JP2617254B2 - ブレーキレバー装置の位置調節構造 - Google Patents

ブレーキレバー装置の位置調節構造

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JP2617254B2
JP2617254B2 JP3214600A JP21460091A JP2617254B2 JP 2617254 B2 JP2617254 B2 JP 2617254B2 JP 3214600 A JP3214600 A JP 3214600A JP 21460091 A JP21460091 A JP 21460091A JP 2617254 B2 JP2617254 B2 JP 2617254B2
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brake lever
bolt
piston
lever
brake
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誠治 栗本
裕之 吉田
泰典 岡崎
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレーキレバー装置の位
置調節構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動二輪車,三輪車のハンドル
バーにはブレーキレバー装置が設けられており、このよ
うなブレーキレバー装置は通常ハンドルバー側に取付け
られ、内部にピストンを揺動自在に嵌装したシリンダ部
と、ブレーキレバーを枢支するレバーホルダー等から構
成される。特開昭62−152993号公報にはこのよ
うなブレーキレバー装置の開示があり、このブレーキレ
バー装置では、ブレーキレバーをスプリングで作動方向
に付勢するとともにブレーキレバーに形成した取付け部
にアジャストボルトを突出量可変に取付け、このアジャ
ストボルト先端をピストンに当接させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構造のブレーキレバー装置ではアジャストボルトの突
出量を規制するためにアジャストボルト外周に一定長さ
の凹溝を形成するとともにブレーキレバー側に前記凹溝
に係合するピンを設け、アジャストボルトが一定範囲内
でのみ移動できる構造を採用している。このようなブレ
ーキレバー装置ではアジャストボルトが適正な範囲で移
動できるようにアジャストボルトの凹溝の長さを精度良
く形成しなければならず、これによりブレーキレバー装
置の製造が容易でなくなりコストが高くなるという不具
合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、ハンドルバー側に取付けられ、内部にピスト
ンを摺動自在に嵌装したシリンダ部と、このシリンダ部
に一体に形成したレバーホルダーと、このレバーホルダ
ーに枢支したブレーキレバーとからなり、このブレーキ
レバーに前記ピストンを押圧するボルトを突出量可変に
設け、前記レバーホルダーとブレーキレバーとの間に前
記ボルトを常時ピストンに当接させる方向に付勢する付
勢手段を設け、前記ブレーキレバーとレバーホルダー
の間に前記ボルトの最大突出時でもブレーキレバーが反
作動方向に回動出来る間隙を形成し、前記ボルトがブレ
ーキレバーから全く突出していない時でも前記ピストン
に当接する当接部を前記ブレーキレバーに形成したこと
を特徴とする。
【0005】
【作用】ブレーキレバーとレバーホルダーの間に、ボル
トをピストンに当接する付勢手段を備え、且つボルトの
最大突出時でもブレーキレバーが反作動方向に回動でき
る間隙を形成した。従って、ボルト突出量の調節時にボ
ルトを突出させた場合、前記間隙によりブレーキレバー
装置を、突出した分だけ反作動方向に戻して、ブレーキ
を正常に作動する。又、ブレーキレバーに前記ボルトの
最小突出時でも前記ピストンに当接する当接部を形成し
たので、ボルト突出量の調節時にボルトを全く突出させ
なかった場合、当接部がピストンに当接してこのピスト
ンを押すので所定の制動力を得ることができる。従っ
て、ボルトの突出量を正確に規制する必要がない。この
ため、従来の様にボルトに凹溝を形成し、この凹溝の幅
寸法管理をする必要がなくなるのでブレーキレバー装置
の製造が容易になる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基
いて説明する。図1はブレーキレバー装置の一部破断平
面図を示し、図中1はハンドルバー,1aはグリップ,
2はシリンダ部,3はシリンダ部2内に動自在に配置
したピストンで、シリンダ部2内にはこのピストン3に
より圧力室4が形成される。
【0007】前記ピストン3の外周にはシールリング
6,6を設け、又、シリンダ2とピストン3の間にはリ
ターンスプリング7を設け、ピストン3を常時図1のA
方向に付勢するようにする。前記シリンダ部2の端部に
は筒部8を形成し、この筒部8の下部には切欠き8aを
形成する。又、シリンダ部2にはボス部9、11を形成
し、ボス部9にはオイル出口10を形成する。ボス部1
1はボルトbによりハンドルバー1に固定される。前記
オイル出口10にはボルト12が螺合し、このボルト1
2の外周には口金13が嵌合する。尚、前記ボルト12
と口金13の間、及び口金13とボス部9の間には夫々
ワッシャー15,15を配置し、この状態でボルト12
をオイル出口10に螺合するようにする。前記口金13
に一体的に設けた部13aはコネクタ17を介してブ
レーキホース18の一端に接続し、このブレーキホース
18の他端は例えば前輪側のディスクブレーキ装置に接
続する。前記ボルト12にはオイル通路12a,12b
を形成し、オイル通路12aは前記圧力室4に連通す
る。又オイル通路12bは部13a内のオイル通路1
3bに連通し、このオイル通路13bは前記ブレーキホ
ース18内に連通する。
【0008】前記シリンダ部2の外側端部にはレバーホ
ルダー部19を一体的に形成し、このレバーホルダー部
19には軸20を介してブレーキレバー21の基端側を
枢着する。このブレーキレバー21にはボス部22を一
体的に形成し、このボス部22の先端側を当接部23と
して構成する。前記ボス部22にはボルト24を螺合
し、このボルト24は先端側が前記ピストン3の端面に
当接する。このボルト24を回転させるとこのボルト2
4のボス部22から先の突出量が自由に変り、これによ
りブレーキレバー21の位置の初期設定、即ち位置調整
が行える。前記当接部23は、ボルト24が最小の突出
量(もしくは全く突出していない状態)でもブレーキレ
バー21を回動させると前記ピストン3に当接するよう
にする。(図3参照)
【0009】一方、前記レバーホルダ部19とブレーキ
レバー21との間にはボルト24が最大量突出していて
も(図1の状態)一定以上の間隔を有する隙間Sを形成
する。前記レバーホルダ部19には穴部19aを、又ブ
レーキレバー21には穴部21aを夫々形成し、これら
の穴部19a,21aにはスプリング26を配置し、こ
のスプリング26でブレーキレバー21を作動方向、即
ち図1のB方向に付勢するようにする。尚、このスプリ
ング26の弾力は前記リターンスプリング7よりも弱い
ものとする。
【0010】ブレーキレバー21を作動方向、即ち図1
のB方向に操作すれば、ボルト24がピストン3をD方
向に動させ、圧力室4で圧力が発生し、この圧力はオ
イル通路12a,12b,13b,ブレーキホース18
を介して前輪側ディスクのブレーキ装置に送られ、該ブ
レーキ装置が作動する。尚、図2はブレーキレバー21
を最も大きく操作した状態を示している。前記ブレーキ
レバー2の位置の初期設定、即ち位置調整はボルト2
4を回転させ、このボルト24の突出量を変えることで
行う。ボルト24の突出量を大きくすればブレーキレバ
ー2はC方向に偏位してグリップ1aから離れ、逆に
ボルト24の突出量を少なくすればブレーキレバー2
はB方向に偏位してグリップ1aに近づく。
【0011】以上において、本実施例ではボルト24が
最大突出量となっていてもレバーホルダ部19とブレー
キレバー21との間に隙間Sがあるので、ブレーキレバ
ー21の位置調整を行う際に誤ってボルト24を突出さ
せ過ぎてしまったとしても前記隙間Sによりブレーキレ
バー21が反作動方向、即ち図1のC方向に回動し、余
分な突出量を吸収する。従ってボルト24が適正な突出
量を越えるような調整を行ったとしてもオーバーアジャ
ストとなることがない。一方、前記当接部23は、ボル
ト24が最小の突出量(若しくは全く突出していない状
態)でもブレーキレバー21を回動させると前記ピスト
ン3に当接するので、ブレーキレバー21の位置調整時
に誤ってボルト24の突出量を過小としてもブレーキレ
バー21はスプリング26により回動され、当接部23
がピストン3を押し、所定の制動力を得ることができ
る。従って従来の様にボルト24に凹溝を形成するとと
もにボス部22に前記凹溝に係合するピンを設け、これ
ら凹溝とピンによりボルト24の突出量を規制する構造
のものに比べ、本実施例のものはボルト24に凹溝を形
成しなくてよくなり、また、凹溝の寸法管理を行う必要
がなくなるので、ブレーキレバー装置の製造を容易にす
ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ブレ
ーキレバー装置の位置調整時に、ボルトを突出させた場
合、前記間隙によりブレーキレバー装置を、突出した分
だけ反作動方向に戻して、ブレーキを正常に作動する。
一方、ボルトを全く突出させなかった場合、当接部がピ
ストンに当接してこのピストンを押すので所定の制動力
を得ることができる。従って、ボルトの突出量を正確に
規制する必要がない。 このため、従来の様にボルトに凹
溝を形成し、この凹溝の幅寸法管理をする必要がなくな
るのでブレーキレバー装置の製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキレバー装置の一部破断平面図
【図2】ブレーキレバーを操作した状態でのブレーキレ
バー装置の一部破断平面図
【図3】ボルトの突出量を最小とした状態でのブレーキ
レバー装置の一部破断平面図
【符号の説明】
1…ハンドルバー 2…シリンダ部 3…ピストン 19…レバーホルダー部 21…ブレーキレバー 23…当接部 24…ボルト 26…スプリング S…隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルバー側に取付けられ、内部にピ
    ストンを摺動自在に嵌装したシリンダ部と、このシリン
    ダ部に一体に形成したレバーホルダーと、このレバーホ
    ルダーに枢支したブレーキレバーとからなり、このブレ
    ーキレバーに前記ピストンを押圧するボルトを突出量可
    変に設け、前記レバーホルダーとブレーキレバーとの間
    に前記ボルトを常時ピストンに当接させる方向に付勢す
    る付勢手段を設け、前記ブレーキレバーとレバーホルダ
    の間に前記ボルトの最大突出時でもブレーキレバー
    が反作動方向に回動出来る間隙を形成し、前記ボルトが
    ブレーキレバーから全く突出していない時でも前記ピス
    トンに当接する当接部を前記ブレーキレバーに形成した
    ことを特徴とするブレーキレバー装置の位置調節構造。
JP3214600A 1991-07-31 1991-07-31 ブレーキレバー装置の位置調節構造 Expired - Lifetime JP2617254B2 (ja)

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JPH0539079A JPH0539079A (ja) 1993-02-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019217942A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 日信工業株式会社 バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ装置

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JPS6215299A (ja) * 1985-07-10 1987-01-23 コ−ステイツク−グロ・インタ−ナシヨナル・インコ−ポレ−テツド 多成分洗浄組成物およびその使用方法
JPS633918U (ja) * 1986-06-25 1988-01-12

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