JP5836515B1 - サンドイッチの切断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 サンドイッチを精度良く切断することができる切断システムを提供する。【解決手段】 サンドイッチの切断システム100は、サンドイッチを搬送する上流側コンベア30と、前記サンドイッチを移動する無端帯刃23の上下方向に延びる部分23aによりにより切断する切断装置1と、前記サンドイッチを下流側へ搬送する下流側コンベア40と、前記上流側コンベアと前記下流側コンベアとの間隙において前記無端帯刃の側方に設けられ、前記サンドイッチを上端部分で支える支えローラ27と、を備え、前記支えローラは、前記サンドイッチの搬送方向と直交する方向に延びる軸心を有し、前記上端部分は、前記無端帯刃から離れるに伴って高くなるように傾斜している。【選択図】 図3

Description

本発明は、サンドイッチの切断システムに関し、特に、具材を薄切り食パンで挟んだサンドイッチを切断し、切断したサンドイッチを搬送する切断システムに関する。
従来、パンを切断したり搬送したりすることができる装置が提案されている。たとえば、特許文献1のサンドイッチの切断システムには、サンドイッチを搬送する搬送コンベア、および、サンドイッチを切断する切断装置が備えられている。この切断装置の無端帯刃は、搬送コンベアの上流側コンベアと下流側コンベアの間に配置され、各コンベアの上下方向に延びている。
このような切断システムでは、上流側コンベアと下流側コンベアの間において搬送方向と直交する方向に無端帯刃を移動させて、サンドイッチの切断位置に応じて無端帯刃の位置を調整する。そして、無端帯刃の位置に合わせてサンドイッチを上流側コンベアに載置する。これにより、サンドイッチは、上流側コンベアにより下流側に搬送され、上流側コンベアの下流端から突き出して、無端帯刃により切断される。切断されたサンドイッチは、下流側コンベアに載りさらに下流側へ搬送される。
特開2014−168829号公報
上記特許文献1の切断システムにおいて、各コンベアの上下方向に延びる無端帯刃は、その位置調整のために上流側コンベアと下流側コンベアの間に位置している。よって、無端帯刃によりサンドイッチが切断される位置では、サンドイッチは、上流側コンベアと下流側コンベアとの間隙にあり、これらのコンベアに載置されていない。よって、無端帯刃による力がサンドイッチに作用すると、サンドイッチは薄い食パンや具材が積層されていて型崩れし易い上、コンベアにより支持されていないため、サンドイッチは変形してしまうことがある。このようにサンドイッチが変形した場合には、サンドイッチを精度よく切断することができない。
そこで本発明は、サンドイッチを精度良く切断することができるサンドイッチの切断システムを提供することを目的とする。
本発明は上述したような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係るサンドイッチの切断システムは、サンドイッチを搬送する上流側コンベアと、前記サンドイッチを無端帯刃の上下方向に延びる部分によりにより切断する切断装置と、前記サンドイッチを下流側へ搬送する下流側コンベアと、前記上流側コンベアと前記下流側コンベアとの間隙において前記無端帯刃の側方に設けられ、前記サンドイッチを上端部分で支える支えローラと、を備え、前記支えローラは、前記サンドイッチの搬送方向と直交する方向に延びる軸心を有し、前記上端部分は、前記無端帯刃から離れるに伴って高くなるように傾斜している。
この構成では、支えローラは、無端帯刃により切断されるサンドイッチを無端帯刃の側方において上端部分で支えている。この上端部分は、無端帯刃から離れるに伴って高くなるように傾斜している。よって、切断の際にサンドイッチは無端帯刃から離れる方向の力を無端帯刃から受けるのに対し、傾斜している上端部分によって無端帯刃に向かう力がサンドイッチに作用する。このため、切断されたサンドイッチが無端帯刃からの力により広がろうとする変形が防がれて、サンドイッチを精度よく切断することができる。
サンドイッチの切断システムでは、前記下流側コンベアの前記サンドイッチが載置される面は、前記サンドイッチの搬送方向と直交する方向において、中央から両側端のそれぞれに向かうに伴って高くなるように傾斜していてもよい。このような下流側コンベアの載置されたサンドイッチは、薄いスライスパンや具材が積み重られているため崩れやすい上、切断されて幅が狭くなっておりさらに崩れやすくなっている。これに対して、下流側コンベアの載置面は中央から両側端のそれぞれに向かうに伴って高くなるように傾斜している。よって、切断されたサンドイッチどうしが互いに寄せられて支え合うため、型崩れを防止しながら搬送することができる。
本発明によれば、サンドイッチを精度良く切断することができる切断システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るサンドイッチの切断システムを示す図である。 図1の矢印II側から見たサンドイッチの切断システムの図である。 挟持ローラおよび支えローラを下流側から見た図である。 支持機構を図1の矢印II側から見た図である。 支持機構を上から見た図である。 本発明の実施の形態2に係るサンドイッチの切断システムにおける下流側コンベアを示す図である。 図6の下流側コンベアを上から見た図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、サンドイッチの搬送方向の上流側を前側とし、下流側を後側としている。図2の矢印Iに示す前側からサンドイッチの切断システムを見て左右方向を定義している。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係るサンドイッチの切断システム100について、図1および図2を参照しながら説明する。図1は、サンドイッチの切断システム100の全体構成を示す図であり、図2は、切断システム100を図1の矢印II側から見た図である。
サンドイッチの切断システム100は、切断装置1、搬送装置2、3およびケーシング4を備えている。これら切断装置1、搬送装置2、3およびケーシング4は、キャスター付きの基体5に載せられており、一体的に移動できるようになっている。さらに、切断システム100は、上記切断装置1および搬送装置2、3の動作を制御する制御器6をさらに備えている。
切断装置1は、ケーシング4内に収容されている。本実施の形態では、2機の切断装置1が左右方向に並べて設けられている。この切断装置1は、電動モータ20、駆動プーリ21、従動プーリ22および無端帯刃23を備えている。電動モータ20、駆動プーリ21および従動プーリ22は、各軸心を前後方向に向けて配置されている。
電動モータ20は、ケーシング4の天井部分または骨格部分等の適宜箇所にて支持されている。電動モータ20の出力軸の出力プーリ24、および、駆動プーリ21に伝動ベルト25が掛けられている。駆動プーリ21および従動プーリ22に無端帯刃23が掛けられている。無端帯刃23は、たとえば、金属製で長寸の帯状部材の両端を繋ぎ合わせることによって無端状態としたものであり、一方の縁部に刃が形成されている。無端帯刃23は、この刃を前方(上流側)へ向けて設けられている。
このような構成の切断装置1では、電動モータ20が駆動すると、駆動プーリ21および従動プーリ22を介して無端帯刃23が回転する。また、2機の切断装置1の無端帯刃23のうち、互いに近接する部分(以下、適宜「切断刃部分23a」と称する)は、同一方向へ向かって移動するように設定されている。この実施の形態では、各切断刃部分23aは、上下方向に延びて、下方に移動するように設定されている。切断装置1のこのような動作(無端帯刃23の移動方向、速度など)は、制御器6からの信号に基づいて制御される。
また、切断装置1は、位置調整機構(図示せず)などにより左右方向の位置を調整できるようになっている。したがって、一方の切断刃部分23aのみをサンドイッチの搬送ルートに配置すれば、サンドイッチを2分割することができる。また、両方の切断刃部分23aをサンドイッチの搬送ルートに配置されれば、サンドイッチを3分割することができる。
搬送装置は、無端帯刃23より上流側に設けられた搬送装置(上流側搬送装置)2、および、無端帯刃23より下流側に設けられた搬送装置(下流側搬送装置)3を有している。上流側搬送装置2は、上流側コンベア30、上流側ガイド部35および上流側支持機構60を有している。
上流側コンベア30は、複数のローラ31、シート状のベルト32および駆動ローラ33を有している。複数のローラ31のうちの最も上流側にあるローラ31aはケーシング4の外側に配置され、最も下流側にあるローラ31bはケーシング4の内側に配置されている。駆動ローラ33は、インダクションモータ等の電動モータ(図示せず)を内蔵するモータローラである。ベルト32は、複数のローラ31および駆動ローラ33のそれぞれに掛けられており、上流側ローラ31aと下流側ローラ31bとの間でケーシング4の入口を通じてその内外にわたって配設されている。上流側ローラ31aと下流側ローラ31bとの間を直接的に結ぶベルト32の部分(搬送部分)は、水平で前後方向に延びている。駆動ローラ33が回転すると、ベルト32の搬送部分が前方から切断装置1へ向かって後方へ移動する。このような上流側搬送装置2の動作は、制御器6からの信号に基づき、上流側コンベア30の移動速度などが制御される。
上流側ガイド部35は、ベルト32の搬送部分を挟む左右のそれぞれにガイドローラ列36を有している。各ガイドローラ列36は、軸心を上下方向に向けた複数のローラを有し、これらのローラは、前後方向に沿って一直線状に並べられている。また、左右何れか一方のガイドローラ列36の前端部には、ガイドプレート37が取り付けられている。ガイドプレート37は、その主面を左右方向へ向けた状態(主面が前後方向および上下方向に沿う状態)で設けられている。このような上流側ガイド部35には、ガイドローラ列36の左右方向の位置を調整する機構(図示せず)が別途設けられており、サンドイッチの寸法、切断姿勢などに応じて位置調整可能になっている。
下流側搬送装置3は、下流側コンベア40および下流側支持機構50を有している。下流側コンベア40は、複数のローラ41、シート状のベルト42および駆動ローラ43を有している。複数のローラ41のうちの最も上流側にあるローラ41aはケーシング4の内側に配置され、最も下流側にあるローラ41bはケーシング4の外側に配置されている。駆動ローラ43は、インダクションモータ等の電動モータ(図示せず)を内蔵するモータローラである。ベルト42は、複数のローラ41および駆動ローラ43のそれぞれに掛けられており、上流側ローラ41aと下流側ローラ41bとの間でケーシング4の出口を通じてその内外にわたって配設されている。この上流側ローラ41aと下流側ローラ41bとの間を直接的に結ぶベルト42の部分(搬送部分)は、水平で前後方向に延びている。駆動ローラ43によりローラ41が回転すると、ベルト42の搬送部分が切断装置1の近傍から後方へ向かって移動する。
上流側コンベア30および下流側コンベア40は、ベルト32の搬送部分とベルト42の搬送部分とが直線状に延び、各搬送部分の上面(載置面)が同じ高さになるように配置されている。この上流側コンベア30の下流側ローラ31b(上流側コンベア30の下流端)と下流側コンベア40の上流側ローラ41a(下流側コンベア40の上流端)との間に間隙が設けられる。この間隙に無端帯刃23の切断刃部分23aおよび挟持ローラ26が配置されている。
次に、挟持ローラ26および支えローラ27について、図3を参照しながら説明する。図3は、挟持ローラ26および支えローラ27を下流側から見た図である。上流側コンベア30(図2)の下流端と下流側コンベア40(図2)の上流端との間隙において、無端帯刃23の切断刃部分23aおよび挟持ローラ26に加えて、支えローラ27が配置されている。本実施の形態では、2つの挟持ローラ26が隣接して配置され、2つの支えローラ27が互いの間に2つの挟持ローラ26を挟むように配置されている。
挟持ローラ26は、無端帯刃23の左右方向のブレを防止するローラであって、左右一対のローラから成る。一対のローラは、それぞれ円柱形状を有し、並べて設けられている。挟持ローラ26は、その軸心が切断刃部分23aおよび搬送方向に対して直交する方向(左右方向)に延び、その一対のローラの間に切断刃部分23aを挟み込むようにして配置されている。挟持ローラ26は、その外周面の上端部分がベルト32、42の載置面と同じ高さになるように配置されている。
支えローラ27は、上流側コンベア30(図2)の下流端と下流側コンベア40(図2)の上流端との間隙を移動するサンドイッチをその外周面の上端部分において支えるためのローラである。支えローラ27は、軸心に沿った断面が矩形の円柱形状を有し、その軸心方向の長さが挟持ローラ26より長い。
支えローラ27は、挟持ローラ26に隣接して、切断刃部分23aの側方に配置されている。支えローラ27は、サンドイッチの搬送方向に回転するように、その軸心が搬送方向に直交する方向(左右方向)に延びている。ただし、支えローラ27の軸心は、左右方向に対して上下方向に傾いている。すなわち、支えローラ27の上端部分が、隣接する挟持ローラ26および切断刃部分23aから離れるに伴い高くなるように、軸心が傾斜している。この傾きは、たとえば、10度以下である。また、支えローラ27は、挟持ローラ26に近い側の上端部分がベルト32、42の載置面と同じ高さになるように配置されている。このため、挟持ローラ26から離れるほど支えローラ27の上端部分がベルト32、42の載置面より高くなる。
挟持ローラ26および支えローラ27は、位置調整機構28に固定されている。この際、挟持ローラ26はその上端部分が左右方向に水平になるように位置調整機構28に取り付けられ、支えローラ27はその上端部分が左右方向に対して上下方向に傾くように位置調整機構28に取り付けられる。この位置調整機構28は切断装置1の位置調整機構と連結されており、左右方向に延びるレール29上を移動する。このため、挟持ローラ26および支えローラ27の左右方向の位置は、切断装置1の切断刃部分23aと共に調整される。
次に、支持機構について、図4および図5を参照しながら説明する。図4は、支持機構を図1の矢印II側から見た図であり、図5は、支持機構を上から見た図である。支持機構は、無端帯刃23の上流側近傍に設けられた支持機構(上流側支持機構)60、および、無端帯刃23の下流側近傍に設けられた支持機構(下流側支持機構)50を有している。
上流側支持機構60は、切断直前のサンドイッチの上部を支持するための機構であって、駆動ローラ61、従動ローラ62、63および駆動ベルト64を備えている。駆動ローラ61および従動ローラ62、63は、軸心を左右方向に向けて、各下端部分を繋ぐ面が上流側コンベア30のベルト32(図2)の載置面と平行になるように配置されている。駆動ローラ61は、インダクションモータ等の電動モータ(図示せず)を内蔵するモータローラであり、制御器6からの信号に基づき、所定の速度で軸心回りに回転可能になっている。駆動ベルト64は、たとえば、ポリウレタン製の丸ベルトであって、駆動ローラ61および従動ローラ62、63の各両端部のそれぞれに掛けられている。
下流側支持機構50は、切断直前のサンドイッチの下部および切断されて搬送されるサンドイッチを支持するための機構であって、駆動ローラ51、従動ローラ52、53、54、駆動ベルト55および支持ベルト56を備えている。駆動ローラ51および従動ローラ52〜54は、軸心を左右方向に向けて、各下端部分を繋ぐ面が下流側コンベア40のベルト42(図2)の載置面と平行になるように配置されている。駆動ローラ51は、インダクションモータ等の電動モータ(図示せず)を内蔵するモータローラであり、制御器6からの信号に基づき、所定の速度で軸心回りに回転可能になっている。駆動ベルト55は、たとえば、ポリウレタン製の丸ベルトであって、駆動ローラ51および従動ローラ52、53の各両端部のそれぞれに掛けられている。支持ベルト56は、たとえば、ポリウレタン製の丸ベルトであって、3本の支持ベルト56が、両端部のそれぞれの駆動ベルト55の間において互いに間隔をあけて駆動ローラ51および従動ローラ54に掛けられている。
このような支持機構50は、制御器6からの信号に基づいて駆動ローラ51、61が回転することによって動作する。すなわち、駆動ローラ51の電動モータが駆動すると、駆動ローラ51の回転に伴い、駆動ベルト55で連結された従動ローラ52、53が回転し、支持ベルト56で連結された従動ローラ54も回転する。また、駆動ローラ61の電動モータが駆動すると、駆動ローラ61の回転に伴い、駆動ベルト64で連結された従動ローラ62、63が回転する。この駆動ベルト55、64および支持ベルト56は、ベルト32、42の移動速度と同一になるように設定可能になっている。
次に、切断システム100の動作について説明する。本実施の形態では、具材をスライスパンで上下から挟み込んだサンドイッチのセットを、複数セット、上下方向に重ね合わせたものを、2分割または3分割されるように切断する。ただし、1セットのサンドイッチも切断システム100により同様に切断することができる。
オペレータは、まず、事前設定を行う。たとえば、各コンベア30、40の搬送速度、および、各支持機構60、50の各ベルト55、56、64の走行速度を同一速度になるように制御器6を設定する。そして、サンドイッチの寸法や切断形態などに応じて各種配置を調整する。たとえば、サンドイッチの寸法および切断方向に応じて上流側ガイド部35の左右のガイドローラ列36の離隔寸法を調整する。また、サンドイッチの高さ寸法や具材の種類に応じて各支持機構50、60の高さを調整する。さらに、切断位置に応じて切断装置1の無端帯刃23、挟持ローラ26および支えローラ27の配置を調整する。
オペレータは、切断システム100の運転を開始して、ケーシング4外において上流側コンベア30の載置面にサンドイッチを載せる。サンドイッチは、上流側コンベア30によってケーシング4内へ搬送され、上流側支持機構60により上部が支持される。そして、サンドイッチは、上流側コンベア30および上流側支持機構60の各下流端から下流側に突き出し、切断刃部分23aにより切断される。
このサンドイッチの突き出した部分は、上流側コンベア30の下流端と下流側コンベア40の上流端との間隙において挟持ローラ26および支えローラ27の各上端部分に載る。サンドイッチがその上流側部分から切断されると、切断刃部分23aから離れる方向の力がサンドイッチに作用する。これにより、切断されたサンドイッチが広がり、切断位置より上流側部分のサンドイッチが左右方向に縮まるように、サンドイッチが変形しようとする。
これに対して、支えローラ27の上端部分は、切断刃部分23aから離れるに伴い高くなるように傾いている。このため、上端部分に載置されたサンドイッチは、上向きに対して切断刃部分23aに向かう方向に傾斜する。これにより、切断刃部分23aから離れる方向の力に対して切断刃部分23aに向かう力がサンドイッチに加えられる。よって、切断されたサンドイッチは、広がりが抑制されるため、切断位置より上流側部分のサンドイッチは縮まらずに、サンドイッチ全体が真直ぐ切断される。
切断されたサンドイッチは、下流側コンベア40の載置面に載り、この載置面と下流側支持機構50の支持ベルト56とによって上下から支持されながら、下流側へ搬送される。そして、サンドイッチは、下流側コンベア40によってケーシング4内から出口を通じて外部へと搬送される。サンドイッチは、ケーシング4の外部で待ち構えているオペレータによって回収される。
上記構成の切断システム100では、上流側コンベア30の下流端と下流側コンベア40の上流端との間隙に支えローラ27が設けられ、支えローラ27の上端部分は、切断刃部分23aから離れるに伴い高くなるように傾斜している。よって、切断されたサンドイッチの広がりが抑制されるため、サンドイッチの変形を低減し、サンドイッチを精度良く切断することができる。
また、切断システム100では、上流側コンベア30と下流側コンベア40との間隙に無端帯刃23を配置している。これにより、無端帯刃23の交換が容易になる。つまり、1本のコンベアに無端帯刃23を設置する場合、コンベアの搬送部に開口部を設け、この開口部に上下方向に延びる無端帯刃23を挿入して設置する。この場合、既に取り付けられている無端帯刃23を開口部から抜き出し、別の無端帯刃23を開口部に挿入して上下方向に延びるように配置することにより、無端帯刃23を交換する。このような作業を切断システム100内の限られた空間で無端帯刃23の刃に注意しながら行う必要があるため、無端帯刃23の交換は困難であった。これに対し、上流側コンベア30と下流側コンベア40との間隙に上下方向に延びる無端帯刃23を配置している。これにより、コンベヤ30、40を移動させて間隙を広くしたり、左右方向に延びる間隙において無端帯刃23を左右方向に移動させたりして、無端帯刃23を容易に交換することができる。
また、1本のコンベアに無端帯刃23を設置する場合、コンベアの搬送部に複数の開口部を設けることにより、無端帯刃23の位置を変更することができる。しかしながら、その位置は開口部の位置に限られる。また、上記のとおり、無端帯刃23の交換は容易でないため、無端帯刃23の位置変更も困難である。これに対して、上流側コンベア30と下流側コンベア40との間隙に無端帯刃23を配置した場合、左右方向に延びる間隙において無端帯刃23を左右方向に容易に移動させることができる。よって、切断するサイズ、サンドイッチの切り方(三角切りや短冊切りなど)、切断するサンドイッチなどの商品などを変更し易い。
さらに、1本のコンベアで搬送されるサンドイッチを無端帯刃23で切断する場合、サンドイッチの切り屑が、無端帯刃23が通過する開口部に溜まったり、開口部から落下したりすることがある。この場合、小さな開口部から切り屑を掃除することは困難である。これに対して、上流側コンベア30と下流側コンベア40との間隙に無端帯刃23を配置した場合、上流側コンベア30と下流側コンベア40との間隙を広くすることにより、切り屑を容易に除去することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る切断システム100は、上記実施の形態1に係る切断システム100の各構成に加えて、図6および図7に示すように、下流側コンベア40の載置面にトラフ形状が設けられている。このトラフ形状とは、サンドイッチの搬送方向と直交する方向において、載置面が中央から両側端のそれぞれに向かうに伴って高くなるように傾斜する形状である。図6は、下流側コンベア40を上流側から見た図であり、図7は、下流側コンベア40を上側から見た図である。なお、図7では、説明の便宜上、ベルト42を一点鎖線で示している。
下流側コンベア40は、複数のローラ41、41a、41b、駆動ローラ43およびベルト42に加えて、枠70および支持板71をさらに備えている。枠70は、複数のローラ41、41a、41b、駆動ローラ43および支持板71などを取り付けるための部材である。なお、枠70および支持板71は、図示はしていないが、実施の形態1の切断システム100でも設けられている。
支持板71は、ローラ41aとローラ41bとの間でベルト42の搬送部分を支える矩形状の板材であって、上流側ローラ41aと下流側ローラ41bとの間において前後方向に水平に延びる。支持板71の左右方向の長さは、ベルト42の左右方向の長さと等しく、支持板71はベルト42により覆われている。
2本の突条部72が支持板71上に取り付けられている。突条部72は、前後方向に長く延びる棒材である。突条部72は、その左右方向の長さが支持板71の左右方向の長さより短く、前後方向の長さが支持板71の前後方向の長さと等しい。2本の突条部72は、間隔を隔てて設けられており、支持板71の左右方向の両端のそれぞれの近傍に配されている。突条部72の高さは、突条部72を覆うベルト42の傾きが、支えローラ27の上端部分の傾きと同程度、たとえば、10度以下になるように設定される。このため、突条部72が取り付けられた支持板71をベルト42で被覆すると、ベルト42の載置面は、左右方向の両端が高く左右方向の中央が低いトラフ形状になる。
上記構成の切断システム100では、サンドイッチは、上流側コンベア30によって搬送され、上流側コンベア30の下流端から突き出して、切断刃部分23aにより切断される。この切断の際に、サンドイッチは、挟持ローラ26および支えローラ27に支えられる。そして、傾斜する支えローラ27により、サンドイッチに作用する切断刃部分23aから離れる方向の力に対して切断刃部分23aに向かう力が加えられる。これにより、広がりが抑制されるが、サンドイッチは薄いパンや具材が積層されているため、左右方向に変形し易い。よって、切断されたサンドイッチが下流側コンベア40により搬送される際、トラフ形状のベルト42の載置面により左右方向の中央に向かう力がサンドイッチに作用する。このため、サンドイッチの左右方向の変形が防がれながら、サンドイッチは下流側へ搬送される。
なお、全実施の形態では、支えローラ27は、軸心に沿った断面が矩形状である円柱形状を有し、その上端部分が傾くように軸心を傾斜させて位置調整機構28に取り付けていた。これに対して、支えローラ27は、その上端部分が傾いていれば、形状および取付方法はこれに限定されない。たとえば、軸心に沿った断面が台形状である切頭円錐体形状の支えローラ27を用いる。この場合、軸心を傾斜させずに支えローラ27を位置調整機構28に取り付けると、支えローラ27の上端部分は下流側コンベア40に対して傾斜する。
また、全実施の形態では、上流側支持機構60および下流側支持機構50が切断システム100に設けられていたが、設けられていなくてもよい。
さらに、実施の形態2では、支持板71に突条部72を取り付けて、ベルト42の載置面をトラフ形状にしたが、ベルト42の載置面がトラフ形状であればこれに限定されない。たとえば、支持板71の上面をトラフ形状に形成してもよい。また、突条部72の前後方向の長さを支持板71の前後方向の長さと等しいく設定したが、突条部72の長さはこれより短くてもよい。
本発明に係るサンドイッチの切断システムは、サンドイッチを精度良く切断することができるサンドイッチの切断システムに好適である。
1 切断装置
23 無端帯刃
27 支えローラ
30 上流側コンベア
40 下流側コンベア
100 切断システム

Claims (2)

  1. 載置面上のサンドイッチを搬送する上流側コンベアと、
    前記サンドイッチを無端帯刃の上下方向に延びる部分により切断する切断装置と、
    載置面上の前記サンドイッチを下流側へ搬送する下流側コンベアと、
    前記上流側コンベアと前記下流側コンベアとの間隙において前記無端帯刃の側方に設けられ、前記サンドイッチを上端部分で支える支えローラと、
    一対のローラを有し、前記一対のローラの間に前記無端帯刃を挟持する挟持ローラと、を備え、
    前記挟持ローラは、2つの前記支えローラの間に配置され、前記サンドイッチの搬送方向と直交する方向に延びる軸心、および、前記上流側コンベアの載置面および前記下流側のコンベアの載置面と同じ高さの上端部分を有し、
    前記支えローラは、前記サンドイッチの搬送方向と直交する方向に延びる軸心を有し、
    前記支えローラの上端部分は、前記挟持ローラに近い側で前記上流側コンベアの載置面および前記下流側のコンベアの載置面と同じ高さであり、前記挟持ローラから離れるに伴って高くなるように傾斜している、サンドイッチの切断システム。
  2. 前記下流側コンベアの前記サンドイッチが載置される面は、前記サンドイッチの搬送方向と直交する方向において、中央から両側端のそれぞれに向かうに伴って高くなるように傾斜している、請求項1に記載のサンドイッチの切断システム。
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