JPH077263Y2 - トラックの車台フレーム - Google Patents
トラックの車台フレームInfo
- Publication number
- JPH077263Y2 JPH077263Y2 JP2163989U JP2163989U JPH077263Y2 JP H077263 Y2 JPH077263 Y2 JP H077263Y2 JP 2163989 U JP2163989 U JP 2163989U JP 2163989 U JP2163989 U JP 2163989U JP H077263 Y2 JPH077263 Y2 JP H077263Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cab
- side rail
- chassis frame
- web
- leaf spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、トラックの車台フレームに関するものであ
る。
る。
（従来の技術） 従来のキャブオーバ型トラックの車台フレーム、特にそ
の前方部分の構成を、便宜的に本考案の実施例を示した
第１図を援用し、かつ第３図（第１図の矢印Ａ方向から
視た拡大正面図に相当する）を参照して説明すると、図
中符号10は車体前後方向に延在する左右一対のサイドレ
ール12と、車巾方向に配設され夫々の両端部分を上記サ
イドレール12に固着された複数のクロスメンバ（図示せ
ず）とからなる車台フレームである。同車台フレーム10
の前方部分にフロントサスペンション用のリーフスプリ
ング14が装架され、同リーフスプリングはその前端部を
スプリングブラケット16を介してサイドレール12に枢着
され、またその後端部をシャックルリンク18及びスプリ
ングブラケット20を介してサイドレール12に枢着されて
いる。また、上記リーフスプリング14の中央部分にはＵ
ボルト等の固着具22を介してフロントアクスル24が固着
され、更に同リーフスプリングの中央部分とサイドレー
ル12との間にショックアブソーバ26が配設されている。
の前方部分の構成を、便宜的に本考案の実施例を示した
第１図を援用し、かつ第３図（第１図の矢印Ａ方向から
視た拡大正面図に相当する）を参照して説明すると、図
中符号10は車体前後方向に延在する左右一対のサイドレ
ール12と、車巾方向に配設され夫々の両端部分を上記サ
イドレール12に固着された複数のクロスメンバ（図示せ
ず）とからなる車台フレームである。同車台フレーム10
の前方部分にフロントサスペンション用のリーフスプリ
ング14が装架され、同リーフスプリングはその前端部を
スプリングブラケット16を介してサイドレール12に枢着
され、またその後端部をシャックルリンク18及びスプリ
ングブラケット20を介してサイドレール12に枢着されて
いる。また、上記リーフスプリング14の中央部分にはＵ
ボルト等の固着具22を介してフロントアクスル24が固着
され、更に同リーフスプリングの中央部分とサイドレー
ル12との間にショックアブソーバ26が配設されている。
上記後方のスプリングブラケット20の上方部分に、図で
はその一部を二点鎖線で示したキャブ28の後端部分を支
持する逆Ｕ字状をなすキャブブリッジ30が配置されてい
る。
はその一部を二点鎖線で示したキャブ28の後端部分を支
持する逆Ｕ字状をなすキャブブリッジ30が配置されてい
る。
従来の構成では、第３図の拡大正面図に示されているよ
うに、上記スプリングブラケット20はその水平脚20hを
サイドレール12の下方フランジ12flの下面に当接される
と共に、上方に延在した垂直脚20vを複数のリベット又
はボルト32によってサイドレールのウエブ12wに固着さ
れている。また、上記キャブブリッジ30はその左右脚の
下端部分を複数のリベット34を介してサイドレールのウ
エブ12w及びＬ型補強材36の垂直脚に固着され、同補強
材はその水平脚を複数のリベットによってサイドレール
の上方フランジ12fuに固着されている。
うに、上記スプリングブラケット20はその水平脚20hを
サイドレール12の下方フランジ12flの下面に当接される
と共に、上方に延在した垂直脚20vを複数のリベット又
はボルト32によってサイドレールのウエブ12wに固着さ
れている。また、上記キャブブリッジ30はその左右脚の
下端部分を複数のリベット34を介してサイドレールのウ
エブ12w及びＬ型補強材36の垂直脚に固着され、同補強
材はその水平脚を複数のリベットによってサイドレール
の上方フランジ12fuに固着されている。
（考案が解決しようとする課題） トラックが貨物を積載して著しい凹凸を有する悪路や不
整地を走行する場合、車台フレームには大きな上下方向
の曲げ荷重及び捩り荷重が作用する。特に、上下方向の
曲げ荷重に対して、上述した従来の構成では、第３図か
ら明らかなように、キャブブリッジ30の脚下端部とスプ
リングブラケット20の垂直脚20vの上端縁とが上下方向
に離隔しているため、中間のサイドレールウエブ12w′
が強度的に弱く、過大な荷重が繰返し作用した場合破損
し易い弱点部分となっている。
整地を走行する場合、車台フレームには大きな上下方向
の曲げ荷重及び捩り荷重が作用する。特に、上下方向の
曲げ荷重に対して、上述した従来の構成では、第３図か
ら明らかなように、キャブブリッジ30の脚下端部とスプ
リングブラケット20の垂直脚20vの上端縁とが上下方向
に離隔しているため、中間のサイドレールウエブ12w′
が強度的に弱く、過大な荷重が繰返し作用した場合破損
し易い弱点部分となっている。
本考案は、上記事情に鑑み、フロントサスペンション用
リーフスプリング取付部分の車台フレームの強度を向上
し、耐久性を改善することを目的とするものである。
リーフスプリング取付部分の車台フレームの強度を向上
し、耐久性を改善することを目的とするものである。
（課題を解決するための手段） 本考案に係るトラックの車台フレームは、上記目的を達
成するために創案されたもので、フロントサスペンショ
ン用リーフスプリングの後端を支持するスプリングブラ
ケットの垂直脚と、キャブを支持するため左右のサイド
レール間に跨設された逆Ｕ字状をなすキャブブリッジの
下端部とを、リベット又はボルトによって上記サイドレ
ールのウエブに共締め固着したことを特徴とするもので
ある。
成するために創案されたもので、フロントサスペンショ
ン用リーフスプリングの後端を支持するスプリングブラ
ケットの垂直脚と、キャブを支持するため左右のサイド
レール間に跨設された逆Ｕ字状をなすキャブブリッジの
下端部とを、リベット又はボルトによって上記サイドレ
ールのウエブに共締め固着したことを特徴とするもので
ある。
（作用） 本考案によれば、フロントサスペンション用リーフスプ
リングの後端を支持するスプリングブラケットの垂直脚
とキャブブリッジの脚下端部とがサイドレールのウエブ
に共締め固着されるので、三部材の剛性が相互に寄与し
合い、この部分における車台フレームの強度が著しく向
上する。
リングの後端を支持するスプリングブラケットの垂直脚
とキャブブリッジの脚下端部とがサイドレールのウエブ
に共締め固着されるので、三部材の剛性が相互に寄与し
合い、この部分における車台フレームの強度が著しく向
上する。
（実施例） 以下本考案の実施例を第１図及び第２図について具体的
に説明する。本考案によれば、キャブブリッジ30の左右
両脚が下方に延長されると共に、スプリングブラケット
20の垂直脚20vが上方に延長されて、リベット又はボル
ト38によってサイドレール12のウエブ12wに共締め固着
される。
に説明する。本考案によれば、キャブブリッジ30の左右
両脚が下方に延長されると共に、スプリングブラケット
20の垂直脚20vが上方に延長されて、リベット又はボル
ト38によってサイドレール12のウエブ12wに共締め固着
される。
この構成によれば、サイドレール12のウエブ12wとスプ
リングブラケット20の垂直脚20vとキャブブリッジ30の
両脚下端部とが、リベット又はボルト38によって一体的
に固着されるので、これら三部材の剛性が相互に寄与し
合うこととなり、第３図に示した従前の構成と較べ、フ
ロントサスペンション用リーフスプリング14の後端支持
部付近の車台フレームの強度が著しく向上し、換言すれ
ばこれら三部材に作用する荷重に基づく最大応力が低減
し、車台フレーム10の耐久性及び信頼性を効果的に改善
することができる。
リングブラケット20の垂直脚20vとキャブブリッジ30の
両脚下端部とが、リベット又はボルト38によって一体的
に固着されるので、これら三部材の剛性が相互に寄与し
合うこととなり、第３図に示した従前の構成と較べ、フ
ロントサスペンション用リーフスプリング14の後端支持
部付近の車台フレームの強度が著しく向上し、換言すれ
ばこれら三部材に作用する荷重に基づく最大応力が低減
し、車台フレーム10の耐久性及び信頼性を効果的に改善
することができる。
（考案の効果） 叙上のように、本考案に係るトラックの車台フレーム
は、フロントサスペンション用リーフスプリングの後端
を支持するスプリングブラケットの垂直脚と、キャブを
支持するため左右のサイドレール間に跨設された逆Ｕ字
状をなすキャブブリッジの下端部とを、リベット又はボ
ルトによって上記サイドレールのウエブに共締め固着し
たことを特徴とし、簡単な構成によって車台フレーム、
特にそのフロントサスペンション取付部分の耐久性及び
信頼性を改善し得る利点があり、実用上有益である。
は、フロントサスペンション用リーフスプリングの後端
を支持するスプリングブラケットの垂直脚と、キャブを
支持するため左右のサイドレール間に跨設された逆Ｕ字
状をなすキャブブリッジの下端部とを、リベット又はボ
ルトによって上記サイドレールのウエブに共締め固着し
たことを特徴とし、簡単な構成によって車台フレーム、
特にそのフロントサスペンション取付部分の耐久性及び
信頼性を改善し得る利点があり、実用上有益である。
第１図は本考案の一実施例を示す側面図、第２図は第１
図の矢印Ａ方向から視た拡大正面図、第３図は従来の車
台フレームにおける第２図同様の拡大正面図である。 10……車台フレーム、12……サイドレール、12w……サ
イドレールのウエブ、14……フロントサスペンション用
リーフスプリング、16及び20……スプリングブラケッ
ト、24……フロントアクスル、26……ショックアブソー
バ、28……キャブ、30……キャブブリッジ。
図の矢印Ａ方向から視た拡大正面図、第３図は従来の車
台フレームにおける第２図同様の拡大正面図である。 10……車台フレーム、12……サイドレール、12w……サ
イドレールのウエブ、14……フロントサスペンション用
リーフスプリング、16及び20……スプリングブラケッ
ト、24……フロントアクスル、26……ショックアブソー
バ、28……キャブ、30……キャブブリッジ。
Claims (1)
- 【請求項１】フロントサスペンション用リーフスプリン
グの後端を支持するスプリングブラケットの垂直脚と、
キャブを支持するため左右のサイドレール間に跨設され
た逆Ｕ字状をなすキャブブリッジの下端部とを、リベッ
ト又はボルトによって上記サイドレールのウエブに共締
め固着したことを特徴とするトラックの車台フレーム
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2163989U JPH077263Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | トラックの車台フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2163989U JPH077263Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | トラックの車台フレーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02112584U JPH02112584U (ja) | 1990-09-10 |
| JPH077263Y2 true JPH077263Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31239052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2163989U Expired - Lifetime JPH077263Y2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-02-27 | トラックの車台フレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077263Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4529112B2 (ja) * | 2001-04-11 | 2010-08-25 | いすゞ自動車株式会社 | ラテラルロッドの取付構造 |
-
1989
- 1989-02-27 JP JP2163989U patent/JPH077263Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02112584U (ja) | 1990-09-10 |
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