JP2008519109A - ポリ(テトラゾール)の水性合成 - Google Patents

ポリ(テトラゾール)の水性合成 Download PDF

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Abstract

ポリ(テトラゾール)が水性で合成される。ポリ(テトラゾール)を含むガス生成組成物(12)が、例示的なガス生成装置(10)の内部に含まれる。ガス生成システム(200)はその内部にポリ(テトラゾール)を含む。乗り物乗員保護システム(180)はガス生成システム(200)を組み込む。

Description

この出願は、2004年11月1日に出願された米国仮出願番号60/624,289の利益を要求する。さらに、この出願は米国出願番号11,143,198の一部継続出願であり、その利益を要求する。
技術分野
本発明は、一般にガス生成システムに関し、たとえば自動車の拘束システムのためのガス発生装置中で使用されるガス生成物質組成物に関する。
本発明の背景
本発明は、燃焼に際して自動車の乗員の安全な拘束具を膨張させるのに有用なガスを急速に生成する、無毒性なガス生成組成物に関する。また、特には、本発明は熱的に安定な非アジ化物ガス生成物質であって、燃焼に際して受容可能な燃焼速度だけでなく、受容可能な火炎温度において比較的高いガス体積と固体の微粒子の比率を示す組成物に関する。
アジ化物に基づくガス生成物質から非アジ化物ガス生成物質までの変遷は、先行技術中でよく記載されている。アジ化物ガス生成物質と比較した非アジ化物ガス生成物質組成物の利点は、たとえば、米国特許番号4,370,181;4,909,549;4,948,439;5,084,118;5,139,588および5,035,757に記載されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。
燃料成分に加えて、火工品の非アジ化物ガス生成物質は、迅速な燃焼に必要な酸素を提供し、かつ生成される有毒ガスの量を減らすための酸化剤、炭素と窒素の有毒酸化物の無害のガスへの転換を促進する触媒、および燃焼の間および直後に形成された固体および液体生成物を凝集し、濾過可能なクリンカー状の微粒子にするスラグ形成成分のような成分を含んでいる。燃焼速度向上剤またはまたはバリスティック改良剤、および点火助剤のような他の任意の添加物は、ガス生成物質の点火特性および燃焼特性をコントロールするために使用される。
公知の非アジ化物ガス生成物質組成物の欠点のうちの1つは、燃焼の間に形成される固体の残留物の量および物理的な性質である。乗り物乗員保護システム中で使用された時、燃焼の結果生成された固体はろ過されるか、または他の方法で乗り物の乗員と接触しないようにしなければならない。高速で安全装置を膨張させるために適切な多量の無毒なガスを提供しつつ、固体の微粒子の生成量を最低にする組成物を開発することは、したがって非常に望ましい。
たとえば、酸化剤として相安定化された硝酸アンモニウムを使用することは好ましい。なぜなら、それは燃焼に際して豊富な無毒のガスおよび最小量の固体を生成するからである。しかしながら、有用とするためには、自動車用途のためのガス生成物質は107℃で400時間またはそれ以上でエージングされた時、熱的に安定していなければならない。組成物はさらに、−40℃と170℃の間でサイクルされたときに、構造の完全性を保持していなければならない。さらに、相安定化された、または純粋な硝酸アンモニウムを組込んだガス生成物質組成物は時々貧弱な熱的安定性を示し、可塑剤およびバインダーのような付随する添加物の組成に依存して、許容しがたいほど多量の有毒ガス、たとえばCOおよびNOxを生成する。さらに最近の米国における自動車への要求の改訂によれば、流出ガス中での最低量のアンモニアが要求される。
取り組まれなければならない別の問題は、米国運輸省(DOT)の規則がガス生成物質のための「キャップ試験」を要求するということである。たとえば硝酸トリアミノグアニジンのような、硝酸アンモニウムと共に使用される燃料の爆発への感度のために、大きなディスクにしなければ、硝酸アンモニウムを組込む多くのプロペラントがキャップテストに合格せず、それはひいてはインフレータの設計の柔軟性を減じる。
別の関心は、典型的な無煙のガス生成物質組成物のより遅いコールドスタート点火に関し、それは10%未満の固体の燃焼生成物をもたらすガス生成物質組成物である。
別の関心としては、ポリビニル(テトラゾール)の製造において使用される有機化合物、溶剤および混合物の処分および取り扱いがあげられる。ポリビニル(テトラゾール)の製造における有機溶媒の使用に伴う環境への影響としては、これらの有機化合物の処分、取り扱いおよび貯蔵に関連する関心を含んでいる。多くの有機化合物の可燃性は、製造工程の相対的な危険を増加させる。その一方で溶剤の性質はU.S.D.O.T.有害性物質規則に従う貯蔵と処分を要求する。
従って、自動車のガス生成システムの設計における進行中の努力は、例えば、上に言及された欠点がなく、より多くのガスを生成し、より少ない固体を生成するものの開発に払われている。
本発明の要約
上記の課題は、押し出し成形可能なポリビニルテトラゾール燃料を含むガス生成組成物を含むガス生成システムによって解決される。好ましい酸化剤としては、相安定化された硝酸アンモニウムのような非金属酸化剤があげられる。他の酸化剤としてはアルカリ金属硝酸塩およびアルカリ土類金属硝酸塩があげられる。
燃料は、ポリビニルテトラゾール類およびそれの混合物の群から選ばれる。燃料の例示的な群としては、アゾールペンダント基上に官能基を持っている、重合体のテトラゾール類があげられる。好ましいビニルテトラゾールとしては、両方とも自己伝搬性熱分解性を示す、5−アミノ−1−ビニルテトラゾールおよびポリ(5−ビニルテトラゾール)があげられる。他の燃料としては、ポリ(2−メチル−5−ビニル)テトラゾール、およびポリ(1−ビニル)テトラゾールがあげられる。これらおよび他の可能な燃料は、本明細書に含まれた図の中で構造が例示される。ガス生成組成物の設計基準およびポリビニルテトラゾールの合成の出発試薬に依存して、ポリビニルテトラゾールはペンダントまたはポリマー骨格鎖内に芳香族性を示すことがある。本発明の特定の実施態様では、燃料はガス生成組成物の10−40重量%を構成する。
酸化剤は、非金属、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩およびそれらの混合物の群から好ましくは選ばれる。非金属硝酸塩としては、硝酸アンモニウムおよび、公知の技術により安定された相安定化硝酸アンモニウムがあげられる。アルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩としては、硝酸カリウムおよび硝酸ストロンチウムがあげられる。エアバッグガス生成物質組成物中のそれらの有用性が知られている他の酸化剤の使用も企図される。本発明の特定の実施態様では、酸化剤はガス生成組成物の60−90重量%を構成する。
乗り物乗員保護システム中、および典型的にその内部に含まれているガス生成組成物中においてそれらの有用性が知られている他のガス生成物質成分は、本発明の組成物中で有効な量で使用されることができる。これらは、当該技術分野において公知のクーラント、スラグ形成剤、およびバリスティック改良剤が含まれるが、これらに限定されるものではない。
水性のプロセスでは、プレポリマーをアジドおよび界面活性剤の存在下で二価のハロゲン化亜鉛と反応させ、反応生成物を高温加圧下に置くことにより、ニトリルを含んでいるプレポリマーが最初に、ポリマーに結合された亜鉛テトラゾール有機金属錯体に変換される。
生じるポリマー中間物は一旦ろ過され、反応メディアから洗浄分離され、ついで濃い酸での処理によって対応するテトラゾール塩に変換されることができる。その後、ポリビニル(テトラゾール)酸は、適当な塩基と反応させることにより水溶性の塩に変換されることができる。
要するに、本発明は、熱的安定性のような他の設計上の要求を保持しつつ、ガスの燃焼生成物を最大限にし、固体の燃焼生成物を最小限にするガス生成物質組成物を含む。これらおよび他の利点は詳細な説明により明白になる。
好ましい実施態様の詳細な説明
本発明は、一般に、乗員拘束システムのインフレータ用のガス生成物質組成物に関する。本発明によれば、火工品組成物は、ガス生成システム内での使用のためにポリ(テトラゾール)類またはポリビニルテトラゾール類(PVT)のような押し出し成形可能な燃料を含み、たとえば高いガス収率の乗り物乗員保護システム中の自動車のエアバッグプロペラントとして例証される。ポリ(テトラゾール)は1つ以上のテトラゾール環を含む任意の化合物または分子として定義されることができる。燃料は、さらにバインダーとして機能する。好ましい酸化剤としては、硝酸アンモニウムおよび過塩素酸アンモニウムのような非金属酸化剤があげられる。他の酸化剤としてはアルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩があげられる。
燃料は、ポリ(テトラゾール)類またはポリビニルテトラゾール類、ポリビニルトリアゾール類およびそれらの混合物の群から選ばれる。燃料の例示的な群としては、アゾールペンダント基上に官能基を有する重合体のテトラゾール類を包含する。ビニルテトラゾール類としては、両方とも自己伝搬性熱分解特性を示す、5−アミノ−1−ビニルテトラゾールおよびポリ(5−ビニルテトラゾール)があげられる。他の燃料としてはポリ(2−メチル−5−ビニル)テトラゾール、およびポリ(1−ビニル)テトラゾールがあげられる。反応のために選択されたプレポリマーに依存して、これらおよび他の可能なポリ(テトラゾール)燃料は以下に示された構造式により例証されるが、これらに制限されるものではない。
Figure 2008519109
Figure 2008519109
本発明の燃料を含むことに関するさらなる利益が見出された。それはより強力な一連の点火およびブースターを必要とする困難なコールドスタート点火が回避されることである。例えば、ポリ(5−アミノ−1−ビニル)テトラゾールは発熱を伴う分解が始まる前に、吸熱性のプロセスを有しない。したがって、燃焼の熱放散工程の前に通常付随する熱消費工程(それは、エネルギー障壁の役割をする)が、本発明の組成物においては存在しない。本発明において燃料として機能する他の重合体のアゾール類も同じ利益を有すると信じられている。本発明の特定の実施態様では、ポリビニルアゾール燃料成分は、ガス生成組成物の5−40重量%を構成する。
酸化剤は、非金属およびアルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩およびそれらの混合物の群から好ましくは選ばれる。非金属硝酸塩としては、公知の技術により安定された相安定化硝酸アンモニウムがあげられる。アルカリ金属およびアルカリ土類金属の硝酸塩としては、硝酸カリウムおよび硝酸ストロンチウムがあげられる。安定化されていない硝酸アンモニウムおよび/または相安定化された硝酸アンモニウムを含む多くの他の公知の組成物とは対照的に、本発明による相安定化された硝酸アンモニウムを含む組成物は十分な熱的安定性を示す。エアバッグガス生成物質組成物中のそれらの有用性が知られている他の酸化剤の使用も企図される。しかしながら、本発明の酸化剤は一酸化炭素および窒素酸化物の生成量を最低にするために、燃焼反応内における全体の酸素収支を提供しなければならない。酸化剤により提供される本発明での酸素収支は−4.0%から+4.0%の範囲で提供される。たとえば、銃のプロペラントでは、それぞれの銃プロペラントの燃焼の際に一酸化炭素が得られるような酸素収支の量とされ、それにより可能な限り小さい分子量のガスが提供される。本発明の特定の実施態様では、酸化剤または合計の酸化剤成分は、ガス生成組成物の60−95重量%を構成する。
エアバッグガス生成物質組成物中のそれらの有用性が知られている他のガス生成物質成分は、本発明の組成物中で有効な量で使用されることができる。これらは、当該技術分野において公知のクーラント、スラグ形成剤、およびバリスティック改良剤が含まれるが、これらに限定されるものではない。
本発明のガス生成物質成分は当該技術分野において公知のサプライヤによって供給され、好ましくは湿式法により混合される。典型的な公知のサプライヤとしてはアルドリッチまたはフィシャーケミカル社があげられる。重合体の燃料の置換基に関連して選ばれた溶剤は、燃料を溶解するのに十分な温度であるが、沸点以下の温度、たとえば100℃より少し下の温度に加熱される。しかし、成分が加えられ、後に沈殿される時に成分が自己発火することを防ぐのに十分低い温度にされる。親水基は、例えば、溶剤として水を使用することによってより効率的に溶解されることができる。他の基は、酸性溶液、たとえば、硝酸中でより効率的に溶解されることができる。他の溶剤としてはアルコール、およびポリエチレングリコールのような可塑剤があげられる。一旦適当な溶剤が選ばれ、加熱された後、燃料はゆっくり加えられ溶解される。その後、酸化剤がゆっくり加えられ溶解される。他の望ましい成分も同様に溶解される。溶液は熱され、連続的に撹拌される。溶剤がクッキングされ、燃料および酸化剤、および他の成分が、均質の固溶体中で共沈殿される。一旦溶剤が少なくとも実質的に蒸発除去されたら、より好ましくは完全に蒸発したら、沈殿物の加熱は止められる。その後、組成物はペレットまたは他の有用な形状へ押し出されることができる。より好ましくは、本発明のガス生成組成物はポリビニル(テトラゾール)および相安定化された硝酸アンモニウムを含むであろう。利点は、高いガス収率および低い固体生成、高エネルギー燃料/バインダー、および廉価な酸化剤であり、それにより固体物質が燃焼に際して少しでも生成される場合に必要となるガスのろ過の必要性を回避できることである。本発明の組成物は重合体の燃料の柔軟な性質を与えられ、押し出し成形可能である。
本発明のガス生成物質組成物は、さらにテトラゾール類およびトリアゾール類のアミン塩類から形成された第2の燃料を含むことができる。これらは、参照され本明細書の一部とされる、同時に所有される米国特許番号5,872,329、6,074,502、6,210,505および6,306,232に記載されて例証される。第1と第2の燃料の合計の重量%、または本発明組成物の燃料成分は、ガス生成組成物の合計の約5から40重量%である。図3および4に与えられたデータに示されるように、第二の燃料の使用は圧力が上昇したときに増大する燃焼速度を与える。
より詳細には、テトラゾール類およびトリアゾール類の非金属塩類は特には、テトラゾールおよびトリアゾールのアミン、アミノ、およびアミド塩であって、以下から選択される物を含む:5,5’−ビス−1H−テトラゾールのモノグアニジニウム塩(BHT・1GAD)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのジグアニジニウム塩(BHT・2GAD)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのモノアミノグアニジニウム塩(BHT・1AGAD)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのジアミノグアニジニウム塩(BHT・2AGAD)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのモノヒドラジニウム塩(BHT・1HH)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのジヒドラジニウム塩(BHT・2HH)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのモノアンモニウム塩(BHT・1NH)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのジアンモニウム塩(BHT・2NH)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのモノ−3−アミノ−1,2,4−トリアゾリウム塩(BHT・1ATAZ)、5,5’−ビス−1H−テトラゾールのジ−3−アミノ−1,2,4−トリアゾリウム塩(BHT・2ATAZ)、および5,5’−アゾビス−1H−テトラゾールのジグアニジニウム塩(ABHT・2GAD)。
トリアゾールのアミン塩類としては以下があげられる:3−ニトロ−1,2,4−トリアゾールのモノアンモニウム塩(NTA・1NH)、3−ニトロ−1,2,4−トリアゾールのモノグアニジニウム塩(NTA・1GAD)、ジニトロビトリアゾールのジアンモニウム塩 (DNBTR・2NH)、ジニトロビトリアゾールのジグアニジニウム塩(DNBTR・2GAD)、および3,5−ジニトロ−1,2,4−トリアゾールのモノアンモニウム塩(DNTR・1NH)。
Figure 2008519109
式Iに示されるような総括的なテトラゾールの非金属塩は、カチオン性の窒素含有成分Z、並びにテトラゾール環、およびテトラゾール環の5−位に置換したR基を含むアニオン性成分を含んでいる。式IIに示されるような総括的なトリアゾールの非金属塩は、カチオン性の窒素含有成分Z、並びにトリアゾール環、およびトリアゾール環の3−位と5−位に置換した2つのR基を含むアニオン性成分を含んでいる。ここでRはRと構造的に類似していてもいなくても良い。R成分は水素または任意の窒素含有化合物から選択することができ、たとえば、アミノ、ニトロ、ニトロアミノ、またはそれぞれ式IまたはIIに示したテトラゾリルまたはトリアゾリル基から選択され、直接またはアミン、ジアゾまたはトリアゾ基を介して置換される。化合物Zは、どちらの式でも1−位で置換され、アミン、アミノ、およびアミドを含む群から形成され、アンモニア、カルボヒドラジド、オキサミックヒドラジド、およびヒドラジン;グアニジン化合物、たとえば、グアニジン、アミノグアニジン、ジアミノグアニジン、トリアミノグアニジン、ジシアンジアミドおよびニトログアニジン;窒素置換されたカルボニル化合物またはアミド、たとえば、尿素、オキサミド、ビス−(カルボンアミド)アミン、アゾジカルボンアミド、およびヒドラゾジカルボンアミド;およびアミノアゾール、たとえば、3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−5−ニトロ−1,2,4−トリアゾール、5−アミノテトラゾール、3−ニトロアミノ−1,2,4−トリアゾール、5−ニトロアミノテトラゾールおよびメラミンが包含される。
実施例1:
以下に記載される反応は、本発明のポリ(テトラゾール)の水性反応および形成を例証する。
Figure 2008519109
反応で示されるように、高温加圧下にプレポリマーをアジドおよび界面活性剤の存在下で二価のハロゲン(たとえば、塩素、臭素またはフッ素)化亜鉛と反応させ、ニトリルを含むプレポリマーが最初に、ポリマーに結合された亜鉛テトラゾール有機金属錯体に変換される。臭化亜鉛、アジ化ナトリウムおよびラウリル硫酸アンモニウムが、それぞれハロゲン化亜鉛、アジド塩および界面活性剤として使用される。反応時間は約170℃で約24時間である。その後、ポリマー中間物はろ過され、反応メディアが洗浄分離される。その後、洗浄されたポリマー中間物は、濃い酸(たとえば、HCl)で処理される。その後、ポリ(テトラゾール)酸は塩基で処理され、酸を水溶性の塩に変換する。プロセスの工程はすべて、しばしば使用される典型的な有機溶媒とは対照的に、水中で行なわれる。ポリ(テトラゾール)に変換されたニトリル・プレポリマーの収量パーセントは、約95%である。
実施例2:
ポリ(テトラゾール)が、実施例1と同じ方法で、同じモル比で形成される。高温加圧下にプレポリマーをアジドおよび界面活性剤の存在下で二価のハロゲン化亜鉛と反応させ、ニトリルを含むプレポリマーが最初に、ポリマーに結合された亜鉛テトラゾール有機金属錯体に変換される。臭化亜鉛、アジ化ナトリウムおよびラウリル硫酸アンモニウムが、それぞれハロゲン化亜鉛、アジド塩および界面活性剤として使用される。反応時間は約150℃で約16時間である。その後、ポリマー中間物はろ過され、反応メディアが洗浄分離される。その後、洗浄されたポリマー中間物は、濃い酸(たとえば、HCl)で処理される。その後、ポリ(テトラゾール)酸は塩基で処理され、酸を水溶性の塩に変換する。プロセスの工程はすべて、しばしば使用される典型的な有機溶媒とは対照的に、水中で行なわれる。ポリ(テトラゾール)に変換されたニトリル・プレポリマーの収量パーセントは、約90−95%である。
実施例3:
ポリ(テトラゾール)が、実施例1と同じ方法で、同じモル比で形成される。高温加圧下にプレポリマーをアジドおよび界面活性剤の存在下で二価のハロゲン(化亜鉛と反応させ、ニトリルを含むプレポリマーが最初に、ポリマーに結合された亜鉛テトラゾール有機金属錯体に変換される。臭化亜鉛、アジ化ナトリウムおよびラウリル硫酸アンモニウムが、それぞれハロゲン化亜鉛、アジド塩および界面活性剤として使用される。反応時間は約115℃で約16時間である。その後、ポリマー中間物はろ過され、反応メディアが洗浄分離される。その後、洗浄されたポリマー中間物は、濃い酸(たとえば、HCl)で処理される。その後、ポリ(テトラゾール)酸は塩基で処理され、酸を水溶性の塩に変換する。プロセスの工程はすべて、しばしば使用される典型的な有機溶媒とは対照的に、水中で行なわれる。ポリ(テトラゾール)に変換されたニトリル・プレポリマーの収量パーセントは、約70%である。
実施例4−9:
実施例4−9は以下の表に示され、いくつかの公知のガス生成物質組成物および本発明のガス生成物質組成物について、異なるタイプと量のガスが生成され比較される。実施例4は、参照され本明細書の一部として組み込まれる、米国特許5,035,757に従う、5−アミノテトラゾールおよび硝酸ストロンチウムから形成された代表的なガス生成組成物である。実施例5は、参照され本明細書の一部として組み込まれる、米国特許6,210,505に従う、5,5’−ビ−1H−テトラゾールのジアンモニウム塩のようなテトラゾールのアミン塩、相安定化された硝酸アンモニウム、硝酸ストロンチウムおよびクレーから形成された代表的なガス生成組成物である。実施例6は、参照され本明細書の一部として組み込まれる、米国特許5,872,329に従う、5,5’−ビ−1H−テトラゾールのジアンモニウム塩のようなテトラゾールのアミン塩、および相安定化された硝酸アンモニウムから形成された代表的なガス生成組成物である。実施例7は、参照され本明細書の一部として組み込まれる、米国特許5,872,329に従う、アンモニウムニトロアミンテトラゾール、および相安定化された硝酸アンモニウムから形成された代表的なガス生成組成物である。実施例8は、参照され本明細書の一部として組み込まれる、米国特許5,872,329に従う、アンモニウムニトロアミンテトラゾール、相安定化された硝酸アンモニウム、およびスラグ形成剤から形成された代表的なガス生成組成物である。実施例9は、アンモニウムポリビニルテトラゾールおよび相安定化された硝酸アンモニウム(硝酸アンモニウムは10%の硝酸カリウムとともに共沈殿された)を含む本発明の代表的なガス生成組成物である。
表1は、各例についての、生成された一酸化炭素(CO)、アンモニア(NH)、一酸化窒素(NO)および二酸化窒素(NO2)の生成量(ppm)および生成されたガス量のグラム数(g)を示す。全ての実施例はすべて実質的に同じ設計のガスジェネレータ内で燃焼された。
Figure 2008519109
集められたデータは、本発明に従って形成された実施例9の組成物が、35ppmの業界基準よりはるかに低く、他の例よりはるかに少ないアンモニアを与えることを示す。他の公知のガス生成物質と比較して、本発明の組成物が実質的により少ない量のアンモニアを与えることが見出された。多くの公知のガス生成物質組成物では、他の性能基準を好適なままに保持しつつ、燃焼に際して生成されるアンモニアの合計量を減じるのは多くの場合難しい。
実施例10−14:
理論的な例10−14が以下の表に示され、本発明に従って形成されたいくつかのガス生成物質組成物に関し、異なるタイプと量のガスが比較される。表2の中で言及される、全ての相安定化硝酸アンモニウム(PSAN10)はすべて、PSANの合計の重量の10重量%の硝酸カリウムによって安定させられた。すべての実施例は一次燃料としてアンモニウムポリ(C−ビニルテトラゾール)(APV)を使用する。特定の例では、5,5’−ビス−1Hテトラゾール(BHT.2NH3)の非金属ジアンモニウム塩を二次燃料として使用する。すべての例は、同様な設計のインフレータ内、または等価なヒートシンク設計のガスジェネレータ内で行われたガス生成物質成分(プロペラント組成物)の燃焼によって得られた結果を反映する。
Figure 2008519109
実施例10は、107℃で400時間において、わずか0.5%の質量損失しかなく、熱的に安定であることが見出された。従って、実施例10は、本発明のガス生成物質組成物の予想外の熱安定性を例証し、特に本明細書で定義されたポリビニルテトラゾールおよび相安定された硝酸アンモニウム(10%の硝酸カリウムで安定させられた)を含むものの予期しえない熱的安定性を例証する。当該技術分野において公知の、または当該技術分野において認められているような、他の相安定剤の使用も意図されることが強調されるべきである。
実施例11から13は、金属酸化剤とポリビニルテトラゾールの使用を例証する。ある用途では、金属の酸化剤の使用は、点火性、燃焼速度指数、ガス生成物質燃焼速度および他の設計基準の最適化のために望まれることがある。例は、金属酸化剤が多く使用されると、燃焼に際して生成されるガスのモル数が減ることが示される。
対照的に、実施例10および14は、非金属ガス生成物質成分が使用される場合、ガス燃焼生成物のモル数が最大になることを例証する。従って、本発明の好ましいガス生成物質組成物は、燃料成分として少なくとも1つのポリビニルテトラゾールを含み、酸化剤成分として非金属酸化剤を含む。
最後に、実施例14に関して、APVとPSAN10に、別の非金属燃料(BHT.2NH3)を加えることにより、ガス生成物質燃焼速度が増大され、それにより、ガス生成組成物の燃焼プロフィールを最適化できることが見出された。実施例14の燃焼速度は5500psiで毎秒1.2インチと記録された。したがって、5,872,329に記載されているような、テトラゾールの非金属アミン塩類および/またはトリアゾールの非金属アミン塩類の追加は、燃焼速度およびガス生成に関して有利なことが結論づけられる。更に、APVの柔軟な性質は、プロペラント組成物に押し出し成形性を提供する。図3および4中で示されたように、上記のような第二の燃料の追加は、燃焼圧力の上昇に伴う、高められた燃焼速度に帰着する。図3は、ポリビニルテトラゾールおよび相安定化された硝酸アンモニウムのみを含む配合物の圧力に関する燃焼速度を例証する。これに対し図4は、本明細書に記載された重量%範囲に従って、ジ−アンモニウムBHTが追加された、ポリビニルテトラゾールおよび相安定化された硝酸アンモニウムを含む図3の同様の組成物の圧力に関する燃焼速度を例証する。本明細書に記載された第二の燃料の追加が、燃焼速度に関して顕著な効果を奏することが結論づけられる。実際的な効果は、製造されたガス生成物質の性能の再現性と向上されたバリスティック特性である。
実施例15および16:
実施例15および16は、ポリビニルテトラゾールを含むガス生成物質組成物のコールドスタートの効果を例証する。示差走査熱量測定法(DSR)によって示されるように、典型的な無煙の組成物または非金属組成物は、発熱を伴う燃焼に先立ち、吸熱性の傾向を示すことがある。その結果、比較的より大きなエネルギー量が、ガス生成物質に点火し、その燃焼を保持するために使用されなければならない。しばしば、より強力な一連の点火手段、より強力なブースター組成物をおそらく含むものが、ガス生成物質に点火し、かつ燃焼を保持するのに必要なエネルギーレベルに到達するために要求される。実施例15は、65%のPSAN10および約35%のBHT.2NH3を含む組成物に関する。DSC試験により示されたように、吸熱は253.12℃で最大限になり、1gのガス生成物質当たり約508.30ジュールの熱損失が記録された。それに対し、実施例16は、約15%のポリ(C−ビニルテトラゾール)および約85%のPSAN10を含む組成物に関する。予想外にも、DSCにより示されるように吸熱性のプロセスはない。また、従って、燃焼は抑制されない態様で進む。その結果、ガス生成組成物を燃焼させるためにより少ないエネルギーしか必要ではなく、そのため、一連の点火手段、イグニションおよびブースターに対する必要条件を低減する。
実施例17:
本発明の別の利点は図5および6に例証される。図5は最新のガス生成装置内における、本発明に従って作られたガス生成組成物のベースライン、またはエイジング前の燃焼を示す。具体的には、ガス生成組成物は80.6%のPSAN、8.0%のPVTおよび11.4%のBHT−2NH3を含んでいた。一方図6は、同じガス生成装置内での同じガス生成組成物の、エイジング後の燃焼を例証する。図5および6の中で示された曲線は、「熱い」または+85℃、「周囲の」または23℃、そして「寒い」または−40℃での、60リットルのバリティックタンク内の標準ドライバー側インフレータの展開に関する。示されるように、3つの様々な温度で展開した時、ガス生成物質のエイジング前とエイジング後の動作において、燃焼プロフィールの間に顕著な差はない。「促進エイジング」のためのUSCAR規格は、107℃で400時間である。典型的には世界中の多くの車メーカーが同様なエイジング基準を要求する。
実施例18−21:
実施例18−21は、本発明によりシアノ−またはニトリル−含有プレポリマーの選択が最終生成物をどのように決定するかについて例証する。適当なニトリル−含有プレポリマーの選択により、所望のポリ(テトラゾール)が最終生成物として生成されることを示す。
実施例18
Figure 2008519109
実施例19
Figure 2008519109
実施例20
Figure 2008519109
実施例21
Figure 2008519109
本発明の別の態様では、本発明の組成物はガス生成システム内で使用されることができる。例えば、図2の中で模式的に示されるように、公知の方法で作られた乗り物乗員保護システムは、ハンドル中のエアバッグインフレータ、およびシートベルトアセンブリーと電気的に接続された衝突センサーを含んでいる。本発明のガス生成組成物は、より広範な乗り物乗員保護システムのサブアセンブリーとして、またはガス生成システム内で使用されることができる。より詳細には、自動車のガス生成システム中で使用されるガス生成装置はそれぞれ、本明細書に記載されているようなガス生成組成物を含むことができる。
組成物は公知の方法を使用して乾式混合または湿式混合されることができる。様々な成分は、微粒子の形状で一般に提供され、他のガス生成物質成分と混合され、均一の混合物を形成する。その後、混合物は公知の安全な方法でペレットにされるか、または他の有用な形状に形成される。好ましいガス生成物質組成物は、60−95重量%の相安定化された硝酸アンモニウム(10−15%のKNO)、および5−40重量%の非金属ポリ(c−ビニルテトラゾール)を含む。好ましいガス生成組成物は85重量%の相安定化された硝酸アンモニウム、および15重量%のアンモニウム ポリ(c−ビニルテトラゾール)を含む。より好ましいガス生成組成物は、約8%のアンモニウム ポリ(c−ビニルテトラゾール)、約11%の5,5’−ビス−1H−テトラゾールのジアンモニウム塩、および約81%の相安定化された硝酸アンモニウムを含む。
ここに与えられたすべての%は、ガス生成組成物の総重量に基づいた重量パーセントであることが銘記されるべきである。ここに記載された化学薬品は、たとえば、アルドリッチケミカル社およびポリサイエンス社のような会社によって供給されることができる。
図1の中で示されるように、例示的なインフレータは、組み合わされるエアバッグの展開の力を調整するために、デュアルチャンバー設計を組込む。一般に、第一のガス生成物質12およびここに記載されたように形成された自己発火組成物14を含むインフレータは、公知の技術により製造されることができる。米国特許6,422,601、6,805,377、6,659,500、6,749,219および6,752,421は、典型的なエアバッグインフレータ設計を例証し、これらは参照され本明細書の一部として組み込まれる。
図2を参照する。上記の例示的なインフレーター10は、エアバッグシステム200内に組み込まれることができる。エアバッグシステム200は少なくとも1つのエアバッグ202、および本発明のガス生成物質組成物12を含むインフレータ10を含み、該インフレータはエアバッグの内部と流体連絡可能にエアバッグ202と組み合わされる。エアバッグシステム200は、衝突センサー210を含むか、またはこれと接続される。衝突センサー210は既知のクラッシュセンサーアルゴリズムを含み、衝突の場合に例えばエアバッグインフレーター10の活性化によってエアバッグシステム200の起動の信号を送る。
図2を参照する。エアバッグシステム200は、安全ベルトアセンブリー150のような追加の要素を含む、より広範な、より包括的な乗り物乗員拘束システム180に組み入れられることができる。図2は、そのような拘束システムの1つの典型的な実施態様の概略図を示す。安全ベルトアセンブリー150は、安全ベルトハウジング152および、ハウジング152から伸びる安全ベルト100を含んでいる。安全ベルトリトラクタメカニズム154(例えば、ばね式のメカニズム)は、ベルトの端部分に連結されることができる。さらに、衝突の際にリトラクタメカニズムを始動させるために、プロペラント12および自動点火装置14を含む安全ベルトプリテンショナー156がベルトリトラクターメカニズム154に連結されることができる。本発明の安全ベルト実施態様と共に使用されることができる典型的なシートベルトリトラクタメカニズムは、米国特許番号5,743,480、5,553,803、5,667,161、5,451,008、4,558,832および4,597,546に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。本発明の安全ベルトの実施態様が組み合わされることができる典型的なプリテンショナーの例は、米国特許番号6,505,790および6,419,177に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。
安全ベルトアセンブリ150は、例えばプリテンショナーに組み入れられた火工品イグナイタ(図示せず)の起動によって、ベルトプリテンショナー156の起動の信号を発生する既知のクラッシュセンサーアルゴリズムを含む、衝突センサ158(例えば慣性センサあるいは加速度計)を含むか、またはこれと接続されることができる。先に参照され、本明細書の一部として組み込まれた米国特許番号6,505,790および6,419,177は、そのような方法で始動するプリテンショナーの例を提供する。
安全ベルトアセンブリ150、エアバッグシステム200、およびより広範な乗り物乗員保護システム180が例示されるが、本発明により意図されるガス生成システムはこれらに限定されるものではない。
製造の方法
本発明の燃料は、実施例1−3および実施例18−21に記載され、以下に記載されるようなポリビニルテトラゾール類を合成する水性方法によって形成されることができる。水性のプロセスは次の工程を含んでいる。第1に、ペンダントニトリルまたはシアノ基を含んでいるプレポリマーが提供される。合成においては、シアノ官能性またはニトリル官能性の任意のプレポリマーを使用することができる。例としては、ポリ(シアノアクリレート)、ハロゲンがフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であるポリ(ハロアクリロニトリル)、ポリ(クロトニトリル)、ポリ(トリアリルシアヌレート)、セルロースシアノエチルエーテルおよびポリ(メタアクリロニトリル)があげられる。ニトリル官能基を含んでいるある種の共重合体またはブロックコポリマーも、プレポリマーとしての使用が企図される。これらの共重合体としては、ポリ(ブタジエン/アクリロニトリル)およびポリ(スチレン/アクリロニトリル)、並びにニトリルを含む任意のポリマーまたはオリゴマーのポリマーブレンドがあげられる。これらのポリマーと共重合体は、ポリサイエンス社(www.polysciences.com)のような公知のメーカーから購入されることができる。任意の有用な骨格鎖も使用されることができるが、好ましいポリマーの骨格鎖はポリエチレン鎖である。ニトリルは骨格鎖の一部となることはできず、常にペンダント基でなければならない。更に、物質はペンダントニトリルを含んでいるプレポリマーとして分類されることができる。プレポリマーは芳香族性を示すことができる。
その後、プレポリマーは、アジ化ナトリウムのようなアジド、水および界面活性剤の存在下で二価のハロゲン化亜鉛、ZnXと反応させられる。高温加圧下で、ポリマーに結合した亜鉛テトラゾール有機金属錯体を形成する。ポリマー中間生成物錯体はついで、反応メディアからろ過、洗浄され、次に、濃い酸で処理して対応するテトラゾール酸に変換される。その後、ポリ(テトラゾール)酸は適当な塩基と反応させることにより水溶性塩に変換することができる。プロセスの工程はすべて水中で行なわれる。
例えば、アジドはアジ化ナトリウムのような任意の金属のアジドであることができる。界面活性剤は本質的に任意の有用な界面活性剤でありえる。例示的な1つの界面活性剤はローディア社によって提供されるラウリル硫酸アンモニウム塩である。他の界面活性剤としては、様々な石鹸または洗剤(例えばDial(登録商標))、第四級アンモニウム塩のような相間移動触媒(たとえば、アルドリッチケミカル社からのテトラブチル臭化アンモニウム)を包含する。ハロゲン化亜鉛は塩化亜鉛、臭化亜鉛またはヨウ化亜鉛でありえる。濃い酸は、塩化水素、臭化水素、硝酸、硫酸、および酢酸のような有機酸でありえる。好ましくは、約1−3のpHを有するポリマーサスペンション溶液を与える任意の酸を使用することができる。例えば、これらの酸はアルドリッチケミカル社から利用可能である。使用される塩基は、水酸化アンモニウム、ヒドロキシルアミン、ヒドラジンおよび、ポリマーと安定な塩を形成するのに適合するpKbを与える他の適当なアミンを含む群から選択することができる。例えば、これらの塩基はアルドリッチケミカル社から利用可能である。
プロセス条件は以下のように記載されることができる:1.0モル当量のポリアクリロニトリル(たとえば、ポリサイエンス社製のプレポリマー)を、臭化亜鉛二水和物(アルドリッチ)の0.5モル当量、アジ化ナトリウム(アルドリッチ)の1.1当量および、28重量%の水溶液としてのラウリル硫酸アンモニウムの0.0025モル当量と反応させる。水中でのポリマーの量に基づいた最終モル量は、約1.0である。例示的なバッチは47.7グラムのプレポリマー、64.29グラムのアジド、117.41グラムの亜鉛および2.25mlの界面活性剤を使用する。全ての成分は900mlの水中で混合された。過剰のアジドが存在し、少なくとも0.5当量の亜鉛が存在する限り、比率は変えることができる。界面活性剤の量も、0.1当量以下で0.000001当量以上の範囲で変えることができる。水の量は、5.0モル溶液と0.1モル溶液の間で変えることができる。すべての試薬は順番に拘わらず圧力反応器の中で混合される。すべの試薬が添加されると、圧力容器は密閉される。内容物は撹拌され、170℃に加熱される。圧力は80−100psiの間に達する。その後、その混合物は、約24−48時間(好ましくは24時間)の間反応させられ、次に室温に冷却された。その後、乳状の内容物は、ブーフナー漏斗で好ましくはろ過され、等しい体積の水で洗浄される。
次に、内容物は約1.0から10.0リットル、より好ましくは3.0リットルの冷水(0−24℃の範囲)中に分散され、急速に撹拌される。十分な酸が加えられ、サスペンションのpHを1−3とし、混合物を約20分間連続的に撹拌する。その後、そのサスペンションは、ナイロンスクリーンを使用してブーフナー漏斗中で再びろ過され、等量の水で洗浄される。これは、漏斗の中に弾性のある湿った物質を残す。これを取り出し、標準的なはさみを使用して小片に切断する。その後、この物質は1.0リットルの水中に懸濁され、サスペンジョンを撹拌しつつ過剰の水酸化アンモニウム(アルドリッチ)が加えられる。少なくとも1モル当量の水酸化アンモニウムが使用され、所望であればより多量の水酸化アンモニウムが使用される。
そのサスペンションはゆっくり溶解するだろう。しかし、プロセスを促進するために加熱することができる。この際の温度は25−100℃の範囲であることができる。混合物は溶解し非常に粘着性になる。次いで、撹拌は止められる。その後、溶液は平坦な金属シートの上に注がれ、空気乾燥によりすべての過剰アンモニアを除去する。その後、物質はさらにオーブン中で乾燥され、薄いフィルムとされ、次に、ボールミルで微粉にされる。本質的には、水酸化アンモニウムの追加の後、生成物は完全に反応させられる。他の引き続く工程は、物質を単に乾燥させて処理するものである。
一般に、上記において詳細に説明されたように、ポリ(テトラゾール)を形成する方法は次の工程を含んでいる:
1. 反応容器を提供する工程;
2. 反応容器に水、少なくとも1つのアジド塩、少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つの二価のハロゲン化亜鉛および、シアノ官能基またはニトリル官能基を有する少なくとも1つのポリマーを加える工程、ここで反応容器に水、アジド塩、界面活性剤、二価のハロゲン化亜鉛およびポリマーを加える順番は変えられることができる;
3. 反応容器の内容物を混合して液体混合物にし、混合物を反応させる工程;
4. 反応容器の内容物を洗浄ろ過し、濾液/水混合物を生成する工程;
5. 約1−3のpHへろ液/水混合物を酸性化し、これを撹拌し、溶液中に固体を形成する工程;
6. 酸性化されたろ液/水混合物をろ過し、酸性化されたろ液/水混合物から固体を分離する工程;
7. 水中に固体を懸濁し、水酸化アンモニウムのような塩基の過剰量を撹拌しながらサスペンジョンに加える工程;
8. 塩基/水混合物中の固体を溶解してスラリーを形成する工程;および
9. コンテナーへスラリーを注ぎ、スラリーを乾燥し、最終生成物の固体を形成する工程。
ポリ(テトラゾール)を形成する方法が次の工程へ統合されることができることはさらに認識されるべきである:
1. 反応容器を提供する工程;
2. 反応容器に水、少なくとも1つのアジド塩、少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つの二価のハロゲン化亜鉛および、シアノ官能基またはニトリル官能基を有する少なくとも1つのポリマーを加える工程、ここで反応容器に水、アジド塩、界面活性剤、二価のハロゲン化亜鉛およびポリマーを加える順番は変えられることができる;
3. 反応容器の内容物を混合して液体混合物にし、混合物を反応させる工程;
4. 反応容器の内容物を洗浄ろ過し、濾液/水混合物を生成する工程;および
5. 約1−3のpHへろ液/水混合物を酸性化し、これを撹拌し、溶液中に固体を形成する工程。
水性のシステムの使用によって、高価で、有毒および/または可燃性の可能性がある有機溶媒の必要性は排除される。したがって、全体としての費用は劇的に減じられ、同時に安全性が高められる。中間生成物の亜鉛錯体は反応メディアから容易にろ過され、対応する酸に容易に変換され、またはさらに水溶性の高分子電解質塩に最終的に容易に変換される。
本明細書の記述は例示の目的だけのためにあり、いかなる意味でも本発明の範囲を制限するために解釈されるべきでない。したがって、当業者は特許請求の範囲に規定された本発明の範囲を逸脱することなく、本明細書に記載された実施態様に様々な改良を加えることができることを認識するだろう。
図1は本発明のインフレーターの一般的な構造を示す横断面側面図である。 図2は本発明のガス生成組成物を含む乗り物乗員保護システムの例を示す模式図である。 図3はガス生成組成物の燃料圧力に対する燃料速度を示す図である。 図4はガス生成組成物の燃料圧力に対する燃料速度を示す図である。 図5は107℃で400時間エイジングする前の、ガス生成組成物の燃料プロフィルを示す図である。 図6は107℃で400時間エイジングした後の、同じガス生成組成物の燃料プロフィルを示す図である。

Claims (20)

  1. 以下の工程を含むポリ(テトラゾール)の製造方法:
    反応容器を提供する工程;
    反応容器に水を加える工程;
    反応容器に少なくとも1つのアジド塩を加える工程;
    反応容器に少なくとも1つの界面活性剤を加える工程;
    反応容器に少なくとも1つの二価のハロゲン化亜鉛を加える工程;
    反応容器にシアノ官能基またはニトリル官能基を有する少なくとも1つのポリマーを加える工程;ここで反応容器に水、アジド塩、界面活性剤、二価のハロゲン化亜鉛およびポリマーを加える順番は変えられることができる;
    反応容器の内容物を混合して液体混合物にする工程;
    反応容器の内容物を加熱して、反応容器の内容物を反応させる工程;
    反応容器の内容物を冷却する工程;
    反応容器の内容物をろ過してろ液を生成する工程;
    ろ液を水で洗浄してろ液/水混合物を生成する工程;
    ろ液/水混合物を約1.0−10リットルの冷水中に分散し、撹拌する工程;
    分散されたろ液/水混合物を約1−3のpHに酸性化し、撹拌する工程;
    酸性化されたろ液/水混合物をろ過して、酸性化されたろ液/水混合物から固体を分離する工程;
    固体を洗浄する工程;
    水中の固体を懸濁し、水酸化アンモニウムの過剰量を撹拌しながらサスペンジョンに加える工程;
    水酸化アンモニウム混合物中の固体を溶解し、スラリーを形成する工程;および
    コンテナーへスラリーを注ぎ、スラリーを乾燥し、最終固体生成物を形成する工程。
  2. 反応容器内の内容物を加熱する工程が、約100−200℃の範囲の温度にスラリーを加熱する事を含む、請求項1記載の方法。
  3. スラリーが約170℃に加熱される、請求項2記載の方法。
  4. 水が約0.5から約5モル当量で加えられ、アジド塩が約0.5から約1.5モル当量で加えられ、界面活性剤が触媒量で加えられ、触媒試薬が約0.5から約1.5モル当量で加えられ、反応性ポリマーが約0.5から約1.5モル当量で加えらる、請求項1記載の方法。
  5. 最終固体生成物がポリビニル(テトラゾール)である、請求項1記載の方法。
  6. 水酸化アンモニウム中の固体を溶解する工程が、水と懸濁された固体を加熱してスラリーを形成することを含み、該スラリーが約25から100℃に加熱される、請求項1記載の方法。
  7. 最終固体生成物を粉砕して微粉にする工程を更に含む、請求項1記載の方法。
  8. 反応容器内の内容物が約12から48時間反応された後、冷却される、請求項1記載の方法。
  9. ポリマーが、ポリアクリロニトリル、 ポリシアノアクリレート、ハロゲンがフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であるポリハロアクリロニトリル;ポリトリアリルシアヌレート、セルロースシアノエチルエーテル;ポリメタアクリロニトリル;ポリ(ブタジエン/アクリロニトリル)およびポリスチレン/アクリロニトリルのようなニトリル官能基を含むオリゴマー、コポリマーまたはブロックコポリマー、またはそれらのブレンド;およびこれらの混合物から選択される、請求項1記載の方法。
  10. アジド塩が有機のアジド塩および無機のアジド塩から選択される、請求項1記載の方法。
  11. アジド塩がアジドアンモニウム、アジドカリウム、およびアジドトリメチルシリルから選択される、請求項10記載の方法。
  12. 界面活性剤が四級アンモニウム塩、ラウリル硫酸塩、ハンドソープ、食器用洗剤およびそれらの混合物から選択される、請求項1記載の方法。
  13. 以下の工程を含むポリ(テトラゾール)の製造方法:
    反応容器を提供する工程;
    反応容器に水、少なくとも1つのアジド塩、少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つの二価のハロゲン化亜鉛および、シアノ官能基またはニトリル官能基を有する少なくとも1つのポリマーを加える工程、ここで反応容器に水、アジド塩、界面活性剤、二価のハロゲン化亜鉛およびポリマーを加える順番は変えられることができる;
    反応容器の内容物を混合して液体混合物にし、混合物を反応させる工程;
    反応容器の内容物を洗浄ろ過し、濾液/水混合物を生成する工程;および
    約1−3のpHへろ液/水混合物を酸性化し、これを撹拌し、溶液中に固体を形成する工程。
  14. 請求項13記載の方法により生成された固体を含むガス生成組成物。
  15. 請求項14記載のガス生成組成物を含むガス生成装置。
  16. 請求項14記載のガス生成組成物を含むガス生成システム。
  17. 請求項14記載のガス生成組成物を含む、乗り物乗員保護システム。
  18. アジド塩が約1.1モル当量のアジドナトリウムであり、界面活性剤が約0.0025モル当量のラウリル硫酸ナトリウムであり、ポリマーが約1.0モル当量のポリアクリロニトリルであり、触媒試薬が約0.5モル当量の臭化亜鉛二水和物である、請求項13記載の
  19. 以下の工程を含む、5−位置で置換されたビニル化されたテトラゾールの製造方法;
    反応容器を提供する工程;
    反応容器に水、少なくとも1つのアジド塩、少なくとも1つの界面活性剤、少なくとも1つの二価のハロゲン化亜鉛および、シアノ官能基またはニトリル官能基を有する少なくとも1つのポリマーを加える工程、ここで反応容器に水、アジド塩、界面活性剤、二価のハロゲン化亜鉛およびポリマーを加える順番は変えられることができる;
    反応容器の内容物を混合して液体混合物にし、混合物を反応させる工程;
    反応容器の内容物を洗浄ろ過し、濾液/水混合物を生成する工程;
    約1−3のpHへろ液/水混合物を酸性化し、これを撹拌する工程;
    酸性化されたろ液/水混合物をろ過し、酸性化されたろ液/水混合物から固体を分離する工程;
    水中の固体を懸濁し、過剰量の塩基を撹拌しながらサスペンジョンに加える工程;
    塩基/水混合物中の固体を溶解してスラリーを形成する工程;および
    コンテナーへスラリーを注ぎ、スラリーを乾燥し、最終固体生成物を形成する工程。
  20. 塩基が水酸化アンモニウムである、請求項19記載の方法。
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