JPH047919Y2 - - Google Patents

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JPH047919Y2
JPH047919Y2 JP1985013642U JP1364285U JPH047919Y2 JP H047919 Y2 JPH047919 Y2 JP H047919Y2 JP 1985013642 U JP1985013642 U JP 1985013642U JP 1364285 U JP1364285 U JP 1364285U JP H047919 Y2 JPH047919 Y2 JP H047919Y2
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JP
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food
holding frame
frame
wire
cut
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JP1985013642U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、食品をマルチスライスでき、特に下
面に台紙が貼着されたカステラ・ケーキ類(以
下、カステラ類という)のマルチスライスに好適
な食品用マルチスライサーに関する。
[従来の技術] 従来、スポンジ状の食品のマルチスライス、特
に第4図に示すようにカステラ類Kを多数同時に
同じ厚さにスライスする装置としてワイヤーを截
断手段に利用するマルチスライサーがある。該マ
ルチスライサーは、水平搬送されるカステラ類を
通過させ得るように設けられかつ上部枠辺がカス
テラ類の搬入側に所要角度傾いている二枚重ねの
保持枠と、該二枚重ねの保持枠を交互に上下動さ
せる駆動源と、各保持枠の上部枠辺及び下部枠辺
間を上下方向に張られ一方の保持枠に張られたも
のと他方の保持枠に張られたものとが同一平面上
に交互に所定間隔で並ぶ複数本のワイヤーとを備
えてなる。
これらワイヤーのマルチスライスにより食品に
与える外力は、一本置きのワイヤー列の上動の際
の食品に与える外力と、他の一本置きのワイヤー
列の可動の際の食品に与える外力とが相殺するこ
とになるから、結局、全本数のワイヤーによる食
品のマルチスライスは該食品に対して外力を与え
ることなく行うことができる利点がある。
しかし、該スライサーによれば、カステラ類の
下面に台紙Pが貼着されている場合、該台紙のワ
イヤーによる切断が不良または困難であつた。そ
こで、該台紙の切断は、ワイヤーとは別の切断手
段を併設して切断する必要があり、該別の切断手
段を併設した技術として特公昭47−24145号のカ
ステラ類截断方法がある。該カステラ類截断方法
によれば、各ワイヤーの手前に回転カツターを設
けて台紙の切断を行うようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、該カステラ類截断方法によれ
ば、回転カツターがワイヤーの上下動よりもはる
かに高速に回転して台紙を截断するようになつて
おり、このためカステラ類が僅かでも蛇行すると
微細な切断カスを多量排出する結果となつてい
た。また、該回転カツターは、非円形カツターで
ありカステラ類を持上げるように作用して台紙を
高速截断するようになつており、このため、カス
テラ類に振動を与えてしまいカステラ類を蛇行さ
せる欠点があり、カステラ類を上方及び両側から
押えないと、上記の微細な切断カスの排出に結び
付く虞れがあつた。さらに、該カステラ類截断方
法によれば、回転カツターが高温であり、その駆
動源もワイヤーの駆動源と別個に設ける必要があ
るので構成が複雑になつていた。
本考案は上述した点に鑑み案出したもので、台
紙の截断をワイヤーの駆動源を利用して行えると
ともに、全本数のワイヤーによるマルチスライス
の際に食品に対して外力を与えることなく行うこ
とができる利点を損なうことなくワイヤーの截断
のタイミングと同期して食品下面に添付された台
紙の截断を行うことができ、食品のマルチスライ
ス、特に下面に台紙が貼着されたカステラ類のマ
ルチスライスに好適な食品用マルチスライサーを
提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案の食品用マルチスライサーは、水平搬送
される食品を通過させ得るように設けられかつ上
部枠辺が食品搬入側に所要角度傾いている二枚重
ねの保持枠1,1′と、該二枚重ねの保持枠1,
1′を交互に上下動させる駆動源5,6と、各保
持枠1,1′の上部枠辺及び下部枠辺間を上下方
向に張られ一方の保持枠に張られたものと他方の
保持枠に張られたものとが同一平面上に交互に所
定間隔で並ぶ複数本のワイヤー2,2′とを備え
てなる食品用マルチスライサーにおいて、 各ワイヤー2,2′の前側に該各ワイヤーを張
つている側の保持枠1,1′の下部枠辺より保持
具3,3′を介してそれぞれ設けられ、食品搬送
方向に沿つた各ワイヤーを通る垂直面に一致して
立上る突切りカツター4,4′を備え、該突切り
カツター4,4′は、上端がとがつておりかつ食
品搬入側の一辺が略垂直な鋭利な三角形でありか
つ該食品搬入側の一辺に刃面を有し前記保持枠
1,1′の下降時に上端が食品搬入載置面Lより
上に有るように設けられていることを特徴とする
ものである。
[作用] 駆動源5,6を駆動して二枚重ねの保持枠1,
1′を交互に上下動させると、一方の保持枠1に
張られたワイヤー2及び突切りカツター4と、他
方の保持枠1′に張られたワイヤー2′及び突切り
カツター4′とが正反対に交互に上下動する。そ
こで、食品として下面に台紙Pが貼着されたカス
テラ類Kを水平搬送させると、各突切りカツター
4′がワイヤー2′の前方で台紙Pを截断する。こ
の場合、各保持枠1,1′より設けられた突切り
カツター4,4′は、下降位置でこのカステラ類
Kより下方へ抜け出ないので引続き動作する上動
時に台紙Pを突上げることが回避される。そし
て、突切りカツター4,4′は、上端がとがつた
鋭利な三角形であるから、上動時の切断抵抗が小
さく抑制される。さらに、突切りカツター4,
4′が、食品搬入側の一辺が略垂直な三角形であ
り該食品搬入側の一辺が略垂直な刃面を有してい
る構成と、該突切りカツター4,4′を保持具3,
3′を介して食品搬入側に傾斜して立設されてい
る保持枠1,1′に取付けた構成との相乗効果と
して、該刃面が保持枠1,1′の上動時に垂直方
向の移動のみでなく台紙の截断方向の移動を伴
い、効果的に台紙Pをカツトできることになる。
一方の保持枠1より設けられた突切りカツター4
の上下動と、他方の保持枠1′より設けられた突
切りカツター4′の上下動とが正反対に同期して
行われることによつて、全本数の突切りカツター
4,4′がカステラ類Kに与える外力は、ワイヤ
ー2,2′の場合と同様に略相殺される。そして、
ワイヤー2,2′は、台紙Pのカツトを回避でき
る。このため、ワイヤー2,2′及び突切りカツ
ター4,4′は、水平搬送される台紙P付きのカ
ステラ類Kを振動を与えることなく截断カスを多
量に排出することなくしかも台紙Pを良好にカツ
トして第4図に示す状態にマルチスライスでき
る。
[実施例] 第1図に示す保持枠1は第2図に示す保持枠
1′に対し食品搬入方向後方に置かれ重ねられる。
保持枠1にはワイヤー2が張られているとともに
保持具3を介して突切りカツター4が設けられて
おり、また、保持枠1′にはワイヤー2′が張られ
ているとともに保持具3′を介して突切りカツタ
ー4′が設けられている。
該二枚重ねの保持枠1,1′は、第4図に示す
ように下面に台紙7が貼着された水平搬送される
カステラ類6を通過させ得るように上部枠辺がカ
ステラ類の搬入側に所要角度傾いて立設されてい
る。保持枠1の上部枠辺及び下部枠辺間を上下方
向に張られたワイヤー2と、保持枠1′の上部枠
辺及び下部枠辺間を上下方向に張られたワイヤー
2′は、同一平面上に交互に所定間隔で並んでい
る。
保持枠1,1′は、モータ5により回転される
クランク6によつて交互に上下動されるようにな
つている。突切りカツター4,4′はそれぞれ各
ワイヤー2,2′の前側に設けられ、カステラ類
の搬送方向に沿つた各ワイヤーを通る垂直面に一
致して立上つている。
該突切りカツター4,4′は、上端がとがつた
鋭利な三角形でありカステラ類の搬入側一辺が略
垂直で刃面を有しそれが取付けられている保持枠
1または1′の下降時に上端がカステラ類の搬入
載置面Lより上に有るように設けられている。
作用については、既に述べたので説明を省略す
る。
[効果] 以上説明してきたように、本考案の食品用マル
チスライサーは、 上端がとがつた鋭利な三角形の突切りカツター
を、各ワイヤーの前側に食品搬送方向に沿つた各
ワイヤーを通る垂直面に一致して立上るようにか
つ下降時に上端が食品搬入載置面より上に有るよ
うに対応する各ワイヤーが張られた保持枠へ設け
た構成なので、 突切りカツターがワイヤーとともに食品の底部
に対して突上げ力を与えることなく良好にマルチ
スライスできるから、下面に台紙が貼着されたカ
ステラ類のマルチスライスに好適であり、また台
紙付きのカステラ類に振動を与えず截断カスを多
量に排出することなくマルチスライスできる。
また、突切りカツターがワイヤーの駆動源を利
用しているので構造が簡素になり製作コストが安
価になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る食品用マルチ
スライサーの要部である一方の截断手段を示す斜
視図であり、第2図は、他方の截断手段を示す斜
視図であり、第3図は、食品用マルチスライサー
の縦断側面図であり、第4図は、従来及び本考案
に係る食品用マルチスライサーによつて截断され
る台紙付きカステラ類を示す斜視図である。 1,1′……保持枠、5,6……駆動源、2,
2′……ワイヤー、3,3′……保持具、4,4′
……突切りカツター、L……食品搬入載置面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平搬送される食品を通過させ得るように設け
    られかつ上部枠辺が食品の搬入側に所要角度傾い
    ている二枚重ねの保持枠と、該二枚重ねの保持枠
    を交互に上下動させる駆動源と、各保持枠の上部
    枠辺及び下部枠辺間を上下方向に張られ一方の保
    持枠に張られたものと他方の保持枠に張られたも
    のとが同一平面上に交互に所定間隔で並ぶ複数本
    のワイヤーとを備えてなる食品用マルチスライサ
    ーにおいて、 各ワイヤーの前側に該各ワイヤーを張つている
    側の保持枠の下部枠辺より保持具を介してそれぞ
    れ設けられ、食品の搬送方向に沿つた各ワイヤー
    を通る垂直面に一致して立上る突切りカツターを
    備え、該突切りカツターは、上端がとがつており
    かつ食品搬入側の一辺が略垂直な鋭利な三角形で
    あり該食品搬入側の一辺が略垂直で刃面を有し前
    記保持枠の下降時に上端が食品の搬入載置面より
    上に有るように設けられていることを特徴とする
    食品用マルチスライサー。
JP1985013642U 1985-02-04 1985-02-04 Expired JPH047919Y2 (ja)

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JP1985013642U JPH047919Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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JPS61131299U JPS61131299U (ja) 1986-08-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919310A (ja) * 1972-06-16 1974-02-20

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JPS4919310A (ja) * 1972-06-16 1974-02-20

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