JP2612084B2 - 糸条のトラバース装置 - Google Patents

糸条のトラバース装置

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JP2612084B2
JP2612084B2 JP7845690A JP7845690A JP2612084B2 JP 2612084 B2 JP2612084 B2 JP 2612084B2 JP 7845690 A JP7845690 A JP 7845690A JP 7845690 A JP7845690 A JP 7845690A JP 2612084 B2 JP2612084 B2 JP 2612084B2
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yarn
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Inventor
隆美 杉岡
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帝人製機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高速で糸条を巻取る巻取機に用いられ、対
をなし互いに逆方向に回転する回転羽根を複数対組合せ
て該回転羽根により糸条を順次受渡し綾振るようにした
糸条のトラバース装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のトラバース装置としては、例えば特公
昭46−16298号公報、特開昭59−194977号公報に記載さ
れたものがある。
この従来の装置においては、互いに逆方向に回転する
羽根を同軸上に且つ軸方向に互いに隣接させて設けてい
る。このため、一方の羽根を取着した軸を中空とし他方
の羽根を取着した軸を上記中空軸に貫通させ、それぞれ
の軸に歯車を止着し、両歯車を互いに噛合させてそれぞ
れの羽根が互いに逆回転するように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、この従来の装置においては、それぞれの羽根
を互いに逆回転させるために、中空軸を設けたり、同軸
上にある歯車を噛合させるための歯車の組合せが複雑と
なって、装置のコンパクト化が図り難く、また短いスト
ロークのトラバース装置とすることができない。更に、
メインテナンス性が悪い、コストが高い等の問題があっ
た。
〔発明の目的〕
本発明は、上述した従来技術に付随する問題に鑑み、
中空軸を設ける必要がなく、複雑な歯車の組合せを必要
とせず、しかも装置がコンパクトであり、ストロークが
短くメンテナンス性が良い糸条のトラバース装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、上記の目的を、対をなし互いに逆
方向に回転する回転羽根を複数対組合せて該回転羽根に
より糸条を順次受渡し綾振るようにした糸条のトラバー
ス装置において、対をなし互いに逆方向に回転する回転
羽根の軸芯を所定量偏心させて配設し、該互いに逆方向
に回転する回転羽根の軸に夫々歯車を止着して該両軸の
歯車を互いに噛合させ、前記互いに逆方向に回転する一
対の回転羽根を各軸の一端に前記歯車を挟んで取着して
各対の複数の回転羽根を隣接して配設したことを特徴と
する糸条のトラバース装置により達成する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、本発明の巻取機を正面から見た概略図であ
る。
糸条Yは図示されていない延伸装置により延伸され、
綾振り支点となるスネイルガイド8を通過して巻取装置
Wにより巻取られる。巻取りに際し、糸条Yはトラバー
ス装置3によって左右(第1図の紙面に直交する方向)
に綾振られながらコンタクトローラ4にP点でプリント
され、コンタクトローラ4によって摩擦駆動されるボビ
ンホルダ5に装着されたボビン6上にパッケージ7とし
て巻取られる。
糸条Yの綾振りは、第2図、第3図、第4図に示すト
ラバース装置3によって行われる。
スライドブロック9にフレーム10が突設され、フレー
ム10にはコンタクトローラ4が回転自在に取付けられて
いる。
また、コンタクトローラ4の上流には、第3図に示さ
れるように、ユニットUがボルト24によってスライドブ
ロック9に取り外し可能に取付けられている。
第4図に示すように、ユニットUはU1およびU2で示す
2部材で構成され、部材U1、U2には軸11がベアリング1
5、16を介して回転可能に組込まれ、軸12がベアリング1
7、18を介して回転可能に組込まれ、軸13がベアリング1
9、20を介して回転可能に組込まれ、更に、軸14がベア
リング21、22を介して回転可能に組込まれている。
各軸11、12、13、14の端部にはそれぞれボス11a、12
a、13a、14aが形成され、ボス11a、12a、13a、14aには
それぞれ糸条を綾振るための羽根23、24、25、26が固着
されている。
羽根23、24、25、26はそれら羽根が回転することによ
って形成する面が、糸条が綾振られることによって形成
される面と互いに直交するように、もしくは糸条によっ
て形成される面に対して羽根が形成する面が糸条の走行
方向に下流方向へ向かって傾斜(本実施例では30度)し
ている。
また、軸11、12、13、14のそれぞれには、上下のベア
リング対15と16、17と18、19と20、21と22に挟まれる中
間位置に歯車27、28、29、30がキー31、32、33、34によ
って固着されている。
第2図および第3図において、歯車27、29は互いに噛
合っており、また、歯車28、30も互いに噛合っている。
更に、歯車35、36は互いに噛合っており、また、歯車2
7、28はそれぞれ歯車35、36と噛合っており、歯車27と2
8が互いに逆回転するようになっている。
これにより、羽根23、24はトラバースストロークの中
心方向へ向かって糸条を運ぶように構成されている(羽
根23、24を、第1トラバース手段と言う)。
一方、羽根25、26はトラバースの中心近傍から外方向
へ向かって糸条を運ぶように構成されている(以下、羽
根25、26を第2トラバース手段と言う)。
ユニットUの部材U1にガイドレール37が止着され、ま
た、ユニットUの部材U2にガイドレール38が止着されて
いる。
羽根23、24の上流および羽根25、26の下流にはガイド
レール37、38が位置しており、ガイドレール37、38の形
状は前記羽根25、26で運ばれる際に、ガイドレール37、
38に沿って移動することにより、糸条の移動速度がほぼ
一定となるように、選定されている。
羽根23によってトラバースストローク端から運ばれた
糸条が、トラバースストロークの中心近傍に達すると、
トラバースストローク端方向へ向かって回転する羽根26
に受渡され、該羽根26によってトラバースストローク端
へ運ばれる。ついで、トラバースストローク端におい
て、糸条はトラバースストローク端方向から中心方向へ
向かって回転する羽根24に受け渡され中心方向へ運ばれ
る。次いで、該糸条を羽根24から羽根25に受渡され、ト
ラバースストローク端方向へ運ばれる。更に、トラバー
ストローク端において、糸条は羽根25から羽根23に受渡
され、以下同様の方法で糸条を綾振りするように構成さ
れている。
第2図に示すように、隣接する2個のユニットUr、Ul
の間に互いに噛合する一対の歯車39、39′が配設されて
おり、左側の歯車39は左側のユニットUlの歯車35と噛合
い、右側の歯車39′は右側のユニットUrの歯車36と噛合
っている。なお、歯車39、39′は、それぞれフレーム10
に固着された軸(図示せず)にベアリング(図示せず)
を介して回転自在に支承されている。
更に、フレーム10に固着された軸(図示せず)にベア
リング(図示せず)を介して歯車45が回転自在に支承さ
れ、歯車45はユニットUlの歯車36と噛合っている。
フレーム10の先端部(第2図の左側)には、モータ43
が固着され、モータ43の出力軸43aには歯車44が止着さ
れている。歯車44と歯車45とは噛合っておりユニットU
が駆動される。
本実施例ではトラバース装置3をコンタクトローラ4
の上に配置したが、トラバース装置を糸条Yを挟んでコ
ンタクトローラ4に対向配置してもよい。
また、本実施例では、糸条によって形成される面に対
して羽根が形成する面が糸条の走行方向に下流方向へ向
かって30度傾斜させていたが、他の配置としてもよい。
本実施例では、1本の軸に羽根を1ケ取着していた
が、1本の軸に複数個の羽根を取着してもよい。
また、本実施例では、4軸に羽根を取付けていたが、
トラバースストロークの両端から中心に向かって糸条を
移動させる第1トラバース手段と、トラバースストロー
ク中心から両端に向かって糸条を移動させる第2トラバ
ース手段からなっていれば、軸の数は更に多くてもよ
い。
本実施例では、1本のボビンホルダを有する手動巻取
機について説明したが、複数本のボビンホルダを有する
自動巻取機であってもよい。
また、本実施例では、ボビンホルダに2個のパッケー
ジを巻き取るトラバース装置について説明したが、1個
または2個以上であってもよい。
本実施例では、上流側の羽根23、24がトラバース端か
ら中心に向って、下流側の羽根25、26がトラバース中心
からトラバース端に向って移動するようにしたが、上流
側の羽根がトラバース中心からトラバース端に向って下
流側の羽根がトラバース端からトラバース中心に向って
移動するようにしたものでもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、互いに逆方向に回転する羽根の軸芯
を所定量偏心させて配設しており中空軸を必要とせず、
また、両軸の羽根が両軸を駆動する歯車を挟んで配設さ
れているため、歯車列が一重となって装置が小型化し、
且つ部品点数が少なくなって安価な装置とすることがで
きるとともにメインテナンス性が向上する。また軸を従
来のように中空とする必要がなく軸受部が小型化できる
ため、従来方式では不可能であった短いストロークの装
置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本発明による糸条の綾振り装置の一
実施例を示し、第1図は本発明の綾振り装置を組込んだ
巻取機の概略正面図、第2図は第1図の矢印A方向から
見た一実施例の綾振り装置の平面図、第3図はユニット
の詳細正面図、第4図は第3図の矢印B方向から見た断
面図である。 3……トラバース装置、4……コンタクトローラ、 5……ボビンホルダ、6……ボビン、 7……パッケージ、8……綾振り支点、 9……スライドブロック、 10……フレーム、U……ユニット、 U1、U2……部材、W……巻取装置、 Y……糸条。 23、24……羽根(第1トラバース手段) 25、26……羽根(第2トラバース手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対をなし互いに逆方向に回転する回転羽根
    を複数対組合せて該回転羽根により糸条を順次受渡し綾
    振るようにした糸条のトラバース装置において、対をな
    し互いに逆方向に回転する回転羽根の軸芯を所定量偏心
    させて配設し、該互いに逆方向に回転する回転羽根の軸
    に夫々歯車を止着して該両軸の歯車を互いに噛合させ、
    前記互いに逆方向に回転する一対の回転羽根を各軸の一
    端に前記歯車を挟んで取着して各対の複数の回転羽根を
    隣接して配設したことを特徴とする糸条のトラバース装
    置。
JP7845690A 1990-03-27 1990-03-27 糸条のトラバース装置 Expired - Lifetime JP2612084B2 (ja)

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