JP2613493B2 - 回転式ラックのトレー - Google Patents

回転式ラックのトレー

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一定経路上を回動する複数のトレーを備え
た回転式ラックに使用されるトレーに関する。
(従来技術) 第5図aはこの種トレーの従来例を示し、前板26と底
板27と背板28と両側板29とを主な構成要素とするが、こ
の種のトレーは、左右に極めて長尺な幅を有し、例えば
前後幅l1に対し左右幅l2が10倍の長尺幅を有し、これが
ために底板27の裏面に略上向きコ字状の補強枠材30をそ
の長手方向全域に当接させ両者を溶接するようにしてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上述のようにこの種トレーは左右幅が前後幅に比べて
極めて長尺に形成されており、なお且つ回転式ラックの
回転保持部はトレーの両側板に連結されるから、第5図
bに示すように側板29に一体溶接される底板27と底板27
に溶接される補強枠材30とが剥離し、溶接状態を破壊す
る事態が生じていた。このような事態の発生を防止する
ためには底板27と補強枠材30との溶接個所を増やす必要
があり、従来ではその長手方向に沿って極めて密に溶接
するようにしていた。
一方この種トレーの最大の要諦は、製造単価に大きな
影響をもつ溶接工数を可能な限り減少せしめることであ
る。
更にまたこの種トレーは大小種々の寸法のものが用い
られるが、従来では第5図aに示すように前板、底板及
び背板が一体構造からなるため、寸法が変わるたびにそ
の仕様に合わせたトレーを製作しなければならなかっ
た。
したがって本発明は、可能な限り溶接個所を減少せし
めると共に、量産に適する構成のトレーを提案すること
を解決すべき課題とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本発明は、実施例に示す
参照符号を付して示せば、請求項においては、少なく
とも左右に長尺な前板と同底板と同背板とを有する回転
式ラックのトレーにおいて、前板1は前板部1aとその下
端縁から後向きに折曲される後向き板部1bと該後向き板
部の先端縁から更に上向きに折曲される上向き板部1cと
を有し、底板2は底板部2aと該底板部の両端から下向き
に折曲される前後両端下向き板部2b,2cとを有し、背板
3は背板部3aとその下端縁から前向きに折曲される前向
き板部3bとを有し、前板1の前板部1aと後向き板部1bと
を底板2の前端下向き板部2bに当接させ、且つ前板1の
上向き板部1cを底板2の底板部2aに当接させた状態で前
板1と底板2とを溶接し、底板2の後端下向き板部2cと
背板3の背板部3a及び前向き板部3bとを当接させた状態
で底板2と背板3とを溶接してなる構成を採用するもの
である。
また請求項は、請求項の構成において、前板1の
上向き板部1cと底板2の底板部2aと背板3の前向き板部
3bとに幅決め材4を当接させた状態で幅決め材4をこれ
ら各板部1c,2a,3bに溶接してなる構成を採用するもので
ある。
(作 用) 第3図に示すように請求項の作用としては、前板1
の前板部1aと後向き板部1bとを底板2の前端下向き板部
2bに当接させ、且つ前板1の上向き板部1cを底板2の底
板部2aに当接させた状態で前板1と底板2とを溶接する
ことによって、前板1の前板部1a及び底板2の前端下向
き板部2bの2重板部を前枠片とし、前板1の後向き板部
1bを下枠片とし、前板1の上向き板部1cを後枠片とし、
底板2の底板部2aを上枠片とする補強枠部5が底板2の
裏面長手方向全域に一体形成され、底板2を強固に補強
することになる。
また補強枠部5の前枠片を形成する前板部1aは底板2
に溶接されるだけでなく、図示の状態からも明らかなよ
うに、前板部1aの左右両端が左右両側板6にも溶接され
ることになり、しかも前板部1aの上向き長さは上向き板
部1cに比べて長くそれだけ溶接を強固に行うことがで
き、これがために補強枠部5を形成する前板1と底板2
との長手方向の溶接個所を従来に比べて格段に少なくす
ることができる。
また、底板2の後端下向き板部2cと背板3の背板部3a
及び前向き板部3bとを当接させた状態で底板2と背板3
とを溶接してなるため、背板3を底板2に対し正確に直
交状態に溶接することができ、しかも底板2の後端下向
き板部2cと背板3の背板部3aとが重合してる重板部とな
っているため両者の直交部分をその長手方向全域にわた
って補強する作用をも有する。
前板1と底板2と背板3とはそれぞれ別体に形成され
ているため、それぞれの板部材を予め製作しておき、こ
れを適宜組合わせることによって多種類の寸法のトレー
を製作することができる。
また請求項では、前板1の上向き板部1cと底板2の
底板部2aと背板3の前向き板部3bとに当接させた状態で
幅決め材4をこれら各板部1c,2a,3bに溶接してなること
によって、前板1、底板2及び背板3との組合わせによ
る微妙な幅決めを正確に行うことができると共に、特に
補強枠部5を形成する上向き板部1cが幅決め材4に溶接
されることによって上下方向の負荷に対する耐久性を増
大させることができ、これがために底板2の底板部2aと
補強枠部5の上向き板部1cとの長手方向の溶接個所を一
層減少させることができる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に基づいて説
明する。
第1図に於いて、7は左右一対の無端駆動チェンであ
って、駆動軸8の両端に取付けられた左右一対の駆動歯
輪9と、従動軸10の両端に取付けられた従動歯輪11との
間に掛張されている。12は本発明に係るトレーであっ
て、その左右両端の側板6(第3図参照)が前記左右一
対の無端駆動チェン7に夫々支持用リンク13を介して吊
り下げられている。14は左右一対のトレー姿勢保持用無
端レールであって、前記各トレー12の左右両端に設けら
れたガイドローラーを介して当該トレー12を一定姿勢に
保持する。15は前記駆動軸8と伝動チェン16を介して連
動連結された減速機付きモーターである。17は前記トレ
ー12の上下垂直方向に長い垂直循環経路を内蔵するケー
シングであって、その前面下部には、前記トレー12に対
する荷の出し入れ用開口部18が設けられている。なお左
右両端の側板6には支持用リンク13の連結部19が設けら
れている(第2図参照)。
上記の回転式ラックに於いては、モーター15により駆
動軸8及び駆動歯輪9を介して左右一対の無端駆動チェ
ン7を回転駆動させることにより、上下垂直方向に長い
垂直循環経路に於いて各トレー12を一定姿勢を保たせて
数珠繋ぎに回動させ、特定のトレー12を開口部18に呼び
出して停止させ、当該特定のトレー12に対する荷の出し
入れ作業を行うことが出来る。
第2図及び第3図に示すようにトレー12は、それぞれ
別体の左右に長尺な幅の前板1と同じく長尺な底板2と
背板3とこれに比べて十分の一程度な幅狭な左右両端の
側板6,6とからなり、それぞれ後述のように溶接によっ
て組立てられる。なお、背板3と底板2とには、仕切板
20と平行な方向に長い舌片嵌合用スリット21,22が左右
横方向等間隔おきに形成されており、該仕切板20は、1
枚の金属板を前下がりの直角三角形に近い形状に裁断し
たもので、前記舌片嵌合用スリット21,22に嵌合可能な
大きさの矩形状の舌片23,24が一体的に突設されてい
る。なおまた第3図に示すように、前記仕切板17の各舌
片23,24には、その両側面をカバーするようにクッショ
ン材25が貼付されている。このクッション材25として
は、ガムテープ等の適当厚さの粘着テープを使用するこ
とが出来るが、プラスティック成形品を舌片23,24に嵌
合接着することも出来る。
前板1は、背の低い前板部1aとその下端縁から後向き
に、即ち背板3に向ってL字状に折曲してなる後向き板
部1bと該後向き板部1bの先端縁から上向きL字状に折曲
されてなる上向き板部1cとからなり、なお前板部の上端
縁には下向きに折返したリブ板部1dが適宜形成され、上
向き板部1cの上端縁には更に前向きL字状に折曲した当
て板部1eが適宜形成される。
底板2は、底板部2aとその前後両端から下向きL字状
に折曲した前後両端下向き板部2b,2cとからなり、なお
前端下向き板部2bの下端縁には更に後向きL字状に折曲
した当て板2dが適宜形成され、後端下向き板部2cの下端
縁には更に前向きL字状に折曲した当て板2eが適宜形成
される。
背板3は、背板部3aとその下端縁から前向きL字状に
折曲してなる前向き板部3bとからなり、なお背板部3aの
上端縁には前向きL字状に折曲すると共に更に後向きに
折返した2重リブ板部3cが適宜形成され、前向き板部3b
の先端縁には更に上向きL字状に折曲した立上り板部3d
が適宜形成される。
そして前板1の前板部1a、正確にはそのリブ板部1d
と、後向き板部1bとを、底板2の前端下向き板部2b、正
確にはその当て板部2dに当接させ、且つ前板1の上向き
板部1c、正確にはその当て板部1eを、底板2の底板部2a
に当接させた状態で前板1と底板2との適宜の当接個所
を溶接する。また底板2の後端下向き板部2cとその下端
縁の当て板部2eとを、背板3の背板部3aと前向き板部3b
とに当接させた状態で底板2と背板3との適宜の当接個
所を溶接する。
また前板1の上向き板部1cと底板cの底板部2aと背板
3の前向き板部3b、正確にはその立上り板部3dとによっ
て囲繞される部分に、第4図に示すように断面略上向き
コ字状のチャンネル材からなる幅決め材4を左右の長手
方向適当間隔に2本程度嵌め込んで当接させ、それぞれ
の適宜の当接個所溶接する。なお幅決め材4の溶接は、
前板1を底板2に溶接する前に、即ち前述のように前板
1の各板部を底板2に当接させた状態で、まず幅決め材
4を底板部2aに溶接し、しかる後前板1を底板2に溶接
することが好ましい。
そして最後に左右両側板6,6と、前板1、底板2及び
背板3の各左右端縁とを溶接する。
以上の各板の枠組みによって、作用の項で述べたよう
に底板2の裏面長手方向全域に補強枠部5が一体形成さ
れ、底板2を強固に補強することになる。
また補強枠部5の一部を前板1の前板部1aと底板2の
前端下向き板部2bとが担うことにより側板6と前板1と
底板2と補強枠部5との一体化が促進され、それだけ溶
接個所が少なくて済む。
また幅決め材4を補強枠部5と底板2との間に介在さ
せ、それぞれのコーナー部分を溶接することによって上
下方向に負荷に対する耐久性を増大させることができ、
その増大に比例して一層溶接個所を減少せしめることが
できる。
(効 果) 請求項によれば、トレーを形成する各板部材間の溶
接個所が格段に少なくて済むから製造単価を大幅に軽減
することができる。
更にトレーを形成する各部材を予め製作しておき、こ
れらを適宜組合わせることによって各種寸法のトレーを
製作することができるから、量産に適し、特に小品種多
量生産に顕著な効果を発揮する。
請求項によれば、幅決め材を介在させることによっ
て各板部材を正確に枠組することができると共に、一層
溶接個所を減少せしめることができ、精度の良いトレー
をより一層安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転式ラックの全体構造を説明す概略斜視図、
第2図はトレーの一部切り欠き斜視図、第3図は同縦断
側面図、第4図は第3図におけるIV−IV線断面図、第5
図aは従来のトレーの一部切り欠き斜視図、第5図bは
同じく従来トレーの一部正面図である。 1……前板、1a……前板部、1b……後向き板部、1c……
上向き板部、2……底板、2a……底板部、2b……前端下
向き板部、2c……後端下向き板部、3……背板、3a……
背板部、3b……前向き板部、4……幅決め材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも左右に長尺な前板と同底板と同
    背板とを有する回転式ラックのトレーにおいて、前板は
    前板部とその下端縁から後向きに折曲される後向き板部
    と該後向き板部の先端縁から更に上向きに折曲される上
    向き板部とを有し、底板は底板部と該底板部の両端から
    下向きに折曲される前後両端下向き板部とを有し、背板
    は背板部とその下端縁から前向きに折曲される前向き板
    部とを有し、前板の前板部と後向き板部とを底板の前端
    下向き板部に当接させ、且つ前板の上向き板部を底板の
    底板部に当接させた状態で前板と底板とを溶接し、底板
    の後端下向き板部と背板の背板部及び前向き板部とを当
    接させた状態で底板と背板とを溶接してなる回転式ラッ
    クのトレー。
  2. 【請求項2】前板の上向き板部と底板の底板部と背板の
    前向き板部とに幅決め材を当接させた状態で幅決め材を
    これら各板部に溶接してなる請求項記載の回転式ラッ
    クのトレー。
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