JP2612029B2 - 誤り訂正制御方式 - Google Patents

誤り訂正制御方式

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JP2612029B2 JP63123390A JP12339088A JP2612029B2 JP 2612029 B2 JP2612029 B2 JP 2612029B2 JP 63123390 A JP63123390 A JP 63123390A JP 12339088 A JP12339088 A JP 12339088A JP 2612029 B2 JP2612029 B2 JP 2612029B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、誤り訂正制御技術に関し、特に、垂直およ
び傾斜パリティ符号を併用する誤り訂正方式の制御に適
用して有効な技術に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、汎用の電子計算機などの外部記憶装置とし
て用いられる磁気テープ装置などにおいては、記録媒体
である磁気テープの小型化および記録密度向上の要請に
対応するため、従来のリール型の磁気テープに代えて、
よりチャネル数が多くかつ小型のカートリッジ型磁気テ
ープが使用されるに至っている。
このような多チャネルのデータ記録方式における読み
取り時の誤り訂正技術としては、たとえば特開昭54−88
109号公報に開示されるように、複数のチャネルからな
る第1および第2のチャネル組において、各チャネル組
に限定される垂直パリティ符号および各チャネル組に交
差する傾斜パリティ符号がそれぞれ記録されるチャネル
を設けるとともに、実データが記録される領域の前後に
それぞれ所定の長さのプリフィクスフレームおよびコン
プレッションフレームを配置し、読み取り時に各々のパ
リティ符号と実データとから所定のアルゴリズムでシン
ドローム値を算出し、その値に基づいて実データの誤り
訂正処理を行うことが知られている。
また、ANSI規格(American National Standard Insti
tute)などには、上記のような垂直および水平パリティ
符号を併用するテープフォーマットが記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のように垂直パリティ符号とともに傾
斜パリティ符号を併用するデータ記録方式が適用された
磁気テープにおいて、読み取り装置などのトラブルなど
の際に逆方向から読み取り動作を行う場合には、記録時
とは逆に実データ領域の後に書き込まれたコンプレッシ
ョンフレームが先頭となって読み取り動作が行われるた
め、傾斜パリティ符号を用いたシンドローム値を正しく
計算することができないという問題がある。
このため、たとえば、順方向読み取り動作および逆方
向読み取り動作のそれぞれに対応する誤り訂正機構を個
別に設けることが考えられるが磁気テープ装置の構造の
複雑化および製造原価の増大を招くなどの不都合があ
る。
そこで、本発明の目的は、同一の回路構成により、記
録媒体の順方向および逆方向のいずれの読み取り動作に
も対応することが可能な誤り訂正制御技術を提供するこ
とにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、以下の通りである。
すなわち、所定のデータが記録される第1のチャネル
と、この第1のチャネルに記録されるデータの垂直パリ
ティ検査のためのパリティ符号が記録される第2のチャ
ネルと、正傾斜パリティおよび負傾斜パリティ検査の少
なくとも一方のためのパリティ符号が記録される第3の
チャネルとからなるチャネル群を記録媒体に記録するこ
とにより、データの読み取り時の誤りを訂正するように
したデータ記録・再生方式において、記録媒体には、通
常のデータが格納される1の区間と、第1の区間に先立
って記録される第2の区間と、第1の区間の後に記録さ
れる第3の区間とが反復して配置され、記録時とは逆方
向の読み取り時に、第3の区間だけ、第1のチャネルで
の誤り訂正動作を抑止する第1の手段と、記録時とは逆
方向の読み取り時に、第3の区間において第1のチャネ
ルにおける読み取りデータを後続の第1の区間における
誤り訂正を正しくするために所定の一様な値として出力
する第2の手段とを備えているので、たとえば、実際の
データが記録されるデータフレームの前後にプリフィク
スフレームおよびコンプレッションフレームを設ける記
録形式において、記録時とは逆にデータフレームに先立
ってコンプレッションフレームが到来する逆方向の読み
取り動作に際して、コンプレッションフレームにおける
第1のチャネルでの誤り訂正動作を抑止するとともに、
当該第1のチャネルにおける読み取りデータを後続のデ
ータフレームのシンドローム値の演算に影響しない一様
な値として出力させることで、逆方向読み取り動作のた
めの誤り訂正手段を特別に設けることなく、同一の回路
構成で順方向および逆方向の何れの読み取り動作におい
ても、誤り訂正処理を正常に行うことができる。
〔実施例〕
第1図は、本発明の一実施例である誤り訂正制御方式
を実現するための回路構成の一例を示すブロック図であ
り、第2図〜第4図は、その一部をより詳細に示すブロ
ック図である。
また、第5図〜第7図は、その作用を説明するための
説明図である。
まず、第5図〜第7図によって本実施例で用いられる
垂直パリティ検査符号および傾斜パリティ検査符号の符
号化の概略について説明する。
なお、垂直パリティ検査符号および傾斜パリティ検査
符号を用いた誤り訂正方式の基礎的な原理については前
記の特開昭54−88109号公報に詳述されているので、以
下の説明では本実施例に関与する部分を採り上げること
とする。
本実施例においては、第5図に示されるように記録媒
体である磁気テープTの長さ方向に複数のチャネル群A
およびチャネル群Bが併設されており、各々チャネル群
は、通常のデータが記録される複数のトラック1〜7
(第1のチャネル)と、垂直パリティ検査符号が記録さ
れるトラック8(第2のチャネル)とが設けられ、さら
にチャネル群AおよびBの各々には、当該チャネル群A
およびBに共通な正傾斜パリティ符号および負傾斜パリ
ティ符号がそれぞれ記録されるトラック0(第3のチャ
ネル)が設けられている。
いま、Am(t),Bm(t)は、それぞれチャネル群A
およびBのt番目のトラックにおけるm番目のビットを
示すものとすると、トラック番号tは0〜8の値をと
り、ビット位置mは0〜Mの値をとる。
このとき、各チャネル群A,Bにおけるトラック0,トラ
ック8のmビット目のデータ、すなわちパリティ符号
は、次の(1)〜(4)式で与えられる。
ただし、 Σ・・・モジュロ2の合計 ・・・排他的論理和 である。
次に、上記のようにしてトラック0およびトラック8
に記録される冗長データ(パリティ符号)を利用するデ
ータ修正方式におけるシンドローム値の算出方式の一例
を説明する。
各チャネル群A,Bにおいて読み出されたデータをa
m(t),bm(t)とすると、チャネル群Aのm番目の傾
斜パリティ符号により次のようなシンドロームを発生さ
せる。
同様に、前記式(2)〜(4)で示されるパリティ符
号により、次の式(6)〜(8)のシンドローム値を発
生させる。
読み出されたデータam(t)と書き込まれたデータAm
(t)とのモジュロ2の差は、チャネル群Aのt番目の
トラックにおけるm番目のビット位置における誤りパタ
ーンをea m(t)とすると、 ea m(t)=am(t)Am(t) (9) と表され、これより、前記式(5)〜(8)は次のよう
に書き換えられる。
すなわち、これらのシンドローム値を処理することに
より、読み取り時の誤ったビット位置を把持して修正す
ることができる。
たとえば、第6図に示されるように、ビット位置mに
おいてチャネル群Aのトラックi,j,kおよびチャネル群
Bのトラックyのデータに誤りがあるとともに、同図中
で斜線を付して示されるビット位置(m−1)までの誤
りは既に訂正され、チャネル群Aのトラックi,j,k(i
<i<k)およびチャネル群Bのトラックy以外には誤
りがないとすれば、前記式(10)〜(13)から、 ea m(i)=Sa dm+i (14) ea m(k)=Sb dm+15-k Sb vm+15-y-k (15) ea m(j)=Sb vmea m(i) ea m(k) (16) eb m(y)=Sb vm (17) が求まり、これらが、前記の各トラックにおける誤りパ
ターンとなる。
ただし、この場合、誤りが発生したのがどのトラック
であるかの誤りトラック位置情報が与えられる必要があ
る。
以上、誤り訂正制御方式の一例について説明したが、
訂正処理を正しく行うためには上記のシンドローム値の
計算が正しく行われること、およびどのトラックにおい
て誤りが発生したのかを正しく把握することが重要であ
る。
一方、上記のような誤り訂正方式を採用するものとし
て、たとえば、ANSI規格における1/2カートリッジテー
プフォーマットがある。
その記録形式は、第7図に示されるように、所定の長
さのデータフレームT1(第1の区間)の前後には、複数
のプリフィクスフレームT2(第2の区間)およびコンプ
レッションフレームT3(第3の区間)が設けられてい
る。
チャネル群AおよびBの各々におけるデータフレーム
T1のトラック1〜7に1バイトづつデータが書き込ま
れ、一つのデータフレームT1には計14バイトのデータが
記録されるとともに、トラック0,8には、前記式(1)
〜式(4)で示されるパリティ符号が書き込まれる。
また、前記式(1)〜式(4)の値を正しく求めるた
め、順方向の読み取り動作においてデータフレームT1
先立って読み込まれるプリフィクスフレームT2において
は、トラック群AおよびBのいずれのトラックにも“0"
レベルのデータが書き込まれ、一方、データフレームT1
における各トラック1〜7に記録されたデータによるパ
リティ符号は、データフレームT1に後続するコンプレッ
ションフレームT3に記録される。
すなわち、コンプレッションフレームT3においては、
トラック群AおよびBのいずれかにおいても、トラック
1〜7には“0"レベルが記録され、トラック0には先行
するデータフレームT1に書き込まれたデータに応じて算
出される傾斜パリティ符号が記録され、トラック8には
当該フレームのトラック0−7のデータより算出される
垂直パリティ符号が記録される。
なお、この場合、1フレームは8ビット×18トラック
で構成されている。
次に、第1図〜第4図を参照しながら、前記のような
フォーマットで情報が記録される磁気テープの読み出し
動作を行う誤り訂正制御方式の回路構成の一例を説明す
る。
まず、第1図において、図示しないヘッドなどを介し
て磁気テープTから読み取られたアナログ信号をディジ
タル信号に変換するデータ弁別回路10の後段には、磁気
テープの幅方向の位置ずれなどに起因する誤差を補正す
るスキュー補正回路20および9/8変換回路30,ラッチ回路
40が順次接続されている。
ラッチ回路40の後段には、さらにECCグループバッフ
ァ50が設けられており、ラッチ回路40からのデータが、
たとえばデータフレームT1,およびその前後のプリフィ
クスフレームT2,コンプレッションフレームT3のデータ
が一括して保持されるように構成されている。
また、ラッチ回路40のデータは、後段の垂直シンドロ
ーム演算回路60および傾斜シンドローム演算回路70に入
力され、前記式(5)〜式(8)で示されるシンドロー
ム値の算出が行われるとともに、シンドローム処理器80
においてビット位置m〜m+15の値が保持されるように
構成されている。
さらに、シンドローム処理器80の後段には、誤りパタ
ーン発生回路90が接続されており、この誤りパターン発
生回路90は、読み取り制御回路100のもと、9/8変換回路
30から誤り位置情報保持回路110,誤りトラック編集回路
120などを介して得られる誤りトラック情報と、前段の
シンドローム処理器80から得られる情報とに基づいて誤
りパターンを構成するものである。
なお、これらの垂直シンドローム演算回路60,傾斜シ
ンドローム演算回路70,シンドローム処理器80,誤りパタ
ーン発生回路90などについては、特開昭54−88109号公
報に具体的に例示されるものが知られており、本実施例
では説明を省略する。
そして、誤りパターン発生回路90の後段に接続される
排他的論理和演算器130においてECCグループバッファ50
のデータと前記誤りパターンとの排他的論理和をとるこ
とにより、誤ったビットの訂正処理が行われ、訂正処理
後のデータはラッチ回路140を介して外部に送出される
ように構成されている。
前記の9/8変換回路30は、通常エラー防止などの目的
で書き込み時に8ビット(1バイト)のデータ9ビット
に変換されて記録されたデータを元の8ビットに復元す
るものであり、たとえば、第2図に示されるように、読
み取り制御回路100からのトラック選択信号100aに基づ
いて、到来するデータを複数のトラック(チャネル群A
およびBの合計18)毎に選択するセレクタ回路31と、各
トラック毎の9ビットデータを8ビットデータに変換す
る組み合わせ回路32とで構成されている。
この組み合わせ回路32は、たとえばANSI規格などで示
される8−9変換テーブルの逆変換が行われるように人
出力が設定されたプログラマブルROMなどで容易に実現
できる。
この場合、組み合わせ回路32の後段には、組み合わせ
回路32からの出力と制御信号Xとの論理和をとるAND回
路33(第2の手段)が接続されており、逆方向の読み取
り動作時におけるコンプレッションフレームT3の読み取
り中に制御信号Xを“0"レベルにすることで、任意のト
ラックの当該コンプレッションフレームT3におけるデー
タの出力を一様な“0"レベルにすることが可能にされて
いる。
また、この組み合わせ回路32は、変換不能の入力があ
った場合、すなわち、該当するトラックにおいてデータ
の誤りが検出された場合には、エラー発生信号32aを誤
り位置保持回路110に送出するように構成されている。
この誤り位置保持回路110は、たとえば第3図に示さ
れるように、読み取り制御回路100からのトラック選択
信号100aを契機として9/8変換回路30からのエラー発生
信号32aを保持するラッチ回路111と、当該ラッチ回路11
1の内容を同時に保持するトラック回路112と、カウンタ
回路113とを備えている。
ラッチ回路111およびカウンタ回路113には、読み取り
動作に際しての1フレーム毎の変化を通知するフレーム
更新信号100bが入力されるように構成されており、フレ
ームが切り替わる毎にラッチ回路111の内容がリセット
されるとともにカウンタ回路113がインクリメントさ
れ、このカウンタ回路113は計数値が所定の値を越えた
時にリセット信号113aによりラッチ回路112をリセット
するように構成されており、ラッチ回路112には、各ト
ラックの誤り発生の有無が所定のフレーム数だけ継続的
に保持されるものである。
すなわち、この誤り位置保持回路110は、各チャネル
群AおよびBを構成する複数のトラック0〜8の数だけ
(本実施例では18個)設けられている。
この場合、各々の誤り位置保持回路110におけるラッ
チ回路112の後段には、前記の制御信号Xとラッチ回路1
12からの誤り位置情報との論理和をとるAND回路114が設
けられている。
そして、任意のトラックに対応する誤り位置保持回路
110において、たとえば逆方向の読み取り動作時におけ
るコンプレッションフレームT3の読み取り中に制御信号
Xを“0"レベルにすることで、ラッチ回路112における
エラー発生情報を保持しながら、後段の誤りトラック編
集回路120に“1"レベルに送出されるエラー発生情報の
伝達を抑制することが可能にされている。
一方、誤りトラック編集回路120は、たとえば第4図
に示されるように、チャネル群AおよびBの各々におけ
る9トラック分のエラー発生情報から誤り訂正動作のた
めのトラック情報i,j,kを出力する組み合わせ回路121
と、この組み合わせ回路121からの出力を保持するラッ
チ回路122とを備えている。
この組み合わせ回路121は、たとえば、トラック1,4,7
のエラー発生情報が入力されるとi=1,j=4,k=7と編
集し、トラック2,5のエラー情報が入力された場合に
は、i=2,j=5,k=0と編集する動作を行うものであ
り、編集結果はラッチ122によりECCグレープバッファ50
のデータに対する誤り訂正動作中保持されるものであ
る。
また、この組み合わせ回路121は上記のように入力情
報に対して出力情報が1対1に対応するため、プログラ
マブルROMなどによって容易に実現できるものである。
以下、上記のような構成の誤り訂正制御方式の作用に
ついて説明する。
まず、通常の順方向の読み出し動作においては、デー
タフレームT1に先立ってプリフィクスフレームT2が読み
込まれる。
読み込まれたデータは、データ弁別回路10において各
トラック毎にアナログ状態からディジタル状態に変換さ
れ、さらに、スキュー補正回路20を経て9/8変換回路30
に入力される。
9/8変換回路30においては、読み取り制御回路100から
のトラック選択信号100aにより、セレクタ回路31におい
て読み込むデータをトラック毎に遂次切り換えながら組
み合わせ回路32に入力させ、9ビットのデータを8ビッ
トに変換して後段のラッチ回路40に出力する。
この時、9/8変換回路30において変換不能なデータが
到来した場合には、すなわち読み取り動作に誤りがある
ことが検知されると、エラー発生信号32aが誤り位置保
持回路110に出力される。
この誤り位置保持回路110においては、ラッチ回路111
および112にエラー発生信号32aを保持する。
この時、ラッチ回路111のエラー発生信号32aは1フレ
ーム毎にリセットされるが、ラッチ回路112に保持され
たエラー発生信号32aはカウンタ回路113に設定された所
定のフレーム数が読み込まれる間は保持される。
すなわち、磁気テープのような記録媒体においては、
所定の時間内に特定のトラックにおいてエラーの発生が
繰り返される、いわゆるバーストエラーが多いため、こ
のようにエラーが発生したトラックを所定の時間だけ保
持しておくことにより、後のエラー修正動作などにおい
てエラーが発生したトラックを高い確率で特定すること
ができるものである。
さらに、誤り位置保持回路110において保持されたエ
ラー発生トラックの情報は後段の誤りトラック編集回路
120に入力される。
この誤りトラック編集回路120においては、前段の誤
り位置保持回路110から得られるエラーが発生したトラ
ックの情報に基づいて、i,j,kの値を編集し、修正動作
の間ラッチ回路122に保持させる。
一方、9/8変換回路30の後段のラッチ回路40に保持さ
れたデータは、ECCグループバッファ50に逐次格納され
ると同時に垂直シンドローム演算回路60および傾斜シン
ドローム演算回路70にも同時に入力され、前記の式
(5)〜(8)の演算が行われ、さらに演算結果はシン
ドローム処理器80に取り込まれ、ビット位置m〜m+15
の値が保持される。
次に、誤りパターン発生回路90では、シンドローム処
理器80の値と誤りトラック編集回路120との値に基づい
て前記式(14)〜式(17)で示される誤りパターンを発
生させる。
さらに、排他的論理和演算器130において、ECCグルー
プバッファ50の実際の読み取りデータのビットパターン
と誤りパターン発生回路90で得られた誤りパターンとの
排他的論理和をとることにより、後段のラッチ回路140
には、ECCグループバッファ50に格納されたデータが、
誤って読み込まれたビットを訂正された状態で格納さ
れ、随時外部に出力される。
このように、データフレームT1に先立ってプリフィク
スフレームT2が読み込まれる順方向の読も取り動作で
は、各フレームの読み込み順が書き込み順と同一である
ためプリフィクスフレームT2に基づいて正しくシンドロ
ーム値が計算でき、プリフィクスフレームT2およびデー
タフレームT2,コンプレッションフレームT3のいずれの
修正動作も可能となる。
次に、逆方向の読み取り動作の場合について説明す
る。
この場合、データフレームT1に先立ってコンプレッシ
ョンフレームT3が読み込まれ、このコンプレッションフ
レームT3から処理が開始される。
この時、書き込み時とフレームの到来方向が逆になる
ためコンプレッションフレームT3においては垂直シンド
ロームは正しく計算されるが、傾斜シンドロームは後続
のデータフレームT1が到来してはじめて正しく計算され
ることとなる。
まず、到来するコンプレッションフレームT3のデータ
は、データ弁別回路10およびスキュー補正回路20におい
て前記の順方向の場合と同様にディジタル化およびスユ
ー補正などが行われた後に9/8変換回路30に入力され
る。
ここで、9/8変換回路30においては、前記の順方向の
場合と同様に、各トラック毎に9ビットデータを8ビッ
トに変換する動作が行われるが、本実施例の場合には、
コンプレッションフレームT3におけるデータの入力中
は、チャネル群Aおよびチャネル群Bの各々において、
トラック1〜7のデータの出力に際してはAND回路33に
入力される制御信号Xを“0"レベルにすることで、コン
プレッションフレームT3の到来中に9/8変換回路30から
出力されるトラック1〜7のデータを一様に“0"レベル
にする。
また、トラック0,8のデータについては順方向の場合
と同様に処理される。
ただし、組み合わせ回路32における変換動作において
変換不能となった場合には、エラー発生信号32aが誤り
位置保持回路110に入力される。
誤り位置保持回路110においては、順方向の読み取り
動作の場合と同様に、ラッチ回路111,ラッチ回路112が
エラー発生信号32aを保持するが、コンプレッションフ
レームT3においては、傾斜シンドロームが正しく計算で
きないためトラック1〜7のエラー修正は不可能であ
り、修正動作を行った場合には後に到来するデータフレ
ームT1における修正動作を正しく行うことができなくな
る。
このため、コンプレッションフレームT3の到来中に
は、AND回路114に“0"レベルの制御信号Xを入力し、ト
ラック1〜7におけるエラー発生情報が後段の誤りトラ
ック編集回路120に入力されることを阻止して、コンプ
レッションフレームT3のトラック1〜7における修正動
作を抑止する。
また、トラック0,8においては、後続のデータフレー
ムT1におけるシンドローム値が正しく計算されるように
修正する必要があり、ラッチ回路112にエラー発生の情
報がある場合には後段の誤りトラック編集回路120に出
力する。
この誤りトラックの位置情報が入力された誤りトラッ
ク編集回路120においては、前記の順方向の読み取り動
作の場合と同様にトラックi,j,kの編集動作を行う。
ただし、逆方向の読み取り時には、垂直シンドローム
値しか正しく計算できないため、1トラックの修正のみ
可能であり、トラック0およびトラック8の双方に同時
に誤りがある場合には修正不可能となる。
その他、垂直シンドローム演算回路60,傾斜シンドロ
ーム演算回路70,シンドローム処理器80,誤りパターン発
生回路120,ECCグループバッファ50,排他的論理和演算器
130などは順方向の場合と同様の動作を行う。
また、データフレームT1およびプリフィクスフレーム
T2についてはすべて順方向の読み取り時と同じ動作を行
う。
このように、本実施例によれば、9/8変換回路30およ
び誤り位置保持回路110の各々におけるAND回路33および
AND回路114に入力される制御信号Xを適宜制御すること
で、同一の回路構成により、順方向および逆方向のいず
れの読み取り動作に対しても対応することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき
具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りであ
る。
すなわち、所定のデータが記録される第1のチャネル
と、この第1のチャネルに記録される前記データの垂直
パリティ検査のためのパリティ符号が記録される第2の
チャネルと、正傾斜パリティおよび急傾斜パリティ検査
の少なくとも一方のためのパリティ符号が記録される第
3のチャネルとからなるチャネル群を記録媒体に記録す
ることにより、前記データの読み取り誤りを訂正するよ
うにしたデータ記録・再生方式において、前記記録媒体
には、通常のデータが格納される第1の区間と、前記第
1の区間に先立って記録される第2の区間と、前記第1
の区間の後に記録される第3の区間とが反復して配置さ
れ、記録時とは逆方向の読み取り時に、前記第3の区間
だけ、前記第1のチャネルでの誤り訂正動作を抑止する
第1の手段と、記録時とは逆方向の読み取り時に、前記
第3の区間において前記第1のチャネルにおける読み取
りデータを後続の前記第1の区間における誤り訂正を正
しくするために所定の一様な値として出力する第2の手
段とを備えているので、たとえば、実際のデータが記録
されるデータフレームの前後にプリフィクスフレームお
よびコンプレッションフレームを設ける記録形式におい
て、記録時とは逆にデータフレームに先立ってコンプレ
ッションフレームが到来する逆方向の読み取り動作に際
して、コンプレッションフレームにおける第1のチャネ
ルでの誤り訂正動作を抑止するとともに、当該第1のチ
ャネルにおける読み取りデータを後続のデータフレーム
のシンドローム値の演算に影響しない一様な値として出
力させることで、逆方向読み取り動作のための誤り訂正
手段を特別に設けることなく、同一の回路構成で順方向
および逆方向の何れの読み取り動作においても、誤り訂
正処理を正常に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である誤り訂正制御方式を実
現するための回路構成の一例を示すブロック図、 第2図はその要部の構成の一例を示すブロック図、 第3図は同じくその要部の構成の一例を示すブロック
図、 第4図は同じくその要部の構成の一例を示すブロック
図、 第5図は誤り訂正動作の原理を説明する説明図、 第6図は同じく誤り訂正動作の原理を説明する説明図、 第7図は記録媒体である磁気テープにおける記録形式の
一例を示す説明図である。 0〜8……トラック、10……データ弁別回路、20……ス
キュー補正回路、30……9/8変換回路(第2の手段)、3
1……セレクタ回路、32……組み合わせ回路、33……AND
回路、32a……エラー発生信号、40……ラッチ回路、50
……ECCグループバッファ、60……垂直シンドローム演
算回路、70……傾斜シンドローム演算回路、80……シン
ドローム処理器、90……誤りパターン発生回路、100…
…読み取り制御回路、100a……トラック選択信号、100b
……フレーム更新信号、100……誤り位置保持回路、11
1,112……ラッチ回路、113……カウンタ回路、114……A
ND回路(第1の手段)、113a……リセット信号、130…
…排他的論理和演算器、140……ラッチ回路、X……制
御信号、T……磁気テープ(記録媒体)、T1……データ
フレーム(第1の区間)、T2……プリフィクスフレーム
(第2の区間)、T3……コンプレッションフレーム(第
3の区間)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のデータが記録される第1のチャネル
    と、この第1のチャネルに記録される前記データの垂直
    パリティ検査のためのパリティ符号が記録される第2の
    チャネルと、正傾斜パリティおよび負傾斜パリティ検査
    の少なくとも一方のためのパリティ符号が記録される第
    3のチャネルとからなるチャネル群を記録媒体に記録す
    ることにより、前記データの読み取り時の誤りを訂正す
    るようにしたデータの記録・再生方式において、前記記
    録媒体には、通常のデータが格納される第1の区間と、
    前記第1の区間に先立って記録される第2の区間と、前
    記第1の区間の後に記録される第3の区間とが反復して
    配置され、記録時とは逆方向の読み取り時に、前記第3
    の区間だけ、前記第1のチャネルでの誤り訂正動作を抑
    止する第1の手段と、記録時とは逆方向の読み取り時
    に、前記第3の区間において前記第1のチャネルにおけ
    る読み取りデータを後続の前記第1の区間における誤り
    訂正を正しくするために所定の一様な値として出力する
    第2の手段とを備えたことを特徴とする誤り訂正制御方
    式。
  2. 【請求項2】前記記録媒体には複数の前記チャネル群が
    並列に設けられ、前記チャネル群の各々において前記第
    2のチャネルには当該チャネル群に限定される垂直パリ
    ティ符号が記録され、複数の前記チャネル群の各々にお
    ける前記第3のチャネルには複数の前記チャネル群の双
    方に交差する正傾斜パリティ符号および負傾斜パリティ
    符号がそれぞれ記録されるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の誤り訂正制御方式。
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