JP2618507B2 - 工業化住宅の軒先ユニット - Google Patents

工業化住宅の軒先ユニット

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JP2618507B2
JP2618507B2 JP1333441A JP33344189A JP2618507B2 JP 2618507 B2 JP2618507 B2 JP 2618507B2 JP 1333441 A JP1333441 A JP 1333441A JP 33344189 A JP33344189 A JP 33344189A JP 2618507 B2 JP2618507 B2 JP 2618507B2
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昭治 大野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、工業化住宅を構成する住宅ユニットのう
ち、軒先ユニットに関する。
[背景技術] 従来、工業化住宅の窓の雨戸シャッターは、1階と2
階の住宅ユニットにおけるそれぞれの窓の上部に取付け
られた庇ケース内に収納されている。
一方、樋は、庇ケースの先端側に設けられるのが一般
的であった。
[発明が解決しようとする課題] 庇が、雨戸シャッターと樋の両方を有していれば機能
的に便利である。
しかし、上述した従来構造を応用した場合、樋が庇ケ
ースの先端側に位置するため、大雨が降った際などに支
持強度の点で問題があった。
本発明は、支持強度上で問題のない工業化住宅の軒先
ユニットを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、樋と軒天が一体に形成されたカバー部材内
に雨戸シャッターが内蔵された工業化住宅の軒先ユニッ
トであって、前記雨戸シャッターは住宅ユニット側に設
けられると共に、前記樋は前記カバー部材の前記雨戸シ
ャッターに対する上側の部分に形成されていることを特
徴とする。
本発明が適用される軒先ユニットとしては、通常、最
上階の住宅ユニットの窓の直ぐ上に位置する屋根の軒先
ユニットが該当するが、庇として各階の窓の直上に配置
される軒先ユニットであってもよい。
[作用] 本発明の軒先ユニットによれば、雨戸シャッターも樋
も住宅ユニット側に設けられているため、軒先ユニット
自体の支持強度上の問題はなくなる。
[実施例] 図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図と第2図に示すように、工業化住宅1は、居室
ユニット、浴室ユニット等の住宅ユニット2を組み立て
て1階と2階を構成し、2階の住宅ユニット2上端の桁
側及び妻側にそれぞれ軒先ユニット3、4を取付け、更
に上部に屋根ユニット5を組み立てて構成される。
第3図に示すように、本実施例の2階の住宅ユニット
2の桁側に取付けられる軒先ユニット3は、カバー部材
6内にブラケット7が設けられ、このブラケット7が住
宅ユニット2のフレーム8にボルト9とナット10で螺着
されることにより、2階の住宅ユニット2に取付けられ
ている。
この軒先ユニット3は、カバー部材6内部の住宅ユニ
ット2側の位置に回転軸11に巻回された雨戸シャッター
12が収納され、この雨戸シャッター12が位置するカバー
部材6の下部に雨戸シャッター12の引出口13が形成され
ている。この引出口13は、シャッターレール14に対して
正確に上方に位置する。
また、このカバー部材6の上面の雨戸シャッター12に
対する上側の部分には、樋21が形成されている。このカ
バー部材6の下面には、軒天22が形成されている。
本実施例の軒先ユニット3を使用した場合、雨戸シャ
ッタ12のシャッターレール14への位置合わせは、例えば
次のようにして行われる。
即ち、先ず第4図に示すように、窓用サッシ位置出し
治具15を使用して、これを住宅ユニット2の天井梁16に
配置する。このサッシ位置出し治具15は、天井梁16に係
止される断面L字形の係止部15Aと、端部に設けられた
サッシ枠17の位置合わせプレート15Bとを有し、係止部1
5Aの上面には、しの挿通用孔部15Cが形成されている。
一方、天井梁16の上面には、しの挿通用孔部15Cに対応
する位置合わせ用の基準孔(図示せず)が形成されてい
る。
次に、しの18を、サッシ位置出し治具15のしの挿通用
孔部15Cと天井梁16の基準孔に貫通させて、この治具15
を天井梁16に対して正確に位置決めする。
次に、位置合わせプレート15Bにサッシ枠17の左上コ
ーナ部17Aを当接させた後、サッシ枠17を固定する。
次に、このサッシ枠17の左上コーナ部17Aに対してシ
ャッターレール14を取付ける。これにより、シャッター
レール14は、サッシ枠17を介して天井梁16に位置決めさ
れ、従ってこの天井梁16に取付けられる軒先ユニット3
に対しても同時に正確な位置出しが得られることにな
る。
この後、天井梁16の所定位置に各軒先ユニット3を取
付ける。
本実施例の軒先ユニット3によれば、雨戸シャッター
12も樋21も住宅ユニット2側に設けられているため、大
雨が降った場合等であっても軒先ユニット3自体の支持
強度上の問題はなくなる。
また、軒先ユニット3内に雨戸シャッター12が内蔵さ
れているため、軒先ユニット3を住宅ユニット2に取付
けた際に、一括して取付けを行うことができ、作業の効
率化が図れる。また、同時に雨戸シャッター12のシャッ
タレール14に対する位置決めもなされるため、従来のよ
うに、住宅ユニット側に爪部を設けたり、雨戸シャッタ
ー用ケースに切欠き部を設けたりする必要がなくなり、
構成が簡単になると共に、雨戸シャッター12のシャッタ
レール14に対する位置出しも容易になる。
更に、軒先ユニット3が取付けられる2階の住宅ユニ
ット2には、従来のような雨戸シャッター用ケースを別
途設ける必要がないので、住宅の美観上も好ましい。
なお、上記実施例では、2階の住宅ユニット2の窓に
設けられる雨戸シャッター12の構成としたが、シャッタ
レール14を1階の住宅ユニット2の窓まで連続的に設け
ることにより、1階と2階共通の雨戸シャッター12とし
てもよい。
また、窓は単窓又は連窓のいずれの場合であっても、
本発明を適用することができ、軒先ユニット3には、設
置部分下方にある窓に応じて適宜な雨戸シャッターを内
蔵させればよい。
[発明の効果] 本発明に係る軒先ユニットによれば、雨戸シャッター
も樋も住宅ユニット側に設けられているため、軒先ユニ
ット自体の支持強度上の問題はなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る工業化住宅の正面図、第2図はこ
の工業化住宅の側面図、第3図は実施例に係る桁側の軒
先ユニットの断面図、第4図はサッシ枠の取付方法を示
す斜視図である。 1……工業化住宅、2……住宅ユニット、3……桁側軒
先ユニット、12……雨戸シャッター、14……シャッター
レール、21……樋、22……軒天。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樋と軒天が一体に形成されたカバー部材内
    に雨戸シャッターが内蔵された工業化住宅の軒先ユニッ
    トであって、前記雨戸シャッターは住宅ユニット側に設
    けられると共に、前記樋は前記カバー部材の前記雨戸シ
    ャッターに対する上側の部分に形成されていることを特
    徴とする工業化住宅の軒先ユニット。
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BE1020388A5 (nl) * 2009-12-09 2013-09-03 Kestelyn Nv Schermconstructie.

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JPS5452131U (ja) * 1977-09-19 1979-04-11
JPS6269527U (ja) * 1985-10-18 1987-05-01
JPS6426434U (ja) * 1987-08-06 1989-02-15

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