JP2609385B2 - アジドを含まないガス発生組成物 - Google Patents
アジドを含まないガス発生組成物Info
- Publication number
- JP2609385B2 JP2609385B2 JP3276035A JP27603591A JP2609385B2 JP 2609385 B2 JP2609385 B2 JP 2609385B2 JP 3276035 A JP3276035 A JP 3276035A JP 27603591 A JP27603591 A JP 27603591A JP 2609385 B2 JP2609385 B2 JP 2609385B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- slag
- forming
- concentration
- aminotetrazole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C06—EXPLOSIVES; MATCHES
- C06B—EXPLOSIVES OR THERMIC COMPOSITIONS; MANUFACTURE THEREOF; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS EXPLOSIVES
- C06B35/00—Compositions containing a metal azide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C06—EXPLOSIVES; MATCHES
- C06D—MEANS FOR GENERATING SMOKE OR MIST; GAS-ATTACK COMPOSITIONS; GENERATION OF GAS FOR BLASTING OR PROPULSION (CHEMICAL PART)
- C06D5/00—Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets
- C06D5/06—Generation of pressure gas, e.g. for blasting cartridges, starting cartridges, rockets by reaction of two or more solids
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Air Bags (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路上(over-the-roa
d) の乗物の乗員拘束装置(occupant restraint device
s)を膨らませるためのガス発生組成物に関するものであ
る。
d) の乗物の乗員拘束装置(occupant restraint device
s)を膨らませるためのガス発生組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び課題】道路上の乗物の乗員拘束装置を
膨らませるためのガス発生組成物については長年、世界
中で開発されており、それについて多数の特許が認めら
れている。膨張ガス(inflating gases) の毒性について
は厳しい要求があるため、現在使用されているガス発生
剤の殆どは無機アジド、特にナトリウムアジドに基づく
ものである。このような公知のナトリウムアジド−ガス
発生剤の一つの利点は、固体の燃焼生成物が通常、スラ
グ(slag)または "クリンカー (clinkers)"であり、これ
は容易にろ過され、比較的清浄なガスになることであ
る。ガスを膨張の目的に使用する場合、特に自動車の乗
員拘束袋(occupant restraint bag)の膨張の際のように
ガスを濾過しなければならない場合は、ガス発生剤がス
ラグ形成能力を持つことは大きな利点となる。
膨らませるためのガス発生組成物については長年、世界
中で開発されており、それについて多数の特許が認めら
れている。膨張ガス(inflating gases) の毒性について
は厳しい要求があるため、現在使用されているガス発生
剤の殆どは無機アジド、特にナトリウムアジドに基づく
ものである。このような公知のナトリウムアジド−ガス
発生剤の一つの利点は、固体の燃焼生成物が通常、スラ
グ(slag)または "クリンカー (clinkers)"であり、これ
は容易にろ過され、比較的清浄なガスになることであ
る。ガスを膨張の目的に使用する場合、特に自動車の乗
員拘束袋(occupant restraint bag)の膨張の際のように
ガスを濾過しなければならない場合は、ガス発生剤がス
ラグ形成能力を持つことは大きな利点となる。
【0003】しかしながら、実際にナトリウムアジド又
は他のアジドを使用すると特別の出費になり、また排ア
ジド(unfired azides)が極端な毒性を有するためにガス
発生剤の製造上、危険である。さらに、潜在的な危険及
び排膨張装置(unfired inflation devices) に曝される
問題を考慮しなければならない。このように、非アジド
系ガス発生剤は、アジド系ガス発生剤よりも毒性関連の
理由で、かなり有利である。
は他のアジドを使用すると特別の出費になり、また排ア
ジド(unfired azides)が極端な毒性を有するためにガス
発生剤の製造上、危険である。さらに、潜在的な危険及
び排膨張装置(unfired inflation devices) に曝される
問題を考慮しなければならない。このように、非アジド
系ガス発生剤は、アジド系ガス発生剤よりも毒性関連の
理由で、かなり有利である。
【0004】非アジド系ガス発生剤を用いるときに解決
すべき基本的な課題は、アジド系ガス発生剤の燃焼温度
が相対的に低いので、非アジド系よりもナトリウムアジ
ドからのスラグ状のガス発生剤を考えることの方が容易
なことである。例えばナトリウムアジド/酸化鉄−スラ
グ型発生剤の燃焼温度は 969℃(1776°F)であるが、公
知の非アジド系スラグ型発生剤の燃焼温度は1818℃ (33
04°F)である。さらに、非アジド系ガス発生剤から生成
することが予測される多くの一般的な固体の燃焼生成物
は、燃焼温度で液体であり、ガス流から濾過して分離す
るのが困難である。例えば、炭酸ナトリウムは 891℃で
溶融し、珪酸ナトリウムは約1100℃で溶融する。
すべき基本的な課題は、アジド系ガス発生剤の燃焼温度
が相対的に低いので、非アジド系よりもナトリウムアジ
ドからのスラグ状のガス発生剤を考えることの方が容易
なことである。例えばナトリウムアジド/酸化鉄−スラ
グ型発生剤の燃焼温度は 969℃(1776°F)であるが、公
知の非アジド系スラグ型発生剤の燃焼温度は1818℃ (33
04°F)である。さらに、非アジド系ガス発生剤から生成
することが予測される多くの一般的な固体の燃焼生成物
は、燃焼温度で液体であり、ガス流から濾過して分離す
るのが困難である。例えば、炭酸ナトリウムは 891℃で
溶融し、珪酸ナトリウムは約1100℃で溶融する。
【0005】高い燃焼温度及び高いガス流速において結
合する固体の燃焼生成物が生成するためには、物質を特
別に組み合わせることが必要である。非アジド系ガス発
生剤についての初期の試みでは、半固体の燃焼生成物が
得られ、それは濾過が困難であった。燃焼温度において
液体の燃焼生成物は液状生成物がフィルターに浸透しフ
ィルターを詰まらせるので、うまく濾過するには液状生
成物が固化するまで冷却しなければならないことがわか
った。また、液状の燃焼生成物を冷却することによっ
て、ガスが冷却されることになり、多くのガス発生剤が
必要になることがわかった。冷却されたガスは膨張の目
的、特にアスピレーター(aspirator)方式には相対的に
効率が悪い。その代わりにガス発生剤を追加すると、大
きな燃焼室に加えて、もっと冷却すること及び追加のフ
ィルターが必要になる。
合する固体の燃焼生成物が生成するためには、物質を特
別に組み合わせることが必要である。非アジド系ガス発
生剤についての初期の試みでは、半固体の燃焼生成物が
得られ、それは濾過が困難であった。燃焼温度において
液体の燃焼生成物は液状生成物がフィルターに浸透しフ
ィルターを詰まらせるので、うまく濾過するには液状生
成物が固化するまで冷却しなければならないことがわか
った。また、液状の燃焼生成物を冷却することによっ
て、ガスが冷却されることになり、多くのガス発生剤が
必要になることがわかった。冷却されたガスは膨張の目
的、特にアスピレーター(aspirator)方式には相対的に
効率が悪い。その代わりにガス発生剤を追加すると、大
きな燃焼室に加えて、もっと冷却すること及び追加のフ
ィルターが必要になる。
【0006】上記の問題点は本発明によって解決され
る。本発明は固体の燃焼生成物を生じる多くの型の非ア
ジド系ガス発生剤を開示するものであり、固体の燃焼生
成物は非アジド系ガス発生剤よりも相対的に高い燃焼温
度でスラグ又はクリンカーを形成する。ここで開示する
ガス発生剤によれば、簡単で相対的に安価なフィルター
を使用することができ、このフィルターはガスをほとん
ど冷却せず、アスピレーター方式(aspirated system)で
ポンピング(pumping) が良好となる。総合すると、これ
らのファクターによって、簡単で、安価で、より小さな
エァーバッグ膨張システムが得られる。
る。本発明は固体の燃焼生成物を生じる多くの型の非ア
ジド系ガス発生剤を開示するものであり、固体の燃焼生
成物は非アジド系ガス発生剤よりも相対的に高い燃焼温
度でスラグ又はクリンカーを形成する。ここで開示する
ガス発生剤によれば、簡単で相対的に安価なフィルター
を使用することができ、このフィルターはガスをほとん
ど冷却せず、アスピレーター方式(aspirated system)で
ポンピング(pumping) が良好となる。総合すると、これ
らのファクターによって、簡単で、安価で、より小さな
エァーバッグ膨張システムが得られる。
【0007】本発明の主題に関連した従来技術としては
例えば、欧州特許第 0-055-547号公報、名称が "窒素を
発生する固体組成物、それからの窒素の発生、及びそれ
によるガス袋の膨張" がある。この特許は、水素を含ま
ないテトラゾール化合物のアルカリ又はアルカリ土類金
属塩、及び酸化剤の硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウ
ム、亜硝酸カリウム又はアルカリ土類金属亜硝酸塩を用
いることを記載している。またフィルターのデザイン
(設計)としては、粒子を捕らえるために粘性のある表
面にしたファイバーグラス繊維を利用するものを開示し
ている。このフィルターは燃焼固体を冷却し、凝縮させ
る層を持っている。その開示及びガス発生組成物の性質
から、生成した固体はスラグを形成せず、濾過が困難な
ことは明らかである。
例えば、欧州特許第 0-055-547号公報、名称が "窒素を
発生する固体組成物、それからの窒素の発生、及びそれ
によるガス袋の膨張" がある。この特許は、水素を含ま
ないテトラゾール化合物のアルカリ又はアルカリ土類金
属塩、及び酸化剤の硝酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウ
ム、亜硝酸カリウム又はアルカリ土類金属亜硝酸塩を用
いることを記載している。またフィルターのデザイン
(設計)としては、粒子を捕らえるために粘性のある表
面にしたファイバーグラス繊維を利用するものを開示し
ている。このフィルターは燃焼固体を冷却し、凝縮させ
る層を持っている。その開示及びガス発生組成物の性質
から、生成した固体はスラグを形成せず、濾過が困難な
ことは明らかである。
【0008】欧州特許第 0-055-904号公報、名称が "ア
ジドを含まない窒素ガス発生組成物、それからの窒素の
発生、及びそれによるガス袋の膨張" は粒子を捕獲する
ためのフィルターを記載している。酸素を含まない酸化
剤が使用され、スラグの生成については記載されていな
い。
ジドを含まない窒素ガス発生組成物、それからの窒素の
発生、及びそれによるガス袋の膨張" は粒子を捕獲する
ためのフィルターを記載している。酸素を含まない酸化
剤が使用され、スラグの生成については記載されていな
い。
【0009】ドイツ特許第 2-004-620号公報は、硝酸バ
リウム又は硝酸カリウムのような酸化剤を使用して酸化
されるジテトラゾール及びアゾテトラゾールの有機塩
(アミノグァニジン) の組成物について開示している。
しかしながら、スラグを生成する組成物については記載
されていない。
リウム又は硝酸カリウムのような酸化剤を使用して酸化
されるジテトラゾール及びアゾテトラゾールの有機塩
(アミノグァニジン) の組成物について開示している。
しかしながら、スラグを生成する組成物については記載
されていない。
【0010】米国特許第3,947,300 号明細書、名称 "非
毒性推進(Propellant)ガス" は実用的な無水の酸化剤で
酸化され得るアルカリ又はアルカリ土類金属アジドの使
用を開示している。成分の割合は、 "できるだけ低い融
点又は軟化点" ( 2 欄62〜63行及び 4欄67〜68行) を持
つガラス状シリケートが確実に生成するよう選択され
る。これらのシリケートは高温システムでは濾過するの
が非常に困難である。
毒性推進(Propellant)ガス" は実用的な無水の酸化剤で
酸化され得るアルカリ又はアルカリ土類金属アジドの使
用を開示している。成分の割合は、 "できるだけ低い融
点又は軟化点" ( 2 欄62〜63行及び 4欄67〜68行) を持
つガラス状シリケートが確実に生成するよう選択され
る。これらのシリケートは高温システムでは濾過するの
が非常に困難である。
【0011】米国特許第4,376,002 号明細書、名称 "多
成分ガス発生器" はナトリウムアジド及び金属酸化物
(Fe2O3)の使用を教示している。金属酸化物は次の式に
示すようにナトリウムアジドを酸化ナトリウムに変える
酸化剤として機能する。: 6 NaN3 + Fe2O3 → 3 Na2O +2 Fe + 9 N2 又は 4 NaN3 + Fe2O3 → 2 Na2O + Fe + FeO + 6 N2 酸化ナトリウムは、それから次に示すように FeOと反応
してナトリウムフェライトを生成し、又は (もし存在し
ていれば) 二酸化珪素と反応してナトリウムシリケート
を生成し、又は酸化アルミニウムと反応してナトリウム
シリケートを生成する。 Na2O + 2 FeO → 2 NaFeO2 (融点(MP) = 1347 ℃ ) Na2O + SiO2 → Na2SiO3 ( 融点 = 1088 ℃ ) 又は 2 Na2O + SiO2 → Na4SiO4 ( 融点 = 1018 ℃
) Na2O + AL2O3 → 2 NaAlO2 ( 融点 = 1650 ℃ ) しかしながら、上記の反応生成物はこの発明で記載され
ている組成物の燃焼温度以下の温度で溶融するため濾過
が困難である。
成分ガス発生器" はナトリウムアジド及び金属酸化物
(Fe2O3)の使用を教示している。金属酸化物は次の式に
示すようにナトリウムアジドを酸化ナトリウムに変える
酸化剤として機能する。: 6 NaN3 + Fe2O3 → 3 Na2O +2 Fe + 9 N2 又は 4 NaN3 + Fe2O3 → 2 Na2O + Fe + FeO + 6 N2 酸化ナトリウムは、それから次に示すように FeOと反応
してナトリウムフェライトを生成し、又は (もし存在し
ていれば) 二酸化珪素と反応してナトリウムシリケート
を生成し、又は酸化アルミニウムと反応してナトリウム
シリケートを生成する。 Na2O + 2 FeO → 2 NaFeO2 (融点(MP) = 1347 ℃ ) Na2O + SiO2 → Na2SiO3 ( 融点 = 1088 ℃ ) 又は 2 Na2O + SiO2 → Na4SiO4 ( 融点 = 1018 ℃
) Na2O + AL2O3 → 2 NaAlO2 ( 融点 = 1650 ℃ ) しかしながら、上記の反応生成物はこの発明で記載され
ている組成物の燃焼温度以下の温度で溶融するため濾過
が困難である。
【0012】米国特許第4,931,112 号明細書、名称 "ニ
トロトリアゾロンを含むガス発生組成物" はアルカリ金
属 (ナトリウムを除く) の硝酸塩または亜硝酸塩、及び
アルカリ土類金属、カルシウム、ストロンチウム又はバ
リウムと組み合わせてニトロトリアゾロン(NTO)を使用
することを開示している。しかしながら、この特許で教
示されている組成物は有用な固体クリンカーを生成する
ことができない。例えば、実施例2の二つの組成物は異
なった割合の NTOと硝酸ストロンチウムからなり、低温
スラグ生成物質が存在しないので、燃焼すると酸化スト
ロンチウムと炭酸ストロンチウムの微粉が生成する。 N
TOと硝酸カリウムの混合物を利用するクレームの組成物
は、燃焼温度で液体である炭酸ナトリウムが生成し、高
温スラグ生成物質が存在しないので、同様に有用な固体
クリンカーが生成しない。過剰の二酸化炭素によって金
属酸化物は水酸化物よりも炭酸塩に変わるので、この明
細書で述べられている水酸化物はほとんど生成しない。
たとえ水酸化物が生成したとしても、それはクリンカー
の生成を促進する悪い型のスラグ生成物質であろうと思
われる。
トロトリアゾロンを含むガス発生組成物" はアルカリ金
属 (ナトリウムを除く) の硝酸塩または亜硝酸塩、及び
アルカリ土類金属、カルシウム、ストロンチウム又はバ
リウムと組み合わせてニトロトリアゾロン(NTO)を使用
することを開示している。しかしながら、この特許で教
示されている組成物は有用な固体クリンカーを生成する
ことができない。例えば、実施例2の二つの組成物は異
なった割合の NTOと硝酸ストロンチウムからなり、低温
スラグ生成物質が存在しないので、燃焼すると酸化スト
ロンチウムと炭酸ストロンチウムの微粉が生成する。 N
TOと硝酸カリウムの混合物を利用するクレームの組成物
は、燃焼温度で液体である炭酸ナトリウムが生成し、高
温スラグ生成物質が存在しないので、同様に有用な固体
クリンカーが生成しない。過剰の二酸化炭素によって金
属酸化物は水酸化物よりも炭酸塩に変わるので、この明
細書で述べられている水酸化物はほとんど生成しない。
たとえ水酸化物が生成したとしても、それはクリンカー
の生成を促進する悪い型のスラグ生成物質であろうと思
われる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の新規な非アジド
−ガス発生剤組成物の利点は、固体燃焼生成物が生成ガ
スから容易に濾過されることである。非アジド系ガス発
生剤は燃料及び窒素源としてテトラゾール又はテトラゾ
ール塩を使用する。本発明の特有の要件は、新規な酸化
剤と添加剤を使用することによって、固体燃焼生成物が
生成し、それが結合して容易に濾過可能なスラグやクリ
ンカーになる点である。
−ガス発生剤組成物の利点は、固体燃焼生成物が生成ガ
スから容易に濾過されることである。非アジド系ガス発
生剤は燃料及び窒素源としてテトラゾール又はテトラゾ
ール塩を使用する。本発明の特有の要件は、新規な酸化
剤と添加剤を使用することによって、固体燃焼生成物が
生成し、それが結合して容易に濾過可能なスラグやクリ
ンカーになる点である。
【0014】また、本発明のガス発生剤は従来の乗員拘
束ガス発生剤(occupant restraint gas generants)と比
較して、ガスを比較的高い収率 (ガス発生剤 1モルあた
りのガスのモル数) で与える。
束ガス発生剤(occupant restraint gas generants)と比
較して、ガスを比較的高い収率 (ガス発生剤 1モルあた
りのガスのモル数) で与える。
【0015】固体粒子物質を含まない膨張ガスを急速に
製造する能力は自動車の乗員拘束(occupant restraint)
システムに要求されているので、比較的非毒性の固体で
さえ低いレベルに抑えなければならない。もし大きく高
価なフィルターが使用し得るならば、ほとんどいかなる
ガス−固体混合物も濾過して清浄なガスを製造すること
ができるだろう。しかしながら、自動車の乗員拘束シス
テムではフィルターのサイズ及びコストを縮小(minimiz
ed) しなければならない。この目的を達成する最も良い
方法は、結合して大きく容易に濾過される "クリンカ
ー" やスラグになるような固体の燃焼生成物を作ること
である。
製造する能力は自動車の乗員拘束(occupant restraint)
システムに要求されているので、比較的非毒性の固体で
さえ低いレベルに抑えなければならない。もし大きく高
価なフィルターが使用し得るならば、ほとんどいかなる
ガス−固体混合物も濾過して清浄なガスを製造すること
ができるだろう。しかしながら、自動車の乗員拘束シス
テムではフィルターのサイズ及びコストを縮小(minimiz
ed) しなければならない。この目的を達成する最も良い
方法は、結合して大きく容易に濾過される "クリンカ
ー" やスラグになるような固体の燃焼生成物を作ること
である。
【0016】燃焼生成物の濾過特性を改良するために、
成分の多くの組合せが使用し得る。しかしながら、実際
的な応用にあたってはほとんどの場合、スラグ生成能
力、燃焼速度、ガス生成、ガス品質、ペレット生成特
性、及びその他のプロセス要因の望ましい組合せを得る
には妥協する必要がある。
成分の多くの組合せが使用し得る。しかしながら、実際
的な応用にあたってはほとんどの場合、スラグ生成能
力、燃焼速度、ガス生成、ガス品質、ペレット生成特
性、及びその他のプロセス要因の望ましい組合せを得る
には妥協する必要がある。
【0017】本発明においては、膨張の目的に有用なガ
スと、容易に濾過される固体生成物を形成する、物質の
いくつかの組合せが見い出された。このような物質は、
燃料、酸化剤、高温スラグ生成物質、及び低温スラグ生
成物質に分類される。ある物質は下記の一以上のカテゴ
リーの働きをすることができるが、各々のカテゴリーで
特定される物質が少なくとも一つ、混合物中に含まれる
ことが重要である。
スと、容易に濾過される固体生成物を形成する、物質の
いくつかの組合せが見い出された。このような物質は、
燃料、酸化剤、高温スラグ生成物質、及び低温スラグ生
成物質に分類される。ある物質は下記の一以上のカテゴ
リーの働きをすることができるが、各々のカテゴリーで
特定される物質が少なくとも一つ、混合物中に含まれる
ことが重要である。
【0018】乗員拘束装置のガス発生用の燃料を考える
にあたり、燃料の窒素含量を最大にすること及び燃料の
炭素及び水素の含量を適当な値に調節することが望まし
い。炭素及び水素は、比較的非毒性のガスである二酸化
炭素及び水に酸化されるけれども、このプロセスで大量
の熱が発生する。
にあたり、燃料の窒素含量を最大にすること及び燃料の
炭素及び水素の含量を適当な値に調節することが望まし
い。炭素及び水素は、比較的非毒性のガスである二酸化
炭素及び水に酸化されるけれども、このプロセスで大量
の熱が発生する。
【0019】1,2,4-トリアゾール-5- オン又は3-ニトロ
-1,2,4- トリアゾール-5- オン及びこれらの化合物の金
属塩と同様、アミノテトラゾール、テトラゾール、バイ
テトラゾール(bitetrazole) 及びこれらの化合物の金属
塩のようなテトラゾール化合物は特に有用な燃料であ
る。
-1,2,4- トリアゾール-5- オン及びこれらの化合物の金
属塩と同様、アミノテトラゾール、テトラゾール、バイ
テトラゾール(bitetrazole) 及びこれらの化合物の金属
塩のようなテトラゾール化合物は特に有用な燃料であ
る。
【0020】これ等の化合物のある種の金属塩 (アルカ
リ土類金属) が、少なくとも一部分では、高温スラグ形
成物質として機能し得ることに注意すべきである。例え
ば、テトラゾール又はバイテトラゾールのカルシウム塩
は燃焼によって、高温スラグ形成物質として機能する酸
化カルシウムを生成する。マグネシウム、ストロンチウ
ム、バリウム及び、ことによるとセリウムの塩も同様に
作用するであろう。低温スラグ形成物質と組合せれば、
濾過可能なスラグが生成するであろう。アルカリ金属塩
(リチウム、ナトリウム、カリウム)は、燃焼によって
低温で溶融する珪酸塩又は炭酸塩を生ずることができる
ので、少なくとも部分的には、低温スラグ生成物質と考
えられる。
リ土類金属) が、少なくとも一部分では、高温スラグ形
成物質として機能し得ることに注意すべきである。例え
ば、テトラゾール又はバイテトラゾールのカルシウム塩
は燃焼によって、高温スラグ形成物質として機能する酸
化カルシウムを生成する。マグネシウム、ストロンチウ
ム、バリウム及び、ことによるとセリウムの塩も同様に
作用するであろう。低温スラグ形成物質と組合せれば、
濾過可能なスラグが生成するであろう。アルカリ金属塩
(リチウム、ナトリウム、カリウム)は、燃焼によって
低温で溶融する珪酸塩又は炭酸塩を生ずることができる
ので、少なくとも部分的には、低温スラグ生成物質と考
えられる。
【0021】酸化剤はシステム内の酸素の全て又は殆ど
を通常、供給する。しかしながら、反応システムの中に
さらに高温スラグ形成物質を含める方法は好ましい方法
である。アルカリ土類及びセリウムの硝酸塩の殆どは吸
湿性で効率的に使用するのは困難であるが、これらのす
べては高温スラグ生成可能性を有する酸化剤である。ス
トロンチウム及びバリウムの硝酸塩は無水状態で得るの
が容易であり、優れた酸化剤である。アルカリ金属の硝
酸塩、塩素酸塩、及び過塩素酸塩は高温スラグ形成物質
と併用すれば、他の有用な酸化剤になる。
を通常、供給する。しかしながら、反応システムの中に
さらに高温スラグ形成物質を含める方法は好ましい方法
である。アルカリ土類及びセリウムの硝酸塩の殆どは吸
湿性で効率的に使用するのは困難であるが、これらのす
べては高温スラグ生成可能性を有する酸化剤である。ス
トロンチウム及びバリウムの硝酸塩は無水状態で得るの
が容易であり、優れた酸化剤である。アルカリ金属の硝
酸塩、塩素酸塩、及び過塩素酸塩は高温スラグ形成物質
と併用すれば、他の有用な酸化剤になる。
【0022】高温スラグ形成物質として機能する物質
は、燃焼温度又はそれより高い融点を有するか、又は、
分解して燃焼温度又はそれより高い融点を有する物質と
なるものである。アルカリ土類の酸化物、水酸化物、及
びシュウ酸塩は有用な高温スラグ形成物質である。炭酸
マグネシウム及び水酸化マグネシウムは溶融前に分解し
て非常に高融点 (2800℃) の酸化マグネシウムになるの
で、非常に有用な高温スラグ形成物質である。上記のよ
うに、硝酸ストロンチウムのような酸化剤は、高温スラ
グ形成物質及び酸化剤の両方として働き、単位重量あた
りの製造ガス量を増加させるので、特に有用である。
は、燃焼温度又はそれより高い融点を有するか、又は、
分解して燃焼温度又はそれより高い融点を有する物質と
なるものである。アルカリ土類の酸化物、水酸化物、及
びシュウ酸塩は有用な高温スラグ形成物質である。炭酸
マグネシウム及び水酸化マグネシウムは溶融前に分解し
て非常に高融点 (2800℃) の酸化マグネシウムになるの
で、非常に有用な高温スラグ形成物質である。上記のよ
うに、硝酸ストロンチウムのような酸化剤は、高温スラ
グ形成物質及び酸化剤の両方として働き、単位重量あた
りの製造ガス量を増加させるので、特に有用である。
【0023】燃料としての金属塩、例えば5-アミノテト
ラゾール、テトラゾール、又はジテトラゾールのカルシ
ウム又はストロンチウム塩は、酸化剤のように効果的で
はないが高温スラグ形成物質として有用である。
ラゾール、テトラゾール、又はジテトラゾールのカルシ
ウム又はストロンチウム塩は、酸化剤のように効果的で
はないが高温スラグ形成物質として有用である。
【0024】チタニウム、ジルコニウム、及びセリウム
の酸化物のような高融点を有する他の金属酸化物もま
た、有用な高温スラグ形成物質である。
の酸化物のような高融点を有する他の金属酸化物もま
た、有用な高温スラグ形成物質である。
【0025】低温スラグ形成物質として機能する物質
は、燃焼温度又はそれより低い融点を有するか、又は、
燃焼中に燃焼温度又はそれより低い融点を有する物質を
生成するものである。二酸化珪素(SiO2)、酸化硼素(B2O
3)、五酸化バナジウム(V2O5)、珪酸ナトリウム(Na2Si
O3) 、珪酸カリウム(K2SiO3)、炭酸ナトリウム(Na2C
O3)、及び炭酸カリウム(K2CO3) のような化合物は低温
スラグ形成物質の例である。
は、燃焼温度又はそれより低い融点を有するか、又は、
燃焼中に燃焼温度又はそれより低い融点を有する物質を
生成するものである。二酸化珪素(SiO2)、酸化硼素(B2O
3)、五酸化バナジウム(V2O5)、珪酸ナトリウム(Na2Si
O3) 、珪酸カリウム(K2SiO3)、炭酸ナトリウム(Na2C
O3)、及び炭酸カリウム(K2CO3) のような化合物は低温
スラグ形成物質の例である。
【0026】酸化剤又は燃料は、その燃焼中に変換され
得る適当な物質を含んでいれば、低温スラグ形成物質と
して働くことができる。例えば、硝酸ナトリウム又はテ
トラゾールのナトリウム塩は燃焼中に炭酸ナトリウムに
変わり、もし二酸化珪素が共存すれば珪酸ナトリウムに
変わり得る。
得る適当な物質を含んでいれば、低温スラグ形成物質と
して働くことができる。例えば、硝酸ナトリウム又はテ
トラゾールのナトリウム塩は燃焼中に炭酸ナトリウムに
変わり、もし二酸化珪素が共存すれば珪酸ナトリウムに
変わり得る。
【0027】硝酸ストロンチウムが酸化剤と高温スラグ
形成物質の両方に役立つ実施例1のように、燃料又は酸
化剤 (又は両方) と高温スラグ形成物質を一つの材料
(成分) 中にまとめるのが好ましい。この場合には、燃
焼により、酸素及び窒素ガスと同様に高い融点 (2430
℃) を有する酸化ストロンチウム(SrO) が生成する。低
温スラグ形成物質として使用される二酸化珪素は、非常
に細かいサブミクロン粒子から粗い海砂(ground sand)
までの多くの形態で、融点が1500〜1700℃のものが用い
られる。酸化ストロンチウム及び二酸化珪素を組合せる
と、約1580℃の融点を有する珪酸ストロンチウム(SrSiO
3)が生成する。 SrO + SiO2 → SrSiO3
形成物質の両方に役立つ実施例1のように、燃料又は酸
化剤 (又は両方) と高温スラグ形成物質を一つの材料
(成分) 中にまとめるのが好ましい。この場合には、燃
焼により、酸素及び窒素ガスと同様に高い融点 (2430
℃) を有する酸化ストロンチウム(SrO) が生成する。低
温スラグ形成物質として使用される二酸化珪素は、非常
に細かいサブミクロン粒子から粗い海砂(ground sand)
までの多くの形態で、融点が1500〜1700℃のものが用い
られる。酸化ストロンチウム及び二酸化珪素を組合せる
と、約1580℃の融点を有する珪酸ストロンチウム(SrSiO
3)が生成する。 SrO + SiO2 → SrSiO3
【0028】酸化ストロンチウムは同様に二酸化炭素と
反応して、高圧下、約1500℃で溶融する炭酸ストロンチ
ウムを生成する。 SrO + CO2 → SrCO3
反応して、高圧下、約1500℃で溶融する炭酸ストロンチ
ウムを生成する。 SrO + CO2 → SrCO3
【0029】これらの反応のそれぞれの範囲(限界)は
燃焼温度、圧力、各々の成分の粒子サイズ、及び種々の
物質間の接触時間に依存する。
燃焼温度、圧力、各々の成分の粒子サイズ、及び種々の
物質間の接触時間に依存する。
【0030】低温スラグ形成物質の機能は高温固体粒子
を溶解させ、粒子同士を接着することであると信じられ
ている。低温滓(residue) だけであれば、液体であり、
濾過するのが困難である。高温物質だけであれば、細か
い粒子が生成し、これも濾過することが困難である。目
的は、凝集性の塊またはスラグを形成させるために十分
な低温物質を製造することであり、低粘度の液体を作る
ことではない。
を溶解させ、粒子同士を接着することであると信じられ
ている。低温滓(residue) だけであれば、液体であり、
濾過するのが困難である。高温物質だけであれば、細か
い粒子が生成し、これも濾過することが困難である。目
的は、凝集性の塊またはスラグを形成させるために十分
な低温物質を製造することであり、低粘度の液体を作る
ことではない。
【0031】上記で説明したように、本発明の火工性(p
yrotechnic) で、スラグを形成する(slag forming)、ガ
ス発生組成物(gas generating mixture)は、次の物質の
各々を少なくとも一つ含有する。 a. トリアゾール化合物およびトリアゾール化合物の金
属塩と、アミノテトラゾール類、テトラゾール、バイテ
トラゾール(bitetrazole)およびこれらの金属塩からな
るテトラゾール類とからなる群から選ばれる燃料、 b. アルカリ金属、アルカリ土類金属、ランタニド、ア
ンモニウムの硝酸塩及び過塩素酸塩からなる群、又はア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の塩素酸塩及び過酸化物
からなる群から選ばれる酸素含有酸化剤、 c. アルカリ土類金属又は遷移金属の酸化物、水酸化
物、炭酸塩、シュウ酸塩、過酸化物、硝酸塩、塩素酸塩
及び過塩素酸塩からなる群、又はテトラゾール、バイテ
トラゾール及びトリアゾールのアルカリ土類金属塩から
なる群から選ばれる高温のスラグ形成物質、 d. 二酸化珪素、酸化硼素及び五酸化バナジウムからな
る群、又はアルカリ金属の珪酸塩、硼酸塩、炭酸塩、硝
酸塩、過塩素酸塩及び塩素酸塩からなる群、又はテトラ
ゾール、バイテトラゾール及びトリアゾールのアルカリ
金属塩からなる群、又は種々の自然に発生する(natural
ly occurring) 粘土及びタルクからなる群から選ばれる
低温のスラグ形成物質
yrotechnic) で、スラグを形成する(slag forming)、ガ
ス発生組成物(gas generating mixture)は、次の物質の
各々を少なくとも一つ含有する。 a. トリアゾール化合物およびトリアゾール化合物の金
属塩と、アミノテトラゾール類、テトラゾール、バイテ
トラゾール(bitetrazole)およびこれらの金属塩からな
るテトラゾール類とからなる群から選ばれる燃料、 b. アルカリ金属、アルカリ土類金属、ランタニド、ア
ンモニウムの硝酸塩及び過塩素酸塩からなる群、又はア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の塩素酸塩及び過酸化物
からなる群から選ばれる酸素含有酸化剤、 c. アルカリ土類金属又は遷移金属の酸化物、水酸化
物、炭酸塩、シュウ酸塩、過酸化物、硝酸塩、塩素酸塩
及び過塩素酸塩からなる群、又はテトラゾール、バイテ
トラゾール及びトリアゾールのアルカリ土類金属塩から
なる群から選ばれる高温のスラグ形成物質、 d. 二酸化珪素、酸化硼素及び五酸化バナジウムからな
る群、又はアルカリ金属の珪酸塩、硼酸塩、炭酸塩、硝
酸塩、過塩素酸塩及び塩素酸塩からなる群、又はテトラ
ゾール、バイテトラゾール及びトリアゾールのアルカリ
金属塩からなる群、又は種々の自然に発生する(natural
ly occurring) 粘土及びタルクからなる群から選ばれる
低温のスラグ形成物質
【0032】実際上、これらの物質のあるものは置換し
たり、交換することができる。特に燃料と高温スラグ形
成物質の両方は、テトラゾール、バイテトラゾール及び
トリアゾールのアルカリ土類金属からなる群から選んで
もよい。酸素含有酸化剤化合物と高温スラグ形成物質の
両方は、アルカリ土類金属、ランタニドの硝酸塩、過塩
素酸塩、塩素酸塩及び過酸化物からなる群から選ばれる
一種又はそれ以上から構成されるものであってもよい。
燃料及び低温のスラグ形成物質の両方は、テトラゾー
ル、バイテトラゾール及びトリアゾールのアルカリ金属
塩からなる群から選ばれる一種又はそれ以上から構成さ
れるものであってもよい。酸素含有酸化剤及び低温のス
ラグ形成物質の両方は、アルカリ金属の硝酸塩、過塩素
酸塩、塩素酸塩及び過酸化物からなる群から選ばれる一
種又はそれ以上から構成されるものであってもよい。
たり、交換することができる。特に燃料と高温スラグ形
成物質の両方は、テトラゾール、バイテトラゾール及び
トリアゾールのアルカリ土類金属からなる群から選んで
もよい。酸素含有酸化剤化合物と高温スラグ形成物質の
両方は、アルカリ土類金属、ランタニドの硝酸塩、過塩
素酸塩、塩素酸塩及び過酸化物からなる群から選ばれる
一種又はそれ以上から構成されるものであってもよい。
燃料及び低温のスラグ形成物質の両方は、テトラゾー
ル、バイテトラゾール及びトリアゾールのアルカリ金属
塩からなる群から選ばれる一種又はそれ以上から構成さ
れるものであってもよい。酸素含有酸化剤及び低温のス
ラグ形成物質の両方は、アルカリ金属の硝酸塩、過塩素
酸塩、塩素酸塩及び過酸化物からなる群から選ばれる一
種又はそれ以上から構成されるものであってもよい。
【0033】燃料は5-アミノテトラゾールを含んでいて
もよく、その濃度は約22〜約36重量%であり、そのとき
の酸素含有酸化剤及び高温のスラグ形成物質は硝酸スト
ロンチウムで濃度が約38〜約62重量%であり、低温のス
ラグ形成物質は二酸化珪素であり、その濃度が約 2〜約
18重量%である。
もよく、その濃度は約22〜約36重量%であり、そのとき
の酸素含有酸化剤及び高温のスラグ形成物質は硝酸スト
ロンチウムで濃度が約38〜約62重量%であり、低温のス
ラグ形成物質は二酸化珪素であり、その濃度が約 2〜約
18重量%である。
【0034】そのかわりに、燃料及び高温のスラグ形成
物質が5-アミノテトラゾールのストロンチウム塩を含ん
でいてもよく、その濃度が約30〜約50重量%であり、そ
のときの酸素含有酸化剤が硝酸カリウムで濃度が約40〜
約60重量%であり、低温のスラグ形成物質がタルクであ
り、その濃度が約 2〜約10重量%である。タルクは粘土
で置き換えてもよい。
物質が5-アミノテトラゾールのストロンチウム塩を含ん
でいてもよく、その濃度が約30〜約50重量%であり、そ
のときの酸素含有酸化剤が硝酸カリウムで濃度が約40〜
約60重量%であり、低温のスラグ形成物質がタルクであ
り、その濃度が約 2〜約10重量%である。タルクは粘土
で置き換えてもよい。
【0035】他の組合せは、5-アミノテトラゾールを含
み、その濃度は約22〜約36重量%であり、そのときの酸
素含有酸化剤が硝酸ナトリウムで濃度が約30〜約50重量
%であり、高温のスラグ形成物質が炭酸マグネシウム
で、その濃度が約 8〜約30重量%であり、低温のスラグ
形成物質が二酸化珪素で、その濃度が約 2〜約20重量%
である。炭酸マグネシウムは水酸化マグネシウムで置き
換えてもよい。
み、その濃度は約22〜約36重量%であり、そのときの酸
素含有酸化剤が硝酸ナトリウムで濃度が約30〜約50重量
%であり、高温のスラグ形成物質が炭酸マグネシウム
で、その濃度が約 8〜約30重量%であり、低温のスラグ
形成物質が二酸化珪素で、その濃度が約 2〜約20重量%
である。炭酸マグネシウムは水酸化マグネシウムで置き
換えてもよい。
【0036】さらにもう一つの組合せは、5-アミノテト
ラゾールのカリウム塩を約 2〜約30重量%の濃度で含
み、その一部分が燃料として作用し (役立ち) 、一部分
が低温のスラグ形成物質として作用し、約 8〜約40重量
%の濃度で存在する5-アミノテトラゾールがまた燃料と
して作用し、約 2〜約10重量%の濃度で存在する粘土が
一部分、低温のスラグ形成物質として作用し、約40〜約
66重量%の濃度で存在する硝酸ストロンチウムが酸素含
有酸化剤と高温のスラグ形成物質の両方として作用する
ものである。
ラゾールのカリウム塩を約 2〜約30重量%の濃度で含
み、その一部分が燃料として作用し (役立ち) 、一部分
が低温のスラグ形成物質として作用し、約 8〜約40重量
%の濃度で存在する5-アミノテトラゾールがまた燃料と
して作用し、約 2〜約10重量%の濃度で存在する粘土が
一部分、低温のスラグ形成物質として作用し、約40〜約
66重量%の濃度で存在する硝酸ストロンチウムが酸素含
有酸化剤と高温のスラグ形成物質の両方として作用する
ものである。
【0037】
【実施例】実施例1 5-アミノテトラゾール(5AT) 、硝酸ストロンチウム及び
二酸化珪素 (シリカ) の混合物を次の組成 (重量%) で
調製した。: 33.1% 5AT 、58.9% 硝酸ストロンチウム、
及び 8% シリカ (Hi-sil 233) 。 これらの粉末を乾式
ブレンドし、圧縮成形してペレットを製造した。プロパ
ン−酸素トーチ(torch) で燃焼させたところ、このペレ
ットはすばやく燃焼し、凝集性で、良好な形状 (well f
ormed)のシリカ残滓が残った。
二酸化珪素 (シリカ) の混合物を次の組成 (重量%) で
調製した。: 33.1% 5AT 、58.9% 硝酸ストロンチウム、
及び 8% シリカ (Hi-sil 233) 。 これらの粉末を乾式
ブレンドし、圧縮成形してペレットを製造した。プロパ
ン−酸素トーチ(torch) で燃焼させたところ、このペレ
ットはすばやく燃焼し、凝集性で、良好な形状 (well f
ormed)のシリカ残滓が残った。
【0038】実施例2 5AT 、硝酸ストロンチウム及びベントナイト粘土の混合
物を次の組成(重量%) で調製した。: 33.1% 5AT 、58.
9% 硝酸ストロンチウム、及び 8% 粘土。これらの粉末
を調製し、実施例1と同様に試験し、本質的に同一の結
果を得た。
物を次の組成(重量%) で調製した。: 33.1% 5AT 、58.
9% 硝酸ストロンチウム、及び 8% 粘土。これらの粉末
を調製し、実施例1と同様に試験し、本質的に同一の結
果を得た。
【0039】実施例3 5AT 、硝酸ストロンチウム及び酸化硼素の混合物を次の
組成 (重量%) で調製した。: 33.1% 5AT 、58.9% 硝酸
ストロンチウム、及び 8% 酸化硼素 (B2O3) 。これらの
粉末を乾式ブレンドし、圧縮成形してペレットを製造し
た。プロパン−酸素トーチを用いて適度の速度で燃焼さ
せたところ、固体で、部分的に多孔性の残滓が残った。
組成 (重量%) で調製した。: 33.1% 5AT 、58.9% 硝酸
ストロンチウム、及び 8% 酸化硼素 (B2O3) 。これらの
粉末を乾式ブレンドし、圧縮成形してペレットを製造し
た。プロパン−酸素トーチを用いて適度の速度で燃焼さ
せたところ、固体で、部分的に多孔性の残滓が残った。
【0040】実施例4 5AT 、硝酸ナトリウム、酸化鉄及び二酸化珪素 (シリ
カ) の混合物を次の組成(重量%) で調製した。: 26.7%
5AT 、39.3% 硝酸ナトリウム、29.3% 酸化鉄(Fe2O3)
及び 4.7% 二酸化珪素。使用した酸化鉄はメイピコ・レ
ッド(Mapico Red)516 ダーク(Dark)、二酸化珪素はHi-s
il 233であった。これらの粉末を乾式ブレンドし、圧縮
成形してペレットを製造した。プロパン−酸素トーチで
燃焼させたところ、このペレットはなめらかに燃焼し、
膨張した固体の泡の残滓が残った。ペレットを初期圧25
気圧でパール燃焼容器(Parr combustion bomb)中で燃焼
させたところ、固体で、凝集性の、比較的固い残滓が生
じた。
カ) の混合物を次の組成(重量%) で調製した。: 26.7%
5AT 、39.3% 硝酸ナトリウム、29.3% 酸化鉄(Fe2O3)
及び 4.7% 二酸化珪素。使用した酸化鉄はメイピコ・レ
ッド(Mapico Red)516 ダーク(Dark)、二酸化珪素はHi-s
il 233であった。これらの粉末を乾式ブレンドし、圧縮
成形してペレットを製造した。プロパン−酸素トーチで
燃焼させたところ、このペレットはなめらかに燃焼し、
膨張した固体の泡の残滓が残った。ペレットを初期圧25
気圧でパール燃焼容器(Parr combustion bomb)中で燃焼
させたところ、固体で、凝集性の、比較的固い残滓が生
じた。
【0041】実施例5 5AT 、硝酸ナトリウム、硝酸ストロンチウム、及び二酸
化珪素の混合物を次の組成 (重量%) で調製した。: 3
3.0% 5AT 、10.0% 硝酸ナトリウム、49.0% 硝酸ストロ
ンチウム、及び 8.0% 二酸化珪素(Hi-sil 233)。これら
の粉末を乾式ブレンドし、圧縮成形してペレットを製造
した。プロパン−酸素トーチで燃焼させたところ、この
ペレットは急速に燃焼し、固い固体の残滓が残った。こ
の組成物の燃焼速度は 1000psiにおいて 0.70 インチ/
秒であった。燃焼速度は公知の長さのシリンダー上のペ
レットの燃焼に要する時間を測定して決定した。ペレッ
トは径 1/2インチのダイの中で約16,000重量ポンド(pou
nds force)で圧縮成形し、側面に沿って燃えるのを防止
するために側面をエポキシ/二酸化チタン禁止剤で被覆
した。
化珪素の混合物を次の組成 (重量%) で調製した。: 3
3.0% 5AT 、10.0% 硝酸ナトリウム、49.0% 硝酸ストロ
ンチウム、及び 8.0% 二酸化珪素(Hi-sil 233)。これら
の粉末を乾式ブレンドし、圧縮成形してペレットを製造
した。プロパン−酸素トーチで燃焼させたところ、この
ペレットは急速に燃焼し、固い固体の残滓が残った。こ
の組成物の燃焼速度は 1000psiにおいて 0.70 インチ/
秒であった。燃焼速度は公知の長さのシリンダー上のペ
レットの燃焼に要する時間を測定して決定した。ペレッ
トは径 1/2インチのダイの中で約16,000重量ポンド(pou
nds force)で圧縮成形し、側面に沿って燃えるのを防止
するために側面をエポキシ/二酸化チタン禁止剤で被覆
した。
【0042】実施例6 5AT 、硝酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、及び二酸化
珪素の混合物を次の組成 (重量%) で調製した。: 29.6
% 5AT 、40.4% 硝酸ナトリウム、25.5% 炭酸マグネシウ
ム、及び4.5% 二酸化珪素。これらの粉末を乾式ブレン
ドし、圧縮成形してペレットを製造した。プロパン−酸
素トーチで燃焼させたところ、このペレットはなめらか
に燃焼し、固い固体の残滓が残った。
珪素の混合物を次の組成 (重量%) で調製した。: 29.6
% 5AT 、40.4% 硝酸ナトリウム、25.5% 炭酸マグネシウ
ム、及び4.5% 二酸化珪素。これらの粉末を乾式ブレン
ドし、圧縮成形してペレットを製造した。プロパン−酸
素トーチで燃焼させたところ、このペレットはなめらか
に燃焼し、固い固体の残滓が残った。
【0043】実施例7 炭酸マグネシウムを水酸化マグネシウムに変えた以外は
実施例6を繰り返した。ペレットを調製し、燃焼させて
本質的に同一の結果を得た。このペレットはなめらかに
燃焼し、固い固体の残滓が残った。
実施例6を繰り返した。ペレットを調製し、燃焼させて
本質的に同一の結果を得た。このペレットはなめらかに
燃焼し、固い固体の残滓が残った。
【0044】実施例8 1,2,4-トリアゾール-5- オン(TO)、硝酸ストロンチウ
ム、及び二酸化珪素の混合物を次の組成 (重量%) で調
製した。: 27.6% TO、64.4% 硝酸ストロンチウム、及び
8.0% 二酸化珪素(Hi-sil 233)。これらの粉末を乾式ブ
レンドし、圧縮成形してペレットを製造した。プロパン
−酸素トーチで燃焼させたところ、このペレットは滑ら
かに燃焼し、固い、部分的に多孔質の残滓が残った。
ム、及び二酸化珪素の混合物を次の組成 (重量%) で調
製した。: 27.6% TO、64.4% 硝酸ストロンチウム、及び
8.0% 二酸化珪素(Hi-sil 233)。これらの粉末を乾式ブ
レンドし、圧縮成形してペレットを製造した。プロパン
−酸素トーチで燃焼させたところ、このペレットは滑ら
かに燃焼し、固い、部分的に多孔質の残滓が残った。
【0045】表1は上記の実施例における種々の成分の
役割を明らかにし、及び各々の成分のおよその範囲(重
量%)を特定したものである。
役割を明らかにし、及び各々の成分のおよその範囲(重
量%)を特定したものである。
【0046】
【表1】
【0047】本発明の好ましい態様を開示したが、これ
らの態様は特許請求の範囲から離れて修正することがで
きないものと解されるべきである。
らの態様は特許請求の範囲から離れて修正することがで
きないものと解されるべきである。
【0048】
【発明の効果】本発明のガス発生剤組成物は、燃焼によ
って固体の燃焼生成物が生じ、それが結合して容易に濾
過可能なスラグやクリンカーになる。本発明によれば、
毒性がなく有用な非アジド系ガス発生剤が得られる。
って固体の燃焼生成物が生じ、それが結合して容易に濾
過可能なスラグやクリンカーになる。本発明によれば、
毒性がなく有用な非アジド系ガス発生剤が得られる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−123885(JP,A) 米国特許4948439(US,A) 米国特許4931112(US,A)
Claims (15)
- 【請求項1】 自動車や航空機の安全緩衝袋を膨らませ
るのに有用な、非アジド性で、かつ火工性で、スラグを
形成するガス発生組成物であって、次の物質の各々を少
なくとも一つ含有することを特徴とする火工性組成物 a.トリアゾール、アミノテトラゾール、テトラゾー
ル、バイテトラゾールおよびこれらの金属塩からなるア
ゾールとからなる群から選ばれる燃料、 b.アルカリ金属、アルカリ土類金属、ランタニド、ア
ンモニウムの硝酸塩及び過塩素酸塩からなる群、及びア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の塩素酸塩及び過酸化物
からなる群から選ばれる酸素含有酸化剤、 c.アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、シ
ュウ酸塩からなる群から選ばれる高温のスラグ形成物
質、 d.二酸化珪素、酸化硼素及び五酸化バナジウムからな
る群、又はアルカリ金属の珪酸塩、硼酸塩、炭酸塩から
なる群、天然産の粘土及びタルクからなる群から選ば
れ、かつ固体の燃焼粒子を融合させて濾過可能なスラグ
又はクリンカーを容易に形成しうるに充分な量であり、
低粘度の液体を形成するには充分でない量の低温のスラ
グ形成物質 - 【請求項2】 燃料が5−アミノテトラゾールで、その
濃度が22〜36重量%であり、酸素含有酸化剤が硝酸
ナトリウムで濃度が30〜50重量%であり、高温のス
ラグ形成物質が炭酸マグネシウムで、その濃度が8〜3
0重量%であり、低温のスラグ形成物質が二酸化珪素
で、その濃度が2〜20重量%である請求項1記載の組
成物 - 【請求項3】 炭酸マグネシウムが水酸化マグネシウム
で置換された、請求項2記載の組成物 - 【請求項4】 燃料が5−アミノテトラゾールで、その
濃度が22〜36重量%であり、酸素含有酸化剤及び高
温のスラグ形成物質が硝酸ストロンチウムで濃度が38
〜62重量%であり、低温のスラグ形成物質が二酸化珪
素で、その濃度が2〜18重量%であることを特徴とす
る自動車や航空機の安全緩衝袋を膨らませるのに有用
な、非アジド性で、かつ火工性で、スラグを形成するガ
ス発生組 成物 - 【請求項5】 燃料及び高温のスラグ形成物質が5−ア
ミノテトラゾールのストロンチウム塩で、その濃度が3
0〜50重量%であり、酸素含有酸化剤が硝酸カリウム
で濃度が40〜60重量%であり、低温のスラグ形成物
質がタルクで、その濃度が2〜10重量%であることを
特徴とする自動車や航空機の安全緩衝袋を膨らませるの
に有用な、非アジド性で、かつ火工性で、スラグを形成
するガス発生組成物 - 【請求項6】 タルクが粘土で置換された、請求項5記
載の組成物 - 【請求項7】 2〜30重量%の濃度で存在する5−
アミノテトラゾールのカリウム塩が一部分、燃料として
作用し、一部分が低温のスラグ形成物質として作用し、
8〜40重量%の濃度で存在する5−アミノテトラゾー
ルがまた燃料として作用し、2〜10重量%の濃度で存
在する粘土が一部分、低温のスラグ形成物質として作用
し、40〜66重量%の濃度で存在する硝酸ストロンチ
ウムが酸素含有酸化剤と高温のスラグ形成物質の両方と
して作用することを特徴とする自動車や航空機の安全緩
衝袋を膨らませるのに有用な、非アジド性で、かつ火工
性で、スラグを形成するガス発生組成物 - 【請求項8】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形成
性、ガス発生組成物であって、 (a)22〜36重量%の5−アミノテトラゾール、 (b)38〜62重量%の硝酸ストロンチウム、及び (c) 2〜18重量%の二酸化珪素 の混合物を含有することを特徴とする組成物 - 【請求項9】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形成
性、ガス発生組成物であって、 (a)22〜36重量%の5−アミノテトラゾール、 (b)38〜62重量%の硝酸ストロンチウム、及び (c)2〜18重量%の粘土 の混合物を含有することを特徴とする組成物 - 【請求項10】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形
成性、ガス発生組成物であって、 (a)22〜36重量%の5−アミノテトラゾール、 (b)38〜62重量%の硝酸ストロンチウム、及び (c)2〜18重量%の硼酸 の混合物を含有することを特徴とする組成物 - 【請求項11】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形
成性、ガス発生組成物であって、 (a)22〜30重量%の5−アミノテトラゾール、 (b)10〜40重量%の酸化鉄、 (c)30〜50重量%の硝酸ナトリウム、及び (d)2〜20重量%の二酸化珪素 の混合物を含有することを特徴とする組成物 - 【請求項12】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形
成性、ガス発生組成物であって、 (a)22〜36重量%の5−アミノテトラゾール、 (b)8〜62重量%の硝酸ストロンチウム、 (c)0〜42重量%の硝酸ナトリウム、及び (d)2〜18重量%の二酸化珪素 の混合物を含有することを特徴とする組成物 - 【請求項13】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形
成性、ガス発生組成物であって、 (a)22〜36重量%の5−アミノテトラゾール、 (b)30〜50重量%の硝酸ナトリウム、 (c)8〜30重量%の炭酸マグネシウム、及び (d)2〜20重量%の二酸化珪素 の混合物を含有することを特徴とする組成物 - 【請求項14】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形
成性、ガス発生組成物であって、 (a)22〜36重量%の5−アミノテトラゾール、 (b)30〜50重量%の硝酸ナトリウム、 (c)8〜30重量%の水酸化マグネシウム、及び (d)2〜20重量%の二酸化珪素 の混合物を含有することを特徴とする組成物 - 【請求項15】 膨張式乗員拘束装置のためのスラグ形
成性、ガス発生組成物であって、 (a)20〜34重量%の1,2,4−トリアゾール−
5−オン、 (b)40〜78重量%の硝酸ストロンチウム、 (c)2〜20重量%の二酸化珪素 の混合物を含有することを特徴とする組成物
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/603,469 US5035757A (en) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | Azide-free gas generant composition with easily filterable combustion products |
US603469 | 2003-06-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265292A JPH04265292A (ja) | 1992-09-21 |
JP2609385B2 true JP2609385B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=24415574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3276035A Expired - Fee Related JP2609385B2 (ja) | 1990-10-25 | 1991-10-24 | アジドを含まないガス発生組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5035757A (ja) |
EP (1) | EP0482852B1 (ja) |
JP (1) | JP2609385B2 (ja) |
KR (1) | KR950008200B1 (ja) |
AU (1) | AU629512B2 (ja) |
CA (1) | CA2052966C (ja) |
DE (1) | DE69106667T2 (ja) |
Families Citing this family (146)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5084118A (en) * | 1990-10-23 | 1992-01-28 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Ignition composition for inflator gas generators |
US5139588A (en) * | 1990-10-23 | 1992-08-18 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Composition for controlling oxides of nitrogen |
DE4220019A1 (de) * | 1991-06-21 | 1992-12-24 | Dynamit Nobel Ag | Treibmittel fuer gasgeneratoren |
US5197758A (en) * | 1991-10-09 | 1993-03-30 | Morton International, Inc. | Non-azide gas generant formulation, method, and apparatus |
US5783773A (en) * | 1992-04-13 | 1998-07-21 | Automotive Systems Laboratory Inc. | Low-residue azide-free gas generant composition |
US5403035A (en) * | 1992-06-01 | 1995-04-04 | Oea, Inc. | Preparing air bag vehicle restraint device having cellulose containing sheet propellant |
EP0576153A1 (en) * | 1992-06-01 | 1993-12-29 | Oea, Inc. | Cellulose based propellant |
WO1994001381A1 (en) * | 1992-07-13 | 1994-01-20 | Nippon Koki Co., Ltd. | Gas generating agent for air bags |
US5898126A (en) * | 1992-07-13 | 1999-04-27 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Air bag gas generating composition |
SE500178C2 (sv) * | 1992-07-24 | 1994-05-02 | Foersvarets Forskningsanstalt | Explosivämneskropp och förfarande för dess framställning |
EP0584899A3 (en) * | 1992-08-05 | 1995-08-02 | Morton Int Inc | Process for regulating the burning rate and melting point of the slag by incorporation of additives into gas-generating compositions containing azide. |
US5345873A (en) * | 1992-08-24 | 1994-09-13 | Morton International, Inc. | Gas bag inflator containing inhibited generant |
JP3182010B2 (ja) * | 1992-11-30 | 2001-07-03 | 東洋化成工業株式会社 | エアーバック用ガス発生剤 |
US5386775A (en) * | 1993-06-22 | 1995-02-07 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Azide-free gas generant compositions and processes |
US5423384A (en) * | 1993-06-24 | 1995-06-13 | Olin Corporation | Apparatus for suppressing a fire |
US5449041A (en) * | 1993-06-24 | 1995-09-12 | Olin Corporation | Apparatus and method for suppressing a fire |
US5682014A (en) | 1993-08-02 | 1997-10-28 | Thiokol Corporation | Bitetrazoleamine gas generant compositions |
US5472647A (en) | 1993-08-02 | 1995-12-05 | Thiokol Corporation | Method for preparing anhydrous tetrazole gas generant compositions |
CA2167386C (en) * | 1993-08-02 | 1999-10-05 | Alliant Techsystems Inc. | Method for preparing anhydrous tetrazole gas generant compositions |
KR100411997B1 (ko) * | 1993-08-04 | 2004-04-03 | 오토모티브 시스템즈 라보라토리, 인코포레이티드 | 저잔류 아지드-유리 가스 발생체 조성물 |
US5439537A (en) | 1993-08-10 | 1995-08-08 | Thiokol Corporation | Thermite compositions for use as gas generants |
DE4411654C2 (de) * | 1993-10-20 | 1996-04-04 | Temic Bayern Chem Airbag Gmbh | Gaserzeugendes Gemisch |
US5417160A (en) * | 1993-12-01 | 1995-05-23 | Olin Corporation | Lead-free priming mixture for percussion primer |
US5431103A (en) * | 1993-12-10 | 1995-07-11 | Morton International, Inc. | Gas generant compositions |
US5529647A (en) * | 1993-12-10 | 1996-06-25 | Morton International, Inc. | Gas generant composition for use with aluminum components |
US5467715A (en) * | 1993-12-10 | 1995-11-21 | Morton International, Inc. | Gas generant compositions |
JPH07232613A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-09-05 | Nippon Kayaku Co Ltd | エアバッグ用ガス発生器およびスクイブ |
US5468866A (en) * | 1994-01-04 | 1995-11-21 | Thiokol Corporation | Methods for synthesizing and processing bis-(1(2)H-tetrazol-5-yl)-amine |
WO1995019341A2 (en) * | 1994-01-06 | 1995-07-20 | Thiokol Corporation | Process for making 5-nitrobarbituric acid and salts thereof |
US5472534A (en) * | 1994-01-06 | 1995-12-05 | Thiokol Corporation | Gas generant composition containing non-metallic salts of 5-nitrobarbituric acid |
US5451682A (en) * | 1994-01-10 | 1995-09-19 | Thiokol Corporation | Method for synthesizing 5-aminotetrazole |
US5516377A (en) * | 1994-01-10 | 1996-05-14 | Thiokol Corporation | Gas generating compositions based on salts of 5-nitraminotetrazole |
WO1995018780A1 (en) * | 1994-01-10 | 1995-07-13 | Thiokol Corporation | Non-azide gas generant compositions containing dicyanamide salts |
US20050067074A1 (en) | 1994-01-19 | 2005-03-31 | Hinshaw Jerald C. | Metal complexes for use as gas generants |
US5380380A (en) * | 1994-02-09 | 1995-01-10 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Ignition compositions for inflator gas generators |
US5460668A (en) * | 1994-07-11 | 1995-10-24 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Nonazide gas generating compositions with reduced toxicity upon combustion |
US5641938A (en) * | 1995-03-03 | 1997-06-24 | Primex Technologies, Inc. | Thermally stable gas generating composition |
US6235132B1 (en) * | 1995-03-10 | 2001-05-22 | Talley Defense Systems, Inc. | Gas generating compositions |
US5850053A (en) * | 1995-03-31 | 1998-12-15 | Atlantic Research Corporation | Eutectic mixtures of ammonium nitrate, guanidine nitrate and potassium perchlorate |
US5472535A (en) * | 1995-04-06 | 1995-12-05 | Morton International, Inc. | Gas generant compositions containing stabilizer |
US5514230A (en) * | 1995-04-14 | 1996-05-07 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Nonazide gas generating compositions with a built-in catalyst |
JPH08337770A (ja) * | 1995-06-09 | 1996-12-24 | Toyo Kasei Kogyo Co Ltd | テトラゾ−ル系ガス発生剤 |
DE19681514B4 (de) * | 1995-07-27 | 2006-04-27 | Nippon Kayaku K.K. | Sprengstoff-Zusammensetzung für einen Airbag und Verfahren zu ihrer Herstellung |
US5685562A (en) * | 1995-08-16 | 1997-11-11 | Morton International, Inc. | Automotive airbags containing eliminators of undesirable gases |
US5827996A (en) * | 1995-09-29 | 1998-10-27 | Otsuka Kagaku Kabushiki Kaish | Air bag gas generating composition |
US5670740A (en) * | 1995-10-06 | 1997-09-23 | Morton International, Inc. | Heterogeneous gas generant charges |
US5817972A (en) * | 1995-11-13 | 1998-10-06 | Trw Inc. | Iron oxide as a coolant and residue former in an organic propellant |
US5844164A (en) * | 1996-02-23 | 1998-12-01 | Breed Automotive Technologies, Inc. | Gas generating device with specific composition |
US5661261A (en) * | 1996-02-23 | 1997-08-26 | Breed Automotive Technology, Inc. | Gas generating composition |
US5629494A (en) * | 1996-02-29 | 1997-05-13 | Morton International, Inc. | Hydrogen-less, non-azide gas generants |
DE19617538C1 (de) * | 1996-05-02 | 1997-10-30 | Temic Bayern Chem Airbag Gmbh | Gaserzeugendes, azidfreies Stoffgemisch |
US5959242A (en) * | 1996-05-14 | 1999-09-28 | Talley Defense Systems, Inc. | Autoignition composition |
US5866842A (en) * | 1996-07-18 | 1999-02-02 | Primex Technologies, Inc. | Low temperature autoigniting propellant composition |
BR9711958A (pt) | 1996-07-25 | 2000-10-24 | Thiokol Corp | Complexos de metal para uso como geradores de gás |
US6306232B1 (en) * | 1996-07-29 | 2001-10-23 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Thermally stable nonazide automotive airbag propellants |
US7575648B1 (en) * | 1996-08-12 | 2009-08-18 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Selective non-catalytic reduction (SNCR) of toxic gaseous effluents |
US6007647A (en) * | 1996-08-16 | 1999-12-28 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Autoignition compositions for inflator gas generators |
EP0944562B1 (en) * | 1996-08-16 | 2005-11-23 | Automotive Systems Laboratory Inc. | Autoignition compositions for inflator gas generators |
JP2000517282A (ja) * | 1996-08-30 | 2000-12-26 | トーリー ディフェンス システムズ インコーポレイテッド | ガス発生組成物 |
US5997666A (en) * | 1996-09-30 | 1999-12-07 | Atlantic Research Corporation | GN, AGN and KP gas generator composition |
DE19643468A1 (de) * | 1996-10-22 | 1998-04-23 | Temic Bayern Chem Airbag Gmbh | Gaserzeugendes, azidfreies Feststoffgemisch |
US6074502A (en) * | 1996-11-08 | 2000-06-13 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Smokeless gas generant compositions |
NL1004618C2 (nl) * | 1996-11-26 | 1998-05-27 | Tno | Gas genererend preparaat en toepassing daarvan in een airbag. |
US5847315A (en) * | 1996-11-29 | 1998-12-08 | Ecotech | Solid solution vehicle airbag clean gas generator propellant |
US6071364A (en) * | 1997-02-19 | 2000-06-06 | Breed Automotive Technology, Inc. | Gas generating compositions containing mica |
US5765866A (en) * | 1997-02-19 | 1998-06-16 | Breed Automotive Technology, Inc. | Airbag inflator employing gas generating compositions containing mica |
US6562161B1 (en) | 1997-03-24 | 2003-05-13 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Gas generating compositions for air bag |
US6214138B1 (en) | 1997-08-18 | 2001-04-10 | Breed Automotive Technology, Inc. | Ignition enhancer composition for an airbag inflator |
US6019861A (en) * | 1997-10-07 | 2000-02-01 | Breed Automotive Technology, Inc. | Gas generating compositions containing phase stabilized ammonium nitrate |
US6093269A (en) * | 1997-12-18 | 2000-07-25 | Atlantic Research Corporation | Pyrotechnic gas generant composition including high oxygen balance fuel |
US6435552B1 (en) | 1997-12-18 | 2002-08-20 | Atlantic Research Corporation | Method for the gas-inflation articles |
FR2772750B1 (fr) * | 1997-12-22 | 2000-01-28 | Poudres & Explosifs Ste Nale | Composition pyrotechnique generatrice de gaz propres, a faible teneur en oxyde d'azote, et pastilles d'une telle composition |
JP2963086B1 (ja) | 1997-12-26 | 1999-10-12 | ダイセル化学工業株式会社 | エアバッグ用ガス発生器及びエアバッグ装置 |
US6143104A (en) * | 1998-02-20 | 2000-11-07 | Trw Inc. | Cool burning gas generating composition |
US6231702B1 (en) | 1998-02-20 | 2001-05-15 | Trw Inc. | Cool burning ammonium nitrate based gas generating composition |
DE19812372C2 (de) * | 1998-03-20 | 2001-10-04 | Nigu Chemie Gmbh | Gasgeneratortreibstoffe |
EP0997450B1 (en) | 1998-04-20 | 2018-04-11 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | METHOD OF REDUCING NO x |
US5889161A (en) * | 1998-05-13 | 1999-03-30 | Sri International | N,N'-azobis-nitroazoles and analogs thereof as igniter compounds for use in energetic compositions |
US5985060A (en) * | 1998-07-25 | 1999-11-16 | Breed Automotive Technology, Inc. | Gas generant compositions containing guanidines |
JP2000086376A (ja) | 1998-09-14 | 2000-03-28 | Daicel Chem Ind Ltd | ガス発生剤組成物 |
US6016874A (en) * | 1998-09-22 | 2000-01-25 | Bennett; Joseph Michael | Compact affordable inert gas fire extinguishing system |
US6065774A (en) * | 1998-10-15 | 2000-05-23 | Breed Automotive Technology, Inc. | Filtration system for gas generators |
US6017404A (en) * | 1998-12-23 | 2000-01-25 | Atlantic Research Corporation | Nonazide ammonium nitrate based gas generant compositions that burn at ambient pressure |
US6475312B1 (en) | 1999-04-07 | 2002-11-05 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Method of formulating a gas generant composition |
US6277221B1 (en) * | 1999-04-13 | 2001-08-21 | Atlantic Research Corporation | Propellant compositions with salts and complexes of lanthanide and rare earth elements |
US6143102A (en) * | 1999-05-06 | 2000-11-07 | Autoliv Asp, Inc. | Burn rate-enhanced basic copper nitrate-containing gas generant compositions and methods |
US6143101A (en) * | 1999-07-23 | 2000-11-07 | Atlantic Research Corporation | Chlorate-free autoignition compositions and methods |
US6361630B2 (en) * | 1999-08-17 | 2002-03-26 | Trw Inc. | Cool burning gas generating composition |
US20030066584A1 (en) * | 2000-03-01 | 2003-04-10 | Burns Sean P. | Gas generant composition |
DE60115579T2 (de) | 2000-10-31 | 2006-08-17 | Automotive Systems Laboratory Inc., Farmington Hills | Weich-Start-Betätigungskolben |
US6589375B2 (en) | 2001-03-02 | 2003-07-08 | Talley Defense Systems, Inc. | Low solids gas generant having a low flame temperature |
WO2003016244A1 (fr) * | 2001-08-10 | 2003-02-27 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Gonfleur pour coussin gonflable de securite |
US6854395B2 (en) | 2001-08-10 | 2005-02-15 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Inflator for an air bag |
WO2003089270A2 (en) | 2002-04-19 | 2003-10-30 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Inflator |
US20030230367A1 (en) * | 2002-06-14 | 2003-12-18 | Mendenhall Ivan V. | Micro-gas generation |
WO2004011301A2 (en) | 2002-07-30 | 2004-02-05 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Gas generator |
JP4672975B2 (ja) * | 2002-10-31 | 2011-04-20 | ダイセル化学工業株式会社 | ガス発生剤組成物 |
US7618506B2 (en) * | 2002-10-31 | 2009-11-17 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Gas generating composition |
DE10309943A1 (de) * | 2003-03-07 | 2004-09-16 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Ansteuerung mindestens einer Verzögerungseinrichtung und/oder eines leistungsbestimmenden Stellelementes einer Fahrzeugantriebseinrichtung |
US7506891B2 (en) | 2003-04-17 | 2009-03-24 | Automotive Systems Laboratory Inc. | Belt and side impact inflator |
US7527290B2 (en) | 2003-10-21 | 2009-05-05 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Pressurized gas release mechanism |
JP4672974B2 (ja) * | 2003-10-22 | 2011-04-20 | ダイセル化学工業株式会社 | ガス発生剤組成物 |
US20050127324A1 (en) * | 2003-10-22 | 2005-06-16 | Jianzhou Wu | Gas generating composition |
US20050115721A1 (en) * | 2003-12-02 | 2005-06-02 | Blau Reed J. | Man-rated fire suppression system |
US7337856B2 (en) * | 2003-12-02 | 2008-03-04 | Alliant Techsystems Inc. | Method and apparatus for suppression of fires |
US7424985B2 (en) * | 2004-01-20 | 2008-09-16 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Helical pretensioner |
US20050235863A1 (en) * | 2004-01-28 | 2005-10-27 | Stevens Bruce A | Auto igniting pyrotechnic booster |
US20050161135A1 (en) * | 2004-01-28 | 2005-07-28 | Williams Graylon K. | Auto-igniting pyrotechnic booster composition |
US7424986B2 (en) * | 2004-02-10 | 2008-09-16 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Belt spool retractor |
US7267365B2 (en) | 2004-03-10 | 2007-09-11 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Inflator |
WO2005097711A2 (en) * | 2004-03-29 | 2005-10-20 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Gas generant and manufacturing method thereof |
WO2005094366A2 (en) | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Gas generating system |
FR2870234B1 (fr) * | 2004-05-13 | 2007-02-09 | Snpe Materiaux Energetiques Sa | Compostion pyrotechnique dosable utilisee comme fusible thermique dans un generateur de gaz et generateur de gaz incluant un compose ayant ladite composition |
US7667045B2 (en) | 2004-06-02 | 2010-02-23 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Gas generant and synthesis |
US7686901B2 (en) * | 2004-10-12 | 2010-03-30 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Gas generant compositions |
US7350734B2 (en) * | 2005-10-13 | 2008-04-01 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Seat belt pretensioner |
JP2008519109A (ja) | 2004-11-01 | 2008-06-05 | オートモーティブ システムズ ラボラトリィ、 インク. | ポリ(テトラゾール)の水性合成 |
US7537240B2 (en) | 2005-02-22 | 2009-05-26 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Gas generating system |
US7776169B2 (en) * | 2005-06-01 | 2010-08-17 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Water-based synthesis of poly(tetrazoles) and articles formed therefrom |
JP2010511594A (ja) | 2005-07-31 | 2010-04-15 | オートモーティブ システムズ ラボラトリィ、 インク. | ポリ(テトラゾール)類の水性合成およびそれから形成される物品 |
FR2892117B1 (fr) * | 2005-10-13 | 2008-05-02 | Snpe Materiaux Energetiques Sa | Composition pyrotechnique generatrice de gaz rapide et procede d'obtention |
US7806954B2 (en) | 2005-11-01 | 2010-10-05 | Automotive Systems Laboratory Inc. | Gas generator |
US20070169863A1 (en) * | 2006-01-19 | 2007-07-26 | Hordos Deborah L | Autoignition main gas generant |
US7833365B2 (en) * | 2006-01-26 | 2010-11-16 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Rare earth compound containing gas generating composition |
JP4847143B2 (ja) * | 2006-01-26 | 2011-12-28 | 株式会社ダイセル | ガス発生剤組成物 |
US20100326575A1 (en) * | 2006-01-27 | 2010-12-30 | Miller Cory G | Synthesis of 2-nitroimino-5-nitrohexahydro-1,3,5-triazine |
US7959749B2 (en) * | 2006-01-31 | 2011-06-14 | Tk Holdings, Inc. | Gas generating composition |
US7758709B2 (en) * | 2006-06-21 | 2010-07-20 | Autoliv Asp, Inc. | Monolithic gas generant grains |
US20080271825A1 (en) * | 2006-09-29 | 2008-11-06 | Halpin Jeffrey W | Gas generant |
JP2008201404A (ja) | 2006-12-20 | 2008-09-04 | Tk Holdings Inc | ガス生成システム |
US20090020197A1 (en) * | 2007-07-16 | 2009-01-22 | Key Safety Systems, Inc. | Gas generating compositions and airbag inflators |
US8815029B2 (en) * | 2008-04-10 | 2014-08-26 | Autoliv Asp, Inc. | High performance gas generating compositions |
US8372223B1 (en) | 2008-06-18 | 2013-02-12 | Tk Holdings, Inc. | Gas generant with autoignition function |
US8808476B2 (en) * | 2008-11-12 | 2014-08-19 | Autoliv Asp, Inc. | Gas generating compositions having glass fibers |
US8273199B1 (en) * | 2008-11-28 | 2012-09-25 | Tk Holdings, Inc. | Gas generating compositions with auto-ignition function |
US8672348B2 (en) * | 2009-06-04 | 2014-03-18 | Alliant Techsystems Inc. | Gas-generating devices with grain-retention structures and related methods and systems |
JP2011115787A (ja) | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Tk Holdings Inc | ガス生成システム |
US8939225B2 (en) | 2010-10-07 | 2015-01-27 | Alliant Techsystems Inc. | Inflator-based fire suppression |
US8967284B2 (en) | 2011-10-06 | 2015-03-03 | Alliant Techsystems Inc. | Liquid-augmented, generated-gas fire suppression systems and related methods |
US8616128B2 (en) | 2011-10-06 | 2013-12-31 | Alliant Techsystems Inc. | Gas generator |
US9051223B2 (en) | 2013-03-15 | 2015-06-09 | Autoliv Asp, Inc. | Generant grain assembly formed of multiple symmetric pieces |
JP6554491B2 (ja) * | 2014-06-05 | 2019-07-31 | ジョイソン セイフティ システムズ アクイジション エルエルシー | 改善されたブースター組成物 |
CN108083959A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-05-29 | 湖北航鹏化学动力科技有限责任公司 | 一种点火性能可靠的点火药剂组合物及其制备方法 |
RU2694773C1 (ru) | 2018-09-21 | 2019-07-16 | Естиконде Инвестмент Лимитед | Азотогенерирующий состав для пожаротушения и способ его получения |
FR3097546B1 (fr) * | 2019-06-24 | 2021-09-24 | Arianegroup Sas | Composition pyrotechnique génératrice de gaz |
US20210061729A1 (en) * | 2019-08-29 | 2021-03-04 | Autoliv Asp, Inc. | Alkaline earth metal zirconium oxide additive useful for improving ballistic performance of gas generating compositions |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4931112A (en) | 1989-11-20 | 1990-06-05 | Morton International, Inc. | Gas generating compositions containing nitrotriazalone |
US4948439A (en) | 1988-12-02 | 1990-08-14 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Composition and process for inflating a safety crash bag |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1391310A (en) * | 1972-07-24 | 1975-04-23 | Canadian Ind | Gas generating compositions |
US4214438A (en) * | 1978-02-03 | 1980-07-29 | Allied Chemical Corporation | Pyrotechnic composition and method of inflating an inflatable device |
CA1146756A (en) * | 1980-06-20 | 1983-05-24 | Lechoslaw A.M. Utracki | Multi-ingredient gas generants |
US4370181A (en) * | 1980-12-31 | 1983-01-25 | Thiokol Corporation | Pyrotechnic non-azide gas generants based on a non-hydrogen containing tetrazole compound |
US4369079A (en) * | 1980-12-31 | 1983-01-18 | Thiokol Corporation | Solid non-azide nitrogen gas generant compositions |
DE3733177C1 (de) * | 1987-10-01 | 1989-05-11 | Bayern Chemie Gmbh Flugchemie | Gaserzeugende Masse |
US4931111A (en) * | 1989-11-06 | 1990-06-05 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Azide gas generating composition for inflatable devices |
-
1990
- 1990-10-25 US US07/603,469 patent/US5035757A/en not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-10-08 CA CA002052966A patent/CA2052966C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-10 AU AU85809/91A patent/AU629512B2/en not_active Ceased
- 1991-10-18 DE DE69106667T patent/DE69106667T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-10-18 EP EP91309683A patent/EP0482852B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-10-21 KR KR1019910018542A patent/KR950008200B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-10-24 JP JP3276035A patent/JP2609385B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4948439A (en) | 1988-12-02 | 1990-08-14 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Composition and process for inflating a safety crash bag |
US4931112A (en) | 1989-11-20 | 1990-06-05 | Morton International, Inc. | Gas generating compositions containing nitrotriazalone |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2052966A1 (en) | 1992-04-26 |
KR920007955A (ko) | 1992-05-27 |
KR950008200B1 (ko) | 1995-07-26 |
CA2052966C (en) | 1997-09-09 |
EP0482852A1 (en) | 1992-04-29 |
US5035757A (en) | 1991-07-30 |
JPH04265292A (ja) | 1992-09-21 |
AU629512B2 (en) | 1992-10-01 |
DE69106667D1 (de) | 1995-02-23 |
AU8580991A (en) | 1992-04-30 |
EP0482852B1 (en) | 1995-01-11 |
DE69106667T2 (de) | 1995-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2609385B2 (ja) | アジドを含まないガス発生組成物 | |
JP2597066B2 (ja) | ガス発生組成物 | |
JP3279571B2 (ja) | 熱吸収添加剤を含有する非アジドガス発生組成物 | |
JP3433943B2 (ja) | ビテトラゾールアミン・ガス発生剤組成物および使用法 | |
US5516377A (en) | Gas generating compositions based on salts of 5-nitraminotetrazole | |
US5429691A (en) | Thermite compositions for use as gas generants comprising basic metal carbonates and/or basic metal nitrates | |
AU639657B2 (en) | Composition and process for inflating a safety crash bag | |
JP3913786B2 (ja) | 非アジドガス発生組成物 | |
JPH08500813A (ja) | アジ化物を含まないガス発生剤組成物と製造方法 | |
JPH02225159A (ja) | 安全防護袋を膨らませる方法 | |
JPH10501516A (ja) | ビルトイン触媒を含有する非アジドガス発生組成物 | |
JPH03153593A (ja) | アジドガス発生組成物 | |
JPH09501137A (ja) | 無水テトラゾール・ガス発生剤組成物および製造法 | |
JP2002187790A (ja) | ガス発生剤組成物およびそれを使用したガス発生器 | |
US5401340A (en) | Borohydride fuels in gas generant compositions | |
JP4672975B2 (ja) | ガス発生剤組成物 | |
WO1995018780A1 (en) | Non-azide gas generant compositions containing dicyanamide salts |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |