JP2609691B2 - 同期形リニアモータ式搬送装置 - Google Patents

同期形リニアモータ式搬送装置

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JP2609691B2
JP2609691B2 JP63184505A JP18450588A JP2609691B2 JP 2609691 B2 JP2609691 B2 JP 2609691B2 JP 63184505 A JP63184505 A JP 63184505A JP 18450588 A JP18450588 A JP 18450588A JP 2609691 B2 JP2609691 B2 JP 2609691B2
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成夫 楠
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、同期形リニアモータ式搬送装置に関する。
(従来の技術) リニアモータでベルト状のものを運転する方式は「産
業用リニアモータ」山田一著工業調査会(1981)の95頁
に示されるようなバンドソーや97頁に示されている2次
導体分割形コンベア装置がある。
これらのものは、リニアモータが誘導形で可動子とし
ての二次側の金属ベルトに巻線を有する固定子の磁束に
より誘起される電流と固定子の磁束の作用によって、二
次側の金属ベルトが固定子の進行磁界の方向に移動する
ようになっている。したがって、固定子の進行磁界の方
向を変更すると、金属ベルトの回転方向も変わる。この
金属ベルトは、銅等の導電性の金属板でできている。ま
た、二次導体を分割して並べて三次元方向に自由に屈曲
できないようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の銅板等の金属板によるベルトでは、金
属板の剛性のため両端のプーリの径を小さくすることが
できない。また、金属板をあまり薄くすると、二次側の
抵抗が増大し、ベルトの速度が低下する。
このためプーリ装置全体が寸法的に大きくなるという
欠点があった。また、二次導体分割形でも金属板のた
め、ある程度の曲率を必要とした。
さらに、銅板を使用する場合は、誘導形リニアモータ
となるため、すべりが発生し金属ベルトの速度が一定で
ないという問題点もあった。
したがって、本発明の目的は、プーリ径の小さなリニ
ア方式のベルト駆動システムを開発し、かつベルトの速
度が常に一定であるような同期形リニアモータ式搬送装
置を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) そこで、上記目的を達成するために本発明は、固定子
と、この固定子と所定の間隔を保持するよう設けられ、
柔軟性を有するベルト状の永久磁石から成る可動子と、
この可動子が回転するようその両端に設けられたプーリ
とを備えた同期形リニアモータ式搬送装置を提供する。
(作用) このように構成された同期形リニアモータ式搬送装置
においては、柔軟性を有した永久磁石、例えばプラスチ
ック磁石やゴム磁石等をベルト状にすることにより、プ
ーリサイズの小さくすることができる。また、二次導体
は着磁され、永久磁石となっているので、同期形リニア
モータと同様な状態になり、固定子と可動子による進行
磁界の速度が一致して誘導形リニアモータのようなすべ
りは発生しない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図を用いて説明する。
第1図に示すように、同期形リニアモータ式搬送装置
は、固定子1と、二次導体となっているプラスチック磁
石あるいはゴム磁石の可動子としてのベルト2から成っ
ており、このベルト2は両側をプーリ3で支持されてい
る。
このように構成されたものにおいては、固定子1を励
磁することにより、固定子1に進行磁界が発生する。こ
の磁界と二次側であるベルト2中の磁石が作用して、ベ
ルト2は進行磁界の方向に移動する。また、ベルト2は
従来の金属ベルトと比較して剛性が小さいため、ベルト
2の両端近傍のプーリ3の径を金属ベルトの場合により
小さくすることができる。このため、装置のサイズも小
さくなる。
また、二次側が永久磁石でできているため、固定子1
が発生する進行磁界との相互作用において、すべりを生
じない。
このため、ベルト2の速度は固定子1の周波数により
決定され、周波数が一定であれば、ベルト2はすべりを
生じないので、速度は一定となる。
以上述べたように、本実施例においては、二次側とし
てプラスチックやゴム等から成る磁石を使用したので、
剛性が金属より小さくプーリの径を小さくでき装置全体
が小形化されるという利点を有する。
また、二次側から永久磁石のベルトを使用しているた
め同期形リニアモータとなるベルトの速度が励磁の周波
数を変えない限り一定である。
したがって、周波数を変化させることにより、速度調
整が容易にできるという利点を有する。
(他の実施例) 次に、第2図乃至第5図を用いて、本発明の他の実施
例について説明する。
第2図に示すように、励磁される固定子が両側になく
片側のみであってもよい。
また、第3図に示されるように励磁される固定子が片
側のみでベルトを挟んで固定子と相対する位置に鉄心4
のみを置いても同様な効果が得られる。
第4図及び第5図に示すように、複数個であってもよ
いし、また、所定の間隔をあけて設置位置を変化させる
こともできる。
さらに、ベルトによるすべりが発生しないように、プ
ーリを歯車方式として、ベルトにも凸凹を設けて、すべ
りの発生を防止する構造としてもよい。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、装置が小形化さ
れかつベルトの速度が負荷によって変動しない。
また、速度制御は周波数を変化させることにより精度
よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概要構成図、第2図乃
至第5図は、本発明の他の実施例を示す概要構成図であ
る。 1……固定子,2……ベルト,3……プーリ,4……鉄心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−41465(JP,A) 実開 昭60−117314(JP,U) 実開 平2−55616(JP,U) 実開 平2−69614(JP,U) 特公 昭46−20527(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子と、この固定子と所定の間隔を保持
    するよう設けられ、柔軟性を有するベルト状の永久磁石
    から成る可動子と、この可動子が回動するようその両端
    に設けられたプーリとを具備したことを特徴とする同期
    形リニアモータ式搬送装置。
JP63184505A 1988-07-26 1988-07-26 同期形リニアモータ式搬送装置 Expired - Lifetime JP2609691B2 (ja)

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WO2018073880A1 (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 弘次 須山 新型モーター 発電機、新型エンジン、新型タービン、新型リニア

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