JP2616194B2 - 実時間音場制御装置 - Google Patents

実時間音場制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はコンボルバ(畳み込み演算器)を用いた実
時間音場制御装置に関する。
「従来の技術」 各種演奏会場を想定した音場効果を実現するための装
置として、コンボルバを用いた音場制御装置が知られて
いる。第2図はこの種の音場制御装置の構成例を示すも
のである。この図において、I1〜Ikは、各入力チャネル
から供給される楽音信号(デジタル信号)を示してい
る。これらの楽音信号I1〜Ikは、各々、コンボルバCB1
〜CBkに供給される。
第3図にコンボルバCB1〜CBkの構成例を示す。データ
シフトレジスタDSRは、過去n個に亙る楽音信号のサン
プル列Xm〜Xm-n+1(Xmが最も新しいサンプル値)を記憶
し得るように構成されており、1サンプリング周期毎に
新たな楽音信号のサンプル値の入力およびデータシフト
が行われる。データシフトレジスタDSRに記憶されたサ
ンプル列Xm〜Xm-n+1は、1サンプリング周期の間に、Xm
から順に乗算器MPの一方の入力端に供給される。係数シ
フトレジスタCSRは、所望の音像位置を得るための畳み
込み演算用係数C1〜Cnを記憶するものである。セレクタ
SELは、第0ポートに係数シフトレジスタCSRの最終段出
力が入力され、その出力は乗算器MPのもう一方の入力お
よび係数シフトレジスタCSRの第1段データ入力に供給
される。また、セレクタSELの第1入力ポートには、外
部から係数が与えられる。
通常動作時、セレクタSELにはセレクト情報TMとして
「0」が与えられ、係数シフトレジスタCSRおよびセレ
クタSELからなる閉ループにおいて、1サンプリング周
期の間に係数列C1〜Cnの巡回シフトが行われる。従っ
て、各サンプリング周期において、係数列C1〜Cnが、係
数C1から順に乗算器MPに供給される。乗算器MPの出力は
1サンプリング周期の間、累算器ACCによって累算され
る。このようにして、下記式(1)に示す畳み込み演算
が行われ、演算結果Ynが出力される。
新たなサンプリング周期に切り換ると、累算器ACCは
クリアされ、上述と同様な畳み込み演算が行われる。
このように、楽音信号に畳み込み演算を施すことによ
り、実際の演奏会場において、1つの楽器から発音され
た楽音が遅延時間および減衰量の異なった様々な経路を
介して聴取者に聴取される現象と同様な動作が行われ、
演奏会場において聴取されるような音像位置を持った楽
音の楽音信号が合成される。各コンボルバCB1〜CBkの出
力はミキサMXによって混合され、図示しないD/A(デジ
タル/アナログ)変換器によってアナログ号に変換さ
れ、スピーカに送られる。
楽音信号に与える音像位置を変える場合、図示しない
制御部によってセレクト情報TMが「1」とされる。この
状態において、外部から入力される係数Cinが順次セレ
クタSELを介して係数シフトレジスタCSRに取り込まれて
シフトされ、係数シフトレジスタCSRの内容は、所望の
音像位置に対応した畳み込み演算用係数に書き換えられ
る。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の音場制御装置においては、
音像位置を変えようとする場合にコンボルバにおける畳
み込み演算用係数を書き換えねばならないので、迅速な
音像位置の変更ができないという問題があった。加えて
各コンボルバが畳み込み演算を行っている最中に係数列
が変更されると、それに伴って出力にノイズが発生する
という問題があった。さらに上述した従来の音場制御装
置は、入力チャネルに対応した数のコンボルバを用いる
方式であるため、入力チャネル数が用意された係数列の
組合せより多い場合にコンボルバの処理効率が悪くなる
という問題があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであ
り、ノイズを発生することなく、出力楽音信号の音像位
置を迅速に変更することができ、かつ、処理効率の良い
実時間音場制御装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この発明は、複数の楽音信号が各々入力される複数の
入力部と、前記複数の入力部が接続され、入力される制
御信号に応じて前記複数の入力部に入力される楽音信号
のうちの1つを選択、もしくは複数を混合して出力する
複数の選択手段と、前記複数の選択手段の各々に接続さ
れ、前記選択手段が出力する信号を予め保持された所望
の係数列で畳み込み出力する複数の畳み込み演算手段
と、前記各畳み込み演算手段の出力を混合して出力する
混合手段とを具備することを特徴としている。
「作用」 上記構成によれば、各畳み込み演算手段に対応した各
選択手段に対して制御信号が与えられることにより、各
選択手段を介し、各楽音信号が所望の係数列を保持した
畳み込み演算手段に供給される。制御信号を切り換える
ことにより、各楽音信号の供給先たる畳み込み演算手段
が切り換えられ、該楽音信号に与えられる音像位置が変
化する。
「実施例」 以下、図面を参照し、本発明の一実施例を説明する。
第1図はこの発明の一実施例による実時間音場制御装
置である。この実時間音場制御装置は、前述した第2図
の構成に加え、各入力チャネルの楽音信号I1〜Ikに対応
して残響効果装置R1〜Rkが設けられていると共に、各コ
ンボルバCB1〜CBkの前段にミキサMXR1〜MXRkが各々設け
られている。
残響効果装置R1〜Rkにおいては、入力楽音信号に対す
る遅延処理が行われて各々位相の異なった複数の遅延信
号が発生されると共に、各遅延信号に減衰処理が施され
て加算され、入力楽音信号に対応した残響音の楽音信号
が発生される。
これら残響音の楽音信号は、図示するように、入力部
S11〜Sk1にそれぞれ入力され、また上記楽音信号I1〜Ik
は入力部S12〜Sk2にそれぞれ入力される。そして、各ミ
キサMXR1〜MXRkには、入力部S11〜Sk1,S12〜Sk2から残
響音の楽音信号および楽音信号I1〜Ikがそれぞれ入力さ
れると共に図示しない制御部から制御信号が入力され
る。そして、ミキサMXR1〜MXRkによって制御信号に応じ
た入力信号が選択され、後段のコンボルバCB1〜CBkに供
給される。さらに詳述すると、各ミキサMXR1〜MXRkにお
ける入力信号の選択は択一的選択ではなく、制御信号の
指定によっては、全入力信号の中から複数の楽音信号あ
るいは残響効果の付与された楽音信号が共に選択されて
加算され、後段のコンボルバに供給される。
このような構成によれば、各ミキサMXR1〜MXRkに供給
される制御信号を切り換えることにより、各楽音信号I1
〜Ikおよび残響効果装置R1〜Rkの各出力の供給先たるコ
ンボルバを切り換えることができ、ノイズを発生するこ
となく、各楽音信号に付与する音像位置をリアルタイム
に切り換えることができる。
また、上記構成によれば、複数の楽音信号に付与すべ
き音像位置が同じである場合に、これらの楽音信号を同
一のコンボルバに供給して畳み込み演算を行うことが可
能である。従って、入力チャネル数jが大きい場合にお
いても、それとは無関係に実現しようとする音像位置の
バリエーションに応じた数のコンボルバを用意すればよ
く、コンボルバの有効利用がなされる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、複数の楽音
信号が各々入力される複数の入力部と、前記複数の入力
部が接続され、入力される制御信号に応じて前記複数の
入力部に入力される楽音信号のうちの1つを選択、もし
くは複数を混合して出力する複数の選択手段と、前記複
数の選択手段の各々に接続され、前記選択手段が出力す
る信号を予め保持された所望の係数列で畳み込み出力す
る複数の畳み込み演算手段と、前記各畳み込み演算手段
の出力を混合して出力する混合手段とを設けたので、ノ
イズを発生することなく、出力楽音信号の音像位置を迅
速に変更することができるという効果が得られる。ま
た、処理すべき楽音信号の数が多い場合においても、そ
れとは無関係に畳み込み演算手段を用意すればよく、装
置規模を小さくすることができ、また、畳み込み演算手
段が有効に利用されるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による実時間音場制御装置
の構成を示すブロック図、第2図は従来の音場制御装置
の構成を示すブロック図、第3図はコンボルバの構成例
を示すブロック図である。 S11〜Sk1,S12〜Sk2……入力部、MXR1〜MXRk……ミキサ
(選択手段)、CB1〜CBk……コンボルバ(畳み込み演算
手段)、MX……ミキサ(混合手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の楽音信号が各々入力される複数の入
    力部と、 前記複数の入力部が接続され、入力される制御信号に応
    じて前記複数の入力部に入力される楽音信号のうちの1
    つを選択、もしくは複数を混合して出力する複数の選択
    手段と、 前記複数の選択手段の各々に接続され、前記選択手段が
    出力する信号を予め保持された所望の係数列で畳み込み
    出力する複数の畳み込み演算手段と、 前記複数の畳み込み演算手段の出力を混合して出力する
    混合手段と、 を具備することを特徴とする実時間音場制御装置。
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JP2882449B2 (ja) * 1992-12-18 1999-04-12 日本ビクター株式会社 テレビゲーム用の音像定位制御装置
JP5169566B2 (ja) * 2008-07-16 2013-03-27 ヤマハ株式会社 残響付与装置およびプログラム

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