JP2616949B2 - 凍結乾燥製剤 - Google Patents
凍結乾燥製剤Info
- Publication number
- JP2616949B2 JP2616949B2 JP5568488A JP5568488A JP2616949B2 JP 2616949 B2 JP2616949 B2 JP 2616949B2 JP 5568488 A JP5568488 A JP 5568488A JP 5568488 A JP5568488 A JP 5568488A JP 2616949 B2 JP2616949 B2 JP 2616949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acetylcholine
- preparation
- present
- lyophilized formulation
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアセチルコリン又はその塩並びにアミノ酸を
含有する凍結乾燥製剤に関する。
含有する凍結乾燥製剤に関する。
[従来の技術] アセチルコリンは不安定な化合物であり、その製剤に
おいては該化合物の分該を防止すべく種々検討がなされ
てきた。
おいては該化合物の分該を防止すべく種々検討がなされ
てきた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者はアセチルコリン又はその塩を凍結乾燥製剤
とした際の該化合物の安定性を向上させるべく鋭意検討
した結果、本発明を完成した。
とした際の該化合物の安定性を向上させるべく鋭意検討
した結果、本発明を完成した。
[発明の構成] 本発明はアセチルコリン又はその塩及びアミノ酸を含
有する凍結乾燥製剤に関する。
有する凍結乾燥製剤に関する。
アセチルコリンの塩としては塩酸等の無機酸、有機酸
の酸付加塩をあげることができる。
の酸付加塩をあげることができる。
アミノ酸としては、アラニン、バリン、ロイシン、イ
ソロイシン、フェニルアラニン、プロリン、リジン、ト
リブトファン等をあげることができ、好ましくはアラニ
ン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン等をあ
げることができる。該アミノ酸は通常アセチルコリンに
対し等モル〜7倍モル好ましくは2〜6倍モル使用され
る。
ソロイシン、フェニルアラニン、プロリン、リジン、ト
リブトファン等をあげることができ、好ましくはアラニ
ン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン等をあ
げることができる。該アミノ酸は通常アセチルコリンに
対し等モル〜7倍モル好ましくは2〜6倍モル使用され
る。
本発明の製剤は上記二成分以外にマルトース、ラクト
ース等の糖類等を含有してもよい。
ース等の糖類等を含有してもよい。
本発明の製剤を製造するには以下のようにすればよ
い。即ち、アセチルコリン又はその塩、アミノ酸及び所
望により上記添加剤を適当量の水又はリン酸緩衝液、酢
酸緩衝液、ホウ酸緩衝液等の緩衝液に溶解し、必要に応
じてpHを中性域に調整し、無菌濾過する。濾液をバイア
ル又はアンプル等の容器に分注し、次いで常法により凍
結乾燥した後密栓又は溶閉することにより本発明の製剤
を製することができる。又、上記濾液を凍結乾燥し得ら
れる粉末を上記の容器に加え、次いで密栓又は溶閉する
ことによっても本発明の製剤を得ることができる。
い。即ち、アセチルコリン又はその塩、アミノ酸及び所
望により上記添加剤を適当量の水又はリン酸緩衝液、酢
酸緩衝液、ホウ酸緩衝液等の緩衝液に溶解し、必要に応
じてpHを中性域に調整し、無菌濾過する。濾液をバイア
ル又はアンプル等の容器に分注し、次いで常法により凍
結乾燥した後密栓又は溶閉することにより本発明の製剤
を製することができる。又、上記濾液を凍結乾燥し得ら
れる粉末を上記の容器に加え、次いで密栓又は溶閉する
ことによっても本発明の製剤を得ることができる。
[発明の効果] 本発明の製剤は、アセチルコリン又はその塩の安定性
を増大させることができ、医療上有用な製剤である。
を増大させることができ、医療上有用な製剤である。
以下、本発明を実施例及び試験例によって説明する
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例1 塩化アセチルコリン250mg(1.4ミリモル)にアラニン
490mg(5.5ミリモル)を添加し、pH6.0のBritton−Robi
nson緩衝液を加えて溶かし全量を50mlとしてpH6.0に調
整した。得られた水溶液を5mlのアンプルに1mlずつ分注
し、常法により凍結乾燥し溶閉して塩化アセチルコリン
とアラニンを含有する凍結乾燥製剤を得た。
490mg(5.5ミリモル)を添加し、pH6.0のBritton−Robi
nson緩衝液を加えて溶かし全量を50mlとしてpH6.0に調
整した。得られた水溶液を5mlのアンプルに1mlずつ分注
し、常法により凍結乾燥し溶閉して塩化アセチルコリン
とアラニンを含有する凍結乾燥製剤を得た。
塩化アセチルコリンに各種のアミノ酸を添加し以下実
施例1と同様にして実施例2〜7の凍結乾燥製剤を得
た。
施例1と同様にして実施例2〜7の凍結乾燥製剤を得
た。
対照例 塩化アセチルコリン250mgにpH6.0のBritton−Robinso
n緩衝液を加えて溶解し、以下実施例1と同様にして凍
結乾燥製剤を得た。
n緩衝液を加えて溶解し、以下実施例1と同様にして凍
結乾燥製剤を得た。
試験例 実施例及び対照例で得た製剤を70℃で2日間保存した
後、塩化アセチルコリンの残存率を高速液体クロマトグ
ラフィーを用いて検討した。結果を以下の表に示した。
後、塩化アセチルコリンの残存率を高速液体クロマトグ
ラフィーを用いて検討した。結果を以下の表に示した。
*液体クロマトグラフィーの条件 溶離液:メタノールと0.05Mリン酸緩衝液(pH2.5)の混
液(20:80)にヘプタンスルホン酸ナトリウムを0.005M
に、且つ過塩素酸ナトリウムを0.01Mになるように添加
したもの。
液(20:80)にヘプタンスルホン酸ナトリウムを0.005M
に、且つ過塩素酸ナトリウムを0.01Mになるように添加
したもの。
カラム:shodex ODS F−411A(昭和電工社製) 波長:210nm 上表から明らかなように、本発明の製剤は対照例の製
剤に比べ優れたアセチルコリンの安定性を示した。
剤に比べ優れたアセチルコリンの安定性を示した。
Claims (1)
- 【請求項1】アセチルコリン又はその塩及びアミノ酸を
含有する凍結乾燥製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5568488A JP2616949B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 凍結乾燥製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5568488A JP2616949B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 凍結乾燥製剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01228913A JPH01228913A (ja) | 1989-09-12 |
JP2616949B2 true JP2616949B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13005727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5568488A Expired - Lifetime JP2616949B2 (ja) | 1988-03-09 | 1988-03-09 | 凍結乾燥製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2616949B2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-09 JP JP5568488A patent/JP2616949B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01228913A (ja) | 1989-09-12 |
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