JP2609774B2 - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JP2609774B2
JP2609774B2 JP3127082A JP12708291A JP2609774B2 JP 2609774 B2 JP2609774 B2 JP 2609774B2 JP 3127082 A JP3127082 A JP 3127082A JP 12708291 A JP12708291 A JP 12708291A JP 2609774 B2 JP2609774 B2 JP 2609774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は第1被連結部材に突出部
を設け、第2被連結部材に前記突出部が入り込み可能な
凹入部を設けて、突出部を凹入部に挿入してこの凹入部
内にて突出部を固定することにより、第1及び第2被連
結部材を互いに連結する連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以上のような連結装置として例えば図4
及び図5に示すように、トンネル等の内壁形成用のコン
クリート製のブロック1,2(第1及び第2被連結部材
に相当)同士を連結するものがある。この構造では、一
方のブロック1にピン状の突出部21を固定すると共
に、他方のブロック2に有底円筒状の凹入部22を埋め
込む。そして、凹入部22内に入口側ほど凹入部22の
軸芯側に近付く4組の摺接部23aを備えたガイド部材
23を固定すると共に、この摺接部23aに沿って摺動
自在な4組の係止部材24を設け、各係止部材24を図
5において紙面下方に付勢するバネ25を設けているも
のがある。以上の構造により、突出部21を紙面下方か
ら凹入部22内に挿入して行くと突出部21の先端部に
より、ガイド部材23の摺接部23aに沿って各係止部
材24が紙面上方に押し上げられながら、凹入部22の
半径方向の外側に押し広げられて行く。そして、突出部
21の被係止部21aが各係止部材24の位置にまで達
すると、バネ25の付勢力にて各係止部材24が前述と
は逆に紙面下方に押し下げられて突出部21の被係止部
21aに入り込む。以上の構造により、ブロック1が紙
面下方に引き離されようとしても各係止部材24がガイ
ド部材23の摺接部23aにより止められるのである。
さらに、ガイド部材23の摺接部23aが傾斜している
ことにより、ブロック1が紙面下方に引き離されようと
した場合に、各係止部材24が突出部21の被係止部2
1aの入り込み側に押し込められ締め付けられるような
状態になるので、各係止部材24が被係止部21aから
外れてしまうようなことがないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の図4及び図5の
構造においては、突出部21を凹入部22内に挿入して
各係止部材24が突出部21の被係止部21aに入り込
む際において、バネ25の付勢力により各係止部材24
が紙面下方に押し下げられながら、摺接部23aに沿っ
て凹入部22の軸芯側に寄せられて行き被係止部21a
に入り込むような状態となっている。この場合、バネ2
5の付勢力の作用する方向は凹入部22の軸芯方向(図
5における紙面上下方向)である為に、このバネ25の
付勢力Fのうち各係止部材24を凹入部22の半径方向
(図5における紙面左右方向)の内側に押す力F1は下
記の式にて得られる。 F1=F・sinA・cosA F :バネ25の付勢力 F1:バネ25の付勢力Fにおける凹入部22の半径方
向の成分 A :摺接部23aの傾斜角 従って、 F1<F となる。又、実際には摺接部23aと各係止部材24と
の間に摩擦抵抗も生じているので、F1はさらに小さな
ものとなる。従って、前述の従来構造において各係止部
材を突出部の被係止部に確実に係止させるには、係止に
必要な力(凹入部22の半径方向の力)以上の十分な付
勢力を持つバネ、つまり大径で長いバネを凹入部に内装
しなければならなくなる。このように、大きなバネを内
装するだけのスペースを確保するとなると凹入部自体が
大きなものになってしまうので、バネの配置スペース及
び凹入部自体のコンパクト化と言う面で改良の余地があ
る。本発明は以上のような連結装置において、突出部が
挿入される凹入部側のコンパクト化を図ることを目的と
している。
【0004】
〔1〕
(イ)凹入部の内側に複数組の係止部材をこの凹入部の
半径方向に出退自在に設けると共に、凹入部の軸芯方向
内方側への各係止部材の移動を、この係止部材との接当
によって所定位置にて止めるストッパー部を設け、各係
止部材を凹入部の軸芯側に付勢する付勢手段を設ける。 (ロ)各係止部材が係止可能な被係止部を突出部の外周
面に設けて、突出部を凹入部内に挿入するに伴って、各
係止部材を半径方向外側に押し広げながら被係止部に摺
接案内するガイド部を突出部の先端部に設ける。 (ハ)凹入部の内面において、ストッパー部よりも凹入
部の入口側の内面に、係止部材の外周面に対する摺接部
を形成すると共に、摺接部を入口側ほど小径となるカム
面に形成してある。 〔2〕前項〔1〕の構成において、摺接部及び各係止部
材の外周面のうちの少なくとも一方を縦断面視にて他方
側に突曲する形状に形成すると共に、突出部の被係止部
をこの突出部の外周部に設けられる溝から構成し、各係
止部材を被係止部に係入自在に構成している。
【0005】
〔ロ〕
前項〔2〕のように構成した場合には、各係止部材が突
出部の溝状の被係止部に入り込むような状態となるの
で、各係止部材と被係止部との係止がさらに確実なもの
になる。そして、例えば図1に示すように各係止部材6
外周面6aが、凹入部4の摺接部4aの側に凸曲する
形状に形成されているので、第1及び第2被連結部材
1,2が傾いて突出部3が凹入部4の軸芯方向に対し斜
めの姿勢になっても、外周面6aと摺接部4aとの当接
位置の変位が抑制され、第1及び第2被連結部材1,2
の軸芯どうしのずれを吸収することができる。
【0006】
【発明の効果】従って、請求項1のように構成すれば、
各係止部材の被係止部への係止に必要な付勢力を備えた
比較的小さな付勢手段を凹入部に内装すればよいので、
この付勢手段用の配置スペースが小さなものでも良いよ
うになる。これによって、凹入部自体のコンパクト化を
図ることができ、凹入部自体及びこの凹入部付近の構造
の簡素化及び軽量化を図ることができる。そして、第1
及び第2被連結部材が引き離されようとしても摺接部の
カム作用により各係止部材が突出部の被係止部に押し付
けられ締め付けられるような状態になり、各係止部材が
突出部の被係止部から外れてしまうような事態が防止さ
れているので、この点において従来構造の利点をそのま
ま残している。請求項2のように構成すれば、各係止部
材と被係止部との係止がさらに確実なものになると共
に、第1及び第2被連結部材の傾斜が吸収されるので、
第1及び第2被連結部材の連結がより確実なものとな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。トンネル等においては、コンクリート製又は鋳物
製のブロックを多数連結して行き内壁を形成して行く場
合があり、図1は各ブロックを連結する為の連結装置を
示している。図1に示すように、コンクリート製の一方
のブロック1(第1被連結部材に相当)に金属製のピン
状の突出部3が固定されている。この突出部3の先端は
先細り状の円錐部3a(ガイド部に相当)に形成されて
おり、突出部3の外周面には全周に亘る溝部3b(被係
止部に相当)が設けられている。
【0008】これに対し、コンクリート製の他方のブロ
ック2(第2被連結部材に相当)には、円筒状で金属製
であり前述の突出部3を挿入可能な凹入部4が埋め込ま
れている。この凹入部4の紙面下側の入口側の内面は後
述する係止部材6用の摺接部4aが設けられており、こ
の摺接部4aは図1に示すように入口側ほど内径が小と
なるような円錐状のカム面に形成されている。そして、
図1に示すように凹入部4の内方には有底で金属製の円
筒部材5がねじ込まれている。この円筒部材5の紙面下
端には後述する係止部材6が所定位置以上に内側(紙面
上方)に入り込むのを接当により止めるストッパー部5
aが形成され、その底部には工具(図示せず)によりこ
の円筒部材5を回動操作する為の角穴5bが設けられて
いる。
【0009】図1及び図2に示すように凹入部4の摺接
部4aと円筒部材5のストッパー部5aとの間の空間に
は、円弧状で金属製の3組の係止部材6が配置されてお
り、この3組の係止部材6を凹入部4の軸芯側に付勢す
る金属線状のバネ材7(付勢手段に相当)が、各係止部
材6に固定されている。以上の構造により、3組の係止
部材6が前述の空間内において、凹入部4の半径方向に
移動自在となっているのである。又、各係止部材6の外
周面6aが図1に示すように、縦断面視にて半径方向外
側に凸曲する形状に形成されている。
【0010】以上の構造により、ブロック1,2を連結
する場合にはブロック1側の突出部3をブロック2側の
凹入部4に挿入していく。これにより、図1に示すよう
にバネ材7の付勢力によって互いに近付きあっていた3
組の係止部材6内に、突出部3の先端が入り込んで行き
先端の円錐部3aにより3組の係止部材6が半径方向の
外側に押し広げられて行く。この場合、3組の係止部材
6は凹入部4の内側(図1の紙面上方)に押されて行く
が、円筒部材5のストッパー部5aにより各係止部材6
が止められる。
【0011】さらに突出部3を挿入して行き各係止部材
6が突出部3の溝3bの位置にまで達すると、バネ材7
の付勢力により各係止部材6が突出部3の溝3bに入り
込むのであり、ブロック1,2の連結操作が完了する。
この場合、バネ材7の付勢力が作用する方向が凹入部4
の半径方向の内向きである為に、このバネ材7の付勢力
の略全てが各係止部材6の突出部3の溝3bへの入り込
みに使用されることになるのである。
【0012】図1はブロック1,2の連結状態を示して
おり、例えばブロック1が紙面下方に引き離されようと
しても、各係止部材6が凹入部4の摺接部4aに接当に
て止められる。そして、ブロック1がさらに引き離され
ようとしても摺接部4aのカム作用により各係止部材6
が突出部3の溝3b内に押し込められ締め付けられるよ
うな状態になるので、各係止部材6が突出部3の溝3b
から外れてしまうようなことがない。
【0013】そして、各係止部材6の外周面6aが半径
方向外側に凸曲する形状に形成されているので、ブロッ
ク1,2が傾いて突出部3が凹入部4の軸芯方向に対し
斜めの姿勢になっても、この状態が係止部材6の凸曲す
る外周面6aと凹入部4の摺接部4aとの接当にて吸収
されるのである。
【0014】〔別実施例〕 図3に示すようにバネ材7に代えて各係止部材6に亘り
1組のゴムバンド8(付勢手段に相当)を巻き掛けると
共に、各係止部材6の位置決め用としてスポンジ9を取
り付けて各係止部材6が突出部3の溝3b内に入り込む
ように構成してもよい。図1の構造では突出部3の外周
部に被係止部として比較的大きな溝3bを設けている
が、突出部3の外周部に被係止部として小さな円周状の
溝を多数設けると共に、各係止部材6の内面にも同様な
小さな円周状の溝を多数設けて各係止部材6の内面が突
出部3の外周部に噛み合うように構成してもよい。図1
の構成では各係止部材6の外周面6aが縦断面視にて半
径方向外側に凸曲する形状に形成され、凹入部4の摺接
部4aが円錐状のカム面に形成されているいるが、図6
に示すごとく、この関係を逆にして各係止部材6の外周
面6aを円錐状に形成すると共に、凹入部4の摺接部4
aを縦断面視にて半径方向内側に凸曲する形状に形成し
てもよい。又、図7に示すごとく、各係止部材6の外周
面6a及び凹入部4の摺接部4aの両方を凸曲する形状
に形成してもよい。又、本発明は以上のようなブロック
としてのトンネル内のコンクリートセグメントの連結用
ばかりでなく、トンネル内の鋳物セグメントの連結用や
他の建築資材連結用、並びに建築資材以外の部材の連結
用等に適用できる。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロックの連結状態での連結装置の縦断側面図
【図2】図1の連結状態における凹入部付近の横断平面
【図3】別実施例における連結状態での凹入部付近の横
断平面図
【図4】従来の連結装置の全体を示す斜視図
【図5】従来の連結装置における連結状態での縦断側面
【図6】 別実施例における連結状態での連結装置の縦断
側面図
【図7】 別実施例における連結状態での連結装置の縦断
側面図

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1被連結部材(1)に突出部(3)を
    設け、第2被連結部材(2)に前記突出部(3)が入り
    込み可能な凹入部(4)を設けて、前記突出部(3)を
    凹入部(4)に挿入することにより前記第1及び第2被
    連結部材(1),(2)を連結する連結装置であって、
    以下の〔イ〕〜〔ハ〕に示す構成を備えている連結装
    置。 〔イ〕前記凹入部(4)の内側に複数組の係止部材
    (6)をこの凹入部(4)の半径方向に出退自在に設け
    ると共に、前記凹入部(4)の軸芯方向内方側への各係
    止部材(6)の移動を、この係止部材(6)との接当に
    よって所定位置にて止めるストッパー部(5a)を設
    け、前記各係止部材(6)を凹入部(4)の軸芯側に付
    勢する付勢手段(7),(8)を設ける。 〔ロ〕前記各係止部材(6)が係止可能な被係止部(3
    b)を前記突出部(3)の外周面に設けて、前記突出部
    (3)を凹入部(4)内に挿入するに伴って、各係止部
    材(6)を半径方向外側に押し広げながら前記被係止部
    (3b)に摺接案内するガイド部(3a)を前記突出部
    (3)の先端部に設ける。 〔ハ〕前記凹入部(4)の内面において、前記ストッパ
    ー部(5a)よりも凹入部(4)の入口側の内面に、前
    記係止部材(6)の外周面に対する摺接部(4a)を形
    成すると共に、前記摺接部(4a)を前記入口側ほど小
    径となるカム面に形成してある。
  2. 【請求項2】 前記摺接部(4a)及び各係止部材
    (6)の外周面のうちの少なくとも一方を縦断面視にて
    他方側に突曲する形状に形成すると共に、前記突出部
    (3)の被係止部(3b)をこの突出部(3)の外周部
    に設けられる溝から構成し、前記各係止部材(6)を前
    記被係止部(3b)に係入自在に構成している請求項1
    記載の連結装置。
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