JP2607775Y2 - ショックアブソーバの取付構造 - Google Patents
ショックアブソーバの取付構造Info
- Publication number
- JP2607775Y2 JP2607775Y2 JP1992084057U JP8405792U JP2607775Y2 JP 2607775 Y2 JP2607775 Y2 JP 2607775Y2 JP 1992084057 U JP1992084057 U JP 1992084057U JP 8405792 U JP8405792 U JP 8405792U JP 2607775 Y2 JP2607775 Y2 JP 2607775Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shock absorber
- holes
- mounting structure
- lowermost
- connecting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リーフスプリング式サ
スペンションのショックアブソーバの取付構造に関す
る。
スペンションのショックアブソーバの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来リーフスプリング式サスペンション
におけるショックアブソーバのばね下側端部の取付けに
ついては、図4に示すように、リーフスプリングSの最
下部材SAの一端を巻回させてピンPを差し込み、ショ
ックアブソーバAのばね下側端部EがピンPに枢着させ
られるようになっている。本出願人による実開昭63−
151306号公報,同実開昭64−55104号公報
においても上記同様の技術が開示され、同実開平2−1
41506号公報においてはアクスルに突設したピンに
係合する技術が開示されている。
におけるショックアブソーバのばね下側端部の取付けに
ついては、図4に示すように、リーフスプリングSの最
下部材SAの一端を巻回させてピンPを差し込み、ショ
ックアブソーバAのばね下側端部EがピンPに枢着させ
られるようになっている。本出願人による実開昭63−
151306号公報,同実開昭64−55104号公報
においても上記同様の技術が開示され、同実開平2−1
41506号公報においてはアクスルに突設したピンに
係合する技術が開示されている。
【0003】そして、上記の技術において前2者は何れ
もショックアブソーバの取付部は、リーフスプリングの
側方に隣接された位置に限定されてショックアブソーバ
取付の自由度がなく、さらにリーフスプリングをこじる
力が作用して耐久性を低下させる問題があった。また、
実開平2−141506号公報の技術は、ショックアブ
ソーバを支持する部材の強度を確保するため重量が大と
なり乗り心地が悪くなるという問題がある。
もショックアブソーバの取付部は、リーフスプリングの
側方に隣接された位置に限定されてショックアブソーバ
取付の自由度がなく、さらにリーフスプリングをこじる
力が作用して耐久性を低下させる問題があった。また、
実開平2−141506号公報の技術は、ショックアブ
ソーバを支持する部材の強度を確保するため重量が大と
なり乗り心地が悪くなるという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、軽量でショ
ックアブソーバ取付の自由度が大きく、リーフスプリン
グの耐久性を高めたショックアブソーバの取付構造を提
供することを目的としている。
ックアブソーバ取付の自由度が大きく、リーフスプリン
グの耐久性を高めたショックアブソーバの取付構造を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、リーフ
スプリング式サスペンションのショックアブソーバの取
付構造において、左右のリーフスプリング(2)の最下
端部材(2A)の一端がほぼ直角に折り曲げられてボル
ト孔(6)が穿設され、それらの最下端部材(2A)に
横架された連結部材(3)の両端に孔(7、8)が穿設
され、さらにL字状断面の部材(a)の背後に2つのC
時状部材(10)を並列に溶接したブラケット(4)を
設け、前記L字状断面の部材(a)には連結部材(3)
の孔(7、8)に合致する孔(12、13)を設け、前
記最下端部材(2A)に前記連結部材(3)と前記ブラ
ケット(4)とが重ねられて、ボルト(14)が前記孔
(6、7、8、12)に挿通されてナット(16)で螺
合されて一体に組付けられ、前記2つのC字状部材(1
0)に設けた孔(11)に挿通したピン(5)にはショ
ックアブソーバ(1)のばね下側端部(20)が枢着さ
れ、そのショックアブソーバ(1)のばね上端部(2
5)はフレーム(F)と一体のピン(26)に枢支され
ている。
スプリング式サスペンションのショックアブソーバの取
付構造において、左右のリーフスプリング(2)の最下
端部材(2A)の一端がほぼ直角に折り曲げられてボル
ト孔(6)が穿設され、それらの最下端部材(2A)に
横架された連結部材(3)の両端に孔(7、8)が穿設
され、さらにL字状断面の部材(a)の背後に2つのC
時状部材(10)を並列に溶接したブラケット(4)を
設け、前記L字状断面の部材(a)には連結部材(3)
の孔(7、8)に合致する孔(12、13)を設け、前
記最下端部材(2A)に前記連結部材(3)と前記ブラ
ケット(4)とが重ねられて、ボルト(14)が前記孔
(6、7、8、12)に挿通されてナット(16)で螺
合されて一体に組付けられ、前記2つのC字状部材(1
0)に設けた孔(11)に挿通したピン(5)にはショ
ックアブソーバ(1)のばね下側端部(20)が枢着さ
れ、そのショックアブソーバ(1)のばね上端部(2
5)はフレーム(F)と一体のピン(26)に枢支され
ている。
【0006】
【作用効果の説明】したがって連結部材は車幅方向に延
びて最下端部材に横架固定され、アブソーバのばね下端
部が連結部材と一体のブラケットに取付けられている。
従来技術ではアブソーバが最下端部材に取付けられてそ
の位置が限定されていたが、本発明ではブラケットに取
付けることができ、自由に位置を選択できる。そしてア
ブソーバのばね上側端部はフレームに支持されているか
ら構造的に丈夫である。さらに連結部材を最下端部材に
横架固定したのでリーフスプリングがこじれない。
びて最下端部材に横架固定され、アブソーバのばね下端
部が連結部材と一体のブラケットに取付けられている。
従来技術ではアブソーバが最下端部材に取付けられてそ
の位置が限定されていたが、本発明ではブラケットに取
付けることができ、自由に位置を選択できる。そしてア
ブソーバのばね上側端部はフレームに支持されているか
ら構造的に丈夫である。さらに連結部材を最下端部材に
横架固定したのでリーフスプリングがこじれない。
【0007】
【実施例】本考案の実施例につき図1乃至図3を参照し
て説明する。
て説明する。
【0008】これらの図において、ショックアブソーバ
1の取付構造は、リーフスプリング2の最下部材2A,
連結部材3,ブラケット4及びピン5等からなってい
る。本構造は左右対称に配置されるので片側のみについ
て述べるが他の側についても同様である。最下部材2A
は、リーフスプリング2と同じ幅を有する帯鋼板をほぼ
直角に折曲げたもので上下に2個のボルト孔6が穿設さ
れている。連結部材3は、断面逆L字状をなして左右の
最下部材2Aに横架され、両端に4個の孔7,8が穿設
されている。ブラケット4は、L字状断面の部材9の背
後にC字状部材10が並列して溶接されてなっている。
部材9には連結部材3の孔7,8に合致する孔12,1
3が穿設されている。そして最下部材2Aに連結部材3
及びブラケット4を重ね、ボルト14をワッシャ15及
び孔12,7並びに6に挿通させナット16に螺合させ
て一体に組み付け、更にボルト17をワッシャ18及び
孔13並びに8に挿通させナット19に螺合させ前記組
み付けを補強している。2個のC字状部材10には孔1
1が同心的に穿設されている。ピン5は、段付きに形成
されていて、大径部52を中央として片側の中径部51
をブラケット4の孔11に挿通し、他の側の中径部53
をアブソーバ1のばね下側端部20に平面ワッシャ21
及び半球形ラバー(ゴム)22を端部20の前後にそれ
ぞれ介して挿通し、先端部54に刻設されたねじ55を
ナット23により螺合されるようになっている。符号2
4は緩み止め用割りピンを示す。なおアブソーバ1のば
ね上側端部25はピン26に枢支されピン26はフレー
ムFに実質一体に固定されている。
1の取付構造は、リーフスプリング2の最下部材2A,
連結部材3,ブラケット4及びピン5等からなってい
る。本構造は左右対称に配置されるので片側のみについ
て述べるが他の側についても同様である。最下部材2A
は、リーフスプリング2と同じ幅を有する帯鋼板をほぼ
直角に折曲げたもので上下に2個のボルト孔6が穿設さ
れている。連結部材3は、断面逆L字状をなして左右の
最下部材2Aに横架され、両端に4個の孔7,8が穿設
されている。ブラケット4は、L字状断面の部材9の背
後にC字状部材10が並列して溶接されてなっている。
部材9には連結部材3の孔7,8に合致する孔12,1
3が穿設されている。そして最下部材2Aに連結部材3
及びブラケット4を重ね、ボルト14をワッシャ15及
び孔12,7並びに6に挿通させナット16に螺合させ
て一体に組み付け、更にボルト17をワッシャ18及び
孔13並びに8に挿通させナット19に螺合させ前記組
み付けを補強している。2個のC字状部材10には孔1
1が同心的に穿設されている。ピン5は、段付きに形成
されていて、大径部52を中央として片側の中径部51
をブラケット4の孔11に挿通し、他の側の中径部53
をアブソーバ1のばね下側端部20に平面ワッシャ21
及び半球形ラバー(ゴム)22を端部20の前後にそれ
ぞれ介して挿通し、先端部54に刻設されたねじ55を
ナット23により螺合されるようになっている。符号2
4は緩み止め用割りピンを示す。なおアブソーバ1のば
ね上側端部25はピン26に枢支されピン26はフレー
ムFに実質一体に固定されている。
【0009】次に本考案によるアブソーバ1の取付構造
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【0010】連結部材3は、車幅方向に延び左右のリー
フスプリング最下部材2Aに横架・固定されていて、ア
ブソーバ1のばね下側端部20は連結部材3と実質一体
のブラケット4に取付けられているから、従来のように
最下部材2Aに取付部を限定されることなく自由に位置
させることができ、しかもアブソーバ1のばね上側端部
25はフレームFに支持されるから特別の頑丈な部材を
必要とせず、また連結部材3が介在していることにより
リーフスプリング2のこじれが防止される。
フスプリング最下部材2Aに横架・固定されていて、ア
ブソーバ1のばね下側端部20は連結部材3と実質一体
のブラケット4に取付けられているから、従来のように
最下部材2Aに取付部を限定されることなく自由に位置
させることができ、しかもアブソーバ1のばね上側端部
25はフレームFに支持されるから特別の頑丈な部材を
必要とせず、また連結部材3が介在していることにより
リーフスプリング2のこじれが防止される。
【0011】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されており、
以下の優れた効果を奏することができる。 (A) 左右のリーフスプリングの最下部材を連結する
連結部材を設け、連結部材にショックアブソーバを取付
けるブラケットを取り付けたため、ショックアブソーバ
の取付位置の自由度が大となり、ショックアブソーバの
取付位置に関する設計が容易となった。 (B) 連結部材はサスペンションの荷重を受けないの
で、ブラケットや連結部材を軽量化できる。 (C) ショックアブソーバの上端をフレームに支持す
るので、取付構造が丈夫となり、連結部材によりリーフ
スプリングのこじれを防止できる。 (D) 最下端部材に連結部材とブラケットとがボルト
で共締めされているので、部品点数が少なく丈夫な取付
構造を提供できる。
以下の優れた効果を奏することができる。 (A) 左右のリーフスプリングの最下部材を連結する
連結部材を設け、連結部材にショックアブソーバを取付
けるブラケットを取り付けたため、ショックアブソーバ
の取付位置の自由度が大となり、ショックアブソーバの
取付位置に関する設計が容易となった。 (B) 連結部材はサスペンションの荷重を受けないの
で、ブラケットや連結部材を軽量化できる。 (C) ショックアブソーバの上端をフレームに支持す
るので、取付構造が丈夫となり、連結部材によりリーフ
スプリングのこじれを防止できる。 (D) 最下端部材に連結部材とブラケットとがボルト
で共締めされているので、部品点数が少なく丈夫な取付
構造を提供できる。
【図1】本考案を実施したショックアブソーバ取付構造
の分解斜視図。
の分解斜視図。
【図2】本考案を実施したショックアブソーバ取付構造
の側面図。
の側面図。
【図3】本考案を実施したショックアブソーバ取付構造
の正面図。
の正面図。
【図4】従来のショックアブソーバ取付構造の分解斜視
図。
図。
1・・・ショックアブソーバ 2・・・リーフスプリング 2A・・・最下部材 3・・・連結部材 4・・・ブラケット 5・・・ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 11/02 - 11/12 B60G 11/34 - 11/46 B60G 15/06
Claims (1)
- 【請求項1】 リーフスプリング式サスペンションのシ
ョックアブソーバの取付構造において、左右のリーフス
プリング(2)の最下端部材(2A)の一端がほぼ直角
に折り曲げられてボルト孔(6)が穿設され、それらの
最下端部材(2A)に横架された連結部材(3)の両端
に孔(7、8)が穿設され、さらにL字状断面の部材
(a)の背後に2つのC時状部材(10)を並列に溶接
したブラケット(4)を設け、前記L字状断面の部材
(a)には連結部材(3)の孔(7、8)に合致する孔
(12、13)を設け、前記最下端部材(2A)に前記
連結部材(3)と前記ブラケット(4)とが重ねられ
て、ボルト(14)が前記孔(6、7、8、12)に挿
通されてナット(16)で螺合されて一体に組付けら
れ、前記2つのC字状部材(10)に設けた孔(11)
に挿通したピン(5)にはショックアブソーバ(1)の
ばね下側端部(20)が枢着され、そのショックアブソ
ーバ(1)のばね上端部(25)はフレーム(F)と一
体のピン(26)に枢支されていることを特徴とするシ
ョックアブソーバの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084057U JP2607775Y2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | ショックアブソーバの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992084057U JP2607775Y2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | ショックアブソーバの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647012U JPH0647012U (ja) | 1994-06-28 |
JP2607775Y2 true JP2607775Y2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=13819873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992084057U Expired - Lifetime JP2607775Y2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | ショックアブソーバの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607775Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP1992084057U patent/JP2607775Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647012U (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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