JP2609766B2 - 車両用カップホルダ - Google Patents

車両用カップホルダ

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誠 小川
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【発明の詳細な説明】
【0016】
【産業上の利用分野】本発明は車両の車室内のコンソー
ルボックス又はインストルメントパネル等に設けられる
カップホルダに関するものである。
【0017】
【従来の技術】この種のカップホルダとして、図6に示
すように、コンソールボックス1の前部に形成された長
孔4に水平方向に引出し可能に挿入されたカップ収容枠
2を有するものが知られている。このカップ収容枠2に
は例えば飲料水の密封されたカップ3を挿入可能な開口
部2aが形成される。このカップホルダは使用時には収
容枠2を水平に引出し、開口部2aにカップ3を挿入す
ることにより収容枠2がカップ3を保持し、不使用時に
は収容枠2をコンソールボックス1内に水平に押込んで
収納される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記カップホ
ルダはカップ収容枠をコンソールボックス内に収納した
ときに、この収容枠の収納長さの分だけ、言い換える
と、長孔の分だけ特別のスペースを要するため、コンソ
ールボックスの収納容積を狭める不具合があった。また
上記カップホルダは引出し式のため使用時には取っ手を
把んで所定方向に引出す操作を要し、不使用時には取っ
手を所定の位置まで押込む操作を要する煩しさがあっ
た。
【0019】本発明の目的は、僅かなスペースに取付け
られ、使用時又は不使用時の操作を簡便に行うことがで
き、特に不使用時の見栄えを損うことのない車両用カッ
プホルダを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用カップホルダは、左右の側板12
a,12bとこれらの側板を連結する底板12cとを有
するカップハウジング12と、ハウジング12に枢支さ
れ上部から下部にかけて傾斜した傾斜部18a,18b
とカップ19を挿入可能な開口部18cとを有するカッ
プ収容枠18と、ハウジング12に開口部18cを閉止
可能に枢支され閉止状態で収容枠18と同一面を形成す
る蓋体21と、側板12a,12bのいずれか一方又は
双方に回転可能に取付けられ収容枠18及び蓋体21の
それぞれの回転方向が互いに反対方向となるように収容
枠18及び蓋体21に係合する回転子23と、収容枠1
8をほぼ水平状態まではね上げ蓋体21をほぼ鉛直状態
まで押込むばね手段31,32と、ばね手段31,32
の弾性力に抗して収容枠18及び蓋体21を閉止状態で
離脱可能にロックするロック手段27とを備えたもので
ある。
【0021】
【作用】カップホルダの使用時に、ロック手段27を解
除すると、ばね手段31,32の弾性力により回転子2
3を介してカップ収容枠18がはね上がり、蓋体21が
押込まれるため、この状態でカップ収容枠18の開口部
18cにカップ19を収容する。カップホルダの不使用
時に、カップ収容枠18を押下げてカップ収容枠18及
び蓋体21をロック手段27でロックすると、蓋体21
がカップ収容枠18の開口部18cを閉止しカップ収容
枠18と同一面を形成する。
【0022】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図5に示すように、車両の車室内に
設けられたコンソールボックス11の前縁には傾斜面1
1aが形成される。この傾斜面11aの一部に凹部11
b(図2)が形成され、この凹部11bにはカップハウ
ジング12が埋込まれる。カップハウジング12は上部
から下部にかけて傾斜した端縁が形成された左右の側板
12a,12bと、これらの側板12a,12bを連結
する底板12cとを有する。左右の側板12a,12b
の上部にそれぞれ設けられた一対の通孔12d,12d
にはシャフト13が挿通される(図3及び図4)。シャ
フト13の先端近傍には凹溝13aが形成され、シャフ
ト13aを通孔12d,12dに挿通後シャフト13の
抜け止めのため、平座金14を介してE型止め輪16が
凹溝13aに係止される。またハウジング12の背面に
は左右の側板12a,12bを連結する背板12eが設
けられ、背板12eのハウジング12内側中央には鉛直
方向にリブ12fが設けられる。リブ12fの上端には
2個の係止孔17a,17bを有するプレート17が固
着され、ハウジング12の一対の通孔12d,12dの
近傍にはハウジング12内に向って一対のストッパ12
g,12gが突設される(図3)。
【0023】シャフト13には略コ字状に形成されたカ
ップ収容枠18が枢支され、カップ収容枠18はハウジ
ング12の左右の側板12a,12bの傾斜した端縁に
沿って形成された傾斜部18a,18bとカップ19を
挿入可能な開口部18cとを有する。カップ19はこの
例では飲料水入り缶である。またシャフト13には蓋体
21が開口部18cを閉止可能に枢支される。蓋体21
は閉止状態で収容枠18と同一面を形成するように構成
される(図3及び図5)。一方の側板12bには収容枠
18及び蓋体21にそれぞれ係合する回転子23が回転
可能に取付けられる。この例では側板12bにダンパ2
2が固着され、このダンパ22に支軸22aが回転可能
に取付けられる。支軸22aはダンパ22からハウジン
グ12内に突設し、その突出端には歯車からなる回転子
23が固着される。ダンパ22は内部にオイルが封入さ
れ、支軸22aの回転に対して制動力を与えるようにな
っている。収容枠18及び蓋体19の回転方向が互いに
反対方向になるように、回転子23は収容枠18の弧状
歯24及び蓋体21の弧状歯26にそれぞれ噛合して設
けられる。弧状歯24は収容枠18の傾斜部18bに設
けられたリブ18dに固着され、弧状歯26は蓋体21
の側板21aから突出した突出片21cに固着される。
【0024】シャフト13には第1ねじりコイルばね3
1が嵌入される。このばね31の一端31aは収容枠1
8の小孔18eに係止され、ばね31の他端31bはプ
レート17に設けられた係止孔17aに係止される(図
4)。第1ねじりコイルばね31の弾性力により収容枠
18は図1の実線矢印の方向にはね上げられ、ほぼ水平
状態まではね上げられた位置で、収容枠18はハウジン
グ12の側板12a,12bに設けられたストッパ12
g,12gに当接するように構成される(図3)。また
シャフト13には第2ねじりコイルばね32が嵌入され
る。このばね32の一端32aは蓋体21の小孔21b
に係止され、ばね32の他端32bはプレート17に設
けられた係止孔17bに係止される(図4)。第2ねじ
りコイルばね32の弾性力により蓋体21は図1の破線
矢印の方向に押込まれる。
【0025】ロック手段27はハウジング12の底板1
2cに取付けられたラッチ28と、収容枠18に設けら
れたフック18fとにより構成される。このラッチ28
には公知のラッチ(例えば実開昭61−163870)
が用いられる。ラッチ28はハウジング12の底板12
cの前端中央に設けられた角孔12hに挿着され、ラッ
チ28内にはフック28aが設けられる。収容枠18の
前端中央には押下げた状態でラッチ28に対向するフッ
ク18fが突設される(図2)。この例ではロック手段
27は収容枠18を水平状態から押下げてフック18f
をラッチ28に一度押込むと、収容枠18を閉止状態で
ロックし、この状態から収容枠18をもう一度押込む
と、収容枠18のロックを解除するようになっている。
【0026】このように構成された車両用カップホルダ
の使用時及び不使用時の操作方法を説明する。カップホ
ルダを使用するときには、図2に示すカップ収容枠18
の前端中央を一度押込む。フック18fがラッチ28内
のフック28aから外れ、収容枠18が第1ねじりコイ
ルばね31の弾性力により図1の実線矢印の方向にダン
パ22の制動力に抗してゆっくりはね上がる。弧状歯2
4の回転が回転子23を介して弧状歯26に伝達され、
第2ねじりコイルばね32の弾性力も加わって蓋体21
が破線矢印の方向に押込まれる。収容枠18がほぼ水平
状態まではね上がると、収容枠18がカップハウジング
12の左右のストッパ12g,12gに当接して停止
し、蓋体21もほぼ鉛直状態で同時に停止する。この状
態で収容枠18の開口部18cにカップ19を挿入し底
板12cの上に置く。
【0027】またカップホルダを使用しないときには、
収容枠18の前端中央をばね31,32の弾性力及びダ
ンパ22の制動力に抗して押下げる。カップホルダの使
用時と同様に、蓋体21が収容枠18の回転に連動して
収容枠18の回転方向とは反対方向に回転する。収容枠
18に固着されたフック18fをラッチ28内に挿入し
てラッチ28aに係止すると、蓋体21が収容枠18の
開口部18cを閉止して蓋体21は収容枠18と同一面
を形成する。この結果、収容枠18と蓋体21の外面は
その周囲のコンソールボックス11の傾斜面11aとほ
ぼ同一になり、不使用時のカップホルダはコンソールボ
ックス11に融合しその見栄えは損われない。
【0028】このような極めて簡単な操作でカップホル
ダの使用状態と不使用状態を素早く切換えることができ
る。またカップホルダはコンソールボックス11の傾斜
面を含む僅かなスペースを利用しているので、コンソー
ルボックス11の収納容積を狭めることはない。更に第
2ねじりコイルばね32は弧状歯24、回転子23及び
弧状歯26の噛合時のバックラッシュによる蓋体21の
がたつきを防止するので、車両の振動等により異音を発
生しない。
【0029】なお、実施例ではカップホルダをコンソー
ルボックスに設けたが、これは一例であってインストル
メントパネルその他の場所に設けてもよい。また、カッ
プ収容枠をはね上げる第1ねじりコイルばねと蓋体を押
込む第2ねじりコイルばねの双方をシャフトに嵌入した
が、これに限らず第1ねじりコイルばねと第2ねじりコ
イルばねのどちらか一方のみをシャフトに嵌入し他方は
用いなくてもよい。また、回転子23を一方の側板12
bに回転可能に取付けたが、回転子23を他方の側板1
2a又は双方の側板12a,12bに回転可能に取付け
てもよい。またロック手段としてワンタッチ式のものを
例示したが、他の形式のロック手段を用いることもでき
る。更に、カップ収容枠の急激なはね上げ防止のため
に、回転子の支軸をダンパに回転可能に取付けたがダン
パを用いなくてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
ップホルダの使用時にロック手段を解除すると、ばね手
段及び回転子により自動的にカップ収容枠がはね上がっ
て蓋体が押込まれるため、簡単な操作でカップ収容枠の
開口部にカップを収容することができる。またカップホ
ルダを使用しないときには水平状態のカップ収容枠を押
下げると、カップ収容枠の開口部が蓋体により閉止され
更にカップ収容枠がロック手段によりロックされる。こ
れにより不使用時の操作も簡単である上、カップホルダ
の不使用状態ではカップ収容枠及び蓋体の外面がほぼ同
一になるので、カップホルダの見栄えを損うことはな
い。更に本発明のカップホルダは傾斜面を有する僅かな
スペースがあれば取付けることができるので、被取付体
に特別のスペースを設けることを要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の車両用カップホルダの使用状
態を示す縦断面図。
【図2】その収容枠及び蓋体の閉止状態を示す縦断面
図。
【図3】カップホルダの分解斜視図。
【図4】図2のA−A線断面図。
【図5】そのカップホルダを含むコンソールボックスの
要部斜視図。
【図6】従来例を示す図5に対応する要部斜視図。
【符号の説明】
12 カップハウジング 12a,12b 側板 12c 底板 13 シャフト 18 カップ収容枠 18a,18b 傾斜部 18c 開口部 19 カップ 21 蓋体 23 回転子 27 ロック手段 31 第1ねじりコイルばね(ばね手段) 32 第2ねじりコイルばね(ばね手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側板(12a,12b)とこれらの側板を
    連結する底板(12c)とを有するカップハウジング(12)
    と、前記ハウジング(12)に枢支され上部から下部にかけ
    て傾斜した傾斜部(18a,18b)とカップ(19)を挿入可能な
    開口部(18c)とを有するカップ収容枠(18)と、前記ハウ
    ジング(12)に前記開口部(18c)を閉止可能に枢支され閉
    止状態で前記収容枠(18)と同一面を形成する蓋体(21)
    と、前記側板(12a,12b)のいずれか一方又は双方に回転
    可能に取付けられ前記収容枠(18)及び前記蓋体(21)のそ
    れぞれの回転方向が互いに反対方向となるように前記収
    容枠(18)及び前記蓋体(21)に係合する回転子(23)と、前
    記収容枠(18)をほぼ水平状態まではね上げ前記蓋体(21)
    をほぼ鉛直状態まで押込むばね手段(31,32)と、前記ば
    ね手段(31,32)の弾性力に抗して前記収容枠(18)及び前
    記蓋体(21)を前記閉止状態で離脱可能にロックするロッ
    ク手段(27)とを備えた車両用カップホルダ。
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