JPH1093480A - 伝送路切替装置 - Google Patents

伝送路切替装置

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JPH1093480A
JPH1093480A JP26539696A JP26539696A JPH1093480A JP H1093480 A JPH1093480 A JP H1093480A JP 26539696 A JP26539696 A JP 26539696A JP 26539696 A JP26539696 A JP 26539696A JP H1093480 A JPH1093480 A JP H1093480A
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transmission line
switching
connection
transmission
cross
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Satoshi Hamada
田 智 濱
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】N:1冗長構成において、現用の伝送路に回線
故障が発生した場合に、装置内のクロスコネクト情報の
設定変更を行うことにより、予備系伝送路への接続変更
を行う。 【解決手段】受信した多重化信号の伝送路警報を検出す
るI/F11乃至1nを有し、これらからの多重化信号
3をクロスコネクト単位にデータメモリ4に蓄積し、蓄
積されたデータをコントロールメモリ8が指定したアド
レス情報に従って再多重して送出する同期多重端局装置
において、現用I/F11と、予備用I/F1nと、デ
ータメモリ4と、コントロールメモリ8と、伝送路故障
時に切替要求信号14を発生する切替制御部5と、コン
トロールメモリ8の内容を予備I/F1nの側に接続変
更するためのクロスコネクト情報信号15を予め保持
し、切替要求を受けて前記コントロールメモリ8の設定
変更信号14を出力する接続切替情報テーブル6とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路切替装置に
関し、特にクロスコネクト機能を有する同期多重端局装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伝送切替装置は、基幹系伝送路の
中継地点に位置するものであり、双方向の伝送路と装置
内部の各機能ブロックとをインタフェースするととも
に、伝送路警報の検出機能を有するインタフェース部
と、これらインタフェース部からの多重化信号を相互に
接続するクロスコネクト部とを備える。また、従来の伝
送切替装置は、現用伝送路に対するインタフェース部の
他に、現用伝送路が故障した場合に、その旋回路として
用意された伝送路と、インタフェースするための救済用
インタフェース部とを備えている。
【0003】クロスコネクト部は、データメモリとコン
トロールメモリとから構成され、データメモリにおい
て、インタフェース部から受信した多重化信号をクロス
コネクト単位に分離・蓄積し、コントロールメモリが指
定するアドレス情報に従って再多重し、再びインタフェ
ース部に送出する。このようにして、接続元となるイン
タフェース部からの多重化信号を、接続先となるインタ
フェース部へ接続している。
【0004】このような従来の技術では、現用伝送路の
故障発生時に旋回用の予備伝送路に接続変更するための
予備コントロールメモリを、現用伝送路数と同数配備す
る必要があり、伝送路の収容数が多くなると、それに応
じてコントロールメモリの配備数も増加させなければな
らないという難点がある。
【0005】従来の第1の例として、特開平4−575
28号公報に開示されている図3のブロック図を参照す
ると、同期多重端局装置は、回線設定機能を有し受信し
た多重化信号をチャネル対応に分離・蓄積し、指定され
たアドレス情報に従って再多重化し送出する同期多重端
局装置において、前記多重化信号を外部装置及び伝送路
とインタフェースし回線障害を検出するインタフェース
部71〜7mと、前記多重化信号の前記チャネルごとの
データを蓄積し前記アドレス情報に従って出力するデー
タメモリ95と、回線設定内容の種類ごとに対応するあ
らかじめ設定された前記アドレス情報を格納し出力する
複数のコントロールメモリ101〜10nと、前記イン
タフェース部71〜7mからの障害検出情報を受け前記
複数のコントロールメモリ101〜10nの中から最適
な迂回回線設定に対応する前記アドレス情報が格納され
たコントロールメモリ101〜10nを選択し前記デー
タメモリ95に接続する切替制御部96、セレクタ94
とを備えている。
【0006】現用の第1のコントロールメモリに従って
動作している同期多重端局装置において、現用インタフ
ェース部で伝送路警報が検出されると、予め用意された
複数の予備用コントロールメモリの中から、伝送路故障
の発生したインタフェース部を旋回用に用意された予備
用インタフェース部に接続変更するためのクロスコネク
ト情報を持つ予備用の第2のコントロールメモリが選択
され、そのアドレス情報がデータメモリ95に与えられ
る。
【0007】一般に、このようなクロスコネクト機能を
有する同期多重端局装置は、伝送路とのインタフェース
部を複数有しており、それらの伝送路はすべて故障が発
生した場合には、予備伝送路への切替が行われる構成と
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術で
は、複数の伝送路から多重化信号を受信するインタフェ
ース部を持つ装置の場合、それぞれの伝送路故障に対し
て、該当する伝送路数だけを、用意されていた旋回路側
にクロスコネクトするため、それぞれの伝送路専用に旋
回用コントロールメモリ101乃至10nが必要となる
ことから、装置が保有する予備用コントロールメモリ1
01乃至10nの数は、切替対象となるインタフェース
部71,72〜7mと同数必要となる。しかしながら、
通常のクロスコネクト機能を有する装置が必要としてい
るコントロールメモリ101〜10nの規模は非常に大
きなものが多く、それらを多数配備する場合、ハード・
ウェア規模がきわめて大きくなるという問題点があっ
た。
【0009】また、伝送路故障により、現用伝送路(こ
れを第1の伝送路とする)に対応した現用コントロール
メモリ(これを第1のコントロールメモリとする)が、
第1の伝送路の旋回用伝送路(これを第2の伝送路とす
る)に対応した予備コントロールメモリ(これを第2の
コントロールメモリとする)が切り替わった場合、切替
発生後の元現用の第1のコントロールメモリは、伝送路
故障の回復後は第1のコントロールメモリの設定内容の
変更を行わない限り、第2のコントロールメモリ専用の
旋回路用コントロールメモリとしか成り得ない。
【0010】更に、複数のインタフェース部を持つ場
合、一度伝送路切替が発生した場合、別のインタフェー
ス部における新たな伝送路切替の発生に備えて、装置内
の全ての予備用コントロールメモリに対して、第1の伝
送路に関する設定内容を第2の伝送路に対する内容に設
定変更しておかなければならない。従って、フローチャ
ートのプログラムは、伝送路切替の度に、多数のコント
ロールメモリの設定変更を行うようにする等、コントロ
ールメモリ管理に対する負荷が非常に大きくなるという
問題点があった。
【0011】また、切替発生後は、多数存在する残りの
予備用コントロールメモリのすべてに対して、設定内容
の更新を行う必要があるため、コントロールメモリ管理
に対するフローチャートのプログラム負荷が増大する。
【0012】更に、MPU(マイクロ・プロセッサ・ユ
ニット)の処理負荷を増加させることなく、短時間の切
替えを行うことを目的とした特開平5−37421号公
報に開示された図4のブロック図を参照すると、ここで
の構成の切替システムの伝送装置内の切替手順は、先
ず、例えば、自装置内の現用伝送路インタフェース部3
9で障害を検出したとすれば、その障害を検出した現用
伝送路インタフェース部39より装置内制御用MPU4
1に障害発生の通知を行う。次いで、制御用MPU41
はその障害発生の通知を受信すると、切替制御部38の
障害情報メモリに対して障害発生(障害情報やタイマ設
定およびモード設定等)の書込みを行う。続いて、切替
制御部38は所定の処理を行い、予備伝送路インタフェ
ース部40に対して、切替制御用送信データを送信し、
またこれに対して対向装置から切替発生の受信データを
受信すると、制御用MPU41に割込みをかけて切替の
発生を通知する。ついで、制御用MPU41はこの切替
発生の通知を受けると、切替制御部38の切替状態格納
部に格納されている遷移状態データを読み、そのデータ
にあった伝送路選択信号を現用/予備伝送路インタフェ
ース部39,40に通知して、予備伝送路インタフェー
ス部への切替を行う。
【0013】しかしながら、かかる構成においては、伝
送路(通信チャネル)毎に予備伝送路インタフェース部
や切替制御部等が必要となり、回路規模が膨大となる難
点がある。特に、この切替制御部は、伝送路選択状態メ
モリ、障害情報メモリ、遷移データ格納メモリ、切替デ
ータ送信部や、切替状態格納部等を備えるから、大型に
なってしまう。また、制御用MPU41を使用している
から、急ぐ場合には割込み制御を行わしめなければなら
ない。
【0015】更に、特開昭61−230433号公報に
開示されている切替パターン記憶方式は、複数の局及び
複数の現用伝送路、予備伝送路から構成される伝送シス
テムにおける伝送路網切替パターンの記憶方式であっ
て、各現用伝送路が障害となった場合に、障害現用伝送
路を救済可能な予備伝送路の組み合わせの全ての救済パ
ターンを予め想定してこの救済パターン全てを記憶して
おく手段を備えるが、かかる構成においては、前記手段
と局との関係が、これ以上明確にされず、詳細なブロッ
ク図も実際に存在しない。
【0016】そこで、本発明の目的は、クロスコネクト
機能を有する対向装置間のN本の伝送路に対して1本の
予備系伝送路を配備するN:1冗長構成において、現用
の伝送路に回線故障が発生した場合に、装置内のクロス
コネクト情報の設定変更を行うことにより、予備系伝送
路への接続変更を行うことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による伝送路切替装置は、伝送路と装置内の
各機能とをインタフェースすると共に、伝送路の警報の
検出機能を備えた複数のインタフェース部と、これら複
数のインタフェース部の多重化信号を相互にクロスコネ
クトするデータメモリと、前記インタフェース部の警報
の検出時に伝送路切替制御要求信号を出力する切替制御
部と、前記伝送路の切替用のクロスコネクト情報を記憶
する接続切替情報テーブルと、前記データメモリにアド
レス情報信号を出力するコントロールメモリとを備え
る。
【0018】ここで、接続切替情報テーブルは設定変更
できる。また、使用する伝送路がN(Nは正の整数)本
あり、また切り替えられる伝送路が唯一本であり、切り
替えられた伝送路が、予備用伝送路として使用されるよ
うに、前記接続切替情報テーブルが設定される。
【0019】従来の伝送路切替装置における予備インタ
フェース部は、切替制御を簡素化するために、伝送路の
収容位置が固定されていたが、本発明によれば、切替制
御をクロスコネクト情報の設定変更ということで実現し
ているため、装置に収容されるいずれの伝送路も、予備
用伝送路として割り当てることが可能となる。即ちN
(現用):M(予備)の自由な冗長構成の設定が可能と
なることから、予備伝送路数を削減した状態即ちN>M
の状態で、完全2重化構成と同等の救済性能を実現でき
る。さらに接続情報テーブルを設けることにより、障害
発生時の切替性能を向上させている。
【0020】また、前述した通り、予備伝送路の収容位
置を任意に設定できることから、伝送路切替が発生した
場合、その伝送路障害を復旧させた後、接続情報テーブ
ルの内容を書き換えることにより、その伝送路を新たな
予備伝送路とすることが可能となるため、伝送路の切り
戻しが不要となる利点がある。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の伝送路切替装置の実施形
態が図1のブロック図に示されている。図1において、
本発明の伝送路切替装置の実施形態は、クロスコネクト
機能を有する同期端局装置間のN本の現用伝送路に対し
て、伝送路故障発生時に備えて旋回用の1本の予備伝送
路を配備するN:1冗長構成において、現用伝送路に伝
送路故障が発生した場合に、両対向装置内のクロスコネ
クト情報の設定変更を行うことにより、現用伝送路から
予備系伝送路への接続変更を行う。
【0022】本発明の伝送路切替装置の実施形態は、伝
送路と装置内の各機能ブロックとをインタフェースする
とともに、伝送路警報の検出機能を有するインタフェー
ス部(以下、I/Fと略記する)11〜1nと、I/F
21〜2mと、それらのI/F11〜1n、21〜2m
からの多重信号3を相互にクロスコネクトするデータメ
モリ4と、伝送路警報を検出した時に伝送切替制御要求
信号14を出力する切替制御部5と、伝送路切替用のク
ロスコネクト情報を保持する接続切替情報テーブル6
と、データメモリ4に対して出力データ指定のためのア
ドレス情報7を与えるコントロールメモリ8とを備え
る。
【0023】ここで、n、mは、任意の整数である。図
示された第1の装置1の他に、伝送路信号9、10を介
して多数の共通の装置が接続されるものとする。インタ
フェース部11乃至1nはn個のインタフェースからな
り、またインタフェース部21乃至2mはm個のインタ
フェースからなる。各インタフェース部11乃至1nは
故障情報信号13を出力する。これに基づいて、切替制
御部5は、切替要求信号14を出力する。接続切替情報
テーブル6は、切替要求信号14に基づいて、クロスコ
ネクト変更情報信号15を出力する。コントロールメモ
リ8は、クロスコネクト変更情報信号15に基づいて、
アドレス情報7を出力する。データメモリ4は、アドレ
ス情報7に基づいて、伝送路9、10の切替を行う。
【0024】接続切替情報テーブル6には、予め冗長を
持たせようとするN本の伝送路のそれぞれを予備伝送路
へ接続するためのクロスコネクト情報が準備されてい
る。
【0025】はじめに、クロスコネクトの主機能部であ
るデータメモリ4とコントロールメモリ8との動作につ
いて説明する。図1において、I/F11〜1n、及び
I/F21〜2mでは、双方向の多重化信号3を処理し
ているが、説明の簡略化のため、図1のI/F11〜1
nの側からI/F21〜2mの側の方向へクロスコネク
トされる多重化信号3に着目する。例えば、I/F11
が伝送路から受信した多重化信号3は、データメモリ4
に送出され、データメモリ4においてクロスコネクト単
位に分離・蓄積された後、コントロールメモリ8が指定
するアドレス情報7に従って再多重され、I/F21に
送出される。このようにして、接続元となるI/F11
〜1n側の伝送路信号9を、接続先となるI/F21〜
2m側の伝送路信号10へ接続する。
【0026】N=3の場合の本発明の一実施形態が、図
2に示されている。図2において、本実施形態の場合、
第1の装置1において現用伝送路111とインタフェー
スする現用I/F11と現用I/F21、及び現用伝送
路112とインタフェースする現用I/F12と現用I
/F22とがそれぞれ双方向で接続された状態で運用さ
れており、伝送路故障発生時の施回用として用意された
予備伝送路113とインタフェースする予備I/F13
が準備されている。なお、接続情報テーブル6には、予
め予備I/F13とI/F21とを双方向で接続するた
めのクロスコネクト情報と、予備I/F13とI/F2
2とを双方向で接続するためのクロスコネクト情報とが
準備されている。同様に、第2の装置1の接続情報テー
ブルにおいても、上述した第1の装置1’と対向するI
/F121、I/F122に伝送路故障が発生した場合
に、予備I/F123側に接続変更するためのクロスコ
ネクト情報が準備されている。
【0027】第2の装置1’から第1の装置1の方向ま
での現用伝送路111において、伝送路断が発生する
と、第1の装置1の現用I/F11において伝送路警報
が検出され、その警報は伝送路故障情報信号13として
切替制御部5に通知される。切替制御部5は、故障した
現用伝送路111に関する切替要求信号14を出力し、
接続情報テーブル6からは、コントロールメモリ8に対
して、現用I/F11と現用I/F21とを切断し、予
備I/F13とI/F21とを双方向に接続するための
クロスコネクト変更情報信号15が出力される。これに
より、コントロールメモリ8内のクロスコネクト情報の
設定変更が行われ、予備I/F13とI/F21とが双
方向に接続される。
【0028】第1の装置1におけるクロスコネクト情報
の設定変更が行われると、現用I/F11から伝送路警
報が送出され、第2の装置1’の現用I/F121にお
いても伝送路警報が検出されるため、第1の装置1の処
理と同様にして、現用I/F121から予備I/F12
3の側へのクロスコネクト情報の設定変更が行われる。
【0029】このようにして、I/F13とI/F12
3とが現用側へと遷移し、現用伝送路111から予備伝
送路113への伝送路切替が行われる。
【0030】以上説明したように、本発明の実施形態に
よれば、対向する両装置の接続情報テーブル6におい
て、冗長構成をとりたい伝送路N本に対して、予め切替
発生後のクロスコネクト情報を準備しておくことによ
り、伝送路警報をトリガにした自動切替、あるいはコマ
ンドによる強制切替を、両対向装置のクロスコネクト情
報の部分的な設定変更という形式で実現している。
【0031】従って、本発明の一実施形態では、フロー
チャートプログラムできるハードウェアのインタフェー
ス機能として接続情報テーブルを追加設置し、伝送路障
害の都度1個の現用コントロールメモリに対して、該当
の現用I/Fに関するクロスコネクト情報を、旋回用の
予備I/Fとのクロスコネクト情報に設定変更する情報
テーブルを用意するハードウェア規模やフローチャート
プログラム負荷等を増大させることなく、従来技術に示
された伝送路切替が可能である。
【0032】さらに、従来の装置では、切替制御を簡素
化するために予備伝送路を収容するための予備I/Fの
位置が固定されていたが、本発明の実施形態のクロスコ
ネクト機能を利用した伝送路切替装置では、接続情報テ
ーブルを設置し、切替制御をクロスコネクト情報の設定
変更という方式で実現しているため、伝送路故障等によ
る伝送路切替が発生した場合、その伝送路故障を復旧さ
せた後、接続情報テーブルの内容を書き換えることによ
り、その伝送路を新たな予備伝送路とすることが可能と
なる。
【0033】仮に、一つの予備I/Fが使用されている
場合には、その予備I/Fが現在使用されているか否か
の判断処理をあらかじめ行い、使用されていない場合に
はその予備I/Fを使用し、使用されている場合には空
回線のI/Fを検索して、使用するように処理する情報
テーブルを用意することが好ましい。
【0034】即ち、装置に収容されるいずれの伝送路も
任意に予備伝送路として割り当てることが可能であり、
N(現用):M(予備)の自由な冗長構成の設定が可能
となることから、予備伝送路数を削減した状態(N>
M)で、1:1の二重化冗長構成と略同等の救済性能を
実現できる。
【0035】本発明の一実施形態によれば、N=3の場
合についてのみ説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、実際にもっと多くの回線が使用されてい
る。
【0036】また、本発明の一実施形態によれば、予備
I/Fを唯一つと限定したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、複数の予備I/Fがあってもよい。こ
の場合は、現在使用されていない予備I/Fを検索した
後に、その空回線の予備I/Fとして使用することもで
きる。
【0037】以上の通り、本発明の実施形態によれば、
現用のインタフェース部が伝送路警報を検出した場合、
該当する伝送路に対する切替要求が発生し、コントロー
ルメモリ内の設定情報の変更が行われる。その設定内容
は、該当するインタフェース部に関するクロスコネクト
情報を旋回用伝送路とインタフェースする予備インタフ
ェース部とのクロスコネクト情報に変更する。このよう
にして、伝送路警報の発生した現用インタフェース部か
ら旋回用インタフェース部への接続変更を行うことによ
り、クロスコネクト機能を利用した伝送路切替を実現し
ている。
【0038】本発明では、フローチャートプログラムで
きるハードウェアのインタフェース機能として接続情報
テーブルを追加設置することにより、伝送路の収容数に
関係なく、コントロールメモリは1個で良いため、ハー
ドウェア規模を増大させることなく、従来技術に示され
た伝送路切替機能を実現することが可能となる。
【0039】また、本発明によれば1:1の二重化構成
をとる装置間の例において、伝送路故障により、1個の
予備コントロールメモリが現用コントロールメモリとし
て切り替わった場合、新たな伝送路故障に備えて、直ち
に伝送路の切り戻しを行うか、他のすべての予備コント
ロールメモリに対してクロスコネクト情報の設定変更が
必要であったが、本発明では、伝送路障害の都度、現用
コントロールメモリに対して、該当するインタフェース
部に関するクロスコネクト情報を旋回用インタフェース
部とのクロスコネクト情報に設定変更するだけであるこ
とから、フローチャートのプログラム上のコントロール
メモリ管理に関する負荷が大幅に軽減される。
【0040】さらに、接続情報テーブルを設置すること
により、N:1冗長構成で使用する場合においても、伝
送路切替発生後、故障の復旧した伝送路を新たな予備伝
送路とみなすことが容易に実現できるため、N:1冗長
構成でありながら、1:1の二重化構成と同等の救済性
能を持たせることが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伝送路切
替装置は、伝送路の切替制御をクロスコネクト情報の設
定変更で対応できるから、唯一つの予備用伝送路を用意
するだけで済み、また故障した伝送路を修理して、新た
な予備用伝送路として使用することもでき、1:1の2
重化冗長構成と同等の救済性能を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による伝送路切替装置の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】2:1冗長構成における本発明の実施形態を示
すブロック図である。
【図3】従来の同期多重端局装置を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の伝送路切替制御方法およびその装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1,1’ 装置 4,95 データメモリ 5,38,96 切替制御部 6 接続切替情報テーブル 8 コントロールメモリ 11,12,〜,n,21,22,〜,2m,121,
122,123 インタフェース部 39 現用伝送路インタフェース
部 40 予備伝送路インタフェース
部 41 制御用MPU 71,72,〜,7m 受信インタフェース部 94 セレクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路と装置内の各機能とをインタフェー
    スすると共に、伝送路の警報の検出機能を備えた複数の
    インタフェース部と、これら複数のインタフェース部の
    多重化信号を相互にクロスコネクトするデータメモリ
    と、前記インタフェース部の警報の検出時に伝送路切替
    制御要求信号を出力する切替制御部と、前記伝送路の切
    替用のクロスコネクト情報を記憶する接続切替情報テー
    ブルと、前記データメモリにアドレス情報信号を出力す
    るコントロールメモリとを備えたことを特徴とする伝送
    路切替装置。
  2. 【請求項2】接続切替情報テーブルが、設定変更できる
    請求項1に記載の伝送路切替装置。
  3. 【請求項3】使用する伝送路がN(Nは正の整数)本あ
    り、また切り替えられる伝送路が唯一本である請求項1
    に記載の伝送路切替装置。
  4. 【請求項4】切り替えられた伝送路が、予備用伝送路と
    して使用されるように、前記接続切替情報テーブルが設
    定される請求項1に記載の伝送路切替装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199284A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Nec Corp 伝送システムにおける冗長切替システムおよび冗長切替方法
WO2009022413A1 (ja) * 2007-08-14 2009-02-19 Fujitsu Limited 伝送装置

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