JP2614248B2 - サーマル・ヘッド - Google Patents
サーマル・ヘッドInfo
- Publication number
- JP2614248B2 JP2614248B2 JP32336387A JP32336387A JP2614248B2 JP 2614248 B2 JP2614248 B2 JP 2614248B2 JP 32336387 A JP32336387 A JP 32336387A JP 32336387 A JP32336387 A JP 32336387A JP 2614248 B2 JP2614248 B2 JP 2614248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance
- heating element
- lead electrode
- value
- resistance value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
- B41J2/36—Print density control
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は，複数の発熱体と，それを駆動するドライ
バーICを有するサーマル・ヘッドに関する。
バーICを有するサーマル・ヘッドに関する。
サーマル・ヘッドの等価回路は、第１図に示すとお
り，多数の発熱体の抵抗分を表す発熱体抵抗1,1,…と，
それを個別にオン・オフ制御するドライバーIC内にある
ドライバーFET4,4,4…とによって構成されており，これ
ら多数の発熱体抵抗1,1,…とドライバーFET4,4,…とを
リード線で結んでいる。なお，リード線には抵抗分があ
るので，これをリード電極抵抗２として表し，同様，ド
ライバーIC内にある接地側の共通電極にも抵抗分がある
ので，これをグランド抵抗３として表す。
り，多数の発熱体の抵抗分を表す発熱体抵抗1,1,…と，
それを個別にオン・オフ制御するドライバーIC内にある
ドライバーFET4,4,4…とによって構成されており，これ
ら多数の発熱体抵抗1,1,…とドライバーFET4,4,…とを
リード線で結んでいる。なお，リード線には抵抗分があ
るので，これをリード電極抵抗２として表し，同様，ド
ライバーIC内にある接地側の共通電極にも抵抗分がある
ので，これをグランド抵抗３として表す。
端子５に電圧を加え，ドライバーFET4を選択的に駆動
した，オンにすると，発熱体１が選択的に駆動されて発
熱することになる。
した，オンにすると，発熱体１が選択的に駆動されて発
熱することになる。
このように発熱体１を選択的に発熱させて，この熱に
よりテープ上のインクを用紙に転写させ，或いは感熱用
紙を発色させて印字を行なう。
よりテープ上のインクを用紙に転写させ，或いは感熱用
紙を発色させて印字を行なう。
印字の品質，例えば印字濃度は，発熱体の温度によっ
て変るため，濃度斑をなくすためには，各発熱体の温度
が均質になるように制御されなければならず，そのた
め，発熱体，リード電極は，その抵抗値ができるだけ均
一になるように作られている。
て変るため，濃度斑をなくすためには，各発熱体の温度
が均質になるように制御されなければならず，そのた
め，発熱体，リード電極は，その抵抗値ができるだけ均
一になるように作られている。
しかしながら，上述のような構成であると，ドライバ
ーFETが同時にオンされた場合，グランド共通配線に流
れる電流が大になり，この部分の抵抗，即ちグランド抵
抗3,3…による電圧降下が大きくなる。
ーFETが同時にオンされた場合，グランド共通配線に流
れる電流が大になり，この部分の抵抗，即ちグランド抵
抗3,3…による電圧降下が大きくなる。
従って，グランド共通配線の外部接続端子6.6近傍
と，それから離れたドライバー出力回路にそれぞれ接続
された発熱体での消費電力の差が大きくなり，印字結果
に，ドライバー出力回路，グランド共通配線の外部接続
端子位置に対応した周期的濃度斑が生ずるという問題点
を有することになる。
と，それから離れたドライバー出力回路にそれぞれ接続
された発熱体での消費電力の差が大きくなり，印字結果
に，ドライバー出力回路，グランド共通配線の外部接続
端子位置に対応した周期的濃度斑が生ずるという問題点
を有することになる。
第４図は，この従来例の場合の特性を示す図である。
第４図は，横軸にビット位置を，縦軸にリード電極抵
抗値，発熱体の抵抗値および印字濃度を示したものであ
る。
抗値，発熱体の抵抗値および印字濃度を示したものであ
る。
即ち,Aはリード電極抵抗を示し,Bは印字濃度を示し,C
は発熱体抵抗を示している。（発熱体抵抗の場合は，縦
軸スケールを1/100,印字濃度の場合は10倍にしている）
図に示すとおり，発熱体抵抗１及びリード電極抵抗２の
抵抗値を一定に保っている。ところが，この場合，両端
部，中央部の印字濃度が濃く，それらの中間部で印字濃
度が薄くなるという周期的濃度斑を生ずる結果となる。
これは，グランド共通配線の外部接続端子６が，両端部
及び中央部に設けてあるため，グランド抵抗３による影
響が外部接続端子から離れた位置で最も多く出た結果で
ある。
は発熱体抵抗を示している。（発熱体抵抗の場合は，縦
軸スケールを1/100,印字濃度の場合は10倍にしている）
図に示すとおり，発熱体抵抗１及びリード電極抵抗２の
抵抗値を一定に保っている。ところが，この場合，両端
部，中央部の印字濃度が濃く，それらの中間部で印字濃
度が薄くなるという周期的濃度斑を生ずる結果となる。
これは，グランド共通配線の外部接続端子６が，両端部
及び中央部に設けてあるため，グランド抵抗３による影
響が外部接続端子から離れた位置で最も多く出た結果で
ある。
この発明は，このような点に鑑みてなされたもので，
簡単な構成により，印刷の際の濃度斑のないサーマル・
ヘッドを提供することを目的とする。
簡単な構成により，印刷の際の濃度斑のないサーマル・
ヘッドを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため，この発明においては，
リード電極、発熱体のうちの少なくとも一方の抵抗値を
外部接続端子に近いところ程大きな値になるように変化
させて、発熱体での発熱量を均一にし，印刷時の周期的
な濃度斑をなくすることを目的とする。
リード電極、発熱体のうちの少なくとも一方の抵抗値を
外部接続端子に近いところ程大きな値になるように変化
させて、発熱体での発熱量を均一にし，印刷時の周期的
な濃度斑をなくすることを目的とする。
第１図，第２図を参照してこの発明の第１の実施例を
説明する。
説明する。
まず，発熱体抵抗1,リード電極抵抗2,グランド抵抗3,
スイッチング用のドライバーFET4から成るサーマル・ヘ
ッドの等価回路において、全ての発熱体抵抗１の抵抗値
及びグランド抵抗３が一定値であるとして，ドライバー
FET4を全てオンにし，この状態で発熱体抵抗１で消費さ
れる電力が等しくなるように，各リード電極抵抗２を計
算する。例えば，第１図の外部接続端子６からｉ番目の
リード電極抵抗の値をRicalとして求める。この計算
は，単なる並列回路の計算であり容易に求めることがで
きる。
スイッチング用のドライバーFET4から成るサーマル・ヘ
ッドの等価回路において、全ての発熱体抵抗１の抵抗値
及びグランド抵抗３が一定値であるとして，ドライバー
FET4を全てオンにし，この状態で発熱体抵抗１で消費さ
れる電力が等しくなるように，各リード電極抵抗２を計
算する。例えば，第１図の外部接続端子６からｉ番目の
リード電極抵抗の値をRicalとして求める。この計算
は，単なる並列回路の計算であり容易に求めることがで
きる。
なお，実際に設計される抵抗値は必ずしも計算値Rica
lとピタリと一致させる必要はなく，設計しようとする
ｉ番目のリード電極抵抗の値をRiとすると，この設計値
Riは，次式で示される範囲内にあるようにすれば，濃度
斑をなくすという効果は得られる。
lとピタリと一致させる必要はなく，設計しようとする
ｉ番目のリード電極抵抗の値をRiとすると，この設計値
Riは，次式で示される範囲内にあるようにすれば，濃度
斑をなくすという効果は得られる。
ここで，▲▼はRiの平均値であり， ▲▼calはRicalの平均値であり， である。
ここで0.7以下または1.3以上の場合には、サーマル・
ヘッドにおいて同時に複数の発熱体が駆動されたとき印
字品質の劣化する濃度斑を生じるものとなる。
ヘッドにおいて同時に複数の発熱体が駆動されたとき印
字品質の劣化する濃度斑を生じるものとなる。
第２図は，この時のリード電極抵抗（Ｒ−lead）の例
を示しており，この場合，グランド配線の外部接続端子
は，両端と中央部にある場合である。
を示しており，この場合，グランド配線の外部接続端子
は，両端と中央部にある場合である。
リード電極抵抗を曲線Ａで示すように，グランド配線
の外部接続端子部付近で，抵抗値が大きく，外部接続端
子間の中央部付近で，抵抗値が最少となるように，連結
的に変化するよう設計することにより，印字濃度（OD）
を曲線Ｂで示すごとく一定にすることができた。
の外部接続端子部付近で，抵抗値が大きく，外部接続端
子間の中央部付近で，抵抗値が最少となるように，連結
的に変化するよう設計することにより，印字濃度（OD）
を曲線Ｂで示すごとく一定にすることができた。
なお、リード電極抵抗を一定にしておいて、発熱体抵
抗（Ｒ−heater）を変化させても同様な効果を得ること
ができる。このときの発熱体の抵抗値も第１の実施例と
全く同様に設計できる。
抗（Ｒ−heater）を変化させても同様な効果を得ること
ができる。このときの発熱体の抵抗値も第１の実施例と
全く同様に設計できる。
第３図は，リード電極抵抗を一定にして，発熱体抵抗
を変化させたときの例を示している。図において，発熱
体抵抗曲線Ｃの縦軸方向のスケールが1/100になってい
るので，グラフでの抵抗値の変化は，わずかであるが，
両端部，及び中央部が大きい値になっていることがわか
る。
を変化させたときの例を示している。図において，発熱
体抵抗曲線Ｃの縦軸方向のスケールが1/100になってい
るので，グラフでの抵抗値の変化は，わずかであるが，
両端部，及び中央部が大きい値になっていることがわか
る。
以上は，リード電極または発熱体のいずれか一方のみ
の抵抗値を変化させたものであるが双方の抵抗値を変化
させても良い。
の抵抗値を変化させたものであるが双方の抵抗値を変化
させても良い。
いずれにしても，スイッチング用のドライバーFETを
全てオンにしたときの発熱体抵抗での発熱量が等しくな
るような計算値を求め，前述の式（１）を満足するよう
に，設計値を決めてやれば良い。
全てオンにしたときの発熱体抵抗での発熱量が等しくな
るような計算値を求め，前述の式（１）を満足するよう
に，設計値を決めてやれば良い。
抵抗値は，発熱体及びリード電極の材質，幅，長さ，
厚さを適当に調整することにより得られる。
厚さを適当に調整することにより得られる。
以上述べたように，この発明によれば、複数の発熱体
抵抗が同時に駆動されたときにグランド共通配線の外部
接続端子の近傍と、それから離れた個所における発熱体
抵抗の発熱差をなくすることができるので、印字をした
時の周期的な濃度斑をなくすることができる。従って、
サーマル・ヘッドで例えば画像背景を出力するような、
複数の発熱体抵抗を同時にオンした場合に濃度斑のな
い、印字品質の良好なものを提供することができる。
抵抗が同時に駆動されたときにグランド共通配線の外部
接続端子の近傍と、それから離れた個所における発熱体
抵抗の発熱差をなくすることができるので、印字をした
時の周期的な濃度斑をなくすることができる。従って、
サーマル・ヘッドで例えば画像背景を出力するような、
複数の発熱体抵抗を同時にオンした場合に濃度斑のな
い、印字品質の良好なものを提供することができる。
しかも設計する発熱体、リード電極の少なくとも一方
の抵抗値Riは、 の範囲内にあることにより、人間の目で見ても濃度斑の
存在に気づかない印字品質のものを得ることができた。
の抵抗値Riは、 の範囲内にあることにより、人間の目で見ても濃度斑の
存在に気づかない印字品質のものを得ることができた。
第１図は本発明及び従来例を説明するためのサーマル・
ヘッドの等価回路であり，第２図，第３図はこの発明に
よるサーマル・ヘッドの発熱体抵抗，リード電極抵抗の
分布を示す図，第４図は従来のサーマル・ヘッドの例を
示す図である。 １…発熱体抵抗1,2…リード電極抵抗,3…グランド共通
配線におけるグランド抵抗,4…ドライバーFET。
ヘッドの等価回路であり，第２図，第３図はこの発明に
よるサーマル・ヘッドの発熱体抵抗，リード電極抵抗の
分布を示す図，第４図は従来のサーマル・ヘッドの例を
示す図である。 １…発熱体抵抗1,2…リード電極抵抗,3…グランド共通
配線におけるグランド抵抗,4…ドライバーFET。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−201967（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−263071（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−245566（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−162666（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−53159（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−77253（ＪＰ，Ｕ)
Claims (2)
- 【請求項１】複数の発熱体と各発熱体に通電駆動するド
ライバーICと、これらを接続するリード電極と、各発熱
体に共通に接続するグランド共通電極とより成るサーマ
ル・ヘッドにおいて、 発熱体の抵抗値又はリード電極の抵抗値の少なくとも一
方をグランド共通配線の外部接続端子に近いところ程大
きな値になるように変化させることによって発熱体の発
熱量を均一化したことを特徴とするサーマル・ヘッド。 - 【請求項２】設計する発熱体、リード電極の少なくとも
一方の抵抗値Riは、 の範囲内にあることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載のサーマル・ヘッド（なお、▲▼はRiの平均
値、Ricalは計算で得られた抵抗値、▲▼は
その平均値である）。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32336387A JP2614248B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | サーマル・ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32336387A JP2614248B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | サーマル・ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01163076A JPH01163076A (ja) | 1989-06-27 |
| JP2614248B2 true JP2614248B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=18153938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32336387A Expired - Lifetime JP2614248B2 (ja) | 1987-12-21 | 1987-12-21 | サーマル・ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2614248B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0539892Y2 (ja) * | 1985-09-20 | 1993-10-08 | ||
| JPS62263071A (ja) * | 1986-05-10 | 1987-11-16 | Sony Corp | サ−マルヘツド |
-
1987
- 1987-12-21 JP JP32336387A patent/JP2614248B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01163076A (ja) | 1989-06-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |