JP2578486B2 - 新規物質ks―502 - Google Patents

新規物質ks―502

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JP2578486B2 JP22405188A JP22405188A JP2578486B2 JP 2578486 B2 JP2578486 B2 JP 2578486B2 JP 22405188 A JP22405188 A JP 22405188A JP 22405188 A JP22405188 A JP 22405188A JP 2578486 B2 JP2578486 B2 JP 2578486B2
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勲 川本
勝彦 安藤
浩 佐野
亨 安澤
廣 加瀬
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスポロスリックス(Sporothrix)属に属する
微生物が生産する血小板のセロトニン放出抑制作用及び
抗健忘作用を有する新規物質KS−502に関する。
従来の技術 微生物が生産する血小板のセロトニン放出抑制作用あ
るいは凝集抑制作用を有する物質として、下記のような
物質が報告されている。
・ピロシン類(pyrrothines) ケミカル・アンド・ファーマスーティカル・ブリティン
(Chem.Pharm.Bull.)28,3057−3162(1980) チオルチン(thiolutin):R=CH3 オーレオスリシン(aureothricin):R=CH2CH3 イソブチロピロシン(isobutyropyrrothine):R=CH(C
H3 ・WF−5239 ジャーナル・オブ・アンチビオティクス(J.Antibio
t.)37,469−474(1984) ・WF−30581 ジャーナル・オブ・アンチビオティクス(J.Antibio
t.)37,1153−1160(1984) WF−30581A:R=CH2CH2CH3 WF−30581B:R=CH2CH2CH2CH3 ・KS−290 II i−2 特開昭61−195689号公報 ・スタウロスポリン(staurosporine) アグリカルチュラル・アンド・バイオロジカル ・ケミストリィ(Agric.Biol.Chem.)50,2723−2727(1
986) また、微生物が生産する抗健忘作用を有する物質は、
まだ知られていない。
発明が解決しようとする課題 血小板のセロトニン放出抑制作用、凝集抑制作用ある
いは、抗健忘作用を有する物質は、常に求められてい
る。
課題を解決するための手段 医薬品またはその中間体となりうる有用な新規生理活
性物質を提供するという目的のもとに、天然界より入手
した数多くの微生物の生産性について研究を行った結
果、新たに分離した微生物が血小板のセロトニン放出抑
制作用および抗健忘作用を示す生理活性物質を生産する
という事実を見い出した。該生理活性物質を単離、精製
し、その理化学的性質を調べたところ新規物質であるこ
とが判明した。以下、該物質をKS−502と称する。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明は、下記の理化学的性質を有する新規物質KS−
502を提供する。
性状:白色粉末 融点:119〜120℃ 比旋光度:▲〔α〕23 D▼−45゜(c0.3,メタノール) 溶解性: 易溶:メタノール、n−ブタノール、アセトン、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、ピ
リジン、モノエタノールアミン、酢酸、アルカリ性水 可溶:クロロホルム、酢酸エチル、アセトニトリル 不溶:ヘキサン、四塩化炭素、ベンゼン、中性水、酸性
水 呈色反応:ヨウ素、アニスアルデヒド、塩化第二鉄の各
反応に陽性、アニリンフタル酸、ニンヒドリン、ライド
ンスミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル: メタノール溶液:λmax(ε) 210nm(56,000),245nm(12,000),290nm(6500) 酢酸メタノール溶液:λmax(ε) 252nm(14,100),282nm(6600,sh),300nm(5400,sh) アルカリ性メタノール溶液:λmax(ε) 234nm(18,900,sh),298nm(24,800) 赤外部吸収スペクトル:KBr 3450,2972,2940,2872,1724,1595,1463,1432,1375,1343,
1245,1161,1135,1062cm-1 マススペクトル:SIMS,ネガティブ m/z:647(M−1)-1,392,251 NMRスペクトル:1 H−NMR(400MHz,CD3OD,δ):6.60(1H,d,J=2.3Hz),
6.58(1H,d,J=2.1Hz),6.51(1H,d,J=2.3Hz),6.38
(1H,d,J=2.1Hz),5.54(1H,d,J=1.8Hz),4.27(1H,d
d),ca.4.1(2H),3.76(1H,br t,J=5.9Hz),3.65&3.
61(2H,ABin ABX,JAB=11.0,JAX=5.6,JBX=7.0Hz),3.
09(2H,br,dd),2.65(2H,br,dd),ca.1.6(4H,m),1.2
〜1.4(16H),0.88(3H,t,J=6.6),0.87(3H,t,J=6.
7)13 C−NMR(100MNz,CD3OD,δ):176.6,168.2,164.3,161.
2,157.3,154.6,149.6,144.8,116.0,115.7,115.6,111.1,
108.6,108.4,102.0,85.5,83.5,78.6,72.2,64.4,36.5,3
4.9,33.2,33.1,33.0,32.6,31.0,30.7,30.5,30.3,23.74,
23.70,14.46,14.43 以上の理化学的性質からKS−502は下記の式で表わさ
れる新規物質であることが判明した。
次に、各種展開剤によるKS−502の薄層クロマトグラ
フィーのRf値を第1表に示す。検出は、253.7nmの紫外
線照射により行った。
薄層:シリカゲル60F254プレート(メルク社5628) 展開:室温、上昇法、15〜30分 KS−502は血小板セロトニン放出抑制作用および抗決
健忘作用を有する。
次に、KS−502の製造法について説明する。
KS−502は、スポロスリックス(Sporothrix)属に属
し、KS−502生産能を有する微生物を培地に培養し、培
養物中、主に菌体にKS−502を生成蓄積させ、該培養物
からKS−502を採取することにより製造される。
KS−502生産性微生物としてはスポロスリックス(Spo
rothrix)属に属し、KS−502生産能を有するものであれ
ばいずれの微生物でもよい。具体的に好適な一例とし
て、神奈川県足柄上郡山北町において採集された落葉よ
り、本発明者により分離されたスポロスリックス・スピ
ーシーズ(Sporothrix sp.)KAC−1985株(以下TAC−19
85と称す)があげられる。
KAC−1985の菌学的性質は次の通りである。
(1)各培地における生育状態 麦芽エキス寒天培地上およびバレイショ・ブドウ糖寒
天培地上とも、下記に示したような生育状態を示す。
生育は比較的遅く、20℃、30日間の培養で集落の直径
は29〜33mmに達する。集落は、ドーム状を呈し、集落表
面および裏面とも白色あるいはクリーム色を呈す。
菌糸は隔壁を有し、培地中および培地上を伸長する。
菌糸は、直径1〜6μmで無色、平滑で良く分岐し、時
折菌糸融合が見られる。分生子柄は、無色、平滑で長さ
4.5〜20μm、幅1.5〜2.5μmで、隔壁を有する場合も
ある。分生子柄先端部において分生子をシンポジアルに
形成し、その後分生子柄を伸長させる場合も見られる。
分生子は、単細胞で無色、平滑、長楕円形を呈し、長さ
4〜7μmで稀に10μmに至り、幅1〜2μmである。
なお、本菌株の完全世代は見られない。
(2)生理的性質 成育温度:5〜25℃ 至適成育温度:15〜25℃ 成育pH:3〜11 至適成育pH:4〜9 以上の菌学的性質から、KAC−1985の分類学上の位置
をザ・ジュネラ・オブ・ファンジャイ・スポルレイティ
ング・イン・ピュア・カルチャー第2版(The Genera o
f Fungi Sporulating in Pure Culture,2nd ed Cramer,
Vaduz,J.A.von Arx,1974年)に従って検索した。その結
果本菌株は、スポロスリックス・スピーシーズ(Sporot
hrix sp.)に属することが認められた。本発明者は、本
菌株をスポロスリックス・スピーシーズKAC−1985と命
名し、微工研条寄第1278号(寄託日:昭和62年2月4
日)として、工業技術院微生物工業技術研究所に寄託さ
れている。
微生物の培養に際しては菌類の培養に用いられる通常
の培養方法が適用される。用いられる培地は菌の資化し
うる炭素源、窒素源、無機物などを程よく含有する培地
であれば天然培地、合成培地いずれでも用いうる。
炭素源としてはグルコース、フラクトース、スタビロ
ース、サッカロース、ラクトース、澱粉、デキストリ
ン、マンノース、マルトース、糖蜜、マッシュポテトの
素などの炭水化物、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、フマー
ル酸などの有機酸、グルタミン酸などのアミノ酸あるい
はグリセロール、綿実油などが用いられる。
窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウムなどのアン
モニウム塩、アスパラギン酸、グルタミン、シスチン、
アラニンなどのアミノ酸、尿素、麦芽エキス、ペプト
ン、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・スチー
プ・リカー、大豆粉、綿実粕、大豆カゼイン、カザミノ
酸、ファーマメディア、ソルブル・ベンジタブル・プロ
ティン、野菜、果実のジュースなどが用いられる。
無機物としてはリン酸二水素カリウム、リン酸水素二
ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マン
ガン、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、パントテン酸カルシウ
ム、モリブデン酸アンモニウム、硫酸アルミニウムカリ
ウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、塩化コバルト、
塩化ナトリウム、リン酸マグネシウムなどが用いられ
る。
その他必要に応じて培地にビタミン、サイアミンなど
菌体の増殖あるいはKS−502の生産を促進する物質を加
えることができる。
用いられる微生物が成育に特定の物質を要求する場合
は成育に必要な物を加えることが必要である。
培養は振盪培養法、通気攪拌培養法などにより15〜25
℃の温度で中性付近のpHで行われる。3〜15日の培養に
よってKS−502の蓄積が最大に達し、培養は完了する。
蓄積したKS−502を菌体から単離採取するに際して
は、通常の生理活性物質を菌体から採取する方法が適用
される。
即ち、過、遠心分離などによる菌体の取得、メタノ
ール、アセトンなどの有機溶剤による菌体からの抽出、
水または二種類以上の有機溶剤による分配、吸着樹脂、
シカゲル、シラナイズドシリカゲル、アルミニウム、セ
ルロース、珪藻土、珪酸マグネシウム、ゲル過剤など
を用いるカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマ
トグラフィーによる活性物質の吸脱着処理などによって
KS−502を単離することができる。
菌体からKS−502を単離する1例は次の通りである。
培養液を過もしくは遠心分離することによって菌体
を取得する。得られた菌体にメタノールなどの有機溶剤
を添加し、充分攪拌した後、再度過もしくは遠心分離
によって菌体と液もしくは上清液とを分離する。得ら
れた液もしくは上清液から溶剤を減圧下で蒸発させて
濃縮し、水溶液とする。ついで、この水溶液から酢酸エ
チルなどの水と混和しない適当な溶剤を用いて抽出す
る。抽出液を減圧濃縮した後、クロロホルム−メタノー
ルの混和溶媒を展開溶媒としてシリカゲルクロマトグラ
フィーを行う。メタノールの含量を段階的にふやすこと
によりKS−502を溶出する。KS−502を含む画分を集めて
減圧下で濃縮し、セファデックスLH−20(ファルマシア
社製)のカラムクロマトラフィーを行う。KS−502を含
む画分を集めて減圧下で濃縮乾固することによりKS−50
2の白色粉末を得る。
上記精製工程中のKS−502の検出はシリカゲル薄層ク
ロマトグラフィー、ついでヨウ素反応または253.7mmの
紫外線照射により行った。
以下に実施例を示す。
実施例 種菌としてスポロスリックス・スピーシーズ(Sporot
hrix sp.)KAC−1985を用いる。該菌株をグルコース1.0
g/dl、ペプトン(極東製薬工業株式会社製)0.5g/dl、
乾燥酵母エビオス(朝日麦酒社製)0.5g/dl、V−8野
菜ジュース(キャンベル社製)0.2dl/dl、炭酸カルシウ
ム0.3g/dl、pH6.0の組成の種培地40mlに植菌した。つい
で25℃で菌が充分生育するまで振盪培養した。この種培
養液10mlを下記の組成の発酵培地100mlに植菌した。
発酵培地;グルコース1.0g/dl、ペプトン0.5g/dl、乾
燥酵母エビオス0.5g/dl、V−8野菜ジュース0.2dl/d
l、リンゴジュース(明治屋社製)0.2dl/dl、炭酸カル
シウム0.5g/dl、pH6.0 培養は25℃で12日間振盪下に行った。培養終了後、培
養液1.3を遠心分離(日立製作所社製RPR−9−2型ロ
ーター、7000rpm)した。ついで、菌体に1.3のメタノ
ールを添加し、充分攪拌した。その後、過によって菌
体を除去した。得られたメタノール抽出液から減圧下で
メタノールを留去し水溶液(約100ml)にした。これを2
N塩酸でpH2に調整した後、100mlずつの酢酸エチルで3
回抽出した。酢酸エチル抽出液を減圧下で濃縮した後、
少量のクロロホルムに溶解した。これをクロロホルムを
用いて充填した250mlのシリカゲルC−200(和光純薬社
製)カラムを用いて500mlずつのクロロホルム、5%メ
タノール/クロロホルム(V/V)、10%メタノール/ク
ロロホルム(V/V)さらに20%メタノール/クロロホル
ム(V/V)を展開溶媒として順次溶出を行った。溶出画
分を18gずつ分取すると、フラクション番号160から201
にKS−502が溶出してくる。この画分を集め減圧下で濃
縮した後、少量のメタノールに溶解した。これをメタノ
ールを用いて充填した100mlのセァデックスLH−20(フ
ァルマシア社製)カラムを用いて、メタノールを展開溶
媒として溶出を行った。溶出画分を4.4mlずつ分取する
とフラクション番号19から28にKS−502が溶出してく
る。この画分を集め減圧下で濃縮乾固することにより、
92mgのKS−502の白色粉末を得た。なお、上記精製工程
中のKS−502の検出はシリカゲル薄層クロマトグラフィ
ー、ついでヨウ素反応または253.7nm紫外線照射法によ
り行った。
次に、KS−502の血小板セロトニン放出抑制作用およ
び抗健忘作用を実験例により説明する。
実験例1. 血小板からのセロトニン放出に及ぼす影響 (1)方法 白色家兎血液9.25volを頚動脈より、77mM エチレン
ジアミン四酢酸(以下EDTAと略記する)0.75vol中に採
取し、200×g、15分遠心して、多血小板血漿(PRP)を
得た。
このPRPを〔14C〕−セロトニン(2μCi/100mlPRP)
と37℃、1時間インキュベートして、〔14C〕−セロト
ニンを取り込ませた。その後、650×gで15分遠心して
血小板沈査を得た。この血小板沈査をトリス緩衝生理食
塩水(pH7.4、1mM EDTAを含む)で洗浄後、最後に、Ca
++−free Tyrode液109cells/mlになるように浮遊させ
た。
このようにして調製した〔14C〕−セロトニン放射化
血小板浮遊液0.475mlに被検薬物溶液5μを入れて37
℃で3分インキュベート後、刺激薬トロンビン(終濃度
0.25U/ml)または、A23187(終濃度2μM)+CaCl
2(0.5mM)を加え、さに3分インキュベートした。ただ
ちに、反応液0.3mlを取り、氷冷した0.1Mホロムアルデ
ヒド−5mM EDTA液30μ中に入れ、反応を停止した。3,
000rpmで10分間、0℃で遠心後、上清250μを取って
液体シンチレーションカウンターで放射活性を測定し
た。
(2)実験成績 第2表に示すようにKS−502は濃度依存的に血小板の
セロトニン放出を抑制した。
実験例2. スコポラミン健忘に対する作用 (1)方法 実験装置としては明暗箱装置を用いた。すなわち4Wの
白色蛍光灯で照明された15×9×11cmの明室と15×14×
18cmの暗室からなり、2つ部屋は3×3cmのギロチンド
アで仕切られている。各部屋の床はステンレススチール
製グリッド床になっており、暗室の床からは弱い電流が
通電できるようになっている。
まず、生理食塩水に溶解していた被検薬(10ml/0.1m
l)を体重24〜28gの雄性dd系マウスの腹腔内に投与し、
さらにその直後にスコポラミン0.5mg/kgを腹腔内に注入
することにより健忘処理を行った。健忘処理の30分後に
以下の方法により獲得試行を行った。
すなわち、マウスを明室にいれ、10秒後にギロチンド
アを開放し、マウスの四肢が完全に暗室に入った直後に
床グリッドに通電してfoot shock(0.18mA、2秒間)を
与えて直ちに取り出した。なお明室から暗室にはいるま
でに60秒以上を要したマウスはこの試験から除外した。
獲得試行の24時間後に試験試行を行った。すなわち、
マウスを再び明室にいれ、10秒後のドア開放からマウス
が完全に暗室に入るまでの潜時(latency)を測定し
た。最大測定時間は600秒とし、600秒以上の回避を示し
たマウスの潜時は600秒とした。なお、1群の動物数は3
0匹以上とした。
第3表に示すようにスコポラミンによる健忘に対して
KS−502は0.156〜10mg/kgの広範囲にわたって有為な抗
健忘作用を示した。
発明の効果 本発明は、血小板のセロトニン放出抑制作用および抗
健忘作用を有する新規物質KS−502を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645) (72)発明者 加瀬 廣 東京都小金井市前原町3―35―18 審査官 谷口 博

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 で表わされる新規物質KS−502。
JP22405188A 1988-09-07 1988-09-07 新規物質ks―502 Expired - Lifetime JP2578486B2 (ja)

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