JP2608518B2 - 磁石発電機の回転子の製造方法 - Google Patents

磁石発電機の回転子の製造方法

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JP2608518B2
JP2608518B2 JP5199167A JP19916793A JP2608518B2 JP 2608518 B2 JP2608518 B2 JP 2608518B2 JP 5199167 A JP5199167 A JP 5199167A JP 19916793 A JP19916793 A JP 19916793A JP 2608518 B2 JP2608518 B2 JP 2608518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁石発電機の回転子に
関し、特に、永久磁石の固定構造の改良に係り、例え
ば、オートバイやバギー等の小型または特殊車両に搭載
する磁石発電機の回転子に利用して有効なものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、オートバイやバギー等の小型ま
たは特殊車両においては、フェライトマグネット等のよ
うな永久磁石(以下、マグネットという。)を利用した
磁石発電機が使用されることがある。
【0003】この種の磁石発電機は、ヨークの内周に複
数個のマグネットを等間隔で配列固定されることにより
構成されている回転子と、コアにおける放射状の複数箇
所にコイルを巻装されることにより構成されている発電
子とを備えており、前記回転子がエンジンに駆動されて
発電子の周囲を回転することにより、発電子の各磁極コ
イルにおいて起電力を誘起せしめるように構成されてい
る。
【0004】従来、このような磁石発電機に使用される
回転子として、マグネットと対応する形状の複数のマグ
ネット収容室を上部開放枠を環状に連結されて形成され
ているケースがヨーク内に嵌入されており、このケース
の各収容室に前記マグネットがそれぞれ挿入されて隣合
う収容室間の隔壁部間でそれぞれ挟圧固定されており、
さらに、ケースおよびマグネットの内側に筒形状のカバ
ーが嵌入され、このカバーの外側鍔部上に樹脂製の押さ
えリングが当接された後、前記ヨーク上端部外周に形成
された巻きかしめ代部が押さえリング上に巻きかしめ加
工されることにより、複数個のマグネットがヨークに一
体化されて成るものがある。
【0005】また、従来のこの種の磁石発電機の回転子
として、特開昭60−187248号公報および特開昭
61−280747号公報に記載されているものがあ
る。
【0006】前者の磁石発電機の回転子は、鉄椀と、こ
の鉄椀の内周に装着した磁石と、磁石の内周面に配置し
た磁石保護カバーと、鉄椀の底面と磁石と磁石保護カバ
ーとで形成した接着剤溜め用空間と鉄椀の内周面と磁石
保護カバーとの間における鉄椀の底面に設けた接着剤注
入用の穴とを備えて構成されている。
【0007】後者の磁石発電機の回転子は、鉄椀の内周
面に配置した複数個の円弧状の磁石の内周面に磁石保護
部材の筒部を圧接し、この磁石保護部材のフランジ部を
各磁石の開口端側端面に当接させて各磁石の軸方向移動
を規制すると共に、磁石保護部材の固定部を鉄椀の底部
に固定し、かつ磁石保護部材の筒部の鉄椀底部側の外形
形状を各磁石配列の内径寸法より小となるテーパ状とな
すと共に、磁石保護部材の筒部に各磁石間の空間に向か
って外径方向に膨出する膨出部を形成することにより、
磁石保護部材の鉄椀への固定によって各磁石を鉄椀内周
面に固定するように構成されている。また、磁石保護部
材圧入時における磁石保護部材の変形を膨出部で吸収す
ると共に、磁石保護部材の筒部における固定部側の外形
形状が各磁石配列の内径寸法より小となるテーパ状とな
してあることによって、磁石保護部材の固定部側の変形
を少なくして、磁石保護部材を固定部によって確実に鉄
椀に固定することができるように構成されている。
【0008】ところで、永久磁石励磁式スタータ等の製
造方法として、特公昭62−36458号公報に記載さ
れているものがある。すなわち、この製造方法は、ヨー
クの一端からマグネットをヨークの突起に係合するまで
挿入すると同時に、底部円筒部連結部スカート部を有す
るマグネットカバーをヨークの他端から圧入して第1合
着部、第2合着部、第3合着部および第1の張り出し部
を形成した後、マグネットカバーの底部側内周に配設し
た弾性体を圧縮し底部円筒部にU字状の第2の張り出
し部を形成することを特徴とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マグネ
ットケースが使用されている従来の磁石発電機の回転子
においては、部品点数および組付工数がマグネットケー
スに関する分だけ多くなるばかりでなく、マグネットが
マグネットケースに圧入されるため、マグネットの寸法
について厳格な管理が必要になり、また、マグネットの
寸法ばらつきを吸収する余裕代や、押さえリングおよび
巻きかしめ代の分、磁石発電機の回転子の軸方向の寸法
が長くなる。
【0010】また、特開昭60−187248号公報に
提案されている磁石発電機の回転子およびその製造方法
においては、接着剤が使用されているため、作業性が低
下する。
【0011】また、特開昭60−187248号公報お
よび特開昭61−280747号公報に提案されている
磁石発電機の回転子のいずれにおいても、各マグネット
の軸方向の位置決めが鉄椀の底壁側で行われているた
め、各マグネットの軸方向寸法のばらつきが鉄椀の開口
側で吸収されることになり、その結果、磁石発電機の回
転子の軸方向寸法が長くなってしまう。
【0012】本発明の第1の目的は、マグネットケース
および接着剤を使用せずにマグネットを固定することが
できるとともに、軸方向寸法を可及的に短縮することが
できる磁石発電機の回転子の製造方法を提供することに
ある。
【0013】ところで、この磁石発電機を製造する方法
として、本発明者は、特公昭62−36458号公報に
記載されている永久磁石励磁式スタータ等の製造方法を
応用することを考えた。しかし、この方法を磁石発電機
の回転子の製造方法に単純に応用した場合には、次のよ
うな不具合があることが、本発明者によって明らかにさ
れた。
【0014】(1) 弾性体のばらつきや劣化、およ
び、カバーの厚みや硬度のばらつきに影響されて、軸方
向のストロークに対するカバー筒壁の径方向の張り出し
量が不安定になるため、マグネットの固定力が不安定に
なる。 (2) マグネットの軸方向の位置決めを確保する張り
出し部の形状が緩やかな角度になってしまうため、張り
出し部によるマグネットの固定力が小さい。 (3) 軸方向のストロークに対してカバー筒壁の径方
向の張り出し量を大きく設定することが困難である。
【0015】本発明の第2の目的は、前記不具合を解消
することができる磁石発電機の回転子の製造方法を提供
することにある。
【0016】本発明に係る磁石発電機の回転子の製造方
法は、略椀形状のヨークの内周に複数個のマグネットが
間隔をおいて配されており、マグネットの内側に筒形状
のカバーが嵌入されている磁石発電機の回転子の製造方
法において、前記ヨーク(11)の閉塞壁(14)に予
め開設された複数個の透孔(17)にスプリング(4
5)によってフローティング支持されたマグネット軸方
向支え治具(44)が、閉塞壁外側からそれぞれ挿入
れる工程と、前記ヨーク(11)内に前記マグネット
(20)群が収容されて前記マグネット軸方向支え治具
(44)の上にそれぞれ載せられることにより、前記各
マグネット(20)が前記マグネット軸方向支え治具
(44)によって軸方向に移動自在にフローティング支
される工程と、前記マグネット(20)群の内側にカ
バー(30)が挿入されることにより、前記カバー筒壁
(31)が径方向外向きに膨出されて、隣合う前記マグ
ネット(20)、(20)間の空間にマグネット周方向
位置決め部(37)が形成される工程と、前記カバー
(30)の内側鍔部(33)が前記ヨーク閉塞壁(1
4)に固定される工程と、塑性装置(60)の本体(6
1)が前記カバー筒壁(31)内に挿入され、前記本体
(61)に放射線状に摺動自在に複数基装着された各張
り出し具(62)が、前記カバー筒壁(31)における
前記ヨーク閉塞壁(14)と前記各マグネット20のヨ
ーク閉塞側端面(26)との間の空間の部分にそれぞれ
対向され、続いて、前記各張り出し具(62)が前記本
体(61)に軸方向に摺動自在に嵌合された操作具(6
6)の軸方向への摺動によって前記本体(61)を径方
向外向きにそれぞれ摺動され、前記カバー筒壁(31)
における前記各張り出し具(62)との対向部分が径方
向外向きに張り出されてマグネット軸方向位置決め部
(38)が前記各マグネット(20)のヨーク閉塞壁側
端面(26)の脇に形成される工程と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0017】
【作用】前記した手段によれば、カバーの筒壁に膨出形
成されるマグネットの軸方向位置決め部の張り出し量は
軸方向ストロークによって定まるため、張り出し量を大
きな最適値であっても、所望に応じて、簡単かつ高精度
に設定することができるとともに、設定された張り出し
量を安定的に再現することができる。
【0018】しかも、マグネットの軸方向位置決め部は
水平方向に膨出成形されるため、張り出し量を大きな最
適値に設定することができるのとあいまって、軸方向位
置決め部のマグネットに対する固定力を大きく設定する
ことができる。
【0019】各マグネットの上面にカバーの外側鍔部を
当接させた状態で、カバーの筒壁のヨーク閉塞壁とマグ
ネットのヨーク閉塞壁側端面との間の空間の部分を径方
向外向きに膨出成形させることにより、各マグネットを
カバーの外側鍔部とカバー筒壁のヨーク閉塞壁側部分に
膨出成形された軸方向位置決め部とによって挟持させた
状態で固定させることができるため、各マグネットの高
さ位置がカバーの外側鍔部で揃えられて、各マグネット
の高さ方向の寸法ばらつきはヨーク閉塞壁側のカバーの
張り出し部でそれぞれ吸収された状態になり、その結
果、磁石発電機の回転子の軸方向長さを短縮させること
ができる。
【0020】
【実施例】図1(a)、(b)、(c)は本発明の一実
施例である磁石発電機の回転子の製造方法を示す各一部
切断斜視図である。図2はヨークを示しており、(a)
は一部省略平面図、(b)は(a)のb−b線に沿う正
面断面図、(c)は一部省略底面図である。図3はカバ
ーを示しており、(a)は一部省略平面図、(b)は正
面断面図、(c)は一部省略底面図である。図4は本発
明の一実施例である磁石発電機の製造方法によって製造
された磁石発電機の回転子を示しており、(a)は平面
図、(b)は(a)のb−b線に沿う正面断面図であ
る。図5以降は本発明の一実施例である磁石発電機の回
転子の製造方法における各工程を示す説明図である。
【0021】本実施例において、本発明に係る磁石発電
機の回転子の製造方法によって製造される磁石発電機の
回転子はヨークと、複数のマグネットと、カバーとを備
えている。
【0022】ヨーク11は磁性材料により上面が開口し
下面が閉塞した略椀形状に一体成形されており、円筒形
状の筒壁12にはリラクタ13が周方向および軸方向に
所定の幅をもって、径方向外向きに突設されている。ヨ
ーク11の下面閉塞壁14には、この回転子をエンジン
に直結させるボス(図示せず)を挿通するための軸孔1
5が中心に開設されている。ヨーク11の下面閉塞壁1
4の軸孔15の外方位置には後述するヨーク位置決め治
具を取り付けるのに使用される円形孔16が一対、同心
円上において180度の位相差をもってそれぞれ穿設さ
れている。また、ヨーク11の閉塞壁14における外周
辺部には、後述するマグネット軸方向位置決め治具を挿
通するための長円孔17が複数個(本実施例において
は、12個)、同心円上において周方向に等間隔に穿設
されている。
【0023】さらに、ヨーク11の閉塞壁14の底面に
はカバーを固定するための凸部18が複数個(本実施例
においては、8個)、円形孔16群と長円孔17群との
間の同心円上において周方向に等間隔に配されて、閉塞
壁14の一部を外面から突き上げられることにより軸心
方向内向きに突設されており、この凸部18は後述する
ようにカバーに穿設された固定孔に挿通されてかしめ加
工され得るように構成されている。
【0024】なお、ヨーク11の閉塞壁14には冷却フ
ァン取り付け用の雌ねじ孔19が複数個、円形孔16群
付近の同心円上において周方向に等間隔に開設されてい
る。また、ヨーク11の筒壁12の開口縁には巻きかし
め代部は設けられていない。
【0025】マグネット20はヨーク11の深さ以下の
高さを有し、幅方向においてヨーク11の内周に沿って
弯曲した円弧形状を有する略直方体に一体成形されてい
る。マグネット20の円弧形状の内周面(以下、腹面と
いう。)21の左右両端部には傾斜面部23が外周面
(以下、背面という。)22に左右両端部に行くに従っ
て近付くようにそれぞれ形成されている。両側の立ち上
がり側面24および24はヨーク11の中心を通る法線
についての接線に対して直角になるように形成されてお
り、上面25と下面26は互いに平行に形成されてい
る。
【0026】カバー30は薄鉄板等の金属材料が用いら
れて絞りプレス加工等により一体成形されており、後述
するマグネット20群が構成する円筒内に圧入する略円
筒形状に形成されている。すなわち、カバー30は円形
の筒壁31を備えており、この筒壁31の外径はマグネ
ット20群が構成する円筒の内径よりも若干大径に形成
されている。カバー30の筒壁31の一端(以下、上端
とする。)には、外側鍔部32が径方向に外向きに突出
した円形ドーナツ状に形成されている。
【0027】また、組立前において、カバー30の筒壁
31の下端には、内側鍔部33が円形ドーナツ形状に一
体的に成形されている。内側鍔部33の内径は、ヨーク
11に配列された凸部18群の配列径よりも小径で、円
形孔16、16の配列径と等しいかまたは若干大径に設
定されている。内側鍔部33における径方向の中間部に
は固定孔34がヨーク11の凸部18群と同数個(本実
施例においては、8個)、それぞれがヨーク11の凸部
18群と整合するように開設されており、各固定孔34
は各凸部18をそれぞれ挿通し得るように形成されてい
る。
【0028】また、内側鍔部33の内周縁には切欠部3
5が複数個(本実施例においては、8個)、略半円形状
に形成されており、この切欠部35群によってヨーク1
1の円形孔16群および雌ねじ孔19群を適宜逃げ得る
ようになっている。さらに、内側鍔部33の内周縁には
剛性付与部36が、切欠部35を含めて全周にわたって
曲げ起こし成形されている。この剛性付与部36は絞り
加工等により、内側鍔部33の内周縁部が全周にわたっ
て一定高さに軸方向内向きに曲げ起こし成形され、後述
するカバー30の圧入時に充分な剛性を付与するように
なっている。
【0029】次に、本発明の一実施例である磁石発電機
の回転子の製造方法を、前記構成に係る各部品による場
合について説明する。
【0030】まず、図1(a)および図5に示されてい
るように、ヨーク11は磁石発電機の回転子の製造装置
40のベース41上にセットされる。この際、ヨーク1
1における一対の各円形孔16、16には一対のヨーク
位置決め治具42、42がそれぞれ挿通される。また、
長円孔17群にはマグネット周方向位置決め治具(以
下、マグネット用第1治具という。)43およびマグネ
ット軸方向支え治具(以下、マグネット用第2治具とい
う。)44がそれぞれ挿通される。
【0031】ここで、マグネット用第1治具43群およ
びマグネット用第2治具44群はベース41にスプリン
グ45によってそれぞれフローティング支持されてお
り、上下方向に移動し得るようになっている。マグネッ
ト用第1治具43群はマグネット20と同数個(本実施
例においては、4個)が、長円孔17群の配列径と同心
円上において周方向に等間隔に配設されている。また、
各マグネット用第1治具43の周方向両側端辺には肩部
43a、43aがそれぞれ形成されている。他方のマグ
ネット用第2治具44群は長円孔17群の個数からマグ
ネット20の個数を引いた個数(本実施例においては、
8個)が、長円孔17群の配列径と同心円上において各
マグネット用第1治具43の両脇にそれぞれ配設されて
いる。
【0032】続いて、図1(a)および図5に示されて
いるように、複数個(本実施例においては、4個)のマ
グネット20が、ヨーク11内に円形環状に配置され
る。この際、マグネット20は背面22がヨーク11の
内周面に当接された状態で、下面26が2個のマグネッ
ト用第2治具44上にそれぞれ載置されるとともに、両
方の立ち上がり側面24、24が両脇のマグネット用
1治具43、43の側面に、また下面26の端部がマグ
ネット用第1治具43、43の肩部43a、43aにそ
れぞれ係合される。この状態において、マグネット20
マグネット用第1治具43により周方向について位置
決めされる。また、マグネット20はマグネット用第2
治具44、44により上限に位置されて上下方向につい
てフローティング支持された状態になっている。
【0033】次に、図1(a)および図6に示されてい
るように、ヨーク11の内周に環状に整列されたマグネ
ット20群の内側に、マグネット20群が構成する円形
内周面の直径よりも若干大径の外径を有する円筒形状に
形成されているカバー30が嵌入具50により圧入され
る。この圧入に伴って、カバー30の筒壁31における
各隣合うマグネット20、20間にそれぞれ対向した部
分が、この各空間内にそれぞれ膨出されて各マグネット
の周方向位置決め部37がそれぞれ形成される。
【0034】ここで、嵌入具50の外径は下側が小径で
上側が大径の2段円柱形状に形成されており、下側の小
径部51はカバー30の筒壁31の内径よりも若干小径
に、上側の大径部52はカバー30の外側鍔部32の外
径と略同径にそれぞれ形成されている。
【0035】嵌入具50にはヨーク位置決め孔53が円
形孔16と同数個(本実施例においては、2個)、軸方
向にそれぞれ開設されている。この各ヨーク位置決め孔
53に各ヨーク用位置決め治具42がそれぞれ相対的に
挿入されることにより、嵌入具50とヨーク11および
マグネット20群との周方向の位置決めが確保される。
【0036】嵌入具50の小径部51の下面には挿通孔
54がヨーク11の凸部18と同数個(本実施例におい
ては、8個)、軸方向に開設されている。また、嵌入具
50の小径部51の下面には環状溝55がカバー30の
剛性付与部36を収容し得るように没設されている。前
記した位置決め状態により、各挿通孔54には各凸部1
8が、また、環状溝55には剛性付与部36がそれぞれ
整合して挿入し、凸部18および剛性付与部3への嵌
入具50の干渉が回避されている。
【0037】ところで、このカバー30のマグネット2
0群への圧入による筒壁31における各周方向位置決め
部37の膨出成形に際しては、カバー30の内側鍔部3
3に対して膨出変形に伴う二次的な応力が作用するた
め、内側鍔部33が波打ち状態に不整(不規則的)に変
形しようとする。
【0038】しかし、本実施例においては、内側鍔部3
3の内周辺部には剛性付与部36が屈曲成形されている
ため、内側鍔部33にこれを波打ち状態に変形させよう
とする応力が作用しても、剛性付与部36がこの応力に
抵抗することにより、内側鍔部33が波打ち状態に不整
に変形するのは未然に防止されることになる。したがっ
て、後述するように、固定孔34に固定用凸部18が嵌
入されて固定用凸部18がかしめ加工されることによ
り、カバー30の内側鍔部33がヨーク11の閉塞壁1
4に固定されるに際して、内側鍔部33は不整な変形に
悪影響を受けずに適正に固定されることになる。
【0039】カバー30のマグネット20群への圧入に
際して、外側鍔部32および内側鍔部33にはカバー3
0に押し込み力またはこれに対向する反力を付勢するた
めの嵌入具50の大径部52および小径部51をそれぞ
れ係合させることができるため、圧入力をカバー30の
全体にわたって均一に付勢させることができる。圧入力
を均一に付勢させることにより、カバー30が圧入され
るのに伴って筒壁31に軸方向の襞(横縞)が発生した
り、筒壁31や外側鍔部32および内側鍔部33が不規
則に変形したりするのを防止することができるととも
に、より一層精密な圧入を実現させることができる。
【0040】また、カバー30の上端辺には外側鍔部3
2が、下端辺には内側鍔部33がそれぞれ形成されてい
るため、カバー30が薄鉄板により形成されていても、
その筒壁31には充分な剛性が確保されている。したが
って、カバー30のマグネット20群内への圧入は円滑
に、かつ、カバー30の筒壁31の外周面がマグネット
20群の内周面に全体にわたって均一に密着するよう
に、筒壁31の隣合うマグネット20、20の空間に対
向する各部分に周方向位置決め部37が適正に形成され
るように行われることになる。
【0041】カバー30がマグネット20群に最終行程
迄圧入されると、その内側鍔部33がヨーク11の閉塞
壁14の底面に当接した状態になる。この状態におい
て、内側鍔部33に開設された各固定孔34はヨーク1
1の閉塞壁14の底面に突設された各固定用凸部18に
それぞれ嵌合した状態になる。
【0042】この状態で、図1(b)および図7に示さ
れているように、嵌入具50の挿通孔54にかしめ具5
6が挿入されることにより、カバー30の固定孔34に
挿通されたヨーク11の凸部18の突出端部がかしめ加
工される。そして、このかしめ加工後の凸部18群によ
り、カバー30はその内側鍔部33の全周においてヨー
ク11の閉塞壁14に円形環状に固定された状態にな
る。
【0043】次に、嵌入具50が脱装された後に、図1
(c)および図8に示されているように、カバー30の
内側に塑性装置60が挿入される。この塑性装置60に
よって、カバー30の筒壁31における内側鍔部33側
にマグネット軸方向位置決め部38が、マグネット20
群の下面26とヨーク閉塞壁14との間の空間において
マグネット下面26に沿って円形環状に、または少なく
ともマグネット下面部分も強く押し出された形状に膨出
成形される。
【0044】ここで、塑性装置60は下側に配置されて
いる本体と、上側に配置されている操作具とを備えてい
る。塑性装置60がカバー30の内側に挿入された状態
において、本体61はヨーク11の閉塞壁14に押接さ
れた状態になっており、この本体61の底部には張り出
し具62が複数基(本実施例においては、4基)、放射
線状(本実施例においては、十字状)に配されて径方向
内外に摺動自在にそれぞれ装着されている。各張り出し
具62の径方向外側端面はカバー30の筒壁31に法線
上において内側からそれぞれ対向されている。
【0045】各張り出し具62の径方向内側端部には、
ストローク変換手段の一方である被動側傾斜面部63が
垂直方向上向きにそれぞれ突設されており、各被動側
斜面部63の上端部には傾斜面が外側上がりにそれぞれ
形成されている。各被動側傾斜面部63の径方向外側面
と本体61の径方向内側面との間には圧縮スプリング6
4が蓄力状態でそれぞれ介設されている。したがって、
各張り出し具62は圧縮スプリング64によって径方向
内向きに常時付勢されて後退位置に待機された状態にな
っている。また、本体61における各被動側傾斜面部6
3の真上には各ガイド孔65が垂直方向にそれぞれ開設
されている。
【0046】他方、操作具66は本体61に垂直方向に
摺動自在に嵌合されている。操作具66の外径は下側が
小径で、上側が大径の2段円柱形状に形成されており、
下側の小径部67の外径はカバー30の筒壁31の内径
よりも若干小径に、上側の大径部68の外径はカバー3
0の外側鍔部32の外径と略同径にそれぞれ形成されて
いる。
【0047】操作具66の小径部67の下面にはガイド
凹部69が同心に配されて没設されており、このガイド
凹部69の内周面には本体61の外周面が摺動自在に嵌
入されている。ガイド凹部69内の下面には、ストロー
ク変換手段の他方である各原動側傾斜面部70が被動側
傾斜面部63に対向するように配されて、垂直方向下向
きにそれぞれ突設されており、各原動側傾斜面部70の
下端部には傾斜面が外側上がりにそれぞれ形成されてい
る。そして、各原動側傾斜面部70は本体61の各ガイ
ド孔65にそれぞれ摺動自在に嵌入されており、各原動
側傾斜面部70の下向き傾斜面は各被動側傾斜面部63
の上向き傾斜面にそれぞれ摺動自在に当接されている。
【0048】各張り出し具62がカバー30の筒壁31
の底部に対向された状態で、操作具66が下降される
と、被動側傾斜面部63が原動側傾斜面部70を相対的
に摺動することにより、各張り出し具62が径方向外側
に押し出される。この各張り出し具62の外側への移動
によって、カバー30の筒壁31の内側鍔部側が径方向
外側に膨出されるため、マグネットの軸方向位置決め部
38が環状に形成される。
【0049】このカバー30の軸方向位置決め部38の
膨出成形と同時に、操作具66の大径部68の下面がカ
バー30の外側鍔部32を押し下げるため、軸方向位置
決め部38はカバー30におけるマグネット20の下面
(ヨーク閉塞壁側端面)26と内側鍔部33との間の部
分のみを引っ張って形成することなく、押し下げられて
来る筒壁31の余肉をもって形成されることになる。し
たがって、軸方向位置決め部38の膨出成形に起因し
て、カバー30の内側鍔部33が引き千切られたり、軸
方向位置決め部38が極端な薄肉部となってマグネット
固定強度が低下したりすることはない。
【0050】一方、押し下げられたカバー30の外側鍔
部32の下面が各マグネット20の上面25に当接する
と、各マグネット20は各マグネット用第2治具44に
より上方に向かって押し上げられるようにフローティン
グ支持されているため、各マグネット20の高さはカバ
ー30の外側鍔部32の下面、すなわち、操作具66の
大径部6における下面のレベルにおいて揃えられた状
態になる。
【0051】また、軸方向位置決め部38の張り出し量
Aは、ストローク変換手段である両方の傾斜面部63と
70との傾斜角度Bと、原動側傾斜面部70の軸方向ス
トロークCとによって機械的に定まるため、所望に応じ
て最適値を設定することができるとともに、設定された
張り出し量を安定的に再現することができる。
【0052】そして、張り出し量Aが大きく設定されて
も、このカバー30の軸方向位置決め部38の膨出成形
に際して、操作具66の大径部68の下面がカバー30
の外側鍔部32を押し下げることにより、軸方向位置決
め部38はカバー30の筒壁31の余肉をもって形成さ
れることになるため、軸方向位置決め部38の膨出成形
に起因して、カバー30の筒壁31が引き千切られた
り、軸方向位置決め部38が極端な薄肉部となってマグ
ネット固定強度が低下したりすることはない。
【0053】軸方向位置決め部38が形成された後、操
作具66が上昇される。操作具66が上昇されると、各
張り出し具62が各スプリング64によって径方向内側
に後退される。続いて、操作具66および本体61の塑
性装置60がカバー30の内側から上方へ抜き出され
る。次いで、ヨーク11がベース41上からリセットさ
れる。
【0054】以上の工程によって、図4に示されている
磁石発電機の回転子が製造されたことになる。すなわ
ち、各マグネット20はカバー30の外側鍔部32の下
面で高さを揃えられた状態で、外側鍔部32と軸方向位
置決め部38との間で挟持されて固定された状態にな
る。
【0055】以上説明した前記実施例によれば次の効果
が得られる。 (1) 軸方向位置決め部38の張り出し量Aは、スト
ローク変換手段である両方の傾斜面部63と70との傾
斜角度Bと原動側傾斜面部70の軸方向ストロークCに
よって機械的に定まるため、張り出し量を大きな最適値
であっても、所望に応じて、簡単かつ高精度に設定する
ことができるとともに、設定された張り出し量を安定的
に再現することができる。
【0056】(2) 軸方向位置決め部38は張り出し
具62によって水平方向に膨出成形されるため、前記
(1)とあいまって、軸方向位置決め部38のマグネッ
ト20に対する固定力を大きく設定することができる。
【0057】(3) カバー30の内側鍔部33の内周
辺部には剛性付与部36が形成されているため、カバー
30がマグネット20の内側に圧入されるに際して、内
側鍔部33にこれを波打ち状態に変形させようとする応
力が作用しても、剛性付与部36がこの応力に充分に抵
抗することにより、内側鍔部33が波打ち状態に不整に
変形するのは防止されることになる。したがって、カバ
ーの内側鍔部33はヨーク11の閉塞壁14に適正に固
定することができる。
【0058】(4) カバー30の筒壁31が径方向外
向きに膨出されてなる方向位置決め部37が、隣合う
マグネット20、20間の空間にマグネットの軸方向全
長に渡り均等に押し込まれることにより、各マグネット
20が周方向について確実に位置決めされており、かつ
また、カバー30の上端辺に径方向外向きに突設された
外側鍔部32と筒壁31の内側鍔部33側に成形され
方向位置決め部38によって、マグネットが軸方向に
ついても確実に位置決めされているため、接着剤による
固定を省略することが可能である。
【0059】(5) 前記(4)により、ヨーク11の
開口端辺における巻かしめ代部および押さえリングを廃
止させることができるため、また、マグネットの軸方向
高さのばらつきはマグネット下面側で吸収され、ヨーク
開口側ではマグネットの軸方向高さのばらつきをなくす
ことができ、その結果、磁石発電機の回転子の軸方向長
さを短縮させることができる。
【0060】(6) 前記(5)により、磁石発電機の
回転子の開口端側で固定子のコアとマグネットの位置を
一定に保つことができるため、磁石発電機の出力ばらつ
きを抑えることができる。
【0061】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々
変更可能であることはいうまでもない。
【0062】
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カバーの筒壁に膨出形成される軸方向位置決め部の張り
出し量は軸方向ストロークによって機械的に定まるた
め、張り出し量を大きな最適値であっても、所望に応じ
て、簡単かつ高精度に設定することができるとともに、
設定された張り出し量を安定的に再現することができ
る。
【0064】しかも、軸方向位置決め部は水平方向に膨
出成形されるため、張り出し量を大きな最適値に設定す
ることができるのとあいまって、軸方向位置決め部のマ
グネットに対する固定力を大きくすることができ、接着
を廃止することができる。
【0065】各マグネットの上面にカバーの外側鍔部を
当接させた状態で、カバーの筒壁のヨーク閉塞壁側部分
を径方向外向きに膨出成形させることにより、各マグネ
ットをカバーの外側鍔部とカバー筒壁のヨーク閉塞壁側
部分に膨出成形された軸方向位置決め部とによって挟持
させた状態で固定させることができるため、押さえリン
グ巻きかしめ部を廃止することができ、磁石発電機の軸
方向長さを短縮させることができる。また、各マグネッ
トの高さ位置がカバーの外側鍔部で揃えられて、各マグ
ネットの高さ方向の寸法ばらつきはヨークの閉塞壁側で
それぞれ吸収された状態になり、開口端側にはばらつき
が表れないため、磁石発電機の軸方向長さをより一層短
縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁石発電機の製造方法
を示しており、(a)はカバーの挿入工程を示す一部切
断分解斜視図、(b)はカバーの固定工程を示す一部切
断斜視図、(c)はカバーの膨出工程を示す一部切断斜
視図である。
【図2】ヨークを示しており、(a)は一部省略平面
図、(b)は(a)のb−b線に沿う正面断面図、
(c)は一部省略底面図である。
【図3】カバーを示しており、(a)は一部省略平面
図、(b)は正面断面図、(c)は一部省略底面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例である磁石発電機の製造方法
によって製造された磁石発電機の回転子を示しており、
(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線に沿う正面
断面図である。
【図5】マグネットの位置決め工程を示す拡大部分正面
断面図である。
【図6】カバー圧入工程を示す拡大部分正面断面図であ
る。
【図7】カバーの固定工程を示す正面断面図である。
【図8】カバーのマグネット軸方向位置決め部形成工程
を示す正面断面図である。
【符号の説明】
11…ヨーク、12…筒壁、13…リラクタ、14…閉
塞壁、15…軸孔、16…円形孔、17…長円孔(透
孔)、18…凸部、19…雌ねじ孔、20…マグネッ
ト、21…円弧形状の内周面(腹面)、22…外周面
(背面)、23…傾斜面部、24…立ち上がり側面、2
5…上面(ヨーク開口側端面)、26…下面(ヨーク閉
塞壁側端面)、30…カバー、31…筒壁、32…外側
鍔部、33…内側鍔部、34…固定孔、35…切欠部、
36…剛性付与部、37…周方向位置決め部、38…軸
方向位置決め部、40…磁石発電機の回転子の製造装
置、41…ベース、42…ヨーク位置決め治具、43…
マグネット周方向位置決め治具(マグネット用第1治
具)、43a…肩部、44…マグネット軸方向支え治具
(マグネット用第2治具)、45…スプリング、50…
嵌入具、51…小径部、52…大径部、53…ヨーク位
置決め孔、54…挿通孔、55…環状溝、56…かしめ
具、60…塑性装置、61…本体、62…張り出し具、
63…被動側傾斜面部(ストローク変換手段)、64…
圧縮スプリング、65…ガイド孔、66…操作具、67
…小径部、68…大径部、69…ガイド凹部、70…原
動側傾斜面(ストローク変換手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略椀形状のヨークの内周に複数個のマグ
    ネットが間隔をおいて配されており、マグネットの内側
    に筒形状のカバーが嵌入されている磁石発電機の回転子
    の製造方法において、前記ヨーク(11)の閉塞壁(14)に予め開設された
    複数個の透孔(17)にスプリング(45)によってフ
    ローティング支持されたマグネット軸方向支え治具(4
    4)が、閉塞壁外側からそれぞれ挿入 される工程と、 前記ヨーク(11)内に前記マグネット(20)群が収
    容されて前記マグネット軸方向支え治具(44)の上に
    それぞれ載せられることにより、前記各マグネット(2
    0)が前記マグネット軸方向支え治具(44)によって
    軸方向に移動自在にフローティング支持される工程と、前記マグネット(20)群の内側にカバー(30)が挿
    入されることにより、前記カバー筒壁(31)が径方向
    外向きに膨出されて、隣合う前記マグネット(20)、
    (20)間の空間にマグネット周方向位置決め部(3
    7) が形成される工程と、前記カバー(30)の内側鍔部(33)が前記ヨーク閉
    塞壁(14)に固定される工程と、 塑性装置(60)の本体(61)が前記カバー筒壁(3
    1)内に挿入され、前記本体(61)に放射線状に摺動
    自在に複数基装着された各張り出し具(62)が、前記
    カバー筒壁(31)における前記ヨーク閉塞壁(14)
    と前記各マグネット20のヨーク閉塞側端面(26)と
    の間の空間の部分にそれぞれ対向され、続いて、前記各
    張り出し具(62)が前記本体(61)に軸方向に摺動
    自在に嵌合された操作具(66)の軸方向への摺動によ
    って前記本体(61)を径方向外向きにそれぞれ摺動さ
    れ、前記カバー筒壁(31)における前記各張り出し具
    (62)との対向部分が径方向外向きに張り出されてマ
    グネット軸方向位置決め部(38)が前記各マグネット
    (20)のヨーク閉塞壁側端面(26)の脇に形成され
    る工程と、 を備えていることを特徴とする磁石発電機の回転子の製
    造方法。
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