JP2607259B2 - 新規物質ks―504類 - Google Patents

新規物質ks―504類

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JP2607259B2 JP8008688A JP8008688A JP2607259B2 JP 2607259 B2 JP2607259 B2 JP 2607259B2 JP 8008688 A JP8008688 A JP 8008688A JP 8008688 A JP8008688 A JP 8008688A JP 2607259 B2 JP2607259 B2 JP 2607259B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモリシア(Mollisia)属に属する微生物が生
産する新規物質KS−504類に関する。
従来の技術 微生物が生産する血管拡張作用を有する生理活性物質
としては、ストレプトミセス・オーレオファシエンス
(Streptomyces aureofaciens)が生産するWS−1228Aお
よびWS−1228B〔ジャーナル・オブ・アンチビオティク
ス(J.Antibiotics)35,151−156および157−163(198
2)〕、ミクロモノスポラ属に属する微生物が生産する
K−259−2(特開昭61−63289)、ストレプトミセス属
に属する微生物が生産するKS−619−1(特開昭61−969
87)などが知られている。
また、微生物が生産するヒスタミン遊離抑制作用を有
する化合物としては、ノカルディオプシス(Nocardiops
is)属に属する微生物が生産するK−252a〔ジャパニー
ズ・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Jpn.J.Phar
macol.)43,202(1987)〕およびKT5556(特開昭61−17
6531)が知られている。
しかしながら、これらの物質と本発明の物質は構造が
異なり、またモリシア属に属する微生物が生産する血管
拡張作用、ヒタスミン遊離抑制作用を有する化合物に関
する報告はない。
発明が解決しようとする課題 血管拡張作用、ヒスタミン遊離抑制作用などを有する
優れた生理活性物質は、常に求められている。
課題を解決するための手段 本発明者は、医薬品またはその中間体となりうる有用
な新規生理活性物質を提供するという目的のもとに、天
然界より入手した数多くの微生物の生産物について研究
を行った。その結果、新たに分離した微生物の培養物中
に血管拡張作用を示す生理活性物質およびヒスタミン遊
離抑制作用を示す生理活性物質が種々生産される事実を
見い出した。該培養物から該物質を単離、精製し、その
理化学的性質を調べたところ新規物質であることが判明
した。以下、該物質をKS−504類と称する。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明は、下記の構造式(I)で表される新規物質KS
−504類を提供する。
式中、R1、R2が一体となって を示し、かつR3は−OH、R4は−CHCl2を示すか、もしく
はR3、R4は2位炭素原子と一体となって を示し、またはR1、R3が結合して1〜2位間が二重結合
を示し、かつR2は−CCl3、R4は−CHOを示す。
上記の構造式(I)で表されるKS−504類には、下記
に示すような理化学的性質を有するKS−504a、KS−504
b、KS−504dおよびKS−504eが含まれる。
KS−504aおよびKS−504bの理化学的性質は以下に示す
通りである。
KS−504a 性 状:無色プリズム状結晶 融 点:102.0〜102.5℃ 比旋光度:▲〔α〕24 D▼=−113゜(c0.36,メタノー
ル) 分子式:C7H3O2Cl7 溶解性: 可溶:メタノール、n−ブタノール、クロロホルム、ア
セトン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ベンゼン、酢酸、ヘキサン ピリジン、モノエタノールアミンなどの塩基性物質、ア
ルカリ性水にも溶けるが直ちに分解する。
不溶:水、酸性水 呈色反応:ヨウ素、硫酸の各反応に陽性、アニスアルデ
ヒド、アニリンフタル酸、ニンヒドリン、ライドンスミ
ス、塩化第二鉄の各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル:λmax=243nm(ε=9100、メタ
ノール溶液) 赤外部吸収スペクトル(KBr法): 3490,3100,2960,1585,1400,1366,1304,1288,1175,1155,
1135,1080,1039,999,945,930,895,807,759,710,695,63
7,613,586cm-1 元素分析: 計算値 C 22.89,H 0.82 実測値 C 22.71,H 0.73 NMRスペクトル:1 H−NMR:(400MHz,CDCl3,δ) 6.55(1H,s),4.94(1H,br s),3.45(1H,br s)13 C−NMR:(25MHz,CDCl3+CD3OD,δ) 136.9,130.8,87.7(2),85.0,69.3,66.7 KS−504b 性 状:無色針状結晶 融 点:93.0〜93.5℃ 比旋光度:▲〔α〕24 D▼=−35゜(c0.32,CHCl3) 分子式:C7H3O2Cl7 溶解性: 可溶:メタノール、クロロホルム、アセトン、酢酸エチ
ル、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド ピリジン、モノエタノールアミンなどの塩基性物質、ア
ルカリ性水にも溶けるが、直ちに分解する。
不溶:水、酸性水 呈色反応:ヨウ素、硫酸の各反応に陽性、アニスアルデ
ヒド、アニリンフタル酸、ニンヒドリン、ライドンスミ
ス、塩化第二鉄の各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル:λmax=241nm(ε=10000、メ
タノール) 赤外部吸収スペクトル:(CHCl3) 3550,3260,3030,2960,2320,1615,1605,1395,1372,1287,
1275,1200,1178,1156,1112,1080,994,955,938,900,830,
815,715,662,630,610,498,455cm-1 NMRスペクトル:1 H−NMR:(400MHz,CDCl3,δ) 5.70(1H,s),4.79(1H,br s),3.46(1H,br s)13 C−NMR:(100MHz,CDCl3,δ) 136.1(s),127.6(s),86.4(d,J=156Hz),86.4
(s),84.6(d,J=3.1Hz),73.0(d,J=227Hz),70.6
(s) マススペクトル: CI−MS(ポジティブ)m/z 364(M+) CI−MS(ネガティブ)m/z 399(M+Cl) 上記の理化学的性質より、KS−504aおよびKS−504b
は、下記の構造式(II)で表される。
KS−504bは、KS−504aと平面構造が同一であるが、旋
光度、各種スペクトルデータが異なることから立体構造
が異なる立体異性体である。以下、KS−504aおよびKS−
504bをまとめてKS−504Aと称すこともある。
KS−504dおよびKS−504eの理化学的性質は以下の通り
である。
KS−504d 性 状:無色粉末 融 点:78.0〜79.0℃ 比旋光度:▲〔α〕24 D▼=+4.8゜(c0.32,CHCl3) 分子式:C7H4O2Cl8 溶解性: 可溶:アセトン、酢酸エチル、アセトニトリル、ベンゼ
ン、メタノール、クロロホルム、ヘキサン、水、酸性水 ピリジン、モノエタノールアミンなどの塩基性物質、ア
ルカリ性水にも溶けるが、直ちに分解する。
呈色反応:ヨウ素、硫酸の各反応に陽性、アニスアルデ
ヒド、ニンヒドリン、アニリンフタル酸、ランドンスミ
ス、塩化第二鉄の各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル:λmax=237nm(ε=2700、メタ
ノール) 赤外部吸収スペクトル:(CHCl3) 3540,3300,3050,1592,1395,1315,1278,1150,1108,1060,
960,927,888,815,682,648,605,530cm-1 NMRスペクトル:1 H−NMR:(100MHz,CDCl3,δ) 6.80(1H,s),4.91(1H,br d,J=12.0Hz),3.87(1H,br
s),3.50(1H,br d,J=12.0Hz),13 C−NMR:(100MHz,CDCl3,δ) 137.9(s),134.7(s),93.2(s),86.3(dd,J=156
Hz,3.1Hz),85.5(d,J=10Hz),85.2(s),73.1(d,J
=181Hz) マススペクトル: CI−MS(ポジティブ)m/z 383(M−H2O+H)、365(M−HCl+H) CI−MS(ネガティブ)m/z 434(M−H+Cl)、399(M−H) KS−504e 性 状:無色プリズム状結晶 融 点:89.0〜89.5℃ 比施光度:▲〔α〕21 D▼=+9.0゜(c0.34,CHCl3) 分子式:C7H3O2Cl7 溶解性: 可溶:メタノール、クロロホルム、アセトン、酢酸エチ
ル、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド アルカリ性水、ピリジンにも溶けるが直ちに分解する。
不溶:水、酸性水 呈色反応:ヨウ素、硫酸の各反応に陽性、アニスアルデ
ヒド、アニリンフタル酸、ニンヒドリン、ライドンスミ
ス、塩化第二鉄の各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル:λmax=221nm(ε=5200、メタ
ノール) 赤外部吸収スペクトル:(CHCl3) 3450,1748,1723,1695,1620,1393,1288,1260,1200,1160,
875,765,609cm-1 NMRスペクトル:1 H−NMR:(400MHz,CDCl3,δ) 10.46(1H,s),4.97(1H,br s),3.57(1H,br s)13 C−NMR:(100MHz,CDCl3,δ) 184.3(d),148.0(s),139.0(s),89.0(d),88.
9(s),86.4(s),83.9(s) マススペクトル: CI−MS(ポジティブ)m/z365(M+H) CI−MS(ネガティブ)m/z399(M+Cl) 上記の理化学的性質より、KS−504dおよびKS−504e
は、それぞれ下記の構造式(III)および(IV)で表さ
れる。
KS−504d KS−504e 次に、各種展開剤によるKS−504a,KS−504b,KS−504d
およびKS−504eの薄層クロマトグラフィーのRf値を第1
表に示す。検出は253.7nmの紫外線照射により行った。
KS−504AおよびKS−504dは、下記実験例1で示すとお
り血管拡張作用を有するので、血圧降下剤、虚血性心疾
患治療剤、末梢、脳循環改善剤などとしての用途が期待
される。
さらに、KS−504eは、下記実験例2で示すとおりヒス
タミン遊離抑制作用を有するので、抗アレルギー剤、抗
炎症剤などとしての用途が期待される。
KS−504aのマウスにおける最少致死濃度は、経口投与
で300mg/kgである。
次に、KS−504類の製造法について説明する。
KS−504類は、モリシア(Mollisia)属に属し、KS−5
04類生産能を有する微生物を培地に培養し、培養物中に
KS−504類を生成蓄積させ、該培養物から生成したKS−5
04類を採取することにより製造される。
KS−504類生産性微生物としては、モリシア(Mollisi
a)属に属し、KS−504類生産能を有するものであれば、
いずれの微生物でもよい。具体的な例として、モリシア
・ベントーサ(Mollisia ventosa)KAC−1148株(以下K
AC−1148と称する)があげられる。KAC−1148は、本発
明者により、北海道において採集された落枝上に形成さ
れた子実体の子のう胞子から単胞子分離培養されたもの
で、その菌学的性質は次の通りである。
麦芽エキス寒天培地を用いて、20℃で培養した場合、
集落の直径は4週間で3〜3.5cmに達する。集落は、淡
褐色あるいは淡灰褐色を呈する。菌糸は隔壁を有し、培
地中および培地上に伸長し、よく分岐する。テレオモル
フおよびアナモルフとも培地上においては観察できな
い。
本菌株は、5〜25℃の温度範囲で生育することがで
き、至適生育温度は15〜20℃である。生育し得るpHは、
2〜11であり至適生育pHは、5〜7である。
本菌株の分離源である子実体は、皿状の子のう盤で、
その直径は1〜2mmである。子のう盤は、灰黄色あるい
はクリーム色を呈し、その周囲は灰褐色を呈する。子の
う盤外被は円形歯組織より成り、その細胞膜は暗色に着
色する。また、その内部は纒絡菌組織より成る。子のう
盤内側においては裸出した子実層から成り、子のうが裸
出して配列し、子のうの間には無色の側糸を有する。子
のうは、円筒状棍棒形で頂部は沃度反応陽性、長さ80〜
90μmで8個の子のう胞子を含む。成熟した子のう胞子
は長楕円形あるいは円筒形であり、無色、平滑で、わず
かに湾曲するものもある。4室で長さ16.5〜22μm、幅
2〜2.5μmである。
以上の諸性質よりKAC−1148は、モリシア・ベントー
サ(Mollisia ventosa)と同定された。
本発明者は、本菌株をモリシア・ベントーサKAC−114
8と命名し、微工研条寄第1333号(寄託日:昭和62年4
月3日)として工業技術院微生物工業技術研究所に寄託
した。
微生物の培養に際しては、菌類の培養に用いられる通
常の培養方法が適用される。用いられる培地は菌の資化
しうる炭素源,窒素源,無機物などを程よく含有する培
地であれば天然培地,合成培地のいずれでも用いうる。
炭素源としてはグルコース,フラクトース,シュクロ
ース,ラクトース,スタビロース,澱粉,デキストリ
ン,マンノース,マルトース,糖蜜,マッシュポテトの
素などの炭水化物,クエン酸,リンゴ酸,酢酸,フマー
ル酸などの有機酸,メタノール,エタノールなどのアル
コール,メタン,エタン,プロパン,n−パラフィンなど
の炭化水素,グルタミン酸などのアミノ酸あるいはグリ
セロール,綿実油などが用いられる。
窒素源としては塩化アンモニウム,硫酸アンモニウ
ム,硝酸アンモニウム,リン酸アンモニウムなどのアン
モニウム塩,アスパラギン酸,グルタミン,シスチン,
アラニンなどのアミノ酸,尿素,麦芽エキス,ペプト
ン,肉エキス,酵母エキス,乾燥酵母,コーン・スチー
プ・リカー,大豆粉,綿実粕,大豆カゼイン,カザミノ
酸,ファーマメディア,ソルブル,ベジタブル,プロテ
イン,野菜・果実のジュースなどが用いられる。
無機物としてはリン酸二水素カリウム,リン酸水素二
ナトリウム,リン酸マグネシウム,硫酸マグネシウム,
硫酸第一鉄,硫酸マンガン,硫酸コバルト,硫酸亜鉛,
パントテン酸カルシウム,モリブデン酸アンモニウム,
硫酸アルミニウムカリウム,炭酸バリウム,炭酸カルシ
ウム,塩化コバルト,塩化マグネシウム,塩化カリウ
ム,塩化ナトリウムなどが用いられる。特に、塩素を含
む化合物はKS−504類の生産に必須である。
その他必要に応じて培地にビタミンなど菌体の増殖あ
るいはKS−504類の生産を促進する物質を加えることが
できる。
用いられる微生物が特定の物質を要求する場合は生育
に必要な物を加えることが必要である。
培養は振盪培養法、通気攪拌培養法などにより、15〜
25℃の温度で中性付近のpHで行う。3〜10日の培養によ
ってKS−504類の蓄積が最大に達し、培養は完了する。
培養物中に生成蓄積したKS−504類をそれぞれ単離採
取するに際しては、通常の生理活性物質を培養物から採
取する方法が適用される。
即ち、アセトン、メタノールなどの溶剤による菌体成
分の抽出、過,遠心分離などによる菌体除去、適当な
溶媒系による分配、吸着樹脂,シリカゲル,修飾シリカ
ゲル,アルミナ,セルロース,珪藻土,珪酸マグネシウ
ム,ゲル過剤などを用いるカラムクロマトグラフィー
もしくは薄層クロマトグラフィーによる活性物質の吸脱
着処理などによってKS−504a、KS−504b、KS−504dおよ
びKS−504eをそれぞれを単離することができる。
培養物からKS−504aを単離する1例は次の通りであ
る。
培養物にメタノールなどの溶剤を添加し、充分攪拌し
た後、過または遠心分離することにより菌体を除去す
る。得られた液または上清液を吸着樹脂、たとえばダ
イヤイオンHP−20(三菱化成工業社製)で処理して樹脂
に活性物質を吸着させる。次いでメタノールなどの適当
な溶剤を用いて溶離し、溶離液を減圧下で濃縮し水溶液
とする。この水溶液に、水と混和しない適当な溶剤たと
えば酢酸エチル,n−ブタノールなどを添加して活性物質
を抽出する。抽出液を減圧下で濃縮した後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーを繰りかえし行うことにより
KS−504aの粗粉末を得る。この粗粉末をヘキサンなどの
適当な溶剤に溶かし、結晶化を行うことによりKS−504a
の結晶を得ることができる。なお、上記精製工程中のKS
−504aの検出は、蛍光剤入りのシリカゲルプレートを用
いて薄層クロマトグラフィーを行った後、254nmの紫外
線を照射することにより行う。
KS−504aを単離したのと同様にして、KS−504b、KS−
504dおよびKS−504eをそれぞれ単離することができる。
また、KS−504aを酸(たとえば塩酸)の存在下、加熱
還流することによってもKS−504eを得ることができる。
反応溶媒としては、脱水した酢酸エチル、クロロホル
ム、ジクロロメタンなどを用いることができる。反応
は、通常室温から75℃の間で行われ、数時間から1日で
終了する。
生成物の単離、精製には、抽出、結晶化、クロマトグ
ラフィーなどを組み合わせることにより行うことができ
る。
KS−504AまたはKS−504dを含有する血管拡張剤、およ
びKS−504eを含有する抗アレルギー剤は、たとえば錠
剤、カプセル剤、シロップ剤、注射剤、点滴剤、坐剤な
どの通常適用される剤形に調製して経口的に、あるいは
筋肉内注射、静脈内注射、動脈内注射、点滴、坐剤によ
る直腸内投与のような非経口的投与で投与することがで
きる。それらの経口的または非経口的に投与する剤形の
製剤化には、通常知られた方法が適用され、たとえば、
各種の賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、懸濁化剤、等
張化剤、乳化剤などを含有していてもよい。
使用する製剤用担体としては、例えば、水、注射用蒸
留水、生理食塩水、グルコース、フラクトース、白糖、
マンニット、ラクトース、でん粉、コーン・スターチ、
セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸、
タルク、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、リン酸
水素カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、尿素、シ
リコーン樹脂、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステルなどがあげられる。
製剤は、KS−504A、KS−504dまたはKS−504eをそれぞ
れ0.01〜85%(重量比)含有する。
以下に実施例を示す。
実施例1 種菌としてモリシア・ベントーサ(Mollisia ventos
a)KAC−1148(FERM BP−1333)を用いる。種培地とし
て、グルコース1.0g/dl、ペプトン(極東製薬工業社
製)0.5g/dl、乾燥酵母エビオス(朝日麦酒社製)0.5g/
dl、V−8野菜ジュース(キャンベル社製)0.2dl/dl、
炭酸カルシウム0.3g/dlの組成を有する培地(pH6.0)を
用いる。該菌を上記組成の種培地40mlに植菌し、25℃で
菌が充分生育するまで振盪培養した。この種培養液40ml
を360mlの上記組成の種培地に植菌し、25℃で2日間振
盪培養した。このようにして得られた種培養液1.8を1
8の下記生産培地を含む30ジャーファーメンターに
植菌した。
生産培地:シュクロース5.0g/dl,大豆粉2.0g/dl,コーン
・スチープ・リカー1.0g/dl、塩化マグネシウム・6水
塩0.8g/dl,リン酸マグネシウム・8水塩0.05g/dl、pH6.
5 培養は25℃で7日間通気攪拌下に行った。培養終了
後、培養物に等容量のメタノールを添加し、充分攪拌
し、ついで菌体を吸引過により除去した。得られる
液40を、500mlのダイヤイオンHP−20(三菱化成工業
社製)を充填したカラムに通塔し、KS−504a、KS−504
b、KS−504d、KS−504eを吸着させた後、2.5の50%
(v/v)メタノールで洗浄し、1.5のメタノールで溶出
した。メタノール溶出画分を減圧下で濃縮した後、水を
加えて300mlとし、酢酸エチル300mlで3回抽出した。酢
酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧濃
縮すると約10gの褐色油状物が得られた。この油状物を
クロロホルムを用いて充填した1のワコーゲルC−20
0(和光純薬社製)カラムを用いて、6のクロロホル
ムで展開した。KS−504a、KS−504bおよびKS−504eは、
前半の3に、KS−504dは、後半の3に溶出された。
KS−504a、KS−504b、KS−504eを含む画分を減圧下で
濃縮後、少量のヘキサン−クロロホルム(1:1v/v)の混
合溶媒に溶解した。この溶液を同じ組成の混合溶媒を用
いて充填した500mlのワコーゲルC−300(和光純薬社
製)カラムの上端に供給し、同じ組成の混合溶媒2.5
を用いて展開した。展開液を250mlずつ分取すると画分
番号7にKS−504a、画分番号8と9にKS−504b、画分番
号10にKS−504eが主に検出された。
画分7を減圧下で濃縮すると無色油状物(451mg)が
得られた。この油状物を少量のヘキサン−クロロホルム
(1:1v/v)の混合溶媒に溶解した後、同じ組成の混合溶
媒を用いて平衡化したローバーカラム(メルク社製Si6
0、サイズB)の一端に供給し、同じ組成の混合溶媒500
mlを用いて展開した。KS−504aを含む画分を集めて減圧
濃縮した後、少量のヘキサンを加えて、4℃に放置する
ことにより結晶化を行った。結晶を別して乾燥させる
ことによりKS−504aの無色プリズム状結晶80mgを得た。
画分8と9をあわせて減圧下で濃縮すると無色油状物
(804mg)が得られた。この油状物を少量のヘキサン−
クロロホルム(1:1v/v)の混合溶媒に溶解した後、同じ
組成の混合溶媒を用いて平衡化したローバーカラム(Si
60、サイズC)の一端に供給し、同じ組成の混合溶媒1.
5を用いて展開した。KS−504bを含む画分を集めて減
圧濃縮した後、少量のクロロホルムで溶解し、適当量の
ヘキサンを加えて、4℃に放置することにより結晶化を
行った。結晶を別して乾燥させることによりKS−504b
の無色針状結晶92mgを得た。
画分10を減圧下で濃縮すると淡黄色油状物(78mg)が
得られた。この油状物を少量のクロロホルム−ヘキサン
(3:7v/v)の混合溶媒に溶解した後、同じ組成の混合溶
媒を用いて平衡化したローバーカラム(Si60、サイズ
B)の一端に供給し、同じ組成の混合溶媒500mlを用い
て展開した。KS−504eを含む画分を集めて減圧濃縮した
後、少量のクロロホルムで溶解し、適当量のヘキサンを
加えて、4℃に放置することにより結晶化を行った。結
晶を別して乾燥させることによりKS−504eの無色プリ
ズム状結晶10mgを得た。
ワコーゲルC−200カラムクロマトグラフィーののち
に得られたKS−504dを含む画分を減圧濃縮した後、少量
のメタノールに溶解した。このメタノール溶液を、あら
かじめ70%メタノール水を用いて充填した100mlのYMC−
ODS(山村化学研究所製、60〜200メッシュ)カラムの上
端に供給し、300mlの70%メタノール水によって展開し
た。展開液をすべてあつめて減圧下で濃縮した後、少量
のクロロホルムに溶解した。この溶液をあらかじめクロ
ロホルムで充填した400mlのワコーゲルC−300カラムの
上端に供給し、クロロホルム2を用いて展開した。展
開液を10gずつ分取すると、画分番号129から177の間にK
S−504dが溶出された。この画分をあつめて濃縮乾固す
ることによりKS−504dの無色粉末を510mg得た。
上記精製工程中、KS−504a、KS−504b、KS−504dおよ
びKS−504eの検出は、蛍光剤を含むシリカゲルプレート
(シリカゲル60F254、メルク社製)を用いて薄層クロマ
トグラフィーを行った後、254nmの紫外線を照射するこ
とによって行った。
実施例2 KS−504a(104mg)を1.7N塩化水素を含む酢酸エチル2
mlに溶解し、60℃で20時間反応させた。反応後、水を加
えて混和した後、酢酸エチル層を取り、クロロホルム−
ヘキサン(3:7v/v)を展開溶媒としてシリカゲルカラム
クロマトグラフィーを行い、さらに、少量のクロロホル
ムを含むヘキサンから結晶化することによりKS−504e
(48mg)を得た。
参考例1 錠 剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504a
100g、ラクトース40g、コーン・スターチ18gおよびカ
ルボキシメチルセルロースカルシウム10gを加えて、混
練した。混合物を押し出し造粒機(1.0mmスクリーン)
を用いて造粒し、60℃で乾燥させた。得られた細粒をふ
るい(16メッシュ)にかけ、ステアリン酸マグネシウム
を加えて、通常の方法で、1錠(170mg)あたり100mgの
KS−504aを含む8mmの大きさの錠剤を調製した。
参考例2 カプセル剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504a
50g、ラクトース80gおよびでん粉38gを加えて、混練
した。混合物を実施例3と同様にして造粒し、ステアリ
ン酸マグネシウムを加えて、通常の方法に従い、1カプ
セル(170mg)あたり50mgのKS−504aを含むカプセル剤
を調製した。
参考例3 ソフトカプセル剤 10gのKS−504aを100gの大豆油に溶かし、得られた溶
液を、通常の方法に従いカプセルに注入することによ
り、1カプセルあたり10mgのKS−504aを含むソフトカプ
セル剤を調製した。
参考例4 錠剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504b
100g、ラクトース40g、コーン・スターチ18gおよびカ
ルボキシメチルセルロースカルシウム10gを加えて、混
練した。混合物を押し出し造粒機(1.0mmスクリーン)
を用いて造粒し、60℃で乾燥させた。得られた細粒をふ
るい(16メッシュ)にかけ、ステアリン酸マグネシウム
を加えて、通常の方法で、1錠(170mg)あたり100mgの
KS−504bを含む8mmの大きさの錠剤を調製した。
参考例5 カプセル剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504b
50g、ラクトース80gおよびでん粉38gを加えて、混練
した。混合物を実施例6と同様にして造粒し、ステアリ
ン酸マグネシウムを加えて、通常の方法に従い、1カプ
セル(170mg)あたり50mgのKS−504bを含むカプセル剤
を調製した。
参考例6 ソフトカプセル剤 10gのKS−504bを100gの大豆油に溶かし、得られた溶
液を、通常の方法に従いカプセルに注入することによ
り、1カプセルあたり10mgのKS−504bを含むソフトカプ
セル剤を調製した。
参考例7 錠剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504d
200g、ラクトース40g、コーン・スターチ18gおよびカ
ルボキシメチルセルロースカルシウム10gを加えて、混
練した。混合物を押し出し造粒機(1.0mmスクリーン)
を用いて造粒し、60℃で乾燥させた。得られた細粒をふ
るい(16メッシュ)にかけ、ステアリン酸マグネシウム
を加えて、通常の方法で、1錠(270mg)あたり200mgの
KS−504dを含む9mmの大きさの錠剤を調製した。
参考例8 カプセル剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504d
100g、ラクトース80gおよびでん粉38gを加えて、混練
した。混合物を実施例9と同様にして造粒し、ステアリ
ン酸マグネシウムを加えて、通常の方法に従い、1カプ
セル(220mg)あたり100mgのKS−504dを含むカプセル剤
を調製した。
参考例9 ソフトカプセル剤 20gのKS−504dを100gの大豆油に溶かし、得られた溶
液を、通常の方法に従いカプセルに注入することによ
り、1カプセルあたり20mgのKS−504dを含むソフトカプ
セル剤を調製した。
参考例10 錠剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504e
100g、ラクトース40g、コーン・スターチ18gおよびカ
ルボキシメチルセルロースカルシウム10gを加えて、混
練した。混合物を押し出し造粒機(1.0mmスクリーン)
を用いて造粒し、60℃で乾燥させた。得られた細粒をふ
るい(16メッシュ)にかけ、ステアリン酸マグネシウム
を加えて、通常の方法で、1錠(170mg)あたり100mgの
KS−504eを含む8mmの大きさの錠剤を調製した。
参考例11 カプセル剤 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液に、KS−504e
50g、ラクトース80gおよびでん粉38gを加えて、混練し
た。混合物を参考例10と同様にして造粒し、ステアリン
酸マグネシウムを加えて、通常の方法に従い、1カプセ
ル(170mg)あたり50mgのKS−504eを含むカプセル剤を
調製した。
参考例12 ソフトカプセル剤 10gのKS−504eを100gの大豆油に溶かし、得られた溶
液を、通常の方法に従いカプセルに注入することによ
り、1カプセルあたり10mgのKS−504eを含むソフトカプ
セル剤を調製した。
参考例13 軟膏 KS−504e 20gを、白色ワセリンとパラフィン液に加え
て混合し、100mg/gのKS−504eを含む軟膏を調製した。
次にKS−504AおよびKS−504dの血管拡張作用を、実験
例1で説明する。
実験例1 ウサギ大動脈収縮におよぼす影響 (1) 方法 白色雑系ウサギ(雄、2〜3kg)の腹部正中線を切開
し、大動脈を腹部から約2〜2.5cmの長さで切り出し、
幅3〜4mmのラセン状条片を作成した。両端を絹糸で結
紮し、下端は固定棒、上端は張力トランスデューサー
(日本光電社製TB−612T)につなぎ、初期張力1.5gで懸
垂した。標本をマグヌス管に入れた32℃のクレブス・ハ
ンゼライト(Krebs−Henseleit)液(NaCl6.92g/,KCl
0.35g/,MgSO4・7H2O0.29g/,CaCl2・2H2O0.37g/,K
H2PO40.16g/,NaHCO32.1g/、グルコース1.0g/)中
に浸し、95%O2,5%CO2ガスを通じた。標本は1〜2時
間安定させた後実験に供した。血管収縮物質として、塩
化カリウムを終濃度20mMになるようにマグヌス管に添加
した。惹起された収縮反応は、張力トランスデューサー
を介して等尺性にポリグラフ(日本光電社製AM−6000)
に記録した。KS−504a、KS−504bおよびKS−504dをそれ
ぞれ10mg/mlとなるようにジメチルスルホキシドに溶解
し、クレブス・ハンゼライト液で適宜希釈したものを、
収縮薬適用の30分前にマグヌス管に添加した。
(2) 実験成績 第2表に示すようにKS−504a、KS−504bおよびKS−50
4dは濃度依存的にウサギ大動脈の収縮を抑制した。
次いで、KS−504eのヒスタミン遊離抑制作用を実験例
2により説明する。
実験例2 ラット腹腔浸出細胞からのヒスタミン遊離に及ぼす影
響 (1) 方法 体重150〜180gのラットを乾エーテル麻酔下に放血致
死させ、Sullivanらの方法〔ジャーナル・オブ・イムノ
ロジィ(J.Immunol.)114,1473,(1975)〕に準じて作
製した肥満細胞用培液(mast cell medium)(MCMと略
記、組成:150mM NaCl、3.7mM KCl、3mM Na2HPO4、3.5mM
KH2PO4、1mM CaCl2、5.6mMグルコース、0.1%牛血清ア
ルブミン、10U/mlヘパリン)6ml/animalを腹腔内に注入
した。腹部を2分間マッサージした後、開腹し腹腔内浸
出液を採取した。6匹より集めた浸出液を4℃、100×
gで5分間遠心分離後、沈渣に適量の氷冷MCMを加えて
3回洗浄し、最終的には肥満細胞数が約3×104cells/m
lとなるように細胞浮遊液(peritonealexudate cells,P
ECと略記)を調製した。
なお、肥満細胞の同定は0.05%トルイジンブルーで細
胞内顆粒を染色することにより行った。このようにして
得たPEC 1mlを37℃、10分間プレインキュベートした
後、種々の濃度の被検薬液0.1mlを加えて10分間インキ
ュベートし、フォスファチジル−L−セリン100μg/ml
及びコンカナバリンA1000μg/mlそれぞれ0.1mlを加えて
さらに15分間インキュベートした。氷冷した生理食塩水
3mlを加えて反応を停止後、4℃、1100×gで10分間遠
心分離して上清と沈渣を得た。上清および沈渣のヒスタ
ミン量は小松の方法〔アレルギー27,67(1978)〕に従
い蛍光法で測定した。ヒスタミン遊離率は細胞の総ヒス
タミン量に対する上清のヒスタミン量の百分率として表
した。また次式により被検薬液のヒスタミン遊離抑制率
を算出した。
(2) 実験成績 発明の効果 本発明によれば、血管拡張作用を有する新規物質KS−
504A、KS−504dおよびヒスタミン遊離抑制作用を有する
新規物質KS−504eを得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/11 ABE A61K 31/11 ABE ABN ABN ABU ABU AEM AEM 31/335 ABR 31/335 ABR C12P 7/02 C12P 7/02 7/24 7/24 17/02 17/02 (C12P 7/02 C12R 1:645) (C12P 7/24 C12R 1:645) (C12P 17/02 C12R 1:645) (72)発明者 平山 令明 神奈川県座間市立野台638―2 (72)発明者 加瀬 廣 東京都小金井市前原町3―35―18 (72)発明者 後藤 譲治 東京都町田市成瀬2―13―3 ポプラヶ 丘コープ3―404 (72)発明者 清水 悦代 東京都町田市旭町2―3―15 審査官 斎藤 真由美

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の構造式(I)で表される新規物質KS
    −504類。 式中、R1、R2が一体となって を示し、かつR3は−OH、R4は−CHCl2を示すか、もしく
    はR3、R4は2位炭素原子と一体となって を示し、またはR1、R3が結合して1〜2位間が二重結合
    を示し、かつR2は−CCl3、R4は−CHOを示す。
  2. 【請求項2】下記の構造式(II)で表される請求項1記
    載の新規物質KS−504A。
  3. 【請求項3】下記の構造式(III)で表される請求項1
    記載の新規物質KS−504d。
  4. 【請求項4】下記の構造式(IV)で表される請求項1記
    載の新規物質KS−504e。
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