JP2612185B2 - 雪崩防止兼植林保護工法 - Google Patents

雪崩防止兼植林保護工法

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JP2612185B2
JP2612185B2 JP11220588A JP11220588A JP2612185B2 JP 2612185 B2 JP2612185 B2 JP 2612185B2 JP 11220588 A JP11220588 A JP 11220588A JP 11220588 A JP11220588 A JP 11220588A JP 2612185 B2 JP2612185 B2 JP 2612185B2
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忠衛 滝野
英隆 水上
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岡部株式会社
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F7/00Devices affording protection against snow, sand drifts, side-wind effects, snowslides, avalanches or falling rocks; Anti-dazzle arrangements ; Sight-screens for roads, e.g. to mask accident site
    • E01F7/04Devices affording protection against snowslides, avalanches or falling rocks, e.g. avalanche preventing structures, galleries

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、斜面での雪崩の発生を防止すると共に、斜
面の植林を保護する工法に関するものである。
(従来の技術) 近年、土地開発、造成が進むにつれて、積雪積雪地に
おいては、人工斜面での雪崩防止対策が問題となってき
ている。このような斜面における雪崩の発生を防止する
ために、従来、斜面に柵や杭、或は法枠等の構造物を施
設すること、または多数のコンクリートブロックを配設
することが行われている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、柵や杭、法枠といった構造物を施設すること
は、工事が大規模のものとなって多額の費用を要すると
いう問題があり、また、コンクリートブロックを施設す
るものでは、雪崩防止効果が十分でないという問題があ
る。
また、近年は、人工斜面の植林が要望されているが、
苗木は幹も細く根付きも不十分なため雪圧に弱いため、
積雪地方においては、斜面での植林育生が困難視されて
いる。
本発明は、前述のような積雪地方における雪崩の発生
防止施設を簡易に経済的に行い得るようにすると共に、
斜面に施した植林を雪圧による害から守り植林を保護す
ることのできる工法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 次に、本発明の構成について、実施態様を示した第1
〜5図を参照して説明すると、第1番目の発明は、半枠
状に形成した基部1の中央部に、防護壁2を基部1と一
体に設けた保護ブロックAを形成し、該防護ブロックA
を、斜面に植付けた樹木5の上部より樹木5を囲むよう
にして斜面地盤Bに固定することを特徴とするものであ
る。また、第2番目の発明は、斜面に多数施設した前記
防護ブロックA,Aを、ワイヤロープ9,9により相互に連絡
することを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第1〜3図において、Aは本発明工法において使用す
るコンクリートの防護ブロックで、植付けた樹木5のほ
ぼ半周を囲む半枠状に形成した基部1の中央部に、所要
高さの防護壁2を一体に立設した形状となっており、基
部1には、防護ブロック1を地盤Cに固定するための結
合手段3が設けられている。
これをさらに具体的に説明すると、基部1はコ字形の
半枠状に形成され、その中央部内側に、基部1と一体と
なった所要の厚さを有する防護壁2が上方に向けて突設
されており、基部1の中央部には、地盤Cに埋設のアン
カーボルト4を挿通して固定するための結合手段である
取付孔3が設けられている。そして、防護ブロックA
は、図示のように、斜面に植付けた樹木5を囲む上部に
載置し、取付孔3に通したアンカーボルト4に締着する
のである。斜面への植林は、一般に、第3図のように樹
木5,5を千鳥状に配列するか、縦横に整列して植付けら
れる。防護ブロックAは、それらの各樹木毎に設置する
ことになる。なお、防護壁2は、基部1に対して直立状
としないで、第2図の鎖線で示すように、防護ブロック
Aを設置した際、ほぼ鉛直状態となるように、基部に対
して傾斜して設けることもできる。
第4図、第5図は他の実施例を示したもので、設置し
た各防護ブロックA,Aを相互に連結した構成のものであ
る。すなわち、防護ブロックAには、その基部1の背面
と両側面及び防護壁2の上部背面とにワイヤロープ9を
係着するための、鉤状に形成した係合具6,6,7,8を設け
て形成する。そして、第5図に示すように、横方向に並
んだ防護ブロックA,Aは互に側面の係合具6,6を介してワ
イヤロープ8,8により連結し、上下方向の防護ブロック
A,A同志は、下段にある防護ブロックAの防護壁2の係
合具7と上段の並列した2つの防護ブロックA,Aの側面
の係合具6,6間にワイヤロープを張設する。また、最上
段にある防護ブロックA,Aは、それぞれ、地盤Cに施設
したアンカー構造物10,10と係合具7,8間にワイヤロープ
9,9を張設すると共に、側端に位置する防護ブロックA,A
も、その側面の係合具6と同アンカー構造10間にワイヤ
ロープ9を張設して、強固な支持を図るのである。
第6図及び第7図は、防護ブロックAの他の実施例を
示したものである。第6図の実施例は、基部1を弧状に
形成すると共に、防護壁2を基部1の弧状と相似の横断
面形に形成し、基部1の両側方及び背面にそれぞれ支持
板11,11を突設し、背面の支持板11にアンカーボルト4
と係合する取付手段3が設けられている。また、第7図
の実施例は、第6図の実施例における防護壁2の形状を
山形状としたもので、基部1は防護壁2の周囲に貼り出
した形状となっている。なお、基部1の形状について
は、第6図、第7図の例ともそのいずれのものを採用す
ることができる。また、係合具6,7,8はいずれも必要に
応じて設けられることはいうまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の工法は、半枠状に形成
した基部の中央部に、防護壁を基部と一体に設けた防護
ブロックを形成し、該防護ブロックを、斜面に植付けた
樹木の上部より樹木を囲むようにして斜面地盤に固定す
るようにしたので、防護ブロックの防護壁によって、積
雪のすべりを阻止し、雪崩の発生が防止できると共に、
斜面の上部側からかる大きな雪圧から樹木を守ることが
でき、植林の保護が図れることになる。また、それら防
護ブロックをワイヤロープにより相互に連結することに
より、局部的な雪圧が防護ブロックに作用しても、これ
がワイヤロープを介して分散されることになって、各防
護ブロックの定着が確保できる。さらに、ワイヤロープ
の連結により形成された枠目により、積雪層が分解さ
れ、積雪のすべりを均一に阻止することができる。そし
て、本発明工法は、簡単な構造の防護ブロックを施設
し、或は各防護ブロックをワイヤロープで連結するだけ
のことですむので、施工が簡易であり、経済的にも優れ
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示す要部の斜視図、第2
図は同側断面図、第3図は同広範な実施態様を示す斜視
図、第4図は防護ブロックの他の実施例を示す斜視図、
第5図は同ブロックによる実施態様を示す斜視図、第6
図及び第7図は、防護ブロックのさらに他の実施例を示
す斜視図である。 A……防護ブロック、B……地盤 1……基部、2……防護壁、3……固定手段 4……アンカーボルト、5……樹木 6,7,8……係合具、9……ワイヤロープ 10……アンカー構造物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半枠状に形成した基部の中央部に、防護壁
    を基部と一体に設けた防護ブロックを形成し、該防護ブ
    ロックを、斜面に植付けた樹木の上部より樹木を囲むよ
    うにして斜面地盤に固定することを特徴とする、雪崩防
    止兼植林保護工法。
  2. 【請求項2】斜面に多数施設した防護ブロックを、ワイ
    ヤロープにより相互に連結することを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の工法。
JP11220588A 1988-05-09 1988-05-09 雪崩防止兼植林保護工法 Expired - Lifetime JP2612185B2 (ja)

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JPH01284603A JPH01284603A (ja) 1989-11-15
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