JP2616770B2 - 塗料組成物 - Google Patents

塗料組成物

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JP2616770B2
JP2616770B2 JP62061655A JP6165587A JP2616770B2 JP 2616770 B2 JP2616770 B2 JP 2616770B2 JP 62061655 A JP62061655 A JP 62061655A JP 6165587 A JP6165587 A JP 6165587A JP 2616770 B2 JP2616770 B2 JP 2616770B2
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隆敏 鈴木
宏明 林
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龍介 辻
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸臭性に優れた塗料組成物に関し、より詳
しくは、無機質系塗料バインダまたは有機質系塗料バイ
ンダからなる塗料バインダーと含水珪酸マグネシウム質
粘土鉱物とを主成分として成る吸臭性に優れた塗料組成
物に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
近年、生活水準の向上とともに、建造物や車両、その
他の室内の気体雰囲気中の臭気、悪臭等について、これ
ら臭気、悪臭等を低減するより充分な対策が要求される
ようになってきた。この臭気、悪臭等は、一般家庭にお
いては、閉空間の臭い、例えば、トイレの臭い、押入れ
の臭い及び湿気、台所の生ゴミ臭、集会場・談話室等の
大勢人の集まる場所における口臭、体臭、タバコ臭等の
臭いがある。また、アルミサッシ等の普及により、住居
内の気密性がよくなったが、その反面、住居内で悪臭、
不快臭が発生した場合の消臭が難しくなってきている。
従来より、この臭気、悪臭等を除去する手段として
は、活性炭等の吸着剤や液体脱臭剤を用い、これを散布
または揮発せしめる方法があるが、その脱臭効果は一時
的なもので、満足するような効果は得られない。また、
浄化装置を取りつけてその除去を試みているが、小型の
ものでは充分な効果が得られず、大型のものは装置が大
掛りとなり室内空間が狭められ、またコスト高となる。
更に、液体消臭剤を保持させた炭酸カルシウムをポリ塩
化ビニル樹脂等の表面樹脂層に混入させた壁紙が提案さ
れている。しかし、この場合、樹脂層に混入させている
ためその脱臭性能は充分なものではなく、また、液体消
臭剤は効果を長時間にわたって持続させることができな
い。
また、この吸臭性を有する材料としては、セルロース
繊維に含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物を混入した吸臭
材料(特願昭59−259575,特願昭59−259576,特願昭59−
259577,特願昭59−259578)等がある。これら吸臭材料
は、確かに優れた吸臭性能を有しているが、内装材とし
て用いた場合、その汚れを除去する際に表面が傷つき易
いという問題点があり、内装材としての長期の使用には
必ずしも満足できるものではなかった。
そこで、本発明者等は、これら従来の問題点を解決す
べく鋭意研究し、各種の系統的実験を重ねた結果、内装
材等建築材の表面に塗布する塗料の中に、吸臭性能を有
する物質を含有せしめ、この塗料組成物を建築材に塗布
することにより吸臭性に優れた材料を得ることができる
ことに着目し、本発明を成すに至ったものである。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、吸臭性に優れた塗料組成物を提供す
るにある。
〔発明の説明〕
(第1発明の構成) 本発明の塗料組成物は、無機質系塗料バインダからな
る塗料バインダーと、該塗料バインダーの固形分100重
量部に対して50重量部〜500重量部の含水珪酸マグネシ
ウム質粘土鉱物とからなり、前記含水珪酸マグネシウム
質粘土鉱物が、長さが10μm以下で、アスペクト比が10
0以下の範囲内にある微結晶の集合体であり、吸臭性に
優れていることを特徴とする。
(第2発明の構成) 本発明の塗料組成物は、有機質系塗料バインダからな
る塗料バインダーと、該塗料バインダーの固形分100重
量部に対して50重量部〜500重量部の含水珪酸マグネシ
ウム質粘土鉱物とからなり、前記含水珪酸マグネシウム
質粘土鉱物が、長さが10μm以下で、アスペクト比が10
0以下の範囲内にある微結晶の集合体であり、吸臭性に
優れていることを特徴とする。
〔発明の作用〕
本発明の塗料組成物が、優れた効果を発揮するメカニ
ズムについては、未だ必ずしも明らかではないが、次の
ように考えられる。
(第1発明の作用) 本発明の塗料主成分である含水珪酸マグネシウム質粘
土鉱物は、直径が0.005〜0.6μm程度の繊維の集合体
で、該繊維に平行に約10×6Å程度の長方形の断面を持
つ細孔が存在する。したがって、この粘土鉱物の比表面
積は150〜400m2/gあり、結晶構造による10Å付近の細孔
と繊維径によると思われる200Å付近の細孔が多数みら
れる。この大きな比表面積と細孔が、アンモニア等の臭
気性ガス状物質の受容部位として機能し、気中の臭気性
ガス状物質を吸臭しているものと考えられる。また、前
記粘土鉱物は上記の臭気性ガス状物質の他に水、アルコ
ール、水蒸気等の吸着性にも優れている。
なお、本発明では、前記粘土鉱物は、粉末状、粒状或
いは板状の何れの形で用いてもよいが、この粘土鉱物の
有する孔が残留する程度に粉砕したものがよく、長さが
10μm以下でアスペクト比(繊維長/繊維径)100以下
の範囲内にある微結晶の集合体であるものを用いる。こ
れにより、前記細孔の前記作用、すなわち気中の臭気性
ガス状物質の吸臭能や、湿気等の吸放湿能をより一層発
揮することができる。
また、他の主成分としての塗料バインダーは、セメン
ト、コロイダルシリカ等の無機質系塗料バインダーから
なる。この塗料バインダーは、吸臭性をほとんど示さな
い。しかし、塗膜形成時において、塗料バインダーと前
記粘土鉱物の粒子が混在しながら造膜するため、本発明
の構成では該塗料バインダーが該粘土鉱物の性能を阻害
しない。
したがって、本発明の塗料は主成分である含水珪酸マ
グネシウム質粘土鉱物が有する優れた吸臭性および吸・
放湿性等の吸着性を阻害することなくその効果を発揮す
ることができると考えられる。
ここで、本発明の塗料組成物は、前記塗料バインダー
の固形分100重量部に対して、前記含水珪酸マグネシウ
ム質粘土鉱物を50重量部〜500重量部含有してなる。該
粘土鉱物の含有量が50重量部以上としたのは、これより
少ない場合は、相対的に塗料バインダーの量が多くなる
ために前記粘土鉱物が塗料バインダーに被覆包含されて
しまい、吸着能力が低下し、その結果として吸臭性が著
しく悪くなるからである。また、該含有量が500重量部
を越えると、付着性または耐ひび割れ性が低下する。
(第2発明の作用) 本発明の塗料主成分である含水珪酸マグネシウム質粘
土鉱物は、直径が0.005〜0.6μm程度の繊維の集合体
で、該繊維に平行に約10×6Å程度の長方形の断面を持
つ細孔が存在する。したがって、この粘土鉱物の比表面
積は150〜400m2/gあり、結晶構造による10Å付近の細孔
と繊維径によると思われる200Å付近の細孔が多数みら
れる。この大きな比表面積と細孔が、アンモニア等の臭
気性ガス状物質の受容部位として機能し、気中の臭気性
ガス状物質を吸臭しているものと考えられる。また、前
記粘土鉱物は上記の臭気性ガス状物質の他に水、アルコ
ール、水蒸気等の吸着性にも優れている。
なお、本発明では、前記粘土鉱物は、粉末状、粒状或
いは板状の何れの形で用いてもよいが、この粘土鉱物の
有する孔が残留する程度に粉砕したものがよく、長さが
10μm以下でアスペクト比(繊維長/繊維径)が100以
下の範囲内にある微結晶の集合体であるものを用いる。
これにより、前記細孔の前記作用、すなわち気中の臭気
性ガス状物質の吸臭能や、湿気等の吸放湿能をより一層
発揮することができる。
また、他の主成分としての塗料バインダーは、エマル
ジョンタイプおよび溶液タイプ等の有機質系塗料バイン
ダーからなる。この塗料バインダーは、吸臭性をほとん
ど示さない。しかし、塗膜形成時において、塗料バイン
ダーと前記粘土鉱物の粒子が混在しながら造膜するた
め、本発明の構成では該塗料バインダーが該粘土鉱物の
性能を阻害しない。
したがって、本発明の塗料は主成分である含水珪酸マ
グネシウム質粘土鉱物が有する優れた吸臭性および吸・
放湿性等の吸着性を阻害することなくその効果を発揮す
ることができると考えられる。
ここで、本発明の塗料組成物は、前記塗料バインダー
の固形分100重量部に対して、前記含水珪酸マグネシウ
ム質粘土鉱物を50重量部〜500重量部含有してなる。該
粘土鉱物の含有量が50重量部以上としたのは、これより
少ない場合は、相対的に塗料バインダーの量が多くなる
ために前記粘土鉱物が塗料バインダーに被覆包含されて
しまい、吸着能力が低下し、その結果として吸臭性が著
しく悪くなるからである。また、該含有量が500重量部
を越えると、付着性または耐ひび割れ性が低下する。
〔発明の効果〕
(第1発明の効果) 本発明の塗料組成物は、優れた吸臭性能を有する無機
質系の塗料組成物である。
(第2発明の効果) 本発明の塗料組成物は、優れた吸臭性能を有する有機
質系の塗料組成物である。
〔実施態様の説明〕
本発明の塗料組成物は、以下の実施態様を採り得る。
本実施態様において用いる塗料バインダーは、塗膜主
要素となるものであり、吸臭性を有する含水珪酸マグネ
シウム質粘土鉱物を保持して、壁材、天井材等の内装
材、建築材などに塗布する場合に結合剤の役割をする物
質である。具体的には、セメント、コロイダルシリカ等
の無機質系塗料バインダー、または、エマルションタイ
プおよび溶液タイプ等の有機質系塗料バインダーが挙げ
られる。
無機質系塗料バインダーのうちセメントは、一般にセ
メントとして市販されているもの、あるいはこれに類似
せるもので上述の如く接着作用を有するものであれば如
何なるものも使用できる。例えば、ポルトランドセメン
ト、アルミナセメント、マグネシアセメント、消石灰、
石膏などがあるが、通常一般にはポルトランドセメント
か白色セメント(ポルトランドセメント系)が用いられ
る。また、付着性や耐水性、耐候性等を補強するために
セメント混和用ポリマーディスパージョン及び再乳化形
粉末樹脂等を加えてポリマーセメントとして用いてもよ
く、あるいは補助材料としてドロマイトプラスター、消
石灰等を加えてもよい。
また、有機質系塗料バインダーのうち、エマルション
タイプのものは分散質としてのラテックス粒子と、分散
媒としての水等から構成される高分子ラテックスであ
る。この高分子ラテックスには、合成樹脂ラテックスと
ゴムラテックスがある。このうち、合成樹脂ラテックス
は、分散媒としてのラテックス粒子と、分散媒としての
水等から構成され、塗膜形成に際しては、常温で粒子相
互間の融着がおこり、バインダーとして有効に作用し、
塗膜をより形成し易いので好ましい。このラテックス粒
子は、普通は直径が0.1〜1μ程度の球状ポリマー粒子
と保護層から成り、分散媒としての水は、更に界面活性
剤、水溶性ポリマーおよび製造に使用された重合開始剤
切片や緩衝剤などの無機塩を含んでもよい。ここで、該
ラテックスのポリマーは、硬質成分モノマーと軟質成分
モノマーとの共重合体、又はこれらの単一重合体等の熱
可塑性ポリマーなど、通常用いられるものである。この
硬質成分モノマーとしては、スチレン(St)、メチルメ
タクリレート(MMA)、塩化ビニル(VC)、アクリルニ
トリル、酢酸ビニル(VAc)等が、また、軟質成分モノ
マーとしては、エチルアクリレート(EA)やブチルアク
リレート(BA)、2−エチルヘキシルアクリレート等の
高級アルキルアクリレート、高級アルキルマレエートお
よびフマレート、プロピオン酸ビニルVeoVa911または91
0等の高級ビニルエステル、高級ビニルエーテル、ブタ
ジエン、エチレン等がある。
また、前記ポリマー粒子は、通常はその界面に形成さ
れる保護層の働きで、ラテックス粒子として安定に水中
に分散されており、この保護層は、吸着保護層または
(化学的)結合保護層の何れか一方で構成してもよい
し、更には、吸着保護層と結合保護層の複合層で構成し
てもよい。この吸着保護層は、界面活性剤や水溶性ポリ
マーが粒子表面に物理吸着して形成され、結合保護層
は、カルボキシル基や水酸基または水溶性ポリマーが粒
子に化学結合して形成され、更に、複合層は、結合保護
層と(化学)結合保護層との二層から構成するか、また
は物理吸着あるいは化学結合をする物質が混在した保護
層で構成してもよい。
具体的に例示すれば、合成樹脂ラテックスとしては、
カルボキシ変性スチレンブタジエン、スチレンブタジエ
ン、アクリロニトリルブタジエン、酢酸ビニルエチレン
コポリマ、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニルプロピオン酸ビ
ニルコポリマ、酢酸ビニル塩化ビニルコポリマ、酢酸ビ
ニルアクリレートコポリマ、アクリル酸エステル等の合
成樹脂ラテックスがある。
また、ゴムラテックスとしては、天然ゴムラテック
ス、スチレンブタジエンゴムラテックス、アクリロニト
リルゴムラテックス、アクリロニトリルブタジエンゴム
ラテックス、イソプレンインブチレンゴムラテックス、
ポリイソブチレンラテックス、ポリブタジエンラテック
ス、ポリイソプレンラテックス、ポリクロロプレンラテ
ックス、エチレンプロピレンラテックス、エチレンプロ
ピレンポリマーラテックス等がある。
また、含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物(以下、粘土
鉱物という)は、含水珪酸マグネシウムを主成分とし、
その表面に反応性に富む水酸基を有する粘土鉱物であ
る。また、この粘土鉱物は、直径が0.005〜0.6μm程度
の繊維からなり、該繊維に平行に約10〜6Å程度の長方
形の断面を持つ細孔(チャンネル)が存在するもので、
それ自体が、気中の湿気を吸着したり放出したりする性
質、及び気中の臭気、悪臭、異臭等の臭気性ガス状物質
を吸着したりする性質を有する。尚、この粘土鉱物は、
マグネシウム或いは珪素の一部がアルミニウム、、鉄、
ニッケル、ナトリウム等に置換されている場合もある。
具体的には、セピオライト(Sepiolite),シロタイ
ル(Xylotile),ラフリナイト(Loughlinite),ファ
ルコンドアイト(Falcodoite),パリゴルスカイト(Pa
lygorskite)等があり、これらの一種または二種以上の
混合物を用いる。また、これらのものを、400〜800℃の
温度範囲内で仮焼したものを用いてもよい。
また、通称で、マウンテンコルク(Mountain cor
k),マウンテンウッド(Mountain wood),マウンテン
レザー(Mountain leather),海泡石(Meers−chau
m),アタパルジャイト(Attapulgite)等と呼ばれる鉱
物は,これに当たる。
この粘土鉱物は、粉末状、粒状或いは板状の何れの形
で用いてもよいが、この粘土鉱物の有する孔が残留する
程度に粉砕したものがよく、長さが10μm以下でアスペ
クト比(繊維長/繊維径)が100以下の範囲内にある微
結晶の集合体であるもを用いる。
この際の粉砕は、ジョークラッシャー、ハンマーミ
ル、ピンミル、振動ミル、ボールミル、ミキサーなどを
用い、所望する粒径に乾式粉砕或は湿式粉砕し、必要が
あれば分級を行ってもよい。また、前記粘土鉱物の粒径
は塗料皮膜の外観に大きく影響するので、希望する塗装
仕上げに応じて粒径を変えるのが望ましい。例えば、砂
壁状仕上げとするときには該粘土鉱物を数mm〜0.2mm程
の粒状として、骨材として用いることが好ましく、フラ
ット状仕上げや立体模様仕上げとするときには、前記粘
土鉱物を粉砕し、粉末状として用いることが好ましい。
また、砂壁状仕上げにおいて、前記粘土鉱物は粉末状と
し、骨材は、珪砂など通常のものを用いることもでき
る。何れの場合においても、前記粘土鉱物の粒径は希望
する仕上げ外観を損なわない範囲でできるだけ大きい方
が、吸臭性を損なわず好ましい。
本実施態様の塗料組成物は、前記塗料バインダーの固
形分100重量部に対して、前記粘土鉱物を100重量部以上
含有してなることが好ましい。該粘土鉱物の含有量が10
0重量部以上になると吸臭性はより向上する。
本実施態様の塗料組成物は、本発明の効果を損なわな
い範囲で一般的な塗料用に使用する各種添加材を配合す
ることができる。これらの添加材としては、炭酸カルシ
ウム、タルク、カオリン、ベントナイト、珪砂粉、硫酸
バリウム、マイカ、メタホウ酸バリウム、合成ケイ酸ア
ルミニウム、水酸化アルミウニム、ケイ酸カルシウム、
ケイ藻土等の充填剤(体質顔料)、または酸化チタン、
フタロシアニンブルー、亜鉛華、カーボンブラック、黄
土、ベンザイエロー、ベンガラ、トルイジンマルーン、
酸化クロム等の着色顔料類の他に、分散剤、湿潤剤、増
粘剤、可塑剤、成膜助剤、防腐剤、防カビ剤、消泡剤、
凍結安定剤、軽量骨剤(発泡クレー、軽石、パーライ
ト、発泡スチロール粉、シラスバルーン、ヒル石等)、
寒水石等を適宜含ませることができる。
本実施態様の塗料組成物の製造方法は、塗料バインダ
ーとして、有機系塗料バインダーを使用する場合は、一
般的な塗料と同様な方法で行うことができる。しかし、
前記粘土鉱物は塗料液中で粒子が崩れ易い為、特に砂壁
状仕上げなどのように前記粘土鉱物を顆粒状で用いる場
合には、ハイスピードミル、ボールミル、サンドミル等
の分散装置を使用して粘土鉱物を除く各種配合材料を順
次添加し、混合分散した後、前記粘土鉱物を添加し、プ
ロペラ撹拌機、モルタルミキサー、ハンドミキサー等を
用い、前記粘土鉱物の粒子を崩さないように低速回転で
混合分散するのが望ましい。
特に、塗料バインダーとして高分子ラテックスを使用
する場合は、以下の方法で行うことが好ましい。先ず、
高分子ラテックスを調整する(高分子ラテックス調整工
程)。この場合、この高分子ラテックスは、化学的機械
的安定性に優れたものであることが好ましい。また、高
分子ラテックスは、アクリル樹脂系ラテックス等の弱ア
ルカリ性の高分子ラテックスであることが好ましい。こ
れは、弱アルカリ性の高分子ラテックスを用いた場合、
塗料組成物の貯蔵安定性が優れているからである。次
に、この高分子ラテックスに粘土鉱物を添加し、粘土鉱
物の形状および高分子ラテックスの分散安定性を保持し
ながら撹拌・混和して本実施態様にかかる塗料組成物を
得る(混合工程)。
また、塗料バインダーとして、セメントまたはポリマ
ーセメントを使用する場合には、前記粘土鉱物とセメン
トとその他固体の配合材料を予め乾式混合しておき(原
料調整工程)、これに所定量のセメント混和用ポリマー
ディスパージョンその他添加剤を分散したものを加え、
ハンドミキサー、モルタルミキサーなどを用い混合撹拌
する方法が用いられる(混合工程)。
尚、上記方法により製造する塗料組成物は、塗装しや
すいように水あるいは増粘剤の量と撹拌方法を適宜調整
し、粘度調整を行う。
また、塗装方法としては、ローラー塗り、ハケ塗り、
コテ塗り、スプレー塗り、シャワーコート、バーコート
等何れの方法を用いてもよく、該塗膜の表面形状も上記
塗料組成と塗装方法の選択により自在に変化させ得る。
本実施態様の塗料組成物を内装材や建築材に用いる場
合は、その吸臭性を効果的に発現させるために、単層仕
上げが望ましいが、複層仕上げであってもよく、この場
合、更にこれら塗料層に空孔部を多数形成してもよい。
空孔部の粘土鉱物の吸臭作用により、更に吸臭効果を発
揮することができる。この塗装に際しては、ベニヤ板等
の木材、鉄板、トタン等の金属、石膏ボード、コンクリ
ート、土壁、タイル等殆どの基材上に塗料バインダーを
選択することにより塗装できる。したがって、内装仕上
げ用に本実施態様の塗料組成物を用いる場合には、予
め、石膏ボード、ベニヤ板等の内装材上に塗装し、化粧
内装材とすることも、或いは施工後内壁、天井等の内装
基材上に吹付け、ハケ塗り、ローラー塗り等で塗装する
こともどちらも可能である。
本実施態様の塗料の塗装後の乾燥については、自然乾
燥、加湿乾燥、加熱乾燥、加湿加熱乾燥等、通常の塗膜
の乾燥方法が使用できる。
本実施態様において、塗料バインダーは、それ自身で
は吸臭性をほとんど示さない。しかし、塗膜形成時にお
いて、該塗料バインダーが高分子ラテックスの場合に
は、ラテックス粒子と該粘土鉱物の粒子が混在しながら
造膜するため、本発明の構成では該高分子ラテックスが
該粘土鉱物の性能をほとんど阻害しない。また、該塗料
バインダーがセメントである場合には、セメントが硬化
後、10〜20Åのゲル空隙や0.5〜1μmのキャピラリー
空隙、そして0.5〜5mmの気泡の混入による空隙等が残る
ため、セメント硬化体自身が吸水性と吸・放湿性を示
し、該粘土鉱物の性能を阻害することなく、むしろ若干
の性能向上の働きを示すと考えられる。
したがって、本実施態様の塗料は主成分である含水珪
酸マグネシウム質粘土鉱物が有する優れた吸臭性および
吸・放湿性等の吸着性を阻害することなくその硬化を発
揮することができると考えられる。
よって、本実施態様の塗料は、吸臭性の他に高湿度の
環境の様な結露の発生し易い場合には水分を吸収し、ま
た低湿度の様な環境下では内部に含んでいた水分を放出
し、結露防止性能に優れていることが考えられる。
また、本実施態様では塗料の主成分は含水珪酸マグネ
シウム質粘土鉱物等の無機物質であり、更にまた該粘土
鉱物は、含有している吸着水、結晶水、構造水等により
加熱時には吸熱反応がおこるので、難燃性に優れている
ことが考えられる。
〔実施例〕
以下に、実施例に基づき、本発明および実施態様の内
容を具体的に説明する。
実施例1 塗料バインダーとしてセメントを、含水珪酸マグネシ
ウム質粘土鉱物としてセピオライトを用いて塗料組成物
を調整し、該塗料を石膏ボードに塗装して吸臭塗料層を
有する石膏ボード積層物を製造し、該積層物により塗料
組成物の性能評価試験を行った。
先ず、白色ポルトランドセメント100重量部と、ハン
マーミルで100メッシュ以下の粒度になる様に粉砕した
セピオライト(平均の繊維長4μm、アスペクト比100
以下)50重量部を乾式混合した後、水150重量部にセメ
ント混和用アクリル樹脂エマルション10重量部(固形分
50%)を分散した溶液を加え、モルタルミキサーを用
い、十分混合し、本実施例の塗料組成物を得た。
次に、前記塗料組成物が硬化する前に、9mm厚の石膏
ボード上に1m2当たり塗料固形物で360g(厚み200〜300
μm)になるようにバーコーターを用いて塗装した後、
乾燥して塗料層を有する石膏ボード積層物を得た。この
際の乾燥は、20℃の室内で3日間自然乾燥させることに
より行った。
得られた積層物の吸臭性を以下の方法で調べた。
まず、積層物を460×460mmに切断し、5mmtのアクリル
板で作った内寸450×450×450mmの試験箱10の天井部分
に積層物片(試験片)11の塗装面を内側にして、装着
し、密閉した。次に、この箱の中の灰皿13上で市販の紙
巻タバコ14(日本たばこ産業株式会社製、商品名:ハイ
ライト)30mmを自然燃焼させた。この時の様子を第2図
に示す。次に、タバコ燃焼後の箱内のアンモニアガス
を、採気口12より北川式ガス検知器(光明理化学工業
(株)製アンモニア検知管105SC)を用いて採気して該
ガス濃度を測定した。その結果を、第1図に示す。図
中、「1」は本実施例の結果を示す。
実施例2〜実施例6 下記第1表に示した配合に従って、各配合材料をハン
ドミキサーを用いて十分に混合分散し、本実施例にかか
る塗料組成物を得た。
次に、9mm厚の石膏ボード上に、実施例2の塗料組成
物はリシンガンを、実施例3〜実施例6のものについて
はスプレーガンを使用して、空気圧3.5kg/cm2で吹き付
け塗装した。乾燥は25℃の室内で1日放置して行った。
得られた塗装物の吸臭性を、実施例1と同様の方法で調
べた。その結果を、第1図に示す。図中「2」〜「6」
は、それぞれ実施例2〜実施例6の結果を示す。
実施例7 酢ビ−アクリル共重合体ラテックス100重量部(固形
分50%)、セピオライト40重量部(粒径100メッシュ以
下)、水100重量部、酸化チタン10重量部、防カビ剤2
重量部をホモディスパーを用いて十分に混合分散して、
本実施例にかかる塗料組成物を得た。次に、5mm厚ベニ
ヤ板に上記塗料組成物を1m2当たり800gスプレーガン
(空気圧4kg/cm2)を用いて吹き付けた後、ローラー仕
上げにより凹凸模様をつけた。乾燥は50℃の乾燥機に2
時間入れることにより行った。得られた塗装物の吸臭性
を、実施例1と同様の方法で調べた。その結果を、第1
図に示す。図中「7」は実施例7の結果を示す。
実施例8 アクリル樹脂ラテックス100重量部(固形分40%)、
セピオライト50重量部(粒径20〜65メッシュ)、水150
重量部、着色顔料5重量部、防カビ剤2重量部をプロペ
ラ撹拌機を用いて十分に混合分散して、本実施例の塗料
組成物を得た。次に12mm厚の石膏ボード上にリシンガン
(ノズル口径4.5mm、エア圧4kg/cm2)を用いて、上記塗
料組成物を1m2当たり750g吹き付け塗装した後、自然乾
燥して、塗料層を有する石膏ボード積層物を得た。得ら
れた積層物の吸臭性を、以下の方法で調べた。
まず、実施例1と同様の方法で、試験箱10の天井部分
に試験片11を装着し、密閉した。この時、第2図に示し
てある灰皿13は使用しないので、箱から取り出してあ
る。
次に、この箱の中に約6%のアンモニア水を1ml、採
気口12より注入した。
次に、箱内のアンモニアガスを、採気口12より北川式
ガス検知器(光明理化学工業(株)製アンモニア検知管
105SB)を用いて採気して、該ガス濃度を測定した。そ
の結果を、第3図に示す。図中「8」は、本実施例の結
果を示す。
次に、得られた積層物の防露性を日本建築学会が制定
した吹付工事標準仕様書の中の16節JASS23M−102軽量骨
材吹付材に準じて、以下の方法で調べた。
まず、得られた積層物を70×150mmに切断し、切断面
をパラフィンでシールし、試験片17とした。次に、50℃
±3℃に調整した恒温水槽15の上に試験片17の塗装面18
を水面に向けて載せた。この時の様子を、第5図に示
す。
次に、試験片の重量を測定し、本実施例の塗料組成物
の防露性を、塗料が1m2×1mmtのとき吸湿した重量とし
て算出した。その結果を、第4図に示す。図中「8」
は、本実施例の結果を示す。
また、同時に塗料面の外観を観察し、結露の有無を調
べた。その結果、塗料面には、結露がみられなかった。
次に、塗料の難燃性を以下の方法で調べた。
まず、該塗料を70×150×2mmのアルミニウム板の上に
塗り自然乾燥して、試験片を得た。
次に、該試験片を塗料面がバーナー炎に当たるように
して、900℃±50℃で30秒間、ブンゼンバーナーを用い
て加熱した。加熱時および加熱後の塗料面の燃焼の有無
および発煙量を観察した。その結果を、第2表に示す。
実施例9 酢酸ビニル樹脂エマルション100重量部(固形分45
%)、セピオライト80重量部(20〜65メッシュの顆粒50
重量部と200メッシュ以下の粉末30重量部)、5号珪砂2
0重量部、酸化チタン10重量部をプロペラ撹拌機を用い
て十分に混合分散して、本実施例の塗料組成物を得た。
次に、9mm厚のシージングボード上に万能ガン(空気圧5
kg/cm2)を用いて、上記塗料組成物を1m2当たり900g吹
き付けた後、50℃で乾燥した。
得られた塗装物の吸臭性を、実施例8と同様の方法で
調べた。その結果を、第3図に示す。図中「9」は本実
施例の結果を示す。
比較例1 実施例2〜実施例6に使用したアクリル樹脂ラテック
スを9mm厚の石膏ボード上にスプレーガンを用いて吹き
付け塗装した。
自然乾燥後、前記実施例1〜7と同様の方法で吸臭性
を調べ、比較した。その結果を、第1図に併せて示す。
図中、「C1」は本比較例の結果を示す。
また、実施例8および9と同様の方法で、吸臭性を調
べ比較した。その結果を、第4図に併せて示す。図中
「C1」は本比較例の結果を示す。
次に、防露性を実施例8と同様の方法で比較試験し
た。その結果を第4図に併せて示す。図中「C1」は本比
較例1の結果を示す。
また、同時に塗料面の外観を観察した結果、最初の観
察のとき(試験開始1時間後)から、塗料面に結露の発
生が見られた。
比較例2 第1表に示した配合に従って、実施例2〜6と同様の
方法で塗料を調整し、同じく9mm厚の石膏ボード上に吹
き付け塗装し、その吸臭性を実施例1〜7と同様の方法
で比較試験した。その結果を、第1図に併せて示す。図
中、「C2」は本比較例2の結果を示す。また、実施例
8、9と同様の方法で吸臭性の比較試験をした。その結
果を、第3図に併せて示す。図中、「C2」は本比較例2
の結果を示す。
次に、防露性を実施例8と同様の方法で比較試験し
た。その結果を、第4図に併せて示す。図中、「C2」は
本比較例2の結果を示す。
次に、第1表に示した配合に従って、実施例2〜6と
同様の方法で塗料を調整し、同様に2mm厚のアルミニウ
ム板上に吹付け塗装し、その難燃性を実施例8と同様の
方法で比較試験した。その結果を、第2表に併せて示
す。
比較例3〜比較例5 5mm厚のアクリル板(比較例3)と市販の防臭壁紙
(比較例4:化学消臭剤を含有したビニル壁紙)と市販の
ビニル壁紙(比較例5)を第2図のアクリル製箱の天井
に酢酸ビニル樹脂を用いて接着し、吸臭性を比較試験し
た。
まず、比較例3および4を、実施例1〜7と同様の方
法で比較試験した。その結果を、第1図に併せて示す。
図中、「C3」は比較例3の結果を、「C4」は比較例4の
結果をそれぞれ示す。
次に、比較例3〜5を、実施例8および9と同様の方
法で比較試験した。その結果を、第3図に併せて示す。
図中、「C3」は比較例3の結果を、「C4」は比較例4の
結果を、「C5」は比較例5の結果をそれぞれ示す。
以上の結果より、明らかのごとく、本実施例にかかる
塗料組成物を塗布した塗装物(積層物)は、比較例に比
して、何れも吸臭性に優れており、また、防露性および
難燃性も優れていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明および実施態様の実施例を示し、第1図は
実施例において行った性能評価試験の結果を示す線図、
第2図は該性能評価試験の実施状況を示す斜視図、第3
図は、実施例において行った性能評価試験の結果を示す
線図、第4図は、実施例において行った防露性評価試験
の結果を示す線図、第5図は、該防露性評価試験の実施
状況を示す断面図である。 1……実施例1の試験結果 2……実施例2の試験結果 3……実施例3の試験結果 4……実施例4の試験結果 5……実施例5の試験結果 6……実施例6の試験結果 7……実施例7の試験結果 8……実施例8の試験結果 9……実施例9の試験結果 C1……比較例C1の試験結果 C2……比較例C2の試験結果 C3……比較例C3の試験結果 C4……比較例C4の試験結果 C5……比較例C5の試験結果 10……試験箱、11……試験片 12……採気口、13……灰皿 14……タバコ(燃焼中) 15……恒温水槽、16……ヒーター 17……試験片、18……塗料面 19……水、20……断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 龍介 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 秋本 正治 豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動車株 式会社内 合議体 審判長 永坂 友康 審判官 池田 正人 審判官 川上 美秀 (56)参考文献 特開 昭60−210675(JP,A) 特開 昭54−77638(JP,A) 「化学技術誌 MOL」昭和57年3月 号,P.21〜23

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質系塗料バインダからなる塗料バイン
    ダーと、該塗料バインダーの固形分100重量部に対して5
    0重量部〜500重量部の含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物
    とからなり、前記含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物が、
    長さが10μm以下で、アスペクト比が100以下の範囲内
    にある微結晶の集合体であることを特徴とする塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物が、セピ
    オライトまたはパリゴルスカイトであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の塗料組成物。
  3. 【請求項3】塗料バインダーが、セメントまたはポリマ
    ーセメントであることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の塗料組成物。
  4. 【請求項4】有機質系塗料バインダからなる塗料バイン
    ダーと、該塗料バインダーの固形分100重量部に対して5
    0重量部〜500重量部の含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物
    とからなり、前記含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物が、
    長さが10μm以下で、アスペクト比が100以下の範囲内
    にある微結晶の集合体であることを特徴とする塗料組成
    物。
  5. 【請求項5】含水珪酸マグネシウム質粘土鉱物が、セピ
    オライトまたはパリゴルスカイトであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(4)項記載の塗料組成物。
  6. 【請求項6】塗料バインダーが、高分子ラテックスであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(4)項記載の塗
    料組成物。
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「化学技術誌 MOL」昭和57年3月号,P.21〜23

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