉砕ロー
ラとの協働によりセメント原料や石炭,化学品などを粉
砕する竪型粉砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セメント原料や石灰,化学品などの粒体
を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として回転テー
ブルと粉砕ローラとを備えた竪型粉砕機が広く用いられ
ている。この種の粉砕機は,円筒状ケーシングの下部に
おいて減速機付きモータで駆動されて低速回転する円盤
状の回転テーブルと,その上面外周部を円周方向へ等分
する箇所に油圧等で圧接されて従動回転する複数個の粉
砕ローラとを備えている。
【0003】例えば,従来の竪型粉砕機を示す図5にお
いて,全体を符号1で示す粉砕機は外観上一つの塔体と
して形成され,その基部には電動機(モータ)2によっ
て回転される回転テーブル3が配置されている。そし
て,この回転テーブル3に摺接して回転するように複数
個の円錐状の粉砕ローラ4が配置されており,この粉砕
ローラ4は支持アーム5に回転自在に軸承されている。
支持アーム5はその中央で粉砕機側に回転自在に軸承さ
れた支持軸6に固定されており,さらにこの支持アーム
5は回転テーブル3を囲んでいるケーシング8の側方を
通って下方に延び,粉砕機の下部空間に臨んでいる。そ
して,この支持アーム5の下端は粉砕機1のベースにそ
の下端を回動自在に軸承された圧力シリンダ9のロッド
の先端に回転自在に軸承されている。符号10はカップ
リングを示す。
【0004】そして原料供給装置(図示せず)から回転
テーブル3の中心部へ供給管11で供給された原料とし
ての粒体は,テーブルの回転により従動するローラ4と
回転テーブル3との間へ噛込まれ粉砕される。一方,ケ
ーシング8内にはダクト(図示せず)によって熱風が導
かれており,この熱風が回転テーブル3の外周面とケー
シング8の内周面との間の環状空間部12から吹き上が
ることにより,微粉体は乾燥されながら粉砕機1内を上
昇し,熱風との混合体として排出口13から排出され次
の工程へ送られる。
【0005】なお,粒度の粗い粒子も,一部は粉砕機1
内を上昇するが,上方のセパレータ14にて分級され,
回転テーブル3上へ戻される。なお,回転テーブル3は
鉛直下方に延在する回転軸(図示せず)を有しており,
符号2Aで示す減速機のケーシング内には,モータ2の
回転力を滅速してこの回転テーブル3の回転軸に伝達す
る減速機のほか,回転テーブル3を,その回転軸を介し
て支えるためのスラスト軸受機構とラジアル軸受機構と
が設けられている(いずれも図示せず)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】竪型粉砕機において
は,前記のごとくローラがテーブル面との間に原料を噛
込んでその粉砕を行なうものであるが,回転テーブルと
粉砕ローラとの間に介在する原料層厚が適当でなかった
り,原料供給が過大もしくは過小であり適当量でない
と,ローラが空転してしまい,粉砕効率が著しく低下す
ることになる。
【0007】そのため,図6に示すように,回転テーブ
ルの最外周に回転テーブル3のライナ3aより高い円環
状のダムリング3cを設け,粉砕される原料層の堰の役
目をさせていた。このため原料層は適切な高さに保持さ
れ良好な粉砕が確保される。しかし,粉砕の進行に伴っ
てテーブルライナ3aや粉砕ローラのローラ本体4aは
摩耗したり,あるいは粉砕原料の変更による被粉砕性の
変化に伴って好適な原料層厚Hへの変更を余儀なくさ
れ,これに伴ってダムリング高さhの変更を迫られるこ
とになる。このため,運転を休止し,ミル内の冷却を待
って中へ入り人手によりダムリングを形成している複数
枚の鋼板の厚みの組合わせを変更して,所定の高さに変
える煩雑な労務作業が必要であった。また,運転中止む
なく原料性状が変化してもこれに追随してダムリング高
さhを短時間に変更することができなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために,本発明の竪型粉砕機は,上面が略水平となるよ
う枢支され,駆動装置によって鉛直軸心回りに回転駆動
される回転テーブルと,該回転テーブル上に摺動配置さ
れる粉砕ローラを備えた竪型粉砕機において,該回転テ
ーブル最外周面を螺設し,該回転テーブルの外側に該回
転テーブルと螺合する円環状のダムリングを上下方向移
動自在に配設し,該ダムリングの外周側面に上下方向長
手の凹溝を設けるとともに,ピストンロッドの前進によ
りピストンロッドの先端が該凹溝に嵌装する位置に油圧
シリンダを竪型粉砕機のケーシングに水平に固設し,回
転テーブル駆動用電動機にクラッチを介して正逆転可能
な微速の寸動用電動機を備え,前記ダムリングに対向し
てダムリングの高さを検知するセンサならびに前記ダム
リングの凹溝を検知する近接スイッチをケーシングに配
設し,前記油圧シリンダの駆動用の油圧ユニットを備え
るとともに,該油圧ユニットならびに前記寸動用電動機
に動作指令を伝達するプログラマブル操作表示器ならび
にシーケンサ制御装置を格納するコントロールパネルを
備えた構成とした。
【0009】
【作用】本発明の竪型粉砕機は,回転テーブルの最外周
面にねじを設け,これに内周面をねじ切りした円環状の
ダムリングを螺合して予め設定したプログラムにしたが
って自動的に,ダムリングの外周側面に設けた凹溝にケ
ーシングに枢支した油圧シリングのピストンロッド先端
を嵌入してダムリングの回転を抑止し,寸動用電動機に
より回転テーブルを回転させ,ダムリングを上下動させ
る。したがって,ミル運転を休止して,ミル内部が冷却
するのを待って,作業員が中へ入り煩雑なダムリング取
替え作業をすることなく,運転中必要に応じて回転テー
ブルを止め,任意にダムリング高さを自動的に調整する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
詳細に説明する。図1〜図4は本発明の実施例に係り,
図1は竪型粉砕機粉砕部の要部拡大縦断面図,図2は竪
型粉砕機駆動部の概略斜視図,図3はダムリング調整装
置の制御系統図,図4はダムリング調整装置の操作手順
系統図である。
【0011】図において,回転テーブル3の外周側面に
は雄ねじXが設けられ,雄ねじXと螺合する雌ねじYを
内周面に有するダムリング3cが回転テーブル3にねじ
切りされ取り付けられている。ダムリング3cの外周面
には,上下方向長手の凹溝3dが穿設され,この凹溝3
dに向かってピストンロッド40aの先端のノブ40b
が突出する位置に,油圧シリンダ40がブラケット48
を介してケーシング8に固設されている。図1に示すH
は原料層厚,hはダムリング高さ,lはダムリング3c
の内端面とローラ本体4aの外径との距離(隙間)であ
る。
【0012】一方,図2に示すように,回転テーブル3
の駆動用電動機2には電磁クラッチ30aを介して寸動
式電動機(別名インチングモータともいう)30が配設
される。また,ダムリング3cの高さを検知するための
センサ60がダムリング3cに対向してケーシング8の
内面に配設されるとともに,ダムリング3cの凹溝3d
と油圧シリンダ40のピストンロッド40aの先端のノ
ブ40bが合致するときに作動する近接スイッチ50
が,同じくダムリング3cに対向してケーシング8の内
面に配設される。さらに油圧シリンダ40の後退限を検
知するリミットスイッチ42が油圧シリンダ40近くの
ケーシング8に固設される。
【0013】図3はダムリング調整装置200の制御系
統図で,油圧シリンダ40用の油圧ユニット80の圧油
を切替える進退動用の圧力切換弁82A(前進用),8
2B(後退用)や近接スイッチ50,高さセンサ60お
よび回転テーブル駆動用電動機2,電磁クラッチ30
a,寸動用電動機30はいずれもプログラマブル操作表
示器110およびシーケンサ制御装置120を格納する
コントロールパネル(制御盤)100へ接続されてお
り,指令信号または検知信号の受発信が行なわれる。以
上述べた油圧シリンダ40,リミットスイッチ42,油
圧ユニット80,近接スイッチ50,高さセンサ60,
電磁クラッチ30a,寸動用電動機30,コントロール
パネル100等を総称してダムリング調整装置200と
いう。
【0014】以上のように構成された本発明の竪型粉砕
機のダムリング調整装置200の操作手順の実施例を図
4に基づいて説明する。操作手順は図4に示すように,
まず,ダムリング高さの変更の必要が生じたとき,現状
にくらべていくら高くするか,あるいは低くするかとい
う昇降方向と変更量(mm)をコントロールパネル10
0へ入力する。コントロールパネル100では,変更量
は寸動用電動機30の通電時間に換算されメモリされ
る。入力し終ったところでスタートボタンをONにする
と,回転テーブル駆動用電動機2は停止し,電磁クラッ
チ30aが通電されて,寸動用電動機30が微速で回転
し指定位置(凹溝3dとノブ40bが一致する位置)で
停止する。その後,油圧シリンダ40の前進用のソレノ
イド82Aが励磁され,油圧シリンダ40のピストンロ
ッド40aが前進し,ノブ40bは凹溝3d内へ嵌入し
停止保持される。そのあと,寸動用電動機30が指定時
間および指定方向に回転し停止するとともに,高さセン
サ60の計測結果と入力した変更量とが比較判定され,
許容誤差範囲内であれば,ピストンロッド40aはもと
の後退限まで縮退し,クラッチ30aがONからOFF
状態になり,ダムリング高さ変更調整操作は完了する。
前記の計算結果が入力変更量と異なるときには,再度寸
動用電動機30の作動により修正される。
【0015】なお,凹溝3dとノブ40bが一致する指
定位置を近接スイッチ50が検知して,寸動用電動機3
0に停止信号が入り通電がOFFされても,いくらか楕
走があるときには,寸動用電動機30に新たにブレーキ
を付設するか,あるいはクラッチ30aをOFFとする
と,寸動用電動機30の微速に対して,回転テーブル3
の過大重量によるフライホイール効果ですぐ停止する。
このほかノブ40bの先端を先細としておくなどの配慮
により,小さな停止位置の誤差を吸収できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の竪型粉砕
機においては,ダムリング高さ変更の必要がある場合,
簡単に,遠隔操作で早急に自動的に指定の変更量に変更
することができる。したがって,休転および取替作業の
ロスタイムを大幅に軽減できるほか,メインテナンス性
と生産性を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す竪型粉砕機粉砕部の要
部拡大縦断面図である。
【図2】本発明の1実施例を示す竪型粉砕機駆動部の概
略斜視図である。
【図3】本発明の1実施例を示す竪型粉砕機のダムリン
グ調整装置の制御系統図である。
【図4】本発明の1実施例を示す竪型粉砕機のダムリン
グ調整装置の操作手順系統図である。
【図5】従来の竪型粉砕機の全体縦断面図である。
【図6】従来の竪型粉砕機の要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 竪型粉砕機 2 回転テーブル駆動用電動機 2A 減速機 3 回転テーブル 3a ライナ 3b ライナ押え 3c ダムリング 3d 凹溝 4 粉砕ローラ 8 ケーシング 8a 透孔 30 寸動用電動機 30a 電磁クラッチ 40 油圧シリンダ 40a ピストンロッド 40b ノブ 42 リミットスイッチ 48 ブラケット 50 近接スイッチ 60 高さセンサ 80 油圧ユニット 100 コントロールパネル 110 プログラマブル操作表示器 120 シーケンサ制御装置 200 ダムリング調整装置 H 原料層厚 h ダムリング高さ l 隙間 X 雄ねじ Y 雌ねじ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が略水平となるよう枢支され,駆動
    装置によって鉛直軸心回りに回転駆動される回転テーブ
    ルと,該回転テーブル上に摺動配置される粉砕ローラを
    備えた竪型粉砕機において,該回転テーブル最外周面を
    螺設し,該回転テーブルの外側に該回転テーブルと螺合
    する円環状のダムリングを上下方向移動自在に配設し,
    該ダムリングの外周側面に上下方向長手の凹溝を設ける
    とともに,ピストンロッドの前進によりピストンロッド
    の先端が該凹溝に嵌装する位置に油圧シリングを竪型粉
    砕機のケーシングに水平に固設し,回転テーブル駆動用
    電動機にクラッチを介して正逆転可能な微速の寸動用電
    動機を備え,前記ダムリングに対向してダムリングの高
    さを検知するセンサならびに前記ダムリングの凹溝を検
    知する近接スイッチをケーシングに配設し,前記油圧シ
    リンダの駆動用の油圧ユニットを備えるとともに,該油
    圧ユニットならびに前記寸動用電動機に動作指令を伝達
    するプログラマブル操作表示器ならびにシーケンサ制御
    装置を格納するコントロールパネルを備えた竪型粉砕
    機。
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