JP2618213B2 - 刈取収穫機 - Google Patents

刈取収穫機

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JP2618213B2
JP2618213B2 JP7058556A JP5855695A JP2618213B2 JP 2618213 B2 JP2618213 B2 JP 2618213B2 JP 7058556 A JP7058556 A JP 7058556A JP 5855695 A JP5855695 A JP 5855695A JP 2618213 B2 JP2618213 B2 JP 2618213B2
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JP
Japan
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raising
shaft
drive shaft
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processing unit
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外和 寺尾
明 田中
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は刈取収穫機に関し、詳し
くは、刈取装置および複数個の引起し装置を備える前処
理部を、走行車体に対して駆動昇降自在に装備し、その
複数条刈用の刈取収穫機に設けられた複数の引起し装置
夫々に対して、これら引起し装置の上部に配設した横向
き駆動軸からの動力を伝える伝動経路の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】前処理部を駆動昇降自在に構成し、その
前処理部に複数の引起し装置を備えるこの種の刈り取り
収穫機では、走行車体側の原動部の駆動力を、前処理部
の複数の引起し装置に対して、前処理部の駆動昇降を許
しながら伝達しなければならないものである。このた
め、走行車体側の原動部から前処理部の複数の引起し装
置への動力伝達系の途中で、動力は伝えながら前処理部
の昇降動作は許容するための融通構造を必要とする。こ
の融通構造を有した動力伝達構造は、単純に動力を伝え
るだけの構造に比べて必然的に構造の複雑化、ならびに
コスト増を招き易いものである。したがって、走行車体
側の原動部と前処理部の各引起し装置との間での動力伝
達を、原動部から複数の引起し装置の夫々に対して各別
に伝動することは、前記の融通構造を有した動力伝達構
造を多数用いなければならず得策ではない。そこで従来
では、この種の刈取収穫機としては、例えば図4に示す
ように、コンバインの前処理部に備えた複数の引起し装
置3・・夫々の上部に横向きの駆動軸12を配設すると共
に、引起し装置3・・夫々の上部から裏面側に向けて突設
した入力軸3aと駆動軸12から下方に向けて設けた伝
動軸15とを、夫々の軸芯Q’,R’で形成する角度を
90度に設定した状態でベベルギヤ機構16を介して連
動連結していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来構造のものでは次のような問題点
がある。すなわち、一般にコンバイン等に備えられる引
起し装置は上下寸法の縮少を図って上端レベルを下げる
ことが、作業時の前方視界を広くし、又、車体を小型化
するために望ましい。しかし、図4に示されたもののよ
うに横向きの駆動軸12が引起し装置3・・夫々の上部に
亘る状態で配設された構成のものでは、引起し装置3・・
の上端レベルを下げようとしても、引起される穀稈Kの
穂先部分と、駆動軸12との接触を回避できるレベルよ
り下げることができず、小型化を達成できないものであ
り、この点に改善の余地がある。本発明の目的は、引起
し装置に対する伝動系を大きく改造すること無く、でき
るだけ引起し装置の上端レベルを下げることのできる刈
り取り収穫機を得る点にある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、刈取装
置および複数個の引起し装置を備える前処理部を、走行
車体に対して駆動昇降自在に装備し、前記前処理部に備
えられた複数の引起し装置の間に形成される引起し経路
の上方に、一方の引起し装置側から他方の引起し装置側
へ駆動力を伝える横向きの駆動軸を配設し、前記横向き
の駆動軸から垂下された伝動軸と、引起し装置上部の駆
動スプロケットと連結する後方突出状態の入力軸とを、
ベベルギヤ機構を介して連動連結し、前記入力軸の軸芯
と、前記伝動軸の軸芯とで形成される角度を、機体側面
視で90度より小に設定するとともに、前記ベベルギヤ
機構を、引起し装置の後面側に配設してある点にあり、
その作用、及び効果は次の通りである。 【0005】 【作用】上記特徴構成による作用を、図1と図2を参照
して説明すると、従来の伝動系と比較して駆動軸12が
車体Aに対して前方に偏位することになるので、図4に
示す従来構造における駆動軸12と、本発明における駆
動軸12との高さレベルを略等しく設定して、穀稈Kの
引起し経路を比較した場合には、従来の経路の送り上限
軌跡S0 より、本発明の構成での経路の送り上限軌跡S
1 のレベルを高くできる。これは、引起し時に脱粒され
ないよう、引起し経路上方に配置された横向き駆動軸1
2のケース17と穀稈の穂先部分との干渉を避ける、と
いう技術を前提とするものであり、駆動軸12の上下方
向の変位ではなく、前後方向の変位のみで、実質的な駆
動軸12自体の高さ変化を必要とせずに引起し経路の送
り上限軌跡を高くすることができるのである。 【0006】 【発明の効果】その結果、引起し装置に対する伝動系の
角度変更という比較的簡単な改造によって、従来では伝
動系によって妨げられていたレベルまで引起し装置の上
端を下げることが可能となり、引起し経路における送り
上限軌跡のレベルが高い割に、前処理部の小型化を図り
得るものである。 【0007】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2に示すように、脱穀装置1を搭載した車体A
の前端に、前処理部Bを後部の横向き軸芯P周りで揺動
自在に連結すると共に、車体Aと前処理部Bとの間に前
処理部Bを揺動昇降する油圧シリンダ2を設け、刈取収
穫機の一例としてコンバインを構成する。 【0008】同図及び図3に示すように、前記前処理部
Bは、左右方向に並設した5つの引起し装置3・・、穀稈
の株元を切断するバリカン型の刈取装置4、突起付ゴム
ベルトで成る補助搬送装置5、刈取穀稈の株元を掻込む
パッカー6、補助搬送装置5からの刈取穀稈を前記脱穀
装置1に送る搬送装置7夫々を備えて5条用に構成さ
れ、又、前記車体Aの前端右側部には運転座席8が備え
られている。 【0009】当該コンバインでは運転座席8から前方へ
の視界をできるだけ広くするため5つの引起し装置3・・
夫々の上端レベルを下げると共に、これらの引起し装置
3・・に対する伝動系が穀稈の穂先部と接触しないよう構
成されている。つまり、図1乃至図3に示すように、前
処理部Bには、前記軸芯P周りで揺動自在に車体Aに連
結された筒状のフレーム9を備え、該フレーム9には車
体Aからの動力を伝える伝動軸(図示せず)が内装され
ている。 【0010】又、前記フレーム9に内装された伝動軸か
らの動力は車体左側の伝動ケース10に内装された伝動
軸11によって引起し装置3・・の上方側部から、引起し
装置3の上方に配設された横向きの駆動軸12に対して
ベベルギヤ機構13を介して伝えられ、更に、この駆動
軸12からの動力は5つのベベルギヤ機構14・・を介し
て下向きに配設した5つの伝動軸15・・に伝えられると
共に、夫々の引起し装置3・・の上部に内装された駆動ス
プロケット3S・・から後方に突出された入力軸3a・・に
対してベベルギヤ16・・を介してこれら入力軸Sa・・に
伝えられるよう伝動系が構成されている。そして、前記
入力軸3aの軸芯Qと前記伝動軸15の軸芯Rとで形成
される角度θを機体側面視で90度より小に設定するこ
とで駆動軸12の位置を前方に偏位させて駆動軸12を
内装するケース17と穀稈Kの穂先部との接触の回避が
図られているのである。 【0011】〔別実施例〕 本発明の上記実施例以外に例えば、多条刈用のバインダ
ーに適用して実施して良い。 【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】引起し装置の入力系の配設状態を示す側面図 【図2】コンバイン前部の側面図 【図3】引起し装置に対する伝動系を示す概略図 【図4】従来の引起し装置の入力系の配設状態を示す側
面図 【符号の説明】 3 引起し装置 3a 入力軸 3s 駆動スプロケット 4 刈取装置 12 駆動軸 15 伝動軸 16 ベベルギヤ、 A 走行車体 B 前処理部 Q 入力軸の軸芯 R 伝動軸の軸芯

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】刈取装置(4)および複数個の引起し装置(3)を備え
    る前処理部(B)を、走行車体(A)に対して駆動昇降
    自在に装備し、 前記前処理部(B)に備えられた複数の引起し装置
    (3)の間に形成される引起し経路の上方に、一方の引
    起し装置(3)側から他方の引起し装置(3)側へ駆動
    力を伝える横向きの駆動軸(12)を配設し、 前記横向きの駆動軸(12)から垂下された伝動軸(1
    5)と、引起し装置(3)上部の駆動スプロケット(3
    s)と連結する後方突出状態の入力軸(3a)とを、ベ
    ベルギヤ機構(16)を介して連動連結し、 前記入力軸(3a)の軸芯(Q)と、前記伝動軸(1
    5)の軸芯(R)とで形成される角度を、機体側面視で
    90度より小に設定するとともに、前記ベベルギヤ機構
    (16)を、引起し装置(3)の後面側に配設してある
    刈取収穫機。
JP7058556A 1995-03-17 1995-03-17 刈取収穫機 Expired - Lifetime JP2618213B2 (ja)

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