JP2616448B2 - 回線切替装置 - Google Patents

回線切替装置

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JP2616448B2
JP2616448B2 JP6166404A JP16640494A JP2616448B2 JP 2616448 B2 JP2616448 B2 JP 2616448B2 JP 6166404 A JP6166404 A JP 6166404A JP 16640494 A JP16640494 A JP 16640494A JP 2616448 B2 JP2616448 B2 JP 2616448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上局と下局のそれぞれに
向けられた双方向伝送路の障害時に、伝送路を切替えて
救済するディジタル伝送網等における回線切替装置に関
し、特に上局又は下局の一方の局に対しては上り下りそ
れぞれ2本の現用伝送路を有して障害発生時に1対1の
双方向切替を行ない、また他方の局に対してはN本(N
は1以上の整数)の現用回線に対して1本の予備回線を
有し、障害発生時にN対1の伝送路切替を行うようにし
た回線切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のこの種のディジタル無線伝
送網における回線切替装置の一例を示すブロック図であ
る。現用送受信部Aは、上局の多重装置に対して2本
(0系及び1系)の光双方向伝送路で接続され、いずれ
か一方の系の伝送路に障害が生じたときには他方の系を
利用して救済を行う。また、下局の無線装置に対しては
無線双方向伝送路で接続され、これらの伝送路の障害時
には予備送受信部Bにおける予備伝送路での救済を行
う。なお、この予備送受信部は、N本(Nは1以上の整
数)の現用無線回線に対して1本だけ設けられ、障害発
生時にはN対1の伝送路切替を行うよう構成される。
【0003】前記現用送受信部は、0系信号処理部1と
1系信号処理部2と、0/1系選択部3と、0/1系選
択・変復調部4とで構成されており、各部はそれぞれ独
立したパネルとして構成されている。前記0系信号処理
部1は0系光双方向伝送路D1により上局に接続され、
1系信号処理部2は1系光双方向伝送路D2により上局
に接続される。また、0/1系選択・変復調部4は無線
双方向伝送路D7により下局と接続される。
【0004】一方、前記予備送受信部Bは、無線切替部
5と変復調部6とで構成されており、無線切替部5は現
用送受信部の0/1系選択部3に予備回線D8て接続さ
れ、変復調部6は無線双方向予備伝送路D10により下
局に接続されている。また、前記現用送受信部Aと予備
送受信部Bの各部を制御してそれぞれの内部の回線を切
替制御するための切替制御部7が設けられる。
【0005】この構成の現用送受信部A及び予備送受信
部Bは、無線送信側として機能する際には、現用伝送路
D1又はD2で受信した信号を現用伝送路D7又は予備
伝送路D10を介して送信する。また、無線受信側とし
て機能する際には、現用伝送路D7又は予備伝送路D1
0を介して受信した信号を現用伝送路D1又はD2を介
して送信する。
【0006】この構成では、例えば、0系伝送路D1か
らの信号は0系信号処理部1で信号処理され、0/1系
選択・変復調部4を通して現用伝送路D7に送出され
る。また、現用伝送路D7の信号は0系信号処理部1を
介し、0系伝送路D1から送出される。1系伝送路D2
及び1系信号処理部2についても同様である。
【0007】そして、ここで例えば光回線の0系伝送路
D1に障害が生じた時には、0系信号処理部1で障害が
検出され、切替制御部7の制御により0/1系選択・変
復調部4において回線D6が選択されるため、1系伝送
路D2及び1系信号処理部2を介して現用回線D7への
切り替えが行われ、回線の救済を行う。また、無線回線
の現用伝送路D7に障害が生じた時には、0/1系選択
・変復調部4で障害が検出され、切替制御部7の制御に
より0系信号処理部1又は1系信号処理部2に対する回
線D3又はD5が選択され、予備送受信部Bの予備伝送
路D10への切り替えが行われ、回線の救済を行う。
【0008】一方、0系信号処理部1の機器障害が生じ
た時には、切替制御部7の制御により0/1系選択・変
復調部4において回線D6が選択されて1系信号処理部
2に切り替えられて救済が行われる。また、1系信号処
理部2の機器障害が生じた時には、切替制御部7の制御
により0/1系選択・変復調部4において回線D4が選
択されて0系信号処理部1に切り替えられて救済が行わ
れる。
【0009】さらに、0/1系選択・変復調部4の機器
障害が生じた時には、切替制御部7の制御により0系信
号処理部1と1系信号処理部2に対して回線D3又はD
5が選択され、予備送受信部Bに切り替えられて救済が
行われる。また、0/1系選択部3の機器障害が生じた
時には、切替制御部7の制御により0系信号処理部1と
1系信号処理部2に対して回線D4又はD6が選択され
回線の救済を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの従来の回線
切替装置は、現用送受信部Aにおいては、0系信号処理
部1、1系信号処理部2、0/1系選択部3、0/1系
選択・変復調部4の4つの構成要素により構成されてお
り、しかも各部はそれぞれ独立したパネルとして構成さ
れて現用送受信部Aに装備されているものであるため、
単一の現用送受信部を構成するパネルが4個必要になる
とともに、N本の現用回線を備えるN個の現用送受信部
Aを構成するためには、必要とされるパネルの数が極め
て多くなり、構造の複雑化や実装効率の悪化をまねくと
いう問題がある。
【0011】この場合、パネル数を削減して回線切替装
置の実装効率の改善をはかるため、0系信号処理部1と
0/1系選択部3を、1系信号処理部2と0/1系選択
・変復調部4を、それぞれ最小の交換単位である一つの
パネル内に実装することが考えられる。しかしながら、
この回線切替装置では、前記したように上局方向に対す
る回線切替と下局方向に対する回線切替はそれぞれ独立
に制御される構成とされているため、パネルの保守に際
しては複雑な回線切替動作が必要とされ、結果としてパ
ネル保守が極めて面倒なものになるという問題が生じ
る。
【0012】即ち、例えば、1系信号処理部2が故障し
た時、1系信号処理部2と0/1系選択及び変復調部4
が最小の保守単位である一つのパネルに実装されている
ため、下局に対する回線切替を手動で行ってから保守の
ためパネル交換をする必要がある。同様に、0/1系選
択及び変復調部4が故障した時も、上局に向かって1系
が選択されている場合、上局に対する回線切替を手動で
0系に切替えてから保守のためパネル交換をする必要が
ある。このように、パネル保守作業時に人間系の手動切
替えによる回線切替が必要であることから、保守が複雑
となり保守時の操作ミス等が発生し易いという問題もあ
った。
【0013】
【発明の目的】本発明の目的は、現用送受信装置を構成
するパネル数を削減するとともに、パネル交換に際して
の作業の簡略化を可能とし、かつパネルにおいて故障が
生じた場合でも故障パネルを完全に迂回させた状態での
故障パネルの保守を可能とした回線切替装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の回線切替装置
は、上局又は下局に対し、障害の発生時に0系と1系と
で1対1の双方向切替を行い、N本の現用伝送路と1本
の予備伝送路とでN対1の伝送路切替を行うように構成
した回線切替装置において、0系及び1系にそれぞれ対
応して設けられた0系信号処理部と1系信号処理部とを
備える現用送受信部と、前記予備伝送路に対応して設け
られた予備送受信部とで構成され、前記0系信号処理部
は、0系信号の処理部と前記一方の局に対する0系と
1系の運用系列の選択を行う0/1系選択部と、前記他
方の局に対する現用伝送路と予備伝送路の切替えを行う
伝送路切替部と、予備送受信部との入出力部とを一体的
に1パネルとして構成し、前記1系信号処理部は、1系
信号の処理部と、前記一方向の局に対する0系と1系の
運用系列の選択を行う0/1系選択部と、前記他方の局
に対する現用伝送路と予備伝送路の切替えを行う伝送路
切替部と、現用送受信部とを一体的に1パネルとして構
成したことを特徴とする。
【0015】例えば、0系信号処理部は、一方の局より
受信した0系信号を信号処理し、0系現用回線信号とし
て1系信号処理部へ分配出力するとともに、1系信号処
理部より入力される1系現用回線信号と0系現用回線信
号を切替えて予備回線信号として予備送受信部へ出力
し、また他方の局から受信した予備回線信号を予備送受
信部より入力して1系信号処理部へ分配出力するととも
に、1系信号処理部より入力される現用回線信号と予備
回線信号を切替えた後、信号処理を行い一方の局へ0系
信号として出力するように構成される。また、1系信号
処理部は、一方の局より受信した1系信号を信号処理
し、1系現用回線信号として0系信号処理部へ分配出力
するとともに、0系信号処理部より入力される0系現用
回線信号と1系現用回線信号を切替えて他方の局方向へ
現用回線信号として出力し、また他方の局方向から受信
した現用回線信号を入力して0系信号処理部へ分配出力
するとともに、0系信号処理部より入力される予備回線
信号と現用回線信号を切替えた後、信号処理を行い一方
の局に1系信号として出力するように構成される。
【0016】また、予備送受信部は、現用送受信部より
入力されるN本の予備回線信号から1本を選択し、これ
を他方の局方向へ予備回線信号として出力し、また他方
の局方向より入力される予備回線信号をN本に分配し各
現用送受信部へ出力するように構成される。
【0017】更に、一方の局に向けられた0系及び1系
の伝送路と他方の局に向けられたN対1の各切替えに必
要な全伝送路の障害情報及び全回路の故障情報を収集
し、0系信号処理部が故障した場合には上局に向けられ
た0系及び1系の双方向切替により0系信号処理部が不
要となるよう双方向とも現用回線を選択する切替制御信
号を出力し、1系信号処理部が故障した場合には一方の
局に向けられた0系及び1系の双方向切替により0系信
号処理部を選択する切替制御信号を、また他方の局へ向
けられたN対1の予備回線切替により1系信号処理部が
不要となるよう双方向とも予備回線を選択する切替制御
信号を出力する切替制御部を備える。
【0018】
【作用】現用送受信部を構成する0系信号処理部では信
号処理部と0/1系選択部をまとめて最小の保守単位で
ある1パネルとし、1系信号処理部では信号処理部と0
/1系選択及び変復調部をまとめて最小の保守単位であ
る1パネルとし、またそのいずれかに機器障害が発生し
た時に、該当する機器障害パネルを抜取れるように双方
向の自動切替制御が行われるよう構成することにより、
現用送受信部を構成するパネル数を大幅に削減でき、か
つ保守時における複雑な操作が解消される。
【0019】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の回線切替装置の一実施例のブロック
構成図である。この回線切替装置は、N個(ここでは、
N=1)の現用送受信部Aと、1個の予備送受信装置B
とで構成される。現用送受信部Aは、上局の多重装置に
対して0系及び1系の2本の光双方向伝送路D1,D2
で接続され、障害発生時には1対1の双方向切替を行う
ように構成される。下局の無線装置に対して1本の無線
双方向伝送路D7で接続され、また、予備送受信装置B
は下局の無線装置に対して1本の予備伝送路D10で接
続され、障害発生時にN対1の双方向伝送路切替を行う
ように構成される。
【0020】また、前記現用送受信部Aと予備送受信部
Bは、無線送信側としての機能は、現用伝送路D1又は
D2を介して受信した信号を現用伝送路D7又は予備伝
送路D10を介して送信し、無線受信側としての機能
は、現用伝送路D7又は予備伝送路D10を介して受信
した信号を現用伝送路D1又はD2を介して送信する。
【0021】前記現用送受信部は、前記現用伝送路D1
に接続される0系信号処理部1と、現用伝送路D2に接
続される1系信号処理部2とを備えており、この1系信
号処理部は前記現用伝送路D7に接続される。また、0
系信号処理部1と1系信号処理部2とは回線D4,D5
で相互に接続され、かつ0系信号処理部1は回線D8に
より予備送受信部Bに接続される。また、予備送受信部
Bは、無線切替部5と変復調部6とで構成され、無線切
替部5には前記回線D8が接続され、更に回線D9を介
して変復調部6が接続され、変復調部6には前記予備回
線D10が接続される。更に、前記現用送受信部Aの各
部と予備送受信部Bの各部を切替制御信号C1により切
替制御する切替制御部7が設けられる。
【0022】そして、前記0系信号処理部1と1系信号
処理部2とはそれぞれ独立したパネルとして構成され、
現用送受信部Aに実装されている。なお、後述する説明
から明らかにされるように、前記0系信号処理部は、図
7に示した0系信号処理部1と0/1系選択部3を保守
時の最小の交換単位である1つのパネルに実装したもの
と等価であり、同様に、1系信号処理部2は、1系信号
処理部2と0/1系選択・変復調部4を保守時の最小の
交換単位である1つのパネルに実装したものと等価であ
る。
【0023】図2は図1に示した構成の詳細を示すブロ
ック図である。前記現用送受信部Aにおいて、0系信号
処理部1は、上局に対して接続される0系伝送路D11
からの信号を入力し、0系現用回線D12及びD13を
介して信号を出力する信号処理部11と、0系現用回線
D12と1系現用回線D22から信号を入力して切替制
御部の制御により切替えて予備回線D14に信号を出力
する0/1系選択部12と、予備回線D15の信号を入
力して予備回線D16及びD17に信号を出力する受信
する分配部13と、予備回線D16の信号と現用回線D
27の信号を入力して切替制御部の制御により切替えて
0系回線D18に信号を出力する無線切替部14と、0
系回線D18の信号を入力して0系回線D19の信号を
上局へ出力する信号処理部15とを備えている。
【0024】一方、1系信号処理部2は上局に対して接
続される1系伝送路D21からの信号を入力して1系現
用回線D22及びD23に信号を出力する信号処理部2
1と、0系現用回線D13と1系現用回線D23の信号
を入力して切替制御部の制御により切替えて現用回線D
24に信号を出力する0/1系選択部22と、現用回線
D24の信号を入力して変調回線D25に信号を出力す
る変調部23と、下局方向より被復調回線D26の信号
を入力して現用回線D27及びD28に信号を出力する
復調部24と、予備回線D17と現用回線D28の信号
を入力して切替制御部の制御により切替えて1系回線D
29に信号を出力する無線切替部25と、1系回線D2
9の信号を入力して1系回線D32の信号を上局へ出力
する信号処理部26とを備えている。
【0025】さらに、予備送受信部Bは疑似回線D31
の信号を生成して出力する疑似信号発生部31と、疑似
回線D31と0系信号処理部1から送出される予備回線
D14の信号を入力し切替制御部の制御により切替えて
予備回線D32に信号を出力する送信切替部32と、予
備回線D32の信号を入力して変調回線D33の信号を
下局方向へ出力する変調部33と、下局方向より被復調
回線D34の信号を入力して予備回線D35の信号を出
力する復調部34と、予備回線D35の信号を入力して
予備回線D36と0系信号処理部1へ予備回線D15の
信号を出力する受信分配部35と、予備回線D36の信
号を入力して疑似信号を検出する疑似信号検出部36と
を備えている。
【0026】なお、図1に示した切替制御部7は切替制
御信号C1により各部の切替を制御しており、0系及び
1系の各信号処理部1,2の各部を構成する機器障害の
情報全てを収集し、0/1系選択部12及び22の光受
信切替、送信切替部32の無線送信切替、無線切替部1
4及び25の無線受信切替の切替制御機能を有する。
【0027】以上の構成の回線切替装置の動作を説明す
る。なお、以下の説明に際しては、各回線上の信号は回
線と同じ符号を用いている。まず、無線送信側として機
能する場合には、上局より0系及び1系の光伝送路D1
1,D21にて送られてくる0系信号D11と1系信号
D21を切替える前に、0系信号D11は0系信号処理
部1の信号処理部11で終端し、1系信号D21は1系
信号処理部2の信号処理部21で終端して、0/1系選
択部12及び22は終端された0系信号又は1系信号を
切替制御部7の0/1系切替信号により切替えてそれぞ
れ予備回線の送信切替部32及び現用回線の変調部23
へ出力する。変調部23ではその信号に変調を施して下
局に対向配置された無線機へ出力する。予備送受信部B
では通常は送信切替部32にて疑似信号発生部31で生
成した疑似信号D31を選択しているが、切替制御部7
の送信切替制御信号により0系信号処理部1から入力さ
れる予備回線信号D14を選択して出力する。変調部3
3はその信号に変調を施して下局に向かった無線機へ出
力する。
【0028】次に、無線受信側として機能する場合に
は、1系信号処理部2の復調部24は無線機で受信した
下局からの被復調信号D26を復調し、0系の無線切替
部14と1系の無線切替部25へ出力する。この時被復
調信号D26に異常がある場合は切替制御部7へアラー
ム送出する。
【0029】また、予備送受信部Bの復調部34は無線
機で受信した下局からの被復調信号て34を復調し、受
信分配部35へ出力する。この時被復調信号D34に異
常がある場合は切替制御部7へアラーム送出する。受信
分配部35は疑似信号検出部36と0系信号処理部1の
受信分配部13へ復調信号である予備回線信号D35を
分配し、さらに0系信号処理部1の受信分配部13は0
系の無線切替部14と1系の無線切替部25へ分配す
る。0系の無線切替部14と1系の無線切替部25では
切替制御部7の受信切替制御信号により予備回線信号と
現用回線信号を切替えて、それぞれ0系信号D18と1
系信号D29を出力する。信号処理部15及び26は無
線回線信号を終端し、それぞれ0系信号D19及び1系
信号D30として上局に向かった光伝送路へ出力する。
【0030】本実施例による回線切替装置の切替制御部
は、光伝送路障害時には信号処理部11又は21からの
アラーム情報により0系又は1系いずれか障害の発生し
ていない系へ切替えるよう0/1系選択部12及び22
を制御し、無線伝送路障害時には復調部24又は34か
らのアラーム情報により現用回線に障害が発生した時は
予備回線に切替え、予備回線に障害が発生した時は切替
えを行わない用に制御する。ここで光伝送路切替は自局
及び対向局とも受信切替による双方向切替であり、無線
伝送路切替は対向局送信切替と自局受信切替,自局送信
切替と対向局受信切替による双方向切替である。
【0031】次に機器障害が発生した時の本実施例によ
る回線切替装置の切替制御部の制御状態を図3〜図6を
用いて説明する。図3及び図4は0系信号処理部1内の
送信側及び受信側の回路に障害が発生した場合の切替制
御を示すもので、図3の1系信号処理部1において現用
送信部の0/1系選択部22では1系現用回線信号D2
3を選択し、現用受信部の無線切替部25では現用回線
信号D28を選択する。この時送信側の回路障害でも受
信側の回路障害でも無線送信切替と無線受信切替が両方
とも制御される双方向切替となるが、ここでは現用保持
制御である。これにより保守単位である0系現用送受信
部1のパネルを抜取ることが可能であり即時に保守でき
る。
【0032】図5及び図6は1系信号処理部2内の送信
側及び受信側の回路に障害が発生した場合の切替制御を
示すもので、0系信号処理部1において現用送信部の0
/1系選択部12では0系現用回線信号D12を選択
し、現用受信部の無線切替部14では現用回線信号D1
6を選択する。この時送信側の回路障害でも受信側の回
路障害でも無線送信切替と無線受信切替が両方とも制御
される双方向切替となる。これにより保守単位である1
系信号処理部2のパネルを抜取ることが可能であり即時
に保守できる。
【0033】したがって、従来の回線切替装置では機器
障害が発生した場合、光伝送路の切替え、または無線伝
送路の切替えのみを行って機器障害を救済していたた
め、0系信号処理部1及び1系信号処理部2のように光
伝送路切替回路と無線伝送路切替回路が同一パネル内に
まとめて実装されているような場合、0系と1系どちら
のパネルも抜取ることができないことがあったが、この
実施例の回線切替装置では光伝送路の切替え及び無線伝
送路の切替え両方について、一方のパネルが抜取れるよ
う制御されるため、保守単位である0系信号処理部1ま
たは1系信号処理部2のパネルを抜取ることが可能であ
り即時に保守できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、障害の発
生時には現用送受信部では0系と1系では1対1の双方
向切替を行い、N本の現用伝送路と1本の予備伝送路と
はN対1の伝送路切替を行うように構成した回線切替装
置において、現用送受信部における0系信号処理部は、
0系信号の処理部と前記一方の局に対する0系と1系
の運用系列の選択を行う0/1系選択部と、前記他方の
局に対する現用伝送路と予備伝送路の切替えを行う伝送
路切替部と、予備送受信部との入出力部とを一体的に1
パネルとして構成し、また1系信号処理部は、1系信号
の処理部と、前記一方向の局に対する0系と1系の運用
系列の選択を行う0/1系選択部と、前記他方の局に対
する現用伝送路と予備伝送路の切替えを行う伝送路切替
部と、現用送受信部とを一体的に1パネルとして構成し
たことにより、保守に際しては、0系及び1系の各信号
処理部をそれぞれ1パネルとして最小の保守単位での取
り扱いが可能となり、これにより回線切替装置における
パネル数が大幅に削減し実装効率の改善を図ることがで
きるとともに、障害に際しての保守時の複雑な操作や誤
操作を回避することができる効果がある。
【0035】また、切替制御部により0系及び1系の伝
送路とN対1の現用、予備の伝送路における障害情報及
び装置内の全回路の故障情報を収集し、0系信号処理部
が故障した場合には一方の局に向けられた0系及び1系
の双方向切替により0系信号処理部が不要となるよう双
方向とも現用回線を選択させ、1系信号処理部が故障し
た場合には一方の局に向けられた0系及び1系の双方向
切替により0系信号処理部を選択させ、また他方の局へ
向けられたN対1の予備回線切替により1系信号処理部
が不要となるよう双方向とも予備回線を選択させるよう
に構成することで、障害時における該当するパネルを伝
送路や回線から切離状態とすることができ、前記したよ
うなパネル単位での保守を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回線切替装置のブロック構
成図である。
【図2】図1の回線切替装置の各部の内部構成を示すブ
ロック構成図である。
【図3】図1の装置において、0系信号処理部(送信
側)に障害が発生した状態を示す図である。
【図4】図1の装置において、0系信号処理部(受信
側)に障害が発生した状態を示す図である。
【図5】図1の装置において、1系信号処理部(送信
側)に障害が発生した状態を示す図である。
【図6】図1の装置において、1系信号処理部(受信
側)に障害が発生した状態を示す図である。
【図7】従来の回線切替装置の一例を示すブロック構成
図である。
【符号の説明】
A 現用送受信部 B 予備送受信部 1 0系信号処理部 2 1系信号処理部 5 無線切替部 6 変復調部 7 切替制御部 11 信号処理部 12 0/1系選択部 13 受信分配部 14 無線切替部 15 信号処理部 21 信号処理部 22 0/1系選択部 23 変調部 24 復調部 25 無線切替部 26 信号切替部 31 擬似信号発生部 32 送信切替部 33 変調部 34 復調部 35 受信分配部 36 擬似信号検出部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上局又は下局のいずれか一方の局に対し
    ては0系及び1系の2本の双方向伝送路を有し、障害の
    発生時に前記0系と1系とで1対1の双方向切替を行う
    ように構成し、他方の局に対してはN本(Nは1以上の
    整数)の双方向現用伝送路と1本の予備伝送路を有し、
    障害の発生時前記N本の現用伝送路と1本の予備伝送
    路とでN対1の伝送路切替を行うように構成したディジ
    タル伝送網等における回線切替装置において、前記0系
    及び1系にそれぞれ対応して設けられた0系信号処理部
    と1系信号処理部とを備える現用送受信部と、前記予備
    伝送路に対応して設けられた予備送受信部とで構成さ
    れ、前記0系信号処理部は、0系信号の処理部と前記
    一方の局に対する0系と1系の運用系列の選択を行う0
    /1系選択部と、前記他方の局に対する現用伝送路と予
    備伝送路の切替えを行う伝送路切替部と、予備送受信部
    との入出力部とを一体的に1パネルとして構成し、前記
    1系信号処理部は、1系信号の処理部と、前記一方向の
    局に対する0系と1系の運用系列の選択を行う0/1系
    選択部と、前記他方の局に対する現用伝送路と予備伝送
    路の切替えを行う伝送路切替部と、現用送受信部とを
    体的に1パネルとして構成したことを特徴とする回線切
    替装置。
  2. 【請求項2】 前記0系信号処理部は、一方の局より受
    信した0系信号を信号処理し、0系現用回線信号として
    1系信号処理部へ分配出力するとともに、1系信号処理
    部より入力される1系現用回線信号と0系現用回線信号
    を切替えて予備回線信号として予備送受信部へ出力し、
    また他方の局から受信した予備回線信号を予備送受信部
    より入力して1系信号処理部へ分配出力するとともに、
    1系信号処理部より入力される現用回線信号と予備回線
    信号を切替えた後、信号処理を行い一方の局へ0系信号
    として出力するように構成され、前記1系信号処理部
    は、一方の局より受信した1系信号を信号処理し、1系
    現用回線信号として0系信号処理部へ分配出力するとと
    もに、0系信号処理部より入力される0系現用回線信号
    と1系現用回線信号を切替えて他方の局方向へ現用回線
    信号として出力し、また他方の局方向から受信した現用
    回線信号を入力して0系信号処理部へ分配出力するとと
    もに、0系信号処理部より入力される予備回線信号と現
    用回線信号を切替えた後、信号処理を行い一方の局に1
    系信号として出力するように構成される請求項1の回線
    切替装置。
  3. 【請求項3】 予備送受信部は、現用送受信部より入力
    されるN本の予備回線信号から1本を選択し、これを他
    方の局方向へ予備回線信号として出力し、また他方の局
    方向より入力される予備回線信号をN本に分配し各現用
    送受信部へ出力する請求項1又は2の回線切替装置。
  4. 【請求項4】 一方の局に向けられた0系及び1系の伝
    送路と他方の局に向けられたN対1の各切替えに必要な
    全伝送路の障害情報及び全回路の故障情報を収集し、0
    系信号処理部が故障した場合には一方の局に向けられた
    0系及び1系の双方向切替により0系信号処理部が不要
    となるよう双方向とも現用回線を選択する切替制御信号
    を出力し、1系信号処理部が故障した場合には一方の局
    に向けられた0系及び1系の双方向切替により0系信号
    処理部を選択する切替制御信号を、また他方の局へ向け
    られたN対1の予備回線切替により1系信号処理部が不
    要となるよう双方向とも予備回線を選択する切替制御信
    号を出力する切替制御部を備える請求項1ないし3のい
    ずれかの回線切替装置。
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