JP2609970B2 - 音響機器のリモートコントロール装置 - Google Patents

音響機器のリモートコントロール装置

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JP2609970B2
JP2609970B2 JP150792A JP150792A JP2609970B2 JP 2609970 B2 JP2609970 B2 JP 2609970B2 JP 150792 A JP150792 A JP 150792A JP 150792 A JP150792 A JP 150792A JP 2609970 B2 JP2609970 B2 JP 2609970B2
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恒佳 河内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクプレーヤー等
の音響機器に関し、特にリモートコントロール装置に係
る。
【0002】
【従来の技術】最近ディスクプレーヤーより再生される
音楽等の信号をヘッドフォンによって再生聴取するよう
に構成されたヘッドフォンステレオと呼ばれる音響機器
が普及している。斯かる音響機器は、一般に機器本体を
バッグ等の中に収納した状態で使用されるため、ディス
クプレーヤーの動作切換を行う場合には、機器本体をバ
ッグの中から取出して切換操作を行う必要があり、非常
に不便なものである。斯かる点を改良した技術としてヘ
ッドフォンにディスクプレーヤーの動作切換を行うリモ
コン装置を組込んだものがある。そして、ディスクプレ
ーヤーにおいては、ディスクに記録されている信号に基
づいて再生動作が行われている曲番を検出することが可
能であり、斯かる曲番を表示する表示装置がリモコン部
に設けられていれば非常に便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディスクより再生され
る曲番等が表示される表示装置がリモコン部に設けられ
ているリモートコントロール装置では、リモコン部に設
けられている回路より音響機器本部に設けられている回
路への切換信号の出力動作だけでなく、音響機器本体に
設けられている回路よりリモコン部に設けられている回
路への表示用信号の出力動作を行う必要がある。斯かる
動作を行うために切換信号用の信号路と表示用信号が流
れる表示用の信号路の2つの信号路を設ければ良いが、
ヘッドフォンにリモコン部を組込んだ場合には、プラグ
とジャックの接続端子が多くなるという問題がある。そ
のため、切換信号と表示用信号とを同一の信号路を通し
て送受信するように構成されるが、斯かる構成では、信
号の送受信のタイミング制御動作を行う必要があるとと
もに切換信号及び表示用信号としてコード化された信号
が使用されるため、音響機器本体は勿論のことリモコン
部に設けられる制御回路は、マイクロコンピューターに
て構成されることが多い。そして、リモコン部に設けら
れている制御回路及び表示装置の動作電源を音響機器本
体に収納されている電池より供給するように構成した場
合にジャックとプラグに設けられている端子間の接触タ
イミングのずれや接触不良等に起因して制御回路に電源
が供給されていない状態で信号の入出力端子に音響機器
本体からの電圧が印加されることがあり、極端な場合に
は制御回路として使用されているマイクロコンピュータ
ーが破壊されるという問題がある。本発明は、斯かる点
を改良したリモートコントロール装置を提供しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のリモートコント
ロール装置は、音響機器本体に組込まれているとともに
信号再生装置の動作を制御し、且つリモコン部への信号
の出力動作及びリモコン部より出力される信号の入力動
作が行われる第1入出力端子が設けられている第1制御
回路と、該第1制御回路の第1入出力端子と電源との間
に接続されているプルアップ用抵抗と、前記リモコン部
に組込まれているとともにジャックにプラグが挿入され
ているとき動作電源が前記音響機器本体より供給され、
且つ前記第1入出力端子と接続される第2入出力端子が
設けられている第2制御回路と、該第2制御回路の第2
入出力端子と該第2制御回路への電源供給線路との間に
接続されているとともに該第2入出力端子の電圧が該電
源供給線路の電圧より高いとき導通するスイッチング素
子とより構成されている。
【0005】
【作用】本発明は、リモコン部に組込まれている第2制
御回路に設けられている第2入出力端子の電圧が該第2
制御回路への電源供給線路の電圧より高いとき導通する
スイッチング素子を設け、該スイッチング素子を通して
第2入出力端子の電圧を該第2制御回路の電源供給端子
に供給することによって該第2制御回路が破壊されるこ
とを防止するようにしたものである。
【0006】
【実施例】図面は、何れも本発明のリモートコントロー
ル装置に関し、図1はリモコン付ヘッドフォンの接続関
係を示す電気回路図、図2は音響機器本体に組込まれて
いる電気回路図である。
【0007】図2において、1はディスクプレーヤー等
の信号再生装置であり、ディスクより再生される左チャ
ンネルの信号が出力される第1出力端子2、右チャンネ
ルの信号が出力される第2出力端子3及び動作電源が供
給される電源供給端子4が設けられている。5は前記信
号再生装置1の動作を制御する第1制御回路であり、動
作電源が供給される電源供給端子6、リモコン部との間
で信号の送受信が行われる第1入出力端子7、前記信号
再生装置1を動作状態にするときH(高い)レベルの信
号が出力される電源制御信号出力端子8が設けられてい
るとともに前記信号再生装置1との間に複数の制御信号
路が設けられている。
【0008】9は前記信号再生装置1に設けられている
第1出力端子2に出力される左チャンネルの再生信号が
入力されるとともに該信号を増幅する第1増幅回路、1
0は第2出力端子3に出力される右チャンネルの再生信
号が入力されるとともに該信号を増幅する第2増幅回路
である。11は音響機器の本体に収納される電池、12
は該電池11より得られる電圧を信号再生装置1及び第
1制御回路5を動作させるために必要な電圧値に昇圧す
る昇圧回路であり、その出力端子13は前記第1制御回
路5に設けられている電源供給端子6に接続されてい
る。
【0009】14はエミッタが前記昇圧回路12の出力
端子13に接続されているとともにコレクタが前記信号
再生装置1に設けられている電源供給端子4に接続され
ている第1電源供給用トランジスターであり、導通状態
にあるとき該昇圧回路12より得られる電源を該信号再
生装置1に供給する作用を有している。15は前記第1
電源供給用トランジスター14の動作を制御するべくコ
レクタが抵抗16を介してそのベースに接続されている
とともにエミッタが接地されている第1制御トランジス
ターであり、そのベースは抵抗17を介して前記第1制
御回路5に設けられている電源制御信号出力端子8に接
続されている。
【0010】18はエミッタが前記電池11の正極端子
に接続されているとともにコレクタが前記第1増幅回路
9及び第2増幅回路10の電源供給端子に接続されてい
る第2電源供給用トランジスターであり、導通状態にあ
るとき該電池11より得られる電源を該第1増幅回路9
及び第2増幅回路10に供給する作用を有している。1
9は前記第2電源供給用トランジスター18の動作を制
御するべくコレクタが抵抗20を介してそのベースに接
続されているとともにエミッタが接地されている第2制
御トランジスターであり、そのベースは抵抗21を介し
て前記第1制御回路5に設けられている電源制御信号出
力端子8に接続されている。
【0011】22はヘッドフォンのプラグが挿入される
ヘッドフォンジャックであり、前記第1増幅回路9の出
力信号が印加される第1信号端子23、前記第2増幅回
路10の出力信号が印加される第2信号端子24、接地
されているとともにヘッドフォンのプラグが挿入されて
いるとき該プラグの接地プラグ端子と接触する接地端子
25、前記第1制御回路5に設けられている入出力端子
7に接続されているとともにヘッドフォンのプラグが挿
入されているとき該プラグの制御プラグ端子と接触する
制御端子26及び前記昇圧回路12の出力端子13に接
続されているとともにヘッドフォンのプラグが挿入され
ているとき該プラグの電源プラグ端子と接触する電源端
子27を備えている。
【0012】以上の如く、音響機器の本体に組込まれて
いる電気回路は構成されているが、次にリモコン付ヘッ
ドフォンについて図1を参照して説明する。
【0013】図1において、28は前述した音響機器本
体に設けられているヘッドフォンジャック22に挿入さ
れるヘッドフォンプラグであり、該ヘッドフォンジャッ
22に挿入されたとき第1信号端子23と接触する第
1信号プラグ端子29、第2信号端子24と接触する第
2信号プラグ端子30、接地端子25と接触する接地プ
ラグ端子31、制御端子26と接触する制御プラグ端子
32及び電源端子27と接触する電源プラグ端子33を
備えている。
【0014】34は左チャンネルの信号レベルを調整す
る第1可変抵抗器であり、第1信号プラグ端子29と接
地プラグ端子31との間に接続されている。35は左チ
ャンネルの信号を放音する左チャンネル用スピーカーで
あり、前記第1可変抵抗器34の摺動子と接地プラグ端
子31との間に接続されている。36は右チャンネルの
信号レベルを調整する第2可変抵抗器であり、第2信号
プラグ端子30と接地プラグ端子31との間に接続され
ている。37は右チャンネルの信号を放音する右チャン
ネル用スピーカーであり、前記第2可変抵抗器36の摺
動子と接地プラグ端子31との間に接続されている。
【0015】38,39,40及び41は、リモコン操
作部に設けられている再生用操作スイッチ、停止用操作
スイッチ、早送り用操作スイッチ及び早戻し用操作スイ
ッチ、42は前記各操作スイッチの切換操作に応じて前
記音響機器の本体に組込まれている信号再生装置1の動
作切換を行う信号を出力するとともに前記第1制御回路
5より送出される表示用データに基づいて表示装置43
に曲番等を表示させる第2制御回路であり、マイクロコ
ンピューターにて構成されているとともに制御プラグ端
子32に接続されている第2入出力端子44、前記電源
プラグ端子33に接続されている電源供給端子45及び
リセット端子46が設けられている。47は前記電源プ
ラグ端子33に電源が供給されたとき所定時間動作状態
になるリセット回路であり、前記第2制御回路42に設
けられているリセット端子46にリセット信号を印加せ
しめて該第2制御回路42のリセット動作を行うように
構成されている。
【0016】48は電源プラグ端子33と接地プラグ端
子31との間に接続されているとともに前記昇圧回路1
2の出力端子13に出力される電圧が該電源プラグ端子
33に印加された状態にあるとき充電されるコンデンサ
ーであり、ヘッドフォンジャック22よりヘッドフォン
プラグ28が抜けたとき、第2制御回路42及び表示装
置43を所定時間動作状態に保持する電源を供給する作
用を有している。49は昇圧回路12の出力端子13と
第1制御回路5の第1入出力端子7との間に接続されて
いるプルアップ用抵抗であり、該第1入出力端子7によ
る信号の出力動作及び入力動作が行われていないとき該
第1入出力端子7をHレベルに保持する作用を有してい
る。
【0017】50は前記第2制御回路42の第2入出力
端子44にアノードが接続されているとともにカソード
が該第2制御回路42への電源供給線路51に接続され
ているダイオードであり、該第2入出力端子44の電圧
が電源供給線路51の電圧よりも高いとき、即ちヘッド
フォンジャック22の電源端子27とヘッドフォンプラ
28の電源プラグ端子33との接触不良等によって該
電源供給線路51に音響機器本体からの電源が供給され
ないとき導通状態に反転し、前記第2制御回路42の電
源供給端子45に電源を供給する作用を有している。
【0018】斯かる回路構成において、信号再生装置1
が再生動作状態にあるときディスクに記録されている信
号に基づいて再生されている曲の番号が第1制御回路5
に入力され、その曲番に基づく表示用データが第1入出
力端子7に出力される。そして、斯かる表示用データが
第2制御回路42の第2入出力端子44に入力されて、
該表示用データが該第2制御回路42によって正しく受
信されると該表示用データに基づく曲番が表示装置43
に表示されるとともに第2制御回路42の第2入出力端
子44に受信完了信号が出力される。斯かる受信完了信
号としては、例えば第2入出力端子44の出力レベルを
第1所定時間L(低い)レベルにするという信号が使用
される。
【0019】また、前記第1制御回路5から第2制御回
路42への表示用データの出力動作は、再生される曲の
番号が変化する毎に行われるとともに該第2制御回路4
2から出力される受信完了信号が表示用データの送出後
第1入出力端子7に入力されなかった場合には、該表示
用データを所定回数繰り返して送信するように構成され
ている。そして、第1制御回路5より表示用データが所
定回数繰り返し送出されても受信完了信号が入力されな
かった場合には、該表示用データの送出動作を停止する
ように構成されている。更に、第1制御回路5からの表
示用データの送出動作が受信完了信号の非受信に伴って
停止した後所定時間経過すると、該第1制御回路5は、
ヘッドフォンジャック22よりヘッドフォンプラグ28
が抜けたと判断し、再生動作状態にある信号再生装置1
を停止状態に切換えるとともに電源制御信号出力端子8
の出力信号をHレベルよりLレベルに反転させるように
構成されている。
【0020】前記第2制御回路42及び表示装置43へ
供給される電源電圧が低下し、該第2制御回路42及び
表示装置43が不動作状態に変化した後ヘッドフォンプ
ラグ28のヘッドフォンジャック22への挿入によって
リモコン部に電源が供給されるとリセット回路47が動
作状態になって第2制御回路46のリセット端子46に
リセット信号を印加せしめる。斯かるリセット信号が入
力されると第2制御回路42がリセットされるが、リセ
ット動作が終了すると該第2制御回路42の第2入出力
端子44にリセット完了信号が出力される。斯かるリセ
ット完了信号としては、例えば第2入出力端子44の出
力レベルを前述した受信完了信号の第1所定時間よりも
長い第2所定時間Lレベルにするという信号が使用され
る。
【0021】そして、前記第2制御回路42の第2入出
力端子44に出力されるリセット完了信号が第1制御回
路5の第1入出力端子7に入力されると、該第1制御回
路5の第1出力端子7に表示用データを直ちに出力する
ように構成されている。
【0022】以上の如く、本発明は構成されており、次
に動作について説明する。図1に示すヘッドフォンプラ
28をヘッドフォンジャック22に挿入すると第1信
号プラグ端子29、第2信号プラグ端子30、接地プラ
グ端子31、制御プラグ端子32及び電源プラグ端子3
3が、夫々第1信号端子23、第2信号端子24、接地
端子25、制御端子26及び電源端子27と接触した状
態になる。
【0023】斯かる状態において、音響機器本体に設け
られている電源スイッチ(図示せず)を閉成すると電池
11からの電源が昇圧回路12に供給されるため、その
出力端子13に昇圧された電圧が出力される。前記昇圧
回路12の出力端子13に出力される電源は、第1制御
回路5の電源供給端子6に供給されるとともに電源端子
27及び電源プラグ端子33を介して第2制御回路42
の電源供給端子45に供給される。また、リセット回路
47より出力されるリセット信号が第2制御回路42の
リセット端子46に印加され、該第2制御回路42のリ
セット動作が行われる。
【0024】信号再生装置が停止状態にあるとき前記第
1制御回路5に設けられている電源制御信号出力端子8
には、Lレベルの信号が出力されているため、該電源制
御信号出力端子8にベースが接続されている第1制御ト
ランジスター15及び第2制御トランジスター19は非
導通状態にある。従って、該第1制御トランジスター1
5及び第2制御トランジスター19によって動作が制御
されるべく接続されている第1電源供給用トランジスタ
ー14及び第2電源供給用トランジスター18は非導通
状態にあり、信号再生装置1、第1増幅回路9及び第2
増幅回路10への電源供給は行われることはない。
【0025】前述した停止状態にあるときにリモコン操
作部に設けられている再生用操作スイッチ38を押圧閉
成せしめると第2制御回路42に設けられている第2入
出力端子44にコード化された再生用切換信号が出力さ
れる。前記第2入出力端子44に出力された再生用切換
信号は、制御プラグ端子32及び制御端子26を通して
第1制御回路5に設けられている第1入出力端子7に入
力される。該第1入出力端子7に前記第2制御回路42
から出力されるコード化された再生用切換信号が入力さ
れると電源制御信号出力端子8にHレベルの信号が出力
されるとともにコードに基づいて信号再生装置1を再生
動作状態にするための切換信号が第1制御回路5より出
力される。
【0026】前記電源制御信号出力端子8にHレベルの
信号が出力されると第1制御トランジスター15及び第
2制御トランジスター19がバイアスされて導通状態に
反転するため、第1電源供給用トランジスター14及び
第2電源供給用トランジスター18が導通状態に反転す
る。前記第1電源供給用トランジスター14が導通状態
に反転するとそのエミッタ・コレクタ間を通して昇圧回
路12の出力端子13に出力される電圧が信号再生装置
1の電源供給端子4に供給される。また、前記第2電源
供給用トランジスター18が導通状態に反転するとその
エミッタ・コレクタ間を通して電池11からの電圧が第
1増幅回路9及び第2増幅回路10の動作電源として供
給される。
【0027】前記信号再生装置1に電源が供給されると
該信号再生装置1が動作可能状態になるため、前記第1
制御回路5より出力される切換信号によって信号再生装
置1を構成するディスクプレーヤーが再生動作状態にな
る。ディスクプレーヤーが再生動作状態になるとディス
クより再生される左右のチャンネルの信号が、信号再生
装置1に設けられている第1出力端子2及び第2出力端
子3に出力される。
【0028】前記第1出力端子2に出力された左チャン
ネルの信号は、第1増幅回路9に入力されて増幅された
後、第1信号端子23及び第1信号プラグ端子29を介
して第1可変抵抗器34に印加される。従って、左チャ
ンネルの信号は、左チャンネル用スピーカー35に印加
されて放音されるとともにその音量は第1可変抵抗器3
4の摺動子を摺動させることによって行われる。また、
前記第2出力端子3に出力された右チャンネルの信号
は、第2増幅回路10に入力されて増幅された後、第2
信号端子24及び第2信号プラグ端子30を介して第2
可変抵抗器36に印加される。従って右チャンネルの信
号は、右チャンネル用スピーカー37に印加されて放音
されるとともにその音量は第2可変抵抗器36の摺動子
を摺動させることによって行われる。
【0029】リモコン操作部に設けられている再生用操
作スイッチ38を押圧閉成せしめると前述したように信
号再生装置1が再生動作状態になり、ディスクより再生
される再生信号をヘッドフォンによって聴取することが
できるが、斯かる再生動作状態にあるときディスクより
得られる曲番に関するデータが第1制御回路5に入力さ
れる。斯かるデータは、第1制御回路5に設けられてい
る第1入出力端子7に表示用データとして出力される。
【0030】前記第1制御回路5の第1入出力端子7に
出力された表示用データは、制御端子26及び制御プラ
グ端子32を介して第2制御回路42の第2入出力端子
44に入力される。斯かる表示用データが第2入出力端
子44に入力されると前記第2制御回路42による信号
の検出動作が行われ、その表示用データが正しいデータ
である場合には、該表示用データに基づく曲番が表示装
置43に表示されるとともに第2入出力端子44に受信
完了信号であるLレベルの信号を第1の所定時間出力す
る。斯かる受信完了信号が出力されると第1制御回路5
の第1入出力端子7にLレベルの受信完了信号が入力さ
れる。
【0031】斯かる受信完了信号が第1制御回路5の第
1入出力端子7に入力されると該第1制御回路5は、表
示用データの第2制御回路42への送出動作が正常に行
われたと判断し、該表示用データの再度の送出動作を行
うことはない。斯かる再生動作が行われてディスクより
再生される曲が終了すると次の曲の再生動作が開始され
る。次の曲の再生動作が開始されるとディスクより得ら
れる曲番に関するデータが変更されるため、そのデータ
に基づく表示用データが第1制御回路5の第1入出力端
子7に出力される。斯かる表示用データは、前述したよ
うに第2制御回路42の第2入出力端子44に入力され
るが、斯かるデータが正しいデータである場合には、表
示装置43に新しく再生されている曲番か表示されると
ともに第2入出力端子44に受信完了信号が出力されて
前述した動作が行われる。
【0032】以上の如く表示用データの送受信動作が正
常に行われた場合の動作は行われるが、次にヘッドフォ
ンプラグ28が短時間即ちコンデンサー48の放電電流
によって第2制御回路42が動作状態を保持することが
できる間ヘッドフォンジャック22より抜けた場合につ
いて説明する。
【0033】ヘッドフォンジャック22よりヘッドフォ
ンプラグ28が抜けている間に第1制御回路5より表示
用データの出力動作が行われなかった場合、即ちディス
クより再生される曲が変更されなかった場合には、前述
した正常時の動作が続けて行われることになる。
【0034】次にヘッドフォンジャック22よりヘッド
フォンプラグ28が抜けている間に第1制御回路5より
表示用データの出力動作が行われた場合、即ちディスク
より再生される曲が変更された場合について説明する。
ヘッドフォンプラグ28がヘッドフォンジャック22
り抜けた状態にあるときにディスクより再生される曲が
変更されると第1制御回路5の第1入出力端子7に表示
用データが出力される。斯かる状態では、ヘッドフォン
ジャック22より受信完了信号が入力されないため、前
記第1制御回路5の第1入出力端子7に所定の間隔をあ
けて表示用データが繰り返し出力される。従って、斯か
る状態にあるときにヘッドフォンプラグ28をヘッドフ
ォンジャック22に挿入するとリモコン操作部に設けら
れている第2制御回路42は動作状態にあるため、前記
第1制御回路5より出力される表示用データに基づいて
表示装置43に曲番が表示されるとともに受信完了信号
が第1制御回路5に対して出力される。斯かる動作が行
われる結果、第1制御回路5の表示用データの繰り返し
出力動作が行われなくなり、通常の再生動作が行われる
状態になる。
【0035】以上の如くヘッドフォンプラグ28がヘッ
ドフォンジャック22より短時間抜けている場合の動作
は行われるが、次に長時間即ちコンデンサー48の放電
電流によって第2制御回路42が動作状態を保持するこ
とができなくなる時間抜けていた場合の動作について説
明する。
【0036】信号再生装置1が再生動作状態にあるとき
にヘッドフォンブラグ28をヘッドフォンジャック22
に挿入すると昇圧回路12の出力端子13に出力される
電源が前述したようにリモコン部に供給される。斯かる
電源供給動作が行われるとコンデンサー48の充電動作
が行われるとともに第2制御回路42及び表示装置43
に動作電源が供給される。
【0037】また、リセット回路47が動作状態になっ
て第2制御回路42のリセット端子46にリセット信号
を印加せしめる結果、該第2制御回路42はリセットさ
れる。該第2制御回路42のリセット動作が行われると
第2入出力端子44にリセット完了信号であるLレベル
の信号が第2の所定時間出力される。斯かる信号が第1
制御回路5の第1入出力端子7に入力されると該第1制
御回路5は、Lレベルの時間の長さからリセット完了信
号が入力されたと判断する。前記第1制御回路5が第2
制御回路42のリセット動作が行われたことを検出する
と第1入出力端子7に表示用データが直ちに出力され
る。斯かる表示用データは、第2制御回路42の第2入
出力端子44に入力されるため、該表示用データに基づ
いて表示装置43に曲番が表示されるとともに受信完了
信号が第1制御回路5に対して出力され、以後前述した
通常の動作が行われることになる。
【0038】信号再生装置1が再生動作状態にあるとき
にヘッドフォンプラグ28をヘッドフォンジャック22
に挿入した場合の動作は、以上の如く行われるが、次に
ヘッドフォンプラグ28が更に長く抜かれていた場合の
動作について説明する。斯かる場合には、表示用データ
の送出にもかかわらず受信完了信号が第1制御回路5の
第1入出力端子7に入力されないだけでなくリセット完
了信号も入力されない。従って、斯かる状態が所定時間
続くと第1制御回路5は、ヘッドフォンプラグ28がヘ
ッドフォンジャック22より抜けたと判断する。その結
果、第1制御回路5より信号再生装置1に対して停止状
態に切換える信号が出力されるとともに電源制御信号出
力端子8の出力信号がLレベルに反転する。
【0039】前記第1制御回路5より停止のための切換
信号が出力されると信号再生装置1が停止状態に切換え
られる。そして、電源制御信号出力端子8の出力信号が
Lレベルになると第1制御トランジスター15及び第2
制御トランジスター19が非導通状態に反転するため、
第1電源供給用トランジスター14及び第2電源供給用
トランジスター18が非導通状態に反転せしめられる。
その結果、信号再生装置1、第1増幅回路9及び第2増
幅回路10への電源供給が断たれ、音響機器本体は元の
停止状態に復帰する。このように再生動作中にヘッドフ
ォンプラグ28がヘッドフォンジャック22より長時間
抜けると信号再生装置1を停止状態に切換えるようにし
たので無駄な動作が行われないだけでなく電池11の容
量の浪費を防止することができる。
【0040】以上の如く、再生動作状態への切換動作、
表示装置43による曲番表示動作及びヘッドフォンジャ
ック22よりヘッドフォンプラグ28が抜けた場合の動
作は行われるが、早送り用操作スイッチ40及び早戻し
用操作スイッチ41を押圧閉成せしめると第2制御回路
42より第1制御回路5に対してコード化された切換信
号が出力されて各動作状態への切換動作が行われるた
め、その説明は省略する。また、信号再生装置1が各動
作状態にあるときに停止用操作スイッチ39を押圧閉成
せしめると第2制御回路42より第1制御回路5に対し
てコード化された切換信号が出力される。斯かる停止の
ための切換信号が第1制御回路5に入力されると該第1
制御回路5の働きによって信号再生装置1が停止状態に
切換えられるとともに電源制御信号出力端子8の出力信
号がLレベルになるため、信号再生装置1、第1増幅回
路9及び第2増幅回路10への電源供給が断たれる。
【0041】以上の如く、本実施例における各動作は行
われるが、定常状態では、電源供給線路51の電圧がプ
ルアップ用抵抗49、制御端子26及び制御プラグ端子
32を介して第2制御回路42の第2入出力端子44に
印加される電圧より高いため、ダイオード50は逆バイ
アスされた状態にあり、非導通状態にある。従って、前
記ダイオード50は、リモートコントロール装置の切換
動作及び表示動作に対して何等影響を与えることはな
い。
【0042】次にヘッドフォンジャック22へヘッドフ
ォンプラグ28を挿入させたときに制御端子26と制御
プラグ端子32との接続が行われたにもかかわらず電源
端子27と電源プラグ端子33との間に接触不良が発生
した場合について説明する。斯かる状態になると電源供
給線路51に電源プラグ端子33より電源が供給されな
いため、該電源供給線路51の電圧は第2入出力端子4
4に印加される電圧より低くなる。その結果、ダイオー
ド50がバイアスされて導通状態になり、制御プラグ端
子32を通して供給される電圧が該ダイオード50を通
して第2制御回路42の電源供給端子45に印加され
る。従って、第2制御回路42を構成する内部回路に電
源が供給された状態になるので第2入出力端子44にプ
ルアップ用抵抗49、制御端子26及び制御プラグ端子
32を通して昇圧回路12の出力電圧が印加されても該
第2制御回路42の内部回路が破壊されることはない。
【0043】尚、本実施例では、スイッチング素子とし
てダイオードを使用したが、トランジスター等のスイッ
チング素子を使用することもできる。また、リモコン部
がヘッドフォンに設けられているリモコン付ヘッドフォ
ンを使用する音響機器について説明したが、独立したリ
モコン部を使用する音響機器に実施することもできる。
【0044】
【発明の効果】本発明のリモートコントロール装置は、
リモコン部に組込まれている第2制御回路に設けられて
いる第2入出力端子に印加される電圧が、該第2制御回
路への電源供給線路の電圧より高いとき導通するスイッ
チング素子を設け、該スイッチング素子を通して第2入
出力端子の電圧を該第2制御回路の電源供給端子に供給
するようにしたので、ジャックへのプラグの挿入時及び
ジャックからプラグを引き抜くとき電源端子と電源プラ
グ端子との間に接触不良が生じても第2制御回路として
使用されるマイクロコンピューター等の集積回路の破壊
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリモコン付ヘッドフォンの接続関
係を示す電気回路図である。
【図2】音響機器本体に組込まれている電気回路図であ
る。
【符号の説明】
1 信号再生装置 5 第1制御回路 7 第1入出力端子 11 電池22 ヘッドフォンジャック 23 第1信号端子 24 第2信号端子 25 接地端子 26 制御端子 27 電源端子28 ヘッドフォンプラグ 29 第1信号プラグ端子 30 第2信号プラグ端子 31 接地プラグ端子 32 制御プラグ端子 33 電源プラグ端子 42 第2制御回路 43 表示装置 44 第2入出力端子 49 プルアップ用抵抗 50 ダイオード 51 電源供給線路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響機器本体に設けられているジャック
    にリモコン部に設けられているプラグを挿入し、該リモ
    コン部に設けられている操作スイッチを操作することに
    よって該音響機器本体に組込まれている信号再生装置の
    動作を制御するように構成された音響機器において、音
    響機器本体に組込まれているとともに信号再生装置の動
    作を制御し、且つリモコン部への信号の出力動作及びリ
    モコン部より出力される信号の入力動作が行われる第1
    入出力端子が設けられている第1制御回路と、該第1制
    御回路の第1入出力端子と電源との間に接続されている
    プルアップ用抵抗と、前記リモコン部に組込まれている
    とともにジャックにプラグが挿入されているとき動作電
    源が前記音響機器本体より供給され、且つ前記第1入出
    力端子と接続される第2入出力端子が設けられている第
    2制御回路と、該第2制御回路の第2入出力端子と該第
    2制御回路への電源供給線路との間に接続されていると
    ともに該第2入出力端子の電圧が該電源供給線路の電圧
    より高いとき導通するスイッチング素子とより成る音響
    機器のリモートコントロール装置。
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