JP2611668B2 - ヘッドディスク組立体用梱包装置 - Google Patents

ヘッドディスク組立体用梱包装置

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JP2611668B2
JP2611668B2 JP17536794A JP17536794A JP2611668B2 JP 2611668 B2 JP2611668 B2 JP 2611668B2 JP 17536794 A JP17536794 A JP 17536794A JP 17536794 A JP17536794 A JP 17536794A JP 2611668 B2 JP2611668 B2 JP 2611668B2
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文男 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドディスク組立体
用梱包装置に係り、特に、ヘッドディスク組立体の内部
に対するガスの侵入を防止する場合に好適なヘッドディ
スク組立体用梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、外部から
の塵埃の侵入を避けるため、磁気ディスク及び磁気ヘッ
ド等は、密閉した清浄なケースの内部に収納した状態で
動作させるようになっている。即ち、ベースとカバーで
密閉されたケースの内部には、スピンドルハブにスペー
サリングを介して装着された磁気ディスク,ヘッドキャ
リッジに装着された磁気ヘッドが収納されると共に、エ
アフィルタ,吸湿剤,ガス吸着剤等が組付けられてい
る。
【0003】前述した各機構並びに各機構を収納したケ
ースは、ヘッドディスクアセンブリ或いはヘッドディス
ク組立体(HDA)と称され、ケース内部は塵埃やガス
を出来る限り低減するように注意が払われている。ま
た、磁気ディスク装置は、前述したヘッドディスク組立
体のほかに電源,回路,ファン等を筐体の内部に搭載し
たものである。従来、磁気ディスク装置或いはヘッドデ
ィスク組立体は、輸送時や倉庫保管時など,磁気ディス
ク装置の使用を開始するまでの間は、外部環境から汚染
される影響を避けるため、そのままビニル袋やバリアメ
タル袋に入れて密封シールされ、梱包されていた。
【0004】ヘッドディスク組立体のケース内部は、前
述した如く塵埃やガスを出来る限り低減するように注意
が払われて製造されているが、ヘッドディスク組立体に
は、呼吸口,ベースとカバーとのかみ合わせ部分,検査
やSTW(サーボトラック書込み)のための穴などの開
口部が設けられており、ヘッドディスク組立体の製造後
は呼吸口を除いて密封されている。ヘッドディスク組立
体のケース外側には、プリント基板,吸音材のスポン
ジ,防振材の塗装やそれらを取付ける両面接着テープ,
接着剤等の付属部材が配置され、ヘッドディスク組立体
のケース外側と筐体との間には、電源,回路基板,冷却
ファン等,磁気ディスク装置の各種部品が配置されてい
る。
【0005】前述したヘッドディスク組立体のケース外
部は密封構造ではなく、ヘッドディスク組立体のケース
外部の部材・部品の全てについて防塵・脱ガスの処置を
十分に講じることは困難である。しかし、ヘッドディス
ク組立体のケースに設けられた呼吸口には、エアフィル
タ及びガス吸着剤が組合わされたブリーズフィルタが取
付けられており、電子計算機室や事務室等における通常
の使用環境下でヘッドディスク組立体のケース内部を清
浄に維持できるように設計されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したヘ
ッドディスク組立体(或いは磁気ディスク装置)を梱包
する場合、ヘッドディスク組立体(或いは磁気ディスク
装置)をそのまま,ガス及び水分を通過しないビニル袋
やバリアメタル袋に入れて密封シールしていたため、ヘ
ッドディスク組立体は外部環境から隔離された状態とな
る。これにより、道路(特に高速道路)での排気ガスや
煤塵に見舞われる輸送時,或いは一般雑貨類と混在させ
たり,居住空間ではないために多量の塵埃付着の可能性
のある倉庫保管時など,通常の使用環境よりも悪環境下
において、外部環境から汚染される影響を避けることが
できる。
【0007】しかしながら、ヘッドディスク組立体(或
いは磁気ディスク装置)はビニル袋やバリアメタル袋に
入れて密封するようにしているため、製造後に梱包して
から開梱するまでの保管状態によってはヘッドディスク
組立体のケース内部が汚染される恐れがある。即ち、ヘ
ッドディスク組立体が、特に夏期の高温環境下において
長時間にわたって密封された状態が継続した場合、ヘッ
ドディスク組立体のケース外側の付属部材或いはヘッド
ディスク組立体のケース外側と筐体の間の磁気ディスク
装置の各種搭載部品から発生する腐食性ガスや有害有機
ガスが袋内に充満し、呼吸口を通じてヘッドディスク組
立体のケース内部に侵入する可能性が高い。この場合、
限られた空間内で腐食性ガスや有害有機ガスが逐次発生
するため、ガス圧力が上昇すると共にガス濃度も著しく
上昇する。この結果、ガス濃度はブリーズフィルタのガ
ス吸着剤におけるガス吸着能力を短期間で超過し、ヘッ
ドディスク組立体のケース内部に腐食性ガスや有害有機
ガスが侵入することを阻止できなくなるため、ヘッドデ
ィスク組立体のケース内部を清浄な状態に保つことがで
きないという不都合があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、梱包状態にあるヘッドディスク組立体の
ケース外部で発生した腐食性ガスや有害有機ガスがケー
ス内部に侵入することを防止することにより、ヘッドデ
ィスク組立体のケース内部を常に清浄に維持することを
達成したヘッドディスク組立体用梱包装置を提供するこ
とを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、ガ
ス及び水分を透過しない材質から成る梱包体を備え、梱
包体により、呼吸口が設けられたケース及び当該ケース
内に収納された磁気ヘッド及び磁気ディスクから成るヘ
ッドディスク組立体を梱包するようにしたヘッドディス
ク組立体用梱包装置において、梱包体に、ケースの呼吸
口に対応して開口部を設けると共に、梱包体の開口部周
囲とケースの呼吸口周囲との間に、梱包体及びケースに
よって密閉空間を形成するようにシール手段を設ける、
という構成を採っている。これによって前述した目的を
達成しようとするものである。
【0010】請求項2の本発明は、ガス及び水分を透過
しない材質から成る梱包体を備え、梱包体により、呼吸
口が設けられたケース及び当該ケース内に収納された磁
気ヘッド及び磁気ディスクから成るヘッドディスク組立
体と,ヘッドディスク組立体を収納した筺体とを備えた
磁気ディスク装置を梱包するようにしたヘッドディスク
組立体用梱包装置において、筺体に、ケースの呼吸口に
対応して開口部を設けると共に、ケースの呼吸口と筐体
の開口部との間を、配管を介して接続し、梱包体に、筺
体の開口部に対応して開口部を設けると共に、梱包体の
開口部周囲と筺体の開口部周囲との間に、梱包体及び筺
体によって密閉空間を形成するようにシール手段を設け
る、という構成を採っている。これによって前述した目
的を達成しようとするものである。
【0011】請求項3の本発明は、ガス及び水分を透過
しない材質から成る梱包体を備え、梱包体により、呼吸
口が設けられたケース及び当該ケース内に収納された磁
気ヘッド及び磁気ディスクから成るヘッドディスク組立
体を梱包するようにしたヘッドディスク組立体用梱包装
置において、梱包体に、ケースの呼吸口に対応して開口
部を設けると共に、梱包体の開口部周囲とケースの呼吸
口周囲との間に、梱包体及びケースによって密閉空間を
形成するようにシール手段を設け、梱包体の外側を、ガ
ス及び水分を透過しない材質から成る別の梱包体で梱包
すると共に、梱包体及び別の梱包体によって形成された
空間を、清浄空気で満たす、という構成を採っている。
これによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。
【0012】請求項4の本発明は、ガス及び水分を透過
しない材質から成る梱包体を備え、梱包体により、呼吸
口が設けられたケース及び当該ケース内に収納された磁
気ヘッド及び磁気ディスクから成るヘッドディスク組立
体を梱包するようにしたヘッドディスク組立体用梱包装
置において、梱包体に、ケースの呼吸口に対応して開口
部を設けると共に、梱包体の開口部周囲とケースの呼吸
口周囲との間に、梱包体及びケースによって密閉空間を
形成するようにシール手段を設け、呼吸口に、清浄空気
が満たされた清浄空気収納体を連通接続する、という構
成を採っている。これによって前述した目的を達成しよ
うとするものである。
【0013】請求項1の本発明によれば、ヘッドディス
ク組立体を輸送する場合や倉庫に保管する場合、ヘッド
ディスク組立体は、呼吸口を除外して梱包体の内部に密
封状態で収納する。即ち、呼吸口は、密封せずに梱包体
の外部環境に接するようにする。この場合、ヘッドディ
スク組立体のケースの外側の付属部品からは、温度上昇
に伴い腐食性ガスや有害有機ガスが発生するが、腐食性
ガスや有害有機ガスは梱包体とヘッドディスク組立体の
ケース外側とで閉ざされた空間に閉じ込められる。
【0014】請求項2の本発明によれば、ヘッドディス
ク組立体を搭載した磁気ディスク装置を輸送する場合や
倉庫に保管する場合、磁気ディスク装置は、呼吸口を除
外して梱包体の内部に密封状態で収納する。即ち、呼吸
口は、密封せずに配管を介して梱包体の外部環境に接す
るようにする。この場合、ヘッドディスク組立体のケー
スの外側の付属部品,或いは磁気ディスク装置の各種搭
載部品からは、温度上昇に伴い腐食性ガスや有害有機ガ
スが発生するが、腐食性ガスや有害有機ガスは磁気ディ
スク装置の筺体とヘッドディスク組立体のケース外側と
で閉ざされた空間に閉じ込められる。
【0015】請求項3の本発明によれば、ヘッドディス
ク組立体を輸送する場合や倉庫に保管する場合、ヘッド
ディスク組立体は、呼吸口を除外して梱包体の内部に密
封状態で収納すると共に、梱包体の外部を別の梱包体の
内部に密封状態で収納する。この場合、ヘッドディスク
組立体のケースの外側の付属部品からは、温度上昇に伴
い腐食性ガスや有害有機ガスが発生するが、腐食性ガス
や有害有機ガスは梱包体とヘッドディスク組立体のケー
ス外側とで閉ざされた空間に閉じ込められる。また、ヘ
ッドディスク組立体の呼吸口は、内側の梱包体と外側の
別の梱包体とで閉ざされた空間内部の清浄空気に接して
いるため、ヘッドディスク組立体のケース内部が清浄に
維持される。
【0016】請求項4の本発明によれば、ヘッドディス
ク組立体を輸送する場合や倉庫に保管する場合、ヘッド
ディスク組立体は呼吸口を除外して梱包体の内部に密封
状態で収納する。即ち、呼吸口は、密封せずに梱包体の
外部環境に接するようにする。この場合、ヘッドディス
ク組立体のケースの外側の付属部品からは、温度上昇に
伴い腐食性ガスや有害有機ガスが発生するが、腐食性ガ
スや有害有機ガスは梱包体とヘッドディスク組立体のケ
ース外側とで閉ざされた空間に閉じ込められる。また、
ヘッドディスク組立体の呼吸口には、清浄空気収納体を
接続しているため、ヘッドディスク組立体のケース内部
が清浄に維持される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を適用してなる第1実施例乃至
第4実施例を図面に基づき説明する。
【0018】(1)第1実施例。 図1は本第1実施例における梱包された磁気ディスク装
置のヘッドディスク組立体1の梱包状態を示すものであ
る。3.5インチディスクドライブのフォームファクタ
のヘッドディスク組立体1は、薄膜の磁気ヘッド2,3
と,磁気ヘッド2,3が装着されたヘッドキャリッジ4
と,3.5インチ径の薄膜媒体としての磁気ディスク5
と,磁気ディスク5を回転駆動するスピンドルモータ6
等を,ベース7A及びカバー7Bから成る密閉構造を有
するケース7の内部に収納した構造となっている。
【0019】ヘッドディスク組立体1の内部に収納され
た前述の各機構や,例えばアルミニウム合金から成るヘ
ッドディスク組立体1のベース及びカバーは、十分な洗
浄や脱ガスの処理が施されている。ヘッドディスク組立
体1は、清浄な環境下で組立てることにより、ヘッドデ
ィスク組立体1内部における塵埃やガスを出来る限り低
減するように注意が払われるようになっている。
【0020】ヘッドディスク組立体1の外側の下方部に
は、ヘッドディスク組立体1の騒音低減のための吸音材
8と,ヘッドディスク組立体1の駆動制御及び記録再生
制御を行うためのプリント基板(パッケージ)9とが取
付けられている。ヘッドディスク組立体1のカバー7B
には、呼吸口10が設けられており、呼吸口10には、
エアフィルタとガス吸着剤とが組合わされたブリーズフ
ィルタ11が取付けられている。更に、ヘッドディスク
組立体1は、ガス及び水分を透過しないバリアメタルシ
ール袋12(アルミ箔と有機フィルムをラミネートした
袋)に収納し密封状態で梱包しており、呼吸口10のみ
は密封せず、バリアメタルシール袋12に設けられた開
口部12aを介して外部環境に接するようにしている。
【0021】また、ヘッドディスク組立体1の外側に取
付けられている吸音材8は、難燃化のための添加剤を含
むウレタンスポンジから構成されている。更に、ヘッド
ディスク組立体1の外側に取付けられているプリント基
板9には、その表面にソルダーレジストが塗布されると
共に、種々の有機材料からなる受動部品や能動部品が搭
載されている。更に、ケース7の呼吸口10の周囲とバ
リアメタルシール袋12の開口部12aの周囲との間に
は、ケース7及びバリアメタルシール袋12によって密
閉空間を形成するようにシール材13(粘着材)が設け
られている。
【0022】次に、上記の如く構成してなる本第1実施
例の作用を説明する。
【0023】輸送時或いは倉庫保管時等において、上述
したようにヘッドディスク組立体1を、呼吸口10部分
を除外してバリアメタルシール袋12の内部に密封状態
で収納する。この場合、ヘッドディスク組立体1の外側
に取付けられている吸音材8は、難燃化のための添加剤
を含むウレタンスポンジから構成され、また、ヘッドデ
ィスク組立体1の外側に取付けられているプリント基板
9には、ソルダーレジストが塗布されると共に種々の有
機材料からなる受動部品や能動部品が搭載されており、
これらの部品について脱ガス処理を完全に行うことは困
難であるため、温度上昇により腐食性ガスや有害有機ガ
スが発生する。
【0024】ところで、従来の梱包方法のようにヘッド
ディスク組立体全体がそのままビニル袋やバリアメタル
シール袋で覆われて密封された状態にある場合、限られ
た空間内で腐食性ガスや有害有機ガスが逐次発生するた
め、ガス圧力が上昇すると共にガス濃度も著しく上昇す
る。ガス濃度はブリーズフィルタのガス吸着剤の吸着能
力を短期間に越え、ヘッドディスク組立体内部に腐食性
ガスや有害有機ガスが侵入することを阻止できなくな
る。
【0025】しかし、本第1実施例によるヘッドディス
ク組立体1の梱包方法では、上述した腐食性ガスや有害
有機ガスはバリアメタルシール袋12とヘッドディスク
組立体1の外側とで閉ざされた空間に閉じ込められるた
め、呼吸口10からヘッドディスク組立体1のケース7
の内部に腐食性ガスや有害有機ガスが侵入することを防
止することができる。また、ヘッドディスク組立体1の
呼吸口10は外部環境に接することになるが、呼吸口1
0に設けたブリーズフィルタ11により、通常の環境濃
度のガスに対してヘッドディスク組立体1の内部を常に
清浄に維持することができる。これにより、梱包を解除
した後は、ヘッドディスク組立体1を組込んだ磁気ディ
スク装置を直ちに使用可能状態とすることができる。
【0026】本第1実施例の梱包方法により梱包した磁
気ディスク装置のヘッドディスク組立体1,並びに従来
の梱包方法により梱包した磁気ディスク装置のヘッドデ
ィスク組立体を、例えば5月から10月までの半年間に
わたって空調設備のない一般の倉庫に保管したところ、
開梱後の状態を比較した結果は次の通りとなった。
【0027】従来の梱包方法では、腐食性ガスや有害有
機ガスがヘッドディスク組立体の内部に侵入し、温度変
化に伴い磁気ディスクや磁気ヘッド等の表面の一部に液
状付着物として凝結する現象が発生し、このため、磁気
ヘッドが磁気ディスク上を正常に浮上せず、極めて短期
間にヘッドクラッシュが発生した。
【0028】これに対し、本第1実施例の梱包方法で
は、腐食性ガスや有害有機ガスがヘッドディスク組立体
1の内部に侵入することはなく、磁気ディスク装置を正
常に駆動することができ、実用上なんら問題は生じなか
った。
【0029】(2)第2実施例。 図2は本第2実施例における梱包された磁気ディスク装
置の梱包状態を示すものであり、上記第1実施例と共通
する構成については同一符号を付し説明を省略する。本
第2実施例では、上記第1実施例と同一構造のヘッドデ
ィスク組立体1,電源20,冷却ファン21等を筐体2
2の内部に搭載してなる磁気ディスク装置を、バリアメ
タルシール袋23で梱包した構造となっている。
【0030】本第2実施例が上記第1実施例と相異する
点は、ヘッドディスク組立体1の呼吸口10と筐体22
の上面の開口部24との間に配管25を設けた点であ
る。即ち、ヘッドディスク組立体1を搭載した磁気ディ
スク装置は、ガス及び水分を透過しないバリアメタルシ
ール袋23に収納し密封しているが、ヘッドディスク組
立体1の呼吸口10と筐体22の開口部24との間に設
けた配管25の開口端のみは密封せず、バリアメタルシ
ール袋23に設けられた開口部23aを介して外部環境
に接するようにしている。
【0031】ヘッドディスク組立体1の外側には、上記
第1実施例と同様に吸音材8やプリント基板9が取付け
られており、ヘッドディスク組立体1の外側と筐体22
との間には、電源20,冷却ファン21,回路基板(図
示略)等の各種部品が配置されている。更に、筺体22
とバリアメタルシール袋23との間には、呼吸口10か
ら開口部23aへ向けて通路を形成するようにシール材
26(粘着材)が設けられている。
【0032】次に、上記の如く構成してなる本第2実施
例の作用を説明する。
【0033】輸送時或いは倉庫保管時等において、上述
したようにヘッドディスク組立体1,電源20,冷却フ
ァン21等を筐体22の内部に搭載してなる磁気ディス
ク装置をバリアメタルシール袋23の内部に密封状態で
収納する。この場合、ヘッドディスク組立体1の外側に
取付けられている吸音材8は、難燃化のための添加剤を
含むウレタンスポンジから構成され、また、ヘッドディ
スク組立体1の外側に取付けられているプリント基板9
には、ソルダーレジストが塗布されると共に種々の有機
材料からなる受動部品や能動部品が搭載され、また、ヘ
ッドディスク組立体1の外側と筐体22との間には、電
源20,冷却ファン21,回路基板(図示略)等の各種
部品が配置されており、これらの部品について脱ガス処
理を完全に行うことは困難であるため、温度上昇により
腐食性ガスや有害有機ガスが発生する。
【0034】ところで、従来の梱包方法のように磁気デ
ィスク装置全体がそのままビニル袋やバリアメタルシー
ル袋で覆われて密封された状態にある場合、限られた空
間内で腐食性ガスや有害有機ガスが逐次発生するため、
ガス圧力が上昇すると共にガス濃度も著しく上昇する。
ガス濃度はブリーズフィルタのガス吸着剤の吸着能力を
短期間に越え、ヘッドディスク組立体内部に腐食性ガス
や有害有機ガスが侵入することを阻止できなくなる。
【0035】しかし、本第2実施例による磁気ディスク
装置の梱包方法では、ヘッドディスク組立体1の呼吸口
10と腐食性ガス/有害有機ガス発生空間とは配管25
を介して隔離されているため、呼吸口10からヘッドデ
ィスク組立体1のケース7の内部に腐食性ガスや有害有
機ガスが侵入することを防止することができる。また、
ヘッドディスク組立体1の呼吸口10は配管25の開口
端を介して外部環境に接することになるが、呼吸口10
に設けたブリーズフィルタ11により、通常の環境濃度
のガスに対してヘッドディスク組立体1の内部を常に清
浄に維持することができる。これにより、梱包を解除し
た後は、ヘッドディスク組立体1を組込んだ磁気ディス
ク装置を直ちに使用可能状態とすることができる。
【0036】本第2実施例の梱包方法により梱包した磁
気ディスク装置,並びに従来の梱包方法により梱包した
磁気ディスク装置を、例えば5月から10月までの半年
間にわたって空調設備のない一般の倉庫に保管したとこ
ろ、開梱後の状態を比較した結果は次の通りとなった。
【0037】従来の梱包方法では、腐食性ガスや有害有
機ガスがヘッドディスク組立体の内部に侵入し、温度変
化に伴い磁気ディスクや磁気ヘッド等の表面の一部に液
状付着物として凝結する現象が発生し、このため、磁気
ヘッドが磁気ディスク上を正常に浮上せず、極めて短期
間にヘッドクラッシュが発生した。
【0038】これに対し、本第2実施例の梱包方法で
は、腐食性ガスや有害有機ガスがヘッドディスク組立体
1の内部に侵入することはなく、磁気ディスク装置を正
常に駆動することができ、実用上なんら問題は生じなか
った。
【0039】(3)第3実施例。 図3は本第3実施例における梱包された磁気ディスク装
置のヘッドディスク組立体1の梱包状態を示すものであ
り、上記第1実施例と共通する構成については同一符号
を付し説明を省略する。本第3実施例では、上記第1実
施例と同一構造のヘッドディスク組立体1を、ガス及び
水分を通過しない内側バリアメタルシール袋30で梱包
すると共に、更に、内側バリアメタルシール袋30の外
側部分を、ガス及び水分を通過しない外側バリアメタル
シール袋31で梱包した構造となっている。
【0040】即ち、ヘッドディスク組立体1は、内側バ
リアメタルシール袋30及び外側バリアメタルシール袋
31により二重に密封しているが、内側バリアメタルシ
ール袋30については、ヘッドディスク組立体1の呼吸
口10のみは密封せず、内側バリアメタルシール袋30
に設けられた開口部30aを介して、内側バリアメタル
シール袋30及び外側バリアメタルシール袋31で閉ざ
された空間内の清浄空気に接するようにしている。
【0041】次に、上記の如く構成してなる本第3実施
例の作用を説明する。
【0042】輸送時或いは倉庫保管時等において、上述
したようにヘッドディスク組立体1を内側バリアメタル
シール袋30の内部に密封状態で収納し、これを更に外
側バリアメタルシール袋31の内部に密封状態で収納す
る。この場合、ヘッドディスク組立体1の外側に取付け
られている吸音材8は、難燃化のための添加剤を含むウ
レタンスポンジから構成され、また、ヘッドディスク組
立体1の外側に取付けられているプリント基板9には、
ソルダーレジストが塗布されると共に種々の有機材料か
らなる受動部品や能動部品が搭載されており、これらの
部品について脱ガス処理を完全に行うことは困難である
ため、温度上昇により腐食性ガスや有害有機ガスが発生
する。
【0043】ところで、従来の梱包方法のようにヘッド
ディスク組立体全体がそのままビニル袋やバリアメタル
シール袋で覆われて密封された状態にある場合、限られ
た空間内で腐食性ガスや有害有機ガスが逐次発生するた
め、ガス圧力が上昇すると共にガス濃度も著しく上昇す
る。ガス濃度はブリーズフィルタのガス吸着剤の吸着能
力を短期間に越え、ヘッドディスク組立体内部に腐食性
ガスや有害有機ガスが侵入することを阻止できなくな
る。
【0044】しかし、本第3実施例によるヘッドディス
ク組立体1の梱包方法では、ヘッドディスク組立体1の
呼吸口10と腐食性ガス/有害有機ガス発生空間とは隔
離されているため、呼吸口10からヘッドディスク組立
体1のケース7の内部に腐食性ガスや有害有機ガスが侵
入することを防止することができる。また、ヘッドディ
スク組立体1の呼吸口10を内側バリアメタルシール袋
30及び外側バリアメタルシール袋31で閉ざされた空
間内の清浄空気に接するようにしているため、ヘッドデ
ィスク組立体1の内部を長時間にわたってより一層清浄
に維持することができる。これにより、梱包を解除した
後は、ヘッドディスク組立体1を組込んだ磁気ディスク
装置を直ちに使用可能状態とすることができる。
【0045】本第3実施例の梱包方法により梱包した磁
気ディスク装置のヘッドディスク組立体1,並びに従来
の梱包方法により梱包した磁気ディスク装置のヘッドデ
ィスク組立体を、例えば5月から10月までの半年間に
わたって、高速道路に隣接しているために亜硫酸ガスと
窒素酸化物の濃度が高く且つ空調設備のない倉庫に保管
したところ、開梱後の状態を比較した結果は次の通りと
なった。
【0046】従来の梱包方法では、腐食性ガスや有害有
機ガスがヘッドディスク組立体の内部に侵入し、温度変
化に伴い磁気ディスクや磁気ヘッド等の表面の一部に液
状付着物として凝結する現象が発生し、このため、磁気
ヘッドが磁気ディスク上を正常に浮上せず、極めて短期
間にヘッドクラッシュが発生した。
【0047】これに対し、本第3実施例の梱包方法で
は、腐食性ガスや有害有機ガスがヘッドディスク組立体
1の内部に侵入することはなく、磁気ディスク装置を正
常に駆動することができ、実用上なんら問題は生じなか
った。
【0048】(4)第4実施例。 図4は本第4実施例における梱包された磁気ディスク装
置のヘッドディスク組立体1の梱包状態を示すものであ
り、上記第1実施例と共通する構成については同一符号
を付し説明を省略する。本第4実施例では、上記第1実
施例と同一構造のヘッドディスク組立体1を、上記第1
実施例と同様にバリアメタルシール袋12で梱包すると
共に、ヘッドディスク組立体1の呼吸口10のみは密封
せず、清浄空気袋40の連通管41を、バリアメタルシ
ール袋12に設けられた開口部12aを介して呼吸口1
0に接続した構造となっている。
【0049】次に、上記の如く構成してなる本第4実施
例の作用を説明する。
【0050】輸送時或いは倉庫保管時等において、上述
したようにヘッドディスク組立体1をバリアメタルシー
ル袋12の内部に密封状態で収納し、ヘッドディスク組
立体1の呼吸口10を清浄空気袋40に直結する。この
場合、ヘッドディスク組立体1の外側に取付けられてい
る吸音材8は、難燃化のための添加剤を含むウレタンス
ポンジから構成され、また、ヘッドディスク組立体1の
外側に取付けられているプリント基板9には、ソルダー
レジストが塗布されると共に種々の有機材料からなる受
動部品や能動部品が搭載されており、これらの部品につ
いて脱ガス処理を完全に行うことは困難であるため、温
度上昇により腐食性ガスや有害有機ガスが発生する。
【0051】ところで、従来の梱包方法のようにヘッド
ディスク組立体全体がそのままビニル袋やバリアメタル
シール袋で覆われて密封された状態にある場合、限られ
た空間内で腐食性ガスや有害有機ガスが逐次発生するた
め、ガス圧力が上昇すると共にガス濃度も著しく上昇す
る。ガス濃度はブリーズフィルタのガス吸着剤の吸着能
力を短期間に越え、ヘッドディスク組立体内部に腐食性
ガスや有害有機ガスが侵入することを阻止できなくな
る。
【0052】しかし、本第4実施例によるヘッドディス
ク組立体1の梱包方法では、ヘッドディスク組立体1の
呼吸口10と腐食性ガス/有害有機ガス発生空間とは隔
離されているため、呼吸口10からヘッドディスク組立
体1のケース7の内部に腐食性ガスや有害有機ガスが侵
入することを防止することができる。また、ヘッドディ
スク組立体1の呼吸口10を清浄空気袋40に直結して
いるため、ヘッドディスク組立体1の内部を長時間にわ
たって清浄に維持することができる。これにより、梱包
を解除した後は、ヘッドディスク組立体1を組込んだ磁
気ディスク装置を直ちに使用可能状態とすることができ
る。
【0053】本第4実施例の梱包方法により梱包した磁
気ディスク装置のヘッドディスク組立体1,並びに従来
の梱包方法により梱包した磁気ディスク装置のヘッドデ
ィスク組立体を、例えば5月から10月までの半年間に
わたって、高速道路に隣接しているために亜硫酸ガスと
窒素酸化物の濃度が高く且つ空調設備のない倉庫に保管
したところ、開梱後の状態を比較した結果は次の通りと
なった。
【0054】従来の梱包方法では、腐食性ガスや有害有
機ガスがヘッドディスク組立体の内部に侵入し、温度変
化に伴い磁気ディスクや磁気ヘッド等の表面の一部に液
状付着物として凝結する現象が発生し、このため、磁気
ヘッドが磁気ディスク上を正常に浮上せず、極めて短期
間にヘッドクラッシュが発生した。
【0055】これに対し、本第4実施例の梱包方法で
は、腐食性ガスや有害有機ガスがヘッドディスク組立体
1の内部に侵入することはなく、磁気ディスク装置を正
常に駆動することができ、実用上なんら問題は生じなか
った。
【0056】ここで、上記各実施例では、ヘッドディス
ク組立体1或いはヘッドディスク組立体1を搭載した磁
気ディスク装置を梱包してから開梱するまでの間に,夏
期の高温環境下で輸送されたり倉庫に保管されたりする
ことが想定されるが、通常は40度C以下であり最悪で
も60度C以下であるため、上述した梱包用の袋,シー
ル材(粘着材),配管等は、60度C以下では腐食性ガ
スや有害有機ガスが発生しない材料から形成すればよ
い。また、上記各実施例では、梱包用の袋としてバリア
メタルシール袋を使用したが、ビニル,ポリエチレン,
ポリプルピレン等の有機フィルムを材料とし,帯電防止
のため表面にカーボン或いは金属をコーティング(蒸
着,スパッタ等による)した袋を使用してもよい。ま
た、上記各実施例では、梱包手段としてバリアメタルシ
ール袋を使用したが、バリアメタルシール袋と同等の機
能を有する容器を使用してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の本発明
によれば、梱包体に,ケースの呼吸口に対応して開口部
を設けると共に,梱包体の開口部周囲とケースの呼吸口
周囲との間に,梱包体及びケースによって密閉空間を形
成するようにシール手段を設けたため、ヘッドディスク
組立体のケースの外側の付属部品から温度上昇に伴い腐
食性ガスや有害有機ガスが発生した場合でも、腐食性ガ
スや有害有機ガスは梱包体及びケース外側によって形成
された密閉空間に閉じ込められる結果、ヘッドディスク
組立体のケース内部に腐食性ガスや有害有機ガスが侵入
することを確実に防止することができ、これにより、ヘ
ッドディスク組立体のケース内部を常に清浄に保つこと
ができるため、ヘッドディスク組立体の梱包を解除した
後は直ちに使用可能状態とすることができる、という効
果を奏する。
【0058】請求項2の本発明によれば、磁気ディスク
装置の筺体に,ケースの呼吸口に対応して開口部を設け
ると共に,ケースの呼吸口と筐体の開口部との間を配管
を介して接続し,梱包体に,筺体の開口部に対応して開
口部を設けると共に,梱包体の開口部周囲と筺体の開口
部周囲との間に,梱包体及び筺体によって密閉空間を形
成するようにシール手段を設けたため、ヘッドディスク
組立体のケースの外側の付属部品,或いは磁気ディスク
装置の各種搭載部品から温度上昇に伴い腐食性ガスや有
害有機ガスが発生した場合でも、腐食性ガスや有害有機
ガスは筺体及びケースによって形成された密閉空間に閉
じ込められる結果、ヘッドディスク組立体のケース内部
に腐食性ガスや有害有機ガスが侵入することを確実に防
止することができ、これにより、ヘッドディスク組立体
のケース内部を常に清浄に保つことができるため、ヘッ
ドディスク組立体の梱包を解除した後は直ちに使用可能
状態とすることができる、という効果を奏する。
【0059】請求項3の本発明によれば、梱包体に,ケ
ースの呼吸口に対応して開口部を設けると共に,梱包体
の開口部周囲とケースの呼吸口周囲との間に,梱包体及
びケースによって密閉空間を形成するようにシール手段
を設け,梱包体の外側を,ガス及び水分を透過しない材
質から成る別の梱包体で梱包すると共に,梱包体及び別
の梱包体によって形成された空間を清浄空気で満たした
ため、ヘッドディスク組立体のケースの外側の付属部品
から温度上昇に伴い腐食性ガスや有害有機ガスが発生し
た場合でも、腐食性ガスや有害有機ガスは梱包体及びケ
ースによって形成された密閉空間に閉じ込められる結
果、ヘッドディスク組立体のケース内部に腐食性ガスや
有害有機ガスが侵入することを確実に防止することがで
き、これにより、ヘッドディスク組立体のケース内部を
常に清浄に保つことができるため、ヘッドディスク組立
体の梱包を解除した後は直ちに使用可能状態とすること
ができる。更に、ヘッドディスク組立体の呼吸口を,内
側の梱包体と外側の別の梱包体とによって形成された空
間内部の清浄空気に接するようにしているため、ヘッド
ディスク組立体のケース内部を長時間にわたってより一
層清浄に維持することができる、という効果を奏する。
【0060】請求項4の本発明によれば、梱包体に,ケ
ースの呼吸口に対応して開口部を設けると共に,梱包体
の開口部周囲とケースの呼吸口周囲との間に,梱包体及
びケースによって密閉空間を形成するようにシール手段
を設け,呼吸口に,清浄空気が満たされた清浄空気収納
体を連通接続したため、ヘッドディスク組立体のケース
の外側の付属部品から温度上昇に伴い腐食性ガスや有害
有機ガスが発生した場合でも、腐食性ガスや有害有機ガ
スは梱包体及びケースによって形成された密閉空間に閉
じ込められるため、ヘッドディスク組立体のケース内部
に腐食性ガスや有害有機ガスが侵入することを確実に防
止することができ、これにより、ヘッドディスク組立体
のケース内部を常に清浄に保つことができるため、ヘッ
ドディスク組立体の梱包を解除した後は直ちに使用可能
状態とすることができる。更に、ヘッドディスク組立体
の呼吸口に清浄空気収納体を接続しているため、ヘッド
ディスク組立体のケース内部を長時間にわたってより一
層清浄に維持することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施例における磁気ディ
スク装置のヘッドディスク組立体の梱包状態を示す説明
図である。
【図2】第2実施例における磁気ディスク装置の梱包状
態を示す説明図である。
【図3】第3実施例における磁気ディスク装置のヘッド
ディスク組立体の梱包状態を示す説明図である。
【図4】第4実施例における磁気ディスク装置のヘッド
ディスク組立体の梱包状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッドディスク組立体 2,3 磁気ヘッド 5 磁気ディスク 7 ケース 10 呼吸口 11 ブリーズフィルタ 12,23 梱包体としてのバリアメタルシール袋 12a,30a 開口部 13,26 シール手段としてのシール材 22 筺体 24 開口部 25 配管 30 梱包体としての内側バリアメタルシール袋 31 梱包体としての外側バリアメタルシール袋 40 清浄空気収納体としての清浄空気袋

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス及び水分を透過しない材質から成る
    梱包体を備え、当該梱包体により、呼吸口が設けられた
    ケース及び当該ケース内に収納された磁気ヘッド及び磁
    気ディスクから成るヘッドディスク組立体を梱包するよ
    うにしたヘッドディスク組立体用梱包装置において、 前記梱包体に、前記ケースの呼吸口に対応して開口部を
    設けると共に、前記梱包体の開口部周囲と前記ケースの
    呼吸口周囲との間に、前記梱包体及びケースによって密
    閉空間を形成するようにシール手段を設けたことを特徴
    とするヘッドディスク組立体用梱包装置。
  2. 【請求項2】 ガス及び水分を透過しない材質から成る
    梱包体を備え、当該梱包体により、呼吸口が設けられた
    ケース及び当該ケース内に収納された磁気ヘッド及び磁
    気ディスクから成るヘッドディスク組立体と,当該ヘッ
    ドディスク組立体を収納した筺体とを備えた磁気ディス
    ク装置を梱包するようにしたヘッドディスク組立体用梱
    包装置において、 前記筺体に、前記ケースの呼吸口に対応して開口部を設
    けると共に、前記ケースの呼吸口と前記筐体の開口部と
    の間を、配管を介して接続し、 前記梱包体に、前記筺体の開口部に対応して開口部を設
    けると共に、前記梱包体の開口部周囲と前記筺体の開口
    部周囲との間に、前記梱包体及び筺体によって密閉空間
    を形成するようにシール手段を設けたことを特徴とする
    ヘッドディスク組立体用梱包装置。
  3. 【請求項3】 ガス及び水分を透過しない材質から成る
    梱包体を備え、当該梱包体により、呼吸口が設けられた
    ケース及び当該ケース内に収納された磁気ヘッド及び磁
    気ディスクから成るヘッドディスク組立体を梱包するよ
    うにしたヘッドディスク組立体用梱包装置において、 前記梱包体に、前記ケースの呼吸口に対応して開口部を
    設けると共に、前記梱包体の開口部周囲と前記ケースの
    呼吸口周囲との間に、前記梱包体及びケースによって密
    閉空間を形成するようにシール手段を設け、 前記梱包体の外側を、ガス及び水分を透過しない材質か
    ら成る別の梱包体で梱包すると共に、前記梱包体及び別
    の梱包体によって形成された空間を、清浄空気で満たし
    たことを特徴とするヘッドディスク組立体用梱包装置。
  4. 【請求項4】 ガス及び水分を透過しない材質から成る
    梱包体を備え、当該梱包体により、呼吸口が設けられた
    ケース及び当該ケース内に収納された磁気ヘッド及び磁
    気ディスクから成るヘッドディスク組立体を梱包するよ
    うにしたヘッドディスク組立体用梱包装置において、 前記梱包体に、前記ケースの呼吸口に対応して開口部を
    設けると共に、前記梱包体の開口部周囲と前記ケースの
    呼吸口周囲との間に、前記梱包体及びケースによって密
    閉空間を形成するようにシール手段を設け、 前記呼吸口に、清浄空気が満たされた清浄空気収納体を
    連通接続したことを特徴とするヘッドディスク組立体用
    梱包装置。
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